これは元々この市議のこんなツィートが始まりです。
ところがこの「汚染魚」ツィートをボコボコに叩かれたので、今度はこんな謝罪文を出しました。
2023年9月8日 アミーバブログ 村井あけみ奮戦記
私、村井明美が櫻井よしこ氏のツイートに対して、不用意に「汚染魚」と表現し、不適切なコメントを発信したことについて、心よりお詫び申し上げ、ツイートを削除いたします。
私は、入市被爆で原爆手帳を持つ祖父がいました。
祖父は、おそらく吸い込んだ放射能の被害であろうといわれ、肺がんでなくなりました。
また昭和21年~22年に生まれた同窓生には、体内被曝や被爆2世で、白血病やがんで、若くして亡くなった人たちがいます。
私が小学校時の担任の先生は、被爆後十数年後「今、私の脾臓が破裂しました」という言葉を最後に、全ての体の穴から大量の血を噴出されたそうです。原爆症と言われました。
原爆の子の像となったのは、佐々木貞子さんだけではありませんでした。本人自身は被爆していないのに、何年も後に白血病やがんで亡くなった子どもたちの像です。
佐々木貞子さんは、死後、レントゲンを詳細に見返したところ、胸の骨からわずかの放射線が出ている痕跡が認められたということです。アメリカも日本政府も認めようとしない体内被曝です。
放射能はごくごく小さな核種が体内に取り込まれ、骨などに沈着すると、そこから毎日、直接細胞を攻撃するとのことです。
今回の「アルプス処理水」は、120あるといわれる放射能汚染物質をすべて除去しているものではありません。
今後どのような影響が出るかわからないのに、魚を食べようといわれ、放射能の犠牲となった私の周りの同級生や同窓生、祖父や担任の先生の死がフラッシュバックし、感情的になってしまったことを、深く反省しています。
今後、誰一人として、遅発性の内部被ばくを含め、放射能の犠牲者は出てほしくないというのが私の本意です。
日本政府が、放射能による環境汚染や生物汚染を起こさないために、あらゆる手立てを採ることを強く願っています。
ですが私の不用意な発信が、福島の方々を一層苦しめるものとなったことについては、深く深くお詫びするものです。誠に申し分けありませんでした。
>佐々木貞子さんは、死後、レントゲンを詳細に見返したところ、胸の骨からわずかの放射線が出ている痕跡が認められたということです。アメリカも日本政府も認めようとしない体内被曝です。
「骨からわずかの放射線が出ている」ってレントゲンで分かるんでしょうか?
そもそもレントゲン自体が放射線なんだし。
確かに原爆症は体に放射性物質を取り込んだ事で、その放射性物質が体内で放射線を出し続ける事によって起きる症状なのですが、この「汚染魚」市議のブログを読んでいると、放射線と放射能の区別がついていません。
一応説明しますが、放射能は放射線を出す能力です。
原子の中には、原子核の構造上非常に不安定なモノがあり、そのような原子の原子核は自然に崩壊していきます。
原子核が崩壊するときに、原子核を構成していた陽子や中性子と多大なエネルギーが放出されるのです。 原子核崩壊で放出されるエネルギーと物質を放射線と言うのです。
また自然に原子核崩壊して、放射線を出す物質、つまり放射能を持つ物質を放射性物質と呼びます。
放射線はα線、β線、γ線の三種類あります。
α線は原子核を構成していた中性子です。
β線は原子核を構成していた中性子が陽子に変わる時に放出される電子です。
γ線は原子核が崩壊するときに、放出されるエネルギーですが、これは非常に波長の短い電磁波になります。
どれも非常に大きなエネルギーを持っているので、他の原子などに当たると大きな影響があります。
ここまで高校物理で習います。
だから放射線、放射性物質、放射能と言うと非常に恐ろしいイメージなのですが、しかし放射性物質は実は自然界にも多数存在するし、原発とか原発事故とか原爆に関係なく、自然界でも一定の放射線が出ているのです。
例えば都立大学教授で革命家の宮台真司氏が「生体濃縮する!!」と言って大騒ぎしたトリチウムも放射性物質です。
トリチウムの原子核は中性子が二つと陽子が一つでできています。 これは原子核として存続するには不安定な構造なので、原子核崩壊します。
トリチウムの原子核崩壊は、トリチウムの中性子から電子が出ていくβ崩壊で、その時電子を放出します。 但しこのβ線は非常に弱いです。
また原子の化学的性質は陽子の数できまりますから、トリチウムの化学的性質は水素と全く同じです。
その為、トリチウムは福島第一原発の処理水でも、他の原発の温排水でも、また天然でも酸素と結合して水として存在します。
だからトリチウムも水と一緒に代謝されるので、体内に蓄積される事もないのです。
放射性物質ではあるけれど、放射線は微弱、しかも体内に蓄積される事もない。
だから世界中の原発はトリチウムを含んだ温排水をそのまま垂れ流しています。 これらの原発の排水に含まれるトリチウムの量は一年分でも、今回福島第一原発が放出する総量を二桁上回るのです。
また他の放射性物質も、飲料水として使える基準より更に下のレベルまで除去しています。
水俣病や痛い痛い病が起きた時代は、今に比べて微量分析のレベルが低く、排水に含まれる超微量の物質を検出できなかったのですが、現在は微量分析の技術は遥かに進んでいます。
特に放射性物質は放射線を検出したら一発で検出できるので、検出が簡単なのです。
そのような技術を福島第一原発の処理水に含まれている放射性物質を調べても、飲料水に含まれる放射性物質の7分の1程度なのです。
こうなるとどう考えても福島第一原発の処理水に危険はないのです。
まして福島第一原発の処理水を放出したことで日本中の魚介類が汚染される事などありえません。
因みに濃度ではなく総量を問題にする人達がいますが、それを言えば過去に行われたムルロア環礁やビキニ環礁での原爆実験の時に海に投じられた事になった放射性物質の方がよほど問題では?
またソ連崩壊時に放棄された原潜の核燃料や老朽原潜はどうなるのでしょうか?
あれから随分と時間がたっているので、海洋核実験や老朽原潜の核燃料での海洋汚染で魚が汚染されるモノなら、今頃世界中で多くの人が原爆症になっているはずです。
しかしこうした科学的事実は、村井明美市議にも、そして共産党にも関係ないのでしょう。
彼等は科学的根拠など一切関係なくとにかく福島第一原発の事故処理を妨害し、福島の復興を邪魔したいのです。
また福島第一原発の事故処理を妨害する事によって、原発の再稼働を阻止したいのです。
と言うか、何より政府のやる事、桜井よし子さんなどイデオロギーで対立する人の意見には反対したいのです。
その為には福島の復興が遅れようと、原発が再稼働できなくなって電気代がどれほど上がろうと構わないのです。
元来共産党のような極左政党は「科学的社会主義」なる物を信奉していました。
しかしあれのどこが「科学的」だったのでしょうか?
実はワタシは大学の教養で教わった講師が共産党員だったので、完全に共産主義から書かれた教科書を読んだ事があります。
で、ワタシはこれのどこがどう科学的だか全くわかりませんでした。
だって「科学」には再現性と客観性が必要なのですが、しかし共産主義の理論には再現性も客観性もありませんから。
それでも敢えて「科学」と言うなら、マキャベリが「君主論」を書いた時に行った「シエンツァ」程度の科学性でしょう?
彼は「君主論」を書くに当たってこういっているのです。
しかし共産主義と言うのは、マルクスやレーニンの考えた事を纏めているのかもしれませんが、現実の体験からも・・・・・と、言うより二人とも現実社会で働いたり、社会活動をした経験のない人達だったので、脳内妄想だけを纏めて書いたとしか言えません。
これではマキャベリ的な意味でのシエンツァにさへならなかったのでしょう。
そしてソ連崩壊で共産主義の実現が不可能であることは証明されました。
それでも共産主義者と言われる人達は、共産主義にしがみ付いています。
こうなるともう根源的に「客観性」とか「再現性」とかには完全に無縁の人達で、むしろカルト信仰の信者だったと考えるべきなのです。
だから高校物理レベルの話を無視して、ひたすら福島処理水放出に反対し続けられるのだし、非科学的社会主義を信奉し続けてられているのでしょう。