トランスジェンダーが「女性の安全を脅かす」という言説は誤り。性暴力被害の支援者たちが訴える 2021年11月21日 ハフィントンポスト
なんだか妙にわかりにくい文章なのでが、しかしよく読むとわかります。
この記事で「トランスジェンダーが「女性の安全を脅かす」という言説は誤り。」と主張している人達の中心は性暴力被害者じゃなくて、日常的に女子トイレなど女性スペースを使っているトランスジェンダーを自称している男達なのです。
例えばこんな発言が紹介されています。
「私は現段階における生涯のおよそ半分を今の性別で生きていますから、女性のスペースを長く利用していますし、当たり前にそのスペースが安全であってほしい。その場所が危うくなるということは望みません。それは、純粋に、女性のプライベートスペースの安全を願う一般の女性と同じように思うことです」
??
性同一障害を理由にした戸籍変更が認められるようになったのは2004年からです。
この発言をした男が何歳かわかりませんが、「私は現段階における生涯のおよそ半分を今の性別で生きていますから、女性のスペースを長く利用しています」と言う事は、戸籍変更を行う前から、この人は男はスペースを利用していた可能性が高いのです。
この記事はこういう男達が、過去も女性スペースを使っていたし、これからも使い続けると宣言している記事です。
そして以下のような議論をしているのです。
・ 性犯罪者と見分けがつかないから怖い→両者は「別の人」です
・心は女性だと言えば女子トイレに入れるようになる?→そんなことにはなりません
・法律で、戸籍上の性別と異なるトイレは使えないようにするべきでは?→それをしたら、逆に混乱が生じます
・トランスジェンダー女性を「排除」しても、違法な侵入者はいなくならない
しかしそもそも女性スペースに入り込んでいる男達による議論ですから、この議論はインチキです。
まず「トランスジェンダー」には明確な定義もなく、そして当然診断法もありません。
2003年に「性同一障碍者の性別の取り扱いの特例に関する法律」が成立したころは、トランスジェンダーと言えば、この性同一障碍者だけを中心に語られていました。
そして性適合手術を受けている事が条件でした。 つまり元々ついていた性器を切除しなければ戸籍変更はできませんでした。
しかし現在、この性適合手術なしに、戸籍変更を認めろと言う要求が出ています。 そしてこの要求を日本学術会議等が支持しているのです。
これは何とも奇妙な話です。
自分が認識する性別と、現実の生物学的な性別が違う。
これが非常に辛く苦しい状態である事は、誰にでも想像できます。
こういう状態であれば、着替えや入浴の度に、自身の性器を見る事は苦痛でしょう?
だから戸籍変更などできなかった時代から、海外に行き自費で手術を受ける人は多数いたのです。
以前紹介したインドのヒジュラなど、ホントに悲惨なのですが、しかしそれでも男性として生きる事に耐えられず麻酔もなしに去勢手術を受けるのです。
だから性同一障害や性違和感の為に苦しむ人の為に、性適合手術やホルモン治療に国保を適用してほしいとかいう要求なら理解できます。
しかし性適合手術を受けるのは嫌、生殖能力を残したいと言う人が、戸籍だけは性別を変えたいって何でしょうね?
この人達は戸籍を女性に変えたら、入浴や排泄の為に、毎日何度も自分の男根や睾丸を見るのは苦痛じゃないのでしょうか?
ところが現在、欧米では性適合手術なしでの性別変更が普通にできるようになっています。
だから日本国内でもこれに呼応して、こういう要求が出てくるのです。
さらに言えば、トランスジェンダーで性自認は女性だけれど、性愛の対象は女性だと言う人も多いのです。
また既に妻子がある人も多いです。
女性に性欲があり、女性に子供を産ませる人間のどこが「女性」なのでしょうか?
ところが彼等は自分達をレズビアンを称しいるのです。 そしてレズビアンの団体の集会やレズバー押しかけて、レズビアンの女性達に言い寄ったりしています。
これはレズビアンの女性達からすれば、悪質なセクハラその物で、集会やレズバーの業務妨害ですが、しかしレズビアンから抗議されると、彼等は「トランス差別だ!!」と逆切れしている状態です。
こういうトランス「女性」が女子トイレや女湯などスペースに入り込めば、それだけで女性にとっては十二分に脅威です。
そして十二分に不愉快です。
>性犯罪者と見分けがつかないから怖い→両者は「別の人」です
男根や睾丸を付けた人間が女性スペースに入り込んだ時点で犯罪者です。
>心は女性だと言えば女子トイレに入れるようになる?→そんなことにはなりません
すでに入り込んでいます。
前記のようにトランスジェンダーの定義が曖昧なので、男根をつけて性愛の対象が女性と言う人間が「心は女性」だと言って女子トイレに入り込んでいるのです。
そして欧米ではこういう「女性」が女子トイレや女子刑務所で、他の女性を強姦すると言う事件が起きています。
ところがこの状況で、LGBT法案を推進している国会議員がいるのです。
それにしてもこの議員達の対応が不気味です。
女子トイレなど女性スペースにトランスジェンダーを自称する男が入り込むと言う事例は、欧米では普通になっています。
そしてトランスジェンダー差別が厳禁されている国々では、これで苦情を言った女性やその親族が非難されて、謝罪や賠償を求められている状態です。
こういう現実があるのに、何を根拠に「LGBT理解増進法ができても性自認が女性と主張する男性が公衆浴場に入ってくるということはない。」などと言えるのでしょうか?
女子トイレや女湯に男が入り込む事は、女性にとって切実な脅威です。
国民の半数を占める人達が切実に脅威を感じている問題なのですから、国会議員ならもっと誠実に答える義務があるはずです。
そもそもこの問題はLGBT理解推進法案に関係なく、既に深刻なのです。
現在欧米では「性自認」だけによる性別変更が認められており、それで性別を変更した外国人が既に入国しています。
そして既にゴールドフィンガー事件が起きました。
このゴールドフィンガー事件と言うのは、東京の老舗のレズバーの女性限定の日に、性別を女性にしたアメリカ人の男性が入店しようとして、店主がこれを拒否すると「トランス差別だ」と騒ぎ立てて、結局店主が謝罪に追い込まれています。
因みにこの自称トランス女性は190㎝を超える大男で、しかも日本人の妻と子供がいて、日本に長期滞在しているのです。
レズバーと言うマイナーな存在だったので、大きなニュースにはなりませんでした。 しかし今後こうした欧米の自称女性が、日本の温泉旅館などに出没する事は必至でしょう?
これは女性にとって脅威であるだけでなく、温泉旅館や温泉地にとっても死活問題です。
だから「LGBT理解増進法ができても性自認が女性と主張する男性が公衆浴場に入ってくるということはない。」と言うなら、こうした外国人にどう対応するかを明言するべきでしょう?
そうでなければこんな発言を信用できるわけがありません。
しかしそもそもLGBT理解増進法を推進する議員達は、一般国民は勿論、大多数のLGBT当事者の意見も全く聞いていないのです。
実は多くのLGBT当事者もこの法案には反対、もしくは懐疑的です。
議員達を取り巻いて、この法案を推進しているのは、一部の活動家の団体なのです。
細野は「トランス女性団体がそのようなことを訴えているわけではない」と言います。
では聞きますが、トランス女性団体はトランス女性を代表しているのでしょうか?
彼等は全トランス女性の中から選挙で選ばれたわけではありません。
そして最初に紹介した記事に出ている自称女性達は、実はこのトランス活動家団体の関係者です。
その活動家達は、既に女子トイレに入り込んでいるし、今後も使う気満々なのです。
この状態で「LGBT理解増進法ができても性自認が女性と主張する男性が公衆浴場に入ってくるということはない。」と言うのは全く虚偽だし、こういう虚偽を主張する男達が推進しているのがLGBT理解増進法です。
それにしても何とも異常な話です。
人間が他者に対して自分の権利を主張する場合、自分がその権利を持っている事を客観的に証明しなければなりません。
例えば国民年金や厚生年金に加入している人が、事故や病気で障碍を抱え込んだ場合、障碍者年金を受け取る事ができます。 これは加入者の権利です。
しかし障碍者年金を受け取る為には、年金に加入している事と共に、医師の診断書など障碍の証明が必要なのです。
医師を騙して不正受給をするケースがありますが、これは詐欺になります。
ところが性別と言う、人間にとって最も明白な属性については、その証明が全く必要なく「自認」で済ませようと言うのです。
これが認められるなら、障碍者の「自認」する人は誰でも障碍者年金を受給できるし、パラリンピックにも出場できるはずです。
一方、トランスジェンダーについては明確な定義もなければ、医学的な診断法も確立していません。
にも拘らず現在既にトランスジェンダーを自称する男達は、女子トイレを利用して、それを自分達の権利だと主張しているのです。
このような状況で更にLGBT理解増進法案などできれば、今後ドンドン自称女性が女子トイレや女湯に入り込むの必至でしょう。
しかしそれを承知でこの法案を推進している議員がいるのですから、恐ろしいです。