昨日は妹の友達に便乗させてもらって、小樽に護衛艦「かが」と「すずつき」を見学に行きました。
久しぶりの快晴で、写真を撮るにはピッタリの日和です。
まずは「すずつき」から見学します。
ウィキによると「すずつき」は2014年から就役した5000トン級護衛艦で、佐世保の第4護衛艦隊所属です。
2016年にはソマリアの海賊対策の為にアデン湾派遣されました。
「すずつき」の後ろには、「かが」の巨体が見えます。
今回は艦橋や艦内の見学はできず、デッキの上をぐるりと一周するだけです。
見学する前に、受け付けて身分証明書の提示を求められました。
飲み物など液体の持ち込みも禁止です。
防衛機密の問題もありますが、京都アニメの放火事件のような物を考えると、こうした措置も仕方がないのでしょう。
「すずつき」は戦う船ですから、艦内には色々な武器があります。
この手の武器は軍オタが見れば興味津々で、見学の見どころなのでしょうが、ワタシは軍オタではないので、「ふうん・・・・・。」ぐらいしか言えないのが残念です。
それでも乗員の自衛官の方は、ワタシの頓珍漢な質問に懇切丁寧に答えてくださいます。
今回、訓練の為に北海道まで来たそうですが、その為か防衛大学の学生さんが多いです。
防衛大学の学生さんの中には女性も多いです。
現代戦では筋力は必要ないので、女性でも十分戦えるのですが、狭い艦内で男女が長期間暮らすというのは、色々大変だろうと思います。
「すずつき」の後ろ側はヘリコプターの格納庫になっています。
今はどんな護衛艦でも必ずヘリコプターを積んでいます。
「すずつき」もSK-60を二機積んでいます。
今まで見た護衛艦のヘリって、殆ど皆このタイプでした。
このSK-60と言うのは哨戒ヘリです。
つまり今の海戦では哨戒ヘリで潜水艦を見張りながらでないと、戦えないという事でしょうか?
それにしても護衛艦がそれぞれ哨戒ヘリを積んでいて、しかも「かが」のようなヘリ空母もいるのですから、現代海戦でのヘリコプターの役割って大変大きいのですね。
これはヘリコプターの管制室です。
窓の漫画は一般公開中だけ貼っているそうです。
船尾には旭日旗が翻っていました。
船主には国籍旗、つまり日の丸、船尾には軍艦旗を掲げるというのが、軍艦の航行規則です。
因みに何で軍艦旗と国籍旗の区別があるのかと言う事ですが、これはおそらく昔は外見で軍艦と一般船舶を区別する事ができなかったからだと思います。
実際、ナポレオン戦争時など商船も武装していました。
また軍艦ではないのに敵国の商船を襲う私掠船と言うのもありました。 これはもう武装が軍艦と同じなのです。
だから鹵獲した私掠船をそのまま軍艦として使う場合もありました。
これでは軍艦旗でも決めない限り、軍艦と民間船を区別できないのです。
後甲板の見学を終わって、また前へ進みます。
今までイージス艦や輸送艦など色々な護衛艦を見たけれど、この「すずつき」が一番軍艦らしい姿です。
つまり戦艦大和とかに代表される、沢山の武器を満載した軍艦のイメージに一番近いのです。
だから凄くカッコイイです。
イージス艦とかってそれに比べると、武装が全然目立たず、今一強そうに見えないんですよね。
しかしお客さんが一杯ですね。
快晴の日曜日だから当然だよね?
お客さんは後から後から乗り込んできます。
これで「すずつき」の甲板を一回りしました。
これで下船したら、次は後ろに見える「かが」を見に行きます。
下船して見上げると旭日旗が美しく翻っていました。
ヤッパリ、旭日旗は世界一美しい軍旗です。
旭日旗のグッズが世界中で売れ、米軍も旭日旗を取り込んだマークを使いたがるのも当然でしょう?