レーダー照射事件に対する韓国の対応が愈々キチガイじみてきました。
イヤ、本物の狂人としか思えない対応です。
日本側がレーダー照射問題での協議を打ち切ったら、今度は海自の哨戒機が以降3度低空で威嚇飛行をしたと言いだしました。
そして自衛隊機に接近されたという韓国軍艦は、「これ以上接近すれば、自衛権的措置を取る」と警告したと言います。
挙句の果てに今度は韓国国防省が、
とのことです。
記者会見する韓国軍合同参謀本部の作戦本部長(23日、ソウル、東亜日報提供)
戦闘服なんか着て何のつもりだろう?
日本と戦争をしているつもりなんだろうか?
武力使用を含む対抗処置?
これ正気で言っているのでしょうか?
例え韓国側が言うように自衛隊機が韓国軍艦に高度60m、距離540mの距離まで接近した事が事実でも、それに対して「武力使用も含む対抗処置をとる」と言うのはどういうことでしょうか?
これって撃墜するという事でしょう?
例え自衛隊機が接近したことが事実でも、単なるハッタリやブラフでも、こんな事を言ってよいのでしょうか?
子供同士の喧嘩なら「ぶっ殺す」と言っても、「友達にそんなこと言ってはダメだよ。」と叱られて終わりです。
でも大人同士なら脅迫で逮捕されても文句は言えません。
まして刃物や銃を持った状態で「近づいたら撃つぞ」などと言ったのであれば、完全に脅迫として逮捕起訴されるでしょう?
武器を持ち本当に相手を殺傷できる者が、こんな事を言えば本当に殺害を意思があると看做されます。
ところが韓国軍は至って気楽にこれを言ってしまいました。
彼等はこれをどういう事か理解しているのでしょうか?
そもそも本当に自衛隊機が高度60m、距離540mまで近づいたとして、威嚇になるのでしょうか?
P1は哨戒機です。
そして普段の哨戒活動に出る場合は、対艦ミサイルは搭載していません。
機関砲などもありません。
フリゲート艦と戦う事など不可能なのです。
これは「友軍」である韓国側も知っているはずです。
何より「友軍」機が近づいたのを「威嚇」と認識するのが異常なのです。
2010年4月8日、東シナ海で中国軍の艦載ヘリが護衛艦「すずなみ」に距離90m、高度30mまで接近したことがありました。
これはヘリが操縦を謝れば「すずなみ」に衝突する可能性のある危険な行為です。
その為、日本は中国に抗議しました。
しかし自衛艦側は火器管制レーダー照射などの危険な行為はしていません。
また中国軍のヘリが「威嚇した」などとは言っていません。 (それでも栄光ある日本海軍の後継者が、ヘリが近づいたから「威嚇された」、怖いなんてミットモナイ事は口が裂けても言えませんけどね。
当然でしょう?
そんなことをして中国軍ヘリが「すずなみ」を攻撃したりすれば、本当に日中戦争になりかねません。
中国軍は現場の規律が怪しいのか、米軍相手にもこの種の異常接近事件を繰り返しています。
そして中国共産党は中国式の面子から、公式の謝罪等はしないのですが、しかし現場の暴走から米中戦争になっては不味いという認識はあるらしく、韓国のように意図的に煽る事はせず、むしろ防止するように努めています。
また中国軍による自衛艦への火器管制レーダーの照射事件もありましたが、日本が抗議した後は、防止につとめ、それが海上衝突防止協定(CUSE)の締結につながりました。
ところがその中国に比べても韓国の対応は完全に狂っているのです。
韓国側が際限もなくこの問題を煽る原因は何でしょうか?
一つは韓国人は頭がオカシイ。
韓国人は喧嘩になると見境がなくなり、その場の喧嘩に勝つためなら、後先考えずに何でもやってしまうという事でしょう?
実際、この火器管制レーダー照射事件のこれまでの経緯も、言うことがコロコロ変わり、到底マトモな主権国家の対応とは思えない物でした。
日本人なら万引きで捕まった小学生でも、もう少し冷静で合理的な対応をするでしょう。
そして日本はこれまで韓国に対して大甘な対応を繰り返してきましたから、ごね続ければ日本が折れるはずと言う確信があったのでしょう。
ところがなかなか折れない、それどころか日本側から協議を打ち切ってしまう。
そこで狂乱して、周りからどう思われようとも「ウリは正しいニダ!!」と喚きだしたのでしょう。
(それでも国家レベルでこんなミットモナイ対応ができるのは、驚きですが)
でももう一つの可能性があります。
つまりこうやって騒ぐ事で、今後自衛隊機が韓国軍艦に近づけないようにしようと言うのです。
あのフリゲート艦公開土大王は、レーダー照射をしたとき、一体何をしていたのか?
あの慎重で冷静な小野寺五典が、自民党の国防部会やマスコミでも韓国が北朝鮮の制裁破り(瀬取り)に協力していたのではないかと公言しています。
そして昨年11月既に、日本は瀬取りによる北朝鮮の経済制裁破りについて、国連の報告しているのです。
このまま日本の哨戒活動が続くと、韓国海軍が北朝鮮の経済制裁破りに協力しているという証拠を掴まれてしまうという危機感が、韓国側にあるのではないでしょうか?
そうなると韓国が国家として制裁対象になるし、文在寅政権の存亡にかかわります。
だからこの際「威嚇飛行」をでっちあげて、自衛隊機が韓国軍艦に近づけないようにしようというのでしょう。
もしそうだとすると最初のレーダー照射からして、現場の暴走なんかではなく、韓国政府の意志だった可能性があります。
つまり制裁破りをした現場を押さえられそうになったら、いかなる手段を使っても自衛隊を追っ払えと言う命令が出ていた可能性があるのです。
いずれにせよ韓国がマトモな国でない事、そしてもう友好国とは言えない事が益々明白になってきました。
こういう状況で米韓同盟がいつまでもつかも心細い限りです。
いくら韓国が頭オカシクても在韓米軍が駐留すれば、日本の安全保障には絶対的にプラスです。 だから在韓米軍の駐留が続くなら、日本側の「ならぬ堪忍、するが堪忍」と言う対応もありでしょう。
そして在韓米軍も大所帯ですから、撤退するとなると兵員の処遇始め準備は大変です。
だから米軍だって撤退の準備が完了するまでは、韓国を怒らせるような対応は避けるでしょう。
その為、当分韓国のキチガイ振りはエスカレートする一方でしょうが、しかし日本側は冷静に毅然とした対応を続けるしかありません。