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2023-05-06 14:17

ジェンダーレストイレと超特権階級 LGBT

 埼玉県知事が火消しに躍起です。

 女性トイレ廃止、減少させません! 埼玉県知事、オールジェンダートイレ「義務付け」と「前提」を否定 5月3日埼玉新聞

 埼玉県のLGBT条例は随分過激な内容で、県に来たパブリックコメントの9割が絶対反対だったのですが、しかし県議会はこれを無視して一切修正しないまま採決しました。 
 そもそも埼玉県のLGBT委員会は全てLGBT運動の活動家で占められており、パブリックコメントへの回答も全部同じコピペと言う酷い物でした。
 
 結果、今後埼玉県は女子トイレや女子更衣室を廃止していくのだと言う噂がネットを駆け巡ったのです。
 それで埼玉県知事は必死になって火消を始めたのです。

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 しかしそれでも以下の事は認めています。

県は今年3月に(LGBTへの)合理的な配慮に関する指針を示し、県有施設のトイレや更衣室において、「可能な限り性別にかかわらず利用できるエリアを設け、表示を行う」とした。

 また埼玉県知事は、以下のように述べています。

県の考え方としては、県有施設において、必ずしも全ての当事者が希望していないことを前提として、いわゆるオールジェンダートイレの設置を検討するというものです。

 つまり何が何でも県有施設には、オールジェンダーのトイレや更衣室は作るのです。
 しかも全ての当事者が希望していない事は前提で、それでもオールジェンダートイレの設置を検討するのです。

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 因みに全ての当事者がオールジェンダーの施設を必要とするわけはないのです。
 これは全くその通りです。

 LGBTのうち、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルの人達は、普通に自分の性別のトイレや更衣室を使います。
 特にレズビアンはオールジェンダートイレなど絶対にイヤ!!、女子トイレをなくされては困ると言っているのです。
 
 そしてトランスジェンダーの中には「女子トイレを使わせろ!!」「女子トイレを使わせないのは差別」と言っている人達も多数います。
 因みに国連によれば、トランスジェンダーの定義は以下の図の通りです。

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 つまり女装家やオートガイネフィリアなども立派にトランスジェンダーです。
 今、最高裁でトランス女性の経産省職員が、女子トイレを使わせろと係争中ですが、彼も実は男性器はそのままで、戸籍も男性です。
 彼の勤務先の経産省本庁舎には、障碍者用トイレが多数あり、これはオールジェンダーなのですが、しかし彼はそれではダメ、女子トイレを使いたいと言って延々と裁判を続けているのです。

 先日歌舞伎町に新しくできたビルが、超豪華なオールジェンダーをトイレを作りましたが、トランス女性がここを使わずに、女子トイレを使ったとツィートしていました。
 彼は過去何度も男性性器をつけたまま女湯にも入った事を自慢しています。

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 こういう人達とすれば、オールジェンダートイレなんか要らないから、女子トイレを使いたいのです。 オールジェンダートイレがあっても女子トイレを使うのです。

 だからオールジェンダーのトイレや更衣室などを必要としている当事者って、ホントにどの程度いるのでしょうか?

 しかし埼玉県は勿論、LGBT当事者に配慮して、オールジェンダーのトイレや更衣室を作ると言うのです。
 これは非常に不可解です。

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 だってLGBTの当事者の殆んどはオールジェンダートイレが必要ないのです。
 それなのにオールジェンダートイレを作るのです。

 一方、障碍者用トイレが普及するのには、これまで何十年もかかってきました。
 車椅子の障碍者や人工肛門の人達は、普通のトイレは絶対に使えません。 だから彼等の外出には障碍者用トイレの普及は絶対に必要なのです。

 でも障碍者用トイレの普及は遅々として進みませんでした。
 障碍者用トイレの設置が始まったのは、1990年代からですが、それだけかかって何とかそこそこ普及してきたのです。

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 因みに障碍者用トイレは、皆オールジェンダーです。
 なぜなら障碍者だけでなく、介護の人が一緒に入る場合も多いし、その時障碍者と介護の人の性別が違っても、二人で入る為にはオールジェンダーでないと困るのです。
  
 だからトランスジェンダーの人達が、障碍者用トイレの増設を要求したのなら、ワタシも全面的に支持します。
 しかし現実には彼等が望むのは、実は女子トイレの使用や女子トイレを潰して、オールジェンダートイレにすることです。

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 それにしても驚くのは、これに対する行政の対応の早さです。
 障碍者には死活的に必要な障碍者用トイレの普及は、30年かけてなお十分とは言えないのに、LGBT団体からの要求であるオールジェンダートイレは、速攻で作っているのです。
 
 障碍者には障碍者用トイレが必要なのは自明でしたから、障碍者用トイレの設置や増設に反対意見が出た事はありません。
 設置が遅れたのは、純粋に予算の関係でしょう。

 一方オールジェンダートイレは多くの場合、女子トイレを潰して作っているので、予算の面では問題はなかったのでしょう。
 しかし女性の安全を懸念する意見が多数出ていました。
 オールジェンダーと言う事なれば、トランス女性は勿論ですが、普通の男性も入れるわけですから、懸念が出るのは当然なのです。

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 だったらとりあえず男子トイレをオールジェンダートイレにすれば済むはずです。
 男子トイレなら男子用小便器と個室の両方があるので、オールジェンダー全部が困らないはずです。
 
 それに女子トイレがあれば女性は女子トイレを使いますから、オールジェンダートイレで女性が性犯罪の被害に遭う心配はありません。 
 ところがこれまで東京都内などで作られた公衆トイレでは、男子トイレはそのまま残し、女子トイレはなくしてオールジェンダートイレしているのです。

 防犯専門家は性犯罪を防ぐ為には、女子トイレは絶対必要、しかも入り口は男女でできるだけ離すべきだとまで言っているの二です。

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 公共施設を作る場合、まず最初に考慮するべきは、そこを使う人々の安全のはずです。 ところが驚いた事に、どの自治体もオールジェンダートイレを作るに当たって、防犯や女性の安全は一切考慮していません。
 その為に出された膨大な反対意見は全部無視して、ひたすらLGBTへの配慮を強調しています。

 埼玉県のLGBT条例とそれによるオールジェンダー施設設置も、パブリックコメントの9割が女性の安全を懸念しての反対意見だったにも関わらず、それを全部無視して可決したのです。
 だから女子トイレが亡くなると言う不安をぬぐえないのです。

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 女性の安全を完全に無視して、女子トイレをオールジェンダートイレに変える。
 当時が必要としているかさへわからないのに、県施設のトイレや更衣室をオールジェンダーに変える。

 これまでの障碍者用トイレの普及に比べると、信じがたい程の優遇です。
 LGBTが何でここまで優遇されるのか理解できません。

 因みにこうした先日、LGBT政策に反対している性的少数者の会の記者会見がありました。
 その中でGID(性同一障害)の当事者が「GIDの中には発達障害など精神障害を抱えた人達が実に多い。」と言っていました。
 そして実際には、精神障害の方が「トランスジェンダー」である事よる差別の方が厳しく辛いと言うのです。

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 実際どう考えても、精神障碍者への差別の方が遥かに厳しいです。
 そして精神障碍者を抱えた家族の苦悩も、トランスジェンダーどころではありません。

 それなのに何で精神障害者より、LGBTが優先されるのでしょうか?

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 実はワタシも難病患者なので、難病連に所属していたことがあるのですが、その時聞い話で思い当たる事があります。
 ホントに大変な病気や障害を抱えている人やその家族は、身動きできないのと言うのです。
 日々の生活が闘病と介護に追われて、政治家へのロビー活動どころではないのです。
 
 一方病気や障害が比較的軽い人達は、十二分な時間と体力がある為、自分達の福祉拡大の為に常に積極的な活動ができるのです。
 その為、障碍者福祉は相対的に障害の軽い人達に非常に手厚く、重い人達には非常に薄くなる傾向があるのです。

 それを考えたらLGBTなんて正に活動の為には最も有利な条件を満たしています。
 体力的にも経済的にも一切ハンディがないのです。 
 そういう人達が時流に乗って活動をすれば、超特権階級になるのも当然と言う事でしょうか?


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コメント

法の下の平等

LGBTの人権、ってなんでしょうね?こんなツイートがありました。

>「LGBTの人権」などというものは無い。
>人権とはだれにも認められる権利のことであり、
>もしLGBTにだけ適応される権利があるとしたら、
>それは人権ではなく「特権」だ。

阿比留瑠衣さんがリツイート
>まさに正鵠を射た指摘。今の法案では、女性の権利や安全が危うい。ある人の人権と別の人の人権は時に衝突する。
>その調整も対応も何もせず、議論からも逃げて法案成立を目指すのは狂気。

まさにその通りです。

憲法14条では思想、人種や性別に係わりなくすべての人が差別されない、とあるのですからそれで十分なハズです。
おそらくLGBT法に反対する人はもちろん、推進する活動家もそんなことは先刻ご承知でしょう。

一番わかっていないのが人権とか差別の無い世界なんて言うバラ色の理想に浮かれてLGBT法を作ろうとしている稲田議員でしょうね~
  1. 2023-05-06 20:27
  2. URL
  3. 月の猫 #-
  4. 編集

ジェンダーへの対応の速さ

以前にアメリカでトランスフォーブと呼ばれて批判を買ったデイブ・シャペルというコメディアンが、人種差別や男女差別の解消は何十年もかかっているのに、トランスジェンダーが何か言うとすぐに対応してしまうのは何故なんだというようなことを言ってました。

よもさんもご記憶かもしれませんが、昭和の公衆便所は男女共同なんてざらにありました。駅のトイレとかひどいもんでした。それがやっと男女別になるまでどれだけ女性達の努力があり、時間がかかったか、それなのにジェンダーの人が何か言ったら、あっという間に女子トイレが消えるってどういうことなんでしょうか?いったいあの人たち何が目的なんでしょう?

歌舞伎町のトイレも今やトウヨコキッズと呼ばれる所謂街娼らのたまり場になっているそうです。あんなトイレ普通の女性は使えません。

でも自治体は何故県民の意向を完全無視してこんなことをするんでしょうか?いったい彼らにはどんな見返りがあるのでしょうか?とても不思議です。

  1. 2023-05-07 06:25
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  3. 苺畑カカシ #-
  4. 編集

>それにしても驚くのは、これに対する行政の対応の早さです

ブログ主さんが何度も指摘しておられるように、何らかの公金チューチューの旨味に動かされてもいるでしょうけど、たとえそういう旨味が無い場合でも、やるかもしれませんよ。

議員先生、役人たちが事なかれ主義と非戦主義に毒されていればね。
多数の有権者の福祉の保全という、お上の本来の職務や存在理由よりも、個々の議員先生や役人の保身、争訟に対応する為の時間や労力の負担を厭う無責任さが、実数は少ないにもかかわらず、声だけは矢鱈に大きいく、口数も一人で二人、三人、五人、十人分くらい吐ける輩に屈し、阿る事態を引き起こしているのではないでしょうかね?
60年安保闘争の時の岸信介首相のように、「声なき声は私を支持している。今は声有る声だけだ!」という気骨などケシ粒の100万分の1も持ち合わせていなくて、チワワのキャンキャン鳴くのを、ドーベルマンの唸り声の如く錯覚して怯える根性無し議員、役人どもが、こういった事態を進めているのではないですか?
  1. 2023-05-07 08:39
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
  4. 編集

Re: 法の下の平等

> LGBTの人権、ってなんでしょうね?こんなツイートがありました。
>
> >「LGBTの人権」などというものは無い。
> >人権とはだれにも認められる権利のことであり、
> >もしLGBTにだけ適応される権利があるとしたら、
> >それは人権ではなく「特権」だ。
>
> 阿比留瑠衣さんがリツイート
> >まさに正鵠を射た指摘。今の法案では、女性の権利や安全が危うい。ある人の人権と別の人の人権は時に衝突する。
> >その調整も対応も何もせず、議論からも逃げて法案成立を目指すのは狂気。
>
> まさにその通りです。
>
> 憲法14条では思想、人種や性別に係わりなくすべての人が差別されない、とあるのですからそれで十分なハズです。
> おそらくLGBT法に反対する人はもちろん、推進する活動家もそんなことは先刻ご承知でしょう。
> 、
> 一番わかっていないのが人権とか差別の無い世界なんて言うバラ色の理想に浮かれてLGBT法を作ろうとしている稲田議員でしょうね~

 これは福島瑞穂等自称人権派の言動を見ていて前々から思っていたことですが、彼等は特定の人の人権を振り回すとそれ以外の人達の人権は消失するのです。

 例えば犯罪者の人権を持ち出すと、犯罪被害者や警察官や刑務官の人権は完全に消えているのです。 
 常にこのパターンです。

 これだと人権を侵害する人のとされる人がコロコロ入れ替わるだけで、人権侵害はなくならないのです。

 彼等の脳内では、人権は等しく全ての人に与えられると言う発想がないのです。

 LGBTの件でもトランスジェンダーの人権を持ち出すと、女性の人権が消滅しています。
 女性って人間じゃないのでしょうか?

 
  1. 2023-05-07 09:59
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >それにしても驚くのは、これに対する行政の対応の早さです
>
> ブログ主さんが何度も指摘しておられるように、何らかの公金チューチューの旨味に動かされてもいるでしょうけど、たとえそういう旨味が無い場合でも、やるかもしれませんよ。

 公金チューチューはあります。
 LGBT理解増進法には、LGBT理解増進のために相談室を設けたり、学校や企業で指導や啓発をしたりすると言う事が定められており、しかもそれを民間団体でやるのです。

 そしてこれらの団体に百億余の公金が流れる事になっています。
 つまり今問題になっている若年女性支援と同じ構図です。

 さらに言えば「ネオ藤和」です。

 実際推進派の政党も、Colabo応援団と同じです。
 その意味では推進派団体や政治家には凄く美味しいのです。
>
> 議員先生、役人たちが事なかれ主義と非戦主義に毒されていればね。
> 多数の有権者の福祉の保全という、お上の本来の職務や存在理由よりも、個々の議員先生や役人の保身、争訟に対応する為の時間や労力の負担を厭う無責任さが、実数は少ないにもかかわらず、声だけは矢鱈に大きいく、口数も一人で二人、三人、五人、十人分くらい吐ける輩に屈し、阿る事態を引き起こしているのではないでしょうかね?
> 60年安保闘争の時の岸信介首相のように、「声なき声は私を支持している。今は声有る声だけだ!」という気骨などケシ粒の100万分の1も持ち合わせていなくて、チワワのキャンキャン鳴くのを、ドーベルマンの唸り声の如く錯覚して怯える根性無し議員、役人どもが、こういった事態を進めているのではないですか?

 これは毎度の話ですね。
 LGBT票なんて殆どないのにも関わらず、立憲民主党などは必死に推進していますが、彼等の脳内ではこの票が極大化しているのでしょう。

 でも同和団体と同じで、票にならなくても厄介な団体である事は確かで、企業などはこういう連中に騒がれるのが面倒で金を出してしまうのです。
 
 政治家にもそれに流される人達がいるのでしょうね。
  1. 2023-05-07 10:30
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  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: ジェンダーへの対応の速さ

> 以前にアメリカでトランスフォーブと呼ばれて批判を買ったデイブ・シャペルというコメディアンが、人種差別や男女差別の解消は何十年もかかっているのに、トランスジェンダーが何か言うとすぐに対応してしまうのは何故なんだというようなことを言ってました。

 ホントに不思議です。
 アメリカは随分早く人種差別を克服したと思うけれど、それでもマーチン・ルーサー・キング牧師のような人が60年の一生かけて成し遂げた事です。 
 男を女と認めて女子トイレや女子更衣室に入れる事に比べたら、黒人の女性を白人の女子トイレや女子更衣室に入れる事は何でもないのに。
>
> よもさんもご記憶かもしれませんが、昭和の公衆便所は男女共同なんてざらにありました。駅のトイレとかひどいもんでした。それがやっと男女別になるまでどれだけ女性達の努力があり、時間がかかったか、それなのにジェンダーの人が何か言ったら、あっという間に女子トイレが消えるってどういうことなんでしょうか?いったいあの人たち何が目的なんでしょう?

 これホントにすごい違和感です。
 何で女性の安全がこんなに蔑ろにされるのか?
 反対意見が完全に無視されるのか?

 マトモに考えると答えは出ません。

> 歌舞伎町のトイレも今やトウヨコキッズと呼ばれる所謂街娼らのたまり場になっているそうです。あんなトイレ普通の女性は使えません。

 あんな所にジェンダーレストイレなんか作ったら、売買春の温床になるのは自明なのに。
 売買春の場所を提供する為に、作ったとのではないかとさへ思ってしまいます。
>
> でも自治体は何故県民の意向を完全無視してこんなことをするんでしょうか?いったい彼らにはどんな見返りがあるのでしょうか?とても不思議です。

 ホントに奇妙です。
 
 埼玉県のLGBTの委員会には札付きの活動家ばかり揃ったそうですが、しかしその委員会が直接権限を持っているわけではなく、県の条例はあくまで県議会の議決で決まるのです。
 ところが県議会はその委員会の言う通りの条例を作ってしまったのです。

 一体何をしたいのでしょうね?
  1. 2023-05-07 10:43
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  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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