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2023-05-12 13:32

Colabo住民訴訟の現在 

 暇空茜さんが起こしたColaboの住民監査結果に対する裁判が、少し進展しました。
 昨年暇空茜さんはColaboに関して住民監査請求をしました。 それでその請求が通り、東京都住民監査委員会は監査を行ったのですが、その監査結果は実に奇怪な物でした。
 
 例えば会計報告書については、暇空さんは東京都に開示請求して、東京都から開示された会計報告書を詳細に分析して、その計算があまりに出鱈目な事を逐一指摘しました。
 そして都がColaboに支払った委託費の返還を求めたのです。

 しかし監査委員会はこれに対して表3なる物を根拠に、Colaboが東京都から委託された事業に費やした経費は、東京都から受け取った委託費を超えているので、問題なしとし、暇空さんからの委託費の返還請求を棄却しました。

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 そして今回の暇空さんのこの監査結果を不服とする住民訴訟では、暇空さんからの訴状に対して、東京都は再度この表3を提出したのです。
 
 これはわかります。
 上記のように、東京都住民監査委員会は、この表3を元に「Colabo側には問題なし」として、暇空さんからの委託返還請求を棄却したのですから。 この表3こそが都の正当性のよりどころなのです。

 これに対して先日、裁判官は都に対して、表3なんか出す前に、訴状に書かれた問題全部に逐一回答するようにと命令しました。
 実は暇空さんはこの訴状で、提訴理由として住民監査請求の時に問題していた事を、いくつか抜粋して書いていたのです。
 更に訴状には、今後追加で都側の問題を提出する事も書かれています。

 つまり住民監査請求で、表3をネタにガン無視を決め込んだ問題が、今後全て逐一裁判の争点になっていくのです。
 これこそ暇空さんが監査委員会に望んでいた事でした。
 それを裁判所がやってくれるわけです。
 
 暇空さんは東京都が公開しているColaboの公式書類を元に、疑問点を追求して住民監査請求をしたのです。 だから本来東京都側はこの公式書類からわかる問題点について、係争するべきなのです。
 裁判所としても、これを無視して表3などを引っ張りだされても困るのです。
 
 つまりここまでの所、東京地裁の裁判官は法と正義による裁判を行おうとしているのです。 だから暇空さんもその支持者も、今後の展開を大いに期待しています。

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 一方、暇空さん側の「野生の調査員」達がこの表3を細かく分析したところ、正確性に疑問が出ています。 
 暇空さんは住民監査請求に関して、これまでの都とのやり取りに関する資料を全部ネット上で公開しています。 
 すると文字通り野生動物のように自由な立場で、これらの資料を調査、研究、分析する人達がいるのです。 
 
 これら「野生の調査員」の中には会計士、弁護士、官僚などの専門家も多数いるようなので、随分と専門的で詳細な調査が行われています。 そしてそれぞれ自由に自分の調査結果をネットで公開しています。 するとまた他の「野生の調査員」がそれを見てその調査結果を評価しているのです。

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 暇空さんは全く一匹狼で、組織や協力者も全くいません。
 暇空さんって非常い知性に優れた賢い人ですが、人格的にはかなりエキセントリックな人です。 ワタシも動画等で暇空さんの話を聞いていると、これじゃ会社などの組織内で円満にやっていくのは無理だと思ってしまいます。
 そして暇空さん自身もそういう自分の性格を知っているので、最初から誰にも協力を要請せず、全部1人で戦うと決めているようです。

 しかし個人的な関係を一切持たなくても、ネットの世界なら、このように野生動物のように自由な立場で、個人で勝手にこうした調査を行い、その結果を報告してくれる人達が多数出てくるのです。
 正にこれはネット社会ならでは調査体制です。

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 で、少し長くなりましたが、その野生調査員達が表3の正確性に疑問を呈しているのです。
 
 しかし表3が正確ならば、また別な問題が出ます。
 もし表3が正しいとしたら、表3のもとになった正確な出入金の記録があったはずです。
 出入金の記録がどのような形式をとっているにせよ、それがなければColaboが都の委託事業にかけた経費の総計など算出する事は不可能です。
 それは一体どこにあるのでしょうか?

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 そして正確な出入金の記録があるのなら、なぜColaboは都に出鱈目な会計報告書を出したのでしょうか?
 Colaboは会計士を雇い毎月報酬を払っているのです。 これはColaboが都に出した会計報告書にも記載されているし、それは表3でも認めているのです。
 会計士がいるのに、なぜ加減乗除を間違えているような会計報告書を都に出したのでしょうか?

 そして都はなぜこんな出鱈目な会計報告書を受け取ったのでしょうか?
 ここまで出鱈目な報告書なら、修正と再提出を求めるべきです。 そして改善されないなら、そこで都からの事業委託は止めるべきです。
 会計士の報酬まで計上しながら、マトモな会計報告書を出せないのでは、単なる無知やミスとは言えないはずです。

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 そして更に根源的な問題ですが、そもそも会計報告書や事業報告書などは、本来住民に公開されるべき物です。 
 その為に自治体の情報開示制度があるのです。

 住民はこれらの資料を見て、自治体の予算が正しく使われているかどうかを判断する為です。
 だから暇空さんもまず都に情報開示請求をして、これらの資料を集め、それを自分で分析して問題を見つけたから、住民監査請求をしたのです。

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 ところが監査委員会がどこからかこれとは全く別な書類を持ち出し、「こっちの書類を見たら問題がありません。」と言い出したのでは、自治体の除法開示制度も、住民監査請求と言う制度も意味がなくなります。
 つまり表3は、住民監査請求と言う制度、情報開示制度その物を全否定する事になるのです。

 今回の裁判でこの問題がどこまで問題にされるかはわかりません。
 しかしこれは民主主義の根幹にかかわる問題ですから、いずれ大問題になるでしょう。

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 因みに暇空さんは現在、この他に東京都に対して情報開示訴訟、そして若草プロジェクト、パップス、BONDプロジェクトの住民監査結果を不服とする住民訴訟を行っています。
 そしてこれらの訴訟を最高裁まで争う覚悟ですし、その軍資金も用意できています。
 
 東京都はどう対応するのでしょうか?
 
 
  1. Colabo
  2. TB(0)
  3. CM(4)

コメント

>自治体の除法開示制度も、住民監査請求と言う制度も意味がなくなります。つまり表3は、住民監査請求と言う制度、情報開示制度その物を全否定する事になるのです。
>今回の裁判でこの問題がどこまで問題にされるかはわかりません。しかしこれは民主主義の根幹にかかわる問題ですから、いずれ大問題になるでしょう。

暇空氏自身も含めこの点を強調している論者が少ないように思いますが、私は貴ブログに賛同します。
「公金なんだから1円たりとも揺るがせにできない」というド正論をぶつけられると困るのですが、暇空氏が今回の提訴しているのは108万円に過ぎず、東京都の財政規模からみれば微々たるものです。
しかし、東京都及び東京都監査事務局の「表3活用法」が今後も継続し、かつ他の自治体にも蔓延していくならば、国民に多大な不利益をもたらすことでしょう。

所詮は「裁判官わからせゲーム」なので訴訟自体は暇空氏の敗訴に終わるかもしれませんが、裁判官が表3を根拠として暇空氏の請求を斥けることのなきよう、期待しているところです。
  1. 2023-05-12 18:56
  2. URL
  3. 通りすがり #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >自治体の除法開示制度も、住民監査請求と言う制度も意味がなくなります。つまり表3は、住民監査請求と言う制度、情報開示制度その物を全否定する事になるのです。
> >今回の裁判でこの問題がどこまで問題にされるかはわかりません。しかしこれは民主主義の根幹にかかわる問題ですから、いずれ大問題になるでしょう。
>
> 暇空氏自身も含めこの点を強調している論者が少ないように思いますが、私は貴ブログに賛同します。
> 「公金なんだから1円たりとも揺るがせにできない」というド正論をぶつけられると困るのですが、暇空氏が今回の提訴しているのは108万円に過ぎず、東京都の財政規模からみれば微々たるものです。
> しかし、東京都及び東京都監査事務局の「表3活用法」が今後も継続し、かつ他の自治体にも蔓延していくならば、国民に多大な不利益をもたらすことでしょう。
>
> 所詮は「裁判官わからせゲーム」なので訴訟自体は暇空氏の敗訴に終わるかもしれませんが、裁判官が表3を根拠として暇空氏の請求を斥けることのなきよう、期待しているところです。

 ありがとうございます。
 ワタシはこれこそが実はこの訴訟の最重要課題だと思っています。

 暇空さんが住民訴訟を起こした所謂WBPCの都への会計報告書も事業報告書も、また事業計画書も全部実に出鱈目な物です。
 例えばこれまでも国や自治体から事業委託を受けた業者が、中抜きをする、手抜きをするなどで起訴されて有罪になった例は多数あります。

 しかしここまで杜撰な事業計画や会計報告をやっていた例はないでしょう。
 WBPCが都に提出した公式書類を見ると、コイツラ最初から都を舐め腐って、とにかく種類さへ出せば金を貰えると確信していたとしか思えないのです。

 つまり最初から情報開示請求が来ることも、また住民監査請求をされる事も、全く想定しておらず、出鱈目放題の書類を出して金が貰えたわけです。
 都とこうした団体とのなれ合いと言うか、何か特別な事情でこういう事が続いてきたのでしょう。

 だから情報開示をしたら、こっちが腰を抜かす程インチキな内容の書類が出てきたのです。
 ところが今回暇空茜さんが、これをもとに住民監査請求をしたことで、こうした事実が明白になったのです。

 そしてこれは明らかに氷山の一角です。

 しかしそれ以前に住民監査請求のハードルの高さを考えると、都も他の自治体も、このような住民監査請求が出るとは、全く想定していないのは当然だと思います。
 
 でも暇空さんはこれをホントにやったのです。

 それで都の住民監査委員会は、監査をしたふりだけして誤魔化そうとしたわけでが、今度は住民訴訟で追及されてしまったのです。
 
 ワタシもこの結果がどうなるかはわかりません。
 今回の地裁では、法と正義に沿った対応をしています。
 しかしこれで地裁で暇空さんが勝訴しても、東京都は絶対控訴するでしょうから、暇空さんも最初から最高裁まで争う覚悟なのです。

 ワタシはしかしこの係争のよって、様々の闇が暴かれていくの事を期待しています。


 
  1. 2023-05-12 19:26
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

なんといいますかここまでの動きがマスコミ連中やらジャーナリスト気取ってる連中、権力の監視とか言ってる奴らがやってるのではなく
私怨で動いてる一般人?がやってるってのが上記の彼らが終わってるなということを示しちゃってますね。
オンブズマンにしても利益相反で見逃しますってなんだよって話ですよ。
  1. 2023-05-13 11:20
  2. URL
  3. 太朗 #cRy4jAvc
  4. 編集

Re: タイトルなし

> なんといいますかここまでの動きがマスコミ連中やらジャーナリスト気取ってる連中、権力の監視とか言ってる奴らがやってるのではなく
> 私怨で動いてる一般人?がやってるってのが上記の彼らが終わってるなということを示しちゃってますね。
> オンブズマンにしても利益相反で見逃しますってなんだよって話ですよ。

 この話は本来ならマスコミこそがこぞって追及し応援するべきなのです。

 しかし現在Colabo訴訟とWBPCの住民監査の問題を報道しているのは、産経新聞とネットメディアの一部だけです。
 先日毎日新聞がColaboのバスカフェへの妨害事件を報道したのですが、それが明らかにバスカフェ妨害を暇空さんがやらせていると誤解させるような文章でした。

 暇空さんが去年Colaboの住民監査請求をしたときは、なぜこんなに重要な事件が殆ど報道されないのか不思議だったのですが、しかし現在はもう皆わかっています。
 朝日など大手マスコミとテレビは、Colaboの仲間、ナニカグループなのです。

  1. 2023-05-13 11:35
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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