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2023-09-05 11:52

塩賊と赤っ恥 福島第一原発処理水雑感

 昨日、中国で起きている福島第一原発処理水放出に関わる塩の買いだめ騒動を紹介したら、温泉猫さんがこんなコメントを下さいました。

  「食塩は現時点で安全」 業界団体呼び掛け―中国
 2023年8月25日時事通信

【北京時事】中国塩業協会は29日、食塩メーカーを集めた意見交換会を開き「海塩を原料とする食塩は現時点で安全」と結論付けた。中国では東京電力福島第1原発の処理水放出を受けた塩の買いだめが起き、社会問題化している。
 
 業界団体の同協会は公式データに基づき「中国の海水に異常は見られない」として、消費者に冷静な対応を呼び掛けた。中国の塩のうち海塩は1割にすぎないが、食塩全般で品不足となり、買いそびれた人々の不満が高まりかねない状況だ。

 >中国塩業協会

習近平がどうするかは、わかりませんが、この中国塩業協会とやらは、塩賊(塩梟)と化して、唐代末期の黄巣の乱が再来したりしてね。
甘味や糖分なら代替品は幾つももあるけど、塩の代替品は在りませんから、「汚染水」というデマを引っ込めない限り、地上で採取できる岩塩しか手に入れられず、10数億の人民の需要を賄えず、暴動の十分な原因になり得るでしょうから。

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 ワタシも塩の買いだめ騒動で思い出したのが「塩賊」です。
 中国では古来、塩は国家の専売品で、その塩を扱う塩商は暴利貪り大富豪になっていました。
 尤も共産主義になれば、基本的に全ての商品が国家の専売同然だし、「社会主義市場経済」を取り入れたら、今度は経済の中で塩の占める割合など僅少なので、さしもの塩商も力を喪ったのだと思っていました。
 しかし今回の騒動を見ると、塩商の相対的な経済力は低下しても、塩賊の精神はいささかも衰えていないのがわかりました。

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 そもそも中国人が塩を買いだめしているのは「福島第一原発処理水で海洋が汚染される。 だから今後、海水塩が危険になる。」と思い込んでいるからです。
  
 勿論これには科学的根拠は一切ありません。
 福島第一原発の処理水は、放射性化合物など危険な物質は完全に除去されて飲料水よりも少ないレベルなのです。
 唯一除去できないのがトリチウムです。

 トリチウム=三重水素は、水素の同位体です。 
 普通の水素の原子核は陽子が一個だけです。
 しかしトリチウムの原子核は陽子が一個に中性子が二個あるのです。 陽子一つ、中性子二つと言う原子核は不安定なので、少しずつ崩壊していきます。 この原子核崩壊時に出るのが放射線なのです。

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 一方原子の化学的な性質は、陽子の数で決まります。 だからトリチウムの化学的性質は水素と全く同じです。
 だから福島第一原発の処理水や他の原発の温排水に含まれるトリチウムは「水」なのです。
 水の化学式はH₂Oです。
 つまり水は水素原子が二つと酸素原子が一つが結合してできているのです。
 トリチウムは水素と化学的性質が同じなので、酸素や普通の水素と一緒に水になるのです。

 つまり処理水や温排水からトリチウムを取り除くには、水から水を取り除かなければなりません。 
 水素の代わりにトリチウムが入っている水(トリチウム水)と普通の水素だけの水の違いは質量だけです。
 だから処理水や温排水からトリチウムを取り除くには、遠心分離ぐらいしか方法がありません。
 しかしこれには大変なコストがかかります。
 それで結局、トリチウム水はそのまま垂れ流すのです。

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 そ、それってヤバイでしょう?

 大丈夫です。
 トリチウムと言うのは元来天然にも大量に存在し無害です。
 だからこれまでも世界中の原発の温排水は大量のトリチウムをそのまま垂れ流してきましたし、それで健康被害等が起きた事実はありません。
 因みに福島第一原発では、事故が起きるまで温排水を使ってヒラメの養殖をしていました。 
 
 トリチウムが無害なのは、トリチウムから出る放射線が弱いと言う事もありますが、そもそもトリチウムがトリチウム水になるからです。
 生物は生きていくために水が必要です。
 人間は毎日1~2リットルぐらいの水を飲みます。 飲んだ水はオシッコや汗として、毎日体から出ていきます。 その為に毎日水を飲まなければならないのです。
 水は体にたまらないのです。
 それでトリチウム水を飲んでも、直ぐ体から出ていくのです。

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 先日、東大卒で都立大学教授で革命家の宮台真司大先生がツィッターで「トリチウムは魚の体内で生体濃縮される!! 水俣病みたいなる。 危険だ!!」と騒いでいました。
 しかし化学的には水であるトリチウム水が、水俣病の原因である有機水銀のように生体の濃縮などされるわけもないのです。
 で、これは前記の説明を読めば理解できるはずです。
 因みに前記の説明って高校の物理と化学で完全に理解できる話です。

 それをただもう「反対」したいだけで、化学・物理もなんのその、ここまで無知蒙昧ぶりを晒すって文字通りの赤っ恥じゃないでしょうか?

 9月2日 アゴラ 
 
 宮対真司大先生は一応社会学者なので文系なのですが、この人の年齢だと高校では物理と化学は必修だったはずです。 
 東大に合格しているのだから、文系でも数学その他の理系科目だって成績は良かったでしょうに。 こんなの見ると悲しくなりますね。
 尤も物理学博士のメルケルだって原発停止を認めちゃったのだから、政治的意図の前に学問は無力と言う事でしょうか?

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 何だか脱線したようなので「塩」の話に戻ります。
 中国人は塩の買いだめを始めたのですが、しかしそもそも市販の食塩には水は含まれていません。 海水から水を完全に除去したのが海塩ですからね。
 だからトリチウム水が食塩に入る事はないのです。
 つまり中国人はそもそも福島第一原発処理水の「汚染」の中身は一切考えていないと言う事でしょう?

 でもこれは仕方ありません。
 だって中国の一般国民は共産党政権のプロパガンダしか聞かされていないのですから。 中には科学的な知識のある人もいて、そういう人達がSNS等で共産党政権のプロパガンダを疑問視する投稿をするようですが、そういう投稿は削除されているみたいです。
 だから中国の一般国民がオカシナ事をするのは仕方ないです。 少なくとも宮台大先生よりはマシでしょう?

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 それに中国は危険物質が一杯なのです。
 「塩」だって危険が一杯です。 
 2000年代から「偽塩」の流通が問題になり、これは今も流通しているようです。
 本来「塩・食塩」は塩化ナトリウムです。 
 ところが亜硝酸塩など外見は食塩と同じでも、全く違う物質の入った「塩」が「食塩」が流通していると言うのです。

 イヤ、こんな物食べちゃダメでしょう?
 亜硝酸塩なんて完全に毒物だし。

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 こんな物が流通してる国で、福島第一原発の処理水で騒ぐのは、意味不明なのですけどね。
 逆に言えば国銃怖いモノが一杯で、いつも怖いと思っているから、怖い話を聞くと大パニックを起こして、過剰反応するのかもしれません。

  1. 特亜
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コメント

素直な国民?

  普段ならどんなに怖ろしい事でも、平然と隠蔽するだけの政府が、はっきり肯定し而もしっかりと喧伝しているので、「これは絶対本当だ。ヤベえぞ」とばかり、何層倍も怖ろしく感じているのではないですかね。
  1. 2023-09-05 13:48
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  3. アクトザク #-
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塩が原因での狂躁で、あることを思い出しました。
もう30年近く前の話しになりますが、東京で演劇をしていた頃、ある芝居で共演した若い男女二人に、
「◯◯さん(←温泉猫のことです)、僕たちの母校の演劇部の公演がありますので、後輩たちの為に観に来ていただけませんか?」と誘われたのです。
大学の演劇部の芝居はまだ観たことがなかったし、その大学は演劇がどの程度かは知らないけど、わりと有名な、「偏差値?何それ?食えるの?美味しいの?」ってヤツでなければ、名前は知られているだろう大学だったので、興味が湧いて、誘った二人と一緒に観に行きました。

そして、その大学演劇部の芝居のストーリーに「塩の狂躁」が有ったのです。
ストーリーは以下の通り


第二次大戦末期の南方戦線で孤立した、ある日本軍の小隊。そこがニューギニアだかフィリピンだかは忘れましたが、米軍に追われて奥地に逃げ込み、小隊で生き残ったのは、部隊長の将校と班長の下士官(多分、軍曹)、そして二等兵の3人だけ。

しかも補給のあてもなく、絶望的状況で当然ながら彼らは飢餓に襲われます。
そんな悲惨な3人の中で、とりわけ将校が「塩が無い!塩が無い!!塩が無ければ死保たないぞ!!!」と半狂乱状態になるのです。
半狂乱の将校は部下の軍曹と二等兵に何とかして塩を手に入れろと命令するのですが、米軍包囲下の山奥でどうにかなる筈もなく、塩を調達できなかった部下二人を、塩を渇望する余り狂躁状態になっていたその将校は罵り、二等兵を殴りつけ、それを諫めた軍曹を激昂して射殺してしまうのですが、その直後、その狂った将校は
「そうだ!これで塩が手に入ったじゃないか!」と言い出すのです。
そして射殺した軍曹の遺体を捌いて、その血肉を食する………。

その将校と二等兵はその後、なんとか復員し、それぞれ戦後の生活をはじめますが、無事に帰国できて正気に戻ったその将校は、不動産業で成功するのですが、過去の“食人“の事実がトラウマになり、肉が全く食べられなくなり、そしてその過去をネタに元部下の二等兵に脅され、揺すられ続けるというストーリーでした。


まあ、戦地での極限状態下では、そういう事例もあったでしょうけど、ただ悲惨なだけの大して面白もくない芝居でしたけどね。
脚本は学生のオリジナルだったようです。
  1. 2023-09-05 20:56
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  3. 温泉猫 #-
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Re: 素直な国民?

>   普段ならどんなに怖ろしい事でも、平然と隠蔽するだけの政府が、はっきり肯定し而もしっかりと喧伝しているので、「これは絶対本当だ。ヤベえぞ」とばかり、何層倍も怖ろしく感じているのではないですかね。

 この辺りの心理は日本人にはわかりませんね。
 元々中国では食医同源などと食べ物と健康への意識は凄く強くて、希少生物から胎児まで健康の為と言って食べるのです。
 逆に言えばそういう怪しい話に凄く乗りやすい人達なのかもしれません。

 真面目に考えると、これまでムルロア環礁など海洋での原爆実験は何度もされているし、中国は国内でも何度も核実験をやっています。 また原潜の沈没事故なども何度か起きています。
 こうして海洋や地上に放出された核物質の量を考えたら、福島第一原発の処理水なんて、そもそも処理しないで流しても海洋汚染など殆ど起きない事は自明です。

 それに比べたら亜硝酸塩の方がよほど怖いでしょうに、亜硝酸塩を徹底排除すると言う話は出てないのですからね。
  1. 2023-09-06 09:44
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 塩が原因での狂躁で、あることを思い出しました。
> もう30年近く前の話しになりますが、東京で演劇をしていた頃、ある芝居で共演した若い男女二人に、
> 「◯◯さん(←温泉猫のことです)、僕たちの母校の演劇部の公演がありますので、後輩たちの為に観に来ていただけませんか?」と誘われたのです。
> 大学の演劇部の芝居はまだ観たことがなかったし、その大学は演劇がどの程度かは知らないけど、わりと有名な、「偏差値?何それ?食えるの?美味しいの?」ってヤツでなければ、名前は知られているだろう大学だったので、興味が湧いて、誘った二人と一緒に観に行きました。
>
> そして、その大学演劇部の芝居のストーリーに「塩の狂躁」が有ったのです。
> ストーリーは以下の通り
>
>
> 第二次大戦末期の南方戦線で孤立した、ある日本軍の小隊。そこがニューギニアだかフィリピンだかは忘れましたが、米軍に追われて奥地に逃げ込み、小隊で生き残ったのは、部隊長の将校と班長の下士官(多分、軍曹)、そして二等兵の3人だけ。
>
> しかも補給のあてもなく、絶望的状況で当然ながら彼らは飢餓に襲われます。
> そんな悲惨な3人の中で、とりわけ将校が「塩が無い!塩が無い!!塩が無ければ死保たないぞ!!!」と半狂乱状態になるのです。
> 半狂乱の将校は部下の軍曹と二等兵に何とかして塩を手に入れろと命令するのですが、米軍包囲下の山奥でどうにかなる筈もなく、塩を調達できなかった部下二人を、塩を渇望する余り狂躁状態になっていたその将校は罵り、二等兵を殴りつけ、それを諫めた軍曹を激昂して射殺してしまうのですが、その直後、その狂った将校は
> 「そうだ!これで塩が手に入ったじゃないか!」と言い出すのです。
> そして射殺した軍曹の遺体を捌いて、その血肉を食する………。
>
> その将校と二等兵はその後、なんとか復員し、それぞれ戦後の生活をはじめますが、無事に帰国できて正気に戻ったその将校は、不動産業で成功するのですが、過去の“食人“の事実がトラウマになり、肉が全く食べられなくなり、そしてその過去をネタに元部下の二等兵に脅され、揺すられ続けるというストーリーでした。
>
>
> まあ、戦地での極限状態下では、そういう事例もあったでしょうけど、ただ悲惨なだけの大して面白もくない芝居でしたけどね。
> 脚本は学生のオリジナルだったようです。

 ニューギニアやフィリンピンで補給のないまま飢餓状態に陥った兵士達が食人をしたと言う話は聞いた事があります。
 但し補給を断たれた兵士達は、まずは食料不足に来るんだようで、塩まで考えたと言う話は聞いた事がありません。
 
 でも70年代ぐらいからこの種の日本軍悪い、悲惨のドラマが一杯出ていましたよね?
 
  1. 2023-09-06 10:03
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  3. よもぎねこ #-
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宮台真司 石渡智大に考える

>宮台真司さん「トリチウムの生体濃縮」という珍説でフルボッコ
>なぜ「汚染水」なのか?なぜ海洋放出がダメなのか?
ちだいさんの解説!最高にわかりよい!ので、映像お借りして、前半ちょっと編集してみました。(全部見てね!)
https://t.co/96jxYZVXMF
>ちだい選挙ウォッチャー 「石渡智大」wiki

この記事を読んで、「ちだい」という人を知りました。
驚いたのは
・宮台真司がマジでこの動画を称賛してるように見える。
・ちだいは正気なのか? ピエロなのか?

この動画を視て納得する人、あれっと疑問を持たない人は、オレオレ詐欺電話に引っ掛かる老人の様な精神状態なのだろう。

ちだいはライターで、ハーバービジネスオンラインにも書いていたらしいから、業界ではその程度の記事しか書けない人なのだろうとは思う。
彼の行動はおふざけが過ぎるとか、生きる為の方便なのか、性格なのか? いや、戦後左翼思想家が夢も希望も無い、おふざけしか出来ない精神的な、絶望にあるような気がする。
どうして、国民民主党のような更なる生きる希望、展開を持てないのだろうか? 
郷里で特攻隊の飛行教官が居ましたが、終戦で新しい世界で生きる気力が無いといって家族三人で、○して亡くなった人が居ました。戦後左翼は生き恥をさらすどころか、お茶らけで世を騒がせている根性無しだったんですね。






  1. 2023-09-06 10:37
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  3. トラウマ #RWLNmTs6
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Re: 宮台真司 石渡智大に考える

> >宮台真司さん「トリチウムの生体濃縮」という珍説でフルボッコ
> >なぜ「汚染水」なのか?なぜ海洋放出がダメなのか?
> ちだいさんの解説!最高にわかりよい!ので、映像お借りして、前半ちょっと編集してみました。(全部見てね!)
> >https://t.co/96jxYZVXMF
> >ちだい選挙ウォッチャー 「石渡智大」wiki
>
> この記事を読んで、「ちだい」という人を知りました。
> 驚いたのは
> ・宮台真司がマジでこの動画を称賛してるように見える。
> ・ちだいは正気なのか? ピエロなのか?

 高校の物理と化学がわからないのだと思います。
 さらに言うと数学もダメなのでしょう。

 これは左翼に多いのですが、量とか割合の概念がないんですよね。
 バスクリンを浴槽に溶かすのと、海に処理水を流すのでは、量と割合が違い過ぎるので意味がないのです。

 バスクリンで浴槽が緑色になるから大変だと言うなら、海水浴なんてできません。
 子供なんか海でオシッコをしちゃいます。
 宮台氏の理論だと、海はオシッコで汚染されている事になります。

>
> この動画を視て納得する人、あれっと疑問を持たない人は、オレオレ詐欺電話に引っ掛かる老人の様な精神状態なのだろう。
>
> ちだいはライターで、ハーバービジネスオンラインにも書いていたらしいから、業界ではその程度の記事しか書けない人なのだろうとは思う。
> 彼の行動はおふざけが過ぎるとか、生きる為の方便なのか、性格なのか? いや、戦後左翼思想家が夢も希望も無い、おふざけしか出来ない精神的な、絶望にあるような気がする。
> どうして、国民民主党のような更なる生きる希望、展開を持てないのだろうか? 
> 郷里で特攻隊の飛行教官が居ましたが、終戦で新しい世界で生きる気力が無いといって家族三人で、○して亡くなった人が居ました。戦後左翼は生き恥をさらすどころか、お茶らけで世を騒がせている根性無しだったんですね。

 左翼って本来、共産主義者、共産主義革命を目指す人達だったはずです。
 彼等が本当により良き社会を求めて共産主義革命を目指していたのなら、ソ連崩壊で共産主義の間違いに気づくはずです。 そしてそういう物を信奉してきた自分達の愚かさに気づき反省するはずです。

 でもそうではないのは、結局彼等は共産主義を持ち出す事で、自分達が権力を握りたかったか、或いはそもそも現状に反対する事だけが目的だったと言う事でしょう?

 で、今は権力を握る事など絶対不可能なので、とにかく反対だけを生きがいにしているのでしょう。
 反対が生きがいでは、マトモな判断などできるわけがないのです。
  1. 2023-09-06 10:49
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  3. よもぎねこ #-
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>塩まで考えたという話しは


えぇ、まさに自分もこの芝居で感じた一番の違和感はそれだったのです。
普通、「食い物が無い!」とか「水が無ければ保たないぞ!」という声は挙がっても
「塩」と具体的に主張するだろうか?とね。もちろん塩は生命や健康維持に必要だけど、飢渇状況で、具体的にイメージして口に出す言葉は「食い物」であり「水」ですよね?
まあ、所詮は若い学生の書いた脚本だと言ってしまえば、それだけのことですけと。
  1. 2023-09-06 10:57
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
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Re: タイトルなし

> >塩まで考えたという話しは
>
>
> えぇ、まさに自分もこの芝居で感じた一番の違和感はそれだったのです。
> 普通、「食い物が無い!」とか「水が無ければ保たないぞ!」という声は挙がっても
> 「塩」と具体的に主張するだろうか?とね。もちろん塩は生命や健康維持に必要だけど、飢渇状況で、具体的にイメージして口に出す言葉は「食い物」であり「水」ですよね?
> まあ、所詮は若い学生の書いた脚本だと言ってしまえば、それだけのことですけと。

 飢餓による食人は現実に在った事なのに、何で態々「塩」にしたのか不可解ですよね?
 結局だた上官の横暴を描きたかったのか?

 これ一体いつ頃の話ですか?
 ワタシの記憶では70年代ぐらいを境に、戦争ドラマが急速にリアリティを喪い、荒唐無稽な日本軍悪者物語になりました。
 これを書いた学生は、ニューギニア戦線の戦記など読んでいないのでは?

  1. 2023-09-06 12:38
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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>これいつ頃の話ですか?

何しろ随分昔のことですから記憶がハッキリしないのですが、1990年代末頃だったかな? 97~8年でしょう、多分。
  1. 2023-09-06 14:39
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
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高木俊朗の『インパール』4部作(『戦死』を含めれば5部作ですが、『戦死』は私が未読)の何れかでのエピソードです。突然兵士がてんかんのような症状を起こして若手軍医が混乱するのですが、古参衛生兵が「軍医殿、塩を呑み込ませてください!」と叫ぶので、発症した兵士の口を開けて塩を詰め込んだら回復したという話がありました。
医学に疎いもので信憑性を確認したことはないのですが、事実とすれば塩の不足がヤバいという認識は、飢餓状態の部隊で共有されていたのかもしれません。

ただし、ブログ主様も仰るように、ニューギニア戦線やバギオへの撤退後のルソン島戦線で食人が行われたことは、かなり確からしいです。また、前出の高木俊朗もインパール戦線での食人について示唆しています(逃亡兵らしき者が敗走兵に「牛肉」を売ろうとするエピソードあり)。

したがって、食人にまで至る状況の中であえて死者の血液中の塩分を得ようとする行動は、俄には理解できないです。
  1. 2023-09-06 18:58
  2. URL
  3. 通りすがり #-
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Re: タイトルなし

> >これいつ頃の話ですか?
>
> 何しろ随分昔のことですから記憶がハッキリしないのですが、1990年代末頃だったかな? 97~8年でしょう、多分。

 なるほど、慰安婦とか南京大虐殺とかの捏造が盛ん差れたころですね。

 この時期、出征経験のある人達、実際南京戦を取材した記者達が定年退職して、それ以降、この種の捏造が凄くやりやすくなったのです。
  1. 2023-09-07 09:13
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 高木俊朗の『インパール』4部作(『戦死』を含めれば5部作ですが、『戦死』は私が未読)の何れかでのエピソードです。突然兵士がてんかんのような症状を起こして若手軍医が混乱するのですが、古参衛生兵が「軍医殿、塩を呑み込ませてください!」と叫ぶので、発症した兵士の口を開けて塩を詰め込んだら回復したという話がありました。
> 医学に疎いもので信憑性を確認したことはないのですが、事実とすれば塩の不足がヤバいという認識は、飢餓状態の部隊で共有されていたのかもしれません。
>
> ただし、ブログ主様も仰るように、ニューギニア戦線やバギオへの撤退後のルソン島戦線で食人が行われたことは、かなり確からしいです。また、前出の高木俊朗もインパール戦線での食人について示唆しています(逃亡兵らしき者が敗走兵に「牛肉」を売ろうとするエピソードあり)。
>
> したがって、食人にまで至る状況の中であえて死者の血液中の塩分を得ようとする行動は、俄には理解できないです。

 塩がない状態で食料があったとは思えないし、そうなるととりあえず塩より食料でしょう?
 だからこの芝居は凄く違和感があります。

 ニューギニア戦線やテニヤンなど悲惨な戦線の話はそこそこ聞いた事がありますが、飢餓に苦しむ話でした。 だから食料より「塩」って違和感があるんですよね。
  1. 2023-09-07 09:35
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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