なんと現在沖縄県は軽症者や無症状者を隔離する為のホテルを一室も確保していません。
赤が不足都道府県
上記の記事と表は7月21日の日経新聞の物ですが、記事によると現在、全国23都道府県で軽症者用の宿泊施設が不足しているとのことですが、しかし0室しか確保してないというのは沖縄県だけです。
沖縄県は最近まで感染者が非常に少ないかった事は確かです。 そしてホテルの確保が進んでいない県は概ねこれまで感染者が少なかった県です。
しかし7月29日まで感染者0だった岩手県だって85室は確保しているのです。
一方沖縄県はダイアモンドプリンセス号来航時から感染者が出ていました。
また沖縄県知事玉城デニーはひたすら「基地が~~!!」とわめく事だけを仕事にしてきたのですが、確かに沖縄県には米軍兵士2万5千人が駐留しています。
そしてアメリカでは深刻な感染爆発が起きており、米軍兵士はアメリカ本土と直接往来できる立場なのですから、このコロナウィルス感染問題についていえば、在沖米軍基地というのは間違いなく大きなリスク要因なのです。
このような状況を考えれば沖縄県はむしろ、他県に先駆けて軽症者用宿泊施設の準備をしておくべきだったとしか思えません。
そしてこれは日本政府も懸念しており、繰り返し沖縄県に宿泊施設の確保をするようにと訴え続けました。
因みに宿泊施設借り上げの費用は全額日本政府が負担するので、沖縄県の負担は一切ないのです。
これについて沖縄県側は、ホテルと交渉しているが、費用面で折り合わないと言っています。
夏の観光シーズンでホテル側はかき入れ時なので、一室7万円に設定しているホテルもあるが、沖縄県側は1万円しか提示しナ・・・・・などという情報が出ていました。
しかしこれは奇妙な話です。
なぜなら沖縄の主要ホテルは実はコロナパンデミックに関係なく一昨年から稼働率が8割を切っており、経営が苦しい状態でした。
そしてそれがコロナパンデミックで、今年の3月には稼働率が4割を切ってしまい「いつまで耐えられるか?」と言われている状況になったのです。
で、その後4月には緊急事態宣言ですが、その緊急事態宣言解除間もなく、また感染者の増加が始まったのです。
これでは3月以降沖縄のホテルの稼働率が上がったとは思えません。
尤もこれは沖縄県だけの問題ではなく、全国すべてのホテル旅館業が同様の状況です。
このままでは全国のホテル旅館業は全滅してしまう・・・・・・。
だからこそ政府もリスクを承知でGO TOキャンペーンをやらざるを得ないのです。
それじゃこの状況で「かき入れ時」なんて言っているホテルや旅館があるんでしょうか?
「かき入れ時」だから普段の何倍もの宿泊料をふっかても客が来るなんて思っているホテルがあるんでしょうか?
むしろGO TOキャンペーンがあっても多くの人はまだ旅行には慎重で、しかもそのGO TOキャンペーンから東京は除外されてしまいました。
人口が多いばかりではなく富裕層も多い東京からの客は期待できないのです。
勿論、中国始め海外のからの客はこの先何年も戻らないでしょう。
こういう状況で一体どれほどの客が期待できるのでしょうか?
むしろ殆どのホテルは軽症者用宿泊施設として借り上げてもらえる事を期待しているのではありませんか?
だって軽症者用宿泊施設になれば、一棟丸ごと数か月単位で借り上げて貰えて、その間い受け入れが軽症者の人数に関係なく、それどころか受け入れゼロ人でも、ちゃんと賃料を払ってもらえるのです。
その賃料で従業員の給料も建物の維持費も賄えるのです。 そして返還時にはちゃんと政府で責任をもって消毒してくれます。
これってもホテルを助ける為にやってるみたいな政策でしょう?
今の状況でこれを拒否するホテルってあるんでしょうか?
実際、この件について菅官房長官が7月29日に沖縄県の対応を問題したら、なぜか突然沖縄県側は「ホテルは確保した」と言い出しました。
7月29日にはゼロだったけれど、7月30日から確保に動いたというのです。
ああ、そう。
つまりホテルと値段でもめたとかって完全に嘘だったのね。
そうだよね。
この状況で県がホテルを借り上げてくれるというのに、拒否するホテルなんかあるわけないでしょう?
だったら何でさっさとやらなかったの?
しかし玉城デニーって何を考えているんでしょうか?
こうやって宿泊施設の確保を散々にさぼり続けたのに、一方で盛大なPCR検査をやり始めたのです。
希望者に無制限にPCR検査をすると、希望者が殺到して大混乱って、これまで世界中で感染爆発した国や地域でお決まりのパターンではありませんか?
検査希望者が大量に集まって3密状態になるうえに、当然だけれどその中には本物の感染者の混じってるのです。
これじゃ検査が集団感染の原因になるでしょう?
それなのに「予想外」って一体何を予想していたのでしょうか?
そしてこのウィルスのPCR検査をすれば、無症状の人や既に完治した人など、まったく治療の必要のない「感染者」が、実際に治療の必要な感染者の何十倍も見つかる事は既にわかっています。
だからPCR検査をすればするほど「感染者」が増えていきます。
一方このウィルスは第二種感染症ですから。検査で陽性になり「感染者」とわかれば、その人を隔離しなければなりません。
つまり大量検査をするのであれば、そうした大量の無症状・超軽症などの感染者を隔離する施設を用意しておかないと、速攻で病院がパンクして医療崩壊するのです。
ところが呆れた事に、玉城デニーはこの軽症者の用の宿泊施設は7月29日に菅官房長官にどやされるまでは全く確保することさへ考えていなかったのです。
だから沖縄の病院は既に飽和状態になり、新規感染者への対応不能になっているのです。
つまりこれが玉城デニーの行政能力なんですよね。
でも左翼とマスコミってこの手の人間が大好きなのです。