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2023-06-03 20:42

6回目のワクチン

 5月30日に6回目のワクチンを接種しました。
 ワタシはコロナ危険年齢なので、先月の始めにワクチンの接種券が届いていたのです。 しかし予約が取れたのは5月30日の午後5時でした。

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 接種会場は中央区役所の分庁舎とかで、初めて行く場所です。
 それまでの5回の接種を受けていた西区区民会館の会場は、今回はなくなりました。 接種対象の人数が減ったので、集団接種会場も減らしたのです。
 それで5時に中央区まで行く嵌めになりました。

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 この日は一日中薄曇りの陰気な日でしたが、それでも雨が降らなかっただけマシです。 実は雨が降ったら自転車が使えないので、接種はキャンセルしようと思っていたのですが、雨が降らなかったという事は、接種しろと言う神様の思し召しだったのでしょう。

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 でもね。 何だかうすら寒くて・・・・・。
 家を出る時に十二分に厚着をしたつもりなのに、少し走るとゾクゾクしてきました。
 この日は最高気温が15℃までしか上がらなかったのです。
 その少し前まで20℃超えの日々が続いていて、半袖シャツ一枚で平気だったのに、まるで連休前に戻ったようでした。

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 しかし接種その物はこれまで同様スムーズでした。
 接種会場はまだマスク着用厳守で、久々にマスクをしました。 実はワタシはマスク厳守とは知らず不織布マスクを用意していきませんでした。 それでいつも持ち歩いていいた自作の布マスクをしたのですが、文句はいわれませんでした。
 
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 でもこれまでならマスク厳守の場所で不織布マスクの用意がない場合は、マスクを貰えたのですが、布マスクでも文句を言わない所を見ると、ヤッパリマスク厳守の規則もゆるくなっていたのかもしれません。

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 帰り道は当然、行きより寒く、何だか非常に疲れました。 
 で、それからずうっと体調を崩して寝込んでいました。
 寒い思いをして風邪を引いたのか?
 それともワクチンの副作用だったのか?
 イヤ、そうではなく目玉のせいなのか?

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 5月27日に新し老眼鏡ができました。 
 ワタシはその老眼鏡に凄く期待していたのです。 と言うもの、眼鏡屋で新しい老眼鏡のモデルを使った時、本の字が嘘みたいに綺麗に見えたからです。
 
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 で、眼鏡ができた夜に塩野七生のエッセイの続きを読んでみました。 
 先月半ば頃、この本を読もうとしたら活字に霧がかかったようになっっていたので、眼鏡を新調する事にしたのですから。
 
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 で、読んでみると霧がかかる事はなく、読める事は読めます。 それで暫く読んだのですが、何だかひどく疲れて長く読み続けられませんでした。
 活字は鮮明に見えるのですが、しかしどうも何か非常に辛いのです。

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 何だか釈然としませんが、しかしどうしようもありません。
 そしてそれからまた目玉が痛み始めました。
 以降、目玉も不調です。

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 この状況で、寒い中、ワクチン接種に行ったので、結局長々ダウンする嵌めになったのです。
 因みにコロナの実効再生産数は3月末のマスク解除直後に一旦跳ね上がった後、ずうっとそのまま1前後をウロウロしています。
 つまりコロナは終息状態を維持していると言う事です。

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 しかしコロナパンデミック開始以降の三年間、毎年真夏に一回大きな波が来ています。  これは恐らく夏の冷房で換気が悪くなる事と関係していると思います。 と言うのはこの三年毎年冬にも大きな波が来ているのですが、これが本州では夏の波が冬の波より大きいのに、北海道では逆になるからです。

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 新型コロナウィルスがこの世から消える事はないので、これからはこうやって毎年夏と冬に波が来るのだと思います。 つまり風邪のコロナウィルスやインフルエンザの仲間が増えたと言う事でしょう。
 それは仕方がないとして、その場合我々ハイリスクグループはいつまでワクチンを接種を続ける事になるのでしょうか?

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 ワタシとしてはこれで勘弁してほしいと思うんですけどね。
 今回寝込む羽目になった主犯がワクチンではないかもしれませんが、それでも3日も寝込めば懲り懲りです。

  1. 札幌の四季
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2023-05-29 14:47

ジャニー喜多川氏と仁和寺の高僧と織田信長と弥次郎兵衛の性加害について

 ジャニー喜多川氏の性加害が問題になっています。 この人は2019年に死んでおり、しかもその数年前から体調を崩して公式の会見等でも車椅子を使用していたようですから、彼の性加害って一体どのぐらい前の話でしょうか?

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 尤もジャニー喜多川氏が所属タレントの少年達と性的な関係を持っていたという噂は、ワタシも聞いた事があります。 実はワタシは完全芸能音痴なので、芸能ニュースの類は全く見ないのですが、それでもジャニーズ全盛時代からその手の話が、芸能関係以外の媒体でも報道されていました。
 しかしそれをテレビや新聞など大手メディアが取り上げた事もないし、それ以前に「被害者」が彼を告訴するなどと言う事もありませんでした。

 だからジャニー喜多川氏の死後4年も経ってから騒ぎだすと言うのは何とも奇妙です。
 これは一つにはジャニー氏の芸能界での力が絶大で、テレビ界は勿論、その関連会社である新聞社が沈黙したと言うのが原因の一つでしょう。
 しかしもう一つの原因は、そもそも日本の成文化では古代から少年との性関係は特に罪悪でも、何でもなかったからではないでしょうか?
 ところがBBCが騒ぎだしたので、便乗して騒ぐ連中が出てきたのでしょう。

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 そういえば日本では歴史的に同性愛もトランスジェンダーも無問題でした。 でも明治になって欧米では同性愛は絶対悪と知って、とりあえず鶏姦罪などと言う物を作って、同性愛は違法にしました。 尤も違法と言っても罰則はなく、その後間もなく法律その物を廃止しました。
 ジャニーズ騒動も全くこれと同じパターンじゃないですか?

 元来、日本では権力者が身近に使う少年に性的なサービスを強いる事は、古代から普通に行われていました。 
 特に仏教では、僧侶の女色は厳禁でしたが、その代わり男色は無問題とされていました。 それで僧侶は稚児と言わる少年を身近に使い雑用をさせるとともに、性的なサービスのさせていました。

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 この稚児を描いた「稚児草子」と言うのがあります。
 成立は鎌倉時代末期、御伽草子などが各地で描かれた時代ですが、絵と文章で稚児と僧侶、寺で働く下男などのやり取りが描かれています。
 ネット検索すると第一段からこんな絵入りの現代語訳が出てきますが、何と言った物やら・・・・。
 仁和寺の高僧に仕える稚児が、敬愛する高僧を満足させるために頑張る話です。
 これぞアダルト漫画文化の元祖とでもいうべきでしょうか?
 
 稚児が僧侶に性的なサービスを強いられる事は、当時の人々は皆周知の事実でした。 そしてそれを罪悪とか加害とかは一切考えていなかったようです。

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 そういえば平家物語では俊寛僧都の稚児だった有王が、彼を追って鬼海が島まで会いに行く逸話が描かれていますが、何とも切ない話です。
 実は今昔物語でも稚児と僧侶の話は色々出ているのですが、大体この手の純愛物語か、ユーモラスな話ばかりです。
 
 高僧がやってよい事だから、誰も悪いと思うはずもないのです。 当然、僧侶以外の人達も同じ事をしたのです。
 特に武士の間では「衆道は武士の嗜み」と言われたぐらいで、男色は当然の習慣でした。

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 有名なのは織田信長と森蘭丸ですね。
 大名に仕える小姓も性的なサービスをしていました。 
 前田利家も少年時代は信長に小姓として仕えていました。
 それで宴会の最中に信長が利家の髭を引っ張り「この男の髭のおかしさよ。 この男はかつてはなかなかの童で、自分は彼をいつも傍らに寝かせた。」と言ったという逸話があります。
 前田利家も少年時代に信長の性加害を受けた被害者だったのですが、しかしそれは彼の人格形成にはあまりマイナスにならなかったようですね。
 
 こうして小姓が殿様に性的なサービスをすると言うのは、江戸時代になってからも続きました。
 中にはそれで大出世する者も出てきまいた。 しかし性愛が人事に関係すると言う点では、女色より厄介でした。

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 しかし高僧も殿様も少年を寵愛するなら、庶民だって習います。
 そこで江戸時代には陰間と言われる少年男娼が盛んになります。

 で、更に有名なのが弥次郎兵衛と喜多八です。
 「東海道中膝栗毛」の主人公の二人の関係は、陰間だった喜多八を客の弥次郎兵衛が買った事から始まったのです。
 弥次郎兵衛は元々清水の大店な跡取りだったのですが、放蕩を尽くした挙句に陰間買いまでやって身代を潰し、喜多八一人を連れて江戸に出たのです。

 しかしこんな形で江戸に出たのですから、弥次郎兵衛も喜多八を囲い続けるどころではなく、喜多八は元服させて知人のつてで商店の丁稚奉公をさせて、自分は昔趣味で絵をかいていた事から、絵描きのバイトをして何とか日銭を稼いで暮らす事になりました。
 そういう暮らしを続けて10年余の後ですが、二人は伊勢参りの旅にでるのです。

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 しかし驚きますよね。
 東海道中膝栗毛はユーモア小説として、子供達にも広く読まれています。
 その主人公二人が実は性加害者と被害者の関係だったなんて・・・・・・
 ワタシもこれはジャックさんの所で初めて知ったのですが、さすがに驚きました。 しかしこれで中年の色黒の醜男の弥次郎兵衛と、若く色白で優男の喜多八がなあんなに親しい関係なのか腑に落ちました。

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 いずれにせよこうしてみていくと、日本では歴史的にこの種の少年との関係を性加害とか被害とかと認識する歴史はないのです。
 少女に力づく権力づくで関係を強要するのは、日本でも悪とされました。 少女の場合は体力的に抵抗不能だし、また妊娠出産と言う問題もあります。
 それ以上に少女の場合は、一旦男性と関係を持つ事で「傷物になる」と言う問題もあって、その後の結婚等に差し支えます。
 だから少女に性的関係を強要する事は罪悪視されたのでしょう。

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 でも少年の場合はホントにイヤなら力づくでの抵抗も不可能ではないし、また少年時代に誰かと性的関係を持った事が、その後のキャリアーには一切問題にならないと言う事もあります。

 だから同性愛その物が禁忌でない場合、こうした少年との関係も全く問題にされない事になるのでしょう。
 ワタシは男性ではないので、こうした関係が少年にどういう傷を残すかはわかりません。
 
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 これは逆に考えると、少年への性加害が欧米で非常に問題にされるのは、そもそも欧米文化では同性愛その物が絶対悪だったと言う事と無関係ではないでしょう。
 絶対悪である同性愛を少年が強要されたのですから、これはもう大変な被害だとするしかないのです。
 それでその加害により少年が受けた「傷」を大問題にするのです。

 しかし少なくとも近代までの日本人は「傷」とさえ思っていなかったのでしょう。
 その歴史があるからジャニー喜多川氏の性加害も問題にされてこなかったのだと思います。
 それが良い事なのか、それとも許すべからざる事なのかは、ワタシにはわかりませんが。

  1. LGBT
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2023-05-28 12:02

外国人の国保食いつぶしについて

 外国人の国保ほ不正使用や国保料未払いが問題になっています。

 性善説に基づく出産一時金42万円等 健康保険を外国人が乱用

 日本人としては大変腹立たしい事ですが、しかしこれは起きて当然と思います。 実は福祉国家に外国人が押し寄せて、医療費を食いつぶすと言う事態は、世界中で起きていました。

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 ワタシの記憶では一番最初にこれが起きたのは、1960年代のクェートです。 
 この国は「石油に浮かぶ国」と言われた金満国家です。 それで医療費は完全に無料だったのですが、まだアラブ諸国の間で国境意識が曖昧だったので、クェートの国境管理も甘かったのでしょうか?
 大量の病人がクェートに押し寄せて大変な事になりました。 
 さすがのクェート政府も溜まり兼ねて、今は外国人に無限に医療を施すのはやめたようです。

 しかしイギリスなどヨーロッパの福祉国家も同様でした。
 イギリスは1950年代には労働党政権時に「ゆりかごから墓場まで」の高福祉政策を取っていたのですが、その過程で医療費は外国人まで完全無料に定めていました。
 それでも当時は航空運賃が高く、近隣のヨーロッパ諸国も総じて医療福祉水準が高い為、他国からイギリスの医療にタカリに来る外国人もいなかったのです。
 それでイギリス人は外国人にも自国民と同様に医療を無料にすると言う制度を誇りました。

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 しかしその後、イギリス経済の悪化でこの高福祉政策はドンドン後退し、今に至っています。
 それでも今もが医療費無料の制度は守られており、外国人であってもイギリスに居住すれば無料で医療が受けられます。

 けれども70年代以降イギリス経済の悪化と共に、この無料の医療の水準が下がり、また無料で受ける為には予約等、様々の面倒があり、日本人の感覚ではできたらイギリスでは医療は受けたくない水準になっているようです。
 因みに我が尊敬するベヒモスさんはロンドン在住当時、腫瘍の手術の為に日本に帰国されました。 そして郷里の札幌近郊の病院で手術を受けられました。 ベヒモスさんはこういう事もあろうかと、イギリス在住中も国保料を支払い続ていらしたのです。

 退院後の感想など読んでいると、日本の故郷の過疎化と日本の医療の問題も深刻なのですが、しかしロンドンの病院ではなく、北海道の病院に入院して手術を受ける事を選んだのだから、イギリスの現在の医療水準が思いやられます。

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 しかしそれも当然でしょう。
 イギリスは70年代以降、経済を立て直したたのですが、しかし一方で大量の移民・難民を受け入れれました。
 こうした人々の医療費も全部無料で、イギリス政府が負担しています。
 尤もこの移民の中には医師や看護師も多く、旧植民地・英国連邦から医師や看護師ゴッソリと引き抜いているのです。
 これはイギリス人の医師や看護師の給与水準を下げているだけでなく、医師や看護師を持っていかれた国々の医療水準も下げているのです。

 それでもなかなか大変で、診察を受けるには予約がいるのですが、しかしその予約がなかなか取れず、子供が痛みで泣き叫んでいても、予約の日まで待たされると言う事が普通にあるようです。
 そういう中でも外国人の医療も無料で続けているのですから、釈然としない英国人も多いでしょう。

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 こういう事例が随分と昔からあるのですから、外国人に国保を適用する場合は十分考えるべきだったのに、日本政府は何でこんな馬鹿な事をしたのでしょうか?
 国保適用の理由は半分はわかります。
 完全に保険に未加入で資産もない外国人が、日本で病気や病気をして病院に担ぎ込まれた場合、その治療費は完全に病院の負担になってしまうからです。
 だからこういう事例が増えてくれば、この対応策として、保険加入を義務付けるしかないのです。

 しかしこれで外国人に国保加入を認めても、不正使用や国保料の未払いが起きるのは当然だと思います。
 そもそも日本の健康保険制度について、外国人がどの程度理解しているのでしょうか?
 類似の制度がある国は、韓国と台湾ぐらいです。
 他は国家による保険制度など全くなく、完全に自費か或いはイギリスのように完全に無料だったりするのです。

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 理解できない制度について「料金を払え」と言われれも払う気にはならないでしょう。
 そして若く健康であれば、病気や怪我の心配などしません。
 日本人でも若く健康な人で、高額医療費の払い戻し制度など、知らない人は沢山いるのです。

 そして日本に来る外国人の多くは若く健康な人なのです。 若く健康だから、渡航の為の膨大な費用の元を取るだけ稼ぐ自信があるのです。
 こうした人達にすれば、病気や怪我に備えて保険に入れと言われても、そんな金は出したくないでしょう?
 そもそも「保険って何?」と言う国から渡航者だって多いのですから。

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 そしてこの記事にあるように、日本の国保制度自体が完全に性善説と言うか、日本国内での適用しか想定していないのです。
 だから家族を置いて出稼ぎに来た外国人が入国して国保に加入すれば、本国にいる家族の分まで国保対応になると言う馬鹿げた事になるのです。
 外国の病院での医療など、日本側には全く審査する事は不能なので、幾らでも不正ができます。

 また長期滞在ビザさえ取れたら、国保に加入できるので、高額治療が必要な老人が留学ビザなどを取って国保に加入する事も可能です。
 これでは外国人に好き放題食いつぶされて当然でしょう?

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 ワタシは何でこんな馬鹿げた事を続けるのか理解不能です。
 勿論、保険に入っていない外国人が日本で病気や怪我をしたら困ります。 本人も医療機関も困ります。
 でも別に国保に加入させる必要はないのです。
 この世には民間の保険会社が沢山あります。

 だから日本で長期滞在ビザを取る場合、そういう保険会社の保険への加入を義務付けたら良いではありませんか?
 長期ではなく観光でも保険加入か、短期滞在旅行保険の保険料に相当する入国料を払わせるべきです。
 ビザを取る条件として、保険加入させて、保険料を支払わせておけば、国保料の未払いとかそういう問題は一切起きないし、医療費未払いも起きません。
 病人が医療目的で国保加入するなどの、不正使用は保険加入時に、保険会社が健康診断をすることで防げます。

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 そしてきちんと不正使用をふせいでいれば、そんなに高額にはなりません。
 保険料と言うのは、保険加入者の中で保険金の支払いのリスクと保険料の支払い総額を統計的に計算し、そこに保険会社の事務手数料を加えて決まります。
 日本で国保に入る人達の大多数は、「留学」等名目で来日するのですから、大多数は若く健康な人達です。 真面目に国保料を払って、不法滞在などせずに帰国するなら、むしろ国保料を支払うばかりと言う事になります。
 だからむしろ国保料より安くなるかもしれません。

 外国人のビザ取得に、保険加入が義務付けられたら、保険会社も利益になります。
 だから官僚が天下っても良いから、外国人には外国人の為の来日医療保険の加入を義務付けて、ちゃんと利益を出せばよいのです。
 外国人を受け入れる為に、日本の国保や医療機関が負担を強いられる方がオカシイのです。

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 ついでいうけど、日本にいる外国人の子供に出産祝い金を出すのは、どう考えてもオカシイです。
 まして日本国内ではなく、本国で生まれた子供など、ホントに生まれたかどうも確認できないのですから。
 この制度も一刻も早く改善するべきです。

 前述のクェートやイギリスだけでなく、外国人の大量受け入れをやったヨーロッパの高福祉国家は皆、福祉水準、医療水準の低下が止まらなくなっています。
 幾ら豊な国でもフリーライダーばかり増えたら、いつまでも豊かではいられません。
 今後日本の医療水準と国保制度を守る為にも、安易な外国人受け入れやその為の福祉制度の外国人へのバラマキは絶対にやめるべきです。
 

 
 
 
  1. 差別ニダ!!
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2023-05-26 13:25

ツィッターと実盛

 この3日ほど素晴らしい快晴が続き、ワタシは毎日午後から近所を自転車で駆け回っていました。
 しかし八重桜は散り、林檎の花も散って緑が深くなるばかりです。
 気温も漸く20℃を超えて、初夏らしくなり昨日は半袖シャツだけで平気でした。

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 数日前から、ネットで平家物語の朗読を聞き始めました。 一段毎に前後に内容について簡単な解説があり、原文のリズムを生かした力強い声で、とても快いです。
 こういう朗読を気楽に無料で楽しめるのは、本当にネットの恩恵です。
 
 ワタシは中学生時代に平家物語に嵌ったのですが、その頃は原文を全編掲載している本さへ見つけるのは難しく、高校の古典の参考書ぐらいしかありませんでした。
 その数十年後に、漸く全編掲載した文庫本を買ったのですが、今度はワタシの目がダメになって、買ってはみた物の読めませんでした。

 で、平家物語とはずうっと疎遠になっていたのですが、少し前に偶々斎藤別当実盛の事を調べていて朗読を聞いたら凄く感動しました。
 それでまた平家物語の朗読を祇園精舎から通して聴く事にしたのです。

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 実はそれまでワタシはツィッターで時間を潰していたのですが、ところが数日前にアカウント停止を食らいました。
 ワタシのツィートは左翼の気に入らないらしく、前にも何度かアカウント停止を食らっています。
 それでツィッターはずうっとやめていたのですが、イーロン・マスク氏の買収で少し状況が変わったようなので、また再開したのです。
 しかしまたアカウント停止です。

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 それにしても左翼の連中って「通報」とか「告訴する」とか大好きですね。
 自分で反論するとか、話し合うとかいう事は一切せずに「通報しました」「告訴する」です。
 こういうの見るとわかりますが、彼等は全く反権力ではありません。
 権力大好きなのです。
 権力をバックに自分達の気入らない意見を封殺するのが大好きなのです。 
 彼等は権力を我が物にして自分が世界を支配したいのです。
 彼等が反権力・反体制を叫ぶのは、現在の民主主義体制では主権者である国民が彼等に与えてくれないからです。

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 ワタシは社交的な人間ではない上、病身で無職ですから、交友関係は至って狭いです。
 だから左翼など自分とは全く違う価値観の人間と親しく話して人となりを知る機会は殆どありません。
 尤も社交的で友人知人の多い人でも、政治的な話をする機会は少ないだろうし、そういう話の中で率直な意見を聞く機会はもっと少ないでしょう。
 だからツィッターのようなツールは貴重でしょう。

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 しかしこれで無限に時間を使うのもね・・・・・・。
 と言うわけで暫くツィッターは止める事にしました。
 そしてそれでツィッターで潰していた時間を平家物語に充てる事にしました。
 それにしても斎藤別当実盛に感動するなんて・・・・・。
 斎藤別当実盛の最後は平家物語でも有名な段で、中学の時に読んで覚えているけれど、あの頃は普通に読み飛ばしました。

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 だから少し前に斎藤別当実盛の件を調べた時だって、特に実盛の人となりを思っての事ではありません。 でも実盛を検索して平家物語の原文にあたり、朗読を聞いてみると凄く感動しました。
 実盛は最後の戦に出た時、髭と髪を墨で黒く染めていていた事で有名なのですが、しかしその心意気は以下のようなモノでした。

 六十に余っていくさの陣へむかはん時は、びんぴげを黒う染めて、わかやがうど思ふなり。其故(そのゆゑ)は、若殿原(わかとのばら)にあらそひてさきをかけんもおとなげなし、又老武者(おいむしや)とて人のあなどらんも口惜(くちを)しかるべし。

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 当時の平均寿命を考えると60過ぎは完全な老人です。
 当時の大鎧は総重量が30キロ前後もあり、現代人も60過ぎの人がこんなものを着て行動をするのは厳しいでしょう。
 しかし実盛は出陣し、そして若い敵に討ち取られました。
 その首が木曽義仲の前に差し出されたとき、実盛と知り合いだった義仲の側近が、この実盛の髪や髭が黒い理由を話すのです。

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 この段では実盛が実は義仲の幼少期に、義仲の命を助けた恩人である事など、その他実盛の人となりを示す逸話が色々と出てきます。
 実盛は当時として中級武士でした。 こういう立場の武士は、特定の君主に使えていたわけではありません。 
 実盛最後の戦では、平家方についていました。
 そして篤実な人柄とベテランである事から、平維盛の信頼を得ていました。

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 実盛がこの戦に出陣の為に錦の直垂を着たいと言うと、平維盛は彼に錦の直垂を与えています。 つまり実盛は自前では錦の直垂を買う事の出来ない身分だったのです。 
 平維盛は富士川合戦の時の総大将でした。 そして当然、実盛も同行したのです。
 しかし平家の軍勢は水取りの羽音に驚て逃亡してしまいました。
 ベテラン実盛もこの時はどうしようもなく、戦わず逃亡するしかなかったのでしょう。
 実盛はこの恥辱を晴らす為に、この次の出陣で討ち死にする覚悟をしていたのです。
 それにしても実盛に錦の直垂を与えた事は、維盛の人柄を表しています。

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 平家物語の魅力はこうして平家方も源氏方も、またそれ以外の登場人物を実に多面的に描いていくことです。
 そして戦いの中で武士達がみせる人となりのゆかしさには本当に感動します。
 しかし斎藤別当実盛に大感激するようになったのは、要するにワタシが実盛と同年配になったからでしょうね。
 中学生では実盛の心意気を理解できなかったのです。

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 それにしても優雅な戦争なのです。 平家物語もそれに先立つ保元物語や平治物語でも、非戦闘員が戦争に巻き込まれると言う話は、一切ありません。 あくまで武士だけが名乗りを上げて戦うのです。
 平治の乱で源義朝が敗北して敗走するとき、義朝方の武将が戦見物をしている街人達に駄賃を渡して、自分が取った首の番をするように頼んだりしています。
 市街戦の最中に街の住民達が、街に残って戦争見物をしていたのです。

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 近代以前でも、ヨーロッパなど大陸では、戦争となると街の住民全てが城壁の中に立て籠り、負けたら全住民が虐殺されたり奴隷にされたりでした。
 だから日本人は古代から戦争に対する感覚が完全に世界とはずれているのかもしれません。
 そういう事を色々思い合わせても、平家物語はオモシロイです。

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 朗読の方は昨日で漸くまた実盛の最後を聞いたところです。 だから壇ノ浦まではまだしばらく楽しめます。
 ツィッターのアカウントはどうなるかわかりません。 しかし聴きたい古典朗読は他にも色々あるし、それに明日の午後には新しい眼鏡もできるので、当面ツィッターが無くても困りません。

 平家物語 第七巻 百二


 

  1. 古本
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2023-05-25 13:29

神はアッラーしかいない 多様性って何?

 先日、神戸でガンビア国籍の無職男性が神社の賽銭箱や手水舎を壊して逮捕されました。

 【独自】賽銭箱を蹴り破壊する外国籍の男『神様はアッラーしかいない』と参拝者に発言

 この男は「神はアッラーしかいない。 ここには神はいないから、ここで祈るな。」と言ったそうです。
 また警察に対して「不当逮捕だ。」と言っていました。

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 彼が神社で賽銭箱や手水舎を壊す所は、防犯カメラにはっきりと写っています。 だから彼は犯行を否定する事はできません。
 それで彼が自分の逮捕を「不当逮捕」と言ったのは、日本の法律ではなく、イスラム教の教理やイスラム教から見れば「不当逮捕だ」と言う事でしょう。

 イスラム教の教理やイスラム法によれば、神はアッラーしかなく、神のいない神社で祈る事は許されないのです。 だからそういう邪教の神殿は破壊するべきなのです。
 今回は小さな神社の賽銭箱や手水舎だけなので、被害は小さいのですが、しかしイスラム教の教理からすれば、湊川神社や伊勢神宮を全壊させても、それは罪ではなく非常に称賛するべき行為です。

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 また世界各地で起きているイスラム原理主義者のテロも、イスラム教の教理からすれば罪ではなく、やはり非常に称賛するべき行為です。
 例えばフランスで高校の教師サミュエル・パティさんが、殺害されて斬首されました。
 パティさんは授業で表現の自由を教える時に、フランスの風刺誌シャルル・エブド襲撃事件件を取り合あげた事で「神を冒涜したとした」としてイスラム原理主義者に殺害されたのです。

 シャルル・エブドは日ごろ悪趣味な風刺画を掲載する雑誌で、福島第一原発事故についても見るに堪えない悪趣味な風刺画を掲載していました。
 イスラム教も同様に風刺したのですが、しかしそれでイスラム原理主義のテロリストに襲われてこの雑誌社の社員や警官など12人が殺害されました。 
 サミュエル・パティさんはこの事件を授業で取り上げた事で、シャルル・エブドの社員達と同様に殺されたのです。

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 日本人の感覚からすれば滅茶苦茶です。
 勿論フランス人の感覚からも絶対許せない話ですから、フランス政府はパティさんを国葬にしました
 イスラム原理主義テロの犠牲者を国葬にすることで、フランス政府はこのような犯罪は絶対に許さないと言う姿勢を鮮明にしたのです。

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 でもこのような殺人も、神社破壊もイスラム教の教理からすれば、これら犯罪者達は神から与えられた義務を果たしただけなのです。
 アッラーが唯一絶対の神であり、イスラム教の教理がその神の真理なのだから、イスラム教徒にはその真理に逆らう者達を糺し、神の真理に従わせる義務があるのです。


 神社の賽銭箱を壊したのは、神から与えられた義務を果たす行為なので、それを行った人を逮捕するのは不当逮捕なのです。

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 だ、だって神戸の神社もフランスの高校の先生も、あの悪趣味な雑誌社も、全然イスラム教には関係ないでしょう?
 それなのに何でイスラム教徒が、怒るの?
 「触らぬ神は祟りなし」じゃないの?

 でもイスラム教の教理では「触らぬ神は祟りなし」なんて発想自体が、神を冒涜しているのです。
 イスラム教ではこの賽銭箱を壊した犯人の言う通り「神はアッラーしかいない。」のです。 だからアッラー以外の「モノ」を神として祀っていはイケナイのです。
 そういう宗教は邪教なので破壊しなければならないのです。

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 またアッラーが唯一絶対の神なので、アッラーの教えだけが真実です。
 だからアッラーの教えには全ての人類が従わなくてはならないのです。
 つまりイスラム教徒でなくてもイスラム教の戒律は守らなければならないのです。
 そしてイスラム教徒には異教徒にそれを守らせる義務があるのです。


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 更にイスラム教にはイスラム法と言うのがあります。 イスラム教はムハンマド自身が国家を作ってイスラム教による統治をし、さらにそれがその後継者として拡大しサラセン帝国として中東からスペインまで支配した歴史があります。
 その為、その時代にこの統治の為の法が作られました。
 国家を法で統治するのは、現代の民主主義国家と同じですが、しかしイスラム法は預言者ムハンマドが作った法なので、人間が変える事はできません。

 その為奴隷制度など、サラセン帝国時代の制度がそのまま法的に肯定されています。
 ユダヤ教徒やキリスト教徒など非イスラム教徒にだけ課税する人頭税や、その他の宗教差別規定もそのままです。
 それでもユダヤ教徒とキリスト教徒は「聖典の民」として、一定の人格権を認められていますが、多神教徒は完全な邪教とされており、人格権を一切認められていません。

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 しかしイスラム教ではこのイスラム法こそがイスラム教徒が守るべき法であり、それ以外の法など法として認めてもいません。
 これだともう多様性どころじゃないです。

 だからイスラム教徒の移民を多数抱え込んだ、欧米ではテロが頻発しているし、文化摩擦も凄く起きています。
 そもそも法さへ守る意思がないのです。 
 「多様性が~~!!」と言っている人達は、こういう人達の存在をどう考えているのでしょうか?

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 数学的に言えば、多様性を認めない集合も、多様性と言う集合の中の一部です。 しかし他の集合に属する人達の価値観を一切認めない、自分の価値観に合わない人達は暴力を使って攻撃する。しかもそれが彼等の中では神から与えられた義務の履行である。
 現実の社会でこういう集団を取り込んで、彼等の言うところの「多様性を認める社会」「寛容な社会」を作れるのでしょうか?

 実際、イスラム移民を大量に受け入れた欧米では、イスラム原理主義者によるテロが頻発しているし、文化摩擦や犯罪が問題になっています。
 イスラム移民側には移民先の価値観や法を守る意思が一切ない、それどころか彼等の価値観ではそんなモノを尊重してはイケナイのだから、揉めて当然なのです。

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 「多様性が~~!!」と喚いているのは、こういう連中を受け入れてしまった欧米諸国の側で、受け入れてしまった以上「寛容」とか「多様性」とかを持ち出して、必死に融和を図るしかないのです。
 しかし融和って相手に融和する意思があって初めてできるモノです。
 相手には融和する意思が一切なく、こちらが敗北して、相手に服従するまで満足しない場合に融和などできるのでしょうか?
 

  1. シャベツニダ!!
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