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2022-10-10 12:59

真の国家と半国家 プーチンの国家観

 先日、久しぶりに本屋に言ったら小泉悠さんの「ロシア点描」と言うがあったので買って読みました。
 この中で小泉さんはプーチンの国家観を述べていました。

 プーチンによれば自国だけの意思で国家主権を行使できる国だけが、本当の主権国家であり、そういう国はインドや中国、そしてロシアなどごく一部だそうです。
 プーチンはこうした国を真の国家と言います。
 一方ドイツなどは経済力でロシアよりはるかに上だけれど、軍事的にはNATOに縛られて、自国の意思では全く動けないので、結局自国だけの意思で主権を行使できない。 こういう国をプーチンは半国家と言うのです。 

 勿論、プーチンに言わせると日本も半国家です。
 日本もロシアより経済力では遥かに上だし、それどころかソ連崩壊後は随分とロシアに経済支援をしてきました。
 でも日本は憲法で交戦権と言う国家にとって重要な主権を放棄しているし、何より日米安保条約でアメリカの庇護なしには国家の安全を守る事さへできないのです。
 だから何度も会談して、親交が深いと言われた安倍総理の事も内心は、小馬鹿にしていたのでしょう。
 プーチンからすれば半国家の総理といくら親交を深めても、アメリカとの関係が変わらなければロシアの安全保障の役には立たないと思っていたのでしょう。

 こういう国家観。
 剥き出しでギンギンラギンの19世紀、帝国主義華やかなりしころそのままの国家観をプーチンは今も持っているのです。
 そしてプーチン自身がこういう国家観にのっとった愛国者を演じていました。
 プーチンと言う人は元々西側の右派にも人気があり、今もなおプーチンファン、プーチンを信奉しいる人も多いのですが、これはこういう国家観と「愛国者」振り故でした。
 ワタシもネトウヨなので「プーチン、カッコイイ!!」と思っていました。

 しかし現在のウクライナ侵略戦争でのロシア軍の苦戦を見ていると、プーチンの国家観はもう現代では通用しないのでは?と思ってしまいます。
 ロシア軍が苦戦している理由は、ウクライナ軍がアメリカ等から得ている最新兵器と、軍事情報、そしてロシアへの経済制裁です。
 一方、現在ロシアは精密誘導兵器を使い果たしてしまい、補充することができません。 戦車等も最新の物は補充できません。

 ロシアは膨大な軍事産業を持っているし、資源国だからエネルギーも不足しません。
 そしてロシア本土は全くの無傷です。
 しかしもう数か月前から精密誘導兵器や戦車などを作れなくなっています。
 なぜならこうした兵器を作るのに必要な工作機械も、半導体も経済制裁でロシアには入らなくなっているからです。
 しかもこれは前々からの話です。

 例えばロシアの最新鋭戦車アルマータは、本来ロシア軍の主力戦車になる予定だったのに、なぜか殆ど生産される軍事パレードで少数見られるだけでした。 それで実は性能が良くないのだとか色々言われたのですが、どうやらクリミア侵攻以降の経済制裁で半導体が入らなくなった為、量産不能のなっていたようです。
 でもロシアは半導体を作れません。
 そして今の兵器は半導体なしでは作れないのです。

 それどころか今では給湯器や普通の乗用車だって、半導体なしでは作れないのです。
 去年ぐらいまでの世界的な半導体不足で、日本の自動車メーカーも生産調整を迫られたし、給湯器までも生産できず不足すると言う事態になっていました。
 こういうの見たら半導体を作れないって致命的じゃないですか?

 あれから日本の自動車メーカーは自前で半導体を作る体制を整えたようです。 自動車とか給湯器に使う半導体は、特に小型化する必要もないので、TSMCが作っているような集積度を最高に高めた高級品でなくてもよいんですね。
 だから自分で製造装置を買ってきて、そこそこ技術を持っている人を雇えば自前で作れるようです。

 だったらロシアもそうすれば良いのでは?
 と思うけど、そうはいかないのです。
 だって経済制裁されている状態ですから、半導体製造装置なんか買えません。 何とか誤魔化し半導体製造装置を手に入れても、それでは半導体材料はどうするのでしょう? 
 シリコンウェハー、フォトレジスト、高純度フッ化水素、などはプーチンが小馬鹿にしている半国家日本が生産を独占しています。

 フォトレジストと高純度フッ化水素は、韓国も国産化するニダ!!と頑張り続けているのだけれど、結局上手くいかないようです。
 韓国は別に経済制裁を受けているわけじゃないので、必要な技術や部品や材料を買うのに困らないはずなのですが、しかし何年も火病りながら国産化に成功していないのです。
 こういうを見ると一つの産業と言うか、一つの製品の製造だって、いかに大変かわかります。

 しかしこのような製品がなければ、真の国家の保障たるべき軍事力の維持も危ういのです。
 これでは軍事力で他を圧倒しているから、同盟国からの制約を受けない立場だからと言って「自国の意思だけで主権を行使できる」なんてふんぞり返っていられるのでしょうか?

 因みにこの点から言えば、アメリカも真の国家とは言えません。
 だってアメリカだって半導体の殆んどは輸入で賄っているのです。
 勿論半導体材料も輸入です。
 アメリカは半導体製造装置のシェア世界一だし、半導体設計技術も圧倒的に世界最高なのですが、全ての半導体製造装置を国産化しているわけではないし、そもそもそんな気もないのです。
 
 半導体に限らず、戦闘機製造に欠かせないカーボンファイバーなんかも日本からの輸入だし、他にも安くて優秀なら何でも輸入で済ませています。
 お陰で中国製の半導体までまぎれこんでしまったのですが、さすがにこれは不味いと思ったのか、トランプ大統領の頃になって漸く排除する方向に動き出しました。
 しかしこういう状態では、アメリカだって同盟国に対して好き放題「主権を行使」するなんてわけにはいかないのです。
 そしてそれはアメリカも重々わかっているのです。
 だから同盟国がアメリカに愛想を尽かすようなことのないように色々気遣ってきたのです。

 なによりアメリカのシステム、法の支配を徹底して、誰でも安心してアメリカと商売ができると言う体制なので、世界中の企業がアメリカで商売したいのです。
 だから自国産業や自国民の生活を考える政府は、アメリカとの関係は大切にするのです。
 それでアメリカも日用品から兵器の部品まで何でも安心して外国に頼る事ができるのです。
 そして結局それでアメリカは、高度な産業力技術力を持つ国を全部自分の側に引き寄せているのです。
 
 わかってないのはプーチンなのです。
 高性能兵器を沢山持っていれば、それで「オレは強いんだ。 他の国のいう事なんか聞く必要はない。」と言う非常に単純な発想で、その兵器を補充するのには何が必要かさへ理解していなかったのです。
 そうやってふんぞり返る所がカッコイイので、ウヨには受けたのだけれど、本気でこうやって自惚れていたならヤッパリ馬鹿です。
 
 因みにロシアは産油国だけれど、この石油だって実は西側の技術なしでは生産を続けられません。
 先日はロシアがトルコにロシア軍の冬用の装備を発注して断られたという話まで出てきました。
 軍服ぐらい自国で縫製すればよかろうと思うのですが、布地などの素材を作る繊維工業やそれを縫い上げる縫製工場の発達がソ連崩壊以降停まっているなら、軍服も自国では作れないでしょう?
 このウクライナ侵略直前までユニクロなんかがロシア進出していましたからね。
 因みに工業用ミシンのシェアって日本がほとんど取っています。

 要するに今の世界は完全にグローバリズムなのです。
 ネトウヨはグローバリズムを目の敵(ワタシも目の敵にしていたけど)にしますけど、現実に全ての生産が世界的なネットワークで成り立っているわけで、そこから外されてしまうと、どんなに資源があっても、どんなに広い農地があっても、どんなに強力な新兵器を持っていても、手持ちを使い果たしたらオシマイなのです。

 それは理念とかイデオロギーの問題ではなく、現実に工業技術が高度化してしまい、一つの国だけでそのすべてを揃えて持って、それで自国の産業や軍備を全て賄うと言う事が不可能になっているという事なのです。
 その見本がアメリカです。

 でもアメリカはイデオロギーでこうなっているのはありません。
 経済界と要望と国民の生活の便宜からこうなっているのです。
 それで輸入できる物は輸入して賄い、経済合理性を無視して国産化しようとはしないのです。
 しかしそれを徹底しているからこそ、世界の大多数の国を自分の側につけて、イザとなれば自分に敵対する国をこのグローバル経済圏から追い出す事ができる立場でいられるのです。

 プーチンの国家観はカッコイイけれど、それでやっていけたのは、20世紀末までの話だってのではないでしょうか?
 ソ連だって結局それで崩壊したのですから。

  1. ロシアのウクライナ侵略
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コメント

>わかってないのはプーチンなのです

「わかってない」と言えば、プーチンは我が国でいう戦後世代ですから、「大祖国戦争」、つまりWW2の独ソ戦の赤軍の勝利が、米英からの膨大なレンドリースによるものだということを知らないのでしょうな。 まあ、「知らない」というより「教わっていない」が正しいのでしょうが。
そして、我が国において、所謂「従軍慰安婦」「強制連行」の真実を知っている世代が80年代末頃から社会の第一線から退いたのと同様に、レンドリースにみるアメリカの恐るべき経済力を記憶している独ソ戦世代も、記憶している真実を語れないまま、プーチンの壮年期には退場してしまって、プーチン世代以降は、「大祖国戦争」を自力で勝利したと、信じて疑っていないのでしょう。
  1. 2022-10-10 14:18
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  3. 温泉猫 #-
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Re: タイトルなし

> >わかってないのはプーチンなのです
>
> 「わかってない」と言えば、プーチンは我が国でいう戦後世代ですから、「大祖国戦争」、つまりWW2の独ソ戦の赤軍の勝利が、米英からの膨大なレンドリースによるものだということを知らないのでしょうな。 まあ、「知らない」というより「教わっていない」が正しいのでしょうが。
> そして、我が国において、所謂「従軍慰安婦」「強制連行」の真実を知っている世代が80年代末頃から社会の第一線から退いたのと同様に、レンドリースにみるアメリカの恐るべき経済力を記憶している独ソ戦世代も、記憶している真実を語れないまま、プーチンの壮年期には退場してしまって、プーチン世代以降は、「大祖国戦争」を自力で勝利したと、信じて疑っていないのでしょう。

 プーチンは70歳ですから、日本なら団塊世代の尻尾「戦争を知らない子供達」ですからね。
 ソビエト共産党のプロパガンダの祖国の為に勇敢に戦い続けたソ連軍・ソビエト人民を信じ続けているのでしょうね。 
 それに経済にも明るいとは言えない人ですすね。

 だからソ連が何で崩壊した原因も実はよくわかっていないし、わかりたくないので、そのままソ連の再興を夢見ているんでしょうね。
 
 やっぱり歴史を学ばないって困りますね。
 
  1. 2022-10-10 15:08
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  3. よもぎねこ #-
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王様は裸だ

ロシアには「王様は裸だ」と言える人はいないか、声を上げても叩き潰されてしまうのでしょうね。

ロシアについての解説番組を見るともなしに見ていたら興味深い解説がありました。(うろ覚えなので曖昧ですみません)
その昔王様の後継が居なくなって国内が混乱したそうです。権力争いで内乱が起こり、国民同士が血で血を洗う戦い・・・それはもう悲惨な状態で、最後にはどこか外国から王様の血筋を探してきて統治させ内乱を治めたそうです。

だからロシア国民にとっては外国からの侵略よりも恐ろしいのが同国人なんだとか、ロシアには独裁者が必要で、自由民主主義は根付かないのだとか。
「ロシア人」というくくりでどこまで語れるのかわかりませんが、プーチン大統領のやり方とそれを支持する国民を見ていると、やはりロシアには中世の尻尾がくっついていると思えます。
プーチン大統領の語る「真の国家」はまさにプーチン皇帝の治める独裁国家です。
  1. 2022-10-10 16:42
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  3. 月の猫 #-
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Re: 王様は裸だ

> ロシアには「王様は裸だ」と言える人はいないか、声を上げても叩き潰されてしまうのでしょうね。
>
> ロシアについての解説番組を見るともなしに見ていたら興味深い解説がありました。(うろ覚えなので曖昧ですみません)
> その昔王様の後継が居なくなって国内が混乱したそうです。権力争いで内乱が起こり、国民同士が血で血を洗う戦い・・・それはもう悲惨な状態で、最後にはどこか外国から王様の血筋を探してきて統治させ内乱を治めたそうです。
>
> だからロシア国民にとっては外国からの侵略よりも恐ろしいのが同国人なんだとか、ロシアには独裁者が必要で、自由民主主義は根付かないのだとか。
> 「ロシア人」というくくりでどこまで語れるのかわかりませんが、プーチン大統領のやり方とそれを支持する国民を見ていると、やはりロシアには中世の尻尾がくっついていると思えます。
> プーチン大統領の語る「真の国家」はまさにプーチン皇帝の治める独裁国家です。

 ロシアは中世の尻尾どころか中世だと思います。
 西ヨーロッパの中世は西ローマ帝国滅亡から始まり、コロンブスのアメリカ大陸発見の1492年までとされています。

 一方東ヨーロッパの中世は東ローマ帝国の滅亡から始まり、第一次世界大戦までとされています。
 ところで東ローマ帝国の滅亡は1492年ですから、西ヨーロッパで中世が終わる頃からようやく中世が始まったのです。

 ヨーロッパで中世と言えば農奴制なのですが、しかしロシアで農奴解放令が出たのは1861年です。 因みにアメリカで黒人奴隷の解放宣言が出たのは1862年です。
 農奴は生殺与奪を所有者の地主に握られていて、売買の対象になり、完全な農業奴隷です。 衣食住の待遇はアメリカ黒人奴隷の方がマシだったでしょう。
 アメリカ黒人奴隷が餓死したという話はないのですが、ロシアでは飢饉の度に農奴の餓死が起きています。

 こういう歴史を思うと、人民に対する強権支配を当然視する感覚も理解できます。

 プーチンもロシアの支配層も、人民は完全に自分達に隷属し、支配されるべき物と言う感覚が染みついているのでしょうね。
 そしてロシア人も何となくこれを当然と思っているような気がします。
 
 だからプーチンに不満があっても「王様は裸だ」と言えないのでしょうね。
  1. 2022-10-10 19:49
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  3. よもぎねこ #-
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>自国だけの意思で国家主権を行使できる国だけが、本当の主権国家であり
現実的には、日本のように自国の軍事力を剝奪した方がいいと思う政治家よりもプーチンのような主権国家観を持つ指導者の方が、世界中には多いと思います。
  1. 2022-10-11 13:36
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  3. あいうえお #-
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Re: タイトルなし

> >自国だけの意思で国家主権を行使できる国だけが、本当の主権国家であり
> 現実的には、日本のように自国の軍事力を剝奪した方がいいと思う政治家よりもプーチンのような主権国家観を持つ指導者の方が、世界中には多いと思います。

 そもそもこういう形で勝手に交戦権を行使する国が出ないように態々国連と言う物を作り、ロシアはその常任理事国になっていたわけですから、少しは自重するべきでした。 
 でもプーチンはそのあたりの自覚が欠けていたのか?あるいはホントの意味で国際政治を理解していなかったのではないかと思います。
  1. 2022-10-11 19:52
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  3. よもぎねこ #-
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ロシア連邦

考えてみたら、ソ連は解体されたけど、ロシアは今でも 「複数の国・民族から成り立っている連邦国家」 なんですよね。ソ連が崩壊した時に 「独立した国」 と 「ロシア連邦内に残った国」 の違いって、何なんでしょうね? 「ヨーロッパに近くて、独立しても、やっていけそうな国」 は独立して、「シベリアや極東にあって、独立したら、やっていけなさそうな国」 はロシア連邦内に残ったとか?

よもぎねこさんも前に触れていましたが、ロシア軍は、シベリアや極東の少数民族から先に、兵士に召集しているため、少数民族がモンゴルなどに逃げ出しているそうですね。モンゴル政府も 「モンゴルに逃げてきたら歓迎する」 と言ってるとか。

ロシア戦死者、少数民族地域が突出… 「激戦地への投入」 差別的と反発の動き:読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220813-OYT1T50176/

ウクライナ侵攻でロシア側戦死者に少数民族が目立つのはなぜなのか 現地で実感した連邦支配のいびつさ:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/205896

モンゴルの元大統領はブリヤート人、トゥバ人、カルムイク人を動員から自国に逃亡するよう呼びかけた - WALK NEWS
https://www.walknews.com/104960/

プーチンは、やっぱり 「少数民族が戦死して、数が減ってくれたら一石二鳥」 とか、考えてるんですかね? いったいどの口が、ウクライナの民族主義者を 「ネオナチ」 呼ばわりしてるんだか・・・。これ、ロシアの負け方によっては 「ロシア連邦の解体」 もあり得るんじゃないですか?

高橋洋一氏は、自身の動画の中で 「男性の平均寿命が60代のロシアでプーチンの年齢なら、日本人の80歳とか90歳と同じでしょ。そんなヤツに権力を持たせたちゃダメだよ。」 と言ってましたね。結局、独裁的なリーダーが率いる権威主義国家や発展途上国の問題って、そこなんでしょう。

ところでブラジルでは今、大統領選挙が行われていて、右派の現職と左派の前職が戦っているんですが、右派の現職・ボルソナロ氏は 「コロナが弱毒化する前からワクチンやマスク着用に反対していた陰謀論者」 で、左派の前職・ルーラ氏は 「弱者の味方としてリベラル系メディアから持ち上げられていたけど、汚職がバレて逮捕・収監された人」 なんですよね。

発展途上国の政治って 「右派か左派か」 とか 「グローバリストか反グローバリストか」 という以前のところに問題がある気がします。

決選投票に向けたブラジル大統領選挙の焦点 | 幻冬舎ゴールドオンライン
https://gentosha-go.com/articles/-/46102
  1. 2022-10-11 20:09
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

>プーチンによれば自国だけの意思で国家主権を行使できる国だけが、本当の主権国家であり、そういう国はインドや中国、そしてロシアなどごく一部だそうです。

本当の主権国家ねぇ。どうも、プーチンの国家観はアナクロというよりガキっぽいというか見栄っ張りでメンツばかりにこだわるそこら辺のヤンキーの中高生レベルな気も(実際、少年時代、学生時代の彼はかなりヤンチャだったようですが)。

あと彼は経済面での「本当の主権国家」には関心ないんですかね?
だって、ロシアルーブルなんて全くのローカル通貨、ソフトカレンシーもいいところじゃないですか?
ぶっちゃけ通貨の通用度ってその国に対する信頼度のバロメーターのように思いますが、米国を相手に世界の超大国の座を目指すプーチンはロシアルーブルの現状に興味がないんでしょうかね?

本当の主権国家とやらになったって逃げだす国民が後を絶たないわ、生活レベルはどんどん下がるわで周辺諸国はじめとした海外の人間からドン引きされる「中身」では偉大なロシア、ソ連時代よもう一度どころではないと思うんですけどね。

自慢の軍事力もメッキが剥げてきてますし、一体、プーチン氏はソ連時代の「栄光」どころかロシアの地位をどんどん暴落させているとしか思えないんですけども・・。
  1. 2022-10-11 21:28
  2. URL
  3. prijon #-
  4. 編集

韓国の半導体事情と輸出優遇解除は大口歩也さんの動画などに大変詳しいのでオススメさせていただきます。
  1. 2022-10-12 01:03
  2. URL
  3. まおか #-
  4. 編集

Re: ロシア連邦

> 考えてみたら、ソ連は解体されたけど、ロシアは今でも 「複数の国・民族から成り立っている連邦国家」 なんですよね。ソ連が崩壊した時に 「独立した国」 と 「ロシア連邦内に残った国」 の違いって、何なんでしょうね? 「ヨーロッパに近くて、独立しても、やっていけそうな国」 は独立して、「シベリアや極東にあって、独立したら、やっていけなさそうな国」 はロシア連邦内に残ったとか?
>
> よもぎねこさんも前に触れていましたが、ロシア軍は、シベリアや極東の少数民族から先に、兵士に召集しているため、少数民族がモンゴルなどに逃げ出しているそうですね。モンゴル政府も 「モンゴルに逃げてきたら歓迎する」 と言ってるとか。

 今ロシア連邦に残っている「共和国」ってロシア帝国時代にロシアが征服した地域です。
 これって要するに元植民地で、インドやマレーシアやケニアが今もイギリス領になっているような状況です。

 でも現実に独立してやっていくのが難しい国が今もロシア領になっているのでしょう。
 一方ソ連もロシアもやはり共産圏をできる限り広げたい、ロシア帝国領を維持したいという思惑からか、これまではそれなりにそういう「共和国」に色々支援してきました。
 だからこれまではこうした「共和国」もロシア領として残っていたのでしょうね。
>
> ロシア戦死者、少数民族地域が突出… 「激戦地への投入」 差別的と反発の動き:読売新聞オンライン
> https://www.yomiuri.co.jp/world/20220813-OYT1T50176/
>
> ウクライナ侵攻でロシア側戦死者に少数民族が目立つのはなぜなのか 現地で実感した連邦支配のいびつさ:東京新聞 TOKYO Web
> https://www.tokyo-np.co.jp/article/205896
>
> モンゴルの元大統領はブリヤート人、トゥバ人、カルムイク人を動員から自国に逃亡するよう呼びかけた - WALK NEWS
> https://www.walknews.com/104960/
>
> プーチンは、やっぱり 「少数民族が戦死して、数が減ってくれたら一石二鳥」 とか、考えてるんですかね? いったいどの口が、ウクライナの民族主義者を 「ネオナチ」 呼ばわりしてるんだか・・・。これ、ロシアの負け方によっては 「ロシア連邦の解体」 もあり得るんじゃないですか?

 しかしこの戦争で、ロシアの本心が出たというか、結局少数民族への差別みたいなものが露骨になってしまったのでしょうね。 プーチンは今はロシア民族主義に基づいてウクライナ侵略をやっているのだから、当然でしょう。
 そうなるとブリヤートなど少数民族はもうロシアについていられないという事になります。

 因みにブリヤートはモンゴルの支族で、民族的にも言語的にもモンゴル人です。 おそらくブリヤート共和国も本来モンゴル領だったのでしょう。
 だからモンゴル側からすれば、ロシアの徴兵を逃れたブリヤート人を受け入れる事で、ブリヤート共和国領を取り戻したいという思惑があるのではないでしょうか?
 トゥバ人とトゥバ共和国についても同様です。

 またカルムイク人も白人ではなく、モンゴロイドの遊牧民でラマ教徒です。 
 だからモンゴルとしたら、これらの民族のロシアからの独立を促し、最終的にそれによりモンゴルの安全保障の強化につなげたいのでしょう

> 高橋洋一氏は、自身の動画の中で 「男性の平均寿命が60代のロシアでプーチンの年齢なら、日本人の80歳とか90歳と同じでしょ。そんなヤツに権力を持たせたちゃダメだよ。」 と言ってましたね。結局、独裁的なリーダーが率いる権威主義国家や発展途上国の問題って、そこなんでしょう。

 ソ連共産党の書記長って皆事実上終身でしたから、プーチンも任期が終わったら引退なんて絶対に嫌なんでしょうね。
>
> ところでブラジルでは今、大統領選挙が行われていて、右派の現職と左派の前職が戦っているんですが、右派の現職・ボルソナロ氏は 「コロナが弱毒化する前からワクチンやマスク着用に反対していた陰謀論者」 で、左派の前職・ルーラ氏は 「弱者の味方としてリベラル系メディアから持ち上げられていたけど、汚職がバレて逮捕・収監された人」 なんですよね。
>
> 発展途上国の政治って 「右派か左派か」 とか 「グローバリストか反グローバリストか」 という以前のところに問題がある気がします。
>
> 決選投票に向けたブラジル大統領選挙の焦点 | 幻冬舎ゴールドオンライン
> https://gentosha-go.com/articles/-/46102

 民主主義と言えば民主主義が実現するわけじゃないですからね。
 
 小泉悠さんの「ロシア点描」に「ロシア人は規則を守らない。 規則があれば破るべきだと考える。 自分達が安易に支配されない人間であることを誇る」とありました。
 しかし「それ故、ロシアをまとめるには強力が指導者が必要になる」と言うのです。

 結局ロシア人の反権力意識が独裁体制を産んでしまうのです。

 ワタシもこれはその通りだと思います。
 民主主義は結局多数決ですから、自分が大反対することでも、多数決で負けたら実行されてしまいます。 
 でも自分が大反対でも、正規の規則に従って決定したことは守るのが、民主主義の市民道徳なのです。

 市民の大多数がその道徳を守れないと、民主主義国家は成り立たないのです。

 因みにこの市民道徳の鏡がソクラテスです。

 彼はペロポネソス戦争の開戦には反対だったし、その後の継戦にも批判的でしたが、市民の義務として徴兵されたら一歩兵として奮戦したし、最後には何とも理不尽な理由で処刑判決を受けたのですが、友人たちの逃亡の勧めを退けて「悪法もまた法なりと」と言って毒杯を煽ったのですから。
  1. 2022-10-12 09:37
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> >プーチンによれば自国だけの意思で国家主権を行使できる国だけが、本当の主権国家であり、そういう国はインドや中国、そしてロシアなどごく一部だそうです。
>
> 本当の主権国家ねぇ。どうも、プーチンの国家観はアナクロというよりガキっぽいというか見栄っ張りでメンツばかりにこだわるそこら辺のヤンキーの中高生レベルな気も(実際、少年時代、学生時代の彼はかなりヤンチャだったようですが)。
>
> あと彼は経済面での「本当の主権国家」には関心ないんですかね?
> だって、ロシアルーブルなんて全くのローカル通貨、ソフトカレンシーもいいところじゃないですか?
> ぶっちゃけ通貨の通用度ってその国に対する信頼度のバロメーターのように思いますが、米国を相手に世界の超大国の座を目指すプーチンはロシアルーブルの現状に興味がないんでしょうかね?
>
> 本当の主権国家とやらになったって逃げだす国民が後を絶たないわ、生活レベルはどんどん下がるわで周辺諸国はじめとした海外の人間からドン引きされる「中身」では偉大なロシア、ソ連時代よもう一度どころではないと思うんですけどね。
>
> 自慢の軍事力もメッキが剥げてきてますし、一体、プーチン氏はソ連時代の「栄光」どころかロシアの地位をどんどん暴落させているとしか思えないんですけども・・。

 ええ、まあその通りなんですけどね。
 しかしどうもプーチンは経済には余り興味がないのでしょうね。
 
 と言うか、資本主義経済と言う物が肌に合わない、大嫌いなのでしょう。
 だって資本主義経済って、私有財産権を尊重し、民間人の経済活動を保障するのが根幹です。 
 でもそうなると個人の自由と言う物が、絶対視されるようになるのです。
 こうやって民間人が自由に経済活動をするから、経済が伸びるのです。

 でもこれって共産主義のエリートだったプーチンにはホントの所で理解不能なのかもしれません。
 プーチンは「オレが全部決めてやるからオマイラ、オレのいう事を聞いていればいいんだ。」と言う感覚から抜けられないのでしょうね。

  1. 2022-10-12 09:46
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 韓国の半導体事情と輸出優遇解除は大口歩也さんの動画などに大変詳しいのでオススメさせていただきます。

 ありがとうございます。
  1. 2022-10-12 09:49
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

暴力至上主義と理想主義

今回の戦争で、暴力が全てを凌駕する正義だと言うロシアプーチンのウクライナ戦争のやり方でも良く判りました。
日本の総理の北方領土交渉盛んなころ、ロシア人の意見として雑誌が書いて居ました。
「ロシア人は、戦争で得た領土は自分の国の領土であって、返すとか古来の固有の領土とかの考えはない」とか、返還交渉とかありえないって。今回の戦争でロシアプーチンの考え方が良く判りましたよね、力こそが正義だと。
翻って、憲法九条派とか日本の共産主義者ってロシアが希望なんですよね、ロシアを良く知ってるんですよね。
そんな日本のロシア好き知識人が日本の武装解除とか日本の無防備を強要する思想運動って、秀才理論派の理想論とか夢想論どころじゃなくて、売国頭ですよね。トルストイが好きだからと言っても違うと思うね。
日本をロシアの属国にしたいという自○願望と言うか破滅感情に近いですよね。
違うか、自分がトルストイとかアンドレイ・ボルコンスキーとかピエールとかナターシャの主人公が憑依した夢見気分なんだよね。
彼らパヨクとか白髪シャレコーベ憲法学者は理想主義でも 平和友好主義者でもない、暴力ロシア狂信者、自虐破滅嗜好○×病の他の何物でもないと考える様になりました。
  1. 2022-10-12 11:18
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

Re: 暴力至上主義と理想主義

> 今回の戦争で、暴力が全てを凌駕する正義だと言うロシアプーチンのウクライナ戦争のやり方でも良く判りました。
> 日本の総理の北方領土交渉盛んなころ、ロシア人の意見として雑誌が書いて居ました。
> 「ロシア人は、戦争で得た領土は自分の国の領土であって、返すとか古来の固有の領土とかの考えはない」とか、返還交渉とかありえないって。今回の戦争でロシアプーチンの考え方が良く判りましたよね、力こそが正義だと。
> 翻って、憲法九条派とか日本の共産主義者ってロシアが希望なんですよね、ロシアを良く知ってるんですよね。
> そんな日本のロシア好き知識人が日本の武装解除とか日本の無防備を強要する思想運動って、秀才理論派の理想論とか夢想論どころじゃなくて、売国頭ですよね。トルストイが好きだからと言っても違うと思うね。
> 日本をロシアの属国にしたいという自○願望と言うか破滅感情に近いですよね。
> 違うか、自分がトルストイとかアンドレイ・ボルコンスキーとかピエールとかナターシャの主人公が憑依した夢見気分なんだよね。
> 彼らパヨクとか白髪シャレコーベ憲法学者は理想主義でも 平和友好主義者でもない、暴力ロシア狂信者、自虐破滅嗜好○×病の他の何物でもないと考える様になりました。

 日本の反戦平和論が今のような病気レベルになったのは、60年代半ば、ベトナム反戦運動の頃からです。
 この頃までは少年漫画誌でも普通に戦争漫画が掲載されていて、日本軍はヒーローでした。
 
 それが60年代末からこの少年漫画誌の戦争漫画を「軍国主義」として追放されていきました。 そもそも「軍国主義」と言う言葉が無暗に使われるようになったのもこの頃で、何かあると「軍国主義」と非難されました。
 で、このベトナム反戦運動を主導したのは、明らかに北朝鮮など左翼なのです。

 そしてこの頃ベトナム反戦運動に嵌った連中がそのまま学生運動に嵌り、反体制・反権力絶対正義、護憲、反戦と言う完全に矛盾した取り合わせによるプロパガンダが世論を覆うようになったのです。

 だからこれは考えたら、ソ連や北朝鮮の工作でしょう。
 
 そういうモノに完全に嵌ったのが、ワタシ達の世代です。
 だって子供時から少年漫画と、この手の工作以外の情報はない所で育てられたのですから、洗脳は簡単でした。
 
 大陸国家で近隣諸国と戦いながら生き抜いた歴史を持つ国なら、街の史跡一つとっても、国際社会の厳しさを記憶するものだから、こういう妄想に嵌る余地もないのですが、日本はそんな歴史もないので、洗脳は至ってやりやすかったでしょうね。
  1. 2022-10-13 09:40
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  3. よもぎねこ #-
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