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2019-10-24 15:03

秋の夕日に照山紅葉

 ここ暫く、散歩に出る度に、黄葉が進んでいくのがわかります。

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 昨日散歩に出ると、白樺が見事に黄葉していました。
 数日前、散歩に出た時は、まだ緑だったのに・・・・・。

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 木の種類によって、黄葉の順番が決まっているみたいです。
 それによると一番手はナナカマドやタモの木で、最後がカラ松、そして白樺は真ん中辺りです。

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 そして白樺が黄葉する頃になると、山全体が黄葉して、赤や黄や緑のまだらになります。
 ワタシはこれを見ると、子供のころに見た生駒山を思い出します。

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 ワタシは子供の頃、大阪の奈良県境にいました。
 我が家から見える生駒山は、年中緑でした。
 だからワタシは子供の頃、山と言う物は年中緑だと思っていたのです。

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 しかしこれは不思議でもありました。
 なぜなら絵本や歌の世界では、木々は秋になると黄葉し、そして冬には落葉するからです。

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 木々が全部黄葉するなら、山は緑ではなく、黄色や赤になるはずでは?
 そして落葉すれば、枯れ木の色になるはずでは?
 でも生駒山は年中緑なのです。

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 それから我が家は名古屋に引っ越し、更に札幌に引っ越しました。
 札幌に来たのは中学1年から2年に代わる前の春休み中、まだ雪解けが始まる前でした。

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 札幌で我が家が暮らす事になる家に行った時、絵本や歌の世界の通りの山を見ました。
 札幌で我が家が暮らす家は、藻岩山の山裾にあったので、家に行く途中で、藻岩山系の山々が見えたのです。

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 それは父の脛みたいでした。
 父は毛深い方じゃないのですが、男性ですから脛毛が生えています。

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 その時見た藻岩山系の山々の山肌には、脛毛のように枯れ木が生えて、そして脛毛を透かして見える肌のように雪に覆われた地面が見えていたのです。

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 そして札幌の中学校で学校生活が進むにつれ、脛毛から透ける地肌が、だんだん黒ずんでいきました。
 山が緑になったのは5月の連休が明ける頃からです。

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 そして夏が来ないうちに秋になりました。
 というのは、当時はまだ体が名古屋の暑さに馴染んでいたので、札幌の夏は全然夏と言う感じがしなかったのです。
 だから札幌最初の夏は全く暑い思いをしないうちに終わりました。

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 そして秋になって黄葉が始まると、我が家から見える山々は、全山赤や黄や茶に染まりました。
 これはもう完全に絵本や歌の世界そのままでした。

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 そのころになると絵本も卒業して、大人の本を読むようになったので、生駒山が年中緑だった理由もわかりました。
 生駒山系など近畿、そして中部地方の山系のほとんどは、常緑照葉樹林に覆われているのです。
 だから黄葉する事はなく、年中暗緑色の艶々とた葉を茂らせているのです。

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 紅葉し、落葉する山々と言うのは、東北や北海道など北国の世界なのです。
 それは生駒山や見ていたころのワタシにとっては、はるか遠い世界で、そういう世界が同じ日本国内にあるという事も、わかっていないかったのです。

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 けれどもワタシは、その遠い世界で半世紀も過ごす事になったのです。
 それで全山が黄葉に輝く秋も、50回経験しました。

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 それでも毎年、全山が黄葉して、赤や黄色や茶色や緑のまだらになるのを見ると、やっぱり感動するのです。
 
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 本当に絵本や歌の世界だ!!

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 黄葉の季節は、一年で一番、色彩豊かな季節です。
 花の季節、春爛漫の頃よりも華やかです。

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 西野神社に向かう遊歩道が色彩の洪水になっています。
 全ての木々がこれでもか!?とばかりに、色彩を競うのです。

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 それでもやはりこの季節、日は短く、遊歩道を抜ける頃には、もう日が傾いてきます。

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 傾いた日から射す光は、金色を帯びて、黄葉をさらに鮮やかに照らします。

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 文字通り「秋の夕日に照山紅葉」の歌の通りになるのです。

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 幸い昨日は、夕方になっても温かく、気持ちものんびりしていられました。

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 だからお日様が山の間際まで来ても、黄葉を楽しむ事ができました。

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 でも影はみるみる伸びていきます。

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 だからここで折り返す事にしました。

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 このところ日没は5時前ですが、この辺りは4時過ぎると手稲山の影になってしまいます。

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 そうなるともう色彩がすべて褪せてしまうのです。

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 だからもう帰る事にしました。
 でも秋の夕日に照らされた山は、歌の通りの艶やかさで輝いていました。 
  1. 札幌の四季
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コメント

お子様のころは生駒の近くにいらしたのですね。
生駒の山並みはやさしい、山国の人が見たら「丘?」と言われそうですよね。

「広葉」でなくて「照葉」ですね!一年中緑の木って一年中葉っぱが落ちてるのです・・トホホです。

「絵本や物語のせかい」と身の回りが違うということは私にもありました。
私の場合は「森」です。グリムやアンデルセンに出てくる深い黒黒とした森が想像つきませんでした。
木がたくさんある処は即ち「山」でしたから。

「日本には平野森がない」と随分後で知って納得したものです。


まるで絵画の中のような景色・・。
冬支度は始まりましたか?
  1. 2019-10-25 09:25
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  3. 鳴子百合 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> お子様のころは生駒の近くにいらしたのですね。
> 生駒の山並みはやさしい、山国の人が見たら「丘?」と言われそうですよね。

 布施にいました。
 現在は八尾と御厨と一緒になって東大阪市になっていますが、奈良県との県境に近い所です。

 生駒山は、子供のころは高い山のように思っていたけれど、ウィキでみたら標高は641mですから、藻岩山よりかなり低いです。
 子供時代のワタシにとっては、他に比べる山がないので、高い山でした。

> 「広葉」でなくて「照葉」ですね!一年中緑の木って一年中葉っぱが落ちてるのです・・トホホです。

 そういう事になりますね。 
>
> 「絵本や物語のせかい」と身の回りが違うということは私にもありました。
> 私の場合は「森」です。グリムやアンデルセンに出てくる深い黒黒とした森が想像つきませんでした。
> 木がたくさんある処は即ち「山」でしたから。
>
> 「日本には平野森がない」と随分後で知って納得したものです。
>
 これはワタシも不思議でした。
 でも日本にはそもそも平野自体がほとんどないのですから。

 ドイツを旅行した時は、6時間汽車にのってずうっと平野で、鉄橋もトンネルも皆無という体験をしたけれど、中世以前はあれが全部森林だったのですね。

> まるで絵画の中のような景色・・。
> 冬支度は始まりましたか?

 ボチボチやっています。

 ストーブを出し、湯たんぽを買い込み、電気毛布を出し・・・・・。
 気温に合わせて少しずつやっています。

 窓の雪囲いをしたらオシマイですが、これをやると窓が暗くなるので、12月半ばまでしたくないです。
  1. 2019-10-25 13:06
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  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

函館山を見て育ち、遠足には大沼公園や駒ケ岳に
上京して夏の暑さに愕然とし、みどりはあるけど山が見えない
関西に転勤し六甲山系を毎日みる環境で落ち着いたら東京に呼び戻された(+_+)
山の緑がある環境が良いですね。
通勤電車から多摩川、荒川、淀川などの河川敷は眺めていましたが増水時はギョッとする事も
  1. 2019-10-26 00:20
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  3. are #-
  4. 編集

余話です

観楓会(かんぷうかい)は、楓などの紅葉を観賞する集いのことである。北海道地方では、秋に懇親を主たる目的として行われる会合を指してこう呼ばれる。

北海道独特みたいですね
  1. 2019-10-26 00:36
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  3. are #-
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>areさん cc:管理人さん

>上京して夏の暑さに愕然とし、みどりはあるけど山が見えない

東京でも西側は、郊外に行くと意外に山が見えますね。
小田急や東急の多摩川渡河時など、富士山が見えることも、冬などは珍しくありません。
奥多摩、丹沢などの山系も遠くではありますが、ちょっと高い所に行くと見えますね。
東側は利根川平野とも言えますので、筑波山以外はほとんど山らしい山はありませんな。
  1. 2019-10-26 10:33
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  3. 二郎 #-
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Re: タイトルなし

> 函館山を見て育ち、遠足には大沼公園や駒ケ岳に
> 上京して夏の暑さに愕然とし、みどりはあるけど山が見えない
> 関西に転勤し六甲山系を毎日みる環境で落ち着いたら東京に呼び戻された(+_+)
> 山の緑がある環境が良いですね。
> 通勤電車から多摩川、荒川、淀川などの河川敷は眺めていましたが増水時はギョッとする事も

 大変でしたね。

 ワタシは北海道に来た最初の夏は、全く暑さを感じないまま秋になったのですが、北海道育ちの人が本州に行くとその逆ですから大変ですよね。

  1. 2019-10-26 16:48
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  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 余話です

> 観楓会(かんぷうかい)は、楓などの紅葉を観賞する集いのことである。北海道地方では、秋に懇親を主たる目的として行われる会合を指してこう呼ばれる。
>
> 北海道独特みたいですね

 それは知りませんでした。
 本州でも紅葉の名所は結構あるし、見物に行く人も多いようなのに、観楓会はないんですね。
  1. 2019-10-26 16:50
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> >areさん cc:管理人さん
>
> >上京して夏の暑さに愕然とし、みどりはあるけど山が見えない
>
> 東京でも西側は、郊外に行くと意外に山が見えますね。
> 小田急や東急の多摩川渡河時など、富士山が見えることも、冬などは珍しくありません。
> 奥多摩、丹沢などの山系も遠くではありますが、ちょっと高い所に行くと見えますね。
> 東側は利根川平野とも言えますので、筑波山以外はほとんど山らしい山はありませんな。

 ワタシは旅行でしか東京に行った事がないのですが、山が見えるとか以前に、無限に繁華街が続く感覚でした。
 人があまりに多くて、人の向こうにまた人でした。

 田舎者には辛い所でした。
  1. 2019-10-26 16:56
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  3. よもぎねこ #-
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