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2020-09-14 12:45

尖閣諸島についてのアメリカの本心を憶測する

 8月始めのことですが、中国政府が尖閣諸島近海への中国漁船出漁について「日本には止める資格はない」と宣言した事は皆様覚えていらっしゃるでしょう?

 この時多くの人が、いよいよ尖閣有事が起きるのでは?と思いました。
 ワタシもこれは大変な事になると思いました。

 しかし結局、あの後中国漁船が尖閣に来ることもなく、またこれと言った事件も起きていません。

 何でそうなったのか?

 それはあの後、東シナ海で日米合同軍事演習が行われたからです。

 つまりドナルドレーガン始め米海軍の艦艇と、海上自衛艦が東シナ海に展開したので、中国海軍は尖閣近海に出てくる事ができなくなったのです。
 そうなると漁船だけを送ってもどうしようもないんですね。

 実は中国が「日本に止める資格はない」などと言う前、4月頃から中国公船が尖閣諸島に近づくときには、その後ろに中国海軍のミサイル艇が展開してました。
 また中国本土では対艦ミサイルが展開していました。
 
 尖閣領海侵入時にミサイル艇展開 中国軍が海警局と連動

 日本国内には尖閣に海上保安庁ではなく、自衛艦を出すべきだという意見もあったのですが、しかし中国側はその前から海軍が出動する体制になっていたのです。

 こういうところに自衛艦を出したらどうなるか?

 自衛艦が中国の漁船や公船と揉めれば、速攻で中国ミサイル艇が出てきて、自衛艦がそのミサイル艇を攻撃したら、今度は中国大陸から自衛艦にミサイルが飛んでくるという事でしょう?

 これっても完全に日中戦争ですよね?
 それも超限戦とかじゃなくて、古典的な海戦です。
 そうなると中国は核保有国、それも膨大な核兵器を保有している国ですから、何が起きるかわかりません。

 でも中国側がミサイル艇まで展開して戦格侵略を図るなら、日本側も自衛艦を展開するしかないのです。

 だからこれを止めるには、アメリカとしては東シナ海で日米合同軍事演習という名目で、米海軍を出動させて、中国海軍が来るならアメリカと戦争なると警告するしかなくなったのです。

 これは日米中全てに一番良い解決法ですよね?
 これでアメリカの尖閣諸島の問題への立ち位置も極めて明確になりました。 

 それでとりあえず当面は中国による尖閣侵略活動は下火になるでしょう。

 ワタシは安倍総理の持病を悪化させたストレスの元の一つがこれで、そしてアメリカの介入が明確になった事で、安倍総理の辞任を決意できたのではないかと思います。

 で、こういうのを見ると尖閣についてのアメリカの本音も見えてきます。

 アメリカの本音、それは

 尖閣から戦争になってほしくない!!
 でも尖閣を中国に取られては困る

 これだけです。

 これは当然です。
 尖閣諸島は日本の領土です。
 大統領からホームレスまで全てのアメリカ人からすれば、日本領土、しかも小さな無人島の為に、アメリカが戦争に巻き込まれるのなんて真っ平です。

 しかし日米同盟がありますから、尖閣をめぐって日中で戦争が始まれば放っておくわけにもいきません。

 しかも日本は憲法9条の縛りで攻撃的兵器や、まして核兵器は持っていないので、本当に日中が戦争になれば、米軍が助けないと負けて尖閣を取られる可能性も高いのです。

 中国が日本から尖閣諸島を奪い、そこに基地を作ったら?
 
 尖閣諸島は台湾にも沖縄にも近く、台湾や沖縄を攻略するには絶好の基地になります。
 更に尖閣諸島に潜水艦基地を作られると、中国海軍の潜水艦が太平洋に出るのを止められれなくなります。

 中国の潜水艦が太平洋に出るには東シナ海を抜けなければならないのですが、東シナ海は水深200mぐらいしかなくて、ここを航行中の潜水艦は簡単に発見することができます。

 しかし尖閣諸島の直ぐわきには水深1万m、世界一深い沖縄トラフがあり、尖閣を出港した潜水艦は直ぐこの沖縄トラフにはり、沖縄トラフを通って太平洋に出る事ができます。
 こうなるとアメリカの太平洋の制海権が、危うくなります。

 だから尖閣諸島が中国の物になるのは絶対に困るのです。

 つまりアメリカとしては、とにかく尖閣有事は起きてほしくないのです。
 
 保守界隈では「尖閣に公務員を常駐させろ」とか、「海上保安庁の巡視船ではなく自衛艦を出せ」などと言う勇ましい意見が出ています。

 しかしアメリカ側からすれば、「そ、そんな勇ましい事をやって戦争になったらどうするんだよ? オレ、困るよ。」というのが本音でしょう?
 
 勿論、現在のトランプ政権は中国との対決姿勢を鮮明に打ち出しています。
 しかしだからと言って、いきなり日本が中国と戦争を始めて、それで日本に加勢するなんてことは考えていないのです。

 それどころか中国との戦争なんて、人類史上最悪の核戦争になる可能性があるのですから、何が何でも回避する事を第一に考えるしかないのです。

 だからアメリカは尖閣は守る、しかし軍事衝突は断固阻止という方針で、日本政府に介入していると思います。

 その結果が今回の東シナ海での日米合同軍事演習でしょう。
 
 つまり

 いざとなったら米軍がでてやるから、日本は中国と勝手に喧嘩すんな!!

 というわけです。

 そして今のところ、これが一番、安全確実な戦争回避の方法です。

 中国は面子の国です。 
 そして中国共産党政権は中国国内では勝手に、「中国は日本なんかよりはるかに強いアル!!」で盛り上がっているので、自衛艦が出てくるから中国海軍を引っ込めるなんてできないのです。

 まして中国海軍艦艇が自衛艦に撃沈されるようなことがあれば、核兵器でも何でも使って日本をやっつけないと、中国共産党政権の面子が潰れます。

 でもさすがに米軍に勝てるとは言えないので、米軍が出てくれば逃げ出しても面子が潰れるわけではないのです。

 だからここは米軍に出てもらうのが、戦争回避の一番安全確実な方法だったのです。

 勿論この方法が未来永劫有効だとは限りませんが。

 ともあれこれでこの夏の尖閣有事は回避できたのです。 
 そしてこれで当面、尖閣に関してアメリカの対中対応も決まったので、安倍さんとしてはひとまず安心して、辞任できたのです。

 因みに、これは実は10年前の尖閣近海での中国漁船衝突事件の時も同じでしょう?
 
 あの事件でアメリカは尖閣を日米安保条約5条の適用を明確化しました。
 しかしその時、状況説明に渡米した前原と仙谷に対して国務長官だったクリントンは「尖閣について日米安保条約を適用するけれど、これからもことを荒立てるな。」と言ったそうです。

 これはアメリカとしては当然でしょう?
 そしてこの方針はトランプ政権も変わらないでしょう。

 だから日本政府の尖閣対応には実は今もアメリカに厳しく監視干渉されているのではないでしょうか?

 因みにこのようなアメリカの対中姿勢は、尖閣に限りません。
 日本そのものに対しても同様だと思います。

 つまり

 日本を中国に奪われるのは絶対に困る
 日本が勝手に中国と戦争するのも困る
 
 だから例えば首相の靖国参拝などにも干渉してきたわけです。
 
 だって中国が自分で、日本の首相が靖国神社に参拝すると、中国国家主席の面子が潰れるという体制を作ってしまいました。
 中国は面子の国ですから面子が潰れては、国家主席の地位も権威も吹き飛んでしまいます。
 
 だったら中国側としては面子を守る為なら何をするかわかりません。
 そうなるとアメリカだって、日本の首相の靖国参拝を止めたくなりますよね?

 で毎年これを続けた結果、日本の首相の靖国神社参拝の破壊力は、毎年積みあがっているのです。 
 それで今ではレバノンの肥料倉庫みたいなっているのでは?

 だからイヨイヨ、アメリカが中国共産党政権に引導を渡すときには、まず日本の首相が靖国神社に参拝するのだろうと思っています。
 
 面子を潰され権威を喪った政権なら潰すの簡単ですから。
 
  1. 特亜
  2. TB(0)
  3. CM(12)

コメント

米国の思惑としてはいずれ破綻が見えている相手に戦力を使いたくはないというところでしょう。
支那国というのは膨張する風船のようなもので囲んで相手が手を出せないようにしつつ
破裂するのを待つというのが日米の基本戦略でしょう。
現代の戦争においては終わらせた後の始末をやらねばならず、軍事費以上のお金が必要になります。
また、直接打ち負かした場合、恨みを抱かれることになり禍根を残すことになります。
戦争など基本的に面倒でウケが悪いことしかないため、やらないに越したことはありません。
それよりも迎え撃つ姿勢を見せて牽制しつつ自滅を待つ方が効率がいいのです。
理想としては相手の力を削ぎつつ動いた時にはもう手遅れという感じでしょうか。
  1. 2020-09-14 13:30
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  3. 太朗 #cRy4jAvc
  4. 編集

トランプ前とトランプの時代

或いは現在での民主党政権と共和党政権とで米国の対応は、
前者がグローバル路線でChinaTとの共生関係を、後者がそれを
文革以前に戻すことを狙うという点で180度違う。
文革以前に戻すという事はChinaを軍事的・経済的に封じ込める
という事で、トランプ政権としては軍事衝突「上等」である。
6代目山口組と神戸山口組の対立を見れば分かる様に武力衝突は
常に上位オプションにある。

対して、習近平は人民解放軍の実践における力に不安を持っており、
局地戦の敗退から総崩れになることを恐れている。核は全世界と
全面戦争する気が無ければ使えない(使うかもしれんが)。
そのため、習近平は全ての艦船に米国に対して敵対行動を
取らないように厳命している。

元々Chinseは正面戦争が苦手であり、代わりに裏口からの戦争
を仕掛けている。金融やITでの覇権掌握がそれで、AntifaやBLM
は別機動部隊だと見做されている。これらのテロリストの背後に
バフェットがいるとされているが、彼はグローバリストであり、
Chinaとの親和性が高い。なにしろChinaはグローバリストの
優等背である。ちなみに、それゆえにグローバリストはChinaと
親和性が高く、現首相も例外ではない。

日本は米中が戦争状態にあると考えて国内体制を整えねばならない
のだが、政界・財界ともあやしい。NHKなぞは日本が反Chinaに
ンらないように必死の工作をしている。
  1. 2020-09-14 18:51
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

米国は戦争(武力行使)は避けたいでしょう
ただ尖閣諸島、沖縄は中国には渡せないし多数の工作員を中国から送り込まれて知事まで中国よりの沖縄には苛立ってるでしょう
集近閉ウィルスでグローバルへの見直しが進んでます
中国は暴発はしないと思ってますけど…瀬戸際外交も考慮に入れて置かないと

菅さんが総裁に選出されました、石破は議員票は取れず岸田氏に負けてますね
閣僚・党内人事で官房長官と幹事長が気になります
河野太郎幹事長の声が出てますね。2Fは幹事長継続を要求するでしょうけど米国に睨まれてるので来年の選挙を考えると?ですかね
人事に期待してます
  1. 2020-09-14 22:20
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  3. are #FXbBe/Mw
  4. 編集

>米国は戦争(武力行使)は避けたいでしょう

米国の軍艦が台湾海峡を通ってみたり、南シナ海でChinaを
挑発しているのはなぜだろうか。それに対して習近平が
人民解放軍に「先に米国に打つな」と命令しているのはなぜ
だろうか。習近平は闘争にかけては無能ではない。
米国の意図を察知しているからだと考えるのが当然。

日本はトランプ大統領の本気度を軽くみている。
彼は言ったことはそれなりに実行してきている。
  1. 2020-09-14 22:49
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

チト怖い

こんにちは。

他の方の様に、小難しいことは言いません。まあ、それだけの知識も学もありませんし、都市伝説的な陰謀論をこちらで執拗にコメントにて唱えても意味がありませんしね。

ただ、現代中国は総人口14億人とも言われています。仮に、中共政権が崩壊したとして、14億人もの人々が何をしでかすか・・・想像するだけで、チト怖いですよね。
  1. 2020-09-15 12:02
  2. URL
  3. 裏の桜 #-
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Re: タイトルなし

> 米国の思惑としてはいずれ破綻が見えている相手に戦力を使いたくはないというところでしょう。
> 支那国というのは膨張する風船のようなもので囲んで相手が手を出せないようにしつつ
> 破裂するのを待つというのが日米の基本戦略でしょう。
> 現代の戦争においては終わらせた後の始末をやらねばならず、軍事費以上のお金が必要になります。
> また、直接打ち負かした場合、恨みを抱かれることになり禍根を残すことになります。
> 戦争など基本的に面倒でウケが悪いことしかないため、やらないに越したことはありません。
> それよりも迎え撃つ姿勢を見せて牽制しつつ自滅を待つ方が効率がいいのです。
> 理想としては相手の力を削ぎつつ動いた時にはもう手遅れという感じでしょうか。

 ええ、戦争は勝っても後が大変なんです。

 マジに第一次湾岸戦争なんて後を考えないで戦争をしたら勝っても大変な目に遭うという事の見本ですもんね。

 しかしこれを見ると中国と戦争をしてたとえ核戦争を回避できても、その後をどうするかを考えると、アメリカの首脳も頭がクラクラするでしょう。
  1. 2020-09-15 13:14
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: トランプ前とトランプの時代

> 或いは現在での民主党政権と共和党政権とで米国の対応は、
> 前者がグローバル路線でChinaTとの共生関係を、後者がそれを
> 文革以前に戻すことを狙うという点で180度違う。
> 文革以前に戻すという事はChinaを軍事的・経済的に封じ込める
> という事で、トランプ政権としては軍事衝突「上等」である。
> 6代目山口組と神戸山口組の対立を見れば分かる様に武力衝突は
> 常に上位オプションにある。
>
> 対して、習近平は人民解放軍の実践における力に不安を持っており、
> 局地戦の敗退から総崩れになることを恐れている。核は全世界と
> 全面戦争する気が無ければ使えない(使うかもしれんが)。
> そのため、習近平は全ての艦船に米国に対して敵対行動を
> 取らないように厳命している。
>
> 元々Chinseは正面戦争が苦手であり、代わりに裏口からの戦争
> を仕掛けている。金融やITでの覇権掌握がそれで、AntifaやBLM
> は別機動部隊だと見做されている。これらのテロリストの背後に
> バフェットがいるとされているが、彼はグローバリストであり、
> Chinaとの親和性が高い。なにしろChinaはグローバリストの
> 優等背である。ちなみに、それゆえにグローバリストはChinaと
> 親和性が高く、現首相も例外ではない。
>
> 日本は米中が戦争状態にあると考えて国内体制を整えねばならない
> のだが、政界・財界ともあやしい。NHKなぞは日本が反Chinaに
> ンらないように必死の工作をしている。

 中国が怖いのはあの国の文化と政権の倫理レベルから、人類の為に核戦争は回避しようという意思は期待できない事です。

 そういう事を無視して「軍事衝突上等」なんて言える感覚にはついていけません。
  1. 2020-09-15 13:16
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 米国は戦争(武力行使)は避けたいでしょう
> ただ尖閣諸島、沖縄は中国には渡せないし多数の工作員を中国から送り込まれて知事まで中国よりの沖縄には苛立ってるでしょう
> 集近閉ウィルスでグローバルへの見直しが進んでます
> 中国は暴発はしないと思ってますけど…瀬戸際外交も考慮に入れて置かないと

 中国は現在でも瀬戸際外交でしょう?
 中国の外交を見ていると、条約の順守など最低限の倫理感覚は最初からないまま、相手国を挑発するようなことをやり続けたのですから。

> 菅さんが総裁に選出されました、石破は議員票は取れず岸田氏に負けてますね
> 閣僚・党内人事で官房長官と幹事長が気になります
> 河野太郎幹事長の声が出てますね。2Fは幹事長継続を要求するでしょうけど米国に睨まれてるので来年の選挙を考えると?ですかね
> 人事に期待してます

 第一次菅内閣は最初から短命内閣です。 だって早ければ来月、遅くとも年明けには衆議院の解散と言われます。
 だから菅さんはベストメンバーを入閣させないでしょう。

 因みに官房長官は加藤厚労相に決まったようです。

 どのみちワタシは河野太郎は絶対官房長官にしないと思います。

 だって官房長官は影で首相を支える仕事なのですが、しかし河野太郎という人は、発信力はあるのですが、首相への野心がむき出しで自分第一でしょう?
 こういう人に女房役は無理ですよ。
  1. 2020-09-15 13:24
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: >米国は戦争(武力行使)は避けたいでしょう

> 米国の軍艦が台湾海峡を通ってみたり、南シナ海でChinaを
> 挑発しているのはなぜだろうか。それに対して習近平が
> 人民解放軍に「先に米国に打つな」と命令しているのはなぜ
> だろうか。習近平は闘争にかけては無能ではない。
> 米国の意図を察知しているからだと考えるのが当然。
>
> 日本はトランプ大統領の本気度を軽くみている。
> 彼は言ったことはそれなりに実行してきている。

 だからと言ってトランプはただちに中国と戦争する気はないでしょう。
 トランプとしては戦争をしないで中国経済を潰し、中国が老衰で死ぬように持って行くでしょう。
  1. 2020-09-15 13:26
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: チト怖い

> こんにちは。
>
> 他の方の様に、小難しいことは言いません。まあ、それだけの知識も学もありませんし、都市伝説的な陰謀論をこちらで執拗にコメントにて唱えても意味がありませんしね。
>
> ただ、現代中国は総人口14億人とも言われています。仮に、中共政権が崩壊したとして、14億人もの人々が何をしでかすか・・・想像するだけで、チト怖いですよね。

 ワタシも怖いです。

 中国共産党政権が崩壊して、あの国が無政府状態・内乱状態になれば、周辺国へ流れ出す「難民」だけで大変な数になります。
 その上大量の原発や核兵器の管理をどうするのか?
 
 これを考えるとソ連崩壊どころではありません。

 だから中国は共産党政権は温存して、封じ込めたまま老衰に追い込むしか方法がないと思います。
  1. 2020-09-15 13:32
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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コロナ禍のおかげで

根拠らしい根拠のない全く個人的な感想文ですが、コロナ禍は全世界にとってはトンデモない災難でしたが、日本を始め中国の海上進出に悩まされる国々にとっては「神風」かも?

これまた根拠のない印象論ですが、それはアメリカが尖閣問題に対して「真面目」に考えるようになってきた気がすること。数年前まではアメリカが反中に傾きつつあるといっても企業は中国に甘々だったし、ハリウッドなどは露骨に中国に忖度してました。
元々欧米人にとってアジアといえば中国で、彼らは中国に関してはすごく過大評価する傾向がありました。

一応、「約束」「仕事」だからヒラリーも他のアメリカの要人も話を振られれば

「日米安保条約5条」を適用すると言わざるえないけど

こちらから話を振らない限りは何も語らない、つまり
「知るかよ、そんな無人島、俺を面倒に巻き込むんじゃねーよ」みたいな態度が今より露骨だった気がするのです。
もちろん、おっしゃる通り

いざとなったら米軍がでてやるから、日本は中国と勝手に喧嘩すんな!!
尖閣から戦争になってほしくない!!

という本音は今も昔も、オバマもトランプも変わらないでしょうけど、

でも尖閣を中国に取られては困る

ということに関して真剣にアメリカ側が考えるようになったのは最近のような気もします。

やはり、コロナ禍での中共の隠蔽、責任転嫁、上から目線、過ちを認めない傲慢さが世界的に顰蹙を買って、欧米の、それこそ親中と思われていたドイツ(尖閣は中国領と主張するメディアまであった)だとか、(中国の問題に)無関心だった英国の世論までが変わってきた、つまり欧米諸国が中国の天下取りはヤバいと真剣に考えだした影響が大きいのでは?と。

BBCなんてこんな番組まで放送するし

https://www.youtube.com/watch?v=166ZyVlBG2Q

駐英中国大使、BBC番組でウイグル人の強制収容否定 ビデオを見せられ

番組そのものは評価するけど、ウィグルやチベットの人権も南シナ海や尖閣などの中国の強引な海洋進出も昔からあった問題だろ、今頃、「新発見」したようにいうのも何だかなぁ・・なのですが、こうした欧米、特に英米の対中世論の変化は日本にとっては「ラッキー」だったんじゃ?と。

前でもコメントした自論ですが、やっぱり中国って外交が下手くそとしか思えません。


  1. 2020-09-15 21:43
  2. URL
  3. prijon #-
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Re: コロナ禍のおかげで

> 根拠らしい根拠のない全く個人的な感想文ですが、コロナ禍は全世界にとってはトンデモない災難でしたが、日本を始め中国の海上進出に悩まされる国々にとっては「神風」かも?
>
> これまた根拠のない印象論ですが、それはアメリカが尖閣問題に対して「真面目」に考えるようになってきた気がすること。数年前まではアメリカが反中に傾きつつあるといっても企業は中国に甘々だったし、ハリウッドなどは露骨に中国に忖度してました。
> 元々欧米人にとってアジアといえば中国で、彼らは中国に関してはすごく過大評価する傾向がありました。
>
> 一応、「約束」「仕事」だからヒラリーも他のアメリカの要人も話を振られれば
>
> 「日米安保条約5条」を適用すると言わざるえないけど
>
> こちらから話を振らない限りは何も語らない、つまり
> 「知るかよ、そんな無人島、俺を面倒に巻き込むんじゃねーよ」みたいな態度が今より露骨だった気がするのです。
> もちろん、おっしゃる通り
>
> いざとなったら米軍がでてやるから、日本は中国と勝手に喧嘩すんな!!
> 尖閣から戦争になってほしくない!!
>
> という本音は今も昔も、オバマもトランプも変わらないでしょうけど、
>
> でも尖閣を中国に取られては困る
>
> ということに関して真剣にアメリカ側が考えるようになったのは最近のような気もします。
>
> やはり、コロナ禍での中共の隠蔽、責任転嫁、上から目線、過ちを認めない傲慢さが世界的に顰蹙を買って、欧米の、それこそ親中と思われていたドイツ(尖閣は中国領と主張するメディアまであった)だとか、(中国の問題に)無関心だった英国の世論までが変わってきた、つまり欧米諸国が中国の天下取りはヤバいと真剣に考えだした影響が大きいのでは?と。
>
> BBCなんてこんな番組まで放送するし
>
> https://www.youtube.com/watch?v=166ZyVlBG2Q
>
> 駐英中国大使、BBC番組でウイグル人の強制収容否定 ビデオを見せられ
>
> 番組そのものは評価するけど、ウィグルやチベットの人権も南シナ海や尖閣などの中国の強引な海洋進出も昔からあった問題だろ、今頃、「新発見」したようにいうのも何だかなぁ・・なのですが、こうした欧米、特に英米の対中世論の変化は日本にとっては「ラッキー」だったんじゃ?と。
>
> 前でもコメントした自論ですが、やっぱり中国って外交が下手くそとしか思えません。

 ええ、ワタシもコロナは厄病神様だったと思います。
 
 トランプ大統領はコロナで一気に対中強硬策を打ち出しましたが、考えてみるとコロナで否応なしに中国との往来が途絶したからこれができたのです。

 中国人の観光客がドンドンきて観光業者がホクホクし、中国への投資や輸出入が盛んな時なら、簡単には中国を叩けなかったでしょう。

 コロナで中国との交流が切れて、アメリカ人全部がコロナでブチ切れている時だからこそ、一気に攻勢をかける事ができたのです。
  1. 2020-09-15 22:20
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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