感染者数も減少に向かい始め、感染爆発は順調に終息に向かい始めました。
沖縄県は全国で最初に感染爆発が始まったのですが、始まったのが早かった分終息も早いようです。
それで沖縄県の感染状況を見ていくと、全国の状況も予想できます。
まず1月22日現在の状況です。
新規感染者:1313人 累計:74360人
入院: 392人(重症:5人 中等症:234人)
死亡 : 1人(累計:399人)
沖縄の昨年末までの新規感染者の累計は50300人程度でしたから、オミクロン株による感染爆発の新規感染者の累計は24000人程度です。
この状況で重症者が5人、死者が一人です。
死者は昨日亡くなられたようです。 実はワタシは昨日もデータを確認したのですが、その時は重症者が6人でしたから。
それにしても死者、重症者、そして中等症の患者も非常に少ないので驚きます。
感染者数24000人を母数に計算すると以下のようになります。
致死率 0.004%
重症化率 0.024%
中等症化率 1.013%
この病気は感染当日から重症化するわけではないので、重症者や死者が出るのは、感染後10日から二週間後になります。
それでも沖縄の場合、感染者数は1月6日に986人に達して、その後ずうっと1000人越えになっています。
だからオミクロン株の毒性が強ければ、もう重症化する人は重症化して、亡くなる人も相当数出るはずです。
ところが今のところ、死者一人、重症者5人と言う状況です。
そしてそれを元に致死率や重症化率を計算しても、インフルエンザの致死率0.1%より遥かに低いのです。
勿論、現在既に感染していて軽症の人の中から、今後重症化する方や死亡する方が出てくることは予想されます。 しかしそれで致死率や重症化率が現在の2倍になっても、まだまだインフルエンザには遠く及びません。
しかも沖縄県はワクチン未接種率全国一、肥満率5位で、しかも知事はあれでコロナパンデミックが始まってからもコロナそっちのけで反基地を騒ぎ続けた人間です。
だから感染状況も全国ぶっちぎりトップなのですが、でもこの致死率や重症化率なら全然構わないではありませんか?
一方全国でみても、重症化率は非常に低いです。
正月明けの感染爆発以降の感染者の累計が約55万人。
1月22日現在で、重症者は424人、死者は73人です。
ここから計算すると、
致死率 0.013%
重症化率 0.077%
これもまたインフルエンザに比べても一桁低い数字です。 そもそも重症化率からしてインフルエンザの致死率0.1%に及びません。
だから最悪、重症化したら全員助からないと仮定しても、インフルエンザより致死率は低いのです。
これだともう完全に行動規制等をやめて無問題でしょう?
ブースター接種も必要ないでしょう。
まして二月まで外国人の入国を禁止するなど、完全にキチガイ沙汰です。
だって日本の感染率は既に国際的にみても結構高いので、敢えて外国人の入国を規制する意味はないのです。
しかも肝心のオミクロン株の毒性がインフルエンザより遥かに低いのですから、これで経済活動を規制するなんて全くナンセンスです。
ここまで毒性が低いなら、むしろ海外から観光客を歓迎しても良いぐらいです。
今、観光客の来訪を歓迎したら、観光地は空前の好景気になります。
勿論、蔓延防止その他の行動規制も全部撤廃するべきだし、マスクの着用もやめてよいでしょう。
実はワタシはかなり昨年末から感染が拡大し始めた時には、かなり悲観的な予想をしていました。
何しろ、日本はブースター接種が遅れていて、現在もまだほとんど進んでいません。 しかも高齢者の殆どは二回目接種から6カ月以上経っているのです。
これはイギリスなど欧米諸国や韓国に比べても非常に不味い状況です。
そして感染者数の増加速度が想像を絶する速度でした。 だから多少オミクロン株の毒性が低くても、感染者の数の増加で、重症者数は第5波を簡単に超え、本当に深刻な医療逼迫や大量死もあり得ると思いました。
ところが感染爆発から既に3週間過ぎても、未だ重症者も死者も僅少なままなのです。
重症化率については東京大学のチームが予想していました。
東京大学のチームはオミクロン株の重症化率を悲観シナリオ、標準シナリオ、楽観シナリオ、三種予想していました。
この3つのシナリオの予想重症化率は以下の通りです。
悲観シナリオ 0.48%
標準シナリオ 0.15%
楽観シナリオ 0.026%
そして悲観シナリオと標準シナリオでは、重症化率の低下が感染者の激増に追いつかず、結局病床が不足してしまいます。
ところが現実の重症化率は0.077%ですから、標準シナリオの半分、楽観シナリオの倍程度です。
そして実効再生産数は既にピークアウトして減少に向かっているので、今後の感染者の増加も限られています。
つまりもうオミクロン株では、重症化や死亡のリスクは非常に低く、感染者がインフルエンザ並みに増えても、医療逼迫などはあり得ないのです。
これで行動制限や外国人の入国規制を続ける意味はないでしょう?
一日も早く新型コロナを2類から5類に換えて、熱が出たら普通に開業医に行けるような状態にするべきじゃないですか?
そして経済を正常化するべきじゃないですか?
因みにイギリスはコロナによる行動規制を完全に撤廃しました。
イギリスも実効再生産数が0.8にまで下がり、コロナはピークアウトしました。
但し死者は連日300~500人程度出ているし、新規感染者は10万人ぐらいです。
だから致死率は日本より遥かに高い(0.2~0.4%)のですが、それでもこれ以上の行動規制は、経済悪化などの弊害が大きすぎると判断したのでしょう。
日本はイギリスより致死率も重症化率も一桁低いのです。
ここまで致死率も重症化率も低いのに、際限もなく行動規制を続けて、経済を悪化させ続けるってマジにキチガイ沙汰です。
オミクロン株の致死率や重症化率の低さを考えると、むしろ健康な人はどんどん感染した方が良いとさへ思えます。
だって感染したら新型コロナに対する免疫ができますから、天然ワクチンです。
オミクロン株が出た当初は、感染力の強い株、未知の株と言う事で用心に用心を重ねた事にも意味はありました。
しかしこうして日本国内で感染爆発が起きて一か月がたって、重症化率も致死率も非常に低い事がわかりました。
だからもういい加減に新型コロナへの対応を変えるべきです。
新型コロナは悪性の肺炎を起こす恐ろしい伝染病から、他のコロナウィルス同様、タダの風邪のウィルスになったのです。
この状況で経済を止めて感染を防止する意味はありません。
そして更に言えば、これで世界中の多くの人がオミクロンに感染することで、コロナパンデミックは終わるでしょう。
それなのに日本だけは、ひたすらコロナパンデミックにおびえて経済を止め続けるのですか?