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2023-07-30 12:37

中国への個人情報流失 Colabo問題と同じ、マイナンバーには関係ない

 マスゴミはまだ必死にマイナンバーのネガキャンをやっています。
 今日もこんなの拾いました。

 【追及スクープ】日本人500万人のマイナンバーと年収情報は、池袋の一室から中国の工場に「丸投げ」されていた 7月28日 現代ビジネス

 《事件の概要》 2017年の大幅な税制改正を受け日本年金機構は、厚生年金から所得税などを源泉徴収する「税額計算プログラム」を作成し直す必要があった。約770万人の厚生年金受給者に「扶養親族等申告書」を送付。記載内容に漏れや間違いがないかをチェックしてもらうとともに、あらたにマイナンバーや所得情報を記入し、送り返すよう要請。送り返されてきた「申告書」をデータ入力することでプログラム化をはかることとした。機構はその入力業務を、東京・池袋のデータ処理会社、SAY企画に委託したものの、同社が中国大連市のデータ処理会社に再委託したため、そこから日本の厚生年金受給者の個人情報が、中国のネット上に流出した。

 超長い記事なので、全文はリンク先で読んでください。
 でも概要を読めばわかりますが、要するに「扶養親族申告書」770万人のチェックをSYA企画と言う会社に委託したら、そのSYA企画はこの仕事を中国の会社に丸投げしてしまったのです。

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 この「扶養親族申告書」にはマイナンバーと所得情報が記載してありました。
 その「扶養親族申告書」を中国会社がチェックしたと言う事ですから、ここに書かれいた情報は全て中国側に渡ったのです。
 そしてそれがネット上に流失したのです。

 記事の後半ではこの会社は実は日本国内にはちゃんとした作業場はなく、厚生労働省から受託した仕事を日本国内でできない事は明らかだったというのです。
 そして厚生労働省はこの事実を把握しながら、今まで隠蔽し続けていたというのです。

 これは非常に問題です。
 でも問題はマイナンバーではありません。
 問題は、厚労省が業務の委託企業を適切に選ばなかった事です。
 しかもその事実を長く隠蔽していた事です。

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 なぜなら記事概要にある通り、厚労省が扶養親族申告書を年金加入者770万人に送ったのは、税制改正に対応する為でした。
 だからマイナンバーと言う物がなくても、返送された扶養親族申告書770万人分のチェックは必要だったのです。

 勿論マイナンバーが存在しなければ、マイナンバーに関する情報しません。
 しかし扶養親族申告書には、申告した加入者の住所氏名、生年月日、その扶養家族の状況、年金受給額、その他所得などの個人情報は書かれているのです。
 そしてそのチェックを中国企業に丸投げしたら、扶養親族申告書に書かれている個人情報は全部中国に流失します。

 そもそも厚労省のデータを丸投げする話は、これが初めてではありません。
 第一次安倍政権が崩壊する原因になった「消えた年金問題」でも、年金庁は委託事業者を通じて年金記録のチェックを中国に企業に丸投げしています。
 勿論のこの時も、今回よりはるかに多くの中国に個人情報が流失しています。

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 逆に言えばそもそも年金制度発足当初からマイナンバー制度があれば、「消えた年金問題」なんて起きなかったのです。
 消えた年金問題は、個人を特定するのに戸籍と年金番号に頼っていたので、結婚や養子縁組などで姓が変わったり、企業が潰れたりした場合、年金記録を追いきれなくなってしまう場合が多々あったのです。
 そしてこうした制度の欠陥をついて、従業員から徴収した年金を実際には年金基金側に支払わなかった企業や、窓口で受けっとった国民年金の掛け金を横領した役人がいたのです。

 一方、アメリカ始め欧米諸国ではこうした不正やトラブルを防ぐ為に「社会保険番号」と言う制度を作りました。
 そして一人の人間に一つの番号を与える事で、この番号一つで、年金その他の社会保険を全て管理する事になっています。
 この制度が作られた当初は現代のようにコンピューターもなかったのですが、それでもこの番号で個人を特定する事で戸籍制度もない国が、年金その他の社会保険を一元的に管理する事が出来てきてきたのです。
 
 このため、例えば人権大国として知られる北欧諸国でも、移民が最初に欲しがるのは子の社会保険番号です。
 これを得て初めて医療その他の福祉が受けられるからです。

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 マイナンバーと言うのはこの「社会保険番号」と同じモノです。
 但し違うのは、現代はパソコンとインターネットが普及しているので、その応用範囲も広くなり、そして利便性も増しています。

 但しこれは逆に言えば不正をやりづらくなったという事です。
 例えば現在証券会社の口座は全てマイナンバーと紐づけられています。 これだと株式等での所得を隠す事ができません。
 銀行口座は未だに紐づけられていませんが、しかし絶対やらせるべきでしょう。
 何でやらないのかワタシは不思議です。 
 こうしておけば隠し口座にお金を入れておくと言う事ができなくなるので、脱税も凄くやりづらくなるでしょう。

 そしてチンケですが重要なのは保険証の不正利用が防げるという事ですね。 
 それにしても驚きました。
 保険証の不正使用ってホントに多いんですね。
 しかもやっている連中には全く罪悪感がないのです。
 これでは真面目に保険加入して保険料を払っている人達が馬鹿を見てしまいます。

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 勿論、マイナンバーとマイナンバーカードについては、運用開始直後ですから、色々なトラブルが起きています。
 しかしこの記事も含めて「マイナンバーが~~!!」と騒ぐ記事の多くは、実はマイナンバーに関係がありません。
 中国への個人情報流出はあくまで厚労省の事業委託先が悪質だったという話です。 つまりこれはColabo問題と同じです。

 国民の個人情報を扱い、しかも相応の委託料を払うのに、何でこんな出鱈目な企業を選ぶのか?
 770万人分の扶養親族申請書をチェックするなら、相応の人数を雇い、その人達が作業する場所等も必要ですから、企業の外観だけでも委託事業が可能か?不可能か?を判断できるはずではありませんか?

 これでは困難女性支援事業など、意味不明な事業の委託先選びが出鱈目になるのは当然でしょう?
 厚労省って一体何をやっているのでしょうか?

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 因みにマイナンバーカードって銀行のキャッシュカードと同じです。
 銀行のキャッシュカードをATMに入れると、貯金がおろせるのですが、別にキャッシュカードの中にお金が入っているわけじゃないのです。
 キャッシュカードをATMに入れるのは、銀行の窓口に通帳と印鑑を出すのと同じ事です。

 マイナンバーカードの場合も、カードの中に個人情報が入っているわけでなく、確定申告その他必要な場合には、カードを使ってコンビニ等の専用機から戸籍や納税証明等必要な情報を引き出せると言うだけです。
  
 これだけの物を何でこんなに大騒ぎして忌避するのでしょうか?
 保険証の不正使用とか余程したいのでしょうか?
 
  1. マイナンバーカード
  2. TB(0)
  3. CM(2)

コメント

この件はマスコミが全然騒がないな~と思ったら数年前の話ですね。現代ビジネスはそんな古証文を「マイナンバー叩きに使える」と思って引っ張り出したんでしょう。
今は確か、こういったデータ管理は海外への委託禁止、もちろん丸投げ禁止になっていたように記憶しています。

それでもマスコミが散々騒いだせいで、政府が今になって紙の健康保険証の廃止を先送りしそうな雰囲気です。冗談じゃありません。こういった制度変更は一度期限を決めたらきっちりやってしまわないと余計に混乱するだけです。

岸田総理は何を検討してるんだか・・・
  1. 2023-07-31 15:53
  2. URL
  3. 月の猫 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> この件はマスコミが全然騒がないな~と思ったら数年前の話ですね。現代ビジネスはそんな古証文を「マイナンバー叩きに使える」と思って引っ張り出したんでしょう。
> 今は確か、こういったデータ管理は海外への委託禁止、もちろん丸投げ禁止になっていたように記憶しています。
>
> それでもマスコミが散々騒いだせいで、政府が今になって紙の健康保険証の廃止を先送りしそうな雰囲気です。冗談じゃありません。こういった制度変更は一度期限を決めたらきっちりやってしまわないと余計に混乱するだけです。
>
> 岸田総理は何を検討してるんだか・・・

 ワタシもこの話凄くオカシイと思うのです。
 そもそも個人情報の中国流出の理由はマイナンバーではなく、厚労省が出鱈目な企業に業務委託したからです。
 だからこの業務委託の実態を問題にするべきなのです。
 それをマイナンバーにすり替える報道はオカシイのです。

 そしてマイナンバーとマイナンバーカードはきちんと推進するべきです。 ホントに岸田首相と言う人は信頼できないんですよね。
  1. 2023-08-01 08:10
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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