フジテレビ系、福島テレビ、グラフで印象操作してしまう・・・・。
ホントに酷い印象操作ですね。
マスゴミはグラフでこうやって印象操作をして、「日本人は欧米人に比べて非寛容で差別的」と言いたいのでしょう。
でもこのインチキグラフを別として、日本と欧米で「コロナ感染は本人の責任」と考える人の割合は、日本が欧米の3~4倍というのは事実です。
しかしその事実から「日本人は欧米人に比べて非寛容で差別的」と言えるでしょうか?
ワタシは違うと思います。
そもそも現在、日本と欧米諸国では感染状況や死者の数が決定的に違うのです。
欧米諸国と言っても国により違いますが、大体人口比で感染率でも死者数でも、日本の50倍です。
この状況だと本人が気を付けていれば感染しないと言うわけにはいきません。
小雨なら気を付ければ、濡れる事はないのですが、土砂降りの大雨ならどんなに気をつけていてもずぶ濡れになるのと同じです。
大雨の中ずぶ濡れになった人を「不注意」と責める人はいないでしょう?
ところが日本のマスコミはこの状況の違いを全く考慮していないのです。
実はワタシがずうっと楽しみにしていた「イギリス毒舌日記」のブログ主の義母が先日亡くなりました。 死因はコロナです。
相手がイギリス人でも嫁・姑との確執は変わらないので、このブログ主も大変苦労されてきたようです。
特に舅が死んでからは、姑の息子への依頼心に際限がなくなり、ひたすら息子に愛情を要求するようになりました。
息子もそういう母親にできる限り応えいました。
それでブログ主は心中、姑を「第一夫人」と呼んでいました。
そういう状況でコロナパンデミックが始まったのです。
しかも姑は白血病を抱えているました。
高齢でしかも白血病です。
感染したら絶対絶命です。
そこで孝行息子の御主人は母親を感染から守る為に、母親が家から出なくても良いように、買い物や犬の散歩など一切引き受けていました。
そういう生活で姑が孤独に苦しまないように、嫁であるブログ主もまた毎日孫にスカイプで話をさせ、また毎週子供達を姑宅の窓辺に連れて行って姿を見せていました。
また病院の送り迎えなどの雑用を全部引き受けていました。
但し息子も嫁も働いており、感染する可能性があったので、姑と直接接触することは極力避けていました。
犬を散歩させたら、その後犬の首輪やリードはアルコールで消毒していました
息子と嫁の献身には感動しますが、しかしこれはまた姑本人にとっても非常に苦しい生活だったと思います。
だってコロナ感染爆発が始まってから、殆どずうっと一人で家に閉じこもっていなければならなかったのですから。
それでも姑はその生活に耐え続けたのです。
因みにイギリス始め欧州では、高齢者への感染を恐れて、政府が祖父母に孫を預ける事を禁止しています。
実は欧州でも祖父母の助けを借りて子育てをしている家庭は結構多いので、これで非常に困った家庭は多かったようです。
そしてこれはまた高齢者本人達を苦しめました。
だって何か月も間、子供や孫と会えないのですから、大変寂しく辛いでしょう。
それでも親を失いたくないと思う子供達の多くが、コロナを生き延びたい高齢者達の多くが、忠実にこれを守ったのです。
しかしこうした用心も空しく、遂に姑もコロナに感染して、亡くなったのです。
こんなに用心したのに、一体いつ、どうやって感染したのか?
それは全くわかりません。
しかし同様の状況で感染した人は、他にも沢山いるのです。
このブログ主の友人や知人の親御さんも何人か、同様の状況で感染し、亡くなりました。
欧米ではマスクも拒否して好き放題ふるまう人も多いです。
でも一方では、高齢者や既往症のある親族を守りたい人々は、このブログ主同様、涙ぐましい努力をしているのです。
しかしその努力も空しく感染して死ぬ人が連日千数百人いるのです。
感染率が日本の50倍というのはこういう事なのです。
それでも「感染は本人の責任」と考える人が4~5%いるというのは、逆に驚きです。
それに引き換え日本はどうでしょうか?
高齢者が仲間と昼カラオケをした挙句に、集団感染したとか、どう考えても本人の不注意としか言えない話を普通に聞きます。
でも現在の感染状況と致死率からすれば、そういう呑気な人がいても仕方がありません。
しかしやっぱり感染したら「だからカラオケはやめろと言ったのに」という事になるのも仕方ありません。
それでも本人を責める人が15%しかいないのであれば、日本人はむしろ非常に寛大ではないかと思います。
そもそも欧米諸国と日本で国民の反応を比較するには、欧米諸国と日本の状況の違いを考えないと無意味です。
ところが日本のマスコミは実に短絡的に、反応だけを比べて日本のそれを問題にします。
メルケルの演説に対する評価なんかも同じですね。
ドイツでのコロナの感染爆発に対するメルケルの悲痛な演説を、日本のマスコミと自称識者達は絶賛したのですが、しかしドイツでは毎日1000人以上の人が死んでいるのです。
これは絶対数で日本の20倍。
人口比なら30倍です。
ドイツはこれまでは欧州では断トツに死亡率が低かったのですが、それがこの感染爆発で他国並みの状況へと突入したのです。
そりゃ悲痛にもなるでしょう?
でもこれと同じ悲痛な演説を菅総理がやったら、欧米諸国からは物笑いでしょう?
だって欧米から見れば、今の日本の感染状況で悲壮な演説をするって、かすり傷で泣きわめくのと同じですから。
しかしそれでも日本のマスコミと自称識者が、メルケルを絶賛し、菅総理を貶めるのは、彼等には現実の感染状況を確認するなどと言う科学的思考力が完全に欠如しているからです。
何より彼等が19世紀から変わらない欧米追随・白人至上主義者だからでしょう。
彼等は感染者数や死者数という単純な事実さへも考慮できず、白人様が絶対エライはずだという観念の中でしか思考できないのです。
因みに連中が反トランプで盛り上がっているのも、同じ理由でしょう?
白人様が反トランプなんだから、オレタチも追随しなくちゃ!!!
そうしないと白人様に馬鹿にされてしまう。
こういう人間がトランプ大統領を「白人至上主義者」と非難しているのですから、笑うしかありません。