埼玉県のLGBT条例は随分過激な内容で、県に来たパブリックコメントの9割が絶対反対だったのですが、しかし県議会はこれを無視して一切修正しないまま採決しました。
そもそも埼玉県のLGBT委員会は全てLGBT運動の活動家で占められており、パブリックコメントへの回答も全部同じコピペと言う酷い物でした。
結果、今後埼玉県は女子トイレや女子更衣室を廃止していくのだと言う噂がネットを駆け巡ったのです。
それで埼玉県知事は必死になって火消を始めたのです。
しかしそれでも以下の事は認めています。
>県は今年3月に(LGBTへの)合理的な配慮に関する指針を示し、県有施設のトイレや更衣室において、「可能な限り性別にかかわらず利用できるエリアを設け、表示を行う」とした。
また埼玉県知事は、以下のように述べています。
>県の考え方としては、県有施設において、必ずしも全ての当事者が希望していないことを前提として、いわゆるオールジェンダートイレの設置を検討するというものです。
つまり何が何でも県有施設には、オールジェンダーのトイレや更衣室は作るのです。
しかも全ての当事者が希望していない事は前提で、それでもオールジェンダートイレの設置を検討するのです。
因みに全ての当事者がオールジェンダーの施設を必要とするわけはないのです。
これは全くその通りです。
LGBTのうち、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルの人達は、普通に自分の性別のトイレや更衣室を使います。
特にレズビアンはオールジェンダートイレなど絶対にイヤ!!、女子トイレをなくされては困ると言っているのです。
そしてトランスジェンダーの中には「女子トイレを使わせろ!!」「女子トイレを使わせないのは差別」と言っている人達も多数います。
因みに国連によれば、トランスジェンダーの定義は以下の図の通りです。
つまり女装家やオートガイネフィリアなども立派にトランスジェンダーです。
今、最高裁でトランス女性の経産省職員が、女子トイレを使わせろと係争中ですが、彼も実は男性器はそのままで、戸籍も男性です。
彼の勤務先の経産省本庁舎には、障碍者用トイレが多数あり、これはオールジェンダーなのですが、しかし彼はそれではダメ、女子トイレを使いたいと言って延々と裁判を続けているのです。
先日歌舞伎町に新しくできたビルが、超豪華なオールジェンダーをトイレを作りましたが、トランス女性がここを使わずに、女子トイレを使ったとツィートしていました。
彼は過去何度も男性性器をつけたまま女湯にも入った事を自慢しています。
こういう人達とすれば、オールジェンダートイレなんか要らないから、女子トイレを使いたいのです。 オールジェンダートイレがあっても女子トイレを使うのです。
だからオールジェンダーのトイレや更衣室などを必要としている当事者って、ホントにどの程度いるのでしょうか?
しかし埼玉県は勿論、LGBT当事者に配慮して、オールジェンダーのトイレや更衣室を作ると言うのです。
これは非常に不可解です。
だってLGBTの当事者の殆んどはオールジェンダートイレが必要ないのです。
それなのにオールジェンダートイレを作るのです。
一方、障碍者用トイレが普及するのには、これまで何十年もかかってきました。
車椅子の障碍者や人工肛門の人達は、普通のトイレは絶対に使えません。 だから彼等の外出には障碍者用トイレの普及は絶対に必要なのです。
でも障碍者用トイレの普及は遅々として進みませんでした。
障碍者用トイレの設置が始まったのは、1990年代からですが、それだけかかって何とかそこそこ普及してきたのです。
因みに障碍者用トイレは、皆オールジェンダーです。
なぜなら障碍者だけでなく、介護の人が一緒に入る場合も多いし、その時障碍者と介護の人の性別が違っても、二人で入る為にはオールジェンダーでないと困るのです。
だからトランスジェンダーの人達が、障碍者用トイレの増設を要求したのなら、ワタシも全面的に支持します。
しかし現実には彼等が望むのは、実は女子トイレの使用や女子トイレを潰して、オールジェンダートイレにすることです。
それにしても驚くのは、これに対する行政の対応の早さです。
障碍者には死活的に必要な障碍者用トイレの普及は、30年かけてなお十分とは言えないのに、LGBT団体からの要求であるオールジェンダートイレは、速攻で作っているのです。
障碍者には障碍者用トイレが必要なのは自明でしたから、障碍者用トイレの設置や増設に反対意見が出た事はありません。
設置が遅れたのは、純粋に予算の関係でしょう。
一方オールジェンダートイレは多くの場合、女子トイレを潰して作っているので、予算の面では問題はなかったのでしょう。
しかし女性の安全を懸念する意見が多数出ていました。
オールジェンダーと言う事なれば、トランス女性は勿論ですが、普通の男性も入れるわけですから、懸念が出るのは当然なのです。
だったらとりあえず男子トイレをオールジェンダートイレにすれば済むはずです。
男子トイレなら男子用小便器と個室の両方があるので、オールジェンダー全部が困らないはずです。
それに女子トイレがあれば女性は女子トイレを使いますから、オールジェンダートイレで女性が性犯罪の被害に遭う心配はありません。
ところがこれまで東京都内などで作られた公衆トイレでは、男子トイレはそのまま残し、女子トイレはなくしてオールジェンダートイレしているのです。
防犯専門家は性犯罪を防ぐ為には、女子トイレは絶対必要、しかも入り口は男女でできるだけ離すべきだとまで言っているの二です。
公共施設を作る場合、まず最初に考慮するべきは、そこを使う人々の安全のはずです。 ところが驚いた事に、どの自治体もオールジェンダートイレを作るに当たって、防犯や女性の安全は一切考慮していません。
その為に出された膨大な反対意見は全部無視して、ひたすらLGBTへの配慮を強調しています。
埼玉県のLGBT条例とそれによるオールジェンダー施設設置も、パブリックコメントの9割が女性の安全を懸念しての反対意見だったにも関わらず、それを全部無視して可決したのです。
だから女子トイレが亡くなると言う不安をぬぐえないのです。
女性の安全を完全に無視して、女子トイレをオールジェンダートイレに変える。
当時が必要としているかさへわからないのに、県施設のトイレや更衣室をオールジェンダーに変える。
これまでの障碍者用トイレの普及に比べると、信じがたい程の優遇です。
LGBTが何でここまで優遇されるのか理解できません。
因みにこうした先日、LGBT政策に反対している性的少数者の会の記者会見がありました。
その中でGID(性同一障害)の当事者が「GIDの中には発達障害など精神障害を抱えた人達が実に多い。」と言っていました。
そして実際には、精神障害の方が「トランスジェンダー」である事よる差別の方が厳しく辛いと言うのです。
実際どう考えても、精神障碍者への差別の方が遥かに厳しいです。
そして精神障碍者を抱えた家族の苦悩も、トランスジェンダーどころではありません。
それなのに何で精神障害者より、LGBTが優先されるのでしょうか?
実はワタシも難病患者なので、難病連に所属していたことがあるのですが、その時聞い話で思い当たる事があります。
ホントに大変な病気や障害を抱えている人やその家族は、身動きできないのと言うのです。
日々の生活が闘病と介護に追われて、政治家へのロビー活動どころではないのです。
一方病気や障害が比較的軽い人達は、十二分な時間と体力がある為、自分達の福祉拡大の為に常に積極的な活動ができるのです。
その為、障碍者福祉は相対的に障害の軽い人達に非常に手厚く、重い人達には非常に薄くなる傾向があるのです。
それを考えたらLGBTなんて正に活動の為には最も有利な条件を満たしています。
体力的にも経済的にも一切ハンディがないのです。
そういう人達が時流に乗って活動をすれば、超特権階級になるのも当然と言う事でしょうか?