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2019-03-26 19:16

なぜ死に追い込まれるか? 西洋の自死

  日本年金機構の事務所長が、ツィッターで差別発言をしたとして、更迭されるそうです。

 年金事務所長、ツイッターでヘイト発言し更迭
 毎日新聞2019年3月25日 11時16分(最終更新 3月25日 11時53分)
 日本年金機構世田谷年金事務所(東京都世田谷区)所長の男性がツイッターで、韓国の人たちを念頭に「これ以上来日することは、治安の悪化に直結する」などと差別をあおる書き込み(ツイート)を繰り返し、インターネット上で問題化した。所長は一連のツイートは不適切だったとして削除したが、同機構は25日付で所長を人事部付に異動させた。同機構は事実関係を確認した上で、厳正に対処する方針だ。 同機構などによると、所長は実名や身分を伏せてツイッターを利用。韓国人について「属国根性のひきょうな民族。断交、無視が一番」「反日教育を受けているんだから、そもそも(日本へ)くる必要ない」などとツイートしていた。
 過去のツイートやネット上の情報から素性が発覚し、所長は問題のツイートを削除した。所長は24日に同機構に報告し、「個人的な発言により傷ついた皆様におわびいたします。二度と行わないことをお約束申し上げます」とツイッター上で謝罪した。
 同機構広報室は「詳細を聞き取った上で厳正に対処する」としている。【大久保昂】

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 ワタシはツィッターは「差別発言」でアカウントを停止されたので、今はやっていません。
 それでこの所長のツィートとそれに対する反応は、直接見る事はできません。

 しかしこの記事を読む限り、これはこの所長の完全に個人的なツィートで職務には一切関係がありません。

 裁判官なら職務上、中立性を厳正に要求されますから、匿名でも過激派団体の冊子に寄稿したりすれば大問題でしょう。
 
 昭和の日を「無責任の日」と批判 判事、過激派参加団体で活動も

 また反原発活動家のトンデモ裁判官なんか絶対に許されません。

 しかし日本年金機構の職員には、そんな制限はないはずです。 それどころか日本年金機構の職員組合は、昔から特定政党を支援しており、組合の代表がその政党の比例代表として参議院議員になったりしています。

 日本年金機構は一体どんな権限で、どういう法に基づいて、この所長を更迭したのでしょうか?
 これは純然たる言論弾圧ではありませんか?

 しかし日本年金機構はこんな事をしてしまうのです。

 なぜでしょうか?

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 しかしこれを見ていると、なぜヨーロッパ諸国がイスラム移民の流入を止められず、自死としか言いようのない状況になったかわかってきます。

 この所長のツィート

 韓国の人たちを念頭に「これ以上来日することは、治安の悪化に直結する」
たちを念頭に「これ以上来日することは、治安の悪化に直結する」
 これは差別でも何でもありません。
 事実です。

 在日韓国人(特別永住許可を所持する)の犯罪率の高さは、在日外国人の中でも常に最高レベルでした。
 そして一般刑事犯だけではなく、北朝鮮の破壊活動に組織的に関わってきました。

 また来日外国人の中で、不法滞在者や不法就労者の数は最高です。
 不法売春や暴力スリ、更には強姦目的で来日した韓国人もいます。

 だから一般国民が韓国人来日増加による治安の悪化を懸念するのは当然なのです。

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 でも、特定の国民を治安悪化に結び付けるって差別では?

 いいえ、全然差別ではありません。

 国家が外国人の出入国を管理する時に、外国人を出身国単位で区別するのは普通の政策です。

 どんな国でも外国人の出入国について、出身国によってビザの取得その他、必要な入国手続きを変えているのです。

 現在日本政府は韓国人の短期滞在には、ビザを要求していません。 だからパスポートさへあれば日本に入国できます。

 しかしベトナム人やタイ人や中国人は、来日する前に、現地の日本大使館にビザを申請して、そのビザを持たなければ日本に入国できません。

 勿論ベトナム人にもタイ人にも中国人も、良い人もいれば悪い人もいるし、不法滞在や不法就労をする意思など全くない人の方が遥かに多いのです。

 しかしそれでもこうした国々からの人達の中には、不法就労目的で来日する人の割合が多いので、日本政府はこういう国々の人達にはビザを要求するのです。

 現在日本人は世界中の国の殆どにノービザで行けるのですが、これは日本人が過去、不法就労や不法滞在をする事が非常に少なく、犯罪を犯す事は非常例外的だったからです。
 
 つまり政府が国ごとの国民の資質を考えた上で、入国を制限するというのは、自国の治安を守る為に、どんな国でも普通に行っている政策なのです。

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 そして民主主義国家なら当然ですが、国家の政策を決定する権利は、国民にあるのです。
 
 つまり外国人の出入国や在留に関して、国民が意見を言うのは当然なのです。

 そしてこの年金機構の事務所長は、この外国人の出入国管理について、国民として当然の意見を言ったまでです。

 しかしそれで職を追われるのでは、ワタシ達国民は政府の政策に意見を言えなくなってしまいます。
 これではもう民主主義ではありません。

 にも拘らず現在の日本では既に「差別」と言う問題にすり替えると、こうした言論弾圧と人権侵害ができてしまうのです。

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 そこで移民受け入れ拡大を図る勢力や、破壊活動を行う勢力は、外国人に批判的な意見や不都合な意見をすべて「ヘイト」として封殺するのです。

 その場合にまずイジーターゲットを選んで集中攻撃します。

 例えば年金事務所と言うのは、元々街中にあって、一般の年金加入者等が年金の受給申請その他の相談に行くところです。
 そういうところですから、反差別を看板にする集団が押しかけると、事務所の業務ができなくなります。

 実際、彼等はこんな事をしているのです。

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 https://hosyusokuhou.jp/archives/48846389.html

 こんなの完全に器物破損で威力業務妨害です。

 また、こんなツィートで事実無根の個人攻撃をしている連中もいます。

 出来るなら懲戒免職してほしい。職権で得た情報をネットに垂れ流した上、根拠不明のデマに憎悪スピーチは社会人としても年金管理者としてもふさわしくない。

 毎日新聞の記事にさへこの所長が、個人情報をネットに垂れ流したなどとは書いていません。
 
 そもそも年金機構が持っている個人情報って、年金の掛け金と支払金に関する物だけです。
 だから幾ら韓国人の犯罪率が高くても、年金記録から韓国人の犯罪に関わる個人情報なんか得られるわけもないのです。

 こうした事実無根の個人攻撃こそ、人権侵害その物です。

 しかしこの暴力集団の背後には、国会議員までついているのですから、日本年金機構としては警察に届けてこの暴力集団を逮捕させるよち、所長を更迭する事を選ぶのでしょう。

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 しかしヨーロッパではこういう事がもっと熾烈に行われているのです。
 つまり移民、特に悪質で犯罪性の高い移民に対して批判的な発言は全て封殺されているのです。

 そもそも「差別」が問題になるような集団は、殆どの場合、実際に犯罪発生率が非常に高いなどから悪評が定着したから差別されるようになったのです。

 だからその集団について事実を話せば、悪口や批判が出るのは当然なのです。

 ところが反レイシズムがポリティカルコレクトネスとして定着すると、そうした事実について発言する事が全て「レイシズム」と言う事にされて、完全に言論を封殺される事になります。

 そして凶悪で悪評が高い集団であればある程、そういう集団は「差別されている」度合いが高いという事になり、そうした集団への批判が難しくなると言う事になります。

 逆に国民性や民族性を問題にする発言をしても、その民族に元々悪評もなく、経済的に社会的にも成功しているような民族なら「差別されていない」民族と言う事になりますから、悪意に満ちた誹謗中傷もやりたい放題になります。

 つまり言論空間での善悪が、完全に現実の反対になり、人間の思考が狂ってしまうのです。

 そこで自称フェミニスト達は、自国の男性には「女性は数学が苦手」と言う発言でも憤激し、日本の女性差別は大問題にするのに、イスラム教徒による強姦事件の多発には沈黙するという恐るべき状況になるのです。

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 実際、イギリス労働党のシャドーキャビネットの女性と平等担当大臣であるNaz Shah氏は、「ロザラムや他の場所で(性奴隷となった)虐待された少女たちは、立派な多様性のために口を閉ざす必要がある」とツィートしているのです。

 イギリスのロザラムでは数千人の白人の少女達が、パキスタン移民のギャングによって、強姦されたり売春を強要されたり、人身売買されるという被害に遭いました。

 最年少の少女は11歳で、彼女の「所有者」となったイスラム移民は彼女に自分の頭文字Mの焼き鏝を入れたのです。
 文字通り彼女達は「性奴隷」にされたのです。

 そしてこの凶悪犯罪の根源がイスラム教の女性蔑視と、異教徒への敵意にあった事は間違いありません。
 しかしそれ故にこそ、この犯罪を問題にすることが「レイシズム」とされるのです。

 因みにこのNaz Shah氏は現在、メイ内閣での過激派対策アドバイザーになっています。
 そしてこれではイスラム教徒による強姦事件を警察がマトモに捜査するはずもないのです。

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 言論空間がこのような状況になってしまえば、民主主義がマトモに機能しません。
 
 子供の人権も、女性の人権も、反差別の建前には勝てないのです。

 しかし反差別の名のもとに、少女を強姦する集団を問題視する事もできないようなら、そもそも国家が国家である意味がないではありませんか?

 この少女達の祖父や曽祖父達は、第二次大戦、第一大戦でイギリスを守るために戦ったのです。 それは自分達の子孫をこのような凌辱から守る為だったはずでしょう?

 けれども「反差別」「反レイシズム」がポリティカルコレクトネスとして定着してしまえば、危険な男たちから罪もない少女達を守る為の当然の警告を発する事さへも許されなくなってしまうのです。

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 ワタシは民主主義を信奉する人間ですから、法の下の平等は絶対に守るべきだと思います。
 
 しかし民主主義であれば、思想・宗教・信条の自由や言論の自由も同様に絶対に守るべきなのです。

 そして個人が他人や他の集団を嫌い、差別し、批判したりするのは、精神の自由、言論の自由の範疇であって、法の下の平等とは全く関係ありません。

 なぜなら個人は「法」ではありませんから、法の下の平等の保障は個人の下の平等を保障する理由にはなりません。
 なるほど他人に悪口を言われたり批判されれば傷つきますが、しかし自分が傷つかない為に、他人の口を塞ぐ権利などと言う物があるのでしょうか?

 個人が他人を平等に扱わなければならないなら、朝鮮学校の教える主体思想は、日本人を差別する思想だから弾圧するべきです。
 またコーランに「多神教徒は見つけ次第殺せ」と明記して、信者にその聖典に従う事を要求するような宗教はヘイト宗教して厳禁するべきなのです。

 けれどもそれを「差別される人カワイソウ」と言うセンチメンタリズムから、差別禁止を法の下の平等から逸脱させて、個人の言論弾圧へと持ち込んだ連中がいるのです。

 そしてそれがより凶悪でより暴力的な集団へに対する批判や警告を封殺し、遂には強姦被害者となった少女達にまで沈黙を強いるという恐ろしい人権侵害を産んでいるのです。

 ワタシはこれがヨーロッパを死に追い込んでいる理由だと思うのです。
 そして日本も用心しなければ、殺されるてしまうと思うのです。
 
  1. 移民
  2. TB(0)
  3. CM(9)

コメント

白人優越主義と悪平等に自虐史観が加わり手がつけられない状態みたいですね
私は「ヘイトスピーチ法」は反対ですし、今すぐにでも廃止してほしいと思ってます

以下は以前に某韓国人元歯医者さんのブログに投稿したコメントです
強弁、詭弁への対処、レトリック(アンケート調査の例)長いですがm(_ _;)m

1.強弁
野崎昭弘の「詭弁論理学」から「強弁」について
「泣く子と地頭には勝てない」
 泣く子を小児型の強弁とし、特徴を「妥協ということを知らない」としてます。原因は
(1) 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
(2) 他人の気持がわからない。
(3) 他人への迷惑を考えない。
(4) 世間の常識など眼中にない。
(5) 自分が前にいったことさえ忘れてしまう。

地頭は権力者とし小児型の強弁より高度wwなやり方と
二分法(人々や考え方などを、ある原理的な基準でふたつに分けてしまう考え方を、二分法という。)
例として魔女刈りを揚げてます。「私の意見にさからうものは、悪魔だ」という二分法です

相殺法というのは、相手のいうことに「うん、それはそうだ」と賛成してみせながら、「しかし、こういうこともある」と重箱の隅をつつくようなことをいいだして、相手のいい分を帳消しにしてしまおう、という作戦である。
「美しい相殺法」の例として聖書で有名な
「なんじらのうち、罪なきものまず石をなげうて」を紹介してます
「公平の原則」は相殺法の一種ですが「ほかの人もみんなやってるんだもの」で代表できるかと
「強弁補強術」は、権威をふりかざすこと、大声を挙げること、立て板に水としゃべりまくること、等々である。

【強弁術の要諦】
(1) 相手のいうことを聞くな。
(2) 自分の主張に確信を持て。
(3) 逆らうものは悪魔である(レッテルを利用せよ)。
(4) 自分のいいたいことを繰り返せ。
(5) おどし、泣き、またはしゃべりまくること。

長くなり申し訳ありません。これも一つの見方と理解をお願いします。
「詭弁」については機会がありましたら紹介させて頂きたいと思います。

2.詭弁へ対処
【原則1】 無理やり説得しようとするな。
自分の考えにも(健全な常識に反するところがない限り)自信をもって、たやすく譲る必要はない。
【原則2】 時間を惜しむな、打ち切るのを惜しむな。
言葉の解釈に食いちがいができないように、なるべく具体的な例にあてはめて、お互いの見解を確かめあうとよい。
そうかといって、ムダに時間を費やすことはない。相手が強弁・詭弁を弄してきたら、もはや正しい議論は望めないので、惜しまず議論を打ち切ればよい。
【原則3】 結論の吟味を忘れるな。
健全な常識(道徳的、倫理的)に反する結論は、どんなに輝かしく見えようと、勇気をもって捨てなければならない。
【原則4】 「わからない」ことを恥じるな。
以上をあげてます。

詭弁は言葉の定義のすり替え、三段論法の誤用、数字のマジック(統計数値等)等を使います
「強弁」との違いは圧力じゃなく、なんとなくその気にさせる点でしょうか
「アキレスと亀」も詭弁ですけどある程度の知識が無いと論破は難しいかも知れませんが【原則3】を当てはめれば良いかと

3.レトリックの例
あるレトリックをテーマにした本からの抜粋です。興味の無い方は読み飛ばして下さい
問いの詭弁
 例えば、憲法の条文に何らかの変更を加えようとする行為は、「憲法改正」とも「憲法改悪」とも「名づけ」ることができる。こうした表現は、次のような問いに組み込まれたとき、その詭弁性をあらわにする。「あなたは平和憲法の改悪に賛成ですか?」――「悪く改める」のだから、言葉の意味からして「賛成」であるはずがない。「憲法改正」に賛成の人間は、この問いに、「はい」とも「いいえ」とも答えようがないだろう(ついでに言うと、現行の憲法を「平和憲法」などと呼ぶことも、ここでの「名づけ」の典型的な例である)。

 議論において、問いを出す側は、問いを構成する言葉を自分に都合よく選ぶことができるという特権をもっている。

日常的な議論の場で、われわれは、しばしば相手に問い詰められ、絶句してしまうことがある。が、これは必ずしも相手の主張が正しいことを意味しない。多くは、その問いが相手にとって都合のいい言葉で組み立てられていることを失念し、馬鹿正直に答えてしまうことからくるのである。

論理的であろうとすることが、しばしば正直者が馬鹿を見る結果になる。
いつでも論理的に振る舞おうとするから、論理を悪用する口先だけの人間をのさばらせてしまうのだ。われわれが論理的であるのは、論理的でないことがわれわれにとって不利になるときだけでいい。

最後まで読まれた方。お疲れ様でしたm(_ _;)m
最後のワンちゃん、散歩に出たそうだなぁ


  1. 2019-03-27 10:31
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  3. are #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 白人優越主義と悪平等に自虐史観が加わり手がつけられない状態みたいですね
> 私は「ヘイトスピーチ法」は反対ですし、今すぐにでも廃止してほしいと思ってます
>
> 以下は以前に某韓国人元歯医者さんのブログに投稿したコメントです
> 強弁、詭弁への対処、レトリック(アンケート調査の例)長いですがm(_ _;)m
>
> 1.強弁
> 野崎昭弘の「詭弁論理学」から「強弁」について
> 「泣く子と地頭には勝てない」
>  泣く子を小児型の強弁とし、特徴を「妥協ということを知らない」としてます。原因は
> (1) 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
> (2) 他人の気持がわからない。
> (3) 他人への迷惑を考えない。
> (4) 世間の常識など眼中にない。
> (5) 自分が前にいったことさえ忘れてしまう。
>
> 地頭は権力者とし小児型の強弁より高度wwなやり方と
> 二分法(人々や考え方などを、ある原理的な基準でふたつに分けてしまう考え方を、二分法という。)
> 例として魔女刈りを揚げてます。「私の意見にさからうものは、悪魔だ」という二分法です
>
> 相殺法というのは、相手のいうことに「うん、それはそうだ」と賛成してみせながら、「しかし、こういうこともある」と重箱の隅をつつくようなことをいいだして、相手のいい分を帳消しにしてしまおう、という作戦である。
> 「美しい相殺法」の例として聖書で有名な
> 「なんじらのうち、罪なきものまず石をなげうて」を紹介してます
> 「公平の原則」は相殺法の一種ですが「ほかの人もみんなやってるんだもの」で代表できるかと
> 「強弁補強術」は、権威をふりかざすこと、大声を挙げること、立て板に水としゃべりまくること、等々である。
>
> 【強弁術の要諦】
> (1) 相手のいうことを聞くな。
> (2) 自分の主張に確信を持て。
> (3) 逆らうものは悪魔である(レッテルを利用せよ)。
> (4) 自分のいいたいことを繰り返せ。
> (5) おどし、泣き、またはしゃべりまくること。
>
> 長くなり申し訳ありません。これも一つの見方と理解をお願いします。
> 「詭弁」については機会がありましたら紹介させて頂きたいと思います。
>
> 2.詭弁へ対処
> 【原則1】 無理やり説得しようとするな。
> 自分の考えにも(健全な常識に反するところがない限り)自信をもって、たやすく譲る必要はない。
> 【原則2】 時間を惜しむな、打ち切るのを惜しむな。
> 言葉の解釈に食いちがいができないように、なるべく具体的な例にあてはめて、お互いの見解を確かめあうとよい。
> そうかといって、ムダに時間を費やすことはない。相手が強弁・詭弁を弄してきたら、もはや正しい議論は望めないので、惜しまず議論を打ち切ればよい。
> 【原則3】 結論の吟味を忘れるな。
> 健全な常識(道徳的、倫理的)に反する結論は、どんなに輝かしく見えようと、勇気をもって捨てなければならない。
> 【原則4】 「わからない」ことを恥じるな。
> 以上をあげてます。
>
> 詭弁は言葉の定義のすり替え、三段論法の誤用、数字のマジック(統計数値等)等を使います
> 「強弁」との違いは圧力じゃなく、なんとなくその気にさせる点でしょうか
> 「アキレスと亀」も詭弁ですけどある程度の知識が無いと論破は難しいかも知れませんが【原則3】を当てはめれば良いかと
>
> 3.レトリックの例
> あるレトリックをテーマにした本からの抜粋です。興味の無い方は読み飛ばして下さい
> 問いの詭弁
>  例えば、憲法の条文に何らかの変更を加えようとする行為は、「憲法改正」とも「憲法改悪」とも「名づけ」ることができる。こうした表現は、次のような問いに組み込まれたとき、その詭弁性をあらわにする。「あなたは平和憲法の改悪に賛成ですか?」――「悪く改める」のだから、言葉の意味からして「賛成」であるはずがない。「憲法改正」に賛成の人間は、この問いに、「はい」とも「いいえ」とも答えようがないだろう(ついでに言うと、現行の憲法を「平和憲法」などと呼ぶことも、ここでの「名づけ」の典型的な例である)。
>
>  議論において、問いを出す側は、問いを構成する言葉を自分に都合よく選ぶことができるという特権をもっている。
>
> 日常的な議論の場で、われわれは、しばしば相手に問い詰められ、絶句してしまうことがある。が、これは必ずしも相手の主張が正しいことを意味しない。多くは、その問いが相手にとって都合のいい言葉で組み立てられていることを失念し、馬鹿正直に答えてしまうことからくるのである。
>
> 論理的であろうとすることが、しばしば正直者が馬鹿を見る結果になる。
> いつでも論理的に振る舞おうとするから、論理を悪用する口先だけの人間をのさばらせてしまうのだ。われわれが論理的であるのは、論理的でないことがわれわれにとって不利になるときだけでいい。

> 最後まで読まれた方。お疲れ様でしたm(_ _;)m

 面白いですね。

 論理的に言うと、人間社会の倫理規範は元来、統一された理論で作られているわけではなく、むしろ自由と平等のような、絶対的に両立しない相反する理想を組み合わせて、そのバランスで人間関係を調整するように作られているのです。

 まして人権のような物は、全ての人について平等に守るべき物ですから、特定の人間の人権を絶対化すれば、他の人間の人権を侵害する事になるのです。

 だからこうした特定の集団だけに対して「差別反対」だけを絶対化して、それを追求すれば、本来の倫理体系が崩壊し、社会その物も崩壊するのです。

 つまり個々の倫理規範については1か0かのような単純な善悪論ではなく、定性的な問題としてではなく、定量的な問題と考えて、その量のバランスをとるようにするべきなのです。

 ところが人間の多くは実はこうした定量的な思考が苦手なので、定性的な善悪論に流れていくのです。

 その善悪論的思考があるので、上記のような詭弁が通用するのでしょうね。

 ワタシは西洋人は近代科学を作った連中なので、もう少し賢いかと思っていたのですが、このポリコレ騒動を見ていると、どうもそうでもないらしいと思うようになりました。

 定性的な問題と定量的な問題を区別して、ちゃんと合理的に物事を考えられるのは、ごく少数の人間だとわかりました。

> 最後のワンちゃん、散歩に出たそうだなぁ

 ええ、なんか寂しそうでした。


 
  1. 2019-03-27 11:52
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

当エントリーの内容とはチト外れますが、2つ前のエントリーのコメント欄でブログ主さんが語られていた、日本とドイツの炭鉱の条件の違いや、日本の石炭の特殊性についての説明が大変面白かったですな。ブログ主さんの父君が石炭産業が勤められていたことによる知識なのか、大学で理系を専攻されていたからなのか、とにかく政治や社会問題の話を語る中に、あのような分野の知識やエピソードもらえると、面白さがより深まります。機会があれば石炭に限らず、あのような自然科学なり理化学なりの話のエントリーをお願いしたいですな。
  1. 2019-03-27 13:14
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
  4. 編集

石炭の採掘技術

こういう年金事務所長さんのツィートが、攻撃される事例を見ると、ウンザリします。
本当のことを言うことが出来ない、危機感を感じます。

ただ、香山…ナニガシさんの本名がばれたということで、面白い副作用もあったとか。
本当かどうかはわかりませんが。
https://twitter.com/0407_ny/status/1110105136297177088

温泉猫さんのコメント、いい指摘ですネ。
こういう自然科学というか、産業上の知識というか、なかなか得られません。

このよもぎ猫さんのコメントですが、(純粋な質問ですが)
石炭の原材料が、裸子植物か被子植物かは、炭鉱技術に直接関係ないように読めますが。
日本の石炭は強い圧力で、短期間でできたが、複雑で、だから採掘技術が高くなった、ということでいいんでしょうか?

本題と関係のないことですみません。
  1. 2019-03-27 15:36
  2. URL
  3. 道草人 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 当エントリーの内容とはチト外れますが、2つ前のエントリーのコメント欄でブログ主さんが語られていた、日本とドイツの炭鉱の条件の違いや、日本の石炭の特殊性についての説明が大変面白かったですな。ブログ主さんの父君が石炭産業が勤められていたことによる知識なのか、大学で理系を専攻されていたからなのか、とにかく政治や社会問題の話を語る中に、あのような分野の知識やエピソードもらえると、面白さがより深まります。機会があれば石炭に限らず、あのような自然科学なり理化学なりの話のエントリーをお願いしたいですな。

 日本の石炭の特性については、大学の講義で知りました。
 
 ワタシは道東の三流工科大学の化学科卒なのですが、その講義に「石炭化学」と言うのがありました。

 石炭は明治から昭和30年代まで、日本にとって非常に重要なエネルギー源であり、また重要産業だったので、石炭化学は日本は重要な工学分野でした。
 しかし石炭産業の没落と共に、石炭化学会の会員もドンドン減り、石炭化学を講義する大学も減っていたようです。

 ワタシの大学の化学の学部長は、古文書のような古い資料を基に講義をする人だったので、石炭化学なんて他の大学がトウの昔に放棄した分野の講義を続けて、必要単位にしていたのです。

 それでワタシも否応なしにこの講義を聞かされたのです。

 しかし父が元々、住友石炭の社員だったので、日本の炭鉱の特性の話などは非常に興味深く聞きました。

 学生時代は「いくら三流大学だからと言って、こんな時代遅れの講義は酷いじゃないか?」と思ったのですが、今となっては貴重な講義だったと思っています。

 この教授はワタシの卒業と前後して退官したので、大学ももう石炭化学の講義はやめたでしょう。

 ワタシは大学で石炭化学の講義を聞いた最後の学生の一人だと思います。
  1. 2019-03-27 17:24
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 石炭の採掘技術

> こういう年金事務所長さんのツィートが、攻撃される事例を見ると、ウンザリします。
> 本当のことを言うことが出来ない、危機感を感じます。
>
> ただ、香山…ナニガシさんの本名がばれたということで、面白い副作用もあったとか。
> 本当かどうかはわかりませんが。
> https://twitter.com/0407_ny/status/1110105136297177088

 ワタシも危機感を感じています。

 全体主義って、結局正義の強制でしょう?
 安易な善意や正義が、結局民主主義を殺すのですから。
>
> 温泉猫さんのコメント、いい指摘ですネ。
> こういう自然科学というか、産業上の知識というか、なかなか得られません。
>
> このよもぎ猫さんのコメントですが、(純粋な質問ですが)
> 石炭の原材料が、裸子植物か被子植物かは、炭鉱技術に直接関係ないように読めますが。
> 日本の石炭は強い圧力で、短期間でできたが、複雑で、だから採掘技術が高くなった、ということでいいんでしょうか?
>
> 本題と関係のないことですみません。

 石炭の採掘技術と言うのは、炭鉱の条件によって変わってくるのですね。

 石炭と言うのは、元々植物が長期間に地圧を受けて炭化してできた物です。

 この前のコメントで書いたように、日本以外の国の石炭は、ジュラ紀や白亜紀の頃の裸子植物が、1~2億年の時間をかけて炭化してできました。
 因みにジュラ紀や白亜紀には、まだ被子植物は生まれていません。

 ところが日本の石炭は今から100~200万年程前の被子植物が、炭化してできた物なのです。

 これは炭化にかかった時間が他国の石炭の100分の1と言う事になります。
 
 日本だけこんな早く植物が石炭になったのは、日本列島が海底の3つのプレートがせめぎ合う位置にあるため、他の地域とは比べ物にならない程強い地圧画かかった為だと言われます。

 お陰で日本でも石炭が採れたのです。

 しかし日本の炭鉱には、この強い地圧と、そして異常に早い石炭生成からくるトラブルが常に付きまといました。

 例えば坑道が常に地圧を受けて崩落する危険をはらんでいるとか、ガス爆発の原因になる石炭ガスが非常に多いとか、炭層が非常に複雑に入り組んでいるとかです。

 日本の石炭産業は、こういう条件に対応する採炭技術を発達させました。
 だから世界一深い炭鉱での掘削技術とか、軍艦島のような海底炭田での掘削技術などを確立していったのです。

 これはこれ自体は、非常に高度な技術で、世界に誇れる物でした。
 
 でもこれって例えばドイツやその他、日本のような条件のない国では、必要のない技術なのです。

 国によってはそもそも坑道を必要としない露天掘りのような事もできるわけですから。
 
 技術って国際的につかえる物と、そうでない物があるんですね。

 因みにワタシの兄は土木専攻だったのですが、日本の土木技術は非常に高度なのですが、しかしこれが必ずしも世界的な意味はないのだと言います。

 例えば日本では道路や鉄道を作る場合、トンネルや橋を多用し、山の間を縫って曲がりくねります。 
 それはそれで大変高度な技術を必要とするのですが、しかしこれってオーストラリアのような国なら全然必要ないのです。

 ああいう国ではいかに安く線路を伸ばすかと言う事だけが重要になるのです。 
 そして日本はそういう技術では勿論全然勝てないのです。

 因みにワタシはドイツ旅行中、数時間汽車に乗っていて、その間にトンネルも鉄橋もなかった事に気づいて驚いた事があります。
 
 こういう事を考えると、新幹線の輸出だって簡単ではないと思います。
  1. 2019-03-27 17:56
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

無駄話 与太話です

「石炭化学」との講座があったんですか!今だと「資源開発」として海底資源の探索調査に変わってるのかも知れません。日本の鉱山技術はその後トンネル等に利用され様々なトンネル、青函トンネルやドーバー海峡トンネルにも適用されてると思います。資源開発には必要な技術ですし

私の高校は「地学」の授業がありました。地理ではありません、地理は別にありました。
講師は競輪好きのオッサンでした
世界史は私のクラスだけ中国史が好きな非常勤講師が、殷周春秋戦国時代…と(笑)
講師は当時80歳越えてたはず
担任の国語教師は啄木の資料纏めにバイト募集し、卒業したら飲み会を(未成年でしたww)
いい加減な学校でした

詭弁の話を投稿したのは、言論弾圧者や「俺の話を聞け!」と騒ぐ人のテクニックのパターンの例です
仰られるように選挙は量です。それに対し「少数意見を無視するのか!」と騒ぐのはおかしいいんです。
面白く思って頂ければ幸いです(≧▽≦)
  1. 2019-03-27 18:57
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ごめんなさい

又かぶってる
片方消して下さいm(_ _;)m
  1. 2019-03-27 19:02
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Re: 無駄話 与太話です

> 「石炭化学」との講座があったんですか!今だと「資源開発」として海底資源の探索調査に変わってるのかも知れません。日本の鉱山技術はその後トンネル等に利用され様々なトンネル、青函トンネルやドーバー海峡トンネルにも適用されてると思います。資源開発には必要な技術ですし
>
> 私の高校は「地学」の授業がありました。地理ではありません、地理は別にありました。
> 講師は競輪好きのオッサンでした
> 世界史は私のクラスだけ中国史が好きな非常勤講師が、殷周春秋戦国時代…と(笑)
> 講師は当時80歳越えてたはず
> 担任の国語教師は啄木の資料纏めにバイト募集し、卒業したら飲み会を(未成年でしたww)
> いい加減な学校でした
>
> 詭弁の話を投稿したのは、言論弾圧者や「俺の話を聞け!」と騒ぐ人のテクニックのパターンの例です
> 仰られるように選挙は量です。それに対し「少数意見を無視するのか!」と騒ぐのはおかしいいんです。
> 面白く思って頂ければ幸いです(≧▽≦)

 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、石炭化学の教授も「オレの話を聞け!」と言うタイプの人で、学生から酷く嫌われており、ワタシも大嫌いでした。

 彼が糖尿病で入院した時は、羊羹を食わせて殺そうという話がでたくらいです。

 でも思い返せば、貴重な講義でしたから、今は感謝しています。

 因みに石炭化学は化学ですから、講義の基本は、石炭を燃料として使った場合の燃焼効率などの話でした。 石炭を燃料に使うとそのままだと発生した熱の大半は煙になってしまいます。
 だから石炭ストーブは熱効率が非常に悪く、その点ペチカなどは非常に優れているのです。
 
 元々父の会社の人で、父の知り合いに坑道を掘る専門の技術者がいたのですが、この人は実はワタシの大学の別の学部の教授になっており、穴の掘り方を講義していました。

 ある日この人が新聞広告で「地下生活者の手記」と言う本を見つけて、本屋へ飛んで行ったらドストエフスキーの小説でした。

 ワタシはドストエフスキー好きだけれど、「地下生活生活者の手記」は彼の小説としてはあまり出来は良くないです。
 
  1. 2019-03-28 09:53
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