2018-04-02 20:42

科挙を守りたい モリカケ

 公務員法違反の組織的天下り斡旋を行い、暴力団の運営する出会い系バーの常連だった前川喜平氏ですが、しかし彼をヒーロー、聖者と称える人々が沢山出てきました。

 一昨年この天下り斡旋の件で、文科省事務次官職を追われた頃に、今の彼を想像した人がいたでしょうか?

 何しろこのころ彼に石をぶつけていた人々自らが、口を揃えて英雄、聖人と絶賛し、彼を批判する者たちと戦っているのですから。

 例えば朝日新聞も前川喜平氏が文科事務次官を退職させられた時には、随分厳しい事を書いていたはずですが、しかしそれが今では前川喜平氏の主張を全面的にバックアップしているのです。

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権力に対し行政脆弱に」前川氏、森友問題の集会で講演

永井啓吾

2018年3月31日21時36分






 
 学校法人森友学園大阪市)への国有地売却や財務省の公文書改ざん問題を追及する集会が31日、大阪府豊中市内で開かれ、約1400人が参加した。前文部科学事務次官の前川喜平氏は「一極集中している権力に対し、行政機関が脆弱(ぜいじゃく)になっている」と指摘した。

 市民団体「森友学園問題を考える会」が主催。前川氏は元官僚の視点から「国有地の払い下げ問題は、外部からの政治的な力があったと考えざるを得ない。森友問題も加計問題も国政の私物化だ」と批判した。

 前川氏は、名古屋市立中学校での自身の講演を自民党の国会議員が文科省に照会し、同省が調査していた問題についても言及。「役人が自らの判断でするはずがなく、強力な圧力がかかった。自民党の文科部会長の機嫌を損ねてはいけないという事情には同情する」と述べた。

 元文科官僚の寺脇研氏は「霞が関はどの省も官邸に押さえつけられている。文科省防衛省財務省で問題が明るみに出たが、それだけではないだろう」と話した。(永井啓吾)

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 しかし一読してホントに驚きます。

 前川喜平氏は要するに「官僚は官邸の言う事を聞くな。 官僚の意志で行政を行え。」と言っているのです。 そしてそれを朝日新聞が全面的に肯定しているのです。

 官僚が首相の意志を無視して、自分達の意志で行政を行う。

 こ、これって民主主義ですか?

 これ民主主義じゃなくて、官僚制、官僚支配って言うんじゃないですか?

 朝日新聞の大好きな日本国憲法によると、日本では行政権は内閣にあります。 官僚はこの内閣、つまり各大臣達の命令に従って仕事をするのです。

 大臣は結構コロコロ変わり、大臣が変われば行政の方針も変わるのですが、しかし官僚は現行の大臣の命令に従って仕事をすることになているのです。

 だって大臣を任命する総理大臣は、国民の選挙を経て選ばれるのですが、しかし官僚は選挙で選ばれるわけではないのです。

 官僚は選挙には一切関係のない公務員試験を受けて採用されたら、前川喜平氏のような不祥事でも起こさない限り、定年まで職を保証されるのです。

 そういう人達の意志で行政が行われるようになってしまっては、行政に国民の意志が入る余地がないのです。

 これでは民主制の意味がありません。

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 だからワタシの記憶では、リベラリスト・革新派と言われる人々は、戦後一貫して官僚制の打破を標榜してきました。 ワタシが可憐な美少女として初めて新聞を読み始めた頃から、朝日新聞の記事には「官僚制の打破」と言う言葉が躍っていました。

 そのころのワタシはこの言葉の意味が今一良くわからなかったのですが、しかしとにかくやたらに出てくるので、何か余程悪いことだろうと思い続けていたのです。

 でも段々と意味がわかるようになりました。

 なるほどいくら憲法で民主主義を規定し、選挙で選ばれた内閣ができても、現実には大臣がすぐに自分の所管する省庁の実務を把握するのは難しいのです。

 一方官僚達は大学を出てからずうっと同じ官庁で働いているのです。 そして毎日実務をしているのです。

 だから実務にたけた官僚が、大臣の目を胡麻化して好き放題やるのは簡単なのです。 こうなると大臣は純然たるお飾りで、何の意味もありません。

 それでも立派な仕事をするだけなら良いのですが、しかし大臣のコントロールが効かないのだから組織的天下りなどの不正だってやりたい放題になるわけです。

 これは問題ですよね?

 この間に月日は流れ、今やワタシも初老となったのですが、しかしその間、朝日新聞はずうっと官僚制打破を叫び続けていたのです。 

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 だからその朝日新聞が絶賛した民主党政権が、標榜したのが政治主導でした。 

 民主党政権はそのために事務次官会議を潰すとか、無茶苦茶やりました。 自分達に実務能力があればそれも良かったのですが、しかしそもそも実務能力ゼロの連中が、実務のできる官僚の邪魔をしただけですから、ホントに政治がマトモに動かなくなってしまいました。

 でも、朝日新聞始め自称リベラリスト達は、そんなことをお構いなしに、とにかくこの政治主導を絶賛していましたよね?

 だってこれはつまり官僚制の打破そのものですから。 民主党政権が無能で、しかも官僚の仕事を邪魔ばかりしたので、行政が無茶苦茶になりました。 東日本大震災の災害対応も遅れに遅れました。

 でもとにかく官僚の邪魔をしたので絶賛したのです。

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 こうした朝日新聞と自称リベラリスト達の歴史を思い出すと、この前川喜平氏絶賛はもう驚くしかないのです。

 これはつまり完全な官僚制の肯定、民主制の否定ではありませんか?

 それも典型的な腐敗官僚の尻馬に乗って、官僚制を肯定し、民主制を否定する?

 反安倍の為なら、戦後70年掲げてきた官僚制打破の旗を降ろし、代わりに官僚制を全面肯定しようというのでしょうか?

 因みにこの官僚制の全面肯定は、朝日新聞だけではありません。 実は先日魔女裁判の話で紹介した東大教授だって、またその支持者だって同じです。

 つまり反安倍派の人々は、官僚が公文書改竄などの不祥事を起こせば、内閣は総辞職するべきと言うのです。 

 これは一見強烈な反権力の主張に思えます。

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 しかしこれだと官僚が共謀して意図的に不祥事を起こせば、簡単に内閣を総辞職に追い込む事ができます。 こうなると官僚が内閣の生殺与奪権を握るのですから、内閣は天下りの規制など官僚の嫌がる事は絶対にできなくなるのです。

 つまりこれは民主的に選ばれた内閣を、官僚のコントロール下に置こうと言う話で、反権力どころか官僚の権力に、主権者である国民が屈服させられる事になるのです。

 そしてこうなると、これで安倍政権が倒れて、彼等リベラリストの支持する政権ができても、本当の支配者は官僚と言う事になります。

 ねえ、東大の大先生? 先生はホントにそれで良いんですか? 

 それとも安倍憎しの余りアタマおかしくなったのですか?

 それとも先生は実はそれほどアタマが良くはなくて、先のことなんか全然考えていないのですか?

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 しかし東大の先生も朝日新聞も、チョモランマみたいな高偏差値の人達だから、アタマがおかしくなるとか、ましてアタマが悪いとかいう事はあり得ないと思います。

 それどころか先生達の素晴らしく良いアタマで考えると、実は官僚制を守りたいのだと思うのです。

 だって今の日本の官僚制はこの先生の仲間達には絶対に有利なのですから。

 今の官僚制は東大を出て高級官僚になった人達が、国民から選ばれた政治家を抑え込んで好き放題できる、美味しいところを食べつくせる制度です。

 そうなると東大の権威も絶大になります。

 これを東大の先生が否定したいわけはないでしょう?

 彼等が今まで官僚制打破と言い続けたのは、言ったところで打破できるわけはないと高をくくってのことだったのではありませんか?

 ところが安倍政権が長期化すると様子が変わってきたのです。

 だから一転して官僚制を擁護に回りだしたのではありませんか?

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 前日、この官僚制を考えさせれるツィートを拾いました。

 高度な専門知識を持つ公文書館の職員の多くは非常勤職である。事務方は正職員。いくら高度な専門知識を持つ非常勤職員が誤りを上司に説いても、無知な上司は規程に従って史料を処分するだけ。構造的な欠陥と言わざるを得ない。無知だったではすまされない大問題。

 なるほど日本の官庁ってみんなこんな事になっているんですね。

 本来の業務に必要な専門知識を持つ人ではなく、官僚として採用された人々が、権力を握っている。 そしてその官僚的センスだけで行政が進んでいく。

 そういえば日本が長期のデフレで苦しんだのは、財務省と日銀がひたすら緊縮財政と金融引き締めを続けたからです。

 彼等が何でそんなことをしたのか?

 世界の金融財政政策の常識を無視して、世界の経済学の常識を無視して、何でもそんな金融財政政策をとってきたのか?

 だって財務省で権力を握っているのは、東大法学部を出た人々で、経済学なんか知らないのです。 だから経済学の常識も、世界の金融財政策の常識も知ったことではありません。

 だから彼等の都合と知識だけで、金融財政策を続けたのです。

 つまり法律的に辻褄が合い、公務員の家庭の家計簿レベルの金銭感覚で、国家の財政金融政策を仕切ってきたわけです。

 しかし財務省の権力から、日本の経済学ではこれが権威となったのです。

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 これってもう科挙ですね。

 中国は隋代以降、延々とこの科挙を続けました。 

 科挙で出題されるのは儒教と、詩文です。 

 儒教に高度な知識を持ち、美しい詩文を書く能力のある人が合格して官僚になり、絶大な権力を握りました。 

 学力試験での官僚採用と言う一見大変合理的な制度です。

 だから科挙の制度を知ったヴォルテールは「東方の理想国では、知識があればあるほど金持ちになれる」と羨みました。

 しかしこれで専門職は勿論、国防を担う軍事達までもが、官僚の下で蔑ろされて、中国の発展は停滞してしまうのです。

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 ワタシは日本の官僚制も今や完全に科挙化しているではないかと思うのです。

 そしてこれが現実にバブル後の日本の経済の停滞を招いてしまいました。

 だから安倍政権は徐々にこれを改革しつつあるのです。 でもだからこそ科挙の秀才達がこぞって反安倍を叫んでいるのではありませんか?

  1. 安倍
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2018-03-31 22:23

魔女裁判とは モリカケに寄せて

 魔女狩りと言うと中世のイメージがありますが、しかし魔女狩りが盛んになったのは、実はルネサンス以降です。

 そもそも魔女とは何だったのか?

 カルロ・ギンズブルグは魔女裁判に提出された魔女の供述調書を読み解きました。 そしてそれを著書「闇の歴史 サバトの解読」の中で解説しています。

 それによると魔女の供述の多くには共通点がありました。 例えば魔女になるのは、袋子、つまり生まれた時に胎盤をかぶっていた人です。 
 また箒に乗って飛び、サバトと言われる魔女の集会に出るなどと言う話です。

 そしてこのような魔女の話は、実は現在もシベリア原住民の中に残るシャーマニズムと共通するというのです。 シベリア原住民のシャーマンに選ばれるのも、袋子であり、その他の呪術もまた魔女の供述と一致するところが多いというのです。

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 そこでギンズブルグは考えるのです。

 中世にはヨーロッパは完全にキリスト教化されていた事になっていますが、しかし実はキリスト教以前の土着宗教がまだ民衆の間には残っていたのだと。
 
 このような土着宗教は、フランスやドイツは勿論、中世の最先端地域であるイタリアにも残っていたというのです。

 これは現在の日本でも、仏教や神道とは別に祈祷師と言われる人達が結構沢山いる事を思えば全然不思議ではありません。

 唯一絶対の神以外の存在を認めないキリスト教世界でも、実は中世まではこうした祈祷師の存在も放置しており、民衆はキリスト教と共になにくれとなくこうした祈祷師に頼っていたのです。

 しかし近世になり人々は、そうした非キリスト教的なもの、原始社会に残滓を排除し純化し始めたのです。

 これが魔女狩りでした。

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 このギンズブルグの「闇の歴史 サバトの解読」は1992年に出版された本で、そのころ結構話題になり、NHKが特集番組で彼にインタビューしました。

 この時ギンズブルグは奇妙なことを言いました。

 私はこの供述調書を読みながら、魔女裁判の裁判官の側に共感を覚えた。 魔女裁判の残虐性を感じながら、一方で自分は知識人として魔女裁判官の側の人間だと思えた。

 と言うのです。

 カルロ・ギンズブルグは実はキリスト教徒ではありません。 彼はユダヤ人です。 勿論、魔女狩りの非人道性は十二分に理解しています。

 それがなぜ魔女裁判官に共感するのか?

 それは彼等が知識階級であり、近世を開こうとした人間たちでもあったからです。 実際、魔女裁判官は皆大変なインテリなのです。 

 ローマ帝国崩壊後、ヨーロッパの知識階級はキリスト教の聖職者が独占してきたのですが、魔女裁判官、それに異端審問官はこうした聖職者の中でもずば抜けた知的エリート層なのです。

 そしてギンズブルグもまたイタリアを代表する大碩学であり、知識人の中の知識人です。

 それでギンズブルグは理念や宗教を超えて、知識人として原始の宗教に生きる人々と対峙した魔女裁判官に共感を覚えたというのです。
 
 大碩学であるギンズブルグは「自分は魔女裁判官側の人間だと思えた」のです。

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 これは知識とか知性とかを考える上で大変示唆に富む話です。 

 思うに知識を得る、学問を学ぶというのは、つまりは特定の理念や観念を脳内にインプットすることです。 
 そして知識人とはそのようにインプットされた観念で物事を考える人々なのです。

 一神教としてのキリスト教の観念を大量にインプットされた魔女裁判官からすれば、得体の知れない原始宗教に生きる人間達は、絶対に許せない存在だったのです。

 だからありとあらゆる拷問を加えた上で、こうした供述を引き出し、彼等を火炙りにしたのです。
 そういう観念の中で生きている人々の目には、魔女とされた人々の苦悩と言う現実は意味がなかったのです。

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 知識のない人間なら、現実しか見る事ができませんから、こうした観念に生きる人間は理解できません。

 また観念をインプットされた人でも、現実は現実としてみて、観念と現実との整合性を常に考える人もいます。

 しかし観念を大量にインプットされいるだけで、現実を見る能力のない人々は、観念に生きて現実を理解できません。
 そうなると魔女裁判をやらかしてしまうのです。

 魔女裁判官に共感を覚えると言ったギンズブルグの言葉、イタリアを代表する大碩学として観念に生きる事の恐ろしさを警告する言葉でもあるのです。

 そして魔女狩りとは、観念の中のキリスト教が、無辜の人々の大量虐殺と言う凡そ非キリスト教的な行為に至った話ではありますが、これが中世ではなく、ルネサンス以降に盛んになったのは、正にルネサンス以降人々が知性や知識に目覚めたからなのです。

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 ルネサンス以降、人々の知的水準は上がり、現実よりも観念に生きる人々が増えていったのです。 

 だから魔女狩り共に異端審問も増えていき、さらには宗教戦争へ突入することになるのです。

 ワタシは今のイスラム世界がこの状況に入りつつあるのではないかと非常に危惧しています。

 しかし観念に生きる人々、そして魔女裁判をやる人々は日本にもいるのです。
 
 先日森友学園騒動についてエントリーをしたら、東大名誉教授の演説を紹介するコメントをくださった方がいます。

 長文ですが、せっかく文字お越ししてくださったので、全部コピペします。

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財務省は14件にも上る決済文章の改竄を行いました。これは何を意味しているのか。安倍政権は今や憲法を語る資格も無い。政権に留まることがひと時も許されない、そういう政権に成り果てたということです。

それは何故か。日本国憲法の66条は「行政権は内閣に属する」と規定しています。67条は「内閣は行政権を行使するについて連帯して国会に責任を負う」と規定しています。69条は「内閣の存続は国会の信任にかかる」と規定しています。つまり内閣は国会に対して誠実に間違いの無い正確な情報を全部提供し、国会の審議に寄与し、国会は国民の権利と福祉を守るために行政の活動を監督チェックし、もし問題があれば、内閣は国会に対して、国会の背後にいる国民の全体に対して連帯して責任を負う。これが憲法が定めた議会制民主主義、議員内閣制の原理です。

この憲法の下で何が起こったか。財務省は14件もの決済文章を改竄し、安倍政権はこれを正しい文章として国会に提出をしました。朝日新聞がスッパ抜くまで、国会は内閣に騙され続けていた訳です。国会どころではありません。国民も同じように騙され続けていました。昨年の衆議院選挙の時に安倍首相は国難突破解散、国民を守り抜く、大仰なスローガンを掲げて森友加計隠しをしました。本当だったんです。国民は騙されたまま衆議院選挙で投票したんです。これは日本の議会制民主主義の根本を揺るがす重大な事態です。

さらに問題なのは、私が特に問題だと思うのは事が発覚した今、安倍政権は何をやろうとしているか。一介の行政官に過ぎない佐川前国税庁長官に全ての責任を押し付けようとしています。皆さん、行政官、霞ヶ関のお役人というのは行政権を執行する内閣の選任と監督の下で内閣の指揮命令に従って行務をするに過ぎません。一行政官である佐川前国税庁長官は内閣の一員では全然ありません。内閣の使用人に過ぎません。

憲法が規定しているのは内閣は国会とその背後にある国民に連帯して責任を負うということを憲法は要求しています。佐川さんが憲法が要求している責任を国会や国民に対してどう背負うことが出来るんですか。1年間に渡って国会と国民を騙し続けた内閣の償いは麻生財務大臣の首を取るということでは全く済みません。内閣が連帯して責任を負う、つまり内閣総辞職以外にはこれを償う道はありません。


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 もしこの改竄が安倍総理の指示で行われたのなら、勿論安倍政権は総辞職するべきです。

 しかし佐川元近畿財務局長の証言を聞く限り、安倍総理もまた官邸の指示もなかったことは明らかです。

 それでも官僚の改竄の責任を総理が取らなければならないというなら、官僚が意図的に不正行為をやればいつでも内閣を潰せる事になります。 これでは内閣の生殺与奪権を官僚が握る事になり、選挙で国民の代表を選ぶという民主主義が全否定されてしまいます。

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 そもそも何で財務局は文書改竄をしてしまったか?
 それは佐川証言や、また現理財局長である太田証言からも明らかですが、野党が連日執拗な質問攻勢をかけて、その答弁書作りに理財局の職員達が満足に睡眠もとれないような状況に追い込まれたからです。

 野党は何でこんな質問攻勢したのか?

 だって魔女裁判に拷問はつきものです。

 魔女なんてこの世にいないのです。
 そして非キリスト教的シャーマニズムを告白したら、魔女と断定されて火刑です。

 だから拷問でもしない限り、被疑者は何も答えません。 しかし一応裁判ですから証言が必要です。 
 そこで被疑者は魔女と判定できる自白をするまで、恐ろしい拷問が続くのです。

 財務局はその拷問の苦痛に耐えかねて、この文書改竄をやってしまったのです。

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 ではなぜこれが魔女裁判なのか?

 魔女裁判は普通、当時の人々にとって不可解な出来事、不幸な出来事が起きた時に、「それは魔女が呪いをかけたからだ」と言う話で始まります。

 そこで魔女とされた人が裁判にかけられるのです。
 
 証拠は必要ありません。
 そして被疑者が魔女であることを否定すると拷問にかけられるのです。

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 一方モリカケはどうでしょうか?

 森友問題は、安倍夫人が森友学園の名誉校長だったから、近畿財務局は国有地を不正に安く売ったはず。

 加計問題は、加計学園の理事長が安倍総理の親友だったから、不正に加計学園の獣医学部が認可されたに違いない。

 野党とマスコミ、そしてその同調者たちは、こうした憶測だけで他に一切証拠もないまま、安倍総理を責め、挙句に財務局の職員達を拷問にかけているのです。
 
 一般の裁判では有罪の証拠を示す義務があるのは検察側です。 検察側が有罪の証拠を出せなければ無罪です。
 それどころか起訴もされません。

 しかし魔女裁判は違います。

 魔女裁判では証拠なしに訴追されて、被疑者が無罪を証明しなければならないのです。 

 こうしてモリカケと魔女裁判を比較すればわかります。
 モリカケは当に魔女裁判で、野党とマスコミ、そしてそれに同調しているこの東大教授等は魔女裁判官そのものなのです。

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 そして魔女裁判は一旦訴追されたら、もう有罪と決まっていました。
 そもそも証拠のない、訴追した側の思い込みだけで、裁判が進むのですから、どんな証拠があろうともそれは全く何の意味もないのです。

 これもれまでのモリカケ騒動と全く同じですね。
 今回の佐川証言でも安倍総理の指示は全否定されたのですが、しかしこの東大教授は何の根拠もなく佐川証言は「嘘」と決めているのです。

 この東大教授の脳内には「権力は悪」「憲法改正は絶対悪」という観念が強くインプットされているのでしょう。
 だから憲法を色々引用しながらも、中学公民で習う憲法38条が綺麗に抜けているのです。

 いやそれ以前に人を単なる憶測だけで証拠もなしに犯罪者扱いしてはイケナイと言う常識も消えているのです。

 これは魔女裁判官の脳内から、「殺すなかれ」と言うキリストの教えが綺麗に抜けたのと同様でしょう。

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 多数の魔女を火刑にしたことで有名だったある魔女裁判官が晩年になって非常に後悔したことがありました。

 それは彼が魔女の子供達をその幼さ故に火刑にせず、鞭打ちだけで釈放してしまったことでした。

 彼はそのことで魔女の種を残したのではないかと後悔しながら死んだのです。

 だからきっとこの教授も臨終の床では、安倍総理を火刑にできなかったことを後悔するのだと思います。
 
 だって魔女裁判官ですから。
  1. 古本
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2018-03-30 13:17

何で死銭が生まれるか?

 今朝こんなツィートを見かけました。
 これ今の日本の経済の問題をよく表していると思います。

 確かに資産家の老人が朝喫茶店でモーニングするやん、数百円払って半日過ごす、家帰って畑で遊んでテレビ見て寝る、一日で使った金数百円や、しかし家賃は一日数百万単位で振り込まれる、全額自動的に貯金や、銀行に豚積みされていく死銭や、使うことはない、これでは世の中あかんわなと誰しも思うわな

 そうですね。
 確かにお金を握っている人が消費をしないのですから、個人消費は増えません。

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 しかし銀行がちゃんと機能していれば、老人の貯金は設備投資や研究開発をしたい企業、新しく事業を始めたい人々に貸し出されて、新しい工場や店舗ができたり、新製品の研究開発が進んだりします。

 そして新しい雇用を作り、一般勤労者の賃金を上げる原動力になります。

 銀行と言うのは一般預金者から集めたお金を、資金を必要とする人々に融資するのが仕事なのです。

 ところがバブル崩壊以降、その機能がおかしくなりました。 銀行はひたすらリスクを恐れて、集めた貯金で国債を買い込み、貯金と国債の金利差で利益を出すという、異常な経営を行うようになったのです。

 しかも日銀と金融庁・財務省がその銀行を保護するという状況が、この数十年続いているのです。

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 だったら国が国債と使って、老朽化したインフラを再整備したり、大学に潤沢な研究費を与えて民間ではできない基礎研究をしたり、また国防費を増やしてアジアの平和を守ったりすればよいのです。

 そうすれば国がその予算として出したお金は民間にも回り、民間企業の活性化し、個人の賃金も上がります。

 こうすれば老人の資産も、無用な贅沢などより遥かに有効に使われます。

 そして経済が活性化すれば、税収も増えて福祉予算の心配もなくなるし、また資金需要が増えて金利も上がります。

 だから老人達も高い預金利息と福祉の恩恵にあずかり、安心して老後を暮らす事ができます。

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 実際、世界の先進国は不況時には、このようにして国がお金を循環させて、経済活性化するように努めてきました。
 日本だってバブル以前はそのようにして不況を乗り切ってきました。

 ところがなぜかバブル以降、財務省はこれを絶対拒否して、何が何でも緊縮財政、そして安倍のミックス以前は日銀までもが、何が何でも金融引き締めで頑張り続けたのです。

 だから老人の大切な老後資金は、「死銭」として豚積みされるようになりました。

 それでインフラは老朽化し、中山教授のような最高の科学者が、研究費の捻出に大変な苦労をし、そして中国の軍拡がアジアと日本の平和を脅かしているのに、日本はそれを守る為の十分な国防費がありません。

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 本来なら老人が質素な生活に甘んじて、その資金が銀行に積まれるというのは、日本経済にとっては大変有難い事なのです。

 だって老人が資産を下らない贅沢に浪費した挙句、生活保護に頼るようになっては、国家は国債を売る事はできません。

 だからインフラ整備や国防や研究開発の為の予算を国債で賄う事はできないのです。

 ところが財務省自身が老人のように、国が使えるお金をできる限り使わないで、抱え込む事を選んでいるのですから、どうしようもありません

 東大出の優秀なはずの人達が、なんでこんな田舎のケチンボ老人のようなことばかりやり続けるのか?

 ワタシには見当もつきません。

 財務省の守銭奴ども、オマイラこそ老後は退職金抱えて餓死しろ!!

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 しかしさらに驚くのは、日本ではこのケチンボ老人理論が、クルーグマンやスティグリッツなどのノーベル経済学賞受賞者を押しのけて、経済学の権威として通用していることです。

 そしてこの権威が絶大なので、ポスト安倍と言われる政治家達も全員これに従っています。

 だからポスト安倍の一番手岸田氏もこんな珍説を唱えます。

 財政再建の見通しがないままでは「賃金が上がっても思いきって消費をしないし機動的な経済政策もしにくい」と訴えた。経済再生とのバランスが重要だとしながらも「もう少し財政再建を強調する必要がある」と話した。

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 あのさあ、財政再建の見通しが立たないなら、誰も貯金なんかしないと思うけどね。

 だって財政破綻したらお金が紙くずになるんだよ。
 だからハイパーインフレーションになるんだよ。

 アルゼンチンだってジンバブエだってそうでしょう?
 ベネゼイラは財政破綻寸前だから、猛烈なインフレが進行中だよ。

 それなのに貯金してどうするの?
 
 財政再建の目途が立たないなら、国民は皆必死でお金を使いだすよ。
 老人でも病人でも皆貯金を全部降ろして株や不動産買ったり、宝石や美術品に変えたりするよ。

 そういうお金のない人だって、ゲットしたお金はすぐに「もの」に変えるよ。
 
 貯金なんか絶対しないよ。

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 でもこれを平然と次期総理候補外が言い、それを「日本経済新聞」が得々と報道するのです。
 
 老人はもう自力でお金を稼ぐ事はできません。 
 でも人の寿命はわかりませんから、後どれだけのお金が必要なのかもわかりません。

 だから他人や国の厄介になりたくなければ、持っているお金を大切に使うしかありません。

 これは元来、自立心と自尊心によるもので、美徳なのです。
 
 そして財政と金融が正しく機能すれば、この美徳は社会全体を豊かにするのです。
 
 その美徳の賜物を「死銭」にしてしまうのは、財政金融政策の責任なのです。

  1. 戦後民主主義
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2018-03-28 10:31

時代劇にもならない 森友学園騒動

 昨日の佐川元近畿財務局長の証人喚問は、反安倍野党の期待外れに終わったようです。
 それに対する反安倍野党と、その支持者達の反応は、世にもみっともないものでした。

 彼等は佐川氏にも人権がある事が理解できなようでした。

 佐川氏は刑事訴追されている身なので、自身に不利な証言をする義務がないことは、憲法38条で保証されているのです。

憲法38条 
 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。

 彼等反安倍野党は、自称護憲派、自称人権派なのに、中学公民レベルの日本国憲法を理解できないようです。

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 それにしてもこのモリカケ騒動は、ホントに愚劣な話です。
 このモリ、つまり森友学園騒動は昨年2月9日の朝日新聞の報道で始まりました。 

 しかしワタシは最初の2~3か月、この騒動に全く興味がありませんでした。 だってこんな馬鹿々々しい事で本気で騒ぐ人間がいるとは思わなかったのです。

 だって森友学園騒動とは

 森友学園の副校長は安倍夫人だ。
 だから近畿財務局が国有地を不当に安く森友学園に売った。
 よって安倍総理夫妻が不正な関与をしたに違いない。

 と、言う推測だけで、ひたすら安倍総理を犯罪者扱いし、「真相を究明する」と称して、国会で騒ぎ続けるという騒動なのです。

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 なるほどそう言う推理はできなくはありません。
 
 しかし森友学園への国有地売却に関しては、安倍総理夫妻の不正な関与の証拠は一切ないのです。

 代官は越後屋にタダ同然で御用地を払い下げた。
 実は代官の妻が越後屋を贔屓にしていた。
 そこで越後屋は代官に取り入り、数々の不正な利益を引き出していたのだ。

 これは水戸黄門のドラマにでもなりそうなストーリーです。

 しかし黄門様でも代官の妻が越後屋を贔屓にしているというだけでは、代官が不正をしているとは断定しないのです。

 黄門様の家臣の助さんや角さん、その他の配下達が、危険を冒して代官の不正の証拠を見つけて、それを突き付けて、初めて悪代官が悪事を白状するのです。
 
 これにて一件落着。

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 ところがこの森友騒動は、一切の証拠なしにただ大勢で代官を取り囲んで「神妙に白状いたせ!!」と丸一年喚き続けていたのです。 その上まだ喚き続ける気なのです。

 こんな愚劣なストーリーでは時代劇にもなりません。

 それでも彼等はそれが異常な話とは思わないようです。
 
 彼等反安倍野党に水戸黄門のドラマを作らせたら、代官の悪事を信じるのに証拠は必要ないのです。

 なぜなら代官は代官であるが故に悪人であるから。

 彼等は最初から代官は悪人であると決めているので、悪人である代官を倒すのに、悪事の証拠が必要であるとは、考えもしないのです。

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 いくら時代劇でもこんな出鱈目なストーリーでは視聴率ゼロになるでしょう。

 しかしこのドラマは時代劇ではなく、現在の日本でしかも国会で現実に演じられているのです。

 そして今度は代官の妻を拷問にかけようとしています。
 
 それで一体何を聞こうというのでしょうか?

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 近畿財務局が削除した決裁書の調書内で、籠池氏からの伝聞として安倍昭恵さんが話たという事が、全て事実であっても何の意味もありません。

 また近畿財務局が安倍昭恵さんの話を真に受けて、安倍総理に「忖度」して、国有地を不当に値引きしたと仮定しても、やはり安倍昭恵さんにも総理にも責任はありません。

 安倍昭恵さんや総理の不正にはなりません。

 これはただ籠池氏が安倍昭恵さんの名前を利用しただけだからです。 

 なるほどこんな人物に近づいたのは、安倍昭恵さんも軽率でした。 しかしそれで人を罪に問う事はできません。

 また妻と夫は別人格ですから、妻の軽率さは夫の責任にはなりません。
 妻の失敗の責任を夫が負うのでは、女性は子供と同様無能力者として、夫の管理監督下に入るという事になります。

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 そもそも忖度と言うのは、相手が何も言わなくてもその気持ちを察する事です。
 だからこれを問題にするという事は、つまり安倍昭恵さんや総理からは何の指示も以来もなかったという事です。

 何でこれで忖度された側の責任を問えるのでしょうか?

 そもそも「忖度」とは100%内面の問題ですから、その存在を立証できません。 だから「部下に余計な忖度をさせた」などと言う事で、人の罪を問いだせば、どんな人間でも陥れる事ができます。

 だから黄門様が将軍様や他の大名達に「臣下に余計な忖度をさせないのが君主の心得である」とお説教する事はあるでしょう。

 しかし「臣下の忖度」を理由に大名家が撮り分された例など江戸時代でもないでしょう。

 ところが今日本の国会は大真面目にこの「忖度」を問題にしているのです。

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 そしてもしホントに近畿財務局の担当者が安倍夫妻を忖度して、国有地を不当に値引きしていれば、背任横領になります。

 だから本当に近畿財務局の担当者が安倍夫妻に忖度する気なら、とりあえず籠池氏の言った事の真偽ぐらいは確認するでしょう?

 ところが近畿財務局側は籠池氏が言う事をそのまま調書に書いただけで、真偽の確認はしていません。 

 だから籠池氏が日本会議の関西支部長であるという嘘もそのまま書いているのです。 こんなの日本会議に聞けばすぐにわかる事なのに。

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 共産党はボーリング調査をして、敷地のゴミ処分必要な金額が、値引きに必要な金額より遥かに少ない事を突き止めたのだそうです。

 だったら共産党が近畿財務局を背任横領で告発し、その調査資料を証拠として提出すればよいのではありませんか?

 そうすれば真実がわかるはずです。

 国会には検察や警察のように証拠資料を精査したり、関係者を取り調べたりする能力も権限もないのです。

 それを国会で「神妙に白状いたせ!!」と喚き続けても何の意味もないのです。

 ところが彼等は丸一年これをやっているのです。

 それどころか本来司法が行うべき犯罪の捜査と処罰に、国会が執拗に介入することは、三権分立と言う日本国憲法の原則を犯しているのです。

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 これはつまり彼等自身、近畿財務局を背任横領で刑事告発できるとは、考えていないからではないでしょうか?

 だから雨が降ろうが、槍が降ろうが、それどころかホントに北朝鮮のミサイルが降って来たのに、ただ「神妙に白状いたせ!」と喚き続けるのでしょう。

 つまり彼等は最初から現実に一切犯罪性のないことを、印象操作だけであたかも総理夫妻の悪事に見せようとしていたのです。

 それにしても驚くのは、これに結構煽られている人々がいる事です。

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 実はこのところツィッターをやっているのですが、しかしツィートを見ていると有名大学で研究をしている科学者など、人並以上の知性を持っているはずの人達までが、この時代劇にもならないドラマに参加して、一緒に「悪代官め!! 悪事を白状いたせ!!」とツィートしているのです。

 そして佐川氏の証人喚問では護憲派を名乗る人々が、日本国憲法38条を無視して、佐川氏を非難しているのです。

 つまり「反権力=正義」と信じ込んでいる人々の前には、憲法も人権もまた、知性も合理的思考も何の意味もなく、「権力者は権力者であるが故に悪人であり、悪事を働いている」と言う論理で行動するのです。

 その「権力者」は代官ではなく、我々が公正な選挙で選んだ国民の代表なのですが、そういう事を考える理性もまた吹き飛んでいるのです。

 だから誰かが大声で、権力者を非難し始めると、理も非もなく同調して、「神妙に白状いたせ!!」と大合唱を始めたのです。

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 全く根拠のないデマゴークにこのように多くの人々が煽られているのを見れば、民主主義の暗黒面を痛感させられます。

 これならソクラテスが処刑されたのだって何の不思議もありません。
 民主主義の暗黒面を見るのに古代ギリシャ史を学ぶ必要はないのです。

 日本の国会がこうしたバカ騒ぎで時間を空費している間にも、世界は激動しています。
 
 反安倍野党と自称リベラルメディアが理性を取り戻す事(そもそも最初から無いのだから取り戻す事など不可能)は期待できませんが、しかし日本国民が正気に返り、この時代劇にもならない愚劣な騒動から身を引くことを切望します。

  1. 安倍
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2018-03-25 12:39

安倍昭恵さんに何を聞くの? 無限ループ

 先日からまた反安倍野党は、安倍昭恵さんを「証人喚問しろ!!」と騒いでいます。
 維新の会を除く野党の代表が、籠池被告に接見して、安倍昭恵さんの発言の真偽を聞きただしたからのようです。

 この騒ぎ大師小さんがエントリーしてくださっています。

 【森友文書問題】野党議員が拘留中の籠池氏接見→「成果無し」

 今回、森友学園への国有地売却への決裁文書の改竄前の調書が出てきました。

 その改竄前の調書の中に近畿財務局と籠池氏との打ち合わせの中で、籠池氏が「本年(2014年)4月25日、安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と書かれいるのです。

 それで反安倍野党は俄然、張り切って拘置所まで籠池被告に接見に行ったのです。

 この接見で籠池被告はこの「いい土地ですから、前に進めてください」という安倍昭恵さんの言葉を聞いたと言ったそうです。

 すると反安倍野党はまた安倍昭恵さんを証人喚問しろと言いだしたのです。

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 しかし一体何のために?

 実はこの安倍昭恵さんの発言については、昨年の籠池被告の国会での証人喚問で既に出ている話です。
 しかも共産党小池晃の質問の中です。

 平成29年 3月23日参議院予算委員会
○小池晃君 分かりました。
 安倍昭恵さんと学校設置前の更地の豊中のあの敷地、行ったことございますか。そこでどんな話されました。
○証人(籠池康博君) 一緒に行かせていただきまして、ここに学校ができるんですというふうな話でお話をさせていただきました。
○小池晃君 何か学校の名前についてのサジェスチョンみたいなものはそこでありましたか。
○証人(籠池康博君) いい田んぼができそうですねということでありましたので、そのお言葉をいただいて瑞穂の国というふうにさせていただきました。

 動画 19分ごろから


 つまりこの安倍昭恵発言については、すでに共産党自身が国会で確認済みです。
 そしてこの発言を元に小学校の名前を「瑞穂の国小学校」に決めたというのです。

 このころ籠池被告は安倍昭恵氏から100万円の寄付を貰ったなど、安倍夫人から強い応援を得ているように発言し続けていました。

 だからもしこの『いい土地ですから、前に進めてください』という言葉が本当だったら、そしてこれが近畿財務局に強いインパクトを与える言葉なら、当然これを国会でいうはずでしょう?

 しかし国会では「いい田んぼになりそうですね」としか言っていないのです。

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 そしてこの後2015年4月に森友学園と近畿財務局の間で国有地の売買契約が成立しました。 
 しかしこの時の契約では10年の定借はついているものの、借地料10年分+10年後の土地の時価と言う値段です。

 これでは籠池氏が随分な高値で売り付けられたことになります。

 因みに国有地を売却する場合は法令で、まず自治体、そして公益事業、その次が学校法人という順で買い手を決める事になります。

 その場合は随意契約でよいのです。
 そしてこうした買い手が見つからず民間に売り渡す時に初めて競争入札になるのです。

 だから近畿財務局が森友学園に随意契約で、この土地を売る事に決めたのは法令に従っただけです。
 
 安倍昭恵さんの応援など全く必要ないのです。

 ゴミが出てきて値引きと言う話が始まったのは2016年3月です。

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 因みに安倍昭恵氏がもっと明確に森友学園に関わった話も昨年既に問題化されていました。

 それは2015年11月17日、安倍昭恵夫人付の谷査恵子秘書官が、籠池氏の要請に応じて財務省に問い合わせた事です。

 国と籠池氏の間での、森友学園の敷地の定借期限は10年の契約でした。
 しかし籠池氏はこれを50年に延ばせないかと、財務省に問い合わせてほしいと、安倍昭恵さんに頼んだのでしょうか?

 そこで安倍昭恵さん付きの谷査恵子秘書官は、それを財務省に問い合わせたのです。
 その回答のFAXが公開されています。

 しかしこれは見事にゼロ回答でした。

 【資料】内閣総理大臣夫人付・谷査恵子氏から籠池泰典氏へのファクス返信

大変恐縮ながら、国側の事情もあり、現状ではご希望に沿うことはできないようでございますが、引き続き、当方としても見守ってまいりたいと思いますので、何かございましたらご教示ください。

 つまり安倍昭恵さんには財務省に何の影響力もないことが確認されたのです。

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 因みに籠池夫人と安倍昭恵さんのメールも覚えていますか?
 あれも散々話題になたったけれど、籠池夫人の涙と脅しのメールと電話攻勢にも拘らず、安倍昭恵さんは「すみません。 何もできません。」と答えるのみだったのです。

 そしてこのメールの中で籠池夫人自身、政治家は何もしてくれかった。 保身のみだったと言っているのです。

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 もう何と言いましょうか?

 今回また反安倍野党は、安倍昭恵さんの証人喚問と騒いでいるのですが、しかしこの騒ぎのネタは全部去年散々突っつきまわした挙句、結局安倍昭恵さんの関与と言える物は何もなかったと確認済みの話なのです。

 ところが野党と朝日新聞はまた同じ話を蒸し返して、また安倍昭恵さんの証人喚問を言い出したのです。

 彼等が昨年からやってきたことは、本来の問題にはほとんど意味のない話を蒸し返し蒸し返し、モリカケを続けようという無限ループなのです。

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 今回財務省が調書を改竄して消した内容、調書の原本に出ていた内容は、要するに籠池vs近畿財務局担当官の血みどろのタグマッチ交渉です。

 因みにこれまた大師小さんが時系列を整理してアップしてくださいました。

【森友文書問題】改ざんされた決裁文書を時系列に読み解く-徹底的に隠される時系列-

 ホントに凄い!!
 素晴らしく緻密に克明に籠池vs近畿財務局の、プロレスが描かれています。

 でもこの中身を見ればわかりますが、既に昨年小川榮太郎氏が著書の中で書いていたことだし、高橋洋一氏等も最初から洞察していたことです。
 
 そしてそれがそのまま近畿財務局の決裁文書の調書に記録されていたのです。

 近畿財務局が決裁文書を改竄したのは問題です。
 しかし安倍昭恵さんの関与について、これで新しい話は何一つでてきたわけではないのです。

 ところが反安倍野党はまた安倍昭恵証人喚問とわめきだしたのです。

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 しかしこれに何の意味があるのですか?

 安倍昭恵さんが本当に「いい土地だから前に進めてください」に言ったのか?

 この真偽を証明する方法はありません。

 だって安倍昭恵さんの100万円寄付の話と同じで、籠池・昭恵の二人だけの会話で、他は証人も証拠もないのです。

 それにこれは2014年4月25日の話です。 今から4年も前の話です。
 
 刑事事件でもこんな証言はマトモに取り上げないでしょう。
 そういう証言について国会で議論する意味があるのですか?

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 何よりこの安倍昭恵発言が事実であったとしても、何の意味もないのです。

 財務省の決裁文書の調書を見る限り、籠池氏は事あるごとに安倍昭恵さんやその他政治家の名前を出しているのですが、近畿財務局はこれに全く反応していません。

 前期のように近畿財務局は2015年4月の契約で、森友学園にかなりの高値でこの土地を売りつけました。 そしてその後も籠池氏の要求に一切反応していないのです。

 これはもう昨年一年の国会で完全にわかっていたのです。

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 近畿財務局がビビりだしたのは、2016年3月からです。 森友学園の校舎建設工事が始まり、地中からゴミが湧いてきたのです。

 これには籠池氏も怒り狂いました。
 そりゃ誰だって怒るでしょう?

 だって正規価格で買った土地からゴミが湧いてきて工事に差し支えるのですから。

 そしてこれは完全に近畿財務局の落ち度です。
 本来ならゴミの件はちゃんと森友学園側に伝えておくべきだったのです。

 おんどりゃ!! 
 これ裁判にして、うぬらの役人人生ぶち壊したるで~~!!

 マジに裁判になったら近畿財務局が敗訴するのは必定です。
 そしてそうなると責任者は無事ですみません。

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 そこで焦った近畿財務局は本来の持ち主である大阪航空局と相談したのですが、すると大阪航空局はアッサリと、値引きを提案したのです。

 大阪航空局としては、これは一刻も早く売って始末したい土地だったのです。

 そんな地下のゴミなんかホンマにどんだけあるかは誰にもわからへん。
 そやから無理にゴミの処分代値切って、後々揉めるぐらいやったら、ケチせんと向こうの言い値で売ったらええんちゃう?
 ここでこの話が壊れたら、うちらかて往生するわな。
 ここに学校出来たら府知事の松井はんも喜びはるし、この辺の路線価もあがるんちゃう?
 三方一両損でええやんか?

 籠池氏の詐欺疑惑が出てきたのは、昨年です。 この売買契約ができた時点では、評判の良い幼稚園の理事長であり、大阪府から正規の認可を受けて小学校を作ろうとしていた人物だったのです。

 籠池氏と交渉をした近畿財務局の担当職員は「このオッサンやたら政治家やら、総理夫人の名前やらだして、いかがわしやっちゃけど、大丈夫やろか?」ぐらいには思っていたのかもしれません。

 だからこの公証記録を克明に残したのでは?

 しかしそれだけの理由で、法令に基づいて正規に売却した土地の契約がひっくり返るのは、絶対に困ると思うのは当然ではありませんか?

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 時系列に沿って事象を並べていけば、この森友学園問題と言うのは、別に何の問題もなかったのです。(大師小さん、ホントにありがとう!!)

 しかし時系列を無視して事象の順番を並べ替えると、因果関係が滅茶苦茶になります。

 そして昨年から野党とマスコミが繰り返したのがこれなのです。

 時系列を無視して、同じ事を繰り返し繰り返し無限ループで取り上げる事で、財務省の安倍昭恵さんへの忖度を印象づけようとし続けたのです。

 そしての「忖度」=安倍総理の国政の私物化へと飛躍させようとしてきたのです。
 
 まさにこれは朝日新聞と反安倍野党が火のないところに立てた煙なのです。

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 野党が安倍昭恵さんの証人喚問に執着する理由は?

 それは安倍昭恵さんが善人ではあっても、軽率で思慮に欠ける人なので、国会で吊るし上げれば何らかの失言をする事が期待できるからでしょう。

 そしてそんな妻を愛している安倍総理に強いプレッシャーを掛ける事ができるからです。

 実に卑劣な連中ではありませんか?

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 北朝鮮問題はいよいよ深刻化してきました。

 またこのところ連日、中国公船が尖閣諸島周辺をうろついています。

 賭けても良いけど、もし今安倍政権が倒れたら、中国軍が尖閣諸島に上陸します。

 日本側に権力の空白ができたら、こうした危機に対応できないし、さらに安倍政権以降に成立政権はハト派になるから、その後の対応も不能であることを予想できます。

 だからこそ反安倍野党とマスコミは、延々と煙を立て続けるのでしょう。


  1. 安倍
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