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2020-09-18 14:11

差別と分断は左翼の本領

 昨日、ネットですごい記事を拾いました。

 アメリカ白人は「生まれる前から」レイシストであり、死ぬまでレイシズムの原罪から逃れることはできない

 これはアメリカの左翼学者ロビン・アンジェロの著書の内容を紹介した記事なのですが、その著書の主旨を一言で言えばこの記事のタイトルの通り、「白人は白人である限りレイシスト」だという事なのです。

 因みにこの著書でロビン・アンジェロは、アメリカの全ての人種を白人とそれ以外の二つだけに分類して、混血の人やアジア人などの非白人の中の人種や民族の違いも完全に否定します。

 またアメリカの自称リベラルが差別を問題にする同性愛者など人種以外の分類もやはり否定して、白人である限りレイシストだというのです。
 
 さらに言えば人種差別反対の活動をしていも白人ならレイシストだというのです。

 つまりアンジェロはどんな人間であろうとも白人である限りレイシストで、それは白人による奴隷制や植民地主義など歴史的な問題から生まれた物で、何があろうとも白人に生まれた限りレイシストである事から逃れられないというのです。

 この為アメリカの社会は白人による「組織的差別」で成り立っているので、白人以外の人間の生活はただひたすら圧迫され悲惨さを増すばかりだというのです。

 なんかもう読んでいてアタマがクラクラするんですけど、しかし何とアメリカの大企業がこのアンジェロの理論による「ダイバーシティプログラム」という従業員研修をやっているというのです。

 実はワタシはBLMの暴動が盛んになってからネットで「組織的差別」とか「体制としての差別」という話を何度か見かけたのです。 

 BLMとBLMを擁護する側によると、アメリカでは「組織的差別」がある為、黒人は貧困から抜け出せないという記事を何本か読んだのです。
 
 しかしワタシはそれを読んでいて全然共感できなかったのです。 
 なぜならこの種の記事で書いている黒人が抱える問題って、全て貧困の問題で、人種に関係なくどんな国でも貧困層について当てはまる話ばかりだからです。

 一方、アメリカの場合、移民一世のほとんどは貧困層になります。 それもただ貧困なだけでなく英語もできずアメリカの文化や生活習慣も理解できないというハンディを抱えて、アメリカでの生活を始めるのです。

 だからこの手の記事を読むと、黒人に対して同情するより「貧困なのは移民一世皆同じなのに黒人の場合だけ貧困から抜け出せないというなら、それは黒人に問題があるのでは?」と思ってしまいます。

 そもそも「組織的差別」とか「体制としての差別」があるというなら、差別している組織なり、国家体制つまり法や社会制度があるはずです。
 しかしそんな物は公民権運動以降完全に消滅したでしょう?

 だから黒人の大統領や最高裁判事、高級軍人や警察署長がゾロゾロ出てきたのです。
 BLMの「自治区」作成に猛抗議したシアトルの警察署長は黒人女性でした。

 このような現実があるのになを「組織的差別」「体制としての差別」があると言われてもわけわかりません。

 しかしこのアンジェロの論理ならわかります。
 白人は白人である限り、白人は生まれる前からレイシストであるなら、これはもう世界史上稀なる徹底した身分社会のようなモノですから、白人とそれ以外の人種が存在する限り「組織的差別」は存在するのです。

 しかしこの論理って、マジにレイシズムそのものじゃないですか?

 レイシズムって左翼が都合よく使うので結構意味が曖昧なのですが、基本は人種など本人にはどうしようもない属性を元に、人の人格を規定し、貶める事でしょう?

 例えば「黒人はアフリカの未開人だったから、白人に比べて知性が劣る」「ユダヤ人は国を持たない民族だから、劣等人種だ」という事で、就職や進学で黒人を排除したり、ユダヤ人を迫害するのがレイシズムでしょう?

 だったら「白人は黒人奴隷制度を持っていたからレイシストだ」と言って企業研修で白人社員を糾弾するのって、完全なレイシズムじゃないですか?

 因みにこのアンジェロ理論の企業研修では、白人の従業員が「レイシスト」と糾弾されたショックで泣きだしたすることもあるのだそうです。

 ところがアンジェロ氏はそういう場合、泣き出した人を慰めるのは「交通事故で被害者を救助するのではなく、被害者を轢いたドライバーを助けるのと同じ」とまで言うから凄いです。

 でもこれなんか日本にも似た団体がありますね。
 アンジェロ氏の師は日本の部落解放同盟なのでしょうか?

 現在日本の部落差別がどのぐらい深刻かはわかりません。
 しかし部落解放同盟とすれば、部落差別はあり、部落民以外の人は部落民でないが故に差別主義者だとして糾弾することで、利権を得て組織を維持しているのです。

 そして日本でも大企業は、この厄介な連中に絡まれたくないので、部落解放同に法外な報酬を払って社員研修を依頼しているのです。

 こういうのを見ていると左翼の行き着くところって正に世界は一つ左翼は皆同類と思ってしまいます。
 なるほどこれなら世界中どこでも永遠に反差別ビジネスを続けられるのですから、本当に美味しいビジネスモデルです。

 だって普通に反差別運動なら、差別がなくれば運動は終わりですが、「白人が白人である限りレイシスト」「部落民でなけば差別主義者」という事であれば、差別は永遠になくならないのですから。

 それにしても反差別運動の行き着く先が、このような真正レイシズム、身分差別そのものと言うのも凄いですね。

 しかしそれも当然かもしれません。
 そもそも左翼が「差別」に入れ込むのは、つまりは彼等がそもそも個人の資質や能力には無関心で、代わりに属性には非常に強い関心を持つ人間だからでしょう?

 例えば今回の菅内閣発足に対して朝日新聞やパヨクはさっそく「女性閣僚が少ない!!」「おじいちゃんばかりだ。」と騒いでいるのです。

 閣僚と言うのは能力や人格を最高度に問題にされる職業ですから、性別や年齢は関係ないでしょう?
 
 そりゃ自民党に女性の閣僚適任者が大勢いて、その人たちが外されたというなら女性差別ですよ。
 しかしコイツラ稲田朋美氏や高市早苗氏など、安倍政権の女性閣僚を評価してきたことがあったのでしょうか?

 因みに保守派は稲田朋美氏始め安倍総理が起用した女性閣僚の多くについて、高く評価していましたよね? 
 彼女たちについて「女性だからダメ」という意見を見た事がありません。

 閣僚の能力や人格は無視して「女性閣僚が少ない」と言うのですから、要するに彼等の関心は閣僚の人選にさへ属性しか興味を持たないという事です。
 これってつまり完全な差別主義でしょう?
 
 だからコイツラは「おじいちゃんばっかり」なんて高齢者差別を平気でするし、安倍総理の難病にかこつけて難病患者への差別だってやりまくったのです。

 左翼が何で属性に執着するか?
 それは結局、自分の不平や不満をひたすら社会や国家の責任にしたいという人格だからでしょう?

 そしてそういう不平不満故に社会を破壊したいのが左翼でしょう?
 だから左翼って社会の分断を図るのです。 
 社会を分断してバラバラに壊して、最後に自分達が絶対権力を握りたいのでしょう?

 だからBLM運動なんか見ているとわかるんですが、黒人に対して「白人はあんな悪いことをした、こんな悪いことをした。」と言って白人への憎悪や不満を焚きつけるのです。

 こうやって不平や不満を煽って人を対立に持ち込む、現在の状況に不平や不満のない人達には過去の問題・歴史問題を捏造してでも対立させる。
 
 そして対立を続けさせるために、結局人種や民族、そして過去の身分制による差別が永遠続くために、「白人が白人であるが故にレイシスト」などと言いだすのです。

 つまり差別と分断って実は、左翼の本領なんですよね。 
 そりゃそうですよね。

 マルクス主義なんて「階級闘争」が基本です。
 そしてこれは人種や民族が同じでも階級によって人を分断し差別しないと成立しない思想なのですから。

 そして国民を分断させ、闘争に持ち込めなくても、このアンジェロ氏や部落解放同盟のように、企業研修のような美味しいビジネスもできるのですから、左翼の分断と差別活動はなくならないでしょう。
  1. レイシスト
  2. TB(0)
  3. CM(18)

コメント

左翼の目的は

社会主義革命であるから、社会の一体感を何としても壊そうとする。
その目的が一致するものだから、彼らはChinese共産党と親和性が
高い。
  1. 2020-09-18 17:57
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

こんにちは
シェルビー・スティールの『白い罪』をお読みになったことはありますか?
彼は、ご紹介のディアンジェロとは全く逆の保守派の黒人男性で、アファーマティブアクションに批判的でアメリカ黒人社会の現状を憂いていた人物です。黒人社会の横暴を招いてしまった背景に白人の原罪意識があると指摘しています。
1960年代以降、「優秀だから白人の社会的地位が高いんだ」から「差別もできる白人だから社会的地位が高いんだ」への意識の転換が起こり始め、それがマルクス主義的社会観と結び付き、「一つの差別事例は氷山の一角に過ぎず、社会全体が責めを負うべきだ」という意識が白人に芽生え始めた結果、黒人社会のわがままが止まらなくなった。
黒人も「白い罪」を認めた方が自分達に有利だから、自助努力を怠る者が増え始め、ごく少数の努力をする黒人との間に亀裂が深まり、どうしようもなくなった、という見取り図を描いています。
ブログ主様がどうお考えになるかはともかく、古本しか手に入りませんが、お薦めしておきます。
  1. 2020-09-18 22:06
  2. URL
  3. アブラハム #-
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争いの種を蒔く人たち

イギリスでも、アフリカ系イギリス人学者の Kehinde Andrews (ケヒンデ・アンドリュース) という人が、数年前から同じような事を言っていて、物議を醸しています。

Kehinde Andrews - Wikipedia (英語)
https://en.wikipedia.org/wiki/Kehinde_Andrews

Kehinde Andrews - Wikipedia - Google 翻訳
https://translate.google.com/translate?sl=en&tl=ja&u=https%3A%2F%2Fen.wikipedia.org%2Fwiki%2FKehinde_Andrews

>Kehinde Nkosi Andrews (1983年1月生まれ) は、黒人研究を専門とするイギリスの学者。
>アンドリュースは定期的にメディアに登場し、人種と人種差別、植民地主義と奴隷制、イギリスのナショナリズムの問​​題について話している。
>アンドリュースは保守党の非白人党員を批判し、「保守の仮面を着けた茶色い肌の大臣が内閣にたくさんいることは、人種的な進歩とは反対であることを表している」 と述べた。
>アンドリュースは2017年にオックスフォード・ユニオンで講演し、英国の教育制度は人種差別を永続させると主張した。
>2019年にアンドリュースは、インテリジェンス・スクエアで行われた、西側諸国が奴隷制について賠償すべきかどうかの討論に参加した。
>アンドリュースは2020年5月に、ラッセル・ブランドのYouTubeチャンネルにゲストとして参加し、ジョージ・フロイド殺害の余波における人種差別について議論した。

私がこの人を知ったのは、2年くらい前に、この人がBBCで 「イングランドの旗は帝国主義・植民地支配の象徴だから掲げるべきではない」 「イングランドの旗を掲げる者は極右だ」 と言って、イギリスで大炎上していたからです。当時は怒ったイギリス人によって、この番組の映像を加工した動画が、YouTubeにたくさんUPされていました。
今では、無断加工や無断転載された動画は、ほとんど削除されてしまったようですが、オリジナルが残っていました。↓

"This Flag Has Been Adopted By The Far Right" | Don't Turn Around | BBC Three - YouTube
(この旗は極右によって採用されてきた)
https://www.youtube.com/watch?v=HExOdnZ3eJs
※再生回数 7.8万、高評価 579、低評価 1.1万

この人、自分自身が奴隷だったわけでもなく、むしろ現代のイギリス社会から恩恵を受けているくせに、イギリスを滅茶苦茶にこき下ろしてるんです。 (まるで在日コリアンみたい。) しかも、いくら白人のイギリス人が、今のイギリスの良いところを説いても、この人は歴史を持ち出してくるから、話が噛み合わないという・・・。 (まるで日本人と韓国人のやり取りみたい。)

じつは私も、この人を批判していた動画の1つに 「日本も韓国人や中国人から国旗に難癖をつけられている。しかも彼らは日本をヘイトしてるくせに、日本に住みたがったり、日本の国籍を欲しがったりする。」 とコメントしたら、たくさんの人から高評価をもらいましたw

でもマジメな話、今起きているBLM運動って、こういうインテリぶった極左の差別主義者たちが、何年も前から争いの種を蒔いていたんだろうなぁ、と思います。
  1. 2020-09-18 22:58
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

あまり詳しくないので誤っているかもしれませんが、アメリカは自ら奴隷制度を廃止した国であり、そのため(だけではないでしょうが)に内戦までしたのではないでしょうか。人身売買という誤ったことをしても、アメリカ人は自らそれを正したわけです。なぜアメリカ人はそれを誇りに思わないのでしょうかね。
  1. 2020-09-18 23:30
  2. URL
  3. +++ #-
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彼らの造語の本質

いつも鋭い視点からのものの見方を披露して下さり、大変参考になっています。有り難うございます。
組織的な人種差別者という言葉は、かつては使われていなかったように思います。まさによもぎねこさんが本質を見抜いておられる通りのことだと思います。彼らは普通の人が即座に、まともに反論できない言葉を作り出しますが、本質は別のところにあります。(反戦平和が良い例)
また、彼らが目指している生活はすでにあの国で実現されています。中共で。

今年の8月の共和党大会における、ペンス副大統領の演説の一部です。(私の拙い訳を御勘弁下さい)ご理解の一助になれば幸いです。
(引用開始)ジョーバイデンはアメリカ人は組織的な人種差別者だと言います。更に警察はマイノリティーに対し、”暗黙の偏見” を持っているとまで言います。そして、警察の予算カットを支持しますか? と問われた際、”はい、勿論” と答えました。
ジョーバイデンの政策ではアメリカの道路が安全でなくなり、都市で暴力が怒ることにつながっていきかねません。

厳然たる真実は、ジョーバイデンのアメリカでは安全は感じられないということです。トランプ大統領の下では細い青線に立っている人々(警察など)を支持し、警察の予算廃止、予算削減はしない、今もこれからも。

ジョーバイデンは ”変わり目の候補者” を自称している。だけど多くの人はこう尋ねる:”何に変えるのですか?”
先週の民主党全国大会においては彼らが何をやろうとしているのか、政策についてはほとんど触れられなかった。もし私が彼らの立場であったとしたら私も政策については触れたくなかっただろう。

バーニーサンダースは支持者に対し、ジョーバイデンは現代の大統領候補の中で最もリベラルな候補かもしれないと述べ、”我々がつい数年前に戦ってきた理念はラディカルと見なされてきたが、今やメインストリームになった” と民主党の中で語った。

彼らがやろうとしている事柄の根っこにあるのはアメリカ人の行動原理は向上心にあるのではなく妬みである、という信念だ。何百万人ものアメリカ人は隣人に対し自分らと同じように愛するのではなくむしろ邪念を持っている、というものだ。極左の人々は、そういうアメリカ人の悪い点を矯正するために連邦政府が国民の生活すべてに関与すべきだと信じている。
彼らはアメリカ人がどういう生活をすべきか、どのように働くべきか、どのように子供を育てるべきか、具に指示すべきだと信じているーーそしてその過程において国民の自由、繁栄、安全保障を奪うことに繋がる。彼らのやりたいことは政府が何もかもコントロールするということに基本を置いている;我々は国民の自由を基本においている。(引用終わり)
  1. 2020-09-19 06:20
  2. URL
  3. かつ #EVStMX2c
  4. 編集

小川淳也議員

いま評判の
小川淳也議員は菅総理が
・出自の農家は貧しかったのか、裕福だったのか?が重要だと
①「どういう人間かは、どういう生い立ち、どういう環境かに規定される」②「どういう人物が、どういう政策に情念を持つかを規定する」

のだそうで、本人は
東京大学法学部卒業。東大卒業後の1994年4月、自治省(現:総務省)に入省する。
だそうだけど、どんな人間なんだろう?よっぽど酷い人生(社会体験)を送ってきたのか?勉強だけして来たのか?
こんなのと人生で交錯しなくてよかったなー

そう言えば「このはげー!」を社会に曝られて地獄をみた、豊田真由子さんってすごくカワユイ人なんですね、環境と人付合いが人を狂わすんですね。
  1. 2020-09-19 08:10
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

もうだいぶ前、当時まだマルクス経済学が幅を広げていた頃、出版社が高名な老マル経学者に現在の愛読書を問うと「童話」と答えました。

思うにこの学者は理屈を立てるのに草臥れたのだと想像します。

現代の人権だ差別だという話も、後にはマルクス経済学のように詭弁の正当性を見限るときが来るのではないかと想像します。こういう「心情」から社会を論じるのは「破綻」の積み上げでしか成り立ちえない、と愚考するからです。

やっぱりお伽噺の世界に帰るのがいいと思いました。そうでない、と言うなら「白人神授説」を公理と認めるべきではないですか?暴論を前提としなければ理屈は積みあがらない。人文科学に「公理」ってあるのでしょうか。ないと思います。
  1. 2020-09-19 10:45
  2. URL
  3. 相模 #-
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Re: 左翼の目的は

> 社会主義革命であるから、社会の一体感を何としても壊そうとする。
> その目的が一致するものだから、彼らはChinese共産党と親和性が
> 高い。

 そうです。
 左翼って実は社会をよくするのではなく、社会を破壊するのが目的なのです。
 
 自分の思い通りにならない社会なら全部壊してしまえ!!

 これが彼等の運動の本質でしょう。
  1. 2020-09-19 11:30
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> こんにちは
> シェルビー・スティールの『白い罪』をお読みになったことはありますか?
> 彼は、ご紹介のディアンジェロとは全く逆の保守派の黒人男性で、アファーマティブアクションに批判的でアメリカ黒人社会の現状を憂いていた人物です。黒人社会の横暴を招いてしまった背景に白人の原罪意識があると指摘しています。
> 1960年代以降、「優秀だから白人の社会的地位が高いんだ」から「差別もできる白人だから社会的地位が高いんだ」への意識の転換が起こり始め、それがマルクス主義的社会観と結び付き、「一つの差別事例は氷山の一角に過ぎず、社会全体が責めを負うべきだ」という意識が白人に芽生え始めた結果、黒人社会のわがままが止まらなくなった。
> 黒人も「白い罪」を認めた方が自分達に有利だから、自助努力を怠る者が増え始め、ごく少数の努力をする黒人との間に亀裂が深まり、どうしようもなくなった、という見取り図を描いています。
> ブログ主様がどうお考えになるかはともかく、古本しか手に入りませんが、お薦めしておきます。

 ありがとうございます。
 今検索したら日本語訳がでているんですね。

 図書館にあったら是非読んでみます。
  1. 2020-09-19 11:32
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: 争いの種を蒔く人たち

> イギリスでも、アフリカ系イギリス人学者の Kehinde Andrews (ケヒンデ・アンドリュース) という人が、数年前から同じような事を言っていて、物議を醸しています。
>
> Kehinde Andrews - Wikipedia (英語)
> https://en.wikipedia.org/wiki/Kehinde_Andrews
>
> Kehinde Andrews - Wikipedia - Google 翻訳
> https://translate.google.com/translate?sl=en&tl=ja&u=https%3A%2F%2Fen.wikipedia.org%2Fwiki%2FKehinde_Andrews
>
> >Kehinde Nkosi Andrews (1983年1月生まれ) は、黒人研究を専門とするイギリスの学者。
> >アンドリュースは定期的にメディアに登場し、人種と人種差別、植民地主義と奴隷制、イギリスのナショナリズムの問​​題について話している。
> >アンドリュースは保守党の非白人党員を批判し、「保守の仮面を着けた茶色い肌の大臣が内閣にたくさんいることは、人種的な進歩とは反対であることを表している」 と述べた。
> >アンドリュースは2017年にオックスフォード・ユニオンで講演し、英国の教育制度は人種差別を永続させると主張した。
> >2019年にアンドリュースは、インテリジェンス・スクエアで行われた、西側諸国が奴隷制について賠償すべきかどうかの討論に参加した。
> >アンドリュースは2020年5月に、ラッセル・ブランドのYouTubeチャンネルにゲストとして参加し、ジョージ・フロイド殺害の余波における人種差別について議論した。
>
> 私がこの人を知ったのは、2年くらい前に、この人がBBCで 「イングランドの旗は帝国主義・植民地支配の象徴だから掲げるべきではない」 「イングランドの旗を掲げる者は極右だ」 と言って、イギリスで大炎上していたからです。当時は怒ったイギリス人によって、この番組の映像を加工した動画が、YouTubeにたくさんUPされていました。
> 今では、無断加工や無断転載された動画は、ほとんど削除されてしまったようですが、オリジナルが残っていました。↓
>
> "This Flag Has Been Adopted By The Far Right" | Don't Turn Around | BBC Three - YouTube
> (この旗は極右によって採用されてきた)
> https://www.youtube.com/watch?v=HExOdnZ3eJs
> ※再生回数 7.8万、高評価 579、低評価 1.1万
>
> この人、自分自身が奴隷だったわけでもなく、むしろ現代のイギリス社会から恩恵を受けているくせに、イギリスを滅茶苦茶にこき下ろしてるんです。 (まるで在日コリアンみたい。) しかも、いくら白人のイギリス人が、今のイギリスの良いところを説いても、この人は歴史を持ち出してくるから、話が噛み合わないという・・・。 (まるで日本人と韓国人のやり取りみたい。)
>
> じつは私も、この人を批判していた動画の1つに 「日本も韓国人や中国人から国旗に難癖をつけられている。しかも彼らは日本をヘイトしてるくせに、日本に住みたがったり、日本の国籍を欲しがったりする。」 とコメントしたら、たくさんの人から高評価をもらいましたw
>
> でもマジメな話、今起きているBLM運動って、こういうインテリぶった極左の差別主義者たちが、何年も前から争いの種を蒔いていたんだろうなぁ、と思います。

 イギリスよ、おまえもか?

 日本の保守派は自虐史観と言うのはGHQのWGPによるというのですが、しかしどうもこの種の自虐史観は先進国のインテリ全体が持つ特性のようですね。

 以前ピルズベリーの「Chaina 2049」を読んだ時に、アメリカのインテリたちもアメリカは、過去中国に悪いことをしてきたという自虐史観を持っているという事を知って大変驚きました。

 自虐史観と言うのは、文字通り自分を虐待する歴史観なのですが、しかし日本の左翼を見ればわかりますが、彼等は実は自分が悪いとは思っていないのです。

 自分以外の日本人が悪くて、自分は過去の歴史を直視する善良で知的な人間だと思っているのです。

 自虐史観によると自分は他の日本人よりもはるかに優れた人間の位置を取れるので、自分の置かれた現状に不満のある人間はこれに引き付けられるのだと思うのです。
 
  1. 2020-09-19 11:44
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> あまり詳しくないので誤っているかもしれませんが、アメリカは自ら奴隷制度を廃止した国であり、そのため(だけではないでしょうが)に内戦までしたのではないでしょうか。人身売買という誤ったことをしても、アメリカ人は自らそれを正したわけです。なぜアメリカ人はそれを誇りに思わないのでしょうかね。

 全くその通りです。

 確かに黒人奴隷制は非人道的なのですが、しかしそれを問題にするなら中東イスラム世界などアメリカより1000年以上前から、アフリカでの黒人奴隷狩り、黒人奴隷制を初め、19世紀ヨーロッパに植民地化されるまでやめませんでした。
 
 そもそも奴隷制は世界中にあったもので、何でアメリカだけが問題にされるかも不思議なのです。
  1. 2020-09-19 11:47
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: 彼らの造語の本質

> いつも鋭い視点からのものの見方を披露して下さり、大変参考になっています。有り難うございます。
> 組織的な人種差別者という言葉は、かつては使われていなかったように思います。まさによもぎねこさんが本質を見抜いておられる通りのことだと思います。彼らは普通の人が即座に、まともに反論できない言葉を作り出しますが、本質は別のところにあります。(反戦平和が良い例)
> また、彼らが目指している生活はすでにあの国で実現されています。中共で。
>
> 今年の8月の共和党大会における、ペンス副大統領の演説の一部です。(私の拙い訳を御勘弁下さい)ご理解の一助になれば幸いです。
> (引用開始)ジョーバイデンはアメリカ人は組織的な人種差別者だと言います。更に警察はマイノリティーに対し、”暗黙の偏見” を持っているとまで言います。そして、警察の予算カットを支持しますか? と問われた際、”はい、勿論” と答えました。
> ジョーバイデンの政策ではアメリカの道路が安全でなくなり、都市で暴力が怒ることにつながっていきかねません。
>
> 厳然たる真実は、ジョーバイデンのアメリカでは安全は感じられないということです。トランプ大統領の下では細い青線に立っている人々(警察など)を支持し、警察の予算廃止、予算削減はしない、今もこれからも。
>
> ジョーバイデンは ”変わり目の候補者” を自称している。だけど多くの人はこう尋ねる:”何に変えるのですか?”
> 先週の民主党全国大会においては彼らが何をやろうとしているのか、政策についてはほとんど触れられなかった。もし私が彼らの立場であったとしたら私も政策については触れたくなかっただろう。
>
> バーニーサンダースは支持者に対し、ジョーバイデンは現代の大統領候補の中で最もリベラルな候補かもしれないと述べ、”我々がつい数年前に戦ってきた理念はラディカルと見なされてきたが、今やメインストリームになった” と民主党の中で語った。
>
> 彼らがやろうとしている事柄の根っこにあるのはアメリカ人の行動原理は向上心にあるのではなく妬みである、という信念だ。何百万人ものアメリカ人は隣人に対し自分らと同じように愛するのではなくむしろ邪念を持っている、というものだ。極左の人々は、そういうアメリカ人の悪い点を矯正するために連邦政府が国民の生活すべてに関与すべきだと信じている。
> 彼らはアメリカ人がどういう生活をすべきか、どのように働くべきか、どのように子供を育てるべきか、具に指示すべきだと信じているーーそしてその過程において国民の自由、繁栄、安全保障を奪うことに繋がる。彼らのやりたいことは政府が何もかもコントロールするということに基本を置いている;我々は国民の自由を基本においている。(引用終わり)

 なるほどこの演説を聞くと、民主党と共和党の違いの深刻さがよくわかりました。

 実は先日、アメリカ民主党は完全に左翼に乗っ取られたという記事を読んだのですが、実際その通りのようですね。
 
 日本の民主党と違ってアメリカ民主党は自由と民主主義を希求する政党でその意味では共和党と同じでした。
 但し共和党がより現実主義で穏健なのに対して民主党は原理主義的で過激と言う違いでした。

 ところがいつの間にかその理想主義に付け込まれて、極左が入り込み、乗っ取られてしまった感があります。
 だからこそ彼等はトランプ大統領を、狂気のごとく憎悪しているのでしょう。
  1. 2020-09-19 11:55
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 小川淳也議員

> いま評判の
> 小川淳也議員は菅総理が
> ・出自の農家は貧しかったのか、裕福だったのか?が重要だと
> ①「どういう人間かは、どういう生い立ち、どういう環境かに規定される」②「どういう人物が、どういう政策に情念を持つかを規定する」
>
> のだそうで、本人は
> 東京大学法学部卒業。東大卒業後の1994年4月、自治省(現:総務省)に入省する。
> だそうだけど、どんな人間なんだろう?よっぽど酷い人生(社会体験)を送ってきたのか?勉強だけして来たのか?
> こんなのと人生で交錯しなくてよかったなー
>
> そう言えば「このはげー!」を社会に曝られて地獄をみた、豊田真由子さんってすごくカワユイ人なんですね、環境と人付合いが人を狂わすんですね。

 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、「このはげー!」には菅首相も切れるのでは?

 立憲民主党って高学歴だけれど、何か欠けている人間のコレクションみたいな政党ですもんね。
 
 この人も自分達の何が欠けていて支持されないかを一生理解でになんでしょうね。
  1. 2020-09-19 12:04
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> もうだいぶ前、当時まだマルクス経済学が幅を広げていた頃、出版社が高名な老マル経学者に現在の愛読書を問うと「童話」と答えました。
>
> 思うにこの学者は理屈を立てるのに草臥れたのだと想像します。
>
> 現代の人権だ差別だという話も、後にはマルクス経済学のように詭弁の正当性を見限るときが来るのではないかと想像します。こういう「心情」から社会を論じるのは「破綻」の積み上げでしか成り立ちえない、と愚考するからです。
>
> やっぱりお伽噺の世界に帰るのがいいと思いました。そうでない、と言うなら「白人神授説」を公理と認めるべきではないですか?暴論を前提としなければ理屈は積みあがらない。人文科学に「公理」ってあるのでしょうか。ないと思います。

 実はワタシは大学に入って人文科学が「科学」だと言われて驚いたのです。
 科学と言うのは再現性・論理性・実証性が必要なのですが、人文科学ってそもそもそれが不可能でしょう?

 だから「科学的社会主義」とか言われても「え、何で?」としか思えないのです。

 でもおとぎ話と言うなら、その通りだと思います。
  1. 2020-09-19 12:07
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

>実は先日、アメリカ民主党は完全に左翼に乗っ取られたという記事を読んだのですが、実際その通りのようですね。
>日本の民主党と違ってアメリカ民主党は自由と民主主義を希求する政党でその意味では共和党と同じでした。
>但し共和党がより現実主義で穏健なのに対して民主党は原理主義的で過激と言う違いでした。
>ところがいつの間にかその理想主義に付け込まれて、極左が入り込み、乗っ取られてしまった感があります。
 >だからこそ彼等はトランプ大統領を、狂気のごとく憎悪しているのでしょう。

 ヴェノナ文書により、ルーズベルト政権には共産主義者のスパイが入り込んでいたのが明らかになりましたよね。その後も、ゆっくりと共産主義者が入り込んでいったのではないでしょう。

トランプ支持を考えている黒人有権者は、黒人では無い。
https://www.bbc.com/japanese/52780518
こういった発想が左翼らしいですよね。



  1. 2020-09-20 09:38
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  3. 雄の三毛猫 #-
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Re: タイトルなし

> >実は先日、アメリカ民主党は完全に左翼に乗っ取られたという記事を読んだのですが、実際その通りのようですね。
> >日本の民主党と違ってアメリカ民主党は自由と民主主義を希求する政党でその意味では共和党と同じでした。
> >但し共和党がより現実主義で穏健なのに対して民主党は原理主義的で過激と言う違いでした。
> >ところがいつの間にかその理想主義に付け込まれて、極左が入り込み、乗っ取られてしまった感があります。
>  >だからこそ彼等はトランプ大統領を、狂気のごとく憎悪しているのでしょう。
>
>  ヴェノナ文書により、ルーズベルト政権には共産主義者のスパイが入り込んでいたのが明らかになりましたよね。その後も、ゆっくりと共産主義者が入り込んでいったのではないでしょう。
>
> トランプ支持を考えている黒人有権者は、黒人では無い。
> https://www.bbc.com/japanese/52780518
> こういった発想が左翼らしいですよね。

 アメリカ民主党の支持団体の多くが労働組合であること、共和党に比べたらリベラル、つまり個人の人権や自由をより重視すること、また理想主義的であることなどから、共産主義者が入り込みやすい政党だったのでしょうね。

 日本の場合は社会党や共産党と言う共産主義者の政党ができてしまったので、自民党だけが政権を取り続けるという事になったのですが、アメリカの場合は共産主義者がジワジワと民主党に入り込むという事になったようです。
  1. 2020-09-20 11:57
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  3. よもぎねこ #-
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白人は生まれた時からレイシスト

こういうセミナーのビデオの一部を見ましたが、腹が立ちましたよ。もしあんなセミナーに強制参加させられたら、私ならその場で立ち去ります。トランプ大統領はこういう偏向セミナーは連邦政府職員(つまり公務員)に強制してはいけないという大統領命令を下しました。

民間企業がどのようなセミナーを行うかは彼らの勝手ですが、私が社員なら人種差別を促進するとか嫌悪的な職場を作っているとして雇用主を訴えると思いますね。いや、実際社員は訴えるべきです。これこそレイシズムの最たるものじゃないですか。

こんなセミナーを強制するような職場で人種間の関係が良くなるとはとても思えません。かえって白人らによる黒人への嫌悪感が生まれてしまうだけです。
  1. 2020-09-21 02:14
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  3. 苺畑カカシ #-
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Re: 白人は生まれた時からレイシスト

> こういうセミナーのビデオの一部を見ましたが、腹が立ちましたよ。もしあんなセミナーに強制参加させられたら、私ならその場で立ち去ります。トランプ大統領はこういう偏向セミナーは連邦政府職員(つまり公務員)に強制してはいけないという大統領命令を下しました。
>
> 民間企業がどのようなセミナーを行うかは彼らの勝手ですが、私が社員なら人種差別を促進するとか嫌悪的な職場を作っているとして雇用主を訴えると思いますね。いや、実際社員は訴えるべきです。これこそレイシズムの最たるものじゃないですか。
>
> こんなセミナーを強制するような職場で人種間の関係が良くなるとはとても思えません。かえって白人らによる黒人への嫌悪感が生まれてしまうだけです。

 ワタシもこの理論を読んでいて腹が立つのを通りこしてアタマがクラクラしました。

 でも、もしカカシさんがこの研修を受けさせてられて、講師に抗議したら、講師はどうするんでしょうね?

 この研修で白人がショックで泣きだしたら、講師は慰める代わりに更に糾弾するみたいですが、非白人から「お前こそレイシスト」だと言われたら、何と言い返すのでしょうか?
 
 ちょっと知りたい気がします。
  1. 2020-09-21 11:29
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  3. よもぎねこ #-
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