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2018-12-17 00:00

一次資料の読み方 朝鮮人炭鉱夫の賃金について

 先日、ネットでこんな論文を拾いました。

 戦時期日本へ労務動員された朝鮮人鉱夫(石炭、金 属)の賃金と民族間の格差
 李, 宇衍 落星台経済研究所 : 研究委員

 九州大学の韓国人研究者による研究論文です。

 この論文は当時の石炭会社の賃金支払いに関する会計書類等を精査したうえで、朝鮮人と日本人には全く民族格差がなく、同一賃金であったと結論しています。

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 但し同一賃金と言っても、一律同額と言う意味ではなく、同一労働同一賃金の原則だったというのです。 

 そもそも当時の炭鉱夫の賃金体系は、非常に複雑でした。
 基本的には出来高制なのですが、その算定法が非常複雑です。 同じ炭鉱夫と言っても、採炭、運搬、坑道の整備や維持管理、石炭の選別など様々な職種があり、その職種によって賃金の算定法が違うのです。 

 また就職して最初の三か月間は歩合制ではなく、一律同一賃金が支払われます。

 この複雑さが日本人と朝鮮人の賃金比較を難しくしているというのですが、しかしこうした賃金算定は法は、日本人も朝鮮人も全く同じだったのです。
 
 だから朝鮮人と日本人の間の民族格差はなかったという結論になっているのです。

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 但し実際に支給された額は、日本人と朝鮮人で差はありました。
 炭鉱によっても違いますが、最も差の大きい所では朝鮮人は日本人の85%程度でした。 
 
 そこで朴慶植など朝鮮人労働者強制連行説をとる学者達は、この点だけを問題にして、朝鮮人は日本人より低い賃金しか与えられなかったと言い続けてきたのです。

 しかしこの朴慶植の使った資料に書かれた朝鮮人炭鉱夫と日本人炭鉱夫の勤続年数を比べると、賃金格差の理由がわかります。
 朝鮮人の大多数は勤続2年以下であるのに対して、日本人は多くが2年以上なのです。

 実は当時の炭鉱労働者は、殆どが2年契約で就職します。 しかしその殆どが二年で辞めてしまいます。 更には2年待たずに「逃げる」人達も相当いるので、朝鮮人炭鉱夫の平均勤続年数が非常に短くなるのです。

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 因みにこの「逃げる」とはどういう事でしょうか?
 これこそ「強制労働」の証拠にならないのでしょうか?

 実は当時、朝鮮人は日本で自由に働けたわけではありません。 炭鉱で働くなどの条件で渡航許可を得ているのです。
 そして雇用者もその心算で、被雇用者の渡航許可を取り、渡航費や更には賃金の一部前渡しもしているのです。

 それなのに契約を途中で放棄すれば、日本での在留を認められなくなります。
 だから正規に辞職せずに「逃げる」のです。
 そして日本国内で、より条件の良い仕事に就こうとするのです。

 つまり現在日本で失踪中と言われる外国人研修生と同じです。

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 炭鉱夫は一応は単純肉体労働ですが、しかしそれでも全く熟練性が必要でないわけでもありません。 だから最初の三カ月は歩合性ではなく一律賃金を保障しているのです。
 
 このような勤続年数による練度の違いを考えれば、賃金体系は同じでも、勤続年数の短い朝鮮人の炭鉱夫が日本人に比べて低賃金であるのは、当然の事です。 
 それでも最も差の大きい炭鉱でも、日本人の85%は得ているのです。

 さらにこの賃金の差は終戦に向かうにつれて縮小していきます。 
 朝鮮人炭鉱夫は満州事変が深刻化するころから入り始めたのですが、しかし終戦が近づく頃には、朝鮮人の中にも熟練炭鉱夫が増えていくのです。

 だからこれをもって朝鮮人と日本人に民族的理由で賃金格差があったとは言えないというのが、この論文の結論なのです。

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 またこの論文によれば、当時日本の炭鉱で朝鮮人労働者を使う場合は、雇用者は毎月彼等の賃金支払いや、その他の勤労状況を地方長官に報告する義務がありました。
 地方長官と言うのは、現在では都道府県知事に相当します。

 そして警察も定期的に朝鮮人労働者の労働条件が守られているかどうかを調査してました。
 労働条件の管理は現在なら労働基準局などの仕事でしょうが、当時はまだ労働行政専門の役所はありませんでした。

 いずれにせよ日本政府は朝鮮人労働者の保護には万全の対策を取っていたのです。
 この状況で雇用者が、労働者の賃金を胡麻化したり、虐待したりできるわけもないのです。

 これは現在の外国人研修生などに対するより、遥かに手厚い保護政策です。 今後外国人労働者を入れる上で絶対学ぶべきでしょう?

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 しかしこの論文を読んでいて何より興味深いのは、実はこの論文の元になった一次資料の多くは、朴慶植等朝鮮人強制連行を唱えていた学者等が使っていたものだという事です。

 前記のように朴慶植は同じ会社の同じ賃金支払いの書類から、朝鮮人の賃金が日本人より低い点だけを問題にして、朝鮮人への民族差別から低賃金だったと結論したのです。

 すると以降、この論文がでるまでその資料を再検証する研究者は出ず、「民族差別により朝鮮人炭鉱夫は低賃金だった」と言う結論だけが喧伝されたのです。
 
 しかもさらにそのあとからは、その低賃金と言うのがどの程度だったかも明記せず「強制労働」のイメージを作っていったのです。 

 だって日本人の85%だったらそんな低賃金のイメージにならないもんね。
「言葉ができないんだから、そのぐらい仕方ないよ」って感じで、強制労働のイメージにはならないもんね。

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 例えば住友鴻之舞鉱山は金鉱山でしたが、戦時中一時金の採掘を中止しました。 そこでここで働いていた朝鮮人鉱夫達を、同じ住友の北海道の炭鉱に全員移籍しました。

 朴慶植等は、この移籍が強制だったとして、これを「強制労働」の根拠にしているのです。

 現在は鴻之舞鉱山を持つ住友金属鉱山と炭鉱を持っていた住友石炭は別会社です。 しかしそれは財閥解体後にそうなったので、この当時は同じ会社です。 だから同じ社内での配置転換にすぎないのです。 
 この種の配置転換は、現在のサラリーマンでも強制が普通でしょう?

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 しかも何とこの移籍に関して、住友鴻之舞鉱山側から朝鮮人鉱夫等に給与三か月分程の「慰労金」が出ているのです。
 ところが朴慶植等はこういう話は綺麗にスルーしているのです。

 オイオイ!!
 ワタシの父親も住友石炭鉱業の社員だったのだけど、大阪から名古屋、名古屋から札幌へと勤務地が変わったよ!!
 勿論強制だよ!!
 母は北海道へ行くのはイヤだって泣いていたよ!!
 ワタシ達兄弟はそれで転校する羽目になったし、兄なんか高校2年で編入試験を受ける羽目になったのに!!
 でも転勤で慰労金なんかもらってないよ!!
 
 住友石炭は戦後石炭産業の斜陽化に伴って、採算の悪い九州の炭鉱を次々と閉山していき、そこで働いていた炭鉱夫達を皆、北海道の炭鉱に移しました。
 それに伴って父のような事務職員も、次第に関西から撤退し、更に北海道へと転勤していったのです。

 でもその炭鉱夫の人達も九州から北海道への転勤に当たって慰労金なんかもらってないと思うよ。

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 朝鮮人強制連行と言うのはこの朴慶植が中心となって、東京大学の歴史学者達が作り上げた話です。
 そしてそこは東大の学者ですから、強制連行説を作る為に、朴慶植等は膨大な資料を集めているのです。

 その為に一見この話は随分尤もらしく思われたのです。
 それで90年代には、日本のマスコミはどこもこの強制連行を事実として報道していました。

 しかしその資料の中身を見て行けば、実はこんなレベルだったわけです。

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 こうした研究には一次資料の読み方が問題になります。 しかし一次資料を読み込む事は、一般人には容易ではありません。 
 
 だから本来であれば、こうした論文が出れば、他の学者がその同じ資料を検証しなおすべきなのです。

 実際自然科学では実験データでも観測データでも、他の学者が追試をして検証するのが普通です。
 しかし人文科学はどうもこの点曖昧のようです。

 それどころか同じ意図を持つ学者だけで学会の権威を固めれば、反論や検証を行う学者は、学者生命が危うくなります。

 だから膨大な一次資料を集めて、いかにも綿密な研究をしたと見せかけながら、実はその資料の解釈はトコトンインチキと言う研究が、学説を左右するという状況が生まれるのです。 

 つまり一次資料を山のように出してきても、中身を精査しない限り、安易に信用してはいけないという事でしょう。

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 そして多分この論文が元になってでしょうか、韓国のウェブサイトにこんな記事が出ました。
 

 こちらと合わせて読むと、戦時中の朝鮮人労働者の状況がよくわかります。

 ①『強制徴用』という神話を作ったのは在日朝鮮人の『朴慶植』をはじめとする1960年代以降の研究者である

 ②徴用当時の朝鮮人は、日本で劇場、映画館など文化生活を楽しみ、故郷に送金も正常にしていた…遊郭に行きギャンブルでお金を使い果たしたという記録もある

  1. 特亜
  2. TB(0)
  3. CM(12)

コメント

いつも労作、ほんとうに頭の下がる思いです。
管理人さんも書かれておるように、一次資料に素人があたるというのは、朴某が騒いでいた当時では、ほぼ不可能だったことでしょう。
今でも、なかなかそこまで意欲的な一般人はいないでしょうが、ネットの普及などで、やってやれないことはないってことなんですかね。
半島人も日本人ですから、出自による差別を問題視する向きもいますが、熟練度や言語で最大で15%ポイント程度の差は、差別とは言えないでしょうし、そもそもその当時の日本人男性の多くは、工場労働よりもはるかに危険な戦地に召集されていたわけですもんね。
半島人を戦地に召集しなかったのは、差別だ!というのなら、理屈はわかります。
戦前、米国で働いていた日本人移民が、同一労働で白人比85%もらっていたなんて、当時ではなかなか見つからなそう。
でも、この半島出稼ぎ実態の文章を読むと、読めば読むほど慰安婦の構造と似てますよね。
今後、年々、こういった悪質なデマゴーグに騙される日本人は減っていくと思いたいところです。
  1. 2018-12-17 13:46
  2. URL
  3. 二郎 #-
  4. 編集

今だと2年なら新入社員扱いですね
炭鉱は落盤、粉塵爆発など危険がありますので給与水準は高かったはずです
それで85%で経験の浅い者を使うのは日本人的発想でしょう
鍛えて頑張れば追いつくぞ!との

豊平の爆発は消臭スプレーのガス抜きを屋内でしてコンロに火をつけたら引火したとか
スプレー缶100本!屋外でやれ。アパマンショップのアホ

札幌のビジホ泊まったらファブリーズが置いてありました
ジンギスカン食べた後は重宝しました
  1. 2018-12-17 14:26
  2. URL
  3. are #-
  4. 編集

戦前の朝鮮人労働者は・・・

戦前の朝鮮人労働者なんかは、現在の外国人労働者より近代的かつ民主的な雇用だったのですね。

戦前の全てが悪と言う言説が極端に行き過ぎている世相?教育?マスコミ?が事実の歴史を観ていない特殊な思想的に糊塗されたものだと今更に心が冷えます。

昨夜の朝日TV(報道ステーション=特徴は女性アナだけが際立って魅力的)の民営の水道の件「金を払わないなら止める、生命の道を断つ恐怖の水道の民営化」との事で、

何処かの人里離れた山地の別荘地ペンションの民営水道設備の問題を恰も政府の水道民営化が問題だと言ってるんですけど。
別荘地とかペンションなんかの水道は個人施設が常識でしょが。

最初から、村落とは離れた僻地の個人の別荘の水道設備の値あげを、公営水道の民営化、人命の問題のように大騒ぎをしてる朝日系TVのデマに呆れかえって居ます。
これがマスコミ特に朝日系の典型的な政治印象デマなんですね。

>ファブリーズ
私は妹が病気とか旅行の度に室内犬を預かります。
体を嗅ぐと獣臭いのでファブリーズを体に直接かけましたが、虐待だと激怒されました。
よもちゃんにファブリーズを掛ける事は考えられない事なんですか?
室内犬の飼い主はどの様に思われますか?
  1. 2018-12-18 08:42
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

余話です

戦前真っ暗史観は戦後左派とGHQにより作られたと思ってます
山本夏彦は「誰か「戦前」を知らないか 夏彦迷惑問答」等でその史観を否定してます。昭和8年頃が良かったと
民俗学者、宮本常一の高度成長期前後の写真をみると粗末な着物だけどくったく無く笑う子供やノンビリ仕事してる大人なども
戦前と変わらないかも
日本で犯罪が増えたのは戦後直後との統計もあるそうです
その後減りましたが、仕事にあぶれると犯罪が…
某国では20代の失業率が酷いそうですが
  1. 2018-12-18 09:42
  2. URL
  3. are #-
  4. 編集

>戦前の全てが悪と言う言説が極端に行き過ぎている世相?教育?マスコミ?が事実の歴史を観ていない特殊な思想的に糊塗されたものだと今更に心が冷えます

トラウマさんのこのコメントは、100%同意ですね。
世相、教育、マスコミのみならず、国会議員の多くも、その影響にずっぽりはまって、全くその自覚もない者ばかり。
教育勅語の話が出ると、異常な反応を示すのもいい例でしょう。
ありゃ病気です。
しかし、半島やシナのように、当事者がいなくなればなるほど、虚構に支配されるということはないでしょう。
我が国は彼らと違って、「こうあって欲しいな」史観を支持する者は少ないはず(と思いたいです)。
  1. 2018-12-18 10:39
  2. URL
  3. 二郎 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> いつも労作、ほんとうに頭の下がる思いです。

 恐縮です。

> 管理人さんも書かれておるように、一次資料に素人があたるというのは、朴某が騒いでいた当時では、ほぼ不可能だったことでしょう。
> 今でも、なかなかそこまで意欲的な一般人はいないでしょうが、ネットの普及などで、やってやれないことはないってことなんですかね。

 そうですね。 三橋貴明さんが2ちゃんから経済評論家になったには、当に彼が経済に関する一次資料をネットで集め、分析したからです。
 一昔前は経済統計はあっても、それを見たけれ、その統計を出している所へ頼んで見せてもらうしかありませんでした。

> 半島人も日本人ですから、出自による差別を問題視する向きもいますが、熟練度や言語で最大で15%ポイント程度の差は、差別とは言えないでしょうし、そもそもその当時の日本人男性の多くは、工場労働よりもはるかに危険な戦地に召集されていたわけですもんね。

 最大で15%ですからね。
 今の正社員とバイトや派遣に比べれば、比べ物にならない程小さな差です。

> 半島人を戦地に召集しなかったのは、差別だ!というのなら、理屈はわかります。

 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、これ大戦中に日本軍に志願した朝鮮人はホントに言っていました。

> 戦前、米国で働いていた日本人移民が、同一労働で白人比85%もらっていたなんて、当時ではなかなか見つからなそう。
> でも、この半島出稼ぎ実態の文章を読むと、読めば読むほど慰安婦の構造と似てますよね。
> 今後、年々、こういった悪質なデマゴーグに騙される日本人は減っていくと思いたいところです。

 そうですね。
 逆に言えば、マスコミと学者が結託すれば、どんなデマゴークでも作れるという事です。
  1. 2018-12-18 13:30
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 今だと2年なら新入社員扱いですね
> 炭鉱は落盤、粉塵爆発など危険がありますので給与水準は高かったはずです
> それで85%で経験の浅い者を使うのは日本人的発想でしょう
> 鍛えて頑張れば追いつくぞ!との

 そもそも最初の3カ月以降は完全な出来高払いです。
 そしてその算定法は日本人も朝鮮人も全く同じです。

 だから戦争末期に熟練炭鉱夫になる朝鮮人が増えるにつれて、差が縮んでいくのです。
 また最初から殆ど給与差のない炭鉱もありました。
>
> 豊平の爆発は消臭スプレーのガス抜きを屋内でしてコンロに火をつけたら引火したとか
> スプレー缶100本!屋外でやれ。アパマンショップのアホ

 これは屋外で噴射したという目撃情報があります。
 おそらく室内で少し噴射した後、ガスが充満してその後は屋外で噴射したのだと思います。

 しかし問題は100本と言う数です。

 スプレー缶の成分にはエタノールとLPGが大量に含まれていますから、プロパンガスのボンベを開けたのと同じです。

 風がなければ辺りに充満します。

 そこで室内湯沸かしから引火、そして爆発。
 
 その爆発が今度は居酒屋の厨房用プロパンガスボンベの爆発と、燃料用灯油タンクの火災を招き、大爆発と大火災になる。

 こういうメカニズムでは?
>
> 札幌のビジホ泊まったらファブリーズが置いてありました
> ジンギスカン食べた後は重宝しました
  1. 2018-12-18 13:38
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 戦前の朝鮮人労働者は・・・

> 戦前の朝鮮人労働者なんかは、現在の外国人労働者より近代的かつ民主的な雇用だったのですね。

 戦時中ですから、良くも悪くも国家管理は今より遥かにシッカリしていたのでしょう。
>
> 戦前の全てが悪と言う言説が極端に行き過ぎている世相?教育?マスコミ?が事実の歴史を観ていない特殊な思想的に糊塗されたものだと今更に心が冷えます。
>
> 昨夜の朝日TV(報道ステーション=特徴は女性アナだけが際立って魅力的)の民営の水道の件「金を払わないなら止める、生命の道を断つ恐怖の水道の民営化」との事で、

 ウワ~!! ホントにレベルが低いですね。
 だったら電気とガスはどうするんでしょうね?

 どちらも最初から完全に民営じゃないですか?
 
> 何処かの人里離れた山地の別荘地ペンションの民営水道設備の問題を恰も政府の水道民営化が問題だと言ってるんですけど。
> 別荘地とかペンションなんかの水道は個人施設が常識でしょが。
>
> 最初から、村落とは離れた僻地の個人の別荘の水道設備の値あげを、公営水道の民営化、人命の問題のように大騒ぎをしてる朝日系TVのデマに呆れかえって居ます。
> これがマスコミ特に朝日系の典型的な政治印象デマなんですね。

 不動産屋と別荘の持ち主が朝日新聞と親しい関係なのでしょうね。
 でも別荘なんか年中使うわけではないので、水道料金が数倍になっても全然困らないでしょう?
>
> >ファブリーズ
> 私は妹が病気とか旅行の度に室内犬を預かります。
> 体を嗅ぐと獣臭いのでファブリーズを体に直接かけましたが、虐待だと激怒されました。
> よもちゃんにファブリーズを掛ける事は考えられない事なんですか?
> 室内犬の飼い主はどの様に思われますか?

 よもちゃんは全然臭いがしないので、ワタシは防臭スプレーを使おうと思った事は一度もありません。

 防臭スプレーの成分はあまり体には良くないので、体を舐める習慣のある動物にかけるのはあまりよくないようですが。
 獣臭が気になる時は、スプレーよりはお風呂が良いのでは?

 妹さんに預ける前夜にはお風呂に入れるようにお願いしては?
  1. 2018-12-18 13:45
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 余話です

> 戦前真っ暗史観は戦後左派とGHQにより作られたと思ってます
> 山本夏彦は「誰か「戦前」を知らないか 夏彦迷惑問答」等でその史観を否定してます。昭和8年頃が良かったと
> 民俗学者、宮本常一の高度成長期前後の写真をみると粗末な着物だけどくったく無く笑う子供やノンビリ仕事してる大人なども
> 戦前と変わらないかも
> 日本で犯罪が増えたのは戦後直後との統計もあるそうです
> その後減りましたが、仕事にあぶれると犯罪が…
> 某国では20代の失業率が酷いそうですが

 時代が変わると、その前の時代を暗黒時代と言う評が必ず出るようですね。
 前の体制を倒した側にすれば、そうする事で自分を正当化するのでしょう。

 特に戦後は戦前戦争を煽った朝日新聞等が、自分達の罪を胡麻化す為に、ひたすら戦前の日本を全部否定しましたからね。 ワタシも中学化高校ぐらいまでは、そんな話ばかり聞かされました。

 因みに窃盗や強盗のような犯罪は、困窮者が増えればそれに応じて増えるのですから、終戦後激増したのは当然でしょう。
  1. 2018-12-18 13:52
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >戦前の全てが悪と言う言説が極端に行き過ぎている世相?教育?マスコミ?が事実の歴史を観ていない特殊な思想的に糊塗されたものだと今更に心が冷えます
>
> トラウマさんのこのコメントは、100%同意ですね。
> 世相、教育、マスコミのみならず、国会議員の多くも、その影響にずっぽりはまって、全くその自覚もない者ばかり。
> 教育勅語の話が出ると、異常な反応を示すのもいい例でしょう。
> ありゃ病気です。
> しかし、半島やシナのように、当事者がいなくなればなるほど、虚構に支配されるということはないでしょう。
> 我が国は彼らと違って、「こうあって欲しいな」史観を支持する者は少ないはず(と思いたいです)。

 戦前は暗黒世界と言うのは、戦後教育の中で作られてきた世界ですからね。
 
 そもそも人間は自分が生まれる前の事は、人に聞いたり、本やその他で勉強するしか知りようがないのです。 これは自分が生まれる前日でも、また2000年前でも同じです。

 だから本当の意味で、戦前の話と言うのは2000年前の話と同様、一定の憶測と情報操作の基に作られた話だと考えるしかありませんからね。

 事実を知る前に、自分が知っている話は真実とは限らないという懐疑心を確保するのが大事なのだと思います。
  1. 2018-12-18 13:59
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

たしかこれ朴慶植の論文が出たときからあった批判です。

勤続年数が違うのだから当然に賃金が違うのは当たり前だ、というものでした。それに対して確か一人あたりの出炭量にそう有意的な差はないという反批判があったような気がします。

実は炭鉱夫の熟練度というものは出炭量だけではないのですよ。熟練鉱夫に求められるのは事故を起こさないという安全面の問題なんです。俗にガス抜きという言葉があるのですがこれは炭鉱作業から出た言葉です。炭鉱事故の多くはコールべッドメタンというガスが問題になります。これが爆発事故の原因になるので、予めボーリングをやりこのガスを測定し危ないときにはこれを先に抜く必要があるのです。これをきちんとやれるのが熟練鉱夫なんです。

当時だってそうそうツルハシだけで出炭してたわけじゃありません。それなりに機械化は進んでいたんで出炭量を頭割りすればそんなに差はなかったのです。しかしこれをやれるかどうかで危険率は圧倒的に変わります。
こちらをご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/炭鉱#日本の炭鉱事故

こちらは日本の炭鉱事故の主だったものですが1920年代に比べて昭和に入ってからは明らかに大事故は減っています。安全管理の徹底が図られたこと、少年婦女子の労働が禁止されたことなどの要因があるのですが経験値の向上でガス抜きをきちんとやれるようになったことが大きいらしいのです。

それでも戦争の激化とともに増産のために無理し事故が起きています。これは熟練鉱夫の徴兵が結構大きいのです。それでもそれなり以上に気を使っていたようで1944年以降の事故の少なさは意外なほどです。かなり上手くやっていたのです。

もちろん個々の事象において小規模の事故などはあったはずですがそれなり以上にうまくやってのけたというのが小生の印象です。いわゆる徴用工の問題で、現実に炭鉱事故で死んだんで補償よこせなんて話は皆無でしょう。こうなると炭鉱の仕事はそんなに苦痛ではなかったはずだというのが小生の結論です。

此処から先は余談です。

戦後すぐの時期から石炭増産は国策でした。しかし昭和33年くらいまでは大事故は影を潜めます。これは熟練鉱夫が復員し無理な採炭をしなくなったことが大きいのです。誰だって命は惜しいんで無理はしないんです。1960年代以降は大事故が多発しますが、これは当時中東で大油田の発見が相次ぎ原油供給が優位となりエネルギー革命が始まったこと、国内炭鉱の多くが資源的に峠を超えてしまったことが大きいのです。このあたりで国内の炭鉱はかなり無理をしています。三井三池の三川坑が大事故を起こしてますが、ここは事故が少ない炭鉱として有名で昭和天皇が切刃まで巡行された所です。そこが設備投資をケチり炭塵爆発を起こしました。結局コストカットが原因だったわけです。

同居人さんの父上が北海道に転勤になったのはこうした事情でしょう。
ただ、北海道のほうが資源的に若い炭鉱が多く先に望みはあったのでしょうが石油との比較ではコストの劣位は避けがたく無理な増産が祟って大事故が頻発し結局終焉となったわけです。

子供の頃、小生の父の会社に九州の某炭鉱をやめた出稼ぎ者がいました。父が聞いた話では事故が多発したのは無理な増産と設備投資をケチったこと、これに尽きるとのことでした。ただ父が言うには炭鉱夫と聞いたからもっと体力があるかと思ったが全然だめだとのこと、聞いてみると当時掘っていたのは機械ばかりでその監視しかしていなかったらしい。炭鉱というのは事故の危険がなけりゃあ案外楽なところだぞ、と父が言っていたのが印象的でした。

アメリカあたりでは石油価格の上昇で火力発電はほとんどが石炭に戻ったらしいですが当たり前に露天掘りができるのですから当然でしょう。コスト面で問題が全然ないんですから。日本国内にも数は少ないですが露天掘りがあり増産されてると聞きます。

今生きてる炭鉱は釧路コールマインくらいでしょうが偉い炭質は良いようですね。技術承継のために残してるとのことですがどうなるでしょうか。





  1. 2018-12-20 01:05
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: タイトルなし

> たしかこれ朴慶植の論文が出たときからあった批判です。
>
> 勤続年数が違うのだから当然に賃金が違うのは当たり前だ、というものでした。それに対して確か一人あたりの出炭量にそう有意的な差はないという反批判があったような気がします。
>
> 実は炭鉱夫の熟練度というものは出炭量だけではないのですよ。熟練鉱夫に求められるのは事故を起こさないという安全面の問題なんです。俗にガス抜きという言葉があるのですがこれは炭鉱作業から出た言葉です。炭鉱事故の多くはコールべッドメタンというガスが問題になります。これが爆発事故の原因になるので、予めボーリングをやりこのガスを測定し危ないときにはこれを先に抜く必要があるのです。これをきちんとやれるのが熟練鉱夫なんです。
>
> 当時だってそうそうツルハシだけで出炭してたわけじゃありません。それなりに機械化は進んでいたんで出炭量を頭割りすればそんなに差はなかったのです。しかしこれをやれるかどうかで危険率は圧倒的に変わります。
> こちらをご覧ください。
>
> https://ja.wikipedia.org/wiki/炭鉱#日本の炭鉱事故
>
> こちらは日本の炭鉱事故の主だったものですが1920年代に比べて昭和に入ってからは明らかに大事故は減っています。安全管理の徹底が図られたこと、少年婦女子の労働が禁止されたことなどの要因があるのですが経験値の向上でガス抜きをきちんとやれるようになったことが大きいらしいのです。
>
> それでも戦争の激化とともに増産のために無理し事故が起きています。これは熟練鉱夫の徴兵が結構大きいのです。それでもそれなり以上に気を使っていたようで1944年以降の事故の少なさは意外なほどです。かなり上手くやっていたのです。
>
> もちろん個々の事象において小規模の事故などはあったはずですがそれなり以上にうまくやってのけたというのが小生の印象です。いわゆる徴用工の問題で、現実に炭鉱事故で死んだんで補償よこせなんて話は皆無でしょう。こうなると炭鉱の仕事はそんなに苦痛ではなかったはずだというのが小生の結論です。
>
> 此処から先は余談です。
>
> 戦後すぐの時期から石炭増産は国策でした。しかし昭和33年くらいまでは大事故は影を潜めます。これは熟練鉱夫が復員し無理な採炭をしなくなったことが大きいのです。誰だって命は惜しいんで無理はしないんです。1960年代以降は大事故が多発しますが、これは当時中東で大油田の発見が相次ぎ原油供給が優位となりエネルギー革命が始まったこと、国内炭鉱の多くが資源的に峠を超えてしまったことが大きいのです。このあたりで国内の炭鉱はかなり無理をしています。三井三池の三川坑が大事故を起こしてますが、ここは事故が少ない炭鉱として有名で昭和天皇が切刃まで巡行された所です。そこが設備投資をケチり炭塵爆発を起こしました。結局コストカットが原因だったわけです。
>
> 同居人さんの父上が北海道に転勤になったのはこうした事情でしょう。
> ただ、北海道のほうが資源的に若い炭鉱が多く先に望みはあったのでしょうが石油との比較ではコストの劣位は避けがたく無理な増産が祟って大事故が頻発し結局終焉となったわけです。
>
> 子供の頃、小生の父の会社に九州の某炭鉱をやめた出稼ぎ者がいました。父が聞いた話では事故が多発したのは無理な増産と設備投資をケチったこと、これに尽きるとのことでした。ただ父が言うには炭鉱夫と聞いたからもっと体力があるかと思ったが全然だめだとのこと、聞いてみると当時掘っていたのは機械ばかりでその監視しかしていなかったらしい。炭鉱というのは事故の危険がなけりゃあ案外楽なところだぞ、と父が言っていたのが印象的でした。
>
> アメリカあたりでは石油価格の上昇で火力発電はほとんどが石炭に戻ったらしいですが当たり前に露天掘りができるのですから当然でしょう。コスト面で問題が全然ないんですから。日本国内にも数は少ないですが露天掘りがあり増産されてると聞きます。
>
> 今生きてる炭鉱は釧路コールマインくらいでしょうが偉い炭質は良いようですね。技術承継のために残してるとのことですがどうなるでしょうか。

 なるほど、よくわかりました。
 仰る通りだと思います。

 所で実際に今残っている石炭会社は釧路コールマインぐらいでしょうね。 実は住友石炭は今も同じ社名で上場していると思いますが、石炭はもう70年代から掘っていません。

 だから戦前朝鮮人が働いた炭鉱は全滅したのです。

 そうなると「強制労働させられたニダ」と言う朝鮮人が賠償請求する先は、韓国政府しかありません。
 
 この論文を見れば賠償する必要など全くないのですが、しかし韓国はひたすら「強制労働」を捏造してきました。
 
 だから賠償しないわけにはいかないでしょう。

 自分が捏造した被害に自分で賠償する例は、世界史上初ですから、頑張ってほしいです。
  1. 2018-12-20 15:03
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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