昨日は一日寝込みました。
天気も今一だったし、それに寒かったし・・・・・。
本当は天気が悪くて散歩に行けない時にしたい事、しなければならない事も一杯あったのですが、何しろ体がだるくて、ブログのコメントに返事をした後、そのままベッドに戻り、結局夜まで寝込んでいたのです。
そうだよね?
いくらこの頃タイチョウ殿のご機嫌が良いからって、調子に乗りすぎていたし、文句を言っても仕方ありません。
買い物や銭湯ぐらいは行けないわけじゃないけれど、でももしコロナだったら?
ワタシがコロナ陽性になって死ぬのは自業自得でも、ワタシの行きつけのお店でワタシから感染した人が出たら?
それでお店が消毒とか、暫く休業とかいう事になったら?
きっとお店の人や、そのお店を贔屓にしている人達から恨まれるでしょうね?
もう二度とそのお店に行けなくなるかも?
マスコミはひたすら「検査を受けられない!!」という人を探し出して煽っているけれど、冷静に考えたら「検査を受けられない」じゃなくて、絶対に受けたくない人の方が多いんじゃないですか?
重症になって死ぬかもしれないというならともかく、そうでないなら絶対に黙って治す。
だから怪しいな?と思ったらとにかく家で寝ている事にする。
それで治ってしまえば「見ぬ物浄し」で、本当にコロナでもただの風邪で済むのですから。
そういう人の方が多いのでは?
少なくともワタシは絶対にその線でいきたいので、昨日も一日家で寝ていたのです。
それでも午前中、妹から電話が来ました。
妹はテレビでドイツのロマンチック街道の景色を見て、いたく感激し「お姉ちゃんはここに行ったの?」と聞いてきます。
行きました。
ローテンブルグとかバンベルグとか、本当に綺麗でした。
丁度今頃でバンベルグの安ホテルの庭には、真っ赤な薔薇が満開でした。
ワタシはこの旅行中も含めてこれまでの人生で、これより美しい薔薇は見た事がありません。
旅行中はシェーブルん宮殿やメディチ・ヴィラでも薔薇の花を見たけれど・・・・。
ホテルの建物は15~16世紀の物で、一階は居酒屋、二階はホテルです。
安ホテルなのでバスとトイレは共用です。
それでトイレに行くのに、部屋の前のベランダを通っていくと、そのベランダに真っ赤な大輪の薔薇が満開で、その香りが辺りに満ちていました。
薔薇の木は一階の中庭から延びていました。
ホテルの建物には結構広い中庭があって、建物はその中庭を取り囲む形なのです。
そして二階にはぐるりと中庭に囲むベランダがあり、それが回廊として機能しています。
それじゃ薔薇の咲くような季節はいいけれど冬は寒いだろう・・・・と、思うのですが、でもベランダを壁で覆うと、部屋に光が入らなくなります。
因みにガラス窓というのも近代以前は超贅沢品なので、宮殿でもこのベランダスタイルの回廊は使われていたのです。
つまりこのホテルは電灯も窓ガラスもない時代に建てられたもので、それをそのまま使っているのです。
そしてワタシはバンベルグ滞在中に、体調を崩してこのホテルで数日寝込んだので、トイレに通う度にこの薔薇を見たのです。
妹の電話であの薔薇を思い出しました。
もう一度あの薔薇が見たいです。
妹はテレビで見たロマンチック回廊はすごくきにい気に入り「このパンデミックが終わり、よもさんを預かってくれる人がいたら、一緒にロマンチック回廊に行こうよ」と言います。
そうだね。
パンデミックはともかく、よもさんを預かってくれる人が見つかるのはいつのことかわからないけれど、でもまたヨーロッパに旅行できたら楽しいだろうね。
あのホテルは今もあるでしょうが、しかし経営は大変でしょう。
でもあの薔薇は例年通り咲いたでしょう。
薔薇もホテルの建物も、パンデミックなんか何度も潜り抜けて生き延びてきた強者なんだから。
札幌で薔薇が咲くのは、まだしばらく先になるけれど、そのころには北海道の緊急事態宣言が解除になって、ローズガーデンへ薔薇を見にけるようになるのでしょうか?
本当は妹にも会いたいけれど、万一妹に感染させると大迷惑をかけると思うので、妹のマンションへはずうっと行っていないのです。
ロマンチック街道を行く前に、妹のマンションへ行きたいです。
そしてゆっくりおしゃべりをしたいです。
それからロイズ・ローズガーデンの薔薇が見たいです。