夕方に妹が来て、年越し蕎麦と、妹が作ったお節料理を差し入れてくれました。
妹の知り合いが高級蕎麦店をしているので、妹は毎年そこのお蕎麦を差し入れてくれるのです。
ワタシもお節料理は昨日のうちに作り終えていました。
それでワタシの作ったお節料理を少し妹に持って行ってもらいました。
昨日と一昨日はお節料理を作りながら、枕カバーとクッションのカバー作っていました。 煮しめって長々弱火にかけて煮るので、その間に縫物をしていたのです。
一昨日、クッションのカバーを取り換えようと思ったら、すっかり古びて布がヨレヨレに弱っているのに気づきました。
それで取り換えようと思ったら、代わりが一枚しかなく、しかもそれも随分と古びて弱っていたのです。
枕カバーも取り換えようと思ったのですが、これもまたヨレヨレになっていました。 そして代わりを探したら、皆もうヨレヨレだったのです。
こ、こんなはずでは?
枕カバーもクッションのカバーもワタシが作った物です。 どちらも数枚ずつあったのです。
ところがそれが皆、もう古くなってヨレヨレになっていたのです。
枕カバーもクッションのカバーもいつ作ったのかは正確には覚えていません。 でもワタシの中ではそんなに前の事ではなかったはずでした。
ワタシはあり合わせの布や妹からもらった布で作りました。 それで足りない所は、適当に色柄の違う布を縫い合わせて作りました。
だから縫い方もいい加減なのですが、しかし自分ではうまく色柄をそろえて、一枚布で作るよりもお洒落になったと悦に入っていました。
よもちゃんも気に入って愛用してくれました。
それで全部このまままだずうっと使える心算でした。
作ってからの時間が脳内から綺麗に消えていたのです。
しかし枕カバーもクッションカバーも、ワタシの脳内時計ではなく、現実の時間に従って古びてすり減っていたのです。
一昨日、枕カバーに開いた穴を見て、ワタシはにわかに現実の時間に気づきました。
それで急いで押し入れを探して、枕カバーやクッションカバーになりそうな布を引っ張り出して、新しいの作る事にしたのです。
今回もまたあり合わせの布で作ったので、色柄の違う布を縫い合わせる事になりました。
そして今回もまた自分ではその色合わせがなかなかお洒落だと悦に入りました。
よもちゃんも合格点をくれました。
それで時間を巻き戻せるわけではありません。
でもそれでまた新しい生活が始まります。
初夢は新しい枕カバーで見ます。
今日はこのエントリーを終えたら、妹が持ってきてくれたお蕎麦を食べて、この家で初めての年越しをします。
今年は引っ越し騒動で、夏がパニック状態だったけれど、いいところに引っ越せたので、ワタシにとっては大変良い年でした。
少し前に西野神社で引いたおみくじは大吉だったので、来年も良い年になると信じています。
それでは皆様もどうかよいお年を。