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2023-10-19 12:38

「笑顔が溢れる病院」空爆? ガザ病院爆破

 昨日、ガザの病院の病院が「空爆」されたと言うニュースが出ました。
 ワタシは最初このyou tubeのニュース動画でこれを知ったのですが、何とも違和感がありました。



 だって動画の最初に「病院の中庭でしょうか?」と言う場所に子供が大勢集まっていて「笑顔が溢れるひと時を過ごしていました。」と言うのですが、そしてその後「この景色は一変しました。」として「空爆」の事実を伝えるのです。

 しかしワタシはこれには凄い違和感がありました。
 そもそもこの子供達は一体なんなのでしょうか?
 ワタシは難病患者なので、病院に定期的に通います。
 ワタシが定期的に通院している札幌医科大学付属病院は札幌市でも病床数が992床でいつもほぼ満床ですから、この規模の病院が大規模に爆破されたら数百人の死者が出るのはその通りだと思います。

 しかし病院に子供が集まって笑顔が一杯って凄く不可解なんですよ。
 小児科には子供の患者がいると思いますが、しかしこのニュース動画の子供達はみんな元気そうで、入院患者には見えません。
 それでは職員の子供の為の託児所でしょうか?
 しかし託児所の子供なら基本的に学歴前の幼い子供だけですが、この動画の子供達はもっと年長です。 
 託児所でもなく、また入院患者でもないなら、一体何のために子供が病院の集まるのでしょうか?

 そもそも病院で「笑顔が溢れる光景」なんて凄くヘンじゃないですか?
 確実に治る病気でも入院なんて楽しくないし、まして大規模病院は余命宣告されている重症者も沢山いるのです。 

 このニュース動画は16時間前にアップされた物で、ガザの病院爆破のニュース動画の中では早くアップされた動画の一つです。
 ガザの病院爆破はそれ自体大ニュースなので、爆破事実を迅速に伝える事は重要です。
 しかしそれなのにそのニュースを伝える為に、この病院の動画を検索して子供達の「笑顔が溢れる」動画を探したのでしょうか?
 そもそもこの「子供達の笑顔が溢れる」動画はいつ誰がアップしていたのでしょうか?
 何とも気持ち悪いです。

 実はこの問題について青山繁晴議員も解説動画をアップしていました。



 この中で青山議員は「途上国や紛争地では、病院に大量に爆発物を置いているのは常識だ。 イザとなればそれを爆発させて、入院患者や医者看護師をもろとも死なせる為だ。 だから病院に行くのは命がけ。」と言っていました。
 そんなところに元気な子供を大勢集めるって?

 そして「空爆」と言う報道も凄く違和感があります。
 「空爆」だと爆撃機とか戦闘爆撃機で爆弾を落とす事を想像するのですが、その場合それができるのはイスラエルだけです。
 しかしイスラエル政府は勿論それを否定しています。
 そもそもイスラエル政府がこれを行う動機がありません。
 
 イスラエル政府はガザ侵攻の前にガザ地区への電気・水道の供給を止めました。
 この件について例えばイギリスのベネット外相は「電気を止めたら、保育器の中の赤ちゃんはどうなるんだ?」と非難したそうです。
 電気を止めるだけでも、国際社会の顔色を気にしなければならない状態で、病院空爆なんかやったら、どうなるか?
 イスラエルはこれまでも国際社会の顔色は非常に気にして、この手の人道問題には最大限の配慮をしてきたのです。
 
 一方ワタシはこのベネット外相の話を知った時に思いました。
 まず病院には自家発電設備があります。 だから外部からの電気が止まっても、即病院内の医療機器が止まるわけじゃないです。
 実際、このガザの病院もこの空爆前に電気が止まったわけではないようです。
 だからイスラエル侵攻中は、自家発電で凌ぐ事ができるはずです。

 しかしそれでも動ける患者はイスラエル政府の勧告に従って退避するべきだと思いました。
 なぜならこれまでハマスがイスラエルを攻撃する拠点を病院や学校に置き、イスラエル側の反撃に病院や学校を巻き込むと言う事を再々やっているからです。
 イスラエル軍はハマスの拠点を空爆する前には、ビラを撒いたりして警告し、近隣の人々の退避を促すのですが、しかしハマスはこの退避を妨害して、敢えて非戦闘員を死傷させるのです。
 そしてその悲惨な写真を動画を世界にばら撒き、反イスラエルの宣伝に使って来ました。

 だからイスラエル軍の侵攻が迫る時に病院にいるのは非常に危険ではないですか?
 そう思っていたら、今回は病院が戦闘に巻き込まれるどころか、病院その物が攻撃されたわけです。
 勿論今の所は、誰がやったかはわかりません。 
 因みに青山繁晴議員は「真相は永遠にわからないのではないか?」と言っていました。 「なぜならこうした爆破を行う場合は、大量の爆薬を使って証拠がすべて吹き飛ぶようにしておくから」だそうです。

 そして病院爆破の効果は絶大で、世界中のイスラム教徒は「イスラエル憎し」で燃え上がりました。
 現在ハマス始めイスラムテロ組織のイスラエル攻撃は、イスラム教徒の聖地奪還運動と言う宗教行事であり、政治的にも軍事的にも合理的な意味はありません。
 病院爆破で死んだ人達は「殉教者」、殉教者を殺したのは異教徒、異教徒とは戦い続ける、神がそれを望んでおられ、と言う話になって燃え上がるのです。

 因みに宗教行事ですから、現実の生活や行動と一致する必要はありません。
 むしろ行事に参加している間だけ現実を離れて、少し良い気分になれたらそれで良いのです。

 この病院爆破と同じ日に、タリバンが中国の一帯一路会議に出席しました。
 タリバンはイスラム原理主義政権ですよね?
 だからオサマ・ビン・ラディンを保護してアメリカと戦う事までしたのです。 勿論、反イスラエルテロも支持しています。
 しかしこの世で一番イスラム教徒を迫害しているのは、イスラエルでもアメリカでもなく中国です。 
 パレスチナのイスラム教徒を殺すのは許せないけど、ウィグルのイスラム教徒なら殺しても良いんですか?
 
 しかしこの点、同じくイスラム原理主義国家であるイランも同様で、ヤッパリ中国の友好国です。
 イランはロシアの友好国でもあります。 ロシアだって国内のイスラム系のテロには随分手を焼いてきたので、徹底弾圧しているのですが。

 こんな国々がイスラム原理主義を唱えて、イスラエルへのテロを支援しているのです。 
 だからこそこのテロは、宗教行事なのです。

 宗教の自由は大切だし、宗教行事は尊重するべきです。 しかし無差別殺人を行う宗教行事と言うのは余りに悪質です。
 この悪質な宗教行事を辞めさせるには、せめて異教徒である我々が、犠牲者を使ってのテロリストのプロパガンダに便乗をする事だけは辞めるべきでしょう?
 狂信者達がいかに熱狂しようと「これは卑劣な殺人だ」「許しがたい無差別殺人だ」と言い続けるべきでしょう。
 

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