今日は素晴らしい快晴だったけれど、気温は低く最高気温も20℃までしかあがりませんでした。
午後から散歩に出ると秋の色が、驚くほど濃くなっています。
ナナカマドは大分前から色づいていたけれど、それ以外の木々も黄葉が始まったのです。
これまでも例年にない冷夏だったけれど、天気予報を見る限り、残暑もなくそれどころか、このままドンドン気温が下がっていきそうです。
午後から散歩に出たのですが、長袖のジャケットを着ていても肌寒かったです。
それつけても回の停電が、7日に終わったのは幸運でした。
札幌の12℃も結構寒いのですが、道東は軒並み10℃割れです。
ストーブなしでは絶対に凌げない寒さなのです。
しかし現在の社会では、電気なしには暖房はできません。
灯油ストーブと雖も、電気で温風を送り出し、燃焼をコントロールするのです。
灯油ストーブでも電気を使わないのは、ポット式など小型の物だけです。
そして集合住宅では、殆どの場合集中暖房システムを取り、石油ストーブの使用自体を禁止しています。
こうなると電気が止まると絶対絶命です。
北海道の気温がドンと下がったのは昨日からですが、皆この寒さの中で「もしも停電が続いていたら・・・・」と考えて、文字通りゾッとしているでしょう。
どんなに残暑が続いた年でも10月にはストーブが必要でした。
一昨年も残暑が酷かったけれど、10月の半ばには雪が降りました。
一昨年、ワタシは自転車で転んで骨折をしていて、病院の窓からその雪を見ました。
病院の中は無茶苦茶に暖房が効いていて、外の雪は全く幻想の世界でした。
澄み切った空と、黄葉を始めた木々。
季節は今秋の始まりです。
しかしもう冬は玄関で足踏みしているのです。
散歩の帰りになると本当に寒くなってきました。
リュックの中にあったウィンドブレーカーを取り出してきたのですが、それでも寒いです。
つい数日前まで短パンと半袖シャツで歩けのが嘘のようです。
春はいつも超スローペースでしか来ないのに、冬はいつも猛スピードでやってくるのです。
萩の花が咲き、姫リンゴが色づき、秋の彩が揃う頃には、もう冬は準備万端整えてスタンバイしているのです。
夏が去らないうちに秋がきて、秋が来ないうちから冬はもう襲来の準備をしているのです。
日は短くなりました。
今日は夕焼けもないまま、お日様は山の向こうへ行きました。
これから明け方にかけて一段と冷えるでしょう。