環境少女グレタ・トゥンベリさんへの批判が高まっています。
我が尊敬するカカシさんは「甘やかされたガキ」と仰っていました。 ワタシもカカシさんのご意見に全面的に同意します。
一方、ロシアのプーチン大統領は、一応政治家ですからもう少しソフトな言い方ですが、しかし環境少女の主張の一番の問題点を突きました。
「(みなさんを)失望させてしまうかもしれないが、私はグレタ・トゥンベリさんの演説を巡る共通の興奮を共有していない。彼女に対して誰も、近代世界は複雑かつ多彩で、アフリカや一部アジア諸国の人々はスウェーデン同様の豊かな生活水準を望んでいるということを説明してあげていない」
「個人的な利益のために子どもやティーンエージャーを利用すれば、非難に値するのみだ。グレタさんは親切で大変誠実な少女に違いないと思う。だが大人たちは、子どもやティーンエージャーを極端な状況につれ出さないよう、最善を尽くさなければならない」
おお、全くその通りです。
それにしてもこういう事を言えるのはプーチンのような独裁者だけというのって、問題ですよね?
本来であればこれはアメリカや日本でも、国家の環境や経済、防衛や外交、そして子供の教育に責任を持つ政治家が言うべきことなのです。
ところがアメリカや日本など民主主義国家の場合、政治家どころかテレビ司会者やタレントが、彼女を批判したら、リベラルメディアや左翼がこぞって非難の嵐です。
だからトランプ大統領のような人さへ、グレタさんには何も言わないのです。
グレタさんへの批判に対して、自称リベラリスト達は揃って「大人が子供を非難するな」「子供の勇気をつぶすな」と喚くのです。
つまり「グレタさんは子供なのだから、大人は彼女を批判してはいけない」と言うのです。
例えばこんな感じです。
そうですね。
グレタさんは大統領でも首相でもありません。
でもグレタさんは大統領や首相のように国連で演説し、演説会に参加していた大統領や首相を非難したのです。
だったら大統領や首相と対等だったのではありませんか?
ワタシは子供でも能力があるなら、大人と同等の活動をしても構わないと思います。
実際、歴史を学べば、10代で国家を率いて国難に立ち向かい名君と言われた君主は何人もいるです。
だから政治の世界でさへ意志と能力は年齢に関係ないのだと思います。
そして現代でもスポーツや芸能では、10代で世界チャンピオン、超一流の演奏家になる人は沢山いるのです。
でもそういう人たちって、子供だからといって審判の採点が甘くなるとか、子供だからチケットが売れるとかいうわけじゃないでしょう?
子供でも大人のライバルと全く同等の条件で競争して勝から、世界一流と言われるのでしょう?
だったらグレタさんだって、環境活動家として世界で最も有名になり、国連で演説するぐらいの政治力持つようになったのですから、大人の政治家や環境活動家、それも一流の政治家や環境活動家としての批判や非難も甘受するべきでしょう?
政治的発言は大人と同様にやりたい、しかし子供だから批判しないで。
これはあまりに虫が良すぎます。
というよりそもそも子供である事を理由に、批判や非難から、逃げるのであれば、それは所詮子供の意見であって、環境問題への提言としての価値はないのです。
そういう立場で演説するなら、国連ではなく子供会やクラス会で子供相手に演説すればよいのです。
しかしこんな事になったのは、グレタさんが悪いからではないでしょう。
悪いのは彼女を持ち上げて国連に送り込んだ大人たちなのです。
グレタさんを持ち上げて、そしてグレタさんへの批判を非難して封殺しようとしている大人たちを見ればわかります。
彼等は大人として最低の連中です。
彼等はグレタさんと言う子供の口を通じて、大人が言えば絶対に拒否されるような過激な環境論を拡散したいのです。
大人が言えば相手にされないような未熟で幼稚な話でも、子供が言うなら「たいしたものだ」と感心されます。
そしてその話の内容の未熟さや幼稚さを問題にする人がいれば「相手は子供なのに・・・・。」と言って、その批判を封殺できます。
子供の話を批判するなんて、なんという思いやりのない冷酷な人間なのだろう!!
そんな人間は政治的に抹殺するべきだ。
これがグレタさんを礼賛する大人たちの総意です。
だから彼等はグレタさんが国連で演説できるように手配し、グレタさんをアメリカまでヨットで輸送したのです。
グレタさんは子供ですから、両親始め親切なオジサンやオバサンたちから「国連で演説してほしい」「アメリカへは環境に優しいヨットで行けばよい。 ヨットはオジサンが用意してあげるからね。」と言われたらホイホイと引き受けてしまいます。
だから本来であればグレタさんが、非難されたときには、彼女の国連演説を手配したり、ヨットで彼女を運搬したりしたオジサンやオバサンたちが、出てきて非難の矢面に立って、彼女をかばうべきなのです。
グレタさんに国連での演説をさせたのは自分達だ。
彼女が未熟なのは承知の上でやらせたのだ。
だから彼女の未熟さその他の問題への非難は、彼女の責任ではなく彼女を国連に連れてきた自分達の責任である。
非難するなら彼女ではなく、自分達を非難してほしい。
彼等はグレタさんの前に出て、こういうべきなのです。
ところがヨットの船長他はさっさと飛行機でスウェーデンに帰ってしまいました。
そして国連演説を手配した連中は、グレタさんのお尻に隠れているのです。
子供のお尻は小さいけれど、しかしそれでもグレタさんの口から名前が出ない限り、自分達の存在が表に出る事はないので、安心して隠れていられるのです。
それどころかグレタさんの発言の責任をすべてグレタさんに負わせて、自分達の存在自体をない事にしているのです。
こうしてみると子供って便利ですね。
弱者を政治活動に利用するには最高のツールではありませんか?
日本でも左翼が女子高校生を「貧困」問題のアピールに利用しました。
そして「貧困」女子高生をNHKに出演させて、聞くも涙、語るも涙の貧困生活を騙らせました。
しかしすぐにその「貧困」生活のインチキがばれて、彼女が非難されました。
すると彼女を利用していた左翼たちは「女子高生をこんなに非難するなんて酷い!!」と喚きましたが、自分達は最後までこの女子高生のお尻に隠れたまま、彼女を矢面に立たせたのです。
本当に貧困かどうか怪しい高校生が、NHKに出て盛大に貧困をアピールして悲劇のヒロインを演じたら、彼女の実生活を知っている同級生やバイト先の友人達はどう思うでしょうか?
学校やバイト先や近所で、何と言われるでしょうか?
ネットでの非難以前に、その方が深刻ですよね?
そんなことは最初からわかっていたはずです。
でも左翼貧困利権団体は、彼女をおだててNHKに出演させて、彼女が叩かれると彼女を矢面に立たせたまま自分達は彼女のお尻に隠れたまま逃亡したのです。
可哀そうにこの女子高生は不登校になっているという情報が出ていました。
そりゃそうでしょう?
大人たちに煽てられた結果とはいえ、あんなインチキ貧困演技を全国放送でやってしまって、同級生たちか何を言われるかと思ったら、学校に行けるわけがないのです。
あの「貧困」女子高生は母子家庭でした。
思慮のある親族がいれば、絶対に彼女をあんな番組には出演させなかったし、貧困利権をあさる左翼が、彼女に近づくことも許さなかったでしょうに・・・・・。
しかしグレタさんの場合は、もっと悲惨のようです。
彼女の両親はスウェーデンの有名人で富裕層なのですが、どうやらその両親が率先して自分の娘を自分達の政治活動に利用しているようなのです。
しかも彼女はアスペるベルガーと言う障害を抱えているのに・・・・・。
中国など途上国では今でも子供を路上にさらして物乞いをさせる親がいます。
更には物乞に利用するために子供を誘拐してきたり、親から買ったりする人間がいます。
子供を物乞いに使う場合には障害のある子供の方が有利なので、普通の子より高値がつきます。
しかし日本でも、そして福祉大国スウェーデンも同じ事をやる人間がいるのです。
貧困と飢餓線上にある人々が、こうした行為に走るのは、まだ許せます。
しかし先進国で、いわんや福祉大国でこんな事をする人間は、もう人間とも言えないでしょう?