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2023-08-21 12:04

謎の40万人 マイナ保険証

 40万人の人がマイナ保険証を使えないと言う話が出ています。
 実はワタシ、この話を最初に聞いた時、保険組合の事務作業が遅れているだけだろうと思っていました。

 マイナンバーカードをマイナ保険証として使うからには、全ての保険組合が自分の組合の加入者の名簿に、加入者それぞれのマイナンバーを登録する必要があるのです。

 そすると病院の読み取り機でマイナンバーを読み取っただけで、自動的にどこの保険組合の加入者かを瞬時に判定できるわけですね。 そして病院側は保険組合負担分の医療費をその組合に請求できるのですね。
 凄く便利でしょう?

 だって紙の保険証だと、事務のお姉さんが患者の保険証を見て、保険証の記号とか保険者番号を控えて、そこからその患者がどこの保険組合に加入しているかを調べないと、医療費の請求ができないのですから。
 それで保険組合に医療費を請求したら「ああ、その人、先月会社辞めたので、ウチの組合員じゃないです。 だからウチに請求されて困ります。」と言われて払ってもらえない事もあるのです。
 
 これを「差し戻し」と言うのですが、実はこれ去年だけで500万件あったそうです。 
 これは全部病院側の損失になります。
 でもマイナ保険証なら、そういう事はなくなります。

 で、戻りますが、その為にマイナンバーカードをマイナ保険証として使用する為には、保険組合が組合員全員の名簿にそれぞれのマイナンバーを登録しなければなりません。

 ところがその登録をできない組合員が40万人もいると言うのです。
 で、ワタシはこれを単なる作業の遅れと思っていたのですが、しかしこの記事を読むとどうも違うようです。
 
 

 マイナ保険証の信頼をガタガタにするサプライズだ──。マイナ保険証が医療機関の窓口で使えないケースが少なくとも40万件に上ることが判明した。4日の会見で岸田首相は「マイナ保険証を保有していない方も、現行の健康保険証を廃止してもなお、これまでどおり保険医療を受けることができる」と強調したが、岸田首相が心配すべきは、むしろマイナ保険証の保有者のようだ。

 中小企業の従業員や家族が加入する「協会けんぽ」(全国健康保険協会)は16日、4000万人いる加入者の1%に当たる約40万人について、マイナンバーと公的医療保険情報のひも付けができず、マイナ保険証が利用できない状態になっていると明らかにした。

 協会けんぽは2016年にひも付け作業を開始。ひも付けは、中小企業の事業主から従業員のマイナンバーを入手して行うが、提出を求めても応じない事業主も少なくない。その場合、住民基本台帳のシステムを使い、氏名、生年月日、性別、住所の「4情報」が一致するマイナンバーを探し出してひも付けをしている。

 しかし、加入者が申告した住所とシステム上の住所が一致しないケースが多く、その時はひも付けしていないという。

 つまり、従業員本人は、マイナ保険証を取得したと認識していても、実際はひも付けされていないため、マイナ保険証としては機能しない状態になっているということだ。

「住所が一致しない場合、協会けんぽはひも付けをしなかったようです。なかには、4情報ではなく、3情報以下でマイナンバーを入手しようとする健保組合もありますが、その場合は他人にひも付けするという誤りが起きてしまう。マイナ保険証の致命的な欠陥と言えます」(医療関係者)

 協会けんぽの40万人は氷山の一角とみられる。大企業のサラリーマンの健保組合(約2800万人)や公務員の共済組合(約900万人)でも同様の事態が起きている可能性が高い。

 協会けんぽの担当者も日刊ゲンダイの取材に「協会けんぽだけの問題ではなく、他の健保組合でも起こり得ることです」と答えた。

「40万人超がひも付けできない状態というのは、マイナンバー情報総点検で想定していなかったことです。すでに厚労省は健保組合などに対し、実態把握を要請しており、来週早々にも取りまとめるようです。数字いかんでは来年秋の保険証廃止の延期論が再浮上する可能性もあります」(霞が関関係者)

 しかし、延期してもひも付けの問題がクリアするとは思えない。全国保険医団体連合会(保団連)事務局次長の本並省吾氏が言う。

「事業主が全従業員のマイナンバーを漏れなく収集し、健保組合に提出することは難しい。また、健保組合が提出のなかった組合員のマイナンバーを4情報で検索すると、完全に一致しない場合も多く、正しくひも付けをやりきるのは不可能です。必ず、ひも付けの漏れや誤りが生じてしまいます。健康保険証の廃止時期を先延ばししても、マイナ保険証の利用者の中から、無保険扱いが一定数、出るのは避けられない。すべての人に保険医療を行き届けるには、現行の健康保険証の全員交付を続けるしかないと思います」

 来年秋に保険証廃止を強行すれば、マイナ保険証の保有者の無保険扱いが相次ぐのは必至だ。岸田政権はマイナ保険証と心中するつもりなのか。


 日刊ゲンダイの記事ですから、とにかくマイナ保険証が悪いと書いているのですが、記事から読み取れる事実は違います。
 記事の肝はこの部分です。

 中小企業の従業員や家族が加入する「協会けんぽ」(全国健康保険協会)は16日、4000万人いる加入者の1%に当たる約40万人について、マイナンバーと公的医療保険情報のひも付けができず、マイナ保険証が利用できない状態になっていると明らかにした。

 協会けんぽは2016年にひも付け作業を開始。ひも付けは、中小企業の事業主から従業員のマイナンバーを入手して行うが、提出を求めても応じない事業主も少なくない。その場合、住民基本台帳のシステムを使い、氏名、生年月日、性別、住所の「4情報」が一致するマイナンバーを探し出してひも付けをしている。

 まずマイナンバーを登録できない40万人と言うのは、そもそもマイナンバーが見つからないのです。

 それにしても従業員のマイナンバーの提出拒否する事業主ってなんですか?
 これでマイナ保険証が使えなくなったら、困るのは従業員なのです。

 それでも組合側は住民基本台帳のシステムから、組合員のマイナンバーを調べて登録しようとしているのですが、しかしそれでも見つからない人がいる。 
 つまり40万人と言うのは、住民基本台帳に記載されていない人なのです。

 それでもその40万人が全員存在しないと言うわけじゃないです。
 例えば住所が変われば、住民基本台帳から、住所・氏名・生年月日・性別が一致する人を探す事はでません。
 結婚で姓が変わったり、戸籍変更で性別を変えたりしたのに、保険証はそのままだったと言う人だっているでしょう。
 そして外国人の場合は帰国してしまったと言う事もあり得ます。

 だったらどうするべきでしょうか?
 とりあえず保険組合の方で、組合に登録されている住所や電話番号から本人に連絡してマイナンバーを聞けばよいのです。 
 そして正確な住所等を再登録してもらうしかありません。

 また事業主が従業員のマイナンバーの提出を拒否している場合には、その事を従業員全員に伝えておくべきでしょう。
 だって自分の保険証が使えなくなる可能性があるのですから、放置してよいわけはないのです。

 それにしても加入者4000万人の1%がマイナンバー不明って余りに異常でしょう?
 その状態で事業主が従業員のマイナンバーの提出を拒否って?
 こうなると大規模な不正を疑いたくなります。

 そしてわかるのは、今までの保険証と言うのが、実にいい加減なモノだったと言う事です。
 だって保険証は身分証明書の代わりにもなり、保険証があればパスポートや運転免許書の申請もできるし、サラ金でお金を借りる事もできるのです。 
 そして銀行口座を作る事もできます。
 それなのにその持ち主の1%は、住民基本台帳から本人を探す事のできないのです。

 こんなことが起きるのは、保険組合が組合員を登録する時に、組合傘下の事業主からの情報だけに寄っていたからでしょう?
 つまり従業員が事業主に知らせなければ住所が変わっても組合側にはわからないのです。
 でも逆に事業主が架空の人間を雇用したことにすれば、その人間の保険証を作る事もできてしまいます。
 架空の人間の保険証って不正には色々重宝しそうですよね。

 例えば架空の従業員を雇用したことにすれば、脱税には重宝ですよね。 しかもその架空の保険証を自分で使って銀行に口座を作って隠し口座として使う事もできます。

 なるほど必死でマイナ保険証に反対する人間がいるわけです。

 因みにマイナ保険証が使えなくても、医療を受けられないわけではありません。 勿論全額自己負担にはなりますが。
 でも住所変更をしていないなどの単なる事務処理の問題なら、訂正を済ませた後で、自己負担した分を払い戻してもらう事もできます。
 多額の医療費のかかる大怪我や大病をしても、単なる事務処理上のミスなら、入院中に訂正が済むでしょうから、全然問題ないでしょう?

  1. マイナンバーカード
  2. TB(0)
  3. CM(4)

コメント

架空の人間の保険証?

  以前教えて下さった『死せる魂」をどこか彷彿させる話ですね。

  反対している共産党系の方は、ロシア文学の故知にも学んでいるのでしょうか。
  1. 2023-08-21 13:59
  2. URL
  3. アクトザク #-
  4. 編集

架空の人間の保険証?

これぞ、保険証暗黒城の本丸に近づいてきたのでは?
年金番号、保険証と破れ鍋の底を修復しなければ、国費が持たない。
帰国した外国人なんかは、高価に転売とかしてるんじゃないだろうか?
日本国政権を潰したい人たちには、この上ないツールじゃないですか?
岸田君、空っとぼけて逃げてるんじゃないだろか? 逃げていないで警察でも公安でも使って、強面で真正面から取り組んで下さいよ。
これを成し遂げれば、戦後の日本の混乱を抜け出てやっと新しい日本の基礎で始まるのだ。そんなに逃げていて日本国第100代の総理大臣ですか?
  1. 2023-08-21 15:48
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

Re: 架空の人間の保険証?

>   以前教えて下さった『死せる魂」をどこか彷彿させる話ですね。
>
>   反対している共産党系の方は、ロシア文学の故知にも学んでいるのでしょうか。

 ははは、全くその通りですね。

 ワンマン経営者が架空の人間を従業員として保険証を作るのですね。
 勿論、その従業員の保険料はワンマン氏が払います。
 そして会社から給料も払います。
 その給料は架空君の銀行口座に振り込まれます。
 架空君の銀行口座は、ワンマン氏が架空君の保険証を使って自分で作っておきます。
 
 つまりワンマン氏はこれで架空君に払った給料は全部自分の物にできるのです。
 そして架空君の給料は、確定申告時には「経費」として利益から削る事ができます。
 つまりワンマン氏の会社全体の脱税にも役立つのです。
 更に架空氏の口座をワンマン氏の隠し口座としても使える事になります。

 保険組合側は、加入者の事業主から、従業員の名前や住所を知らされたら、それですんなりと保険証を作り、その後病院から支払い請求にも応えてくれます。
 組合側が自分で、架空君の住民基本台帳をチェックするわけじゃないのですね。

 だから簡単にワンマン氏は架空従業員を雇う事ができるのです。
 一方、税務署が人件費をチェックするときに、正社員として名前が出ていて、健康保険や年金等にも入っていれば、それ以上疑う事もないのでしょう。

 結構手軽な脱税手段ではありませんか?

 ところがマイナ保険証でバレるのですから、そりゃ必死で反対しますよ。
 
  1. 2023-08-22 08:50
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 架空の人間の保険証?

> これぞ、保険証暗黒城の本丸に近づいてきたのでは?
> 年金番号、保険証と破れ鍋の底を修復しなければ、国費が持たない。

 ええ、ホントに本丸が見えてきましたね。
 延々と戦いが続いたのだけれど、しかし攻城側が優勢で、いよいよ本丸が丸裸になったようです。
 だからこそ敵は必死の籠城を図っているのでしょう。

> 帰国した外国人なんかは、高価に転売とかしてるんじゃないだろうか?

 雇用主がキープして、不法就労外国人に使わせているんじゃないかと思います。

> 日本国政権を潰したい人たちには、この上ないツールじゃないですか?
> 岸田君、空っとぼけて逃げてるんじゃないだろか? 逃げていないで警察でも公安でも使って、強面で真正面から取り組んで下さいよ。
> これを成し遂げれば、戦後の日本の混乱を抜け出てやっと新しい日本の基礎で始まるのだ。そんなに逃げていて日本国第100代の総理大臣ですか?

 日本の健康保険制度は世界でも最も優れた制度と言われる制度なのですが、これは基本的に国民全員が善良である事を前提としています。
 だからあんな紙の保険証だで高額医療を受けられる制度が維持できたのです。

 でも今後「性善説」ではやっていけない事を考えると、もう紙の保険証は使えないでしょう。
 


  1. 2023-08-22 08:56
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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