これで韓国の岸田政権への期待が膨らむでしょう。
鈴置高史氏によると、韓国は岸田政権誕生を期待していました。
なぜなら岸田首相は外務大臣だった時に二回韓国に騙されています。 だから韓国は岸田首相組しやすし、簡単に騙せる、だからもう一回騙そうと、大きな期待をしていたのです。
鈴置氏の記事から岸田首相がどう騙されたか紹介しますね。
ーーこうなったら、何が何でも韓国は日本を騙して「輸出規制」を撤廃させねばなりませんね。
鈴置:岸田新首相は簡単には騙されないと思います。何せ外相時代、韓国に2度も騙されているのです。1回目は2015年に「明治日本の産業革命遺産」を世界文化遺産として登録した時です。
当時の朴槿恵(パク・クネ)政権は「現場の軍艦島(端島)では朝鮮半島出身者が強制労働された」と登録に反対。同年6月21日に韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が東京で当時の岸田外相と会って、いったんは登録で合意したものの、7月4日にユネスコで正式決定する場になって突然、異議を唱えたのです。
窮地に陥った日本は、朝鮮人労働者が「brought against their will and forced to work(意思に反して連れて来られ、働かされた)」との声明を出すことで収拾しました。その後、韓国はこの文言を証拠に「日本の強制連行」を世界で喧伝するようになったのです。
2回目は同年12月の慰安婦合意です。韓国の執拗な要求もあって、日本政府が10億円を拠出し、韓国側が元慰安婦のための財団を作ることで合意しました。
同年12月28日にソウルでの会談で合意した岸田外相と尹炳世外交部長官は共同会見で「日韓間の慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」と表明しました。
しかし、約束したソウルの日本大使館前の「慰安婦像」は撤去されず、釜山の日本総領事館前にも新たに像が立ちました。
次の文在寅政権になると「元慰安婦の同意が得られていない」と財団を解散。約束していた「国際社会での非難中止」も事実上、反故にしました。
合意に至るまでには当時、官房長官だった菅義偉氏が青瓦台と調整するなど汗をかきましたが、少なくとも表面的には岸田外相が「韓国に騙された」のです(岸田首相から3匹目のドジョウ狙う韓国 米中対立で日本の「輸出規制」が凶器に)
ええ、ワタシも覚えています。
軍艦島の世界遺産登録の時に、日本の代表が土壇場で韓国に要求を聞いてしまい「「brought against their will and forced to work(意思に反して連れて来られ、働かされた)」と言う声明を出した事が、今も韓国が軍艦島について「強制労働」のキャンペーンを続ける元凶になったのです。
あの時の日本側の対応の愚かしさには、ワタシも唖然としました。
韓国が土壇場で裏切ったなら、この時こそあっさりと世界遺産登録を諦めて、後のチャンスを狙えばよかったのに、よりにも寄って事実無根の話を声明に出してしまう。
何の為の世界遺産登録だったのか?
日本の外務省は理解していたのでしょうか?
何でここまで愚かしいのか?
でもこの愚かしい外相が岸田さんだったわけです。
これじゃ韓国側から舐められても当然でしょう。
実際韓国側は騙す気満々だと言います。
鈴置氏の記事の続きを読みましょう。
岸田は信頼できる
――2度も騙された岸田首相。さすがに3回は騙されないでしょうね。
鈴置:韓国側はそうは思わないようです。先に引用した朝鮮日報の「<太平路>次期大統領は岸田日本総理と『大和解』を推進せよ」によると、岸田氏を2度も騙すことに成功した尹炳世元長官は最近、以下のように語ったそうです。
・岸田は日本の政界の穏健・合理的人物として信頼できる。自民党の(総裁)選挙で韓日関係への動力が生まれたので、積極的に関係改善に出ねばならない。
「2度も騙されてくれたお人よしが今度は首相になったぞ。また、騙すチャンスだ!」ということでしょう。韓国はくじけることなく、岸田政権にラブコールを送り続けると思います。
二回騙されたのだから岸田さんも懲りるだろう、反省するだろう・・・・・。
だって自分のドジで、軍艦島と日本の名誉を傷つけて、今もそれで延々と韓国の強制労働プロパガンダが続いているわけですから、マトモな人間なら大いに責任を感じているはず・・・・・。
日本国民としてそう思いたいです。
しかし佐渡金山の世界遺産登録申請を見送った所を見ると、岸田さんは全然懲りてもいないし、反省もしていないでは?としか思えません。
岸田さんが軍艦島の世界遺産登録で韓国に騙されたのは、そもそも岸田さんが韓国と言う国の本質をちゃんと理解していなかったからです。
韓国と言う国はとにかく日本に言いがかりをつけて、金品を毟り取る、それができなかった名誉を傷つける事だけに狂奔してきました。
そういう国に世界遺産登録の議決と言う場で「brought against their will and forced to work(意思に反して連れて来られ、働かされた)」なんて声明を出してしまえば、今後延々と強制連行キャンペーンの材料にされることは自明でしょう?
ところが岸田さんはそれが洞察できなかったのです。
それでも岸田さんに最低限の責任感があり、失敗に学ぶ能力があれば、自身の失敗で韓国と言う国家の本質を理解し、二度と同じ失敗をしないはずです。
ところが今回の佐渡金山の世界遺産登録申請見送りはでまた同じ失敗を繰り返してしまいました。
佐渡金山の世界遺産登録申請見送りは、韓国の朝鮮人強制労働キャンペーンに更なる協力する結果になります。
日本が佐渡金山の世界遺産登録申請を見送れば、韓国はこれに力を得て、今後は世界中に佐渡金山での朝鮮人強制労働キャンペーンを強化するでしょう。
そして更に「岸田組しやすし」、強硬に要求すれば必ず引く政権、だったら頑張って他にもいろいろ要求するニダ!!として、今後全ての面で日本への外交圧力を強めるでしょう。
これではこれから日韓関係が益々面倒になってきます。
岸田首相は親戚一同がみな東大卒なのに、東大に入れなかったので、大きなコンプレックスを持っているそうです。
だから東大に入れるような学力はなかったのでしょう。
しかし教室や受験参考書で学ぶ力と、現実で学ぶ力は違います。 だから低学歴でも優秀な仕事をする人は幾らでもいるのです。
そしてどんな低学歴でも並みの人間なら、経験から学ぶ力はそこそこ持っているのです。
けれども岸田さんは教室や参考書から学ぶ力も今一だけれど、現実から学ぶ力はいたってお粗末で、経験から学ぶ力については皆無のようです。
或いはあの軍艦島での失敗について、自身の責任を反省した事もなければ、そもそもあれを失敗と認識した事さへもなかったのかもしれません。
これじゃ韓国だって舐めるでしょう。
ワタシは最初から岸田さんに悪感情は持っていませんでした。
自民党の総裁選では保守層は全面的に高市支持に回りました。 ワタシも高市さんの公約は完璧だと思いましたが、しかし靖国参拝などあまりに明確に確約したので、実際に首相になった時には、トラブルが続出するだろうと思いました。
その点岸田さんの発言は穏健で、当面のつなぎとしては無難だと思ったのです。
ところが総裁選の最中から、公約をコロコロ変え始め、そもそもこの人何をしたいのかわからなくなりました。
そして首相になってからの政策はホントにお粗末です。
この人は要するに首相でいたいだけで、それ以外には何もない人のようです。 それで支持率を維持するために新聞とテレビの顔色だけを窺い続けているようです。
ワタシは実は歴代総理で最高だと思っているのは菅義偉総理ですが、それは菅総理の在任中最大の問題であったコロナパンデミックへの対応を見たからです。
ワタシは元来、データを見るのが好きなので、コロナパンデミックが始まってからは、毎日コロナに関するデータを見て一喜一憂する日々を過ごしています。
そうやってデータと突き合わせると、菅総理は極めて冷静に合理的にコロナパンデミックに対応してきました。 そしてデータから第4波でも第5波でも感染拡大の危険性を科学的に判断したうえで、必要な感染防止策は取っても、過度な感染防止策で国民生活を殺さないように最大限の努力をしてきました。
これは菅総理が一人で頑張るしかありませんでした。
なぜなら専門家も他の政治家も感染が拡大したときのマスゴミの追求を恐れて、ひたすら厳しい行動制限をわめき続けていたからです。
だから安易にオリンピックを中止するとか、無観客試合とか言い出したのです。
しかし菅総理はそれでも屈しませんでした。
第4波、第5波の中、うち続く激務による疲労、プレッシャーでボロボロになりながらも、迅速にワクチンを接種しつつ、東京オリンピックを開催を宣言した姿は忘れられません。
あの時、菅総理が日本の信義と名誉を守ったのです。
しかし岸田総理は今までのところ、ひたすら新聞とテレビに媚びて、全く非科学的で不合理なコロナ対応を続けて、日本の経済を痛めつけ、国益を棄損し続けています。
そしてコロナ対応そのものを破綻に追い込んでいます。
これではもうワタシも岸田総理は支持できません。
自民党がこのまま岸田総理を担ぐなら、参議院選挙には維新か国民民主党に投票することも考えています。