配信 毎日新聞
東京都荒川区の区議が同性カップルらを区が公的に認証するパートナーシップ制度に反対し、「同性カップルには子供を産み次世代に引き継ぐ可能性は有りません」とツイッター上で発信し、波紋を広げている。同性カップルには、精子提供を受けて子供を産み育てているケースもあり、「多様な家族の実態を知った上で発言してほしい」との批判もある。【南茂芽育】
発信したのは、荒川区の小坂英二区議(49)=5期目。同区が4月から同性パートナーシップ制度の導入を予定していることに反対しており、1月13日に「男女の結婚という『標準的な形』を保護し法制度に位置付けるというラインを踏み外してはなりません」ともツイートしている。
子供を育てたい性的少数者を支援する一般社団法人「こどまっぷ」の長村さと子代表理事(38)はレズビアンで、知人男性から精子提供を受けて昨年子供を出産した。現在女性パートナーと一緒に子育てしており、「『標準じゃない』とされた私たちの子供がどう思うか考えてほしい。区民の声を聞くべき議員の立場で、他人を標準的かどうかジャッジして傷つけるのはやめてほしい」と訴える。
小坂区議のツイートにも「私ゲイですが子供がおります」「同性カップルが結婚したり子供を育てたりしたところで男女の結婚に脅威があるとは思えません」などのコメントが寄せられている。
小坂区議は他にもツイッター上で、制度が同性カップルに「『実質的なお墨付き』を与え、不動産賃貸や病院の面会の際などさまざまな場で『男女の夫婦と同じように扱うべし』という『実質的な圧力』を加えるもの」だと発信している。
しかし、パートナーシップ制度では、自治体が同性カップルについて夫婦と同等の扱いをするよう各方面に協力を依頼するにとどまる。長村さんは「同性カップルが入居を断られるケースはまだまだある。不動産業者などにカミングアウトをすること自体、心理的負担が大きく、制度が『圧力』になり得るほど社会の理解は進んでいない」と語る。
小坂区議は取材に対し、ツイッターでの発信内容について「(自分は)制度として男女の結婚をきちんと保護していくのが社会のあり方として良いという考えだ。それに当てはまらない人を非難したり、存在を否定したりしているわけではない」と話す。また、制度が「圧力」になっているとした点は「同性カップルが(制度の認証を受けた)証明書を不動産業者や病院の面会で出して、そんなもの知りませんとそっぽを向かれたら大きな問題になる。メディアも取材するだろうし、役所も差別事案として取り上げる。強制力がないというのは詭弁(きべん)だ」と述べ、当事者からの批判については「法制度の話をしていて、個人を誹謗中傷しているのではない。傷ついたと言われても、心の傷は自分自身で向き合うものだ」としている。
>同性カップルには子供を産み次世代に引き継ぐ可能性は有りません
これは厳然たる事実です。
生物の中には両性生殖と単性生殖の両方ができるモノや、環境によって性別が変化するモノもいます。
しかし人間はそんなことはできません。
人間には単性生殖はできないのです。
実際この記事の中で紹介された同性カップルも、カップルで子供をつくったわけではありません。
レズビアンのカップルが他人から精子の提供を受けて子供を産んだとしても、子供はあくまで精子提供者と出産した女性との間に生まれた子供であって、女性同士で産んだ子供とは言えません。
子供の立場に立って考えれば当然の事です。
異性の夫婦でも、夫側の問題で不妊の場合、人工授精で子供を産む例は沢山あります。 人工授精をしてまで臨んだ子供ですから、そういう場合は夫婦共々本当に愛情をこめて育てるのです。
それでも生まれた子供は、自分が人工授精と知ると、自分の「本当の父親」を探しあいに行こうとするようです。
そんなことを望めば、育ててくれた父親が深く傷つくのは明らかなのですが、それでも「自分の本当の父親」を探さずににはいられないようです。
自称リベラリストは「血筋」など彼等の浅薄な合理主義では説明不能なモノを全否定しますが、しかし人間ってそんなに簡単なモノじゃないでしょう?
だから子供の立場、子供の人権を尊重すれば、自分が子供を欲しいと言うだけで、ヘンな作り方をしてよいはずはないのです。
人間は単性生殖はできない。
また人間の子供は非常に未熟な状態で生まれてしまい、成熟するの大変長い時間がかかる。
しかしそれでも子供を産み育てなければ、種を保存できない。
婚姻は生物としての人間の抱える問題を解決するために、人類が人類としての文明を持つ以前から存在した制度です。
だから世界中のどんな国のどんな文化でも、婚姻と言う制度を非常に大切にしてきたし、社会全体で婚姻関係を守ろうとしてきたのです。
勿論、制度としての婚姻には、個人レベルでみれば、不都合な点もあったし、全ての人が婚姻により幸福になれたわけでもありません。
しかし古代から世界中に存在して、大多数の人がそれで幸福になり、大多数の人がこの婚姻から生まれたのです。
そういう制度を極々一部の人の泣き言で、変更するべきではありません。
>同性カップルが結婚したり子供を育てたりしたところで男女の結婚に脅威があるとは思えません
同性カップルが結婚しなくても、子供を育てなくても、何の問題もありません。
そもそも婚姻は好きな人同士が一緒に暮らしす為の方便ではありません。
婚姻とは異性カップルが、子供を産み育てる為の制度で、子供を産まない同性カップルには必要のない制度です。
一番わかりやすいのが古代ギリシャです。
古代ギリシャは同性愛には非常に寛大な社会で、古代ギリシャで「愛」と言えば同性愛でした。
結婚は子孫を残す為に行うモノで、古代ギリシャ人は子孫を残す事を非常に重んじたので、結婚は市民の義務でした。
同性婚はこうした婚姻の本質を恋愛や同棲と一緒くたにすることで故意にごまかし、婚姻そのものの意味を無価値にしようとしているのです。
同性愛カップルが一緒に暮らすのは自由です。
誰も非難しません。
不動産屋が同性カップルを嫌がるのは、別に同性愛を不道徳と思うからではありません。
不動産屋とすれば、ちゃんと家賃を払って家を綺麗に使ってくれるなら店子の個人生活なんかどうでも良いのです。
不動産屋が心配しているのは、同性カップルの場合、家賃の支払い責任がどちらになるかわからない事です。
だから契約時に片方が家賃の支払い責任を引き受ければ済む話です。
ところが最近、欧米直輸入の反同性愛差別で騒ぐ連中が、こうした同性愛者差別を捏造し、更に「同性婚が~~!!」などと騒いでいます。
挙句の果てに「『標準じゃない』とされた私たちの子供がどう思うか考えてほしい。」などと、子供を盾に同性婚に反対する人を誹謗中傷しているのです。
こうやってごく少数の例外を引っ張りだしたり、子供を盾にして「傷ついた!!」と騒ぐ事で、非を理に換えようとするのです。
でも小坂区議の言う通りです。
>傷ついたと言われても、心の傷は自分自身で向き合うものだ
そうです。
世の中の常識とはずれたヘンな事をしておいて、ヘンだと思われたら「傷ついた」と泣きわめくってマトモな人間のすることじゃないでしょう?
ヘンな事をすればヘンに思われるのは当然です。
だから何?
他人がどう思おうと、自分がやりたいならやればよいのです。
それが違法行為でない限り、他人には邪魔する権利はないのですから。
ところが同性婚とかLGBTとかで騒ぐ連中って、何かと言えば「傷ついた!!」と泣きわめくのです。
ホントにミットモナイ限りです。
逆に言うけれど、他人を傷つけるのが許せないと言うなら、同性愛だの同性婚だのと騒ぐべきではありません。
イスラム教やキリスト教の教理では、同性愛は神に背くモノです。
だから神に背く行為を権利として叫ぶようなことをすれば、敬虔なイスラム教徒やキリスト教徒は自分達の神と信仰を否定されたと感じて深く傷つきます。
世界は多様性に満ちています。
つまり全ての人間は、自分とは絶対に相いれない価値観を持つ人間と折り合っていかなければならないのです。
だから多様性の尊重とか、人権とかを叫ぶなら、同性愛者の権利や同性婚を叫ぶ権利も尊重するべきですが、同時に反同性愛、婚姻の神聖を守ろうとする人達の権利も認めるべきなのです。
今、LGBTとか同性婚とか言って騒いでいる連中とその応援団は、自分達の権利を喚くなら、まずは他人の権利を尊重する事を学ぶべきなのです。