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2020-07-24 21:48

報復? 中国、成都のアメリカ領事館閉鎖命令

 中国が成都のアメリカ領事館の閉鎖命令を出しました。
 なんかすごい数の警官が成都のアメリカ領事館を囲んでいます。

 これはアメリカ政府がヒューストンの中国領事館を閉鎖させた「報復」だそうです。

 しかしねえ・・・・・。
 これ報復になるんですか?
 
 そもそも成都のアメリカ領事館って現在機能しているのでしょうか?

 だってアメリカ政府は1月31日に、武漢ウィルス感染拡大防止のために中国への渡航を禁止したのですが、この時同時に北京の米大使館と、成都、広州、上海、瀋陽の領事館についても、コロナウイルスの感染拡大が引き続き懸念されるとして、緊急要員を除く職員の退避を許可したのです。

 この後、中国諸都市は次々と封鎖されて、中国国内の交通も殆ど停止状態になりました。
 これだと在中アメリカ人は帰国したくても帰国の手段がなく、しかもこのような場合にアメリカ人をサポートしてくれるはずの大使館や領事館が、実質的に機能停止になったのですから非常に困ったでしょうね?
 
 それでワタシはこの時「トランプ大統領は在中アメリカ人を見捨てても、これを機会に中国との関係を断つ」という判断をしたのだと思いました。

 つまり今後「中国に恋々としてるような奴は助けない」という姿勢を明確にしたのです。

 アメリカは実に明確に中国への離縁状を叩きつけたのです。

 これに対して中国側はこれを「薄情」と非難しました。 
 そりゃ中国はこれまで甘い言葉でアメリカを誑かして、アメリカに寄生してここまで巨大化してきたのです。 そしてまだ自活不能なのです。 それなのにその宿主に見捨てられるって死活問題でしょう?


 中国の新型肺炎発症者、1万人超す 報道官、米の渡航中止勧告を「薄情だ」と批判
2020.2.1 10:34 産経新聞
 前略

 一方、中国外務省は1月31日夜、米国が中国全土への渡航中止勧告を出したことについて「率先して悪い前例をつくった。本当に薄情だ」と批判する報道官談話を発表した。

 談話は、ロス米商務長官が新型肺炎を機に「北米に雇用が戻る動きが加速する」と発言したり、米高官が中国側の対応への不満を漏らしたりしたことを「非友好的な言説」と表現。「困難な時こそ人の本心がわかる。米側の言行は事実に合わず時宜にかなわない」と不快感を示した。


 しかし中国の泣き言にも拘らず、アメリカはますます薄情になって、この後もドンドン中国を締め付けています。

 一方、この後アメリカでも感染爆発が始まり、今度は中国側がほぼアメリカから渡航を禁止しました。

 その後もアメリカの感染は拡大しているし、アメリカの対中政策は益々強硬になっていますから、中国からの渡航制限等を緩めるどころではないのです。

 このような状況では、中国のアメリカ大使館、そして成都始め中国各地のアメリカ領事館に職員が戻ったとは思えませんし、また戻ったというニュースも聞いたことがありません。

 機能停止中、殆ど無人の領事館に閉鎖命令を出して、大勢の警官で取り囲むって、意味があるんですか?
 これがヒューストンの中国領事館閉鎖の報復になるんですか?

 それでも「報復」をやらなくてはならないのが今の習近平政権なのでしょう?
 
 それにしても中国は勇猛果敢にアメリカに喧嘩を売ったのですが、しかしこれが「報復」では最初から勝負がついているじゃないですか?

 逆に言えばトランプ大統領は、1月31日に中国へ渡航禁止命令を出し、その時点速攻で大使館や領事館の職員を引き上げた時点で、中国をボコボコにする覚悟を決めていたんじゃないかと思うのです。

 だってこうしておけば中国に人質を取られなくて済みますからね。

 1月31日に中国への渡航禁止をかけた直後に、在中アメリカ人を見捨てる形で、駐中国アメリカ大使館・領事館の職員を撤退させるって「冷酷だなあ・・・・・」と思いました。

 でも考えてみれば中国は平気で交渉相手国の国民を人質にとる国です。
 だから中国と喧嘩するとなれば、人質にされそうな人間はさっさと退避させるのが正解でしょう?
 そしてまた「もう在中アメリカ人なんか見捨てたから、アメリカ人を人質にアメリカと交渉したって無駄だぞ。」というメッセージを出しておいたほうが、結局在中米国人の安全につながるのです。

 これだと実はトランプ大統領は、実はこの時ちゃんと今後中国を締め上げる準備を完了していたんじゃないですか?
 
 トランプ大統領喧嘩上手すぎ!!

 それなのにアメリカの真意を理解できず、お気楽に喧嘩を売り続けたって、中国は甘すぎませんか?
 これじゃとてもアメリカに勝てないでしょう?

  1. 特亜
  2. TB(0)
  3. CM(10)

コメント

零細な領事館を狙ったのかも

先日妙法さんのヴログを聴いてて、報復のためにどこかの領事館を閉鎖しなきゃ中国としても面子が立たないだろうが、上海とか大きな領事館を閉鎖すると中国国内でも支障をきたすので、どっかどうでもいいような武漢あたりの領事館を閉めるんじゃないかと言ってましたが、結局その通りになったようです。

よもぎねこさんがおっしゃるように領事館には職員が居なかったのなら、人質にもとられず安心ですね。
  1. 2020-07-25 01:44
  2. URL
  3. 苺畑カカシ #-
  4. 編集

Re: 零細な領事館を狙ったのかも

> 先日妙法さんのヴログを聴いてて、報復のためにどこかの領事館を閉鎖しなきゃ中国としても面子が立たないだろうが、上海とか大きな領事館を閉鎖すると中国国内でも支障をきたすので、どっかどうでもいいような武漢あたりの領事館を閉めるんじゃないかと言ってましたが、結局その通りになったようです。
>
> よもぎねこさんがおっしゃるように領事館には職員が居なかったのなら、人質にもとられず安心ですね。

 なるほど妙法さんも予見されていたんですね。
 
 それにしても業務停止中で職員も殆どいない領事館に閉鎖命令を出して大勢の警官で取り囲むってもうお笑ですよね。
 
 しかし中国側はそれぐらいしか報復の方法がないのでしょう。
 これじゃアメリカに喧嘩を売っても勝てるわけはないのです。
  1. 2020-07-25 11:02
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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トラちゃん(の命令で)、中国領事館へ突入!

まだあまり大きくは報道されていないようですが、ヒューストンの中国領事館は(残してはマズイ秘密書類を焼くのが間に合わなくて?)、米政府の閉鎖要求を無視して、そのまま営業(?)を続けようとしたようです。でも期限の72時間が過ぎたら、米政府職員らが突入したようです。

https://edition.cnn.com/2020/07/24/politics/us-agents-houston-chinese-consulate/index.html

中国領事館や大使館がスパイ活動や違法活動の拠点となっていた事は、かなり前から分かっていた事ではあっても、それを見逃してきたのが今までだったんですが、コロナ騒動からこっち、もう中国と交渉する意味はないと結論したんですかね、、、。23日のポンペオ国務長官のスピーチは、完全にアメリカ側がキレたという宣言だったのかもしれません。

領事館に何が残されているのかが楽しみ(?)ですが、このニュースで、昔、ナチスドイツがソ連を裏切った時を思い出しました。ベルリンにあったソ連大使館もナチスドイツに接収されたんですが、あの時に大使だったのがソ連残酷列伝にその名を残すラベレンティ・ベリアの愛弟子(?)のヴラディミール・デカノゾフです。彼は当然ドイツを追い出されまして、その後残ったソ連大使館には、地下に秘密の拷問部屋があった、、、と聞いています。

中国領事館にも、もしかしたら、、、(沈黙)。
  1. 2020-07-25 20:08
  2. URL
  3. tna6310147 or ベヒモス #-
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Re: トラちゃん(の命令で)、中国領事館へ突入!

> まだあまり大きくは報道されていないようですが、ヒューストンの中国領事館は(残してはマズイ秘密書類を焼くのが間に合わなくて?)、米政府の閉鎖要求を無視して、そのまま営業(?)を続けようとしたようです。でも期限の72時間が過ぎたら、米政府職員らが突入したようです。
>
> https://edition.cnn.com/2020/07/24/politics/us-agents-houston-chinese-consulate/index.html
>
> 中国領事館や大使館がスパイ活動や違法活動の拠点となっていた事は、かなり前から分かっていた事ではあっても、それを見逃してきたのが今までだったんですが、コロナ騒動からこっち、もう中国と交渉する意味はないと結論したんですかね、、、。23日のポンペオ国務長官のスピーチは、完全にアメリカ側がキレたという宣言だったのかもしれません。
>
> 領事館に何が残されているのかが楽しみ(?)ですが、このニュースで、昔、ナチスドイツがソ連を裏切った時を思い出しました。ベルリンにあったソ連大使館もナチスドイツに接収されたんですが、あの時に大使だったのがソ連残酷列伝にその名を残すラベレンティ・ベリアの愛弟子(?)のヴラディミール・デカノゾフです。彼は当然ドイツを追い出されまして、その後残ったソ連大使館には、地下に秘密の拷問部屋があった、、、と聞いています。
>
> 中国領事館にも、もしかしたら、、、(沈黙)。

 突入するっていかにもトラちゃんですね。
 思いっきり習近平の面子潰していますね。

 マジにトラちゃんは本当に腹をくくっているんですね。
 
 しかし本当に領事館に何があるのか楽しみ・・・・というより閲覧注意かも?
  1. 2020-07-25 22:06
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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対岸の火事ではないかも

これがパラレルワールドでの話なら見ものではあるが、
大きな戦争は、実力差が極端ではない限り、それといった大きな
兆候なしに始まることがあり、始まれば日本はいやおうなしに
戦場になる。Chinaの近隣で米国との取引に使えそうな国と言えば
それは日本。だから、Chinaは必ず日本に全力をかけてくる。
日本国民を人質にすれば自衛隊は動けないし、米軍も動きづらい。
  1. 2020-07-25 22:08
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

上海在住の日本人のツイートです。↓ これ以外のツイートは中国ベッタリで賛同しかねるけど、この見方にだけは同意します。

180上海さんはTwitterを使っています
https://twitter.com/chugokukurasuta/status/1287054545324048385
>ついに習主席を名指し批判。米国は暴れん坊的な印象があったが、注意深く観察したら、意外にしっかり前振りをし、逃げ道を作ってあげながら、変わらない場合、徐々に追い詰めていくことが分かった。
米・ポンペオ長官 「総領事館はスパイ拠点」 米中対立激化
https://www.youtube.com/watch?v=qGnfyHd11mg

未だにトランプ大統領を 「何も考えていないアホ」 みたいに言うパヨクが多いけど、トランプ政権はしたたかですね。あの過激な物言いは、すべて煙幕なんじゃないかと思うほどです。

なので今、ネット上では 「本当の戦争が始まるんじゃないか」 と言ってる人が多いけど、中国がアメリカに先制攻撃でもしない限り、それはないと思いますね。
  1. 2020-07-26 11:31
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

Re: 対岸の火事ではないかも

> これがパラレルワールドでの話なら見ものではあるが、
> 大きな戦争は、実力差が極端ではない限り、それといった大きな
> 兆候なしに始まることがあり、始まれば日本はいやおうなしに
> 戦場になる。Chinaの近隣で米国との取引に使えそうな国と言えば
> それは日本。だから、Chinaは必ず日本に全力をかけてくる。
> 日本国民を人質にすれば自衛隊は動けないし、米軍も動きづらい。

 対岸の火災だったのはアメリカです。

 アメリカは中国の侵略行為を太平洋の対岸の火災とみていたのですが、しかしさすがにこのままではまずいと思って今のうちに中国を潰そうと決意したのです。

 一方日本は中国の対岸ではないのです。
 実際、すでに尖閣諸島は侵略を受けつつあるのです。

 本来なら日本がアメリカより先に対応するべきなのです。
 それがわかっているのですか?
  1. 2020-07-26 13:31
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 上海在住の日本人のツイートです。↓ これ以外のツイートは中国ベッタリで賛同しかねるけど、この見方にだけは同意します。
>
> 180上海さんはTwitterを使っています
> https://twitter.com/chugokukurasuta/status/1287054545324048385
> >ついに習主席を名指し批判。米国は暴れん坊的な印象があったが、注意深く観察したら、意外にしっかり前振りをし、逃げ道を作ってあげながら、変わらない場合、徐々に追い詰めていくことが分かった。
> 米・ポンペオ長官 「総領事館はスパイ拠点」 米中対立激化
> https://www.youtube.com/watch?v=qGnfyHd11mg
>
> 未だにトランプ大統領を 「何も考えていないアホ」 みたいに言うパヨクが多いけど、トランプ政権はしたたかですね。あの過激な物言いは、すべて煙幕なんじゃないかと思うほどです。
>
> なので今、ネット上では 「本当の戦争が始まるんじゃないか」 と言ってる人が多いけど、中国がアメリカに先制攻撃でもしない限り、それはないと思いますね。

 ワタシもそう思います。

 トランプ大統領は無類の喧嘩上手なのですが、これは「何も考えていないアホ」どころか、実は非常に周到に計算しているからできるのです。
 
 但しその計算は他の戦略家のように、プランを紙に書いて他人に説明するのではなく、自分の脳内で本能的にやってしまうのでしょう。

 そしてプランに沿って実に果敢に行動するのです。

 思うに中国で武漢肺炎が蔓延し、都市封鎖が起きたとき、トランプ大統領の脳内では「これやダメだ!!」と思って、きっちり損切を決めて、大使館や領事館の要員まで撤退させたのでしょう。

 そしてその上で本格的に中国に喧嘩を売り始めたのです。

 すごい人です。

  1. 2020-07-26 13:42
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

またまたトランプ大統領お得意の揺さ振り戦術。プロレスに関わってたこともあって筋書きが上手いですね。
前大統領時代は米国は経済や戦力では圧倒的に優越していながらしてやられることが多かったですがきちっとやればこれだけ違う。
とはいえ我が国に対しても厄介な交渉相手になる確率は高いですからこちらもそれ相応の面子を集めたいものです。
さて支那国の動きですが支那は前政権時代に島取ったりとか色々悪さして俺たち最強みたいな気分でいて
国内にもそれを成果として宣伝していたのですが実際は無能な相手をやりこめただけ、
持てる力を最大限利用する相手に代われば即座にこのザマってもんです。
しかし、国内にはそんなことを言えるわけがなく百パー勝てなくても
どっかで相手が引いてくれないかなと期待しつつ突っ込むのです。
自家中毒って奴ですね。
  1. 2020-07-31 07:11
  2. URL
  3. 太朗 #cRy4jAvc
  4. 編集

Re: タイトルなし

> またまたトランプ大統領お得意の揺さ振り戦術。プロレスに関わってたこともあって筋書きが上手いですね。
> 前大統領時代は米国は経済や戦力では圧倒的に優越していながらしてやられることが多かったですがきちっとやればこれだけ違う。
> とはいえ我が国に対しても厄介な交渉相手になる確率は高いですからこちらもそれ相応の面子を集めたいものです。
> さて支那国の動きですが支那は前政権時代に島取ったりとか色々悪さして俺たち最強みたいな気分でいて
> 国内にもそれを成果として宣伝していたのですが実際は無能な相手をやりこめただけ、
> 持てる力を最大限利用する相手に代われば即座にこのザマってもんです。
> しかし、国内にはそんなことを言えるわけがなく百パー勝てなくても
> どっかで相手が引いてくれないかなと期待しつつ突っ込むのです。
> 自家中毒って奴ですね。

 現在の中国政府の外交政策を見ていると、そもそも外交の体をなしていないのです。
 
 言ってみればこれまで他国が中国という我儘な幼児の無茶苦茶な言動に呆れて「どうしたものか」と戸惑っていただけなのです。

 本気でこの馬鹿なガキを懲らしめると腹をくくればどうなるか?

 それを示そうとしているのがトランプ大統領でしょう。
  1. 2020-07-31 13:55
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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