こんな激しい雪は、この冬初めてでした。
でもそんなに寒くもないし、風もないので、子供達は公園では雪遊びをしていました。
ここには人工の丘があるので、子供達はここで橇やスノーボードで遊ぶのです。
雪は町中に降るけれど、橇やスノーボードで遊ぶのに丁度よい場所は限られているのです。
背景にある建物は百均(ダイソー)です。
でも雪の魔法で、至って散文的な百均の店もまた、不思議な情感を醸し出しています。
因みにワタシも近所の激安店で食料を買うという至って散文的な用事で出かけたのです。
雪で視界が悪いです。
徒歩だから関係ないけれど、自動車だったら結構怖いでしょう。
この冬は日本中、大寒波と大雪で大変みたいです。
ところが札幌は年末年始の大寒波で凄く寒くはなったのですが、雪は異様に少ないです。
それでこんな風に視界が悪くなるほどの雪も、一昨日が初めてでした。
雪で視界が遮られると、見慣れた景色が別世界に変わります。
いつも見慣れた激安店周辺の景色も別世界です。
尤もこんな呑気な事を言ってるのはワタシぐらいで、日本は今電力が逼迫して大変なのです。
ワタシは2018年の胆振東部地震によるブラックアウトを経験しました。
あの時は札幌は約40時間停電しました。
でもあれは9月上旬の最高に快適な季節だったので、冷暖房は一切必要ありませんでした。
オマケにワタシの家はプロパンガスですから、電気がない事で困る事はパソコンを使えないのと電灯がつかないことぐらいでした。
だからワタシは満天の星空なんぞ見て呑気にブラックアウトを楽しんでいたのです。
他の道民も似たようなモノで、仕事も学校も休みになって、戸外でバーベキューをしたりして楽しんだのです。
それでも二人の死者が出ました。
亡くなられた方は屋内でディーゼル発電機を使おうとして、二酸化炭素中毒になったのです。
でも死にかけた人は70人ぐらいいたそうです。
これは自宅で人工透析器その他の医療機器を使っていた人達です。 こうした機器はバッテリーが内蔵されているのですが、しかしバッテリーで動くのは精々1時間足らずなので、40時間の停電には対応不能なのです。
それで自家発電設備のある病院等へ移動しようとしたのですが、停電で救急車の配車も普段通りにはいかない、更にマンション住まいの方は、エレベーターが止まって思い機器と共にマンションの階段を下りるのに大変な思いをしたようです。
それじゃこれで真冬に停電になったら?
現在の暖房機器は殆どが電気なしでは動きません。
石油ストーブでも電気なしで使えるのは、ポット式などごく一部です。
北海道など寒冷地ならそれだけで死人が出ます。
ロードヒーティングも止まり、交通にも重大な支障が出ます。
何とも恐ろしい状況なのですが、なぜかマスコミは知らん顔です。
マスコミは今コロナで騒ぐのに必死で、電力不足には頭が回らないようです。
マスコミってホント単細胞で、何かで騒ぎだすと、それにかかりきってしまい、他に気が回らないんですよね。
尤もワタシは呑気に構えています。
だって我が家の暖房の主戦力は電気のいらないポット式石油ストーブと、そのストーブで沸かしたお湯を使っての湯たんぽです。
オマケに冬だと冷蔵庫が必要ないし・・・・。
そんな事を考えながら歩いていたら直ぐに家につきました。
だって直ぐ近くだったし・・・・・。
そして雪もこの後直ぐにやみました。
それでこの日も結局それほどの積雪にはなりませんでした。
ホントに奇妙な年です。 例年なら他の地域で大雪が降れば、札幌だってそれなりに降るのに・・・・・・。