fc2ブログ

2024-04-08 13:04

5% ローマ帝国のキリスト教化から考えるイスラム教の危険性

 AD380年、ローマ帝国はキリスト教を国教化します。 更にその後392年、キリスト教以外の宗教が禁止されます。 
 これによりローマ帝国は建国以来守り続けてきた宗教を完全に禁じられました。

 ローマは元々ジュピターを主神とする多神教を信仰しており、ローマの中心にあるカピトリーノの丘にジュピター神殿があり、皇帝はその神殿の大神儀官を兼任していました。
 ローマの神殿運営って、日本の神社と似ていて、カピトリーノの丘のジュピター神殿の場合は、元老院議員達が氏子、大神儀官である皇帝が氏子総代と言う形で運営されていました。 
 ローマ以外の地域の神殿も同様で、神殿の管理運営は神官や巫女ではなく、地域の住民達が中心となって運営していたのです。

 カピトリーノの丘にはジュピター神殿だけでなく、ローマの属州になった地域の神々の神殿も並んでおり、ジュピター神殿同様に多くの参詣人が詰めかけていました。
 ローマ人は30万の神がいると信じていました。
 日本の八百万よりは大分少ないのですが、しかし30万もの神様がいるとなると、自分達ローマ人が全ての神様を知る事はできないと考えていました。
 だから新しく属州となった地域に、自分達の知らない神様がいるとわかると「それじゃこの神様もお祭りしなければ」と言う感覚だったのでしょうね。

 属州になった国の神様なんか本気で崇拝したの?
 それがローマ人は新しいモノ好きなのか、流行神が好きなのか、新しい属州ができて、新しい神様が祭られると、参詣人がワイワイ押し寄せたそうです。
 こういう状況ですから、ローマでは信仰の自由は自明の理でした。
 どんな宗教でも公序良俗を乱したり、反社会的な行動を扇動しない限り、一切禁止される事はありませんでした。

IMG_7114.jpg

 因みにユダヤが属州になった時も、ローマはカピトリーノ丘にユダヤ教の神殿を作ろうとしましたが、ユダヤ教側が拒否したので、これは作られませんでした。 ユダヤ教自体も禁止されていません。
 しかしキリスト教は問題になりました。
 それはキリスト教が広まるにつれて、徴兵拒否やローマの伝統的な宗教行事参加拒否などが問題になってきたからです。

 これって現代の日本でも時々ありますよね?
 空知太神社への地代免除反対裁判とか、殉職自衛官の靖国神社祭祀拒否とか、神社に絡む裁判のバックには必ずキリスト教徒がいます。
 古代ローマでもキリスト教徒はこれをやり始めたのです。
 尤も古代ローマでは裁判をやるのではなく、キリスト教に入信した官僚等が、地域や国家として行う宗教儀式への参列拒否をするのです。

 実はこれはユダヤ教徒もやっていたのですが、ユダヤ教はユダヤ人限定の宗教だったので、ユダヤ人の人口以上に信者が増える事はありません。 だからユダヤ人が反ローマの反乱でも起こさない限り放置してきました。 
 ローマの宗教政策って至って現実的で、理念や教理ではなく、社会的な問題ならないなら放置、出来る限り個人の自由に任せるんです。
 しかしキリスト教は全人類を対象にしているし、実際それがジワジワと増えていくのですから、放置する事もできないのです。

 前記のようにローマの伝統的な宗教と宗教観では、新しい神様、新しい信仰が生まれる事は無問題なのです。 しかしその信仰を理由に他の宗教や他の神様を否定する、更には国家や地域の伝統である宗教行事もボイコットするとなると「反社会的」と看做さざるを得ません。
 それでキリスト教は成立直後から、禁止されていました。
 しかし昔のハリウッド映画にあったような残酷な刑罰を科していたわけではありません。 

IMG_7106.jpg

 でも一体何でキリスト教がそんなに広がったのでしょうか?
 キリスト教の教理はそれほど魅力的なのでしょうか?
 しかし元々ローマ人の流行神好きを考えたら、安易に入信する人が結構いても不思議はありません。
 だってローマ人は自国との戦争に負けて属州になった国の神々の神殿にも喜んで参詣しちゃう人達だし、ローマの宗教自体がそうした流行神への参詣を禁止する教理はないのですから。
 それにキリスト教もまたローマの属州の宗教の一つだったわけです。

 但しキリスト教徒とローマの属州の他の宗教との違いは、属州の他の宗教はその宗教を信じてもローマの神々もそのまま信仰できるけれど、キリスト教に入信すると属州の他の宗教は勿論、ジュピター始めローマの伝統の神々を全否定する事になるのです。
 つまり一旦キリスト教に入信すれば、他の宗教全てと敵対する事になります。
 その為、キリスト教入信自体が反社会的行為になるのです。
 だからローマ帝国もキリスト教は禁止せざるを得ないのです。
 
 これだと一旦キリスト教に入信した人間は、完全にキリスト教側だけについて、そのまま反ローマで居続ける事になります。
 キリスト教の教理の合理性や魅力には関係なく、一旦キリスト教徒になったらそのままずっとキリスト教徒なので、当人の「死」以外でキリスト教徒が減る事はなく、わずかずつであっても増え続ける事になります。

IMG_7118_20240408124030545.jpg

 実際、キリスト教はジワジワと広がりました。
 それでAD380年にはローマの国教となり、AD392年にはキリスト教以外の宗教が全て禁じられる事になったのです。
 こう書くとAD380年頃には、ローマ人の大多数がキリスト教徒になっていたのではないかと思ってしまいますよね?
 実はワタシもそう思っていました。

 けれども実はこの当時でもキリスト教徒の人口はローマ全体の5%程度だったと言うのです。 因みに現在創価学会の人口が公称5%です。
 そ、それでどうやってローマの国教になれたのか?

 この辺りはもう完全に闇の世界ですが、しかしキリスト教は反社会であった事から、キリスト教徒の団結力と言うのは非常に強かったようです。
 またその団結力を生かして皇帝の親族や皇帝自身への影響力工作も強烈でした。
 更にこれはカルトの強みですが、カルト信者と言うのはカルト指導者に絶対服従します。 その為キリスト教徒と言うのは皇帝にとっては大変便利な集団でした。

 一方、3世紀、4世紀になるとローマ帝国の衰亡は深刻化しました。 この原因の一つはゲルマン人の侵攻など外部要因ですが、しかしローマ人が頑張ればこんなモノは押し返せたのです。
 元来ローマはカピトリーノ丘を中心に7つの丘だけから小国だったのです。 それが地中海沿岸を全て支配する大国、世界の半分と言われる大国になったのは、ローマ人の強い公徳心や愛国心があったからです。
 ローマ人は建国以来、カルタゴ始め自国よりも遥かに強大な敵を、愛国心と団結力で打倒してきたのです。

IMG_7123.jpg

 ところがこの愛国心や公徳心、そしてそれに伴う団結力が次第に崩壊していきました。
 それを決定的にしたのがAD212年のカラカラ帝によるローマ市民権拡大です。
 ローマの市民権は元来ローマ建国時から市民だけの特権でした。 これがローマ帝国の拡大につれて次第に拡大したのですが、それでも最初はイタリア半島の住民だけ、長期の兵役を務めた兵士とその家族だけ等、色々と制限がありました。

 ユリウス・カエサルは「ローマ市民権は魅力的なモノでなくてはならない」と言っていました。 
 ローマの市民権があれば、10分の1税の免除、裁判での控訴権などいくつかの特権がありました。 参政権もまた市民権所有者だけの特権でした。 
 市民権のない属州民は市民権を得るために兵役に志願したり、市民権の取得要件を満たす為の公的な活動に励んだのです。
 
 ところがAD212年カラカラ帝はローマ領土内に住む全ての自由民に与えたのです。 当時のローマ人達もこれは「人道的である」と評しました。 その為かさしたる反対もなかったようです。
 当時の人倫から言っても「すべて国民が平等な権利を持つ」事は、一部の国民だけが特権を持つよりは人道的と思われていたのでしょう。
 それまではローマ市民権拡大の為に血みどろの内戦まで起きていたのですが・・・・・。

IMG_7124.jpg

 カラカラ帝の時代もローマは外寇に苦しんでいました。 だからカラカラ帝とすればこうして全ての属州民に市民権を与える事で、属州民もローマ人として愛国心を持って外寇に対応する事を期待したのでしょう。
 しかしそういう事にはなりませんでした。
 そもそも属州民の方から「市民権を欲しい」と言ったわけでもないのです。 何より全ての人がローマ市民権を持つ事で、特権として意味が消滅しました。

 例えば10分の1税免除などの意味はなくなりました。 
 10分の1税と言うのは、全所得の10分の1を税として支払うと言う所得税ですが、これはローマ帝国の歳入の中心でした。
 しかし属州民も全部ローマ新民権を持つとこの歳入が全部なくなります。 そこでローマ帝国側は別な税を色々作って課税しなければならなくなったのです。
 だから市民権を貰った側からすれば、それを有難く思う理由もないし、まして参政権と控訴権なんて腹の足しにもならないモノに関心がなければ、それで愛国心が生まれるわけもないのです。

 一方それまで市民権を持っていた人からすれば、一方的に特権を奪われたのと同じ事です。 
 自分はローマ市民だと思うから、国の為に頑張って来たのに・・・・・。
 それが一方的にチャラにされたのですから、やる気をなくします。
 こうやってローマ人の誇りであったローマ市民権は雲散霧消し、そうなると国難に当たってローマ人の愛国心を当てにする事もできなくなりました。

IMG_7125.jpg

 このような状態で皇帝に協力したのがキリスト教徒でした。
 これが正にカルトの強みで、カルト信者と言うのは教団の命令なら何でもするのです。
 キリスト教徒は元来、キリスト教の教理を盾に兵役拒否したりしたので反社会的とされてきたのです。 でも教団の命令なら喜んで兵役に志願するのですから、皇帝側とすれば「イザとなったら頼りはキリスト教徒」になります。 
 こうして本来禁教であったはずのキリスト教はいつの間にか出世に必要なツールとなり、キリスト教人脈で皇帝の側近を固めるようになりました。

 そして遂に運命のAD380年です。
 キリスト教がローマの国教となり、建国以来、元老院の議場に祭られていたジュピターの神像は撤去されました。
 それでも元老院議員から反対も起きなかったのです。
 こうなると392年のキリスト教以外の他宗教禁教も簡単に実施されました。

 キリスト教徒の人口は5%しかいないのですから、ローマ人のすべてが本心からこの禁教令に賛成するはずもないのです。 
 でも誰も表立って抵抗しないのですから、どうしようもありません。
 ローマの家々で祭られていた神棚や神像の破壊命令が下りました。
 この時代の遺跡からは、丁寧に布で巻かれてまるで丁重に埋葬したような神像が見つかるそうです。
 禁教令に逆らえず、しかし家重代の大切な神像を破壊するのはしのびなく、このような形で「埋葬」したのでしょう。

IMG_7137.jpg

 それにしても立派な神像を持っているなら、相応の名家でしょうに。 何で彼等は自分達の信仰・自分達の神々を守る為に戦えなかったのでしょうか?
 彼等の先祖はカルタゴともガリア人とも戦って祖国を守ったのに・・・・・。

 この話は塩野七生さんのローマ人の物語からですが、しかしカルトって心底怖いと思います。
 日本にも既に20万人ものイスラム教徒がいる事を考えると、ローマのキリスト教国教化の話は他人事とは思えません。
 また自民党始め多くの政党がカルトを頼りにする事も、他人事ではないですね。

  1. 古本
  2. TB(0)
  3. CM(10)

コメント

生体が自己を他者・異物と区別して防衛しているように、国家・共同体は、自国人・同胞と、外国人・部外者を峻別しなくてはなりません。

国家を一個の生命体だと考えれば、外国軍の直接侵略であれ、移民その他の滞在外国人集団であれ、いつの間にか他国人に行政を乗っ取られてしまう危険を防げます。
人間の躰と同じに考えればよろしい。

動物であれ、植物であれ、菌類であれ、およそ生命体は、有害なて他者・異物の侵入に対しては、抵抗・反撃、駆除、或いは解毒の方策を講じて怠りません。その日常的な営みを国家の政府も国民も同じくすべきなのです。

政府や国民は、無害な他者か、有害な他者かに応じた態度を執らねばなりません。

例えば竹島を不法占拠している韓国人は、明らかに我が国の主権を侵している敵国人なわけですから、日本の主権を害していない他の国からの人たちと同じ扱いには本来できないはずです。
それを同じくするのは「法の下の平等」に反することで、法治国家としてあるまじきことです。

国家も一種の生命体であれば、有害な他者(我が国に害意ある他国、テロ組織から不良外国人等まで)には、必ず防御・制裁・反撃の策を講じなければなりません。
甘い顔や見て見ぬ振りをしてはならない。
さもなくば、いかなる高等生命体も、寄生生物に体内から食い尽くされるか、凶暴な野獣の爪牙にかかり餌食となるほかにないでしょう。

自他は峻別し、区分するというのが生命保全の第一歩です。
それができないとあらば、国家も個人も文明も、貪欲な寄生生物や野獣に喰いものにされて終わり、となるだけです。

ブログ主さんが度々言及為されておられるマイナンバーカードは、その方策のひとつなのです。
  1. 2024-04-08 20:17
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
  4. 編集

小別沢コース

最後のフォトはいつも見る、山際の農園の風景ですよね、もう、そんな所まで行けるようになったんですね。
この写真をGoogle検索すると、このアングルのフォトがヒットしました。


>からすの山歩き
>奥三角山~ 大倉山~ 大倉山西峰(初)~ ワレ目 2月9日(土)小別沢コース 所要3時間
http://diero55.blog.fc2.com/blog-entry-244.html
  1. 2024-04-09 09:57
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 生体が自己を他者・異物と区別して防衛しているように、国家・共同体は、自国人・同胞と、外国人・部外者を峻別しなくてはなりません。
>
> 国家を一個の生命体だと考えれば、外国軍の直接侵略であれ、移民その他の滞在外国人集団であれ、いつの間にか他国人に行政を乗っ取られてしまう危険を防げます。
> 人間の躰と同じに考えればよろしい。
>
> 動物であれ、植物であれ、菌類であれ、およそ生命体は、有害なて他者・異物の侵入に対しては、抵抗・反撃、駆除、或いは解毒の方策を講じて怠りません。その日常的な営みを国家の政府も国民も同じくすべきなのです。
>
> 政府や国民は、無害な他者か、有害な他者かに応じた態度を執らねばなりません。
>
> 例えば竹島を不法占拠している韓国人は、明らかに我が国の主権を侵している敵国人なわけですから、日本の主権を害していない他の国からの人たちと同じ扱いには本来できないはずです。
> それを同じくするのは「法の下の平等」に反することで、法治国家としてあるまじきことです。
>
> 国家も一種の生命体であれば、有害な他者(我が国に害意ある他国、テロ組織から不良外国人等まで)には、必ず防御・制裁・反撃の策を講じなければなりません。
> 甘い顔や見て見ぬ振りをしてはならない。
> さもなくば、いかなる高等生命体も、寄生生物に体内から食い尽くされるか、凶暴な野獣の爪牙にかかり餌食となるほかにないでしょう。
>
> 自他は峻別し、区分するというのが生命保全の第一歩です。
> それができないとあらば、国家も個人も文明も、貪欲な寄生生物や野獣に喰いものにされて終わり、となるだけです。
>
> ブログ主さんが度々言及為されておられるマイナンバーカードは、その方策のひとつなのです。

 他者に寛大であるのは良い事ですが、しかし自分を守る為にはそのデメリットもまた理解した上で寛大であるべきなのです。
 その意味ではひたすら寛大・寛容を称賛する現代のマスコミと岸田政権の姿勢には違和感を感じます。
 
 
  1. 2024-04-09 10:43
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 小別沢コース

> 最後のフォトはいつも見る、山際の農園の風景ですよね、もう、そんな所まで行けるようになったんですね。
> この写真をGoogle検索すると、このアングルのフォトがヒットしました。
>
>
> >からすの山歩き
> >奥三角山~ 大倉山~ 大倉山西峰(初)~ ワレ目 2月9日(土)小別沢コース 所要3時間
> >http://diero55.blog.fc2.com/blog-entry-244.html

 おお、この小別沢会館までは何度も行ったのですが、しかしこの先に登山口があるとは知りませんでした。
 でも三角山には羆がいるので、これから一人で行くのは怖いです。

 尤も今や札幌近郊の山々で羆の出ない所はないのですけど。 登山の好きな人達はどうしているんでしょうね?
  1. 2024-04-09 10:49
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

これがキリスト教会の視点から見ると 「初期のキリスト教徒は、ローマ帝国では酷い迫害を受けた」 になるんですよね。
でも、多神教を信じ、宗教に寛容だったローマ市民から見れば、当時のキリスト教徒は 「狂信者」 であり、禁止しようと思うのは当然でしょう。

ヨーロッパでユダヤ人が差別や迫害を受けてきたのだって、恰好からして奇妙で不気味な 「超正統派ユダヤ教徒」 のせいが大きかったと思いますよ。
ちなみに、現代のニューヨークにも 「超正統派ユダヤ教徒」 が大勢いるそうですね。この↓動画では、好意的に取り上げているけど・・・

反イスラエルの超正統派ユダヤ人の実態がとんでもなかった - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=29ZVLWWXP3o
  1. 2024-04-09 21:13
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

Re: タイトルなし

> これがキリスト教会の視点から見ると 「初期のキリスト教徒は、ローマ帝国では酷い迫害を受けた」 になるんですよね。
> でも、多神教を信じ、宗教に寛容だったローマ市民から見れば、当時のキリスト教徒は 「狂信者」 であり、禁止しようと思うのは当然でしょう。
>
> ヨーロッパでユダヤ人が差別や迫害を受けてきたのだって、恰好からして奇妙で不気味な 「超正統派ユダヤ教徒」 のせいが大きかったと思いますよ。
> ちなみに、現代のニューヨークにも 「超正統派ユダヤ教徒」 が大勢いるそうですね。この↓動画では、好意的に取り上げているけど・・・
>
> 反イスラエルの超正統派ユダヤ人の実態がとんでもなかった - YouTube
> https://www.youtube.com/watch?v=29ZVLWWXP3o

 このユダヤ教超正統派の女性の自伝的小説を読んだ事があります。 「愛を読む人」と言うのですが、ホントに大変なんですよね。 戒律第一なので他の人々とは「共生」不能なのです。 だったらアーミッシュのように田舎で自給自足で暮らせば良いのですが、しかし彼等は都市生活しかできないのです。
 なぜなら安息日には料理もしないなどと形で戒律を守ると、自然の中で農業などをする事はできないので、結局異教徒の作った都市に寄生する事になります。

 異教徒の作った都市に暮らしながら、その都市を作った人々を「異教徒」と蔑んで、自分達だけの集団で暮らす。 天災や外冦などの災難に対しても戒律を理由に協力を拒否する。
 実はこれは古代から話で、当然ですがユダヤ教徒以外の信者たちからの反発を受けます。

 歴史的に最も古いユダヤ人迫害事件は紀元前300年アレキサンドリアで起きました。 紀元前300年だからキリスト教は関係ないのです。 
 
 ユダヤ教はこういう厄介な面を内包しているのですから、ユダヤ教から派生したキリスト教も同様でしょう?

 現在日本でもキリスト教徒が、地鎮祭など地域の一般的に行われる神道行事に反対して裁判など起こしています。
 古代ローマも皇帝自身がジュピター神殿の氏子総代と言う立場ですから、色々な行事に必ず祭祀をおこないました。 キリスト教徒はそれにいちいち反発したり、欠席したりしていたのですから、一般人の反発は強いし、国家分断、国体の破壊を意図していると思われても仕方ありません。

 実際、キリスト教徒側からすると異教の邪神をまつるローマ帝国は、神に滅ぼされるべき悪の帝国と言う認識でしたし。
 まあ、もめて当然でしょうね。
  1. 2024-04-10 11:05
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

>ドイツの「The reader」とポーランドの「泥の沼」

>『愛を読むひと』(あいをよむひと、The Reader)は、2008年のアメリカ・ドイツ合作映画。英語作品。1995年 に出版されたベルンハルト・シュリンクの小説『朗読者』を、スティーブン・ダルドリー監督が映画化。

この映画を私は、旅客機の中で何度か見ました(意味が良く判らなかったので)。日本ではあまり宣伝されて居なかったような気がします。
若いドイツ人が大人の女に恋をして、その女性が文盲で、昔のナチスの仕事をしていたという思い出を自分の娘に回顧していた程度で、映画が美しかった程度の記憶しかありません。

所で、最近はnetflixで東欧、北欧のドラマを見たですけど。
>「泥の沼」
80年代初頭、ポーランドの小さな町で青年組合の議長と娼婦(しょうふ)が惨殺される事件が発生。警察の捜査に疑問をもった2人の記者は独自に真相を追い始めるが...。

ポーランドの沼地で1945後のと思われる多くの人骨が発見されました。
本部の検事とか警察のお偉方は、それは全て戦前のドイツ人の仕業だとして葬ろうとします、ポーランドの悪い事は全てドイッがした事だとします、この辺は戦後の韓国人に憑依をしてるのでおかしいのですけど。

それをロマ(多分ユダヤ人と想定)の刑事と顔役が、戦後のポーランドの水泳の育英選手を組織で売買していたと言う事を解明します。
東欧の国の悲劇は、戦後のロシア時代も続いて悲劇に輪をかけてるんですね。東欧ではユダヤ人は富と権力を持っていた人も多いようで、複雑ですね。
  1. 2024-04-10 11:39
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

Re: >ドイツの「The reader」とポーランドの「泥の沼」

> >『愛を読むひと』(あいをよむひと、The Reader)は、2008年のアメリカ・ドイツ合作映画。英語作品。1995年 に出版されたベルンハルト・シュリンクの小説『朗読者』を、スティーブン・ダルドリー監督が映画化。
>
> この映画を私は、旅客機の中で何度か見ました(意味が良く判らなかったので)。日本ではあまり宣伝されて居なかったような気がします。
> 若いドイツ人が大人の女に恋をして、その女性が文盲で、昔のナチスの仕事をしていたという思い出を自分の娘に回顧していた程度で、映画が美しかった程度の記憶しかありません。

 この映画の話は聞きましたが、どうもワタシの読んだ本とは関係ないようです。
 
 ワタシの読んだ本の作者はパール・アブラハムで、1970~80年代にNYの郊外で暮らす正統派ユダヤ人家庭の少女の生活を描いています。

 https://www.amazon.co.jp/%E6%84%9B%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80%E4%BA%BA-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0/dp/4047912883

 映画の方は「愛を読むひと」で、元になった小説は「朗読者」で作者はベルンハルト・シュリンクです。
 どちらもユダヤ人の女性が主人公なので、混乱するんですが、実は全く違う小説です。

 因みに映画の方はワタシは見ていません。 
>
> 所で、最近はnetflixで東欧、北欧のドラマを見たですけど。
> >「泥の沼」
> 80年代初頭、ポーランドの小さな町で青年組合の議長と娼婦(しょうふ)が惨殺される事件が発生。警察の捜査に疑問をもった2人の記者は独自に真相を追い始めるが...。
>
> ポーランドの沼地で1945後のと思われる多くの人骨が発見されました。
> 本部の検事とか警察のお偉方は、それは全て戦前のドイツ人の仕業だとして葬ろうとします、ポーランドの悪い事は全てドイッがした事だとします、この辺は戦後の韓国人に憑依をしてるのでおかしいのですけど。
>
> それをロマ(多分ユダヤ人と想定)の刑事と顔役が、戦後のポーランドの水泳の育英選手を組織で売買していたと言う事を解明します。
> 東欧の国の悲劇は、戦後のロシア時代も続いて悲劇に輪をかけてるんですね。東欧ではユダヤ人は富と権力を持っていた人も多いようで、複雑ですね。

 東欧ではドイツ以上に反ユダヤ主義が強く、だからナチスドイツが侵攻した時に、ナチスに便乗して盛大にユダヤ人虐殺をやったし、また酷いのはドイツが敗戦して撤退してから避難先から戻ったユダヤ人を虐殺したりしています。

 トランプ大統領の娘婿のクシュナーさんの一家がアメリカに逃げたのも、この戦後のポーランドでの虐殺を逃れての事です。
  1. 2024-04-10 13:16
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

まあ個人レベルで騙される事はともかく日本人がイスラム教に染まるということはないと思いますよ。
キリスト教伝来にしても南蛮貿易のためという側面が強く、禁教されたらさらっと捨てましたし。
そしてキリスト教が解禁されてもそれですごい増えたかと言えばそこまででもない。
クリスマスにしてもよくわからんが騒げる日とかそんなレベルですし祭りとかそういう現世利益的なものないと見向きもされない。
我が国はローカライズ大好きでそれできないものはあんまり流行らないんですよ。
多くを受け入れるが自分たちの都合のいいように変質させることも求めるものです。
  1. 2024-04-12 00:21
  2. URL
  3. 太朗 #cRy4jAvc
  4. 編集

Re: タイトルなし

> まあ個人レベルで騙される事はともかく日本人がイスラム教に染まるということはないと思いますよ。
> キリスト教伝来にしても南蛮貿易のためという側面が強く、禁教されたらさらっと捨てましたし。
> そしてキリスト教が解禁されてもそれですごい増えたかと言えばそこまででもない。
> クリスマスにしてもよくわからんが騒げる日とかそんなレベルですし祭りとかそういう現世利益的なものないと見向きもされない。
> 我が国はローカライズ大好きでそれできないものはあんまり流行らないんですよ。
> 多くを受け入れるが自分たちの都合のいいように変質させることも求めるものです。

 東南アジアでもアフリカでもキリスト教化された国は、実はキリスト教以前に対抗できる宗教・文化のなかった国だけです。 
 その意味では日本はキリスト教にもイスラム教に嵌らないと思います。

 でもローマ帝国だってキリスト教化されてしまった事を考えると、絶対に大丈夫とは言えません。
 執拗で暴力的な布教をする宗教は、相応の覚悟を持って対抗しないと大変危険です。
  1. 2024-04-12 09:31
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する