夕べ2チャンでこんな記事を拾いました。
2019/7/19 22:02 日本経済新聞 電子版
日本政府による対韓国の輸出規制の強化が中国の半導体生産にも影響する懸念がでてきた。日本が韓国に輸出する規制対象3品目のひとつ「フッ化水素」の一部が中国に輸出され、韓国の半導体製造大手サムスン電子やSKハイニックスの中国工場で使われているためだ。両社は半導体の10~20%を中国で生産しているとみられる。日本政府が8月末にも韓国をホワイト国指定から外し中国工場への先端材料の供給が滞るなら世界の半導体…
この先は有料会員でないと読めないので、今朝、近所の地区センターの図書室に行って、紙の日経新聞(7月20日北海道版)を読んできました。
結構、長く克明な記事です。
以下は紙の日経新聞の内容を要約です。
日本から韓国に輸出されたフッ化水素は、サムスンやSKハイニックスが韓国内の工場で使うだけでなく、一部を中国に輸出していました。
そしてこの韓国からの輸出記録は、中国側の輸入統計とピッタリと合っていました。
中国に行ったフッ化水素の7割はサムスンの西安工場、そして3割はSKハイニックスの江蘇省の工場で使っていました。
韓国側はこうした輸出には韓国政府の許可が必要で、韓国側がこれが軍事転用されないように厳格に管理しているので問題はないと言っています。
しかし日本がフッ化水素などの韓国への輸出管理を厳格化すると、中国工場で使う分は、直接日本から中国へ輸出する事になります。
けれども中国はホワイト国ではないので、輸出手続きが煩雑化します。
その為、日本政府による韓国への輸出管理が厳格化されると、サムスン電子やSKハイニックスの中国工場の操業が難しくなります。
サムスン電子とSKハイニックスの二社は世界のメモリーの5~7割のシェアを持ちますが、サムスンはNADA型フラッシュメモリーの25%を、SKハイニックスは40%を中国で生産しています。
中国で生産された半導体の多くは中国企業で使われいます。 その為、サムスン電子やSKハイニックスの中国工場の操業に支障が出ると、ファーウェーなどに大きな影響が出ると考えられます。
韓国がホワイト国外しを恐れるのは、韓国企業はこれまでもこのように韓国企業の非ホワイト国で使用する日本製品を、韓国に輸入して韓国経由で移送するという事を行ってきたからです。
韓国がホワイト国から外れると、こういうアバウトな事はできなくなります。
韓国への輸出管理が厳格化されるばかりか、韓国企業の海外工場で使用する製品の輸出の管理も厳格化されます。
それで韓国側はこれを「自由貿易の原則に反する」とか、「グローバル供給網を棄損する」とか言っています。
韓国に輸出されたフッ化水素が中国に行っていた事は、中国の輸入統計にも公式に記録されていたわけです。
そして韓国政府はこれを「政府が厳格に管理しているから問題ない」と言っています。
だったら何で日本政府からフッ化水素の行方について質問された時に、きちんと回答しなかったのでしょうか?
自国で使うとして輸入した物を、例え自国企業の外国工場で使うにしても、勝手に外国に送ってしまうって、完全にワッセナーアレンジメントに違反するのでは?
だって日本企業だって非ホワイト国にある自社の海外工場で使う資材を送る時には、きちんと一回毎に輸出申請をして許可を得ているのです。
それを韓国企業は韓国に輸入した事にして、後はケンチャナヨって?
これオカシイでしょう?
今回の輸出管理厳格化でもマトモな韓国企業には輸出可能です。
しかしサムスン電子やSKハイニックスが、長年にわたってこの手の不正をやっていたとなると、もう韓国にはマトモな企業なんてないと思わざるを得ません。
それでも日経新聞がここまで克明に報道するところを見ると、韓国はこれを白昼堂々とやっていたと言う事でしょう?
だから中国政府の輸入統計にまで記録されていたのです。
そして韓国への輸出管理を厳格化しなければ、日米による中国への先端技術漏洩阻止に大穴が開いてしまうのです。
やはりこうなるとこの件に「落としどころ」なんかないですね。
アメリカは韓国経済が破綻しても、中国への技術移転は阻止するでしょう。
これは自由と民主主義の世界が生き延びる為に絶対に必要な事ですから、日本もアメリカと協力して韓国は潰すべきなのです。