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2021-04-13 12:44

何で大企業が反トランプ、反共和党?

 ジョージア州の選挙法改正にはコカ・コーラ、デルタ航空、アップル、マイクロソフトなどアメリカを代表する企業200社が連名で反対しています。
 これらの企業は莫大な宣伝費を出してテレビやyou tubeに「選挙法改正反対」の広告を出しているばかりか、マイクロソフトなどジョージア州に建設予定だった工場の建設を取りやめるという脅迫までしているのです。

 これは大変不可解です。
 
 そもそもこのジョージア州の選挙法改正は、民主党政権の提出法案HR1に対抗して行われたモノです。

 このHR1とは不正選挙全国恒久化法案です。
 民主党政権は2020年の大統領選挙で認知症のバイデンを勝利を勝ち取った組織的な大規模不正選挙ができるシステムを全米で恒久化しようというのです。
 
 彼等はこれで次の中間選挙での共和党の勝利とトランプ復活を絶対に阻止したいのです。
 そして望むらくは民主党政権の一党独裁体制を作りたいのでしょう。
 
 だからこれに危機感を持った共和党側も週単位で、選挙不正を防止する法案を成立させようとしています。 ジョージア州の法案はその第一号なのです。

 つまりジョージア州の法改正に反対するというのは、民主党の一党独裁化を応援するという事なのです。
 アメリカを代表する企業200社が、これを応援してジョージア州に圧力をかけるというのは、非常に不可解ではありませんか?

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 まずこのジョージア州の選挙法改正の主旨には、アメリカ人の大多数が賛同しています。 そういう法案に横車を押すような行動をすれば、企業イメージが悪くなるだけです。

 なにより共和党やトランプ大統領は、元来大企業やその幹部や大株主などの富裕層にとって、悪い政党でも大統領でもなかったのです。
 
 共和党は民主主義と資本主義の堅持、小さな政府が基本の政党で、課税や企業活動への介入は最小限するべきというのが基本理念です。
 
 トランプ政権もこの政策を基本にしており、富裕層や法人税の減税をガッツリやったし、また企業活動への規制もバンバン廃止しました。 
 そしてこの政策は見事に成功して、オバマ政権時代をはるかにしのぐ経済成長をしました。
 株価も素晴らしく上がりました。
 だから富裕層の資産だってすごく増えたのです。

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 トランプ大統領はアメリカファースト、make Amerika grate again など国粋主義的なスローガンを掲げていました。 この手の国粋主義者は実は結構、反企業、反資本家の場合が多いのです。 だから戦前の日本にように主戦論を唱える軍部に志位正二のような共産主義者が入り込んでいたりするのです。
 しかしトランプ大統領にはそういう面は全くありません。

 トランプ大統領のアメリカファースト、make Amerika grate again というのは、アメリカ企業を大切に守り育る事により、1950年代のようにアメリカの国力が世界圧倒する時代を復活させる事を目指しているのでしょう。

 1950年代、アメリカのGDPは世界の過半を占め、アメリカ企業の技術は世界を圧倒し、世界中の人々がアメリカの労働者の生活を羨みました。
 そしてそうした圧倒的経済力に支えられた世界最強の軍隊がパクスアメリカーナを実現したのです。

 これはアメリカ企業にとっても理想でしょう?
 そしてトランプ大統領はその理想を実現しつつあったのです。

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 ところが大企業が揃ってこのトランプ政権の復活、共和党の勝利を阻止しようというのですから奇怪というしかありません。

 これについてベヒモスさんは「沼地の文化大革命」ではないかと仰っています。
 
 「沼地」の魑魅魍魎達、つまり超富裕層や超エリート達が、自分達の優れた意見を発信して社会を善導する心算でやっている。
 しかしこれには裏があって、彼等はこれを口実に民主主義を崩壊させて、自分達が支配する社会を作ろうとしている。

 なるほどこれはわかります。 
 そもそもエリートって古代ギリシャの時代から民主主義が嫌いなんですよね。
 エリート意識の強い人間からすれば、自分がアタマの悪い教養もない連中と一緒にされる事はすごく不満なのです。
 しかも自分達だけで権力を独占すれば実利が伴います。
 
 そして既に市場で大きなシェアを持っている企業からすれば、新興企業と自由競争を強いられるより、政府と連携してそのシェアや利益を確保できる方が良いのです。

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 ワタシはこれを実際にやったのがビックテックだと思います。

 例えばツィッター社はトランプ大統領やその支持者のアカウントを全て停止しました。 そこでトランプ支持者等はツィッターと同様の機能を持ったパーラーに移動して、そこから情報発信を続けました。
 すると今度はアマゾンなど他のビックテックが一致協力して、パーラーのアプリのスマホからダウロードをできなくしたり、サーバーの貸与を中止したりして、パーラーを運営不能に追い込んだのです。

 これは一見、反トランプの政治的活動に思えます。
 しかし経済的にみれば、先発の大企業ツィッター社が、後発のパーラーのような競争相手を潰して、シェアを独占を続ける為の行動です。

 これって普通に考えたら完全に独占禁止法違反でしょう? 
 このような形で既存企業が寄ってたかって新興企業を潰すようなことをしたら、大問題になるはずです。
 
 しかしビッグテックによるパーラー潰しは、反トランプ絶対正義という論理で、不問に付されました。
 なるほど反トランプを掲げればこれが正当化されるなら、コカ・コーラが大手スーパーなどと組んで新興飲料メーカーを潰しても無問題になります。

 つまり反トランプ正義を掲げれば、独占禁止法を無視して、競争相手を潰してシェアを独占できるのです。
 こうなると潰されない為には、反トランプ正義を掲げて、民主党に協力するしかないのです。

 そして最終的に民主党の一党独裁下で、民主党の協力する企業だけが存続し、利益を独占するという社会になります。

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 これは経済ファシズムです。 
 カカシさんは大企業は、反トランプで経済ファシズムの実現を目標にしているではないか?と仰っています。

 ああ、この経済ファシズムを既に実現している国がありますよね?
 中華人民共和国です。
 
 この国は中国共産党の一党独裁下で、共産党に協力する企業だけが存続可能です。 その代わり共産党と良好な関係を持てば、企業活動に不利益な規制など無視できるのは勿論、必要な用地を力ずくで奪おうと、労働者を奴隷化しようと、企業利益にやりたい事は何でもできてしまいます。
 まして個人情報の保護なんて糞くらえですから、ビッグデーターでも何でも収集できるのです。

 権力者が大企業がこの体制を羨むのは当然でしょう?

 勿論、こうした一党独裁になると、ジャック・マーのように大企業のオーナーだって共産党の意向次第ではどうなるかわかりません。 
 でもビッグテックの幹部達は、人生の成功体験しかないので、こうした危険は他人事でしかなのでしょう。

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 因みにビッグテックって、元来凄く中国と親密なのだそうです。
 例えばグーグルは米軍への協力は「人を傷つける仕事はしたくない」と言って拒否しているのに、中国共産党関連の仕事は様々請け負っています。

 考えてみるとビッグテックは、この10~20年ぐらいで急成長して、市場をほぼ独占しています。 
 本来ならこうした独占は規制しなければならかったのですが、これらの企業はそれまでには存在しなかった分野なので、それを規制する法制度の整備が間に合わなったのです。

 しかし公正な自由競争を重視する政権なら、いずれこれを規制する法を成立させるでしょう。
 それを考えれば、ビッグテックが揃って反トランプ・反共和党に回ったのは当然でしょう。

 そして他の大企業が、これに倣ったのも道理かもしれません。

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 但しワタシもこれだけで説明できるかどうかわかりません。
 ビッグテックのような企業は大企業であっても、創業者が社長として何でも好き放題できる企業です。

 しかし同じ反トランプでもコカ・コーラなどは、社長は株主から経営を委託されている立場です。 
 株主には超富裕層もいるし、年金資金や投資信託など法人もいますが、しかし個人株主の保有割合だてって決して低くないのです。
 
 アメリカ人は資産の3分の1ぐらいは株式です。
 トランプ支持者も多くが株を持っているでしょう。 
 この人達が反トランプの経営陣を株主総会で糾弾するのは必定でしょう? 
 またブチ切れて株を売ってしまうかもしれません。
 しかも今は株価が非常に高くなっているので、売っても損はしないのです。
 で、経営者の報酬には自社株が含まれているので、株が売られて株価が下がるのは困るのです。

 つまり企業は反トランプで消費者を敵に回すだけでなく、株主も敵にしてしまいます。
 
 それでも敢えて多くのアメリカ企業が反トランプ・反共和党にまわり、民主党に臣従しています。
 これは大変奇怪で不気味です。
 
 アメリカは一体どうなってしまうのでしょうか?

  1. アメリカ
  2. TB(0)
  3. CM(11)

コメント

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  1. 2021-04-13 15:35
  2. #
  3. 編集

「沼地」は共和党が嫌いなんじゃなくて、トランプさんが嫌い。

民主党もクリントン政権の時には、マイクロソフトを独占禁止法違反で分割しようとしていたことを思い出します。当時のアメリカも空前の好景気で、マスコミはクリントン政権を経済政策で批判することができなくて、クリントン大統領の個人的な 「不倫もみ消し疑惑」 を延々と報道しつづけました。そして次の大統領選挙では、クリントン政権で副大統領だったアル・ゴアが、共和党のJ.W.ブッシュに負けました。

ブッシュ政権は9.11のテロをイラクのせいにして、イラク戦争に突っ走ったので、マイケル・ムーアのような左翼の映画監督が 「ブッシュ政権」 と 「軍産複合体」 と 「サウジアラビア」 の繋がりを追ったドキュメンタリー映画を制作したりしていました。当時は明らかに 「軍産複合体」 が共和党のブッシュ政権に寄生して、政策を決めていました。

思うに、「沼地」 というか 「ディープ・ステート」 というか 「軍産複合体」 というか・・・は、民主党か共和党のどちらか一方を絶対的に支持しているわけではなく、どちらにも入り込んでいて、自分達に利益を誘導するのが上手いんだと思います。例えば、経済ニュース専門の通信社 「Bloomberg (ブルームバーグ)」 の創業者で、元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグなどは、民主党 → 共和党 → 民主党 と、所属政党を何度も替えています。(ニューヨーク市長時代は共和党、昨年の大統領選挙には民主党から出馬。)

マイケル・ブルームバーグ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0

今から思うと、イラク戦争が泥沼化して、「沼地」 にとっても旨味よりデメリットのほうが大きくなった時に、彼らは宿主 (寄生する先) を共和党から民主党に替えたのかもしれません。今後、もしバイデン政権があまりにアレな事をくり返して、「沼地」 の利益を守れなくなったら、彼らはまた宿主を共和党に替えようとするかもしれませんね。その時は当然、トランプさんが邪魔になります。(それにトランプさんは、共和党の大統領でありながらイラク戦争をキッパリ批判していたし。)
  1. 2021-04-13 22:21
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

トランプ主義では大企業は利益を独占できない

だから、利益を独占したい企業は反トランプになる。そして、富豪であろうと貧乏人であろうと、株主は株価を上げる方策には賛成する。反面、現役の労働者がトランプを支持している。
  1. 2021-04-13 23:07
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

アメリカ、ファシズムの台頭

ファシズムって極右翼の国粋主義だという印象がありますが、アメリカのファシズムは左翼リベラルという形で起きていますね。昔偉大なるレーガン大統領が「アメリカにファシズムが訪れるとしたらリベラルという名前で訪れるだろう」と言っていましたが、まさにその通りになりそうです。

私はアメリカ在住40年にして、ここまでアメリカの将来を憂いたことはありません。ここまで人種間の関係が分断されたのも見たことがありません。

ところで大企業はBLMに多額の寄付をし、いかに自分らが反差別主義化をアピールしていますが、暴動を起こす人々はそんなこと全く無視して略奪を繰り返しています。これが続けば、いずれは大企業から民主党への圧力がかかり、アメリカ軍隊が国民に銃を向ける時がくるかもしれません。そうしたら、まさしくアメリカは中国と同じになりますね。

  1. 2021-04-14 06:17
  2. URL
  3. 苺畑カカシ #-
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Re: 「沼地」は共和党が嫌いなんじゃなくて、トランプさんが嫌い。

> 民主党もクリントン政権の時には、マイクロソフトを独占禁止法違反で分割しようとしていたことを思い出します。当時のアメリカも空前の好景気で、マスコミはクリントン政権を経済政策で批判することができなくて、クリントン大統領の個人的な 「不倫もみ消し疑惑」 を延々と報道しつづけました。そして次の大統領選挙では、クリントン政権で副大統領だったアル・ゴアが、共和党のJ.W.ブッシュに負けました。
>
> ブッシュ政権は9.11のテロをイラクのせいにして、イラク戦争に突っ走ったので、マイケル・ムーアのような左翼の映画監督が 「ブッシュ政権」 と 「軍産複合体」 と 「サウジアラビア」 の繋がりを追ったドキュメンタリー映画を制作したりしていました。当時は明らかに 「軍産複合体」 が共和党のブッシュ政権に寄生して、政策を決めていました。
>
> 思うに、「沼地」 というか 「ディープ・ステート」 というか 「軍産複合体」 というか・・・は、民主党か共和党のどちらか一方を絶対的に支持しているわけではなく、どちらにも入り込んでいて、自分達に利益を誘導するのが上手いんだと思います。例えば、経済ニュース専門の通信社 「Bloomberg (ブルームバーグ)」 の創業者で、元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグなどは、民主党 → 共和党 → 民主党 と、所属政党を何度も替えています。(ニューヨーク市長時代は共和党、昨年の大統領選挙には民主党から出馬。)
>
> マイケル・ブルームバーグ - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0
>
> 今から思うと、イラク戦争が泥沼化して、「沼地」 にとっても旨味よりデメリットのほうが大きくなった時に、彼らは宿主 (寄生する先) を共和党から民主党に替えたのかもしれません。今後、もしバイデン政権があまりにアレな事をくり返して、「沼地」 の利益を守れなくなったら、彼らはまた宿主を共和党に替えようとするかもしれませんね。その時は当然、トランプさんが邪魔になります。(それにトランプさんは、共和党の大統領でありながらイラク戦争をキッパリ批判していたし。)

 それはその通りでしょうね。

 沼地というのは元来、強大金融資本やアメリカの官僚機構など、民主主義で選ばれた政治家に対抗する影の権力の総称で、いつも自分達に都合の良い政治家を陰から支えて利用し、逆に自分達に不都合な政治家の足を引っ張り、場合によっては暗殺までして葬ろうとするのですから。

 トランプ大統領は最初から「沼の水を抜け」と言っていた人で、沼地には非常に不都合な人だったのだから、当選投書から全マスコミが狂ったように叩き続けたのです。
  1. 2021-04-14 12:26
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: トランプ主義では大企業は利益を独占できない

> だから、利益を独占したい企業は反トランプになる。そして、富豪であろうと貧乏人であろうと、株主は株価を上げる方策には賛成する。反面、現役の労働者がトランプを支持している。

 だって現役労働者も殆ど皆株を持っています。 

 アメリカは特に富裕層でもない一般国民でも手持ち資産の3分の1ぐらいは株で持っています。
 だから株が上がるとみんな気を良くして、個人消費が増加するのです。

 因みに一般国民が自国企業の株を保有するって、自国の経済を守る上で非常に重要な事です。 フジテレビの例を見てもわかるように企業の持ち主=株主なのです。
 その株の多数が外国人の所有になれば、会社は自国ではなく外国の利益の為に行動するようになります。
 
 さらに言えば安全保障上重要な技術だって、その技術を持つ会社の株が外国人に買われたら外国人の物になります。

 それを防ぐ為には一番良いのは、一般国民が自国の会社の株を所有することです。

 ところが自称保守の中には、株式投資や株で利益を得る事を、何かまるで不正なギャンブルをやるように非難する人や嫌う人がいます。
 同じ保守が中国人や韓国人が土地を買う事にはヒステリーを起こすから大変奇妙です。

 株だって日本人が買わなきゃ外国人の物になり、日本企業の技術や雇用が奪われるのに・・・・・・。
 さらに言えば株式はインフレの影響を受けません。 インフレになり景気が良くなれば上がるのです。

 一方貯金はそうはいきません。 
 日本国民が金融資産のほぼ全部を貯金で持っていれば、ひたすらインフレを恐れるようになりますから、緊縮在史枝が支持される事になるでしょう。

 その点アメリカ人は資産の3分の1は、株式でもっているので、自国の企業は自分達で守る事ができるのです。
 
 勿論株価は結構変動するので、損をすることもあります。
 しかし愛国者を自称するなら、自国の経済防衛の為なら一定の損は甘受するべきでしょう?

 またトランプ大統領が経済を活性化したので、雇用が増えて、それまで生活保護に頼っていた人が700万人も仕事を得て生活保護から離脱したのです。

 これなら一般労働者がトランプ大統領を支持するのは当然でしょう。 

 但しトランプ大統領の政策は資本主義の王道、つまり自由競争の活性化ですから、既存の大企業には必ずしも嬉しくない政策は多かったでしょうね。
  1. 2021-04-14 12:45
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: アメリカ、ファシズムの台頭

> ファシズムって極右翼の国粋主義だという印象がありますが、アメリカのファシズムは左翼リベラルという形で起きていますね。昔偉大なるレーガン大統領が「アメリカにファシズムが訪れるとしたらリベラルという名前で訪れるだろう」と言っていましたが、まさにその通りになりそうです。
>
> 私はアメリカ在住40年にして、ここまでアメリカの将来を憂いたことはありません。ここまで人種間の関係が分断されたのも見たことがありません。
>
> ところで大企業はBLMに多額の寄付をし、いかに自分らが反差別主義化をアピールしていますが、暴動を起こす人々はそんなこと全く無視して略奪を繰り返しています。これが続けば、いずれは大企業から民主党への圧力がかかり、アメリカ軍隊が国民に銃を向ける時がくるかもしれません。そうしたら、まさしくアメリカは中国と同じになりますね。

 ワタシは公民権運動とウーマンリブから始まった反差別ファシズムだと思います。

 差別は勿論悪い事ですが、しかし元来民主主義国家で保障できるのは法の下の平等と機会の平等だけです。

 そしてアメリカではこれはもう70年代後半には完全に達成されたと思うのです。

 ところが運動はその後も続いて、結果平等と人の内面の中にまで入り込んで、個人に他人を差別しない事を強要するようになっています。

 だから個人のプライベートな発言を理由にキャンセルしたり、黒人の平均所得が低い事を理由に、黒人にだけ支援金を配るというような事態になっているのです。

 差別を理由にすれば人をキャンセルできるし、平均所得の差を給付金で埋めるというのは、思想統制、言論統制とそして経済の結果平等です。
 これってこのままいくと共産主義じゃないですか?

 今のアメリカを見ているとこれで突っ走ていて誰にも止められないのでは?と思えてしまいます。

 自由と平等は民主主義の基本ですが、しかし100%の自由と100%の平等は両立しません。
 だから両方を適当に削る事でバランスを取っているのです。 

 アメリカの場合は自由を重視する国家だったのですが、公民権運動とウーマンリブで反差別が絶対正義になった事で、ドンドン自由を削って平等に傾いているのだと思います。
 
 そうなると行きつくところは共産主義なのです。
 それでも経済活動の自由は維持するとなると、中国と同じ体制になってしまいます。

 これは恐怖ですから、アメリカの保守派が危機感を募らせるのは当然だと思います。
  1. 2021-04-14 13:01
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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>ビッグテックって、元来中国と凄く親密

このフレーズで、ちょいと思ったのですが、亡き「ご隠居さん」が、「イスラムと儒教に近代社会は無理」と度々仰っておられましたが、「無理」即ち「非近代」というよりも、明らかに「反近代」というのが、より正確かと。「近代社会=自由主義」とすれば、イスラムも儒教も「反自由主義」で、その倫理観とビヘイビアは、近代社会=自由主義社会を侵害します。ただし、その違いは、イスラムは、その戒律が外面的に顕著、つまり可視的かつ不動ですので、敵意や危険性が明瞭に目に見えるのですが、儒教はその点、外面的には、刹那刹那の状況次第で融通無碍、変幻自在なので、敵意や危険性が不明瞭で始末が悪いのです。
武器に喩えるなら、イスラムは危険性が目に見えて解る銃器や刃物だとすれば、儒教は目に見えないまま、我が身を浸透し、腐敗させる毒ガス、または細菌兵器なようなものではないかと愚考いたします。
だから中国と親密になったアメリカ人たちは、中国人=儒教人に近代社会の精神を知らぬうちに腐敗させられたのではないかと………。
  1. 2021-04-14 19:19
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
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それと、エントリーと無関係の話で恐縮ですが、既に何度もお話しした自分の多発性骨髄腫ですが、しばらく良好な状態だったのですが、最近、アミラーゼというヤツの数値がかなり上がりだしてきて、入院はしないけど、週1で朝から夕方まで半日つぶして点滴投与をするハメになりやがって、ウンザリしているのですが、それに加えて、先日、笑っていいのか、悪いのか迷うような騒ぎがありました。ある日の仕事中、いきなり腰と背骨が痛みだし、その翌日、頭、顔面、胸、腹、背中の上半身全体に多数の発疹が出たのです。もしや多発性骨髄腫と関係があるのでは、と思ったのですが、あいにくその日は、日曜日で当然、自分の主治医(女医)は病院に不在で、やむなく緊急医(女医)に診てもらったのですが、その緊急医(女医)曰く「よくわからないから、痛み止めだけだしときますね。明日また来て○○先生(主治医)に診てもらって」と……………。
そして、翌日、自分の主治医(女医)が、発疹だらけの自分の顔を見るなり「帯状疱疹じゃないの!こんなの一目見ればハッキリ解るじゃない!!あの娘(緊急医)何考えてんのよ、まったく!!!」
その後、抗ウイルス剤やら、新たな痛み止めやら、3種類ほど追加の薬をもらって、現在、腰と背骨の痛み及び発疹は癒えました。ちなみに、発症理由は、多発性骨髄腫による抵抗力の低下によるものだそうです。とにかく、腰と背骨の痛みもそうだけど、発疹の痛みがもう………。痒いのではなく、痛いのです。 
それにしても、主治医の緊急医に対する怒声に、思わず笑いだしそうになりましたなwww
  1. 2021-04-14 20:08
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
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Re: タイトルなし

> >ビッグテックって、元来中国と凄く親密
>
> このフレーズで、ちょいと思ったのですが、亡き「ご隠居さん」が、「イスラムと儒教に近代社会は無理」と度々仰っておられましたが、「無理」即ち「非近代」というよりも、明らかに「反近代」というのが、より正確かと。「近代社会=自由主義」とすれば、イスラムも儒教も「反自由主義」で、その倫理観とビヘイビアは、近代社会=自由主義社会を侵害します。ただし、その違いは、イスラムは、その戒律が外面的に顕著、つまり可視的かつ不動ですので、敵意や危険性が明瞭に目に見えるのですが、儒教はその点、外面的には、刹那刹那の状況次第で融通無碍、変幻自在なので、敵意や危険性が不明瞭で始末が悪いのです。
> 武器に喩えるなら、イスラムは危険性が目に見えて解る銃器や刃物だとすれば、儒教は目に見えないまま、我が身を浸透し、腐敗させる毒ガス、または細菌兵器なようなものではないかと愚考いたします。
> だから中国と親密になったアメリカ人たちは、中国人=儒教人に近代社会の精神を知らぬうちに腐敗させられたのではないかと………。

 ご隠居さんの仰る通りでしょうね。

 近代化したら民主主義になるというイメージがあるけれど、古代ギリシャやローマって紀元前から民主主義で法治主義です。
 古代ローマの法治主義なんて実にか完璧なモノです。 この古代ローマの法が、現在の法体系の基礎になっているのです。

 こういうのを見ると民主主義や法治主義って、近代化とは関係ないのです。
  1. 2021-04-14 21:07
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> それと、エントリーと無関係の話で恐縮ですが、既に何度もお話しした自分の多発性骨髄腫ですが、しばらく良好な状態だったのですが、最近、アミラーゼというヤツの数値がかなり上がりだしてきて、入院はしないけど、週1で朝から夕方まで半日つぶして点滴投与をするハメになりやがって、ウンザリしているのですが、それに加えて、先日、笑っていいのか、悪いのか迷うような騒ぎがありました。ある日の仕事中、いきなり腰と背骨が痛みだし、その翌日、頭、顔面、胸、腹、背中の上半身全体に多数の発疹が出たのです。もしや多発性骨髄腫と関係があるのでは、と思ったのですが、あいにくその日は、日曜日で当然、自分の主治医(女医)は病院に不在で、やむなく緊急医(女医)に診てもらったのですが、その緊急医(女医)曰く「よくわからないから、痛み止めだけだしときますね。明日また来て○○先生(主治医)に診てもらって」と……………。
> そして、翌日、自分の主治医(女医)が、発疹だらけの自分の顔を見るなり「帯状疱疹じゃないの!こんなの一目見ればハッキリ解るじゃない!!あの娘(緊急医)何考えてんのよ、まったく!!!」
> その後、抗ウイルス剤やら、新たな痛み止めやら、3種類ほど追加の薬をもらって、現在、腰と背骨の痛み及び発疹は癒えました。ちなみに、発症理由は、多発性骨髄腫による抵抗力の低下によるものだそうです。とにかく、腰と背骨の痛みもそうだけど、発疹の痛みがもう………。痒いのではなく、痛いのです。 
> それにしても、主治医の緊急医に対する怒声に、思わず笑いだしそうになりましたなwww

 大変でしたね。
 それでも危険なモノでなくてよかったですね。
 
 コロナパンデミックももう出口が見えてきたのですから、何とかここを切り抜けてください。
  1. 2021-04-14 21:12
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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