佐藤浩一と言う俳優の発言が炎上しているそうです。
ワタシは実はこの俳優も、また炎上の元になった映画「空母いぶき」の原作も全く知りませんが、しかしこの発言は面白いと思いました。
僕らの世代?
それで年齢を調べたら、1960年生まれです。
だからワタシより6年年下です。
ワタシが高校に入学した年に、安田講堂事件が起きました。
このころが学生運動のピークで、この頃「若者」だったのが団塊の世代です。
しかしワタシが大学に入った頃もまだ学生運動の余波は残っていて、学生の間では反体制が絶対正義でした。
知性と教養のある人間は、反体制でなければならない。
反体制でなければ人にあらず。
と言う雰囲気でした。
学生運動はそれでもドンドン衰退していったのですが、しかしそれでもワタシより6歳若い世代でも、まだこの「反体制ゴッコ」大好きな人間がいるのですね。
学生運動を産んだ教育とマスコミの状況が変わっていないから、そうなるのでしょうね。
それにしても奇妙だと思いませんか?
だって反体制大好きの人達って、皆護憲派でしょう?
そして反安倍です。
イソ子、朝日新聞、毎日新聞、などなど・・・・・。
この手の面子は皆、護憲、反安倍、反体制の三点セットですよね?
反体制で、反安倍はわかります。
けれども反体制で護憲っておかしくないですか?
だって民主主義国家での憲法って、国家体制その物なんですよ。
だから護憲なら、体制擁護のはずです。
なぜなら憲法と言うのは、英語では「constitution」です。
この「constitution」と言う単語には、構造、構成、組織、欽定と言う意味もあります。
つまり憲法と言うのは、単なる法律ではなく、国家の構造、構成、組織、欽定の在り方を定めた物なのです。
だから明治の人々は、「constitution」を「国体」と訳しました。
「国体」ってつまり国家体制の事ですよね?
実際、現在の日本国の国家体制は、完全に日本国憲法に基づいて構成されているのです。
財務省も自衛隊も、また地方自治体などの公的機関は全て、法に基づいて作られていますが、その法は憲法に従っているのです。
国会も内閣も、そして天皇陛下までも憲法に従っているのです。
イソ子や佐藤浩一が目の敵にしている、安倍内閣も完全に憲法の規定により選出された政権です。
「護憲派」は憲法を盾に、人権とか平和主義を振り回すのが大好きです。
でも中学校の公民で習いますよね?
日本国憲法で人権や平和主義に関する規定は、極めて曖昧で、対応する条文もそれぞれ1~2条です。
こんなんだから、自衛権に関する規定もなくて、それで「自衛隊は違憲ニダ!!」と喚く馬鹿もわいてくるのです。
ところが内閣総理大臣の選出方や権限に関する条文は沢山あって、大変厳密に具体的に定められています。
だからこうした条文に従ってい選出され、その条文に違反する事なく働いている現職総理が「憲法違反!!」なんて話は、寝言にもなりません。
また天皇陛下の地位や国事行為や御公務の在り方も、完全に憲法で規定されているのです。
上皇陛下が今上天皇に御皇位を譲られたのも、本来なら「御譲位」と言うべきところを、それは「憲法違反ニダ!!」と騒ぐ役人がいたので、態々「退位」としたぐらいです。
だって日本は法治国家だから仕方ありません。
気に入らな憲法だけれど、「悪法もまた法なり」と言うのは、古代からの民主主義国家の定めなのですから。
と、言う事は、何をどう考えても、護憲=体制擁護でしょう?
憲法がこのように国家体制を作る物である以上、反体制を叫ぶなら「憲法を破棄しろ!!」と言うべきでしょう?
本当に反体制なら、唯憲法を変えるだけではダメなのです。
なぜなら憲法96条の改憲規定によって、憲法改正自体は完全に合憲なのです。
民主主義国家の憲法はイスラム教のコーランじゃないのです。
神から与えられた物じゃなく、国民がその総意で作った物なのです。
日本国憲法だって建前はそうなっていますよね?
だから国民にはそれを変える権利があるのです。
その為に最初から改憲の為の手続きを定めた96条があったのです。
一旦制定したら永遠に憲法を変える事ができず、それに従わなければならないんじゃ、「国民主権」とは言えません。
だったらそういう規定に従って憲法を変える事は、全然憲法上問題ありません。
これは完全に「護憲」の範囲内です。
それじゃ、憲法の改憲手続きに従って憲法を変える事にさへ反対する人間が、反体制を気取るって一体何なのでしょうか?
思うにコイツラ、中学の公民で憲法を習ってから、一度も憲法の意味を考えなかったのではないでしょうか?
だから自分達の言っている事の矛盾に気付いていないのではありませんか?
そもそも憲法の意味も、憲法を守るという事も、また法治主義も立憲主義も全く理解してないのではありませんか?
だから「護憲」で「反体制」なんてアホな事を言っていられるのではありませんか?
それにしても中学の公民で憲法を習って、その上大学まで出ても、その後ン十年、初老になっても、本物の高齢者になっても、憲法の意味も自分の発する言葉の意味も理解せずに唱え続けるって凄い頭です。
こんな頭だから人権派、弱者の味方を気取りながら、難病をネタに人を揶揄して恥ずかしいと思う感覚もないのでしょうね?
真面目に言うけど、安倍総理が嫌いなら、安倍政権に反対なら、それを批判しても罵倒しても構いません。
しかし罵倒や批判は、安倍総理の政策や人品に限るべきでしょう?
安倍総理が抱えている難病を揶揄するって、安倍総理を傷つけるだけでは済みません。
同じ病気を抱えて苦しむ人達、そして病気や障害を抱えて生きている人全てを揶揄し、傷つける事になるのですから。
でも仕方がありません。
これがパヨク脳のレベルなのです。
連中には憲法の意味を理解できないのです。
だったら、人権についても全然理解できるわけもないのです。
うわっ~~!!
本当にリムジン左翼って最低!!