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2019-04-22 12:53

池田信夫陥落 増税論

 池田信夫が陥落しました。


 池田信夫は他の「一流大学」の経済学者と一緒になって、ひたすら増税論を唱えていました。
 
 「増税しないとハイパーインフレになる」と言って、高橋洋一にかみつき続けていました。
 「激論クロスファイア」だかでこれについて高橋洋一と議論したこともあります。

 ところがとうとう陥落してしまったようです。

 何で今になって陥落したかはわかりません。

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 動画を見るとIMFの議長の発言が原因のようです。
 そのIMF議長が経済学のエライ人だったようです。

 でも経済学のエライ人が「増税するな!!」と言ったのは、現在のIMF議長が初めてではありません。
 安倍政権発足以降、クルーグマン、スティグリッツ、シムズなどノーベル経済学賞受賞者がずらりと揃って「増税するな!」と言ってきたのです。

 増税せずに財政出動と金融緩和をする事で、日本経済を成長軌道に持って行くというのがアベノミックスです。
 そのアベノミックスの実現の為に安倍政権の内閣参与になった浜田宏一先生も、ノーベル経済学候補の偉い人です。

 だから何で池田信夫が今更、増税論を引っ込めたのかわかりません。

 でも引っ込めたのは大変良い事なので、それで池田信夫を虐めてはいけません。

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 ワタシは三流大学工学部卒なので、経済学は全く学んでいません。
 代わりに共産主義者の助教授から社会学を学びました。 そしてその時使った教科書を読んで、「何これ? こんなの学問じゃないでしょう?」と呆れた記憶があります。

 だってその教科書には「資本主義社会では不貞が横行する。」と書かれていたのです。 ところがその頃は結構上映されていたソ連映画でも、不貞、不倫の話は結構描かれていました。
 ソ連って政治では凄く締め付けが厳しかったのですが、不貞、不倫みたいなソ連の国家体制に関わりない所での締め付けは緩く、むしろガス抜き的に好きにやらせていたのです。

 脱線してすみません。

 そんなんですから経済学に関してはネットを始めてから、三橋貴明などのブログからリフレ論に入り、高橋洋一の解説を読むようになった程度しか知りません。

 しかしワタシは高橋洋一の解説は、数理的に極めて明快なので、取り合えず高橋洋一の説を支持しています。

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 一方、反リフレ派=増税派の説は全然支持できません。

 だって「消費が増えないのは、国民が将来の財政破綻を心配しているからだ」とか言うのですが、それではどうやってその心配を亡くすかと言うと、消費税増税で政府予算を毎年2兆円余の増収にすると言うのです。
 
 ふうん。
 でも「日本の借金」って1000兆円もあるんでしょう?
 それを2兆円の増収で返すって、500年かかるじゃないですか?
 それで安心する人がいるんですか?

 もう馬鹿々々しくて聞いてられません。

 でもさらに馬鹿馬鹿しいのは「ハイパーインフレが~~!!」の話です。
 
 これはもう少し手が込んでいて、ジンバブエとかヴェネゼイラとか、更に日本の軍事国債と第二次大戦後のインフレの例を出して、無制限な国債の発行が、その後の通貨価値の崩壊につながったというのです。

 名前は忘れたけど(野ナントカ)と言う人は、南北戦争時の南部同盟を引き合いに出していました。

 でも南部同盟も日本も戦争に負けたんですよね?
 戦争に負けて、国家が主権を喪ったのです。
 そしてその戦争で、生産力の殆どを喪ってしまいました。

 国債の発行量が少なければ、国家が主権を喪ってもその国家が発行した通貨は価値を持つのでしょうか?
 
 生活に必要な物資が絶望的に不足していても、国債の発行量が少なければ、インフレにならないのでしょうか?

 もう言っている事がぶっ飛んでるとしか思えないのです。

 ワタシとしては自分は経済学に無知な低学歴である事を重々承知しているので、増税派の意見だって結構真面目に見てきたつもりです。
 
 でもこんなんばかりでは、「これ、インチキでしょう?」としか言いようがないのです。

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 そしてこういう意見を読んでいつも不思議に思っていました。

 一体、日本の経済学はどうなっているの?
 一体、日本の財政金融行政は、どんなレベルなの?

 クルーグマン等、ノーベル経済学賞の意見に真っ向から反対するような増税論を唱えると言うなら、クルーグマン等に反論する論文を書けばよい。
 その論文が正しければ、ノーベル経済学賞を貰えるでしょう?

 でも連中は高橋洋一には反論しても、クルーグマンには反論しないのです。
 言っている事は同じなのに・・・・・。

 高橋洋一は繰り返し「中央銀行の仕事は雇用の安定化」と言っています。
 そしてアメリカの連邦準備銀行などは、この原則によって、常に雇用を見ながら金利を操作しているのだと言います。

 雇用がないというのは、一般勤労者にとっては死活問題ですから、これは普通に理解できます。

 しかし日銀の白川前総裁の回想録には、雇用の問題は一切書かれていないそうです。
 
 そしてそもそも高橋以前に、中央銀行の総裁にとって、雇用の安定が重要な仕事だという話をワタシは聞いた事がないのです。

 と、言う事は日銀のやっている事は、他の国のそれとは全く違う珍事業だという事でしょうか?

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 そもそも日銀総裁ってどんな人がなっているんでしょうか?
 白川前総裁は一応経済学者で、浜田宏一教授の愛弟子だったそうです。

 しかし現黒田総裁も、白川以前も、財務省の役人上がりで、実は金融の専門家ではないのです。

 だから金融関係の専門知識はなく、それで日銀総裁になるので、部下達が虐め方々、総裁の前で金融の専門用語を使って議論するのだそうです。
 そうすると新総裁は完全にお手上げなので、部下達の言う事を聞かざるを得ないという事になります。

 

 イヤ、こんな事で虐められるような人間を日銀総裁にしちゃダメでしょう?

 だってアメリカとかその他の国では、中央銀行の総裁は勿論、財政のトップだって、超のつく財政・金融の専門家なんだから・・・・・。
 
 中央銀行総裁の仕事は、高度な専門知識を使って雇用を安定化させる事なのに、そういう知識もない、そもそも中央銀行総裁は何をするべきかと言う事自体よくわかってない人にやらせているのでは、マトモな金融政策なんかとれるわけないでしょう?

 こんなんで中央銀行総裁会議なんか出ると、世界中の物笑いになるから、日本の立場を主張するどころじゃないでしょう?

 しかしこの話何が最悪って、これはこうした人選に関わる人々、つまり財務省や日銀のトップと政治家が、皆経済学の価値と、外国の現状について全く理解していないのではないか?と思える事です。
 或いは理解していても現在持っている利権に執着しているために、日銀総裁のポストに法学部卒で経済学の学位もないただの天下り役人を据えている事でしょう?

 そして国民も長くその問題点を知らなかったという事でしょう?

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 何でそれを国民が知らないか?
 
 それはマスコミと大学が共同して、隠蔽しているからでしょう?
 いやマスコミはそもそもそれを理解していないのです。

 高偏差値有名大学卒のはずなのに新聞記者達は、自分で政府の政策を理解し問題点を探す能力がないのです。
 だから財務省のレクチャー通りの記事を書くしかないのです。
 これで「権力と戦う」w

 ワタシは最初にリフレ派の話を知った時から凄く奇異に思っていた事があります。
 それはリフレ派の学者達は皆聞いた事もない大学の先生なのに、増税派の学者は東大始め、高偏差値有名大学の先生ばかりだと言う事です。

 でもこれ偶然じゃないんですよね。
 これは財務省や文科省がガッチリタグを組んで、高偏差値有名大学の教授や助教授のポストを押さえていくから、こういう結果になるんですよね。
 そしてその教授達と官僚の話しか知らないのがマスコミです。

 これではネット普及以前には、国民がこの問題点を知る術などなかったのです。

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 つまり日本の行政を動かしている官僚制度は、超後進的なのです。 
 科挙があった時代の中国と同じなのです。

 科挙は儒教に対する知識を問う試験でした。
 だから科挙の合格者は、儒教に対する知識は大変な物です。
 しかしそれ以外の専門知識は何もないのです。
 そういう人達による行政では、近代国家と対抗できないのは当然ではありませんか?

 でも日本も経済運営や財政に関する限り、東大法学部卒、つまり法学で上級公務員試験に合格した人達が、支配しているのです。
 法学について幾ら詳しくても、金融や財政についての知識の足しにはなりません。 
 
 そりゃ東大法学部に入りるぐらいの人なら、それなりに頭は良いから、その後真面目に勉強すれば、必要な知識だって学べるでしょうが、でも現実の日本を見ればそうではないのです。

 けれどもこの連中が財務省や日銀だけでなく、マスコミや労働組合(連合の増税賛成!?)まで抱え込んで、超後進的な財政金融政策を取り続けているわけです。

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 連合が消費税増税に賛成ってホントに呆れますよね。
 彼等は一体何を期待しているのでしょうか?

 これも高橋洋一の受け売りですが、リフレ派の金融財政政策は雇用の拡大をもたらすので、本来、労働者の側に立った政策です。
 だから欧米ではリフレ派の政策を支持するのは左翼だと言うのです。

 ところが日本では連合が増税派です。

 連合のトップは工場労働者から叩き上げで、中卒や高卒の人達だというなら、マクロ経済政策や海外の労働組合の動向に無知なのは、仕方がない‥‥と思う事もできます。

 しかし現実には連合など大手労働組合の幹部は、高級官僚同様の高学歴集団なのです。

 低学歴だから無知なのは仕方がないと思うけれど、高学歴で無知では救いがありません。

 けれども高級官僚・マスコミ・大学、そして労働組合までが、揃って無知で後進的な金融財政政策を支持してきたのです。
 
 なるほどこれじゃ日本が30年余デフレに苦しむわけです。

 でも池田信夫が陥落したという事は、この後進的状況にも少しは穴が開いたと言う事でしょうか?
  1. 戦後民主主義
  2. TB(0)
  3. CM(29)

コメント

増税論者は、高橋洋一氏の「右ばかり見るな、左を見ろ(バランスシートの左を見ろ)」という意味がわからないんでしょう。ぶっちゃけ、資産と負債の意味すらわからないのかもしれません。

ある企業では、大卒の新入社員全員に、簿記3級の取得を義務付けています。官僚にも簿記3級取得を義務付けたほうがいいかもしれません。



  1. 2019-04-22 15:23
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  3. スカイネット #-
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Re: タイトルなし

> 増税論者は、高橋洋一氏の「右ばかり見るな、左を見ろ(バランスシートの左を見ろ)」という意味がわからないんでしょう。ぶっちゃけ、資産と負債の意味すらわからないのかもしれません。
>
> ある企業では、大卒の新入社員全員に、簿記3級の取得を義務付けています。官僚にも簿記3級取得を義務付けたほうがいいかもしれません。

 複式簿記を最初に作ったのはテンプル騎士団だったという説もあります。

 http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-6125.html

 パレスチナと本拠地のフランスそして、関係するヨーロッパ各地との複雑な金銭授受を管理するのには、単純な出入りだけではざったい不可能だったからでしょう。

 それにしても日本の財務官僚が、複式簿記の発想ができないって、マジに腰が抜けます。
 
 これじゃ商業高校卒取り換えた方がマシでは?
  1. 2019-04-22 20:55
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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こんにちは。
国の借金と言っても海外から金を借りているギリシャと違い日本国内からの借金ですからね、例えて言うなら亭主や同居している息子や娘からの家計費だけではみんなが満足できる生活ができず、亭主や息子、娘から金を借りているだけですから見かけ上の家計費は赤字だけど、○○家としては借金ゼロということでしょう。
早い話が税金として徴収するか国債という名の借用書を発行して徴収(借用)するかの違いだけです。
本質が見えない人やわかっていて売名や政治的に利用する人たちが国の借金ガーとか破綻ガーとか騒いでいるだけですね。
但し、社会的インフラを維持するために徴収する額が足らず国民から借用をしている歪な構造も事実ですので個人的には消費税率を上げて広く公平に税の負担をするべきだと思います。
但し、ルサンチマン的な人は増税反対!社会的インフラを享受するがその原資は金持ちが貧乏人のために税を負担しろ~ですから道は険しいですね。
  1. 2019-04-23 08:22
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  3. kazusa #-
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知性とは

チョット話がずれますが、東大博士課程をでて日本の科学の最高所部門の所長になって、更に天下りメーカーの副社長になった老人が大きな交通事故を起こしました。
足が悪くなって車庫入れも儘ならなくなっていたそうです。
その事故を起こした車があのプリウスです、私に言わせれば高性能ステルスジェット戦闘機です。足の微妙な加減で全ての負荷・反動を凌駕できるあの性能はボケた老人が乗る車じゃないのです。
軽自動車に乗って居たらこんな悲惨な事故には成らなかったでしょう。

科学の最先端を牽引し経験した者が、その分野は違うとは言えその判断も着かないのです、それを頭の良さとか経歴、で計れるものでしょうか。
プリウスに乗る老人を観るたびに、また文系馬鹿がエコに乗せられてと軽蔑していましたが、科学の最高峰に居た人間がと思うと切ない気持ちになります。
追記;工業技術院って勉強できて管理業務だけで身分の安定してる公務員志望の人が入る職場で、
科学とか技術にホントに興味のある人はメーカーとかに行きますよね。
  1. 2019-04-23 09:56
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  3. トラウマ #RWLNmTs6
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Re: タイトルなし

> こんにちは。
> 国の借金と言っても海外から金を借りているギリシャと違い日本国内からの借金ですからね、例えて言うなら亭主や同居している息子や娘からの家計費だけではみんなが満足できる生活ができず、亭主や息子、娘から金を借りているだけですから見かけ上の家計費は赤字だけど、○○家としては借金ゼロということでしょう。

 磯野家で言えば、サザエさんがマスオに借金している状態です。
 こんな借金は、タラちゃんが子供銀行券で返せば終わりです。

> 早い話が税金として徴収するか国債という名の借用書を発行して徴収(借用)するかの違いだけです。
> 本質が見えない人やわかっていて売名や政治的に利用する人たちが国の借金ガーとか破綻ガーとか騒いでいるだけですね。
> 但し、社会的インフラを維持するために徴収する額が足らず国民から借用をしている歪な構造も事実ですので個人的には消費税率を上げて広く公平に税の負担をするべきだと思います。
> 但し、ルサンチマン的な人は増税反対!社会的インフラを享受するがその原資は金持ちが貧乏人のために税を負担しろ~ですから道は険しいですね。

 ルサンチマンは別として、そもそも不況下・デブレ下では増税をしてはいけないのです。
 
  1. 2019-04-23 11:06
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: 知性とは

> チョット話がずれますが、東大博士課程をでて日本の科学の最高所部門の所長になって、更に天下りメーカーの副社長になった老人が大きな交通事故を起こしました。
> 足が悪くなって車庫入れも儘ならなくなっていたそうです。
> その事故を起こした車があのプリウスです、私に言わせれば高性能ステルスジェット戦闘機です。足の微妙な加減で全ての負荷・反動を凌駕できるあの性能はボケた老人が乗る車じゃないのです。
> 軽自動車に乗って居たらこんな悲惨な事故には成らなかったでしょう。
>
> 科学の最先端を牽引し経験した者が、その分野は違うとは言えその判断も着かないのです、それを頭の良さとか経歴、で計れるものでしょうか。
> プリウスに乗る老人を観るたびに、また文系馬鹿がエコに乗せられてと軽蔑していましたが、科学の最高峰に居た人間がと思うと切ない気持ちになります。
> 追記;工業技術院って勉強できて管理業務だけで身分の安定してる公務員志望の人が入る職場で、
> 科学とか技術にホントに興味のある人はメーカーとかに行きますよね。

 ワタシはプリウスはよくわからないのですが、そもそもこの老人はさっさと免許書を返納するべきだったのです。

 この老人が田舎の比較的貧しい人で、車なしでは生きていけない所に住んでいるならまだ同情の余地はあります。
 
 しかしこの人は東京の住人で、街中のマンションに住んでいたのです。

 だったら免許書を返納しても生活に困る事はないでしょう?
 プリウスを買うお金があるなら、タクシーに乗れば良いのですから。

 自分の現状を顧みる事の出来ない人は、そもそも知性がないのです。
  1. 2019-04-23 11:10
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

雑感

高橋洋一について偏見があったが、最近のチャンネル桜
の討論では随分と分かりやすい議論を展開している。
ただし、議論を常に個別の類型に持っていくので、
話は分かるが何故かが分かり難いのは変わらない。
その点では、三橋貴明の様に基本のところから始めてくれ
る方が理論家(を目指した者)としては分かりやすい。
丁度、工学者と数学者(理論家)の違いの様なものかも
知れない。前者が公式をたくさん覚えて応用するのに対し
後者が公式に頼らずにゆっくりと進めていく傾向が
あるのに似ている。

途中で文部科学省の陰謀的な話があったが、大学の様な
魑魅魍魎が暗躍するところに手を出せるわけはない。

東大の法学部がおかしいのはGHQによる日本リベラル化
計画以来のことだ。国を第一義に考えない連中が
省庁を操っているわけだ。

ちなみに、新聞が財務省の言いなりなのは記者の資質
とは無関係で、財務省が国税庁を抱えているからであり、
また公正取引委員会を牛耳っているからだ。なにしろ、
押紙問題は公取の手の中だ。

ところで、アベノミクスは2013に始まって2013に
終わっている。その後は金融緩和と構造改革しかない。
  1. 2019-04-23 14:07
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

主婦は大変なのよ

何故増税の話が出るのか。日本のプライマリーバランスが赤字だからです。もっと簡単に言えば家計の支出が主人の手取り収入を超え、赤字となっているからです。そして主婦である財務省は、夫をはじめとする一族から、赤字が出ているのはお前がしっかり管理していないからだと責められているからです(財務省設置法第二章第二節第三条)。

実収入(税金収入)が少ないのに子供の進学費用などで支出は増えていく、このままいけば赤字は減るどころか増えるばかり。然し、自宅の土地や家も、義両親の家や土地も主人名義であり、銀行から借入しようとすれば担保になり得る資産を持っているが、そこまでの権限を主婦は持っておらず、主人もなかなか首を縦に振らない。さてどうしたらよいか。主人にもっと稼いでもらうしかない(税収の増加)。と云うのが財務省の立場です。

従って財務省を黙らせたいならこの桎梏を解いてやる。また政府の増税を止めるには、増税率や増税時期を定めている現在の税法を、これらの削除を目的として改訂するのが良いのではないかと思います。

そもそも増税とか減税とかは、時の政府が財政政策で柔軟に行うべきで、法律で定める事柄ではないと思います。
  1. 2019-04-23 14:25
  2. URL
  3. chengguang #DibDBv7k
  4. 編集

Re: 雑感

> 高橋洋一について偏見があったが、最近のチャンネル桜
> の討論では随分と分かりやすい議論を展開している。
> ただし、議論を常に個別の類型に持っていくので、
> 話は分かるが何故かが分かり難いのは変わらない。
> その点では、三橋貴明の様に基本のところから始めてくれ
> る方が理論家(を目指した者)としては分かりやすい。
> 丁度、工学者と数学者(理論家)の違いの様なものかも
> 知れない。前者が公式をたくさん覚えて応用するのに対し
> 後者が公式に頼らずにゆっくりと進めていく傾向が
> あるのに似ている。
>
> 途中で文部科学省の陰謀的な話があったが、大学の様な
> 魑魅魍魎が暗躍するところに手を出せるわけはない。
>
> 東大の法学部がおかしいのはGHQによる日本リベラル化
> 計画以来のことだ。国を第一義に考えない連中が
> 省庁を操っているわけだ。
>
> ちなみに、新聞が財務省の言いなりなのは記者の資質
> とは無関係で、財務省が国税庁を抱えているからであり、
> また公正取引委員会を牛耳っているからだ。なにしろ、
> 押紙問題は公取の手の中だ。
>
> ところで、アベノミクスは2013に始まって2013に
> 終わっている。その後は金融緩和と構造改革しかない。

 金融緩和はアベノミックスの両輪の片方です。
 でも増税で片方の車輪が壊れていますからね。

 それでもやらないよりははるかにマシなのですが。
  1. 2019-04-23 14:52
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 主婦は大変なのよ

> 何故増税の話が出るのか。日本のプライマリーバランスが赤字だからです。もっと簡単に言えば家計の支出が主人の手取り収入を超え、赤字となっているからです。そして主婦である財務省は、夫をはじめとする一族から、赤字が出ているのはお前がしっかり管理していないからだと責められているからです(財務省設置法第二章第二節第三条)。
>
> 実収入(税金収入)が少ないのに子供の進学費用などで支出は増えていく、このままいけば赤字は減るどころか増えるばかり。然し、自宅の土地や家も、義両親の家や土地も主人名義であり、銀行から借入しようとすれば担保になり得る資産を持っているが、そこまでの権限を主婦は持っておらず、主人もなかなか首を縦に振らない。さてどうしたらよいか。主人にもっと稼いでもらうしかない(税収の増加)。と云うのが財務省の立場です。

> 従って財務省を黙らせたいならこの桎梏を解いてやる。また政府の増税を止めるには、増税率や増税時期を定めている現在の税法を、これらの削除を目的として改訂するのが良いのではないかと思います。
>
> そもそも増税とか減税とかは、時の政府が財政政策で柔軟に行うべきで、法律で定める事柄ではないと思います。
 
 財政が赤字か黒字かは、国家予算の編成によります。
 その予算を決めるのは内閣と国会です。

 だから国会で通った予算が赤字でも、誰も財務省に文句は言いません。

 官僚は不正さへしなければ、誰かも文句は言われず、身分も収入も保証されているのです。
 
 それなのになぜか自分達の意図で何とか増税させようと必死だから奇妙です。

 一体何の為に?

 この辺りの奇妙さを国民が認識しないと、官僚支配に関わる問題は解決しないでしょうね。

 
  1. 2019-04-23 14:59
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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だから

財政の健全化が財務官僚の主要な任務なのです。

手取りはこれしかないけど、これだけの出費は必要だ。後はお前がうまくやってね、と云われているから、うまくやるにはあなたの収入を増やしてね、と云っている訳です。

その仕事を誰も説明せず、赤字に財務省が、という議論をしているから、財務省悪玉論が出てくるのではないでしょうか。
  1. 2019-04-23 18:45
  2. URL
  3. chengguang #DibDBv7k
  4. 編集

Re: だから

> 財政の健全化が財務官僚の主要な任務なのです。
>
> 手取りはこれしかないけど、これだけの出費は必要だ。後はお前がうまくやってね、と云われているから、うまくやるにはあなたの収入を増やしてね、と云っている訳です。
>
> その仕事を誰も説明せず、赤字に財務省が、という議論をしているから、財務省悪玉論が出てくるのではないでしょうか。

 主婦なら食費など家計で必要な出費は自分の判断で増減できますから、家計のやりくりは主婦の責任です。

 でも一般企業でも経理係は、出費や収入を記録し、計算し、管理するだけが仕事です。
 
 経理係が営業や製品開発に必要な経費を決められるわけもないのですから、それが理由で赤字になっても誰も経理係は責めません。

 国だって国防費や福祉予算とか必要な予算を決めるのも、また税率や税法を決めるのも内閣と国会ですから、財務省の責任なんか誰も問わないのです。

 そもそも赤字が財務省の責任なら、赤字がかさんだら、財務省の官僚が責任を追及されて、辞任に追い込まれるはずでしょう?
 でもそんな話が出た事はありません。
  1. 2019-04-23 19:37
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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残念ですが

よもぎねこさんが『財政の健全化』とは何かが理解できていないことは判りました。

会社の経理部門は、当該会社の財政の健全化が抑々主要業務ではありません。一般の家庭の主婦であれば、家計が苦しくなればパートに出るなど、遣り繰り算段を採ろうとするでしょうが、役人の業務にそのような算段を取る権限があるのですか。

健全な財政とは、実収入(不労所得は含まない)≧支出 の状態にあることです。

これを健全な基礎的財政収支(プライマリーバランス)と呼んでいます。この維持に努めることが財務官僚の職務ですよ、と規定しているのです。当然ですが、これは財政赤字も財務官僚の責任である、を意味してはいません。若し責任だと規定しているのであれば、当たり前のことですが、財務省が国家予算を決めるでしょう。

日本は他の財政赤字国とは異なり、かなりの資産を持っていること、経済活動が優れており、経済が不活発でも世界で二位・三位のGDP国家を維持していること、国債の大部分を政府が保有していること、それ故、20年に及ぶ不況にも拘らず円が暴落していないことなどを踏まえ、それでも巨大財政赤字は問題だ、と云う人と、問題ないという人に議論が分かれている訳です。前者はプライマリーバランスの大きな崩れ(大幅な赤字)を問題視しており、後者は日本はプライマリーバランスを今考慮する必要はない、むしろ経済をさらに活性化させ、それによる税収に期待すべき、という主張です。

財務省は、健全な財政の立場から、財政の赤字増大に警鐘を鳴らしているだけです。増税議論とは切り離した方が良いと思います。
  1. 2019-04-24 11:21
  2. URL
  3. chengguang #DibDBv7k
  4. 編集

Re: 残念ですが

> よもぎねこさんが『財政の健全化』とは何かが理解できていないことは判りました。
>
> 会社の経理部門は、当該会社の財政の健全化が抑々主要業務ではありません。一般の家庭の主婦であれば、家計が苦しくなればパートに出るなど、遣り繰り算段を採ろうとするでしょうが、役人の業務にそのような算段を取る権限があるのですか。
>
> 健全な財政とは、実収入(不労所得は含まない)≧支出 の状態にあることです。
>
> これを健全な基礎的財政収支(プライマリーバランス)と呼んでいます。この維持に努めることが財務官僚の職務ですよ、と規定しているのです。当然ですが、これは財政赤字も財務官僚の責任である、を意味してはいません。若し責任だと規定しているのであれば、当たり前のことですが、財務省が国家予算を決めるでしょう。
>
> 日本は他の財政赤字国とは異なり、かなりの資産を持っていること、経済活動が優れており、経済が不活発でも世界で二位・三位のGDP国家を維持していること、国債の大部分を政府が保有していること、それ故、20年に及ぶ不況にも拘らず円が暴落していないことなどを踏まえ、それでも巨大財政赤字は問題だ、と云う人と、問題ないという人に議論が分かれている訳です。前者はプライマリーバランスの大きな崩れ(大幅な赤字)を問題視しており、後者は日本はプライマリーバランスを今考慮する必要はない、むしろ経済をさらに活性化させ、それによる税収に期待すべき、という主張です。
>
> 財務省は、健全な財政の立場から、財政の赤字増大に警鐘を鳴らしているだけです。増税議論とは切り離した方が良いと思います。

 すみません、多分理解していないのだと思います。

 つまり財務省には国家予算を決める権限はないのです。
 また税やその他の歳入を決める権限もないのでしょう?

 そうなると財務省にできるのは、予算が正確に使われたか?
 本来の予算の意図に外れたインチキな使われ方をしていないかを監視する事。

 そして取りこぼしのないように、税を取る事だけです。

 これはつまり民間企業の経理係と同様の立場ですよね。

 その場合、収入と支出を算定しか結果赤字が多ければ、「赤字が多いので無駄遣いはやめてほしい」と警告するのは当然でしょう?
 それについては誰も悪いとは言いませんし、ワタシも言う心算はないです。

 但しその最終判断は内閣と国会がやる事です。
 会社なら経営者がやる事です。

 それを経理係が、赤字を理由に経営判断に関わる事にまで、口を出すというのはオカシイのです。
 赤字だからリストラしろとか、赤字だから開発費を削れとか、これって経理係の仕事じゃないですよね?

 それと同じで財務省がプライマリーバランスの赤字を警告をするのは当然ですが、だったら財務省のHPにでもそう書けば良いだけで、マスコミの圧力をかけて増税を煽らせる、OECDなど財務省官僚を送り込んでいる国際機関に、いかにも国際機関の言い分であるかのように、増税を宣伝させる、更には議員個人個人に選挙区の予算配分を使って圧力をかけるというのは、完全に官僚の立場を逸脱した行為でしょう?

 官僚がこういう形で世論を操作し、国会議員に圧力をかけるというのは、そもそも民主主義の否定でしょう?

 ワタシはこういう官僚主義による社会の固定化が、平成のデフレと日本経済の停滞の根源ではないかと思うのです。

 
  1. 2019-04-24 14:54
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

東大法学部卒はそういう権限をもって当たり前だと思っているんでしょうね。

ところで「リーマン級ショック」って事あるごとにキメゼリフをはいてますが
イランの原油禁輸で「適用除外」を外されたことって代用できそうでないですか?

これってトランプの思いのままなんだから、安倍さんは調整できるんじゃないかしら?
安倍さんは本当はやりたくないんじゃないかな?
  1. 2019-04-24 18:26
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  3. 鳴子百合 #-
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chengguangさんのお話読んでて感じた疑問

財務省は「うまくやるにはあなたの収入を増やしてね、と云っている」で財務省が主張するその収入を増やす方法というのが「消費税増税」と。

が、消費税増税なんてしたら「優れている」という経済活動もダメになり、逆に税収が落ち~という悪循環にハマっていくじゃないですか?って消費増税反対派は主張しているんですよね?

で、よもぎねこさまが本文で書かれているように、消費税増税し、仮に財務省のいうとおりにそれが上手くいってもたった二兆円程度の増収だが、これまでの消費税増税の歴史を見ても理屈からいっても増税のダメージ、デメリットは増税のメリットをはるかに上回る大きいものになる可能性が高いと。

で、財務省は上記のような狂気の愚行を法律で縛られているからやってるだけだということですが、法律を改正して消費税増税をやめようと主張する個人、団体に様々な手段をつかってそれを積極的に阻止しようとしている財務省こそ主犯であると反対派は主張しているわけですよね。
  1. 2019-04-24 20:23
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  3. よもさんファン〇号 #yjwl.vYI
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Re: タイトルなし

> 東大法学部卒はそういう権限をもって当たり前だと思っているんでしょうね。

 東大法学部と言うより、戦後、官僚支配の体制が出来上がって、本来の民主主義が機能していないのが問題なのでは?
>
> ところで「リーマン級ショック」って事あるごとにキメゼリフをはいてますが
> イランの原油禁輸で「適用除外」を外されたことって代用できそうでないですか?

> これってトランプの思いのままなんだから、安倍さんは調整できるんじゃないかしら?
> 安倍さんは本当はやりたくないんじゃないかな?

 イランからの輸入量は全体の3%未満なので、禁輸しても殆ど問題はないでしょう。
 唯イランとの関係は少し不味くなるかも?

 でもあの国はトルコと同じで、日本で不法滞在するイラン人の引き取りを拒否しているのですから、アメリカと不味くなってまでイランに気を遣う必要もないかも?

  1. 2019-04-24 23:11
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  3. よもぎねこ #-
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Re: chengguangさんのお話読んでて感じた疑問

> 財務省は「うまくやるにはあなたの収入を増やしてね、と云っている」で財務省が主張するその収入を増やす方法というのが「消費税増税」と。
>
> が、消費税増税なんてしたら「優れている」という経済活動もダメになり、逆に税収が落ち~という悪循環にハマっていくじゃないですか?って消費増税反対派は主張しているんですよね?
>
> で、よもぎねこさまが本文で書かれているように、消費税増税し、仮に財務省のいうとおりにそれが上手くいってもたった二兆円程度の増収だが、これまでの消費税増税の歴史を見ても理屈からいっても増税のダメージ、デメリットは増税のメリットをはるかに上回る大きいものになる可能性が高いと。
>
> で、財務省は上記のような狂気の愚行を法律で縛られているからやってるだけだということですが、法律を改正して消費税増税をやめようと主張する個人、団体に様々な手段をつかってそれを積極的に阻止しようとしている財務省こそ主犯であると反対派は主張しているわけですよね。

 法で縛られているというのはオカシイのです。

 だって財務省の官僚には、政治家を動かして増税する権限なんかないのです。

 だからきちんと徴税して、国会で決まった予算が正しく執行されていれば、それで赤字になっても誰も財務省を責めないでしょう?

 そもそもこれまで財政赤字で、財務省を責めた人がいますか?
 責められるのは政治家でしょう?

 そりゃ「首相、これじゃ財政赤字が増えますぜ」ぐらいの事は進言するべきだけれど、でも正確に報告して、其れで聞かないならそれは国民が選んだ首相の意思だから、それを尊重するしかないでしょう?

 ところが勝手にそれを逸脱して、増税させようと省を挙げて行動しているのが異常なのです。
 単なる仕事熱心のレベルではないですよね?
  1. 2019-04-24 23:18
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  3. よもぎねこ #-
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よもさんファン〇号さんへ

国の収入と云う場合の収入とは税収のことを指します。支出を税収で賄える国家財政運営を健全な国家(財政)運営と云います。

税収で賄えない場合は、不足分のお金を借りてこなければなりません。借りた場合には確かに幾ら借りました、の借用書を発行しないと誰も貸してくれません。この借用書を『債権』と云い、国が借りる場合に発行する債券(借用書)を『国債』と云います。

借金は借り手に信用がないと借用書を書くと云っても貸す人はいません。途上国や発展途上国の多くは、国に信用がありません。こういう国では、世界銀行、アジア開発銀行、中共が中心となって設立したアジアインフラ投資銀行や日本のODAなどに申請してお金を借りる(融資してもらう)ことになります。これらもその国の借金で、金利を付けて返済することになります。

日本国は日本国民に信用があるので、せっせと国債を発行してお金を集めている訳です。

日本の国債発行残高は、2017年度末で1092兆円、この内、日銀が保有している国債残高は449兆円で41パーセント強となっています。実質644兆円程が日本国の借金と云うことです。

地方自治体も地方債を発行してお金を借りていますが、返済できず財政破綻した自治体の一つが北海道の夕張市です。ですから、国だから、地方自治体だから借金しても大丈夫とはなりません。

国債も最近は流通度が落ちており、いつまでも国債発行に依存できないと云う懸念がでています。流通が滞れば金利を上げて流通を促さざるを得なくなります。そうなれば国債の信用度が下がり、更に金利が上がる、という悪循環に陥りやすくなります。

国の信用度は日本の経済活動に影響を与えます。その結果景気の悪化、インフレの促進となる可能性があります。増税派、即ち国の収入は税収を主体にすべきだと考える人はこの辺りを心配しているのだと思います。

貴方は国の運営をどうしたら良いと考えますか。
  1. 2019-04-25 14:38
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  3. chengguang #DibDBv7k
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このもうすでに30年以上(私の記憶によれば)叫ばれている日本財政破綻説と増税話について、素朴な疑問。

そんなにアルゼンチンやらギリシャやらに匹敵するような危機的な状況なら話の出所である財務省はまず自ら職員の大リストラと政府資産の処分をただちに実行しなければならないはずだし、マスコミもそのような方向で財務省批判を行うべきだと思うんですが、そんな話はトンと聞いたことがないような・・・。私の無知・無学による勘違いならごめんなさい、でも、これを誰も(少なくとも目につく形で)突っ込まないのが不思議なんですよ・・。

>だから財務省のレクチャー通りの記事を書くしかないのです。
 これで「権力と戦う」w

例のいそ子さんもトンチンカンな問答なんかやってるヒマがあるなら
もちっと勉強して財務省の増税話をぶっつぶしてくれれば、それこそ
大好きな「市民」の拍手喝采と「宿敵」?菅官房長官に一矢報いることができるのにねぇ(笑)

>しかし現実には連合など大手労働組合の幹部は、高級官僚同様の高学歴集団なのです。
> 低学歴だから無知なのは仕方がないと思うけれど、高学歴で無知では救いがありません。

別スレで述べさせていただいた、日本という国、日本人の組織の典型的な特徴である「下っ端優秀、トップは凡庸、お粗末」の典型的な例なのではないかと・・・。
  1. 2019-04-25 14:43
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  3. prijon #-
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chengguangさん ありがとうございます。

が、疑問点には何も回答してくださってないですよね。

「消費税増税は悪手。むしろ悪循環にハマり、日本経済はダメになり、結果、増やしたいはずの税収自体も落ちる可能性が高い」

これが反増税派の主張ですよね?で、増税派だった池田信夫氏もついに増税派の誤りを認め陥落した!というのが今回のエントリー。で、増税派の言うことは説得力がないということを説明されている。

で、chengguangさんが「消費税増税すべき!」と主張されているのか、「財務省は無実だ!」と主張されているのかよくわかりませんが、私もいわゆる「増税派」から説得力のある意見を聞いたことがないです。

アベノミクスも金融緩和だけでその先に進んでないといいますし、きっちりと本来やるべきだったことをまずやってみればいいんじゃないですかね。
  1. 2019-04-25 17:44
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  3. よもさんファン〇号 #yjwl.vYI
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Re: よもさんファン〇号さんへ

> 国の収入と云う場合の収入とは税収のことを指します。支出を税収で賄える国家財政運営を健全な国家(財政)運営と云います。
>
> 税収で賄えない場合は、不足分のお金を借りてこなければなりません。借りた場合には確かに幾ら借りました、の借用書を発行しないと誰も貸してくれません。この借用書を『債権』と云い、国が借りる場合に発行する債券(借用書)を『国債』と云います。
>
> 借金は借り手に信用がないと借用書を書くと云っても貸す人はいません。途上国や発展途上国の多くは、国に信用がありません。こういう国では、世界銀行、アジア開発銀行、中共が中心となって設立したアジアインフラ投資銀行や日本のODAなどに申請してお金を借りる(融資してもらう)ことになります。これらもその国の借金で、金利を付けて返済することになります。
>
> 日本国は日本国民に信用があるので、せっせと国債を発行してお金を集めている訳です。
>
> 日本の国債発行残高は、2017年度末で1092兆円、この内、日銀が保有している国債残高は449兆円で41パーセント強となっています。実質644兆円程が日本国の借金と云うことです。
>
> 地方自治体も地方債を発行してお金を借りていますが、返済できず財政破綻した自治体の一つが北海道の夕張市です。ですから、国だから、地方自治体だから借金しても大丈夫とはなりません。
>
> 国債も最近は流通度が落ちており、いつまでも国債発行に依存できないと云う懸念がでています。流通が滞れば金利を上げて流通を促さざるを得なくなります。そうなれば国債の信用度が下がり、更に金利が上がる、という悪循環に陥りやすくなります。
>
> 国の信用度は日本の経済活動に影響を与えます。その結果景気の悪化、インフレの促進となる可能性があります。増税派、即ち国の収入は税収を主体にすべきだと考える人はこの辺りを心配しているのだと思います。
>
> 貴方は国の運営をどうしたら良いと考えますか。

 すみません、ワタシへのコメントではないけれど、一言言わせてください。

 ここで書いてくださった事は、全部高橋洋一等が反論している事でしょう?
 彼の反論はご存知でしょう?

> 日本の国債発行残高は、2017年度末で1092兆円、この内、日銀が保有している国債残高は449兆円で41パーセント強となっています。実質644兆円程が日本国の借金と云うことです

 そうです。 実質の借金は644兆円です。
 それなのに財務省は「国の借金は1000兆円」と宣伝しているのです。
 
 国民に嘘言っちゃダメでしょう?

 そして政府は600兆余の金融資産を持っていますから、実質的な借金はゼロですよね?

> 国債も最近は流通度が落ちており、いつまでも国債発行に依存できないと云う懸念がでています。流通が滞れば金利を上げて流通を促さざるを得なくなります。そうなれば国債の信用度が下がり、更に金利が上がる、という悪循環に陥りやすくなります。

 マイナス金利でも売れているんですけど。
 だから日銀はマイナス金利を止めようと「イールドカーブコントロール」たらと言う名目で、金融引き締めに入りました。 そしたら覿面に景気が悪化してきましたよね?

> 国の信用度は日本の経済活動に影響を与えます。その結果景気の悪化、インフレの促進となる可能性があります。増税派、即ち国の収入は税収を主体にすべきだと考える人はこの辺りを心配しているのだと思います。

 日銀黒田総裁の当初のインフレ目標は2%でした。 ところがそれが到底達成不能な状態です。
 
 インフレを促進するべき時に、何でインフレの促進を心配するんですか?

 そもそもバブル以降、日本を苦しめてきたのはデフレでしょう?
 
 お金は経済の血液です。
 ところが財務省が財政赤字を理由に増税に走り、日銀が金融を引き締めて、日本経済の血液であるお金が常に不足する状態を作り続けました。

 これでは悪性貧血と同じですから、経済なんか成長するわけはないのです。

 その為、万年不況が続き、就職氷河期と言われた時代が続きました。 この時代に大学や高校を出た人達の中の多くが今も定職に就けず、その為結婚もできず子供も産めませんでした。

 この時期の自殺者は年間3万人で、それまでの2万人から一気に1万人増えたのです。
 そしてそれがアベノミックス開始まで続きました。

 つまりデフレで殺された人は20~30万人にもなるという事なのです。
 これはもう財務省の平成大虐殺と言うべきでしょう?

 こういう事態を産んだ事に対して財務省は欠片でも責任をかんじているのでしょうか?





 
  1. 2019-04-25 18:16
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> このもうすでに30年以上(私の記憶によれば)叫ばれている日本財政破綻説と増税話について、素朴な疑問。
>
> そんなにアルゼンチンやらギリシャやらに匹敵するような危機的な状況なら話の出所である財務省はまず自ら職員の大リストラと政府資産の処分をただちに実行しなければならないはずだし、マスコミもそのような方向で財務省批判を行うべきだと思うんですが、そんな話はトンと聞いたことがないような・・・。私の無知・無学による勘違いならごめんなさい、でも、これを誰も(少なくとも目につく形で)突っ込まないのが不思議なんですよ・・。
>
> >だから財務省のレクチャー通りの記事を書くしかないのです。
>  これで「権力と戦う」w
>
> 例のいそ子さんもトンチンカンな問答なんかやってるヒマがあるなら
> もちっと勉強して財務省の増税話をぶっつぶしてくれれば、それこそ
> 大好きな「市民」の拍手喝采と「宿敵」?菅官房長官に一矢報いることができるのにねぇ(笑)
>
> >しかし現実には連合など大手労働組合の幹部は、高級官僚同様の高学歴集団なのです。
> > 低学歴だから無知なのは仕方がないと思うけれど、高学歴で無知では救いがありません。
>
> 別スレで述べさせていただいた、日本という国、日本人の組織の典型的な特徴である「下っ端優秀、トップは凡庸、お粗末」の典型的な例なのではないかと・・・。

 明治の初年はトップも驚く程優秀でした。
 だから日清・日露戦争だって勝ち抜いて、欧米列強と伍していけるようなったのです。

 それがその後、トップがどんどん劣化するのです。

 これは日本のエリートの選抜と養成システムに致命的な欠陥があるという事でしょう?

 これをクリアしないと日本の未来はないと思います。
  1. 2019-04-25 18:21
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  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

「それがその後、トップがどんどん劣化するのです。これは日本のエリートの選抜と養成システムに致命的な欠陥があるという事でしょう?これをクリアしないと日本の未来はないと思います」

何かの本に書いてあったのですが、「お勉強ができるかどうかは知能?よりも性格が大きく関わっている」。で、その性格の一つは「内向的」であるかどうかとかそんな様なことが書いてあったのですが、これが正しいとすると、昨今言われている日本のエリート層の惨状は、まさにこれで、指導者として相応しくないような性格の人間を選んでしまう可能性が高いシステムになってしまっているとかありそうだなーと思いました。
  1. 2019-04-25 18:39
  2. URL
  3. よもさんファン〇号 #yjwl.vYI
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 「それがその後、トップがどんどん劣化するのです。これは日本のエリートの選抜と養成システムに致命的な欠陥があるという事でしょう?これをクリアしないと日本の未来はないと思います」
>
> 何かの本に書いてあったのですが、「お勉強ができるかどうかは知能?よりも性格が大きく関わっている」。で、その性格の一つは「内向的」であるかどうかとかそんな様なことが書いてあったのですが、これが正しいとすると、昨今言われている日本のエリート層の惨状は、まさにこれで、指導者として相応しくないような性格の人間を選んでしまう可能性が高いシステムになってしまっているとかありそうだなーと思いました。

 官僚には事務処理能力が必要ですから、文章を読んで理解してそれを記憶整理するという能力は絶対に必要でしょう。

 お勉強ができる事はそういう能力には優れている事の証明だと思います。
 その意味では官僚を学力試験で採用するのは良い事だと思うのです。

 でも本来官僚はその能力を使って、国民の選んだ政治家の命令で仕事をするのであって、自分達が勝手にやるのではないはずです。

 そして事務処理能力だけの人が、しかも経済の専門知識もない人が、勝手に自分達の意思で国家を動かしてしまう事が非常に問題だと思うのです。
 しかも政治家が彼等をコントロールできない。

 これは何とかしないと不味いと思うのです。
  1. 2019-04-25 20:47
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  3. よもぎねこ #-
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本件にはこれを最後にします

日本の国家財政(歳入と歳出)は日本国民が関心を持つべきものだと思います。根本を知らないでそこから派生した議論の一部に参加して喋々しても余り意味がありません。従って議論の本を説明しました。これを理解した上で、貴方はどう考えるのか、が肝要です。

高橋洋一氏は財務省や現財務官僚を屡々引き合いに出しています。出身省を自身のステータスに使用しているだけと思っていますが、これを自分のステータスと異なる目的で使用しているなら、彼は全く財務省設置法を読んでいないか、理解していないと云うだけです。財務省が、財務官僚がと云う人は上記の設置法を読んでから財務省や財務官僚は云々と云う方が良いでしょう。

増税を主張する人も、増税を否定する人も、主張の主旨は同じで、国家税収の増やし方に帰結します(即ち両者とも増税論を語っているのです)。ただ方法論(アプローチの仕方)が異なっているに過ぎません。その方法論のどちらを、誰の意見を支持するかはあなたの問題です。

私が最初に耳にした、『経済が活性化すれば税収が増え、増税は必要なくなるのではないか』の言葉は、麻生財務大臣だったと思います。その通りと賛同した記憶があります。一方、日本の国家予算は2018年度で約98兆円で、過去8年間、毎年過去最大を更新しています。2018年度の税収も過去最大の約60兆円を見ています。税収外収入を含めてもまだ不足するため、新規国債発行で、約34兆円の収入を見込んでいます。

これを知って貴方は、日本の経済規模は十分に大きいからこれからは緊縮財政政策を採った方が良いと考えますか。もっと財政規模を大きくした方が良いと考えますか。そのためには税収を増やすべきだと考えますか、それとも新規国債発行数を劇的に増やすべきだと考えますか。

  1. 2019-04-26 14:59
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  3. chengguang #DibDBv7k
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Re: 本件にはこれを最後にします

> 日本の国家財政(歳入と歳出)は日本国民が関心を持つべきものだと思います。根本を知らないでそこから派生した議論の一部に参加して喋々しても余り意味がありません。従って議論の本を説明しました。これを理解した上で、貴方はどう考えるのか、が肝要です。
>
> 高橋洋一氏は財務省や現財務官僚を屡々引き合いに出しています。出身省を自身のステータスに使用しているだけと思っていますが、これを自分のステータスと異なる目的で使用しているなら、彼は全く財務省設置法を読んでいないか、理解していないと云うだけです。財務省が、財務官僚がと云う人は上記の設置法を読んでから財務省や財務官僚は云々と云う方が良いでしょう。
>
> 増税を主張する人も、増税を否定する人も、主張の主旨は同じで、国家税収の増やし方に帰結します(即ち両者とも増税論を語っているのです)。ただ方法論(アプローチの仕方)が異なっているに過ぎません。その方法論のどちらを、誰の意見を支持するかはあなたの問題です。
>
> 私が最初に耳にした、『経済が活性化すれば税収が増え、増税は必要なくなるのではないか』の言葉は、麻生財務大臣だったと思います。その通りと賛同した記憶があります。一方、日本の国家予算は2018年度で約98兆円で、過去8年間、毎年過去最大を更新しています。2018年度の税収も過去最大の約60兆円を見ています。税収外収入を含めてもまだ不足するため、新規国債発行で、約34兆円の収入を見込んでいます。
>
> これを知って貴方は、日本の経済規模は十分に大きいからこれからは緊縮財政政策を採った方が良いと考えますか。もっと財政規模を大きくした方が良いと考えますか。そのためには税収を増やすべきだと考えますか、それとも新規国債発行数を劇的に増やすべきだと考えますか。

 消費税増税で見込まれる増収は2兆円程度でしょう?
 それだと34兆円の新規国債発行が32兆円になるだけですよね?

 しかも消費税を増税して景気が悪くなると、法人税や所得税の税収は下がりますから、もっと赤字が増えます。
 消費税を増税したために来年にはもっと赤字国債を増やさなければならなくなる可能性が高いのです。

 それでも貴方は消費税増税をするべきだと考えるのですか?
 
 どうしても赤字国債の発行が心配なら、外為特別資金など、現在政府が抱えている金融資産を処分するという方法を取れば済む話でしょう?

 日本政府は600兆余の金融資産を抱えています。
 これらの多くは処分しても国民生活にはほとんど影響のない物です。

 それを処分しないで、そういう資産がある事も隠して、国民に一方的な負担を強いると、税収が増えるのですか?

 国民は搾れば搾るだけ税収が増えると考えているのですか?

 こんなのは江戸時代の悪徳大名並みの最低限の経済合理性を無視した話ではありませんか?

 ワタシはこの際、消費税増税どころか、消費税廃止で良いと思いますよ。

 実際高橋洋一が内閣参与として、金融財政政策を主導していた時は、プライマリーバランスを達成していましたよね?
 だからもう一度、彼はもう一度この政策を取れと言っているわけです。

 貴方の仰るように、彼も元財務官僚ですが、他の官僚と違うのは、彼の提言した政策には実績があるのです。 
 だったら元官僚の話を聞くとしたら、実績のある人の話を聞くのが筋でしょう?
 
  1. 2019-04-26 15:37
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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「そうなれば国債の信用度が下がり、更に金利が上がる、という悪循環に陥りやすくなります。」
ここで言う「金利」とは国債の利回りを指すと思います。
ハイリスク・ハイリターンになる訳で、ギリシャなどがそうですね。

では、日本国債の利回りはどうでしょうか?
これだけ「国の借金が・・・」と言われて久しいのに、未だに 利回りほぼゼロの超低空飛行です。
これは言い換えれば、市場は、「日本(日本政府)の対応を評価しており、暴落するリスクがほぼゼロ!と判断している。」という事です。

一体 何を心配しているのですかね?
  1. 2019-04-26 17:01
  2. URL
  3. ちゃちゃ #-
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Re: タイトルなし

> 「そうなれば国債の信用度が下がり、更に金利が上がる、という悪循環に陥りやすくなります。」
> ここで言う「金利」とは国債の利回りを指すと思います。
> ハイリスク・ハイリターンになる訳で、ギリシャなどがそうですね。
>
> では、日本国債の利回りはどうでしょうか?
> これだけ「国の借金が・・・」と言われて久しいのに、未だに 利回りほぼゼロの超低空飛行です。
> これは言い換えれば、市場は、「日本(日本政府)の対応を評価しており、暴落するリスクがほぼゼロ!と判断している。」という事です。
>
> 一体 何を心配しているのですかね?

 マジに理屈はその通りです。
 でもおっしゃるように、財務省の海外向けHPでも、日本の国債暴落の心配なんかない、なぜなら日本は世界一の債権国で、政府資産も潤沢だからと書いているのです。

 それなのに国債発行が過剰だから金利の暴騰を心配しろと言われてもね。
 今は日銀が無理やりマイナス金利を止めている状態なのに。
  1. 2019-04-26 19:59
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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