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2021-04-25 12:52

無限桜花 函館五稜郭

 昨日は妹に誘われて函館へ行きました。
 五稜郭の桜が満開だというのです。

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 しかし一昨日、我が家の近所を見た限りでは、やっと一分咲きというところでした。
 だから函館だって咲くには咲いているでしょうが、満開はまだ先と思っていました。
 でもワタシは函館は何度か行った事があるけれど、五稜郭はまだ行った事がないので、喜んでついていったのです。

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 札幌を出たのは6時半ごろでした。 
 途中見た山々、樽前山や恵庭岳などは、まだ雪を頂き、道路の両側の木々も、かすかに芽吹き始めたばかりでした。 
 辛夷の花は咲いていたのですが、山桜は見当たりません。

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 しかし函館の近くまで来ると、山が笑い始め、明かに満開になっている桜を見かけるようになりました。
 ?? ホ、ホントに満開??
 そして五稜郭までくるとホントに満開でした。

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 五稜郭の桜は殆ど全部ソメイヨシノでした。
 北海道の場合、まずエゾヤマザクラが咲き、その数日後にソメイヨシノが咲きます。
 ところが五稜郭のソメイヨシノは完璧に満開だったのです。

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 五稜郭の5つの稜に沿って歩いていくと、その内側と堀の外側が桜に埋め尽くされている感じで、行けども行けども無限桜花が続きます。

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 天気は今一です。 
 実は一昨日まで札幌は素晴らしい快晴が続いたのですが、この快晴は昨日で終わりで、道内全体が薄曇りになりました。
 それで写真が薄暗くなってしまいました。

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 でもそれはワタシの腕が悪いわけで、桜はホントに綺麗だったのです。
 淡い光の中、無限に続く桜の中を歩いていると、別世界に行き着くような感覚になるほどでした。

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 桜の向こうにまた桜。
 無限桜花。
 無限に続く桜の世界を彷徨うという感覚でした。

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 人出はそこそこありました。 
 しかし例年とは比べ物にならないようです。
 また今年は宴会禁止なので、猶更綺麗です。

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 妹は前にも五稜郭の花見をしたのだそうですが、その時は芝生一面がブルーシートで覆われていて興ざめだったそうです。
 花見の宴を開くのは良いけれど、ブルーシートを敷いてジンギスカンというのは、ホントにゲンナリです。
 また人出もすごくて、そこここで中国語の大声が聞こえて、想像しい限りだったようです。

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 しかし今年中にワクチン接種が終われば、来年はまたブルーシートのジンギスカンが復活するでしょうし、観光客も押し寄せるでしょう。
 だからブルーシートもジンギスカンの煙もなく、想像しい観光客もいないという五稜郭の花見は、去年と今年の二回きりだと思います。

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 そう思うと今年、五稜郭に行けたのは凄いチャンスでした。
 因みにこの程度の人出なら、コロナをお土産にもらう事もまずないでしょう。
 これなら我が家の近所の公園の桜満開時とそう変わりませんから。

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 日当たりのよい芝生の中に、菫も慎ましく春を寿いでいました。
 例年ならブルーシートの下敷きされたかもしれませんね。

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 桜はどこまでもどこまでも続き、時間の感覚がなくなってきました。
 五稜郭の郭毎に郭の向こうの景色は変わるのですが、しかし郭の両側がいずれも桜の雲で覆われているので、場所が変わるという感覚がないのです。
 それで空間の感覚がなくなり、その為に時間の感覚までずれてくるのです。

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 この日はこうやって五稜郭の郭に沿って五稜郭を一回りしました。 そうやって最初の出発地だった奉行所に戻ったのは1時間後でした。
 一時間??
 凄く驚きました。

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 ワタシはもう何時間も彷徨っていたように思っていたからです。
 無限桜花の中を彷徨っている間に、時間と空間の感覚がずれたとしか思えません。
 こんな感覚は初めてでした。

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 しかし元来五稜郭というのはそれほど大きなモノではないのです。 
 日本で唯一の近代要塞なのですが、この種近代要塞はヨーロッパにはいくつもありますが、皆それほど大きくはないのです。

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 実際、この後五稜郭に入口近くにあるタワーに登って全容を見下ろしたのでわかります。
 空から全容を見下ろすと意外な小ささでした。

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 しかし満開の桜が時空を歪めているので、中に入り込むと外は違う時間と空間を体験する事になるのです。
 因みにこの日は白虹が出ていました。
 それで益々異空間になっていたのかもしれません。

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 ワタシ達はこの後、少し函館を見物して帰りました。
 家に帰るとよもちゃんはふて寝をしていました。
 きっとワタシの留守中ずうっとふてっていたのだと思います。

  1. 札幌の四季
  2. TB(0)
  3. CM(10)

コメント

函館は、中学の修学旅行で一度だけ行きました。1日目に洞爺湖で1泊して、2日目で、五稜郭と、トラピスチヌ修道院に行った記憶があります。五稜郭は戊辰戦争の最終決戦場として、楽しみにしてはいましたが、実は自分がその時、本当に行きたかった、見てみたかったのは、「函館空港」でした。何故なら、自分が小学三年生の時に起きた、ソ連空軍のベレンコ中尉による亡命事件、「ミグ25函館空港強行着陸事件」の現場をぜひ見たかった! もちろん、見に行けやしませんでしたが(笑)
  1. 2021-04-25 13:57
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
  4. 編集

うわぁ、きれいですね!

素敵な写真がいっぱい、桜のトンネル、上からの五稜郭も良いですね。
私も五稜郭の回りを散歩した気分になりました。
また、桜の季節に引き戻された感じです。

よもちゃんは、お留守番だったんですね。
  1. 2021-04-25 13:58
  2. URL
  3. 吉原殿子 #-
  4. 編集

前コメ一部修正

失礼。ミグ25強行着陸事件は、小学三年生ではなく、四年生の時でした。
  1. 2021-04-25 14:01
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 函館は、中学の修学旅行で一度だけ行きました。1日目に洞爺湖で1泊して、2日目で、五稜郭と、トラピスチヌ修道院に行った記憶があります。五稜郭は戊辰戦争の最終決戦場として、楽しみにしてはいましたが、実は自分がその時、本当に行きたかった、見てみたかったのは、「函館空港」でした。何故なら、自分が小学三年生の時に起きた、ソ連空軍のベレンコ中尉による亡命事件、「ミグ25函館空港強行着陸事件」の現場をぜひ見たかった! もちろん、見に行けやしませんでしたが(笑)

 あのミグ戦闘機の騒動は今も覚えています。
 あの時のNHKの特集で、防衛相その他の関係者の話が全部、責任逃れしてるが高校生だったワタシの目から見え見えで不愉快だったのを覚えています。

 日本の自衛隊法ではどうしもないから仕方ないのですが。
  1. 2021-04-25 14:04
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> うわぁ、きれいですね!
>
> 素敵な写真がいっぱい、桜のトンネル、上からの五稜郭も良いですね。
> 私も五稜郭の回りを散歩した気分になりました。
> また、桜の季節に引き戻された感じです。

 ホントに綺麗でした。
 ワタシの下手な写真では全然あの美しさは表現できません。
 桜の雲の中を彷徨う感覚でしたから。

> よもちゃんは、お留守番だったんですね。

 留守番をさせられて、すっかりむくれておりました。
 仕方ないです。

 
  1. 2021-04-25 14:07
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 前コメ一部修正
>
> 失礼。ミグ25強行着陸事件は、小学三年生ではなく、四年生の時でした。

 ホントに随分昔の話ですよね。 
 あのころ子供だった人がみんな初老なんですから。
  1. 2021-04-25 14:08
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

五稜郭は、実は長野県の佐久市にも存在するのです。
https://serai.jp/tour/215453
龍岡城といって、蘭学に通じた藩主によって築城されましたが、明治維新後に取り壊され、現在は城跡が残るのみですが、それでも特徴的な星形を確認することができます。
同種の要塞は、ヨーロッパ以外では、インドネシア、ベトナム、南アフリカに存在し、現在は博物館と使われ、日本の伊万里も展示されています。
https://kleemannlifts.com/sites/default/files/styles/full/public/projects/the_castle_of_good_hope-south_africa-1.jpg?itok=E4-O_UML


南アフリカ空軍も五稜郭マークを使用しています。
https://www.fotw.info/images/z/za)af82.gif

日本を含めて、オランダやフランスが足跡を残した国に五稜郭タイプの要塞が残っているのは、興味深いです。
  1. 2021-04-26 00:42
  2. URL
  3. 名無しの権兵衛 #pPZJlIqI
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 五稜郭は、実は長野県の佐久市にも存在するのです。
> https://serai.jp/tour/215453
> 龍岡城といって、蘭学に通じた藩主によって築城されましたが、明治維新後に取り壊され、現在は城跡が残るのみですが、それでも特徴的な星形を確認することができます。
> 同種の要塞は、ヨーロッパ以外では、インドネシア、ベトナム、南アフリカに存在し、現在は博物館と使われ、日本の伊万里も展示されています。
> https://kleemannlifts.com/sites/default/files/styles/full/public/projects/the_castle_of_good_hope-south_africa-1.jpg?itok=E4-O_UML
>
>
> 南アフリカ空軍も五稜郭マークを使用しています。
> https://www.fotw.info/images/z/za)af82.gif
>
> 日本を含めて、オランダやフランスが足跡を残した国に五稜郭タイプの要塞が残っているのは、興味深いです。

 長野にもあったとは知りませんでした。
 このタイプの近代要塞はフィレンツェにもあって、ここは五稜郭ではなくて、四稜郭なのですが、イタリアには他にもこの種の要塞はいくつもあるようです。

 大砲ができて攻城戦が大きく変わってから、それまでの要塞の形式がドンドン変わっていきました。 そしてこの五稜郭タイプはその最終形式です。
 これ以降、大砲の砲弾に炸薬が入るようになって、もう大砲に耐える要塞を作る事がほぼ不可能になってしまいました。

 そしてこれによって城壁によって街を守るという事も不可能になりました。
 それがヨーロッパの統一国家の形成にも大きな影響を与えました。

 だから軍事史って実は非常に大切だし興味深いのですが、でも日本だとミリオタでもないとなかかなか学べないですよね?

 

  1. 2021-04-26 10:54
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

昔読んで好きだった恋愛漫画の中で、相思相愛なのにすれ違いから、心が通っていない男女が神社境内の桜並木を散歩する話を思い出しました(女性は、桜の季節に夫を失った未亡人で、喪服を着ています)。桜並木を無言で歩いている内に現実感を失って狭いはずの桜迷路でお互いを見失ってしまい、桜吹雪を浴びながら再会するというものでした。
作者は、史学科卒で民俗学に明るいとの事ですから、なるほどと思いました。
桜は、歴史的に、神木、霊木、死者の鎮魂の花、墓標とされ、神社仏閣にはおなじみですが、桜の木がそうした扱いを受けてきたのは、桜並木が何かをきっかけに、異界や霊界の中間地点となったり、別世界の入り口となってきたからでは?と思ったりしています。
花見自体も本来は、奉納神事だったと言いますから、昔の人も桜の木々の中で霊的な経験や神秘的な経験をしたのかもしれません。
大勢で押しかけてブルーシートを敷いて、カラオケやらバーベキューやらでワイワイやっていては、依代たる桜の木に神様も降臨してこないでしょう。
本当に今年の五稜郭の桜散策は、貴重な体験でしたね。

  1. 2021-04-26 23:47
  2. URL
  3. 名無しの権兵衛 #S9hr56To
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 昔読んで好きだった恋愛漫画の中で、相思相愛なのにすれ違いから、心が通っていない男女が神社境内の桜並木を散歩する話を思い出しました(女性は、桜の季節に夫を失った未亡人で、喪服を着ています)。桜並木を無言で歩いている内に現実感を失って狭いはずの桜迷路でお互いを見失ってしまい、桜吹雪を浴びながら再会するというものでした。
> 作者は、史学科卒で民俗学に明るいとの事ですから、なるほどと思いました。
> 桜は、歴史的に、神木、霊木、死者の鎮魂の花、墓標とされ、神社仏閣にはおなじみですが、桜の木がそうした扱いを受けてきたのは、桜並木が何かをきっかけに、異界や霊界の中間地点となったり、別世界の入り口となってきたからでは?と思ったりしています。
> 花見自体も本来は、奉納神事だったと言いますから、昔の人も桜の木々の中で霊的な経験や神秘的な経験をしたのかもしれません。
> 大勢で押しかけてブルーシートを敷いて、カラオケやらバーベキューやらでワイワイやっていては、依代たる桜の木に神様も降臨してこないでしょう。
> 本当に今年の五稜郭の桜散策は、貴重な体験でしたね。

 ホントに貴重な体験でした。
 年末にはワクチン接種が終わるでしょうから、来年にはまたブルーシートが敷き詰められてジンギスカンの煙がもうもうとして、観光客が押すな押すなの花見になるでしょうからね。

 観光客禁止は無理でしょうが、ブルーシートとジンギスカンだけでも永遠に禁止してもらえると嬉しいんですけどね。
  1. 2021-04-27 11:19
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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