世界習近平ウィルス感染者数レース、日本はまた順位を下げ、ベスト10から追い出されました。
3月9日にエントリーした時には、「間もなくスイスに抜かれる」と書いたのですが、この一週間足らずで、スイスだけでなくノルウェーにも抜かれたのです。
ノルウェーなんて人口が北海道と同じ500万の国です。
そして北海道には3月2日から緊急事態宣言が出ているのです。
北海道と同じ人口の国で、日本全土より多い感染者がいて、医療施設は対応できるのでしょうか?
しかし日本は今やスウェーデン・オランダ・デンマークの三国から猛追を受けているのです。 この分では週明けには、この3国からも抜かれて、日本は14位に転落し、当面はイギリスとの一騎打ちが続くことのなるでしょう。
それにしてもこの一週間余で世界が変わりました。
3月2日にはWHOは習近平ウィルスの感染拡大について、日本を韓国やイランやイタリアと並んで「最大の懸念国」と言う声明を出しました。
またアメリカ政府は日本からの渡航禁止も検討すると言っていました。
更に呆れた事にOECDのパリ本部は、日本政府職員の立ち入り禁止を言い渡しました。
それに対して外務省が抗議していたのです。(政府、「感染大国」イメージ払拭に各国への働きかけ強化)
ところがこの一週間でヨーロッパ諸国の感染拡大が一気に深刻化してしまい、OECDのパリ本部の職員はアメリカに渡航できなくなってしまいました。
ヨーロッパでの感染拡大に驚いたアメリカが、向こう30日間のイギリスを除くヨーロッパから渡航を拒否したからです。
それにしても何でヨーロッパはこんな無残な事になったのでしょうか?
スイス・ノルウェー・オランダ・スェーデン・デンマークなどは、高福祉先進国としてパヨクのあこがれだったはずなのに、一体何でこんな事になっているのでしょうか?
これらの国々は人口が500~1000万人で、日本とは比べ物にならない小国なのに、感染者は日本と同程度になのです。
このサイトの右端の数字が人口百万人当たりの感染者数ですが、アタマがクラクラするような数字が並んでいます。
さらに言えば、所謂先進国中で人口100万人当たりの感染者数が日本より少ないのは、アメリカとカナダぐらいです。
ダイアモンドプリンセス号の騒動のころ、日本を嘲笑し、また日本人の渡航禁止を決定した国々も、殆どが日本より多くなってるのです。
しかも大変恐ろしいのは、この感染者の増加がたった10日前後で急速に拡大した事です。
つまり感染拡大のスピードが物凄く早くて、このままいくと後1~2週間でイタリアのような医療崩壊に陥るのは必定なのです。
そうなると習近平肺炎による致死率が跳ね上がります。
しかしもっと恐ろしいのは、医療資源が全部習近平肺炎に取られてしまい、交通事故による怪我など全く関係ない病気や怪我にも対応できなくなってしまう事です。
そうなると死ななくてもよい人達までがドンドン死んでしまようになることです。
実は北海道は3月2日に緊急事態宣言をしたのですが、それはそれまでの感染者数の増加のスピードが速くてこのままいくと、医療崩壊に突っ込む可能性が出てきたからです。
そこで北海道知事は知事権限を最大限使って、集団感染の原因になりそうなイベントその他を、強制的に禁止している状態です。
そして専門家会議の尾身茂博士によれば、どうやらこれは成功しつつあるようです。
それにしても3月2日に北海道知事が緊急事態宣言を出した時の道内の感染者数はまだ90人でした。
人口が同じぐらいのノルウェーやデンマークとは比べ物にもならない少なさです。
しかも北海道の場合、感染拡大は1月末からジワジワと増えて、それが2月末になってその増加が加速してきたのでブレーキを踏んだ形です。
ところがヨーロッパ諸国の感染拡大は2月末から急発進・急加速です。
これでブレーキを踏んで減速できるのでしょうか?
少なくともイタリアはブレーキを踏む間もなかったようです。
あのダイアモンドプリンセス号の船内隔離が終わったのは2月19日~21日までですが、この頃、欧米メディアは日本政府の船内隔離とその後の対応をひたすら嘲笑していました。
習近平ウィルスの蔓延はアジアの話、感染者は厳しく隔離し、アジア人を排除すれば、もう心配する事はないというのが、この頃の欧米諸国の感覚だったのではないでしょうか?
だから彼等は中国全土からの渡航を拒否し、ダイアモンドプリンセス号の客はチャーター機で連れ戻して更に隔離し、それで大安心していたのです。
イタリアのケースなど見ているとそうとしか思えないのです。
イタリアは2月1日には中国との直行便を全部止めて、中国人の入国は拒否したのです。
しかし2月18日になって初めてイタリア人の感染者が見つかると、今度は57000件の大規模な検査を始めました。
本当に感染者が皆無ならともかく、僅かでもいた場合は検査で必ず出てくる擬陽性も含めて、直ぐに数百人の「陽性」がでます。 一方どんな国でも感染症に対応できる病床の数は限られていますから、検査で出てきた「陽性」患者で病床は直ぐ満杯になってしまい、その後の対応が非常に難しくなります。
それでも5万7千人と言う大規模検査に走ったのは、つまりはイタリア政府は「感染者なんて皆無」ぐらいに踏んでいたのではないでしょうか?
しかし真面目に考えればそれはあり得ないのです。
イタリアは世界有数の観光大国で中国人の観光客だった大量にきます。
また北イタリアのファッション産業で、衣類やバッグの製造をしている縫製工や革職人の多くが中国人移民なのです。
しかも彼等の多くが温州人です。
温州はこうした日用雑貨の製造販売が盛んな都市で、その販売もまた温州人がかかわっています。
習近平ウィルスの発生地となった武漢の海鮮市場の二階を占める日用雑貨店も殆どが温州人の経営でした。
だから温州は武漢の次に多くの感染者を出して、温州市もまた武漢市封鎖後、間もなく封鎖されたのです。
これではイタリア政府が中国からの渡航を止める2月1日以前に、武漢や温州からイタリアに来た感染者がいないわけはないでしょう?
だから日本や台湾やシンガポールなどで、自国内の感染者が出たからには、ヨーロッパ諸国だって同様の感染者がいると考えるべきなのです。
またダイアモンドプリンセス号の例を見れば、このウィルスは条件さへ整えばトンデモナイレベルの集団感染を起こし、医療崩壊の引き金になると考えるべきだったのです。
しかしイタリア政府はこの現実を無視して、2月1日に中国人の渡航を拒否したからには、イタリアは水際作戦に成功したと信じていたのでしょう。
そしてそれを前提しての対応を続けたのです。
その判断の間違いが、現在に破滅的な感染拡大につながっているのです。
けれどもこれはイタリア一国の話ではなく、ヨーロッパ諸国全てがほぼ同様の感覚だったのではないでしょうか?
そしてイタリアでのパンデミックでお尻に火がついて、慌てて国内で検査に乗り出したら、感染者が出るわ出るわ!!
だってイタリア以外でもヨーロッパ諸国に中国人の観光客や、移民のいない国なんていないのだから当然でしょう?
つまり彼等は習近平ウィルスは「アジアの話」と信じ切って油断していたことで、感染の拡大の初期段階を見落としてしまったのです。
こうなったら医療崩壊を防ぐ為には、何としても感染拡大のスピードを遅くするしかありません。
そこで今週になって各国が、イベントの中止や休校などの措置を取り始めているのですが、しかし北海道などを遥かに超える感染率になった後からの事です。
イタリアの医療はもう完全に崩壊しちゃったようですが、他のヨーロッパ諸国は医療崩壊を阻止できるのでしょうか?