FC2ブログ

2019-11-03 17:28

「分断」って何? 自称リベラリストの脳内世界

 この数年、欧米に関する記事で「分断」と言う言葉が、よく出てきます。
 この言葉を好んで使うのは、明らかに自称リベラリスで、彼等によると「社会が分断された」のは、非常に嘆かわしい事だそうです。

 例えばこの記事など典型です。

 「国境の壁」建設を掲げる大統領の登場で米社会の分断はさらに深まった。
 多様な人種を受け入れてきた移民大国はどう変容したのか。

 しかしワタシはこういうのを読むたびに凄い違和感を感じます。

 そもそも自称リベラリストって、元来個人主義者で「分断」の反語である「連帯」とか「団結」とかは大嫌いだったでしょう?

 コイツラ、国家や社会の「連帯」や「団結」はもとより、家族のような人間にとって最も緊密な集団にさへ非常に否定的で、例えば女性が家族に愛情をささげるようなことさへ、忌み嫌い、恐ろしくネガティブに評価していたでしょう?

IMG_7294

 そして彼等が「分断」を嘆き始めた頃、同時に彼等が喚きだしたのが「多様性」でした。

 彼等はこれを錦の御旗にして、全ての人々に対して「不法移民からLGBTまで何でも受けろ!!」と迫りました。

 しかし現実を見ても、また歴史を学んでも明らかですが、宗教や民族や人種が違い、価値観の異なる人間同士が仲良くすることは非常に難しいです。
 
 現在の世界にはシリアやアフガニスタンなど深刻な紛争状態になっている国が多数ありますが、そういう国々の多くは宗教や言語の違う多数の民族を抱えていて、それが紛争の原因になっているのです。

 そして歴史を学べば価値観の違いが、戦争や虐殺などの原因になった例がいくらでも出てきます。

 歴史を学び、また現実を見れば「多様性」なんて、「分断」の原因でしかありません。
 しかもその分断の結果は、往々大惨事になりました。

IMG_7318

 多様な人種や民族、宗教が混在して人々の価値観が大きく異なる社会が、分断状態に陥らず、平和を維持するための唯一の手段はナショナリズムでした。

 ナショナリズムがあって、初めて宗教や人種や民族、或いは階級や思想信条の違いを超えて団結できるのです。

 その意味では、アメリカ社会が分断しているというなら、それを救うのはトランプ大統領の言う「アメリカ・ファースト」こそが唯一の正解でしょう?

 そりゃ、いろいろ違いはあるけどさ、オレタチは皆アメリカ人なんだから、助け会うべきだ。
 オレタチアメリカ人同士が喧嘩してたら、中国がのさばって世界中から自由が奪われてしまうぞ。
 
 これで人種や宗教を超えて、アメリカ人全部が連帯できるのですよね?
 実際、アメリカは建国以来、危機の度にこれで団結し、危機を乗り越えてきたのです。

IMG_7347
 
 でも自称リベラリストって「アメリカ・ファースト」には大反対!!
 トランプ大統領には大反対!!
 そもそもナショナリズムは勿論、国家そのものが大嫌いなのです。

 そりゃ自称リベラリストって元来個人主義なのだから、国家やナショナリズムが嫌いなのは当然でしょう?

 実際彼等は政治家が国家や社会の団結や連帯を呼びかけたら、気が狂ったように「ファシズムだ!!」「全体主義だ!!」と喚いてきたんじゃないですか?

 だったら「分断」のどこが不服なのでしょうか?
 自称リベラリストの立場なら「分断万歳!!」「分断大賛成!!」「どんどん分断しろ!!」と言うべきじゃないですか?

 本当の社会が「分断」しているのであれば、「分断」を嘆くのは、国家や社会の維持を重視する保守主義者や、国家主義者であって、自称リベラリストではないはずです。

IMG_7363

 ところが現在はなぜか自称リベラリスト達が「分断」を嘆くのです。

 これは一体どういう事でしょうか

 思うにワタシは自称リベラリスト達の言う「分断」とは、自分達が言論界を支配できなくなった事、自分達の気に入らない意見が、社会の主流になりつつあることを指すのではないでしょうか?

 というのは90年代から2010年代以前は、日本でもそうですが、新聞やテレビの言論だけが言論でした。

 勿論、雑誌や単行本、講演会など他の言論機関も存在したのですが、新聞やテレビに比べると発信力が違いすぎて勝負になりませんでした。
 
 だから大手新聞や大手のテレビ局を制圧した勢力の言論が、国家の言論になり、世論を操作できたのです。
 自称リベラリスト達は、この時代からこうしたマスコミを制圧した勢力だったのです。

 それで自称リベラリスト達は、全ての国民が自分達の意見に従っているのが当然だと信じ込んだのです。

IMG_7382

 ところがそれが2000年以降次第に代わり始めて、ネットを通じて自称リベラリストに反対する人達の言論の影響力が拡大していったのです。

 自称リベラリスト達は、「多様性」や「多様な価値観を尊重する」と言い続けたのですから、本来であればこうした自分達に反対する意見も尊重し、しっかりとその意見の意味を考え直すべきでした。

 しかし彼等はそうしませんでした。
 それどころか彼等は過去の成功体験を元に、ドンドンその意見を過激化させていったのです。

 例えば、彼等は90年代にマスコミを制圧する事で、「差別反対」を絶対正義とする事に成功しました。
 
 なるほど「差別」はいけません。
 「平等」は民主主義国家の基本理念です。
 しかし民主主義国家では、「平等」と共に「自由」もまた、同様に重要なのです。
 そして完全な「自由」と完全な「平等」は、両立しないのですから、「差別反対」だけを推進して「自由」を圧迫する事は大問題です。

 しかし自称リベラリスト達は、こうした根本的な問題を無視して、ひたすら「差別反対」を推進した結果、今では文化大革命時代の紅衛兵のように、個人の発言をやり玉に挙げては、自己批判を迫るという人権侵害をやりまくっているのです。

IMG_7392

 更に反差別を絶対化する中で、被差別側に回った連中は、自分達に不都合な事を全て「差別」と言い出しました。
 だからいくら差別解消を進めても、差別は増えるばかりです。

 だって「差別」をわめけば、それを理由に公的な補助をイロイロ得られるのですから、「差別された」と言わなきゃ損です。

 そして「悪いのは全て差別する側」と言う理論が確立しちゃうので、差別される側は尊敬される人間になるための努力を放棄してしまったのです。

 それで「オレは差別されているから、不幸だ。 だからオマイラ、オレを助けろ。」と喚き続けるだけになったのです。

 これじゃホントに差別されちゃいます。

 これではこんな連中に付き合いきれない人達が増えるのも当然でしょう?

IMG_7421

 また「移民」の受け入れのような問題にも、実に異常な事を言い始めました。 

 最初に紹介した記事のタイトルは「「国境の壁」建設を掲げる大統領の登場で米社会の分断はさらに深まった。多様な人種を受け入れてきた移民大国はどう変容したのか。」ですが、これって凄くオカシクないですか?

 なんかまるで国境で移民管理をすることが、凄く悪い事で、だから米社会が「分断」したと言うんですよね?

 でもワタシの知る限り、アメリカ史上で不法移民を無制限に受け入れたことなんかないですよ。
 建国当初、近代的な出入国管理ができなかった時代はともかく、それ以降は不法入国なんか絶対に認めていないでしょう?
 
 それにいつも移民を歓迎してきたわけでもありません。

 アメリカは移民国だけれど、移民排斥も過去何度もありました。
 それはいつも不況で失業者は増えた時代です。
 でもそれってアメリカ人の労働者の生活を守るためには、当然の事でしょう?

 自称リベラリストが労働者の側に立ち、全て国民は助け合うべきだというのなら、自国の労働市場を壊しかねないような無制限の移民の受け入れなど、反対するべきです。

 実際、労働組合などが支持するリベラル勢力は、歴史的には移民受け入れには常に懐疑的でした。

 ところがこの記事のような自称リベラリストの話を聞いていると、そういう歴史的事実も現実も無視して、「アメリカは移民国なのだから、不法移民であろうと何であろうと、アメリカに入国する人間を拒否するべきではない」と言う無茶苦茶な話なのです。

IMG_7428

 自称リベラリストってこういう滅茶苦茶な話を、全く当然の事としたうえで、それに反対する人達が出てきた事に対して「社会が分断された」と言うのです。
 
 こういうのを見ていると自称リベラリストと言うのは、「多様性」とか多様な価値観を尊重するどころじゃないって思うしかありません。

 彼等の脳内では彼等の価値観、彼等の脳内で作られたトンデモ史が、絶対的正義であり、絶対的真理であるので、全ての人類はそれに従っていることになっているのでしょう。

 だから現実社会に自分達の真理に従わない人間達現れると、自分達の脳内世界を「分断」する者として糾弾しているんですよね?

 これは一応、欧米の話です。
 でも自称リベラリストの本質って、実は日本のそれと全く同じではないかと思います。 
 だからこそ日本の自称リベラリストも、全く無批判に欧米のそれに追随しているのではありませんか? 
 
  1. 差別ニダ!!
  2. TB(0)
  3. CM(6)

コメント

こんにちは。
彼らが言うところの分断は自分たちの主義に反する異質な考え方を排除するための方便(せっかく自分たちに都合の良い社会になったのだから今更かき回すな!ヴォケ)。
多様性、寛容は社会的に認知されていない自分たちの主義主張を受け入れさせるための方便(俺たちの主義主張を認めろやゴラァ)。
同じように自分に都合がよければ民意
都合が悪ければポピュリズム(に流されるな)
要は単語は自分に都合よく使いわけるための方便なのです。
こんな感じですからダブルスタンダード、ブーメランは当たり前のはずです。
なまじ頭が良い(賢くはない)ので単語遊びがお好きなようです。
  1. 2019-11-04 08:36
  2. URL
  3. kazusa #-
  4. 編集

チョット面白かったので。

『日本人に生まれて、まあよかった』
発行 2014年11月21日
著者 平川祐弘
発行者 佐藤隆信発行所 株式会社新潮社

終章 『朝日新聞』を定期購読でお読みになる皆さんへ
では安倍首相の再登場によって、かつて安倍叩きに生き甲斐を感じたジャーナリストは前非を悔いたか、自己の判断の誤りを認めたかというと、そうは見えません。新聞というメディアを政治権力と心得、紙面を政治的に操作することに自己満足を覚える新聞人たちです。彼らは選挙に打って出て、そこで政見を述べて戦おうとはせず、マスコミを使って政治をしようとする。そんな姑息な真似をする連中です。いまも政敵を陥れる機会を狙っています。

東大を去る時に「平川先生は外国人大学院生を一番多く指導された教授でした」と事務官にいわれました。はっきりと明確な日本語を話す私のところに留学生が不思議と多く集まり、中国や韓国の方とはとくに数多く接しました。その人たちとの友情が末永く続くことを祈ります。 しかしさはいいながら、薄熙来や張成沢があるいは逮捕され、あるいは処刑される隣国を見て「余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた」という漱石の発言に、内心で共感している自分を感じます。そのような正直な感情を率直に言えることこそが真実の言論の自由であると私は信じます。
駒場にて盃をあげつつ、二〇一四年五月十二日教養学士 平川祐弘

斜め読みでは無く今度ゆっくり読みますww
  1. 2019-11-04 11:09
  2. URL
  3. are #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> こんにちは。
> 彼らが言うところの分断は自分たちの主義に反する異質な考え方を排除するための方便(せっかく自分たちに都合の良い社会になったのだから今更かき回すな!ヴォケ)。
> 多様性、寛容は社会的に認知されていない自分たちの主義主張を受け入れさせるための方便(俺たちの主義主張を認めろやゴラァ)。
> 同じように自分に都合がよければ民意
> 都合が悪ければポピュリズム(に流されるな)
> 要は単語は自分に都合よく使いわけるための方便なのです。
> こんな感じですからダブルスタンダード、ブーメランは当たり前のはずです。
> なまじ頭が良い(賢くはない)ので単語遊びがお好きなようです。

 ええ、簡単に言えば全くその通りなのです。

 そして単語遊びが好きで、言葉の意味をすり替えるのが得意なんですね。

 例えばポピュリズムなんて言葉も、なぜか本来の大衆迎合主義ではなく、反移民やナショナリズムを指すようにすり替えました。
 
 ワタシはメルケルの移民受け入れ政策こそが、完璧なポピュリズム政策だと思うんですけどね。
 だってあれ愚劣なセンチメンタリズムに迎合して、後先考えずに移民の無制限受け入れなんて言い出したんですから。
  1. 2019-11-04 11:29
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> チョット面白かったので。
>
> 『日本人に生まれて、まあよかった』
> 発行 2014年11月21日
> 著者 平川祐弘
> 発行者 佐藤隆信発行所 株式会社新潮社
>
> 終章 『朝日新聞』を定期購読でお読みになる皆さんへ
> では安倍首相の再登場によって、かつて安倍叩きに生き甲斐を感じたジャーナリストは前非を悔いたか、自己の判断の誤りを認めたかというと、そうは見えません。新聞というメディアを政治権力と心得、紙面を政治的に操作することに自己満足を覚える新聞人たちです。彼らは選挙に打って出て、そこで政見を述べて戦おうとはせず、マスコミを使って政治をしようとする。そんな姑息な真似をする連中です。いまも政敵を陥れる機会を狙っています。
>
> 東大を去る時に「平川先生は外国人大学院生を一番多く指導された教授でした」と事務官にいわれました。はっきりと明確な日本語を話す私のところに留学生が不思議と多く集まり、中国や韓国の方とはとくに数多く接しました。その人たちとの友情が末永く続くことを祈ります。 しかしさはいいながら、薄熙来や張成沢があるいは逮捕され、あるいは処刑される隣国を見て「余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた」という漱石の発言に、内心で共感している自分を感じます。そのような正直な感情を率直に言えることこそが真実の言論の自由であると私は信じます。
> 駒場にて盃をあげつつ、二〇一四年五月十二日教養学士 平川祐弘
>
> 斜め読みでは無く今度ゆっくり読みますww

 おお、これは面白そうですね。

 でもあの薄熙来の逮捕なんて清朝末期をもっと暴力的に野蛮にしたような事件でしたからね。

 ああいうのを見ていると、中国共産党の幹部が子供達にアメリカ国籍を取らせるわけです。
  1. 2019-11-04 11:33
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

自称リベラリスト・反日パヨク共産主義者韓国朝鮮人のダブスタといえば、古くは「家永教科書裁判」なんてのもありましたよね。

「自由に書かせろ!」だのと「「最も長い民事訴訟」としてギネス世界記録に認定された。」ほど32年にも渡って争っておきながら、逆に自分たちにとって気に入らない不都合な教科書を「新しい教科書をつくる会」が製作するとなったら、一転してこんどは「作らせるな!」として発狂して徹底的に妨害、弾圧に出る始末。ちょうどその時期に、千葉の船橋市あたりの図書館でパヨク系職員がいわゆる「保守、右派系」の図書を焚書したという事件もありましたね。
  1. 2019-11-04 11:44
  2. URL
  3. よもさんファン〇号 #yjwl.vYI
  4. 編集

反日連中ってのは、従軍慰安婦、731だの南京大虐殺だの最近ではモリカケだの、基本嘘捏造ばっかりですよね。反日は人を騙してナンボって嘘を吐いて人を騙すのが基本で、このダブスタ、言葉の入れ替え「リベラリスト」を自称するなども根っこは同じ性質、彼ら反日のサイコパス的異常な嘘つきっぷりがよーく現れていますね。
  1. 2019-11-04 11:54
  2. URL
  3. よもさんファン〇号 #yjwl.vYI
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する