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2019-10-07 15:42

読書の秋の辛い読書 「津波の霊たち 3.11死と生の物語」

 昨日は午後3時過ぎになってから、綺麗な快晴になりました。 
 一昨日と一昨昨日は雨で外出できなかったので、空の青さと光の明るさが、格別に感じられました。

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 しかし何となくアタマがぼんやりしていました。 一昨日の夜に読んだ「津波の霊たち 3.11死と生の物語」があまりに辛く重かったので、眠れなくなってしまったのです。
 この本の著者はイギリス人のジャーナリストです。
 彼はあの東日本大震災の後、大川小学校で子供を喪った両親をはじめ、津波の犠牲者の遺族や、津波の後被災者の支援を続けた僧侶などのインタビューを中心にあの津波を描いたのです。

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 ワタシも甥の一家が気仙沼にいるので、あの津波の時は連日、ネットが使える近所の地区センターに通って気仙沼と甥一家の情報を探しました。
 ワタシの契約しているプロバイダーは地震発生とともにダウンしてしまい、我が家のネットが使用不能になったし、NHKを始めテレビ情報は、おどろおどろしい映像を流すだけで、本当の意味での被害情報を得るには、何の役にも立たなかったからです。

 それでも幸い甥一家は、家は全壊したものの、家族は全員無事でした。 そして今では家も建て直し、全く元通りに暮らしています。
 だから我が家にとっては、あの津波はそれで終わりました。
 しかし家族を失った人たちは、そういうわけにはいかなかったようです。

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 この本を読んでいて「死」の重さ、とりわけ子供を喪った親の悲しみに圧倒されてしまいました。
 この本では大川小学校の悲劇が詳しく描かれていますが、親たちが我が子の遺体を探し続ける話は、胸が痛くなります。

 彼等は遺体安置所を巡り歩き、或いは重機のオペレーターの資格を取って学校周辺の地面を掘り返し、そして霊能者を頼って、ひたすら我が子の遺体を探し続けたのです。
 大川小学校で犠牲になった子供達の中で、まだ遺体が見つかっていない子が一人いるのですが、その子の父親は重機を使って今も息子の遺体を探しているのです。

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 こんなに親たちが苦しむのは、津波と言う天災で子供を喪い、遺体も戻らないからでしょうか?
 病気や交通事故など、平時に他の死に方をしたなら、ここまで苦しむ事はなかったのでしょうか?
 
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 平時に事故や病気で死ねば、遺体を探す必要などないし、直ぐにお葬式をして丁重に埋葬して、周りの人々から慰めてもらう事ができます。
 でもあの津波では地域社会全体が甚大な被害を受けた為に、犠牲者の親族たちも遺体を探しながら、それぞれの仕事を続けなければなりませんでした。

 例えば高校の教師だった父親は、勤務先の高校が地域の避難所になっていたので、そのまま勤務を続けて、避難者たちの世話に明け暮れ、休日には妻と遺体安置所を巡って、娘の遺体を探し続けたのです。
 そのような状況で我が子の死を迎えなければならなかったことは、その死をより辛いものにしたのか? それともむしろそれが救いになったのか? 何とも言いかねます。

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 この本の中では大川小学校の犠牲者の両親たちが起こした、訴訟についてもかなり詳しく描かれていました。
 大川小学校の悲劇が天災だったのか、それとも防災体制に不備による人災だったのか?
 この本を読んで、ワタシには何とも判断がつきかねます。
 しかし実は原告側も、本当の意味では判断はできなかったのではないでしょうか?

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 この本で知ったのですが、実はあの津波の犠牲者のうち、学齢期の子供達の割合は驚くほど少なかったのです。
 あの津波は平日の授業時間中に来たので、学齢期の子供達のほとんどは学校にいました。
 そして学校で死んだ子供は、大川小学校の犠牲者以外に、もう一人先生の引率で津波から避難中に溺死した中学生だけでした。

 被災地の学校が地震で倒壊した例は一例もなく、津波で水没した9校のうち、大川小学校を除く8校では、この一人を除く全員が無事に助かっているのです。
 教師達は見事に生徒を引率して、津波から脱出させたのです。
 小中学生の死者のほとんどは、実は病気などで学校を休んで家にいた子供達なのです。
 つまり大川小学校以外では学校の防災対策は完璧だったのです。

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 大川小学校の場合も防災訓練も、ヘルメット等の防災用品の準備もきっちりできていたのです。 また校舎は頑丈なコンクリート建築で、小高い丘の上にあり、地域の避難所に指定されていました。
 だから地震が起きた時は、生徒達はすぐにヘルメットをかぶり、即刻校舎を出てグラウンドで待機したのです。

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 しかし大川小学校の防災マニュアルには、津波に対する対応が全く整備されておらず、そもそも津波が来た時にどうするかを検討した節さへありませんでした。
 それでも避難しようと思えば、避難する事は十分可能でした。 
 地震の発生から津波の襲来までには、1時間弱の時間がありました。
  
 地震が起きたのは下級生の下校時間に当たっていたので、校門にはスクールバスが待機していまたし、地震を心配して車で子供を迎えにきた親達もいました。
 だから子供達をスクールバスや車の乗せて、高台に逃げてしまえばそれまでだったのです。

 また学校の裏には山があり、学校の脇からその山頂に通じる道がありました。 
 この道は子供の足でも楽々と歩ける道なので、子供達は野外学習でその山に登っていました。 
 そして津波が大川小学校を襲った時、この山に登る事が出来た子供達は皆助かったのです。
 だったら早めに子供達を連れて山に登っていれば、何の問題も起きなかったのです。
 
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 しかし結局、先生たちは地震発生から津波が来るまでの一時間弱を、子供達をそのまま校庭に留め置きました。
 子供達の中には「山へ逃げよう」と言った子もいたし、子供を迎えに来た母親の一人津波が来るから早く逃げるようにと教頭に言ったのです。
 けれども教頭は「奥さん、落ち着いて」と言って動きませんでした。
 そして彼もまた津波に呑まれたのです。

 なぜ教師達は避難を躊躇い、校庭に留まり続けたのでしょうか?

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 大川小学校には当時108人の生徒と11人の教職員がいました。 
 そして生徒74人と教職員10人が死亡しました。
 体力のある大人の方が、子供達よりも遥かに死亡率が高い所を見ると、津波が来た時、この教職員達は子供達を捨てて逃げるような事はしなかったと考えるべきでしょう?
 おそらく彼等は皆子供達を守ろうとして津波から逃げられずに死んだのです。

 そして唯一の生き残りである先生も、自身が脱臼しながらも、怪我をした生徒を助けて避難させています。
 ワタシは6月に脱臼したばかりなので、脱臼がどれほど辛いかがよくわかります。
 救急車の中でも痛みで泣きそうだったのです。
 そういう状態で子供を助けるなんて、尋常な責任感ではありません。

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 但し彼は裁判では完全に沈黙を守り証人としての出廷もしていません。
 彼はあの場にいた大人たちのうちで唯一の生き残りであり、当時の教師達の状況判断について知る唯一の人間なのにです。

 そもそも子供を喪った親達が、訴訟まで起こした最大の理由は、実はこの先生や石巻教育委員会など学校の管理の責任者たちが、ひたすら逃げの姿勢を取って、「なんで我が子は死ななければならなかったのか?」と言う親達の問いに答えなかったためなのです。

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 なるほどこれについては石巻市教育委員会もこの教師も非難されて当然でしょう。
 しかし彼等の立場を考えればこれも辛いものです。

 石巻市も津波で甚大な被害を受けています。
 だから石巻市教育委員会のメンバーだって多くが自身の家や家族を失っているのです。
 そういう状態でも当時の被災地の公務員達と同様、彼等もまた被災者の救援や災害復興の為に勤務を続けていたのです。

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 その上こうした訴訟に対応するというのは、完全に人間の限界を超えているでしょう?
 これが平時であれば、家族を喪ったり、自宅が破壊されたりした人は、生活が元に戻るまで休暇を取って当然だし、そういう状態の人を職務上の責任で攻め立てたら、責めた方が非難されるのです。
 でも石巻市ではそういうわけにはいかなかったのです。 
 だって市民皆が被災者なのだから、被災者だからと言って休暇なんか取れないからです。

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 そしてたった一人生き残った先生が、何も証言したくないのだって理解できます。
 そもそも自分自身が死にかけ、目の前で多数の同僚や子供達が死んだのですから、深刻なPTSDになって当然です。 
 また子供達を守ろうとして死んでいった同僚達を責める結果になるような証言は絶対にしたくないでしょう?

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 実はこの人は理科が専門で、大川小学校の前に勤務していた小学校で、その学校の津波の避難マニュアルを変更した実績があります。

 その小学校ではそれまで津波の時には、学校の屋上に避難する事になっていたのですが、でもこの先生は、その避難マニュアルを変えて、学校近くの高台にある神社の境内に避難する事にしたのです。

 東日本大震災ではこの小学校の校舎は津波で完全に水没しました。
 しかし神社の境内は津波の被害は受けませんでした。 それで生徒教職員全員が助かったのです。
 だから彼は前任の小学校の生徒教職員全員の生命を救った人なのです。

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 しかしそういう先生だからこそ・・・・。
 
 だったら先生はなんで、大川小学校の津波避難マニュアルを治してくれなかったのよ??!!
 先生がマニュアルを変えてくれていたら、うちの子は死ななくて済んだのに!!

 ワタシが大川小学校で命を失った生徒の親ならそう言って責めてしまいます。

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 彼は大川小学校については津波の心配はしなかったのでしょうか?
 それともそもそも、大川小学校の防災マニュアルについては無関心だったのでしょうか?
 提言したけれど、他の教員達に反対されてできなかったのでしょうか?
 或いはマニュアル変更を提言できないような何かがあったのでしょうか?
  
 これはいずれであってもこのの悲劇の原因になった大川小学校の危機管理体制の問題についての最も核心的証言になるはずです。
 でも彼は沈黙しています。
 それでもこのいずれであってもこの問題については彼自身が一番苦しんでいるという事は、容易に想像できます。

 あの時、自分がちゃんと調べていれば・・・・・。
 もっとちゃんと他の先生たちに言っていれば・・・・・。
 皆が反対しても、絶対に山に避難するべきだと主張していれば・・・・。

 彼はこれを一生後悔し苦しみ続けなければならないのです。

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 福島第一原発の事故もそうですが、この大川小学校の悲劇も、ほんのわずかの判断ミスから生まれました。
 もう少し用心していれば・・・・。
 
 もう少し用心して防波堤をかさ上げしてれば・・・・。 
 もう少し用心して津波の時の避難所を決めていれば・・・・・。
 
 あの津波は千年に一度の規模の津波でした。
 しかも千年前にあのレベルの津波が、東北地方を襲った事が地質学から証明されたのは、あの津波の半年ほど前の事でした。

 東日本大震災の津波の被災地は中世以前は人口希薄地だったので、文献資料にはこの津波は記載されていなかったのです。

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 そういう津波に対して一体どのように対応できるのでしょうか?

 大川小学校は海岸から6キロ余りの内陸にあり、北上川からも200メートル、つまりバス停一つ分も離れてた高台にありました。
 だから地元の人達の記憶を手繰っても過去にこの近隣が津波の被害を受けた話は出てきません。

 それで大川小学校近辺の住民の多くは、地震の後もそのまま自宅に留まり、津波で死亡しています。
 津波に襲われた地区で、助かったのは仕事等で自宅を離れていた人たちだけなのです。

 それでも半年前に科学的にこの規模の津波の襲来は証明されたのだから、やはりその為の対応はするべきだったのでは?

 そもそも教師として子供の安全を守る責務を負うのだから、用心をしてイケナイ理由はないのですから。 そして大川小学校の場合は、山に避難するのも、車で逃げるのも、何の問題もなければ、費用がかかるわけでもなかったのですから・・・・・・。

 そしてこの判断を誤った結果、大惨事になったのです。
 だからこそ生き延びた人々は苦しみ続けなければならないのです。

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 しかし死者もまた苦しみ続けているようです。
 「津波の霊たち」と言うタイトルの通り、この本には津波の死者たちの霊の話も随分書かれています。

 津波の後、被災地では幽霊を見た人、幽霊に憑りつかれて苦しむ人々が多数いました。
 
 また大川小学校の死者の親達は、霊能者に頼るようになりました。
 霊能者に口寄せをしてもらって、死後の世界にいる子供達と対話する事で、何とか精神の平衡を保ちました。

 更に遺体捜索に当たる警察からも「霊能者に相談しください」と言われました。
 警察が霊能者に頼るって?

 でも何か月も闇雲に地面を掘り返し続けるぐらいなら、霊能者でもなんでも頼れる何かがなければやっていられないでしょう?
 
 そして霊能者が示す場所で遺体が発見された例もあったそうです。

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 一方、津波で死んだ人々の多くが、自分の死を受け入れられず苦しんで他人に憑依しました。

 学校へ娘を迎えに行こうとする途中で車ごと津波に呑まれた父親の魂は、必死に娘の名を呼び続け、娘のところに行こうとしていました。

 被災地のお寺の僧侶たちは、このような霊に憑依された人々を救い、そしてこうした霊が成仏できるように助けました。

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 この本の著者はイギリス人です。
 イギリスの文化には、このような憑依や死者の口寄せと言うものはありません。
 しかし彼はこうした霊に苦しめられる人々に対応する僧侶の話を淡々と描いています。

 こういう霊は実在するのでしょうか?
 それともこれは未曽有の災害を生き延びたために苦しまなければならない人々の精神から生まれた幻想なのでしょうか?

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 散歩に出たのが3時過ぎだったので、直ぐに日は傾いてきました。
 そしてドンドン寒くなってきました。

 散歩中ずうっと寝ぼけたアタマで、いろいろな事を考え続けました。
 でもどんなに考えても答えの出ないでしょう。

 読書の秋の辛い読書になりました。 

 それでもこうしてブログに書くことで、少し気持ちが整理できます。
 そしてこれを読んでくださる方がいると思うと、凄く救われた気持ちになれます。
 だからワタシはこのブログにアクセスしてくださる皆様には、いつも心から感謝しているのです。


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コメント

>生き残った先生が、何も証言したくないのだって理解できます

プロであるならプロとしての行動に説明責任がある。
可愛そうとか理解できると言っていたら社会が壊れる。
大東亜戦争で自滅した日本帝国海軍のように。
  1. 2019-10-07 19:48
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

ちびさんは、スウェーデンの少女か?

こんにちは。

ちびさん、あなたの言わんとすることはある程度理解できるが、ちびさん自身が「環境少女グレタ・トゥンベリさんのまんま」であることに気がつくべきだよ。

要は、世間知らず、苦労知らず、だれそれが言っていたから・・という風にしか見えないのだよ。

いや、ちびさんはあの大災害の現場を見たことがあるのかい?

あの大混乱の場に身を置いたことがあるのかい?

このエントリの趣旨は、人は誰もが傷つく、しかも深い傷を心に負うと大概の人は、ちびさんの様に単純な馬鹿ではいられなくなるということなんだ。

  1. 2019-10-07 20:42
  2. URL
  3. 裏の桜 #-
  4. 編集

私はネット上で知り合った人が被災地の方だったので、あの日の居てもたってもいられなさは少しわかります。
その方の知人は被災地の中学校の教員でした。地震のあと差し迫った危機感もなかった学校を救ったのは彼女の個人的な経験でした。
彼女は岩手県出身で子供のころから「垂直避難」を叩き込まれていたそうです。結局、学校の裏山で皆の無事を喜ぶことができたのです。

子供を失くすと親は自分が生きている意味も失いそうになります。
子供の遺体を探すことはそれだけが「生きる」ことになるからではないでしょうか。
恐らく外科的に体が辛いと思います。
何かを「子供のためにしている」という自覚だけがそれを和らげることができる可能性があるのです。
ただ「死んだ子供に会える日」だけを願って残りの人生を生きることになります。

阪神大震災の時も思いましたが、教員に「施設管理者」をさせるのは過酷なことです。あの時も、来る日も来る日も必死で汚物あふれるトイレ掃除を校長先生が一人でしていたという話がありました。

子供が死ぬと親は誰かを責めずにはいられないのです。
最後の瞬間に一緒にいた大人というだけでその対象になる、ましてや教師ならなおさらのことなのでしょう。

大川小学校の犠牲者の親御さんたちの気持は理解できます。
でもやっぱり先生たちを責めることはできません。

少し前に大川小で亡くなった若い男性の先生のご両親のことがNHKで特集されていました。
毎年の慰霊祭にはそのために育てたたくさんの花を誰にも告げずひっそりと届ける数年だったそうです。
世間から隠れるようにして息子さんのために祈り続けてこられました。
この先生もご両親の愛しい子供でした。

最後まで子供のそばを離れなかった、このことだけでも大川小の先生方の「教師」としての誇りを、私は称えたいと思います。
  1. 2019-10-08 09:56
  2. URL
  3. 鳴子百合 #-
  4. 編集

Re: >生き残った先生が、何も証言したくないのだって理解できます

> プロであるならプロとしての行動に説明責任がある。
> 可愛そうとか理解できると言っていたら社会が壊れる。
> 大東亜戦争で自滅した日本帝国海軍のように。

 善悪論から言えばその通りです。

 しかし人間には無限の精神力があるわけではないし、体力だって有限です。

 それを善悪論だけから、無限の精神力を要求して、「精神力でどのような困難も乗り越えて、やるべきことをやれ」と言って国家や組織がもつのですか?

 日本軍はそれで惨敗したのではありませんか?
  1. 2019-10-08 11:29
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 私はネット上で知り合った人が被災地の方だったので、あの日の居てもたってもいられなさは少しわかります。
> その方の知人は被災地の中学校の教員でした。地震のあと差し迫った危機感もなかった学校を救ったのは彼女の個人的な経験でした。
> 彼女は岩手県出身で子供のころから「垂直避難」を叩き込まれていたそうです。結局、学校の裏山で皆の無事を喜ぶことができたのです。
>
> 子供を失くすと親は自分が生きている意味も失いそうになります。
> 子供の遺体を探すことはそれだけが「生きる」ことになるからではないでしょうか。
> 恐らく外科的に体が辛いと思います。
> 何かを「子供のためにしている」という自覚だけがそれを和らげることができる可能性があるのです。
> ただ「死んだ子供に会える日」だけを願って残りの人生を生きることになります。

 ワタシはよもちゃんの帰りが遅くて心配になり探しに出ると、よもちゃんを見つけるまで、心配でどうしようもないのです。
 バカバカしいと思うけれど、何が何でもよもちゃんを見つけないと、どうしよもないのです。

 だからこの親達が子供の遺体を探す話は、読んでいてすごく身につまされて辛かったのです。

 猫が帰らなくても心配で探さずにはいられないのに、我が子の遺体も見つからないってどんなに辛いだろう。
 でも探さずにはいられないのでしょう。

 遺体の発見の遅れた子供は、遺体がもう正視できないほど無残な姿になっていたそうです。
 それでも親達はその遺体を確認して、漸く安心して子供を送りました。

 どんな姿になろうとも、探し続けた我が子に会えたのですから。
>
> 阪神大震災の時も思いましたが、教員に「施設管理者」をさせるのは過酷なことです。あの時も、来る日も来る日も必死で汚物あふれるトイレ掃除を校長先生が一人でしていたという話がありました。
>
> 子供が死ぬと親は誰かを責めずにはいられないのです。
> 最後の瞬間に一緒にいた大人というだけでその対象になる、ましてや教師ならなおさらのことなのでしょう。

 それってもう理性じゃないんですよね。
 人間は親になると、動物になるのかもしれません。
 でもだからこそ子供を愛し守って行けるのでしょうね。
 
 実際、理性で損得勘定をすれば、子供なんか持つ価値はありませんから。

> 大川小学校の犠牲者の親御さんたちの気持は理解できます。
> でもやっぱり先生たちを責めることはできません。
>
> 少し前に大川小で亡くなった若い男性の先生のご両親のことがNHKで特集されていました。
> 毎年の慰霊祭にはそのために育てたたくさんの花を誰にも告げずひっそりと届ける数年だったそうです。
> 世間から隠れるようにして息子さんのために祈り続けてこられました。
> この先生もご両親の愛しい子供でした。
>
> 最後まで子供のそばを離れなかった、このことだけでも大川小の先生方の「教師」としての誇りを、私は称えたいと思います。

 教職員のご遺族はつらいでしょうね。
 
 学校側が津波での避難マニュアルを整備していれば、もう少し機敏に対応していれば、あの悲劇はなかったし、生徒だけでなく教職員も死なずに済んだのは事実なのです。
 だからこそ子供を喪った親達の無念は計り知れないのですが、しかしそれではあのような津波を予見できなかったからと言って責められるような話か?と考えると、それもまた考え込まざるを得ないです。

 ホントに辛い話です。

 
  1. 2019-10-08 11:48
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: ちびさんは、スウェーデンの少女か?

> こんにちは。
>
> ちびさん、あなたの言わんとすることはある程度理解できるが、ちびさん自身が「環境少女グレタ・トゥンベリさんのまんま」であることに気がつくべきだよ。
>
> 要は、世間知らず、苦労知らず、だれそれが言っていたから・・という風にしか見えないのだよ。
>
> いや、ちびさんはあの大災害の現場を見たことがあるのかい?
>
> あの大混乱の場に身を置いたことがあるのかい?
>
> このエントリの趣旨は、人は誰もが傷つく、しかも深い傷を心に負うと大概の人は、ちびさんの様に単純な馬鹿ではいられなくなるということなんだ。

 ありがとうございます。

 この本を読んでいると、あの津波で全ての人が深く傷つき、生き延びた人々その傷を抱えたまた、生き続けるしかなくなり、死者もまた苦しみ続ける事が、実感されてホントに辛くなったのです。

 尤も甥だってあの日、仕事で石巻に行き、仕事が終わって車で気仙沼へ戻ろうとしたところで津波に巻き込まれたそうです。
 波が車に入り込んで動けなくなったけれど、甥は何とか車から這い出して、ちかくの建物に逃げ込んで助かりました。

 石巻市内を出ないうちに津波に襲われたのが幸運でした。
 石巻から気仙沼に通じる道路って、海岸ギリギリを通っているのです。 あんな道路を走っている時に津波に襲われたら絶対絶命でした。

 あの津波って本当に僅かの事が、生死を分けたのです。
 だからこそ生き延びた人も、死者も苦しむ事になるのでしょうね。
  1. 2019-10-08 12:01
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

こんにちは。
すべては結果論です。
未来から過去の出来事を振り返れば、何をなせばよかったのか誰でも判断できます、同じ人間がその場所に立ち会ったときに、同じ判断ができるかと言えば、出来ないと思います、少なくとも私は出来ません。
責任を放棄した場合を除き、その場面でいくつかの選択肢があったと思います、たまたまその中の一つが当たれば当たり前の判断、違ってれば判断ミス、となるだけです。
ひょっとして裏山に誘導して土砂崩れに巻き込まれたら裏山に誘導したことが判断ミスになるのかもしれません。
生き残った教員の校長宛の手紙の最後の一文です。
「最後に山に行きましょうと強く言っていればと思うと、悔やまれて胸が張り裂けそうです」
この方も結果論という重い十字架を背負っています。
普通の自然災害なら周りが、あなたの責任ではないですよ、の一言で心が軽くなるのかもしれませんが、この方は逆に降ろすことが出来ない十字架になってしまったと思います。
控訴した保護者の方の気持ちは情報が足らないので正直よくわかりません、子供の死を受け入れるために自然災害と言う理不尽な原因ではなく何かの理由、生贄が欲しかったのかもしれません、バックにいる誰かにそそのかされたのかもしれません。
大川小学校のその後は自然災害ではなく人災ではないのかと感じています。
  1. 2019-10-08 12:55
  2. URL
  3. kazusa #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> こんにちは。
> すべては結果論です。
> 未来から過去の出来事を振り返れば、何をなせばよかったのか誰でも判断できます、同じ人間がその場所に立ち会ったときに、同じ判断ができるかと言えば、出来ないと思います、少なくとも私は出来ません。
> 責任を放棄した場合を除き、その場面でいくつかの選択肢があったと思います、たまたまその中の一つが当たれば当たり前の判断、違ってれば判断ミス、となるだけです。
> ひょっとして裏山に誘導して土砂崩れに巻き込まれたら裏山に誘導したことが判断ミスになるのかもしれません。
> 生き残った教員の校長宛の手紙の最後の一文です。
> 「最後に山に行きましょうと強く言っていればと思うと、悔やまれて胸が張り裂けそうです」
> この方も結果論という重い十字架を背負っています。
> 普通の自然災害なら周りが、あなたの責任ではないですよ、の一言で心が軽くなるのかもしれませんが、この方は逆に降ろすことが出来ない十字架になってしまったと思います。
> 控訴した保護者の方の気持ちは情報が足らないので正直よくわかりません、子供の死を受け入れるために自然災害と言う理不尽な原因ではなく何かの理由、生贄が欲しかったのかもしれません、バックにいる誰かにそそのかされたのかもしれません。
> 大川小学校のその後は自然災害ではなく人災ではないのかと感じています。

 そうなのです。
 大川小学校の悲劇で、教員と石巻教育委員会が問われたのは結果責任なのです。

 結果がああいう事になったら、責任を問われたのです。
 
 もしあれが千年に一度の大津波でなければ、大川小学校が津波の被害に遭う事はなかったのです。
 もしあの時、津波が大川小学校を襲わず、教職員達が生徒を裏山に避難させていたら、むしろ過剰な避難として親達から抗議された可能性もあるのです。

 実は日本では防災対策でも、早めに避難命令や避難誘導をしたけれど、結果は避難するまでもなくて済んだような場合、そういう避難命令を出した自治体等を、マスコミがぼこぼこに叩く事も多いのです。

 教頭が裏山への避難を躊躇った理由だってそれでしょう?

 しかし大川小学校のような場合、結果責任と言うのは辛いですよね?
 自衛隊や海保や消防士などは、危機対応が本職だから、その為の訓練を受けているし、そもそもそのつもりで就職したのです。

 でも教職員の場合は、危機対応なんて本業とは言えないのです。
 それなのにこういう場合は、全責任を負わされる。

 子供を喪った親達の気持ちはわかるし、石巻教育委員会の対応にも問題はあったと思います。
 しかしこういうのを見ていると、人間にはどうしようもない事ってあるのだなあ・・・・としか思えないのです。
  1. 2019-10-08 13:18
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

助かった?教員は内心忸怩たるものがあるでしょうね…
一度対策マニュアルを前の赴任校で作成していたなら、もっとこうした方が良かったとの反省点から、低学年でも解り安くでも状況により行動は変えなきゃいけない、避難はクラス単位では無く登校班が良いけど一斉下校(避難)には校長・教頭の許可がいる、雨や雪だとあの山路は泥濘むけど舗装路は車が多いし、あの山は雨宿りできないから子ども達を休憩させるには…等と考えてしまったのかも知れません。それで単純な内容のマニュアルではと赴任してから思ってたのかも知れません。
教員11名、生徒100名強だと全員が顔見知りで親御さんの顔も知ってる。それなら避難マニュアルは親御さんにも理解してもらわないといけません、うちは車で向かえに行く!、緊急問い合わせ先は学校が良い!学校の避難状況も防災放送で中継しろ!危機感が薄い状態やパニック状態では親御さんはマニュアルの事など思い出さないでしょう…
マニュアルは一度作ったらオシマイではないし、教育・展開(普及)しなければ意味が無い
マニュアルは単純が良いけど状況により判断は必要です

今住んでる場所は以前なかった防災放送が2時半にこれから下校しますので見守って下さいと、五時には遊んでいる子供に帰宅を促す曲を流すなど学校単位では無く地域全体での活動になっています。防災放送のテストも含め熱中症注意喚起、振込め詐欺注意、迷い人(徘徊老人含む)の情報提供のお願い等もあります。そうなると自治体(警察、消防含む)、農協・漁協、自衛消防団、学校、企業(阪神淡路大震災でも東日本大震災で食料の放出)を巻き込んでの対策になります
東日本大震災と阪神淡路大震災の時の違いは携帯電話の普及です。神戸で徹夜仕事し被災して西宮の自宅に歩いて帰宅した人は途中の公衆電話で自宅に連絡、公衆電話には列ができていて終わった人は電話機の上に10円玉を何個か置くルールが出来てたそうです
東日本大震災の時は公衆電話は減り携帯電話ですが一気にトラフィックが増えアンテナ基地局も被災して基地局間の通信も障害発生してます。NTTやdocomoは障害耐性強化に邁進してほしいけど金が掛かる割にアピール力が弱い分野です。少子高齢化の状態での過疎地域での防災対策はドンドン難しくなってきています、台風などの暴風雨では防災放送は聞こえませんNTT等で安否確認用のサービスもされてますが高齢者には使い難いでしょう
想定外の事を想定はできません。過去の記録から想像を膨らまし現状での対応策を想定するだけです、今は公衆電話…では使い物になりません、雨宿りでき地域の人が知ってる場所は学校が一番です。川べりの公園や運動場は広いですが氾濫の恐れもある山に近すぎると山崩れや鉄砲水の恐れもあります。私の卒業した中学は海に面しており津波が来た時の陸上の波よけと言われてました。校庭が防波堤の上ですから避難所にはなりえませんでした。

最後に霊能者は英国人にも理解出来ると思います。ハリーポッターは魔法使いですが霊能者のイメージもありますし、メリー・ポピンズはイタズラ好きな神の使いである天使です
悪い事は悪魔のせいになるのかも知れません、エクソシストの様なホラー映画もありますし
長々と駄文m(_ _;)m
  1. 2019-10-09 06:13
  2. URL
  3. are #-
  4. 編集

続く苦しみと結果論と後悔の循環、適度、割り切り

あーすれば良かった、こーすれば良かった。結論は出ないのですよね。
近所の人も若くして奥さんを無くしましたが、大分前から偏頭痛がすると言っていて、いきなり亡くなってしまったんですが。
「病院に行ってれば・」で人生に影を落とし続けています。忘れてはいけないと毎日、遺影を観て嘆いています。
盆と正月に来てくれるのだから、それ以外は忘れても良いのだよ、本人も納得してくれますよ、と周囲が言うのですが。・・・・・
疲れるので、続きません・・・
後悔というのは義務か、神の与える罰か・躾か・
  1. 2019-10-09 09:09
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

この本を持っています。もっているだけ。新聞の書評を読んでページの一部を読んで、やめたままです。

「結果責任が問われた」・・・。
このコメントを見て憲法改正もこの文脈に入るな、と思いました。
憲法を見直すなんて千年に一度の事件でもないのに、予測・想定できる問題の対処なのに、どうすべきかと大川小学校の先生ほどの葛藤もなくボーっとしたままで。

私たちはバカです。
  1. 2019-10-09 10:09
  2. URL
  3. 相模 #-
  4. 編集

この件は非常にデリケートな問題なので、公の場で心中を偽りなく吐露することは、なかなか難しいかもしれません。
シンプルに私の感想を言えば、教員の判断ミスで多くの児童が亡くなったのは、責任を問われても仕方ないかもしれない。
ただ、その当の教員も亡くなっており、未曾有のパニック状態での判断。
教育のプロであっても、災害対応のプロでもない。
となると、亡くなったお子さんの遺族の方々の気持ちは理解しますが、訴訟までは行き過ぎに感じます。

軍人(指揮官)が一生懸命戦っても、判断ミスで自らも含め多くの戦死者を出す結果になり、敗戦となれば、いくら本人が勇ましく戦死されても、後世の批判を受けざるを得ません。
しかし、今回の教員は災害非難のプロではないので、パニック時に完璧を求めるのは、厳しいかもしれないとも思います。
単純に、津波ならなんで早く高い所に逃げなかったの?とは思いますけどね。
  1. 2019-10-09 11:12
  2. URL
  3. 二郎 #-
  4. 編集

余話です

中小企業庁が
「中小企業BCP策定運用指針」を出しています
https://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html
BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

中小企業がBCP策定するのは大変です。中核事業の策定は経営判断となりますし取引先との連携や社員の緊急出勤体制に連絡網など現場や人事に関与する事まで含みます。全社的な話になるので中小企業庁がトップ層の啓蒙のためにガイダンスを発表しています。つまり計画を立案sる人材がいない、業務に精通したベテランは忙しく暇が無い、セミナー等はあるがぼんやりした内容で結局自社の状況を踏まえて自分で考えるしか無いが人も金も時間もない。
トヨタならば組立工場の分散・複数車種対応、同一部品の複数社からの購入配送・納入経路の代替ルート策定等は実施済みでしょうし見直しも随時してるでしょう
中小企業はトヨタが変更したらその対応で手一杯かもしれません

ISO9000シリーズ(品質保証関連)を取得するには体制、運用ルール、取得費用と継続には継続審査と審査費用等が必要になります。専任部隊をつくり社内啓蒙活動に当たらせます。社員全員が危機管理のプロではありません。
法務部門を持つ企業でも顧問弁護士事務所と契約を結んでいます
個人の力の限界と責任範疇は難しいです
合議制であっても平等ではありませんしね
感情の問題を抜きにしても策定実施は簡単ではありません
文化の違う外国人労働者も増えてます
小学校でも英語教育でネイティブスピーカー教師も増えるでしょうけど担任にするのは未だ先でしょうけど
  1. 2019-10-09 12:05
  2. URL
  3. are #-
  4. 編集

まさしく「未曾有の大災害」だったんですよ

こんにちは。

色々とコメント欄が白熱している様ですが、被災地の多くの公務員、警察官だろうが、消防士(官)・・地域消防団団員も含む・・だろうが、当然自衛官であろうが、被災者でもあるんですね。

そして家族もいた。

呼集がかかりますとね。個を捨てざるを得ないのですよ。

確かに、職業だ、役目だ、使命だ、と言われればそれまでですがね。

この様な話になる時には、そこのところも考えていただきたいな、と思いましてね。

そして、本当の意味でのその様な公務員たちの責任等々の責任者というのは、当時の内閣総理大臣であり、各関係省庁の長や自治体行政の長なんですね。

ただし、このエントリでも記されています様に、災害で自治体行政が崩壊・壊滅してしまったのですよ。最終的に責任を取らねばならない行政の長も災害で亡くなった自治体もあるわけでね。

それだけ、まさしく「未曾有の大災害」だったわけです。
  1. 2019-10-09 12:08
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  3. 裏の桜 #-
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Re: タイトルなし

> 助かった?教員は内心忸怩たるものがあるでしょうね…
> 一度対策マニュアルを前の赴任校で作成していたなら、もっとこうした方が良かったとの反省点から、低学年でも解り安くでも状況により行動は変えなきゃいけない、避難はクラス単位では無く登校班が良いけど一斉下校(避難)には校長・教頭の許可がいる、雨や雪だとあの山路は泥濘むけど舗装路は車が多いし、あの山は雨宿りできないから子ども達を休憩させるには…等と考えてしまったのかも知れません。それで単純な内容のマニュアルではと赴任してから思ってたのかも知れません。
> 教員11名、生徒100名強だと全員が顔見知りで親御さんの顔も知ってる。それなら避難マニュアルは親御さんにも理解してもらわないといけません、うちは車で向かえに行く!、緊急問い合わせ先は学校が良い!学校の避難状況も防災放送で中継しろ!危機感が薄い状態やパニック状態では親御さんはマニュアルの事など思い出さないでしょう…
> マニュアルは一度作ったらオシマイではないし、教育・展開(普及)しなければ意味が無い
> マニュアルは単純が良いけど状況により判断は必要です
>
> 今住んでる場所は以前なかった防災放送が2時半にこれから下校しますので見守って下さいと、五時には遊んでいる子供に帰宅を促す曲を流すなど学校単位では無く地域全体での活動になっています。防災放送のテストも含め熱中症注意喚起、振込め詐欺注意、迷い人(徘徊老人含む)の情報提供のお願い等もあります。そうなると自治体(警察、消防含む)、農協・漁協、自衛消防団、学校、企業(阪神淡路大震災でも東日本大震災で食料の放出)を巻き込んでの対策になります
> 東日本大震災と阪神淡路大震災の時の違いは携帯電話の普及です。神戸で徹夜仕事し被災して西宮の自宅に歩いて帰宅した人は途中の公衆電話で自宅に連絡、公衆電話には列ができていて終わった人は電話機の上に10円玉を何個か置くルールが出来てたそうです
> 東日本大震災の時は公衆電話は減り携帯電話ですが一気にトラフィックが増えアンテナ基地局も被災して基地局間の通信も障害発生してます。NTTやdocomoは障害耐性強化に邁進してほしいけど金が掛かる割にアピール力が弱い分野です。少子高齢化の状態での過疎地域での防災対策はドンドン難しくなってきています、台風などの暴風雨では防災放送は聞こえませんNTT等で安否確認用のサービスもされてますが高齢者には使い難いでしょう
> 想定外の事を想定はできません。過去の記録から想像を膨らまし現状での対応策を想定するだけです、今は公衆電話…では使い物になりません、雨宿りでき地域の人が知ってる場所は学校が一番です。川べりの公園や運動場は広いですが氾濫の恐れもある山に近すぎると山崩れや鉄砲水の恐れもあります。私の卒業した中学は海に面しており津波が来た時の陸上の波よけと言われてました。校庭が防波堤の上ですから避難所にはなりえませんでした。
>
> 最後に霊能者は英国人にも理解出来ると思います。ハリーポッターは魔法使いですが霊能者のイメージもありますし、メリー・ポピンズはイタズラ好きな神の使いである天使です
> 悪い事は悪魔のせいになるのかも知れません、エクソシストの様なホラー映画もありますし
> 長々と駄文m(_ _;)m

 大川小学校だけについていえば、例えば生徒が「ここにいたら死ぬ」と言った時にでも、皆がパニックになって山に登っていれば、それで死なずに済んだのです。
 生徒を迎えに来た母親の一人が「津波が来るから早く避難して」と言った時に、教頭先生がそれで動揺して「だったら皆車に乗って逃げましょう」と言っていれば済んだのです。
 でも教頭はその母親に「奥さん落ち着いて」と言って動かなかったのです。

 パニックを起こさず冷静であった為に悲劇になったのです。

 こういう不条理をどうやって受け入れるべきか?
 
 生き残った先生は、永遠にこれで苦しみ続け成ればならないのです。
 生徒の親達もそうです。

 だからこそ浮かばれない霊と、そうした霊に憑依される人々の話も、何の違和感もないのでしょうね。
  1. 2019-10-09 13:14
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 続く苦しみと結果論と後悔の循環、適度、割り切り

> あーすれば良かった、こーすれば良かった。結論は出ないのですよね。
> 近所の人も若くして奥さんを無くしましたが、大分前から偏頭痛がすると言っていて、いきなり亡くなってしまったんですが。
> 「病院に行ってれば・」で人生に影を落とし続けています。忘れてはいけないと毎日、遺影を観て嘆いています。
> 盆と正月に来てくれるのだから、それ以外は忘れても良いのだよ、本人も納得してくれますよ、と周囲が言うのですが。・・・・・
> 疲れるので、続きません・・・
> 後悔というのは義務か、神の与える罰か・躾か・

 そうなんですよね。
 絶対に助からないというなら、諦めも付き、寂しい、悲しいとだけ言っていれば済むのですが、でも「ああしていれば、助かったかもしれない」と思えば、それを後悔して苦しみ続ける事になるのです。

 本当に辛いでしょうね。

  1. 2019-10-09 13:17
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> この本を持っています。もっているだけ。新聞の書評を読んでページの一部を読んで、やめたままです。

 原作は英語なので翻訳本なのですが、非常に読みやすい文章で、良い内容でした。
 読んでみられては?
>
> 「結果責任が問われた」・・・。
> このコメントを見て憲法改正もこの文脈に入るな、と思いました。
> 憲法を見直すなんて千年に一度の事件でもないのに、予測・想定できる問題の対処なのに、どうすべきかと大川小学校の先生ほどの葛藤もなくボーっとしたままで。
>
> 私たちはバカです。

 大川小学校の先生たちが動けなかった最大の理由は、この学校の防災マニュアルに「津波」への対応がなかったからでしょうね。
 
 マニュアルを作る意味は、危機的な状況で思考停止に陥っても危機対応ができるようにするためなのです。
 マニュアルに従って訓練しておけば、人間は思考停止に陥っても、マニュアル通り行動して、危機を逃れる事ができるのです。

 そういう意味では憲法を改正して、日本の国防マニュアルを整備する事は、喫緊の課題なんですけどね。
  1. 2019-10-09 13:24
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> この件は非常にデリケートな問題なので、公の場で心中を偽りなく吐露することは、なかなか難しいかもしれません。
> シンプルに私の感想を言えば、教員の判断ミスで多くの児童が亡くなったのは、責任を問われても仕方ないかもしれない。
> ただ、その当の教員も亡くなっており、未曾有のパニック状態での判断。
> 教育のプロであっても、災害対応のプロでもない。
> となると、亡くなったお子さんの遺族の方々の気持ちは理解しますが、訴訟までは行き過ぎに感じます。
>
> 軍人(指揮官)が一生懸命戦っても、判断ミスで自らも含め多くの戦死者を出す結果になり、敗戦となれば、いくら本人が勇ましく戦死されても、後世の批判を受けざるを得ません。
> しかし、今回の教員は災害非難のプロではないので、パニック時に完璧を求めるのは、厳しいかもしれないとも思います。
> 単純に、津波ならなんで早く高い所に逃げなかったの?とは思いますけどね。

 全くその通りなんですけどね。

 但しそれはみな後知恵なんですよね。
 
 津波なら高い所に逃げればよいというのだって、それは実際に津波が大川小学校を襲ったから言える話で、海岸から6キロ離れた小高い丘にある小学校が津波に襲われるなんて、普通は誰も考えません。

 明治以降、三陸海岸を襲った津波だって、全て沿岸部だけの被害で終わっていますから。
  1. 2019-10-09 13:28
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: 余話です

> 中小企業庁が
> 「中小企業BCP策定運用指針」を出しています
> https://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html
> BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
>
> 中小企業がBCP策定するのは大変です。中核事業の策定は経営判断となりますし取引先との連携や社員の緊急出勤体制に連絡網など現場や人事に関与する事まで含みます。全社的な話になるので中小企業庁がトップ層の啓蒙のためにガイダンスを発表しています。つまり計画を立案sる人材がいない、業務に精通したベテランは忙しく暇が無い、セミナー等はあるがぼんやりした内容で結局自社の状況を踏まえて自分で考えるしか無いが人も金も時間もない。
> トヨタならば組立工場の分散・複数車種対応、同一部品の複数社からの購入配送・納入経路の代替ルート策定等は実施済みでしょうし見直しも随時してるでしょう
> 中小企業はトヨタが変更したらその対応で手一杯かもしれません
>
> ISO9000シリーズ(品質保証関連)を取得するには体制、運用ルール、取得費用と継続には継続審査と審査費用等が必要になります。専任部隊をつくり社内啓蒙活動に当たらせます。社員全員が危機管理のプロではありません。
> 法務部門を持つ企業でも顧問弁護士事務所と契約を結んでいます
> 個人の力の限界と責任範疇は難しいです
> 合議制であっても平等ではありませんしね
> 感情の問題を抜きにしても策定実施は簡単ではありません
> 文化の違う外国人労働者も増えてます
> 小学校でも英語教育でネイティブスピーカー教師も増えるでしょうけど担任にするのは未だ先でしょうけど

 一般企業はともかく、大川小学校のような例を考えると、小中学校の防災マニュアルを、教員が作るというのは無理かもしれませんね。
 教員は防災の専門家でも、危機管理の専門家でもありませんから。

 東電でも貞観津波の情報は持っておらず、その為福島第一原発の防波堤のかさ上げはしていなかったのですから。

 本来なら消防庁や気象庁の専門家も入って、正確な災害予想をしたうえで、作り直さないとダメでしょう?
  1. 2019-10-09 13:35
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: まさしく「未曾有の大災害」だったんですよ

> こんにちは。
>
> 色々とコメント欄が白熱している様ですが、被災地の多くの公務員、警察官だろうが、消防士(官)・・地域消防団団員も含む・・だろうが、当然自衛官であろうが、被災者でもあるんですね。
>
> そして家族もいた。
>
> 呼集がかかりますとね。個を捨てざるを得ないのですよ。
>
> 確かに、職業だ、役目だ、使命だ、と言われればそれまでですがね。
>
> この様な話になる時には、そこのところも考えていただきたいな、と思いましてね。
>
> そして、本当の意味でのその様な公務員たちの責任等々の責任者というのは、当時の内閣総理大臣であり、各関係省庁の長や自治体行政の長なんですね。
>
> ただし、このエントリでも記されています様に、災害で自治体行政が崩壊・壊滅してしまったのですよ。最終的に責任を取らねばならない行政の長も災害で亡くなった自治体もあるわけでね。
>
> それだけ、まさしく「未曾有の大災害」だったわけです。

 そうなのです。
 小学校の事故で子供が死ねば、学校や教育委員会が対応するのは当然なのですが、大川小学校の場合は先生は一人残して全部死に、石巻市も甚大な被害を受けているのです。

 そういう中でどこまで対応できるのか?

 東日本大震災では被災自治体の公務員達は随分頑張っていたと思います。
 自衛官も本当に頑張りましたよね。

 遺体の収容なんてどれだけ辛い作業だったか・・・・。

 ああいう災害への対応としては、見事だったと思います。

 そして被災者の冷静さは、世界中が驚嘆しました。 この本の著者も驚いています。 あれがイギリスで起きていたらどうなっていたかわからないと言っています。

  1. 2019-10-09 13:42
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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大川小学校跡地

大川小学校跡地

Googleマップ
https://www.google.co.jp/maps/place/%E5%A4%A7%E5%B7%9D%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E8%B7%A1%E5%9C%B0/@38.5459525,141.4277542,376m/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x5f89abea519f5aed:0x794349f0ca5a7804!8m2!3d38.5459549!4d141.4283612

地理院地図
https://maps.gsi.go.jp/#15/38.545782/141.429470/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

大川小学校は、最上川河口から約4Km 海抜1メートル弱に
位置してたのですね。
当時の映像で津波の大きさを実感してますので、当然津波が押し寄せてくると予想できます。
記憶では、それでも避難しようとして、北上川に掛かる橋のたもとに移動中に津波にのみこまれてしまったかと思います。
その場所も標高6メートルくらいです。避難先としては不適切ですし、避難のタイミングも遅すぎです。

「教頭はその母親に『奥さん落ち着いて』と言って動かなかった」ということですが、落ち着いてどうしようと考えていたんでしょうか。火事や津波の恐れのない地震では、校庭に集まるのはセオリーかもしれませんが、あの尋常でない揺れが3回もありましたので、状況判断をミスっていますね。

校庭のすぐ先が山になってますので、まず山に避難しその後に、「落ち着いて次のことを考える」ということが必要だったと思います。

まず安全の確保、を優先すべきでした。
そうできなかった理由は、教頭の資質なのか教員の合議によるものなのか校則があったのかわかりませんが、非常時はまず自分で自分の命を守る、ということを徹底するしかないのでしょうね。

場所的に逃げ場のすぐそばにあったので、普通に対応できていれば全員助かってたはずです。
そこがすごく残念です。


余談:書いていて思ったのですが、「奥さん落ち着いて」というのは、「C国が攻めてくるはずがない」とか「話せばわかる」というのと同根のような気がしました。
  1. 2019-10-09 23:40
  2. URL
  3. 山泥 #1DZ.tDoM
  4. 編集

Re: 大川小学校跡地

> 大川小学校跡地
>
> Googleマップ
> https://www.google.co.jp/maps/place/%E5%A4%A7%E5%B7%9D%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E8%B7%A1%E5%9C%B0/@38.5459525,141.4277542,376m/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x5f89abea519f5aed:0x794349f0ca5a7804!8m2!3d38.5459549!4d141.4283612
>
> 地理院地図
> https://maps.gsi.go.jp/#15/38.545782/141.429470/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
>
> 大川小学校は、最上川河口から約4Km 海抜1メートル弱に
> 位置してたのですね。
> 当時の映像で津波の大きさを実感してますので、当然津波が押し寄せてくると予想できます。
> 記憶では、それでも避難しようとして、北上川に掛かる橋のたもとに移動中に津波にのみこまれてしまったかと思います。
> その場所も標高6メートルくらいです。避難先としては不適切ですし、避難のタイミングも遅すぎです。
>
> 「教頭はその母親に『奥さん落ち着いて』と言って動かなかった」ということですが、落ち着いてどうしようと考えていたんでしょうか。火事や津波の恐れのない地震では、校庭に集まるのはセオリーかもしれませんが、あの尋常でない揺れが3回もありましたので、状況判断をミスっていますね。
>
> 校庭のすぐ先が山になってますので、まず山に避難しその後に、「落ち着いて次のことを考える」ということが必要だったと思います。
>
> まず安全の確保、を優先すべきでした。
> そうできなかった理由は、教頭の資質なのか教員の合議によるものなのか校則があったのかわかりませんが、非常時はまず自分で自分の命を守る、ということを徹底するしかないのでしょうね。
>
> 場所的に逃げ場のすぐそばにあったので、普通に対応できていれば全員助かってたはずです。
> そこがすごく残念です。
>
 欠陥論を言えば全くその通りです。
 但しブログ本文にも書いたけれど、東日本大震災の津波と同規模の津波は、過去には貞観津波だけでした。
 しかも貞観時代、被災地は人口希薄地域だったため、文献記録はなく、地質調査によってその存在が証明されたのが、東日本大震災の半年ほど前です。

 逆にいえば、歴史を学んでもこの規模の津波が来るとは、全く考えられないのです。
 歴史や経験からなら、「大川小学校に津波が来るはずはない」と言う結論しかでないのです。

 そう言う事で教師達を糾弾してよいのですか?
>
> 余談:書いていて思ったのですが、「奥さん落ち着いて」というのは、「C国が攻めてくるはずがない」とか「話せばわかる」というのと同根のような気がしました。

 知識や経験があるからこそ、あり得ない災害に対応できないことって、あるんですよ。
  1. 2019-10-10 11:04
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re2: 大川小学校跡地

> そう言う事で教師達を糾弾してよいのですか?

教師を責めてるわけではありません。

確かに過去の記録から理性的に判断して、「大川小学校に津波が来るはずがない」と考えるのは間違いではないと思います。
この場合、最終的には避難行動を取ってますが、時間の遅れと避難先がベストな選択でなかったことが惨事を招いてしまいました。

結果的に適切な行動がとれなかった理由はわかりませんが、子供や教職員を守らなければならないという状況では、最悪の事態を想定しそれに対応する必要があったと思います。

大川小学校の場所は、過去に津波の被害はなかった、という事実(当時の)はあっても、地震の揺れは相当なものだったはずです。そこで「もしかしたら・・・」という考えを持ってほしかったのです。
母親の一人が「津波が来るから早く避難して」と言ったのもトリガーにはなり得たでしょう。

小学校の海抜がいくらか、というのは知らなくても問題ないのですが、河口から近いということと、北上川の水位が潮の干満で大きく変化しているのは見てたでしょうから、地震の揺れを感じたとき、最悪のことを想定することはできたと思います。
教職員が11名いたということですので、誰か一人でもそう考えなかったのでしょうか。

私は誰が悪い、ということを言いたいわけではありません。判断ミスが一番の原因であると思います。どうしてそうなったのか、どうしたら減らせるかを考えたいのです。


本来の趣旨とずれたことに集中したことをお詫びします。
私の親族知人では、当日予定がキャンセルされて、津波から偶然逃れることができた、というのが一人います。
そのくらいなので、被害者の心情まで慮ることまではできません。
亡くなられた方々のことを忘れることなく、心に留めおきたいと思います。
  1. 2019-10-11 01:09
  2. URL
  3. 山泥 #1DZ.tDoM
  4. 編集

他人の後知恵の愚かさ

>①校庭のすぐ先が山になってますので、まず山に避難しその後に、
>②「落ち着いて次のことを考える」ということが必要だったと思います。
>③まず安全の確保、を優先すべきでした。
>④教頭の資質なのか教員の合議によるものなのか校則があったのかわかりませんが、
>⑤非常時はまず自分で自分の命を守る、ということを徹底するしかないのでしょうね。

すべて後知恵、これが出来れば世の中に事件は無いのですよ、パニックもあるし、事態が判らないのに何が安全かが解れば神様です。
幼稚園児の集団に自分の命を守る行動をしろと言えますか?
この人類の知恵で全ての人が行動できれば、世の中に事件も犯罪も無いとおもいます。
他人の後知恵は万全かつ理想だ、しかし空論に過ぎない。

この様な事を言う事は当事者を責め苛む以外に在りません、結果が解ってから、なぜ出来なかったのか?
あの時そうすればよかった、何故しなかったのか?
当たり前だ!その時には考えられなかったのだから!
解の無い問いに一生苦しむのです。
  1. 2019-10-11 07:36
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

Re: Re2: 大川小学校跡地

> > そう言う事で教師達を糾弾してよいのですか?
>
> 教師を責めてるわけではありません。
>
> 確かに過去の記録から理性的に判断して、「大川小学校に津波が来るはずがない」と考えるのは間違いではないと思います。
> この場合、最終的には避難行動を取ってますが、時間の遅れと避難先がベストな選択でなかったことが惨事を招いてしまいました。
>
> 結果的に適切な行動がとれなかった理由はわかりませんが、子供や教職員を守らなければならないという状況では、最悪の事態を想定しそれに対応する必要があったと思います。
>
> 大川小学校の場所は、過去に津波の被害はなかった、という事実(当時の)はあっても、地震の揺れは相当なものだったはずです。そこで「もしかしたら・・・」という考えを持ってほしかったのです。
> 母親の一人が「津波が来るから早く避難して」と言ったのもトリガーにはなり得たでしょう。
>
> 小学校の海抜がいくらか、というのは知らなくても問題ないのですが、河口から近いということと、北上川の水位が潮の干満で大きく変化しているのは見てたでしょうから、地震の揺れを感じたとき、最悪のことを想定することはできたと思います。
> 教職員が11名いたということですので、誰か一人でもそう考えなかったのでしょうか。
>
> 私は誰が悪い、ということを言いたいわけではありません。判断ミスが一番の原因であると思います。どうしてそうなったのか、どうしたら減らせるかを考えたいのです。
>
>
> 本来の趣旨とずれたことに集中したことをお詫びします。
> 私の親族知人では、当日予定がキャンセルされて、津波から偶然逃れることができた、というのが一人います。
> そのくらいなので、被害者の心情まで慮ることまではできません。
> 亡くなられた方々のことを忘れることなく、心に留めおきたいと思います。

 ええ、結果論を言えばその通りで、完全な判断ミスです。

 そもそも判断以前で、パニックを起こして我さきに山に駆け上ったり、スクールバスで逃げていれば、あの悲劇はなかったのです。 冷静に判断しようと考えたのがそもそも判断ミスになってしまったのです。

 神様は時々、この手の意地悪をするんですよね。

 ワタシはこれで洞爺丸沈没を思い出したのです。
 洞爺丸沈没は日本船舶事故最大の悲劇ですが、あの時の洞爺丸の船長って、あの事故までは神様と言われたほどの名船長で、「天気図」と言うあだ名がつくほど、気象への知識も豊富だったのです。
 
 それでこの船長は、洞爺丸台風は北海道には来ないと判断したのです。 なぜなら明治に気象観測が始まって以降、それまで一度も北海道を襲った台風はなかったのです。
 だから乗客を乗せたまま函館港で待機するという判断をしてしまったのです。

 知識と経験が判断を狂わせたのです。
 大川小学校を襲った津波も同様です。

 貞観津波を考えたら、津波は来ると考えるべきだったのですが、それ以降1000年間に東北を襲った津波なら、大川小学校も、福島第一原発も無事で済んだのです。

 神様って冷酷ですね。
 

 
  1. 2019-10-11 13:37
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 他人の後知恵の愚かさ

> >①校庭のすぐ先が山になってますので、まず山に避難しその後に、
> >②「落ち着いて次のことを考える」ということが必要だったと思います。
> >③まず安全の確保、を優先すべきでした。
> >④教頭の資質なのか教員の合議によるものなのか校則があったのかわかりませんが、
> >⑤非常時はまず自分で自分の命を守る、ということを徹底するしかないのでしょうね。
>
> すべて後知恵、これが出来れば世の中に事件は無いのですよ、パニックもあるし、事態が判らないのに何が安全かが解れば神様です。
> 幼稚園児の集団に自分の命を守る行動をしろと言えますか?
> この人類の知恵で全ての人が行動できれば、世の中に事件も犯罪も無いとおもいます。
> 他人の後知恵は万全かつ理想だ、しかし空論に過ぎない。
>
> この様な事を言う事は当事者を責め苛む以外に在りません、結果が解ってから、なぜ出来なかったのか?
> あの時そうすればよかった、何故しなかったのか?
> 当たり前だ!その時には考えられなかったのだから!
> 解の無い問いに一生苦しむのです。

 マジにあの時、マトモに対応しようなどと思わず、散り散りバラバラに逃げていれば、我さきに山へ逃げ込んでいれば、死者はもっと少なかったでしょう。

 ああいうのを見ると、人の世を不条理を感じずにはいられません。
  1. 2019-10-11 13:38
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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