満員電車やバスで痴漢に遭ったらどうしますか?
カカシさんは高校時代、何度も痴漢に遭った挙句、痴漢の手を安全ピンで刺す事にしたそうです。
「この人、痴漢です。」と声を挙げても、回りの人は助けてくれない。
そうなると痴漢を捕まえる事もできない。
だから触られたら安全ピンでその手を刺して、自衛する事にしたのだそうです。
ワタシはこれ非常に良いアイディアだと思いました。
実際、混みあって身動きもできない満員電車の中では、周りの人達も女性が「この人、痴漢です。」と声を挙げても、それがホントかどうかわかりません。
だからワタシがその場にいても、痴漢を捕まえるのに協力したものかどうかわかりません。
だったら被害者が自衛するしかないのです。
しかしカカシさんがこの痴漢をピンで撃退した事を、ツィッターに書いたら随分非難されたそうです。
過剰防衛。
「間違って無実の男が刺されたらどうする?」
と言う非難が多数来たそうです。
しかしまず「間違って無実の男が刺されたらどうする?」ですが、ワタシは全然構わないと思います。
刺されても所詮はピンです。
「痛い!!」
で終わりでしょう?
しかしもし間違って無実の人を警察に突き出したらどうなるでしょうか?
痴漢は証拠の確定が不可能なので、結局「被害者」の証言だけで、殆どが有罪になっている状況です。
痴漢冤罪を晴らすのがどれほど難しいかは、映画でも有名になりました。
そして一旦痴漢で有罪になれば、職や家族も喪い社会的に抹殺されてしまいます。
しかも現実には満員電車の中で、確実に犯人を同定して捕まえるというのは、非常に難しいのです。
こういう現実を考えたら、痴漢はとりあえずピンで刺して撃退する方が、遥かに人道的ではありませんか?
そして「過剰防衛」と言う非難についてですが、それではピンで刺すのもダメと言うのでは、一体どうやって痴漢を撃退したらよいのでしょうか?
上で紹介した映画のモデルになった男性は、一審では懲役一年六カ月の実刑判決を食らっています。
つまり本当に痴漢が裁判で裁かれたら、一年六カ月物懲役刑になるのです。
これほどの刑罰に値する犯罪の被害者が、ピンで自衛するのも許されないというのは、あり得ないでしょう?
それにしても思うのですが、痴漢だけでなくセクハラや性的虐待など、性に関わる犯罪への対応は非常に厄介です。
痴漢でもセクハラでも、裁判で課せられる刑その物も以上に、社会的な制裁が厳しく、一旦有罪になれば人生を喪うというレベルです。
しかし証拠の確定は非常に難しく、結局「被害者」の証言だけに頼る事になります。
これはもう冤罪と人権侵害の温床です。
つまり裁判では証拠がなく証言だけに頼るしかなく、その場合、被害者の権利を尊重すれば、被疑者の人権が完全に蹂躙され、被疑者の人権を重視すれば、被害者の人権は無視される事になるのです。
けれども一旦「セクハラ」とか「性的虐待」などが悪いとなると、今度はこうした事実認定の難しさなど無視して、ひたすら厳罰化を喚く人々が出てくるのです。
そしてそうなると男性は、もう女性には近づかないという事になります。
例えばこんな規則を作っている会社もあるそうです。
男性の上司は女性の部下とは、絶対に二人きりにならない。
一緒に食事をしたり、同じ車に乗ってはいけない。
仕事で移動する場合は、それぞれ別々に目的地に行く。
まるでヴィクトリア時代です。
ヴィクトリア時代から女性の解放を叫び、70年代からは「女性にも性欲がある。 女性も性の自由を謳歌する権利がある。」と煽りまくった挙句、行きついた所は女性隔離です。
もう哀しくなります。
満員電車でも職場でも、男女が一緒にいれば性犯罪が起きる確率は増えるでしょう?
馬鹿フェミは、男性側にだけ「女性の人権の尊重」を要求して、男性側の自制だけを要求していますが、そもそも性欲は動物としての根源的な欲望ですから、そんなことで抑止できるはずもないのです。
また男女間の性的な問題の全てに司法の介入を求めるのでは、恐怖の監視社会になってしまいます。
だったら女性が自衛する権利は、シッカリ認めていくべきではないでしょうか?
ヴィクトリア時代に女性の社会進出が嫌われたのは、女性が社会に出れば否応なしに、男性と接する事になり、そうなると「貞操が穢される」と考えられたからです。
女性は性的な被害に遭わないように、父や夫によって庇護されるべきだとされていたので、社会に出る事ができなかったのです。
しかしそれを乗り越えたのが、女性解放です。
父と夫の庇護なしでも、女性は自分を守り、生きていく事ができる、そして社会に貢献できる。
これが証明されてきたから、女性の社会進出が支持されてきたのです。
だったら自立した女性は「貞操は自分で守る」ことを前提に、自衛手段を講じる事を考えて行くべきではありませんか?
父や夫の庇護の代わり、法と国家の庇護に頼るのでは、自立とは言えないでしょう?
女性が痴漢を安全ピンで撃退する権利を認めるというのは、その一歩ではないでしょうか?
オマケ
痴漢冤罪はホントに怖いです。