これから予約して接種が受けられるのはいつになるのでしょうか?
2月5日には感染はピークアウトしたのに・・・・・。
一方、よもちゃんの病院では先生がコロナ感染防止に苦労しています。 病院ではよもちゃんは待合室で順番を待つ事ができるのですが、付き添いのワタシは外で待たなければなりません。 幸い待合室の窓際がベランダになっておりベンチがあるので、ワタシはよもちゃんの順番が来るまでそこで待っています。
そして順番が来ると、先生か受付の方が、外まで呼びに来てくれます。
それでも2月5日には先生の子供さんが通う保育園の子供が熱を出し、更に先生の子供さんも熱を出してPCR検査を受けると言う騒ぎになりました。 幸い陰性だったのですが、もしも陽性だったら濃厚接触者と言う事で、先生も隔離対象になりますから、病院は休診しなければなりません。
そ、そんなことになったらよもちゃんはどうすればよいのか?
イヤよもちゃんだけではありません。
先生を頼りにしているこの近辺の犬や猫の医療が崩壊してしまいます。
よもちゃんの容態も悪いのですが、もっと容態の悪い子もいるだろうし、手術の予定が入っている子もいるのに・・・・・。
だから先生としても何としても、子供さんの感染は阻止したいのでしょう。 子供さんにもマスクを着けさせようとしたけれど、先生の子供さんはまだ2歳なので、嫌がって直ぐに外してしまうと言っていました。
先生は獣医と言う仕事柄、感染症にはワタシなんかより遥かに詳しく、二歳児にマスクを着けさせる事にどのくらい意味があるのかも当然考えたと思います。
でも現在の法律上では、新型コロナはチフスやコレラ並みの危険な感染症扱いですから、先生の子供さんが感染すれば、病院は休診しなければならないのです。
反社会的勢力でもない以上、法律は守るしかありません。
それでこの近所の犬と猫に医療が崩壊してもです。
コロナでの休業は勿論獣医だけでなく、札幌市内の色々なお店で目立つようになったようです。
妹は先日、都心のデパ地下へ行ったら、いつも行く花屋とパン屋と弁当屋が閉店中だったそうです。
因みにパン屋はデパ地下の店ではなく、パンを焼いている厨房の方で感染者が出たので、厨房が操業不能になって、それでそのパン屋のパンを置いている店が全部閉店になったのだそうです。
一方、花屋や弁当屋は仕入れた花や食材を処分しなければなりません。 こういう被害だって大変なモノでしょう?
感染者だけでなく濃厚接触者まで隔離何てことになると、こうやって被害がドンドン広がって行くのです。
だからみんなナンセンスだとわかっても、子供にまでマスクを強制するしかありません。
だって自分の子供が感染したお陰で、勤め先や客に大迷惑をかける羽目になるのですからどんなに愚劣でも「できる限りの事はやった」と言うアリバイを作っておくしないでしょう?
ところがこうやって一般国民は勿論、犬や猫までが苦労しているのに、コロナ被害防止に最と言うか、唯一効果のあるワクチンの接種はウルトラ・エクセレント・スーパースローモーです。
それで高齢者であるワタシのところへワクチンの接種券が届いたのが今日なのです。
一体岸田さんは何を考えていたのでしょうか?
岸田さんがオミクロン株が初期の株と同様危険なウィルスと考えていたのなら、当然12月始めからブースター接種を開始するべきでした。
実際、分科会は昨年11月15日にはブースター接種を認めています。 更に前二回とは違う種類のワクチンでも構わないとしていたのです。
WHOがオミクロン株の存在を公式に認め「オミクロン」と言う名前を公表したのが昨年11月24日です。
それを考えたら、11月15日の12月からのワクチン接種開始決定自体は、遅い決断ではありません。
そして普通に考えたら、分科会が突然この決断を発表するわけもなく、発表前にはワクチン接種の前倒しを前提とした連絡や根回しが進んでいたはずです。
しかもこのころ、日本には菅政権時の接種で使い残したワクチンの在庫が5600万回分あったのです。
一方欧米では既にオミクロン株による感染爆発が起きて、これまでより一桁多い感染者が出ていたのです。 そしてそれらの国々ではブースター接種開始期限をドンドン前倒しして必死にブースター接種を行っていたのです。
だったら12月始めには一日100万回、或いはそれ以上のペースでのワクチン接種を進めるべきでしょう?
菅政権時の一日百万回と言うのは、大変でした。 なぜなら日本では数十年前からワクチンの集団接種がなくなっており、そのノウハウは完全に消滅していたからです。
でも菅政権はごく短期間で、そのノウハウを作って百万回接種を実現したのです。
ならば今回は菅政権時のシステムをそのまま使えばよいだけだし、二回接種なんて面倒もないのです。
12月から1日百万回を続けいれば在庫の5600万回分は1月半ば過ぎには使い果たしますが、しかしそのころには高齢者や起訴疾患のある人達などハイリスクグループへの接種は完全に終わっているので、重症者は激減していたはずです。
そもそもワクチンは感染拡大に前に接種しないと意味がなく、オミクロン株の感染力と世界各国の感染状況を見れば、急ぎに急ぐしかないのです。
ところが然し驚き呆れた事に、岸田政権によるワクチン接種はウルトラ・エクセレント・スーパースローモーでした。
そして2月7日に漸く「一日百万回の接種を検討する」と言い出し、翌8日に「一日百万回の接種を指示する」と言いました。
因みに一日百万回の実現は2月末が目標だそうです。
あのねえ、この時点で既に感染はピークアウトしているんですよ。
数日の誤差はあっても、2月上旬にピークアウトすることは感染状況を見ていた殆ど全ての人にわかっていたんですよ。
この人は一体何の為にワクチンを接種させるのでしょうか?
どんなに優秀なワクチンでも感染が終息したら接種したのでは、何の意味もないのです。
もう一度言うけど、ホントにオミクロン株が危険なウィルスだと思うなら、ワクチン接種は大急ぎでやるべき、12月上旬から百万回接種するべきだったのです。
逆に言えば、オミクロン株がそれほど危険でないと判断すれば、ワクチン接種を急ぐ必要はありません。 イヤそもそもブースター接種は必要ありません。
そしてオミクロン株の毒性はインフルエンザ並みとの考えも間違いとは言えません。
実際、最初に感染が始まって最初にピークアウトをした沖縄の例など見ると、致死率も重症化率も驚くほど低いのです。
沖縄の場合はブースター接種を全く行ってなかった事は勿論、これまで二回に接種率も日本最低なのに、致死率も重症化率もインフルエンザ以下なのです。
そして全国でみても致死率は低いです。
これまで最高130人ぐらいが死んだ日がありましたが、感染者数は10万人ですから、致死率は0.1~0.2%程度です。 これはインフルエンザ並みです。
しかも死者の平均年齢が87.3歳です。
こういう超高齢の死者の場合、実は重症者になる事なくそのまま死者にカウントされている人が多数います。
非常な高齢でしかも長い間寝たきりなど、全身状態が非常に悪い人が、コロナに感染した場合、延命措置をしないまま亡くなるので、重症者にカウントされないで即死者になるのです。
これってインフルエンザと同じじゃないですか?
インフルエンザはこれまで毎年コロナと同数、或いはそれ以上の死者を出していたのですが、それでも医療崩壊と言う騒ぎにはなりませんでした。
それはインフルエンザで死ぬ人の多くが、全身状態の非常に悪い超高齢者で、そういう場合医師も家族を敢えて延命はせずに静かに看取るからです。
それでインフルエンザは「高齢者の命の最後の灯を吹き消す病気」と言われています。
しかし新型コロナも変異を続けてインフルエンザ並みになってきたのです。
だったら敢えてブースター接種は必要ないでしょう。
でもそれならブースター接種だけでなく、濃厚接触者の隔離とか、海外からの渡航制限、蔓延防止などを全て止めるべきでしょう?
そもそもオミクロン株の感染力を考えたら、こういう措置に効果があるとは思えません。
いわんや海外からの渡航制限なんて、既に日本で感染爆発が起きて、感染者数が激増した段階でナンセンスなのです。
こうした制限は感染防止には何の役にも立たないばかりか、経済には甚大な悪影響があります。
さらに言えば医師や看護師が「濃厚接触者」と言う理由で働けなくなる、熱のある人が病院に行けないなど、医療にも悪影響しかないのです。
現在の法律では新型コロナの患者は全部保健所が管理することになっていますが、しかし保健所の人員では万を超える感染者を管理する事は不可能なので、感染者に隔離を命じながら、最低限の健康管理もできない状況です。
これなら政府が対応を変えてインフルエンザ並みにして、体調の悪い人は普通に近所の開業医に行けるようにした方が余程安心です。
インフルエンザ並みの扱いになれば、10万人の感染者が出て、その1%にも満たない人が重症化しても、日本の医療のキャパシティから言って何の問題もないのです。
そして日本より遥かに多数の感染者と死者を出している欧米諸国も次々と、コロナへの行動制限を撤廃しているのです。
だから新型コロナ扱いをインフルエンザ並みにするようにとの提案は、昨年始めぐらいから出始めました。
特に第5波の死者をワクチンで大幅に減少させることに成功してからは、この声が大きく
成ってきました。
本来であれば岸田政権成立直後、第5波が完全に終息した時期にこの変更をするべきでした。
ところが岸田政権はこの変更は6月以降に検討すると言うのです。
何で6月?
効果が実証されているワクチン接種はひたすら遅らせる。
効果が期待できず経済には悪影響しかない行動制限や渡航拒否は厳守し続ける。
岸田政権のコロナ対策の目的は何なのですか?
こんな愚劣な政策で、よもちゃんの病院が休診になったら、ワタシはもう岸田政権を絶対に許しません。
こうしてみる限り、岸田政権ってマジに貧乏神でその上厄病神です。