ここ暫くの間にまた一段と気温が下がりました。 朝と夜はストーブなしでは過ごせません。 そして夜になるとよもちゃんがお布団に潜り込んで来るようになりました。
よもちゃんは寒がりなのです。
よもさん、何処にいるの? まだ寝てるの?
Zzzzz・・・・・。
よもさん? 好い加減に起きたら?
ストーブは焚いてる?
もう消したわよ。 もうお昼前よ、すっかり暖かくなったんだから。
え~~っ。 ワタシ、ストーブで部屋が暖かくなってから起きようと思っていたのに。
もう好い加減にしなさい。 まだ9月よ、今からそんなに寒がりで冬はどうするの?
あ~あ、もう冬が来るのね。 辛く厳しく長い冬が・・・・・。
何言ってるのよ。 ホントに情けない子ね。
イヤよ、冬はイヤ!! ワタシの夏はもう終わるの?
そう、もう夏は終わったの! だから潔く出てきて、少し寒いの我慢しなさい!
何と残酷な言葉!! 大体こんなオンボロ屋敷で猫を飼うって、動物虐待だと思うわ。
それじゃどんな所なら良いの?
そうね、ワタシ一度で良いから、高層マンションに住んでみたいわ。 マンションなら冬でも暖かいわ。 こんなオンボロ借家みたいに隙間風が入って、ストーブを消したらたちまち冷蔵庫なんて事にはならないわ。
そう? それじゃまた妹の家の厄介になる? あそこは素敵なマンションよ。
よもさんが暫く妹の所に行ってくれたら、わたしはまたオーストリアへ旅行するわ。 それともチェコかハンガリーなんかも良いわね。 わたしドナウの北が見たいのよ。 ユーロも安くなったしさ。
イヤよ!!
よもさん、何でそんなに嫌がるのよ? わたしの入院中、妹には散々世話になったでしょう? それで凄く可愛がってもらったでしょう? 何が不服なのよ?
イヤだったら、イヤ!!!
よもさん? 何でそんなにイヤなのよ? あんなに可愛がってもらったクセに?
絶対にイヤ!!
寒がりで内弁慶のよもちゃん。 でもホントに寒くなりました。 もう冬は駆け足で近づいているのです。