例えば高橋洋一なんかその典型。
ワタシは高橋洋一結構好きで、アベノミックス始め彼の政策理論を全面的に支持しているんだけれど、それは彼の話は一番論理的で具体的で、一番説得力があると感じるからだよ。
で、この高橋洋一と言う男は、東大数学科卒なんだけど、東大入試の為に試験勉強とか全くする必要がなかったそうだ。 大学入試の全国模擬は毎回ちゃんと受けていたけれど、それは全国模試で最上位になると二万円の図書券がもらえるからだと言う。 それで殆ど毎回図書券を貰っていたと言う。
小学校からちゃんと学校には行っていたけれど、学年の初めに教科書を貰ったら、一日か二日で全部読んで理解して覚えてしまうので、その後授業中は何もやる事はなかったそうだ。 その覚え方もフォトジェニックメモリーと言う凄い物で、カメラで撮ったみたいに教科書の挿絵や注釈まで全部完全に覚えて込んでしまい、後から何ページのどこに書いていあったかも全部言えるのだ。
それでもちゃんと学校へ行ったのは体育の時間と休み時間に他の子と一緒に遊ぶのが楽しみだったからだと言う。
こんなアタマだから公務員試験でも東大法学部の連中を全部抑えて最上位で合格したし、その後財務官僚として必要な法律などもアッサリ理解したし、一方で国債の破綻確率から算定される保険料の数値も自分で計算することもできたし、確定申告に使うパソコン用のプログラムも自分で作った。
因みにこの保険料の計算の元になる保険計算って数学者の仕事で、保険会社はそれぞれの出している保険について、統計を元に保険料支払いの事態が起きる確率を計算して、それを元に保険料を決めている。 そしてこの確率を計算する為に数学科卒の人間を雇っている。
国債の破綻も交通事故や火災と同様に確率の計算ができるので、それを元に各国国債それぞれの国債の破綻保険がある。 で、この確率が高い国の国債ほどこの保険料が高いのだけれど、日本は世界でも最下位クラスなんだよね。
高橋はこれを自分でも計算しているので、「財政破綻が~~!!」なんてナンセンスだと言うんだよ。
ともかくこれだと法学部卒の同僚が束になっても理屈では高橋洋一には敵わない。
コイツラ、法学部卒なのに司法試験に合格するのも青息吐息で、まして保険計算なんて数学者の仕事には手も足も出ない。
だから皆で団結して、後ろから高橋を刺した。
まあ、ワタシもこの財務官僚の気持ちはわかるよ。
それに財務官僚に言われるまま、高橋の理論を無視する日経始め新聞各社の記者の気持ちもわかるよ。
だってコイツラ、子供の時から秀才・神童と言われて育ったんだよ。
それなのに高橋洋一はいつもコイツラの事を小馬鹿にして、ケケケッと笑い者にするんだからね。 挙句にコイツラの事を「小鳥脳」とか言うんだからね。
ワタシが高橋洋一の話をすんなりと受け入れて「さすがだ! 凄いね、この人ホントに頭がいいわ。」と思っていられるのは、ワタシが低学歴で最初から高学歴の連中と張り合う気持ちなんか全くなかったからだよ。
でも学歴で高橋と張り合う連中ならそうはいくまい。
ところでこの高橋洋一と頭脳で張り合える政治家がいる。
それは鳩山由紀夫だよ。
鳩山由紀夫も殆ど勉強の必要なしに東大理系に入り、その後スタンフォード大学で博士号を取得している。 有力政治家の子弟はコネで欧米の一流大学に入れるのだけれど、でも博士号はそうはいかない。
だから鳩山由紀夫は実力で楽々スタンフォード大学に入り、実力で博士号を取れるたんだよ。
世界でこのクラスの頭脳を持つ政治家と言えばまず思い浮かぶのがメルケルだね。 メルケルも子供の時から神童の誉れ高く、優秀なまま成長して物理学者になり、その後政治家になった。
しかし彼女は共産主義国家だった東独で牧師の子に生まれたので、随分と苦労したらしい。 神童として目立てば目立つだけ共産党から目を付けられるので、持って生まれた頭脳も良い事ばかりではなかったようだ。
それに女だし。
共産主義国家は男女平等を建前にしているけど、でも共産圏では一人も女性幹部なんかいなかったからね。
それに比べると鳩山由紀夫は凄い。
祖父は総理大臣、父は外務大臣、しかも母方から巨万の富を相続している。
出自だけなら安倍総理と同じだね。
安倍総理も祖父は総理大臣、父は外務大臣だけれど、安倍総理は鳩山由紀夫程の金持ちじゃないし、それに大学だって一流とは言えない私立だよ。 IQを比較したら鳩山由紀夫には遠く及ばなかったのだろうね。
抜群のIQ、最高の出自、巨万の富。
その上、容貌も見苦しくない。
鳩山由紀夫は背もすらりと高いし、顔立ちも整っていて、日本の歴代首相の中でも容貌ではトップクラスだと言えるよ。
これだけの物を神様から与えられているのだから、中身がマトモなら安倍総理など遥かに凌ぐ優秀な政治家になれたはずではないのか?
コイツなら自分で経済学をチョコッと勉強したら、財務官僚をやり込めてハトミクスで日本経済を回復させることがでたろうし、完璧な英語と学識でメルケル始め他国の指導者を感服させて、民主党政権時に中国包囲網を作る事だって可能だっただろう・・・・・。
でも、それじゃ民主党の党内が収まらないだろう?
イヤ、鳩山由紀夫の財力があれば、民主党の党内意見なんか全部金で黙らせる事ができるよ。
だって脱税額だけで1500億だよ。
しかもそれがバレると、アッサリと一発で納税したんだよ。
これなら民主党が必要とした経費なんかコイツ一人で全部賄えるよ。 民主党の議員全員の選挙資金を出してやれば、逆らう奴はいなかったんじゃないの?
そしてそれでも鳩山家には十二分な資産が残るんだよ。
だからコイツは多くの政治家悩むような選挙資金とかそういう事に一切悩む必要はなかったはず・・・・・。
だからどんな勢力からも完全に自由でいられたはず・・・・。
マジにスペックだけを見たら、鳩山由紀夫が首相に就任した時に、マスゴミが大絶賛したのはわかるよ。
でも中身がルーピー。
それに金にも結構汚くて、あんなに脱税していたんじゃ財務省に逆らえるわけもない。
それにしても日本政府として外国の政府と約束したことを、政権が変わったからと言ってひっくり返せるわけのない事など子供が考えてもわかるだろうに・・・・・。
ところがコイツはわからなかったのか、それともわかっても何もできなかったのか?
普天間基地の辺野古移設の件で、オバマ大統領との会談を逃げ回って、「ルーピー」と言われた挙句に首相を一年足らずで首相を辞任する嵌めになった。
その逃げ方があんまり無残だったので、最初は大絶賛していたマスゴミ各社も、ひたすら彼のルーピーぶりを報道して笑いものにするようになった。
あの民主党政権の元首相、菅直人や野田佳彦は今も議席を維持し、今も一定数の支持者を確保しているけれど、鳩山由紀夫だけは馬鹿左翼と雖も支持する者はいない。
首相を辞めてからもずうっと、左翼好みの綺麗ごと発言を続けているのに、左翼からも完全に見放されているんだから、無残だよ。
尤も彼の発言はひたすら中国や韓国に好都合な物なので、中国や韓国に便利使いされて、鳩山自身もこれらの国々に媚びる事で、何らかの見返りを貰っているのだと思う。
コイツの発言はもう日本人から全く相手にされないので、コイツにいくら金を渡しても日本での宣伝効果はゼロだけれど、でも中国国内、韓国国内では「元日本の首相が、我々の意見に同意している。 だから我々は正しいのだ。」と言えるわけで、一定の宣伝効果はあるのだろうね。
しかしワタシはそれだけなく、鳩山由紀夫の発言の中に安倍総理へのどす黒い憎悪を感じる事がある。
マジに鳩山由紀夫にしたら納得できないのだろうね。
鳩山由紀夫と安倍総理は同年配で、出自などの条件も同一で、頭脳と財力で鳩山由紀夫が圧勝なのだから、鳩山由紀夫本人からしたら何で自分が安倍晋三に負けるのか納得できるわけはない。
第二次安倍政権が成立して間もなく、安倍総理が外交で頭角を現し、オバマもメルケルもトランプもマクロンも、皆が安倍総理の提言を受け入れるようになり、安倍総理が暗殺された時は各国議会が安倍総理を称賛する決議をする。
日本の総理がこのように称賛されたことは歴史上初めてだよ。
一体どこがどう違って、こういう事になっているのか?
鳩山由紀夫は全然わからないのだろうね。
鳩山由紀夫のツィートその他の発言を見ていると、彼が自分の問題を理解をしているとは全く思えないんだよね。
だからルーピーなんだよ。
因みに安倍総理は経済の事も財務省との対応も、高橋洋一に電話をして済ませていれば良かったから、自分で保険計算ができなくても不自由もなかったのだろ。
韓信が言う「将を使う能」を安倍総理は持っていたんだよ。
一方高橋洋一の方も、自分で政治家になる気はなく、でも自分の提言を聞いてそれを実現してくれる政治家がいれば大満足なんだもんね。
一方鳩山由紀夫は自分の頭脳さへ自分の為に生かす事はできず、学歴や出自などのスペックは唯小沢一郎に利用されるだけだったからね。
それに安倍総理も高橋洋一もお金には綺麗なタイプだしね。
だからマスコミと財務省が血眼になっても何も出てこない。
やたらに綺麗ごとを言い続けたのに平成の脱税王だった鳩山由紀夫は、この点だけも安倍総理に遠く及ばないのは勿論、そもそも政治家落第だよ。
でもやっぱり鳩山由紀夫はこれも納得してないのだろうね。
境界児についてエントリーをした時はホントに神様は冷酷で残忍だと思った。
でも鳩山由紀夫とか見ると、神様はやっぱり公平・公正なのかもしれないとも思ってしまう。
だって高橋洋一とか見ていると、あの頭の良さはホントに羨ましいと思うけど、鳩山由紀夫を見ていると「ああはなりたくない。」としか思えないもの。
門地、頭脳、富、その上見栄えまで神は与えられる物を全て鳩山由紀夫に与えたけれど、その分魂だけは思いっきりお粗末な物で済ませて、公平性を守ったのだろう。