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2018-05-04 12:12

理想主義は諸悪の根源

 短足おじさんが「理想主義が諸悪の根源」というエントリーをされています。 短足おじさんがここで紹介していらっしゃるのは藤井聡先生の動画です。
  
 ワタシが藤井先生の向こうを張るのはおこがましいのですが、しかしこの機会だから、ワタシはワタシで考えた「理想主義は諸悪の根源」を述べてみたいと思います。

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 そもそも理想って実現しない事を前提にしているのです。 

 ワタシはそもそも理想とは実現しないから理想、実現しない事を前提に語るのが理想だと思うのです。

 その典型が理想気体です。

 高校の物理で理想気体というのを習います。 これはボイル・シャルルの法則に完全に従う気体なのですが、しかしそのような気体は存在しないのです。

 なぜならボイル・シャルルの法則では気体は圧力に反比例して体積が減るのですが、しかし気体というのは分子でできています。 そして分子には体積もあります。 だからその体積が問題になる程度まで圧力がかかると、それ以上圧力をかけるといろいろな問題が起きて、法則から外れてきます。

 理想気体は実は、気体を構成する分子に、体積も質量も分子間力もない事を前提しているのです。

 しかし質量も体積もない物質などは、物質として存在しませんから、理想気体とはそもそも存在不可能な気体なのです。

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 ボイル・シャルルの法則だけでなく、物理の法則というのは、極限値では成り立たないのです。  

 ニュートンの運動方程式は極小世界では成り立たず、原子の構造と性質を理解するには、量子力学が必要になりました。

 物理の法則は、非常に完璧で美しく、理想の具現化のように思えるのですが、しかし物理の世界ではその理想は、限定的にしか実現しないのです。 なぜならそれは物が存在故の理であるからです。

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 人間の社会でも同じでしょう。
 例えば親鸞は「善人なおをもって往生す。 まして悪人をや。」と言いました。

 親鸞の理想では、どんな人でも往生できる、念仏を唱えれば救われるという事だったのでしょう。

 しかし現実の社会でこれを適応すると、要するに真面目に社会の規則を守る必要が何もなくなります。 

 そして実際に親鸞の教えが広がると、犯罪をやっては念仏を唱えて、念仏を唱えながら犯罪を行う人達が現れました。

 イヤこれ間違っていないのです。
 念仏を唱えれば全て許されるなら、何をやっても構わないのです。

 それどころか「善人なをもって往生す。 まして悪人をや。」なのですから、悪人でいる方が確実に往生できるのです。
 だったら何で善人になろうと努力する必要があるのでしょうか?

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 「悪人だからこそ救われる」という言うのは、理想としては非常に美しく、書物で読めば感動しますが、しかしホントにそれを実践したらエライ事になってしまうのです。

 そこで浄土真宗としてはこの教えを書いた親鸞の著書は、一般信徒には読ませないないようにしていまいました。

 理想が理想どころではなくなる典型ではありませんか?

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 でも美しい理想というのは、人を引き付けます。
 それはそもそも人間は、現実の物より現実であり得ないほど誇張した物に惹かれるからかもしれません。

 例えばアニメの美少女など、小皿ほどもある巨大な目玉をしているのですが、あれは現実に存在すれば化け物です。
 そしてああいう容姿だと生存するにはいろいろ障害がでるでしょう。

 でも今の人は大きな美しい目を理想とするのでああいう表現になるのです。

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 親鸞が「善人なをもって往生す。 まして悪人をや。」と言ったのも同様で、「悪人でも努力して善人になれば救われる」では余りに当たり前の話だから、誰も感動しません。

 そもそもこれでは全ての人が救われるという話にもならず、全ての人が念仏を唱えたら往生できるという教えのインパクトが全くなくなってしまいます。

 だから敢えて現実にやれば社会的混乱を起こす事を前提に、この表現にしたのでしょう。
 そしてこのような表現を使った故にこそ、親鸞の教えは人々に広がったのです。

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 人間は現実では満たされない思いを理想と信じるのです。
 だからそれを表現すると、現実にはあり得ない話になります。
 それどころか現実になっては大変困る話になってしまう場合も多いのです。
 しかしだからこそ理想なのです。

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 そして理想は実現しない、現実には存在しない故に、その理想が実現したときに起きる問題は、実感することはできません。
 
 一方現実は、それがどんなに良い物でも、問題を実感することができるのです。

 これこそが人が理想主義に惹かれる大きな原因でしょう。

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 現在、世界中の民主主義国家には、共産主義に憧れる人が多数います。 彼等はソ連や中国や北朝鮮を礼賛し続けました。
 
 そして彼等は共産主義に反対する人々、共産主義の侵略から自国を守ろうとする人々を、激しく非難攻撃してきました。

 民主主義国家に暮らしながら、このようなことをするのは、つまりは上記のような理想主義の本質が生む行動でしょう。

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 例えば日本は現実に存在する民主主義国家としては結構良い状況だとは思います。 しかし現実の国家ですから、様々な問題はあります。 そして日本に生きていれば、それに対する不平や不満は幾らでも湧いてきます。

 一方共産主義はマルクスやレーニンが脳内で作った理想世界ですから、一切の問題はありません。 そして共産主義国家は皆、共産主義を実現した事によって起きた問題は、徹底的に隠蔽してきました。

 だから現実の民主主義社会に辟易している人達にすれば、見ぬもの清です。 だから彼等はひたすら民主主義社会を憎悪し、共産主義国家の理想に執着するのです。

 そして自分達の理想を実現する為に、多くの犯罪を犯しました。

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 理想は理想であるが故に実現しない。
 にも拘らず理想は理想であるが故に、多くの人々を惹きつけるというのは、非常に厄介な話です。

 だって実現しない事を追う以上、行き着く先は破綻ですから。

 そして理想を追う人々は、実現不可能な理想の為に実現可能な問題解決策を、妨害し破綻させることも多いのです。

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 しかしそれ以上に厄介なのは、こうした理想を追う理想主義が、倫理的に正しい事、良い事になっていることです。

 つまり人が失敗をした場合や、それどころか犯罪を犯し場合でさへ、それが理想主義からであるとあまり非難されないのです。 イヤ礼賛される場合だってあるのです。

 二二六事件など、第二次大戦前の白色テロ犯に対する朝日新聞等、当時のマスコミの報道が典型でしょう?

 白色テロで多数の人を殺し、クーデターも失敗しても「国の為」に理想を追ったという事で、非難されるどころか礼賛されたのです。

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 しかし戦前だけでなく現在でも世論には常に、こうした理想主義礼賛バイアスがかかるのです。

 だから政治家始め世論や人気を気にする人たちは、どうしても理想主義を気取る事になります。
 マスコミや芸能人など人気その物で生きる人達ならなおさらです。

 それで彼等はひたすら綺麗ごとを言う。
 そしてそれが人々の目を現実からそらし、社会を破滅に追い込む結果になります。

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 ワタシも理想主義は諸悪の根源だと思います。

 個人が理想に自分の人生を賭ける構いません。 その対価は自分で払えば済むのですから。

 しかし理想に国家や社会を賭けてはいけません。
 けれども理想主義者を自認する人々の多くは、なぜか理想を自分ではなく、国家や社会で実現させようとするのです。

 つまり彼等は実は大変リアリストで、理想の対価を知っているのかもしれません。
 だから自分ではなく、社会や国家にその対価を払わせる事を前提で、自分は心美しい人間であることをアピールしたいのでしょう。

 理想主義ってホントに諸悪の根源ではありませんか?
 
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コメント

TPPもWTOもEUROも

理想主義の害悪には共産主義の様に分かり易いもの
ばかりではなく、(最近分かってきたかもしれないが)
EUROがあるし、昔のガットを改革したWTOもTPPも
そうだ。(藤井先生はこちらを指したのかもしれないが
読んでないから分からない。)WTOなんぞ、その理念を
その通りに実行すると恐ろしいことになりそうだ。

しかしね、これらの恐ろしい理想主義にしばしば日本人が
絡んでいるというのが、日本というまれにみる豊かな
国土で暮らしてきた日本人の、特に、高度成長期の
恩恵を受けた現在の日本人のあまりに理想主義的な
生き方に反省を強いているのではないだろうか。
結局、TPPの主役が日本になってしまったし、
外国人労働者導入を悪気もなく推進しているし。

日本人は現在の大陸の人々がアフリカから拡散して
来る前にユーラシアに生活していた古い人間の
生き残りだと言われている。後から来た戦闘能力の
高い人間たちに追い払われてユーラシアの中では
辺鄙な日本列島に住み着いたり、ベーリング海を渡って
アメリカ大陸に逃げたりしたが、結局、独立した
民族として繁栄してきたのは日本人だけだ。
アメリカインディアンは白人にいいように騙されて
殆ど滅亡している。アメリカインディアンと日本人に
共通するのは自然の精霊を信じるというところだ。
自然が人を常に見ているから悪いことはできないとい
信仰が結局は理想主義に流れることになるのだろう。
  1. 2018-05-04 13:32
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

理想主義の身近の罪悪の最たるものは、日本国憲法と呼称される、占領軍対日懲役箇条でしょう。
戦後、このペナルティが課されて間もない頃は、要路の多くの方がペナルティと強く意識していたと思われますが、その状態が70年を越えてくると、荒唐無稽な空念仏であっても、あらゆる階層、職域に、この理想という名の空念仏に殉じようとまでしかねない人間が大量生産されました。
これは、他国からの工作も長くあったでしょうが、今ではそういう他からの圧力なくしても、社会全体が蝕まれたため、足枷を自分で外すことすら、容易ではありません。

安倍総理の強い信念は、この状況が100年も続けば、もう二度と正常に戻すことができなくなることを危惧してものでしょうけど、最大与党の党首とはいえ、美辞麗句の理想に抗うのは極めて難しい。
悲観ばかりではないのは、改憲は至難であっても、そういった強い信念を隠さない政治家が、国政選挙に何度も大勝し、長期政権を委ねられているということでしょうか。
メディアの信頼失墜とともに、一縷の望みを持ちたいところです。
  1. 2018-05-04 13:49
  2. URL
  3. 二郎 #-
  4. 編集

理想とは美しいものです。

しかし、「美しさ」とは理屈や倫理とは別の基準をもつものです。どれほどおぞましくとも美しいものは美しいのです。

「理想」というのは「理」でありながら理屈では語れない、外道なのではないでしょうか。

「理想」とは、突き詰めすぎて駄目になった思想をさす言葉なのだと思います。




  1. 2018-05-04 23:38
  2. URL
  3. こべっこ #HfMzn2gY
  4. 編集

「理想は実現しないことを前提に語られる。」これは国も時代も文化も関係なく、あらゆる思想における真実だと思います。

気がついたんですが、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の戒律が厳しいのって「誰も守らないから」なんですね。聖書には、神の言いつけを守らないで破滅する人のエピソードが、これでもかというくらい出てきます。それって、現実には戒律を守らない人が多かったからでしょう。

私は地元に住む外国人に日本語を教えていた事があるので、発展途上国からやってきた人達をたくさん見てきましたが、「規則を守る」「約束を守る」「時間を守る」「嘘をつかない」という事ができない人が本当に多かったです。

おそらく中世までは、世界中がそんな感じだったんだと思います。良く言えば「ゆるい社会」、悪く言えば「いいかげんな社会」です。そんな社会において、人々に規律を持たせるために生まれたのが、戒律の厳しい宗教なのでしょう。
そして、いつの時代でも知識人は、秩序ある理想の社会を夢想します。「天国」「極楽」「ユートピア」などのイメージは、そのような「理想社会」から来ているのでしょうね。

守られないことを前提に戒律が厳しく出来ているわけですから、厳格に守ろうとすると原理主義になってしまいます。左翼イデオロギーも「神を信じない宗教」だと思えば同じです。「理想社会の実現のためには、人の命を軽んじるようになる」という点において、左翼の理想主義と宗教の原理主義に違いはありません。

おもしろいのは、一人一人のモラルが高くなると、社会のルールはむしろ緩くなる事です。現代の先進国では、個人の自由が最大限に認められています。そんな事をしても、一人一人が他人に迷惑をかけないようマナーを守り、社会の秩序が保たれているからですね。

もう1つは、社会を変えたがる人間ほど、自分を変えようとはしない事です。自分は何も間違っていないと思っているからこそ、社会を変えようとするのかもしれません。

以上のような事を考えると、現代の選挙制度が、知識人もそうじゃない人も、政治活動家もノンポリの人も、平等に一人一票が与えられているのは、社会が1つの方向に暴走しないようにするための、とてもうまく出来た仕組みだと思います。

以下は全て余談です。

ウィキペディアによると「悪人こそ救われる」という「悪人正機説」は、親鸞の前からあったようです。

悪人正機 - Wikipedia #親鸞以前の悪人正機説
https://ja.wikipedia.org/wiki/%e6%82%aa%e4%ba%ba%e6%ad%a3%e6%a9%9f#%e8%a6%aa%e9%b8%9e%e4%bb%a5%e5%89%8d%e3%81%ae%e6%82%aa%e4%ba%ba%e6%ad%a3%e6%a9%9f%e8%aa%ac

「悪人正機」で思い出したのが、キリスト教の「懺悔」です。前に人から聞いたんですが、欧米には、どんな悪事を働いても「懺悔」すれば許されると思っている人が本当にいるらしいです。
そういえば、映画「ゴッドファーザー」の中には、今まで人をコロしまくってきたマフィアのボスが、懺悔して神の許しを請うシーンがありました。ちょっと違うかもしれないけど、中世には教会が免罪符を発売したりしていましたよね。

あと、青文字のリンク先が、足短おじさんのブログじゃなくて、藤井聡氏の動画になってますよ。
  1. 2018-05-04 23:54
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

Re: TPPもWTOもEUROも

> 理想主義の害悪には共産主義の様に分かり易いもの
> ばかりではなく、(最近分かってきたかもしれないが)
> EUROがあるし、昔のガットを改革したWTOもTPPも
> そうだ。(藤井先生はこちらを指したのかもしれないが
> 読んでないから分からない。)WTOなんぞ、その理念を
> その通りに実行すると恐ろしいことになりそうだ。
>
> しかしね、これらの恐ろしい理想主義にしばしば日本人が
> 絡んでいるというのが、日本というまれにみる豊かな
> 国土で暮らしてきた日本人の、特に、高度成長期の
> 恩恵を受けた現在の日本人のあまりに理想主義的な
> 生き方に反省を強いているのではないだろうか。
> 結局、TPPの主役が日本になってしまったし、
> 外国人労働者導入を悪気もなく推進しているし。
>
> 日本人は現在の大陸の人々がアフリカから拡散して
> 来る前にユーラシアに生活していた古い人間の
> 生き残りだと言われている。後から来た戦闘能力の
> 高い人間たちに追い払われてユーラシアの中では
> 辺鄙な日本列島に住み着いたり、ベーリング海を渡って
> アメリカ大陸に逃げたりしたが、結局、独立した
> 民族として繁栄してきたのは日本人だけだ。
> アメリカインディアンは白人にいいように騙されて
> 殆ど滅亡している。アメリカインディアンと日本人に
> 共通するのは自然の精霊を信じるというところだ。
> 自然が人を常に見ているから悪いことはできないとい
> 信仰が結局は理想主義に流れることになるのだろう。

 自由貿易主義も保護主義も元来それ自体が良いとか悪いとかいう物ではないのです。 日本が今のような経済大国になれたのは、賃金の安かった1960年代に大幅な自由化をしたからです。

 それで低賃金を競争力にして繊維や造船などで稼ぎ、それを梃子に自動車等その後現在の日本の主力産業を発展させたのです。

 あの時保護主義を徹底していたら今の日本はありません。

 保護主義が良いか、自由貿易主義が良いかは、その時の国情とまた国民に意識によります。 それを原理主義善悪論で論じるから現実が見えなくなるのです。
  1. 2018-05-05 10:51
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 理想主義の身近の罪悪の最たるものは、日本国憲法と呼称される、占領軍対日懲役箇条でしょう。
> 戦後、このペナルティが課されて間もない頃は、要路の多くの方がペナルティと強く意識していたと思われますが、その状態が70年を越えてくると、荒唐無稽な空念仏であっても、あらゆる階層、職域に、この理想という名の空念仏に殉じようとまでしかねない人間が大量生産されました。
> これは、他国からの工作も長くあったでしょうが、今ではそういう他からの圧力なくしても、社会全体が蝕まれたため、足枷を自分で外すことすら、容易ではありません。
>
 理想主義の問題は美しい言葉に惑わされて現実を見る事を放棄することです。 
 ところが美しい言葉の怖い所は、こういう現実逃避を正当化してしまうのです。

> 安倍総理の強い信念は、この状況が100年も続けば、もう二度と正常に戻すことができなくなることを危惧してものでしょうけど、最大与党の党首とはいえ、美辞麗句の理想に抗うのは極めて難しい。
> 悲観ばかりではないのは、改憲は至難であっても、そういった強い信念を隠さない政治家が、国政選挙に何度も大勝し、長期政権を委ねられているということでしょうか。
> メディアの信頼失墜とともに、一縷の望みを持ちたいところです。

 ワタシも中国の膨張を見ていると日本には時間はあまりないと思っています。 今の日本は明治以降最大の危機だと思います。
  1. 2018-05-05 10:54
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 理想とは美しいものです。
>
> しかし、「美しさ」とは理屈や倫理とは別の基準をもつものです。どれほどおぞましくとも美しいものは美しいのです。
>
> 「理想」というのは「理」でありながら理屈では語れない、外道なのではないでしょうか。
>
> 「理想」とは、突き詰めすぎて駄目になった思想をさす言葉なのだと思います。

 物理で言えば物理の法則が成り立たない極限値へ行ってしまうのが理想という事でしょうね。

 超高圧下ではボイル・シャルルの法則は成り立たないのに、しかし成り立つ事にして行動するような、そういう感覚ですね。
  1. 2018-05-05 10:59
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 「理想は実現しないことを前提に語られる。」これは国も時代も文化も関係なく、あらゆる思想における真実だと思います。
>
> 気がついたんですが、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の戒律が厳しいのって「誰も守らないから」なんですね。聖書には、神の言いつけを守らないで破滅する人のエピソードが、これでもかというくらい出てきます。それって、現実には戒律を守らない人が多かったからでしょう。
>
> 私は地元に住む外国人に日本語を教えていた事があるので、発展途上国からやってきた人達をたくさん見てきましたが、「規則を守る」「約束を守る」「時間を守る」「嘘をつかない」という事ができない人が本当に多かったです。
>
> おそらく中世までは、世界中がそんな感じだったんだと思います。良く言えば「ゆるい社会」、悪く言えば「いいかげんな社会」です。そんな社会において、人々に規律を持たせるために生まれたのが、戒律の厳しい宗教なのでしょう。
> そして、いつの時代でも知識人は、秩序ある理想の社会を夢想します。「天国」「極楽」「ユートピア」などのイメージは、そのような「理想社会」から来ているのでしょうね。

 全くその通りでしょう。
 実は中世の頃までは西欧の王侯貴族でも、嘘を吐く、約束を守らないは当たり前、時間は時計がないのでそもそも守りようがありません。

 これが近世以降少しづつ変わっていくのです。
>
> 守られないことを前提に戒律が厳しく出来ているわけですから、厳格に守ろうとすると原理主義になってしまいます。左翼イデオロギーも「神を信じない宗教」だと思えば同じです。「理想社会の実現のためには、人の命を軽んじるようになる」という点において、左翼の理想主義と宗教の原理主義に違いはありません。
>
> おもしろいのは、一人一人のモラルが高くなると、社会のルールはむしろ緩くなる事です。現代の先進国では、個人の自由が最大限に認められています。そんな事をしても、一人一人が他人に迷惑をかけないようマナーを守り、社会の秩序が保たれているからですね。

 これは例えば底辺校の校則がやたらにうるさく、進学校の規則が緩いのと同じでしょうね。
 黙っていても真面目に勉強してくれる高校生なら、規則で縛る必要はないのです。

> もう1つは、社会を変えたがる人間ほど、自分を変えようとはしない事です。自分は何も間違っていないと思っているからこそ、社会を変えようとするのかもしれません。
>
 これは全くその通りですね。
 所謂活動家と言われる連中を見ていると痛感します。

> 以上のような事を考えると、現代の選挙制度が、知識人もそうじゃない人も、政治活動家もノンポリの人も、平等に一人一票が与えられているのは、社会が1つの方向に暴走しないようにするための、とてもうまく出来た仕組みだと思います。

 なるほど選挙にはそういう意味もあるのですね。 逆にだからこそ知識人は民主主義が嫌いなのでしょう。
>
> 以下は全て余談です。
>
> ウィキペディアによると「悪人こそ救われる」という「悪人正機説」は、親鸞の前からあったようです。
>
> 悪人正機 - Wikipedia #親鸞以前の悪人正機説
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%e6%82%aa%e4%ba%ba%e6%ad%a3%e6%a9%9f#%e8%a6%aa%e9%b8%9e%e4%bb%a5%e5%89%8d%e3%81%ae%e6%82%aa%e4%ba%ba%e6%ad%a3%e6%a9%9f%e8%aa%ac
>
> 「悪人正機」で思い出したのが、キリスト教の「懺悔」です。前に人から聞いたんですが、欧米には、どんな悪事を働いても「懺悔」すれば許されると思っている人が本当にいるらしいです。
> そういえば、映画「ゴッドファーザー」の中には、今まで人をコロしまくってきたマフィアのボスが、懺悔して神の許しを請うシーンがありました。ちょっと違うかもしれないけど、中世には教会が免罪符を発売したりしていましたよね。

 そういえばローマ帝国で初めてキリスト教を公認したコンスタンチヌス帝は、妻と息子を殺しているのです。 でその罪を許してくれるというのがキリスト教だけだったそうです。
>
> あと、青文字のリンク先が、足短おじさんのブログじゃなくて、藤井聡氏の動画になってますよ。

 有難うございます。 訂正しました。
  1. 2018-05-05 11:13
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

色々な格言が

「物理の法則は極限値では成り立たない」ということから話を切り出して、理想主義の問題点を指摘する論説、納得しました。私は文系なので、新鮮に感じました。自分の理想に酔っている連中が、これを少しでも理解してくれればいいのですが。

終わってしまったことを、どう評価するか、という問題と、今後どう行動していいか、という問題の違いでもあります。
日本人は、・ねば仏になる、仏になったのだから現世の行為は許す、という意識があります。
これなども、この人の現世の行為を、私たちも「しても良い」という意味はないはずです。

法律の世界で「反対解釈」という解釈があります。
「・・・はしてはならない」という規定があれば、「…以外はしてもいい」と解釈することです。
こういう観点から考えてみれば、理想は現実の社会にしゃしゃり出るべきではないのです。

善意を前提にした社会の仕組みは有効に機能しないし、弊害の方が大きい。
さらに大きな問題は、理想主義者は現実的な問題解決を妨害し、さらに現実的な主張を悪魔のように攻撃することです。おっしゃる通りだと思います。

本文にも格言と言える言葉がありますが、コメントにも格言がありますネ。
>「理想」とは、突き詰めすぎて駄目になった思想をさす言葉なのだと思います。
>「理想は実現しないことを前提に語られる。」
>戒律が厳しいのって「誰も守らないから」なんですね。
>一人一人のモラルが高くなると、社会のルールはむしろ緩くなる事です。
>社会を変えたがる人間ほど、自分を変えようとはしない事です。
  1. 2018-05-05 11:20
  2. URL
  3. 道草人 #-
  4. 編集

Re: 色々な格言が

> 「物理の法則は極限値では成り立たない」ということから話を切り出して、理想主義の問題点を指摘する論説、納得しました。私は文系なので、新鮮に感じました。自分の理想に酔っている連中が、これを少しでも理解してくれればいいのですが。
>
> 終わってしまったことを、どう評価するか、という問題と、今後どう行動していいか、という問題の違いでもあります。
> 日本人は、・ねば仏になる、仏になったのだから現世の行為は許す、という意識があります。
> これなども、この人の現世の行為を、私たちも「しても良い」という意味はないはずです。
>
> 法律の世界で「反対解釈」という解釈があります。
> 「・・・はしてはならない」という規定があれば、「…以外はしてもいい」と解釈することです。
> こういう観点から考えてみれば、理想は現実の社会にしゃしゃり出るべきではないのです。
>
> 善意を前提にした社会の仕組みは有効に機能しないし、弊害の方が大きい。
> さらに大きな問題は、理想主義者は現実的な問題解決を妨害し、さらに現実的な主張を悪魔のように攻撃することです。おっしゃる通りだと思います。
>
> 本文にも格言と言える言葉がありますが、コメントにも格言がありますネ。
> >「理想」とは、突き詰めすぎて駄目になった思想をさす言葉なのだと思います。
> >「理想は実現しないことを前提に語られる。」
> >戒律が厳しいのって「誰も守らないから」なんですね。
> >一人一人のモラルが高くなると、社会のルールはむしろ緩くなる事です。
> >社会を変えたがる人間ほど、自分を変えようとはしない事です。

 理想主義の最悪の問題は、理想に執着することで現実を軽視する、或いは現実を見る事を放棄してしまう事でしょう。

 実は短足おじさんが理想主義を諸悪の根源という話で持ち出したのは、オノヨーコが今回の南北会談を絶賛している事から来ています。

 ワタシもあれを見た時唖然としたのです。

 そしてそれと共に、あの手の人々の浅薄さを痛感しました。

 オノヨーコの年なら前回の金大中・金正日会談の結果がどうなったかを覚えているはずだなのに。

 でも彼等はそういう現実を見るよりも、「理想」を語るのです。

 こちらが信頼すれば相手も信頼しくれる、これは普通の人間同士なら、通用する法則ですが、しかし肉親を殺しを躊躇わない独裁者という極限値には通用しないのです。

 しかし理想主義者が厄介なのは、極限値に理想が通用すると強弁することなのです。
  1. 2018-05-05 11:28
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

>>オノ・ヨーコ

私の独断と偏見(あくまで個人的な偏見ですよ)ですが、欧米在住、欧米志向の日本女性って海外に自分の「理想」を投影したがる方が多いような気がします。
いわゆる「欧米では~」って奴ですね。

まあ、日本在住の左翼・パヨクの方もそうなんですが、自分の理想に都合のいいアチラの事実関係しか見ず、語らず都合の悪い事実関係はガン無視・・みたいな。
キリスト教関係の方でフランズ在住の方がいらっしゃいますが、非常にフランスのみならず欧州びいきの人であちらの教育制度や福祉などの素晴らしさをよく説かれます。
ただ、この方、一方でいわゆる「9条信者」でもあるんですよね。

あれ?ところでフランスって米ソ以外の国ではいち早く核武装した国じゃなかったっけ?徴兵制もあったよね?最近また復活の話があるとか?その辺、どう思ってんの?・・といった話は決して付き合ってくれず、スルーされちゃいます(笑)。

ジョン・レノンねえ。いえ、ロックミュージシャン、ソングライターとしては超一流だと思いますよ。
でも、家庭生活、プライベートは平和的というか理想・・とは程遠いように思いますが。
前妻(故シンシア・レノン)の息子ジュリアン・レノン氏が語るところによれば「全然、親子らしい関係がなかった。継父(シンシアの再婚相手)の方がよっぽど親子らしかった」とか「世界平和もいいけど、その前に家庭の平和も大事じゃね」などなど、あまりよく言いません。

そりゃまあ、一方的に自分や母親を捨てて東洋のよくわかんない国の女に走ったわけですから、元々よく思うわけもありませんが・・。オノ・ヨーコの側にも前の家庭とはいろいろあったみたいで。

別に完全無欠な人間でなければ理想を語ってはならない・・とはいいませんが、何だか引っかかりますよね。
この種の人々に限って社会・政治を語る際はすごく理想主義でも、私生活、プライベートはすごくプラグマチックな現実主義だったり、ドロドロしてたりだったりで・・・。
  1. 2018-05-05 16:44
  2. URL
  3. prijon #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >>オノ・ヨーコ
>
> 私の独断と偏見(あくまで個人的な偏見ですよ)ですが、欧米在住、欧米志向の日本女性って海外に自分の「理想」を投影したがる方が多いような気がします。
> いわゆる「欧米では~」って奴ですね。
>
> まあ、日本在住の左翼・パヨクの方もそうなんですが、自分の理想に都合のいいアチラの事実関係しか見ず、語らず都合の悪い事実関係はガン無視・・みたいな。
> キリスト教関係の方でフランズ在住の方がいらっしゃいますが、非常にフランスのみならず欧州びいきの人であちらの教育制度や福祉などの素晴らしさをよく説かれます。
> ただ、この方、一方でいわゆる「9条信者」でもあるんですよね。
>
> あれ?ところでフランスって米ソ以外の国ではいち早く核武装した国じゃなかったっけ?徴兵制もあったよね?最近また復活の話があるとか?その辺、どう思ってんの?・・といった話は決して付き合ってくれず、スルーされちゃいます(笑)。
>
> ジョン・レノンねえ。いえ、ロックミュージシャン、ソングライターとしては超一流だと思いますよ。
> でも、家庭生活、プライベートは平和的というか理想・・とは程遠いように思いますが。
> 前妻(故シンシア・レノン)の息子ジュリアン・レノン氏が語るところによれば「全然、親子らしい関係がなかった。継父(シンシアの再婚相手)の方がよっぽど親子らしかった」とか「世界平和もいいけど、その前に家庭の平和も大事じゃね」などなど、あまりよく言いません。
>
> そりゃまあ、一方的に自分や母親を捨てて東洋のよくわかんない国の女に走ったわけですから、元々よく思うわけもありませんが・・。オノ・ヨーコの側にも前の家庭とはいろいろあったみたいで。
>
> 別に完全無欠な人間でなければ理想を語ってはならない・・とはいいませんが、何だか引っかかりますよね。
> この種の人々に限って社会・政治を語る際はすごく理想主義でも、私生活、プライベートはすごくプラグマチックな現実主義だったり、ドロドロしてたりだったりで・・・。

 こういう人達は、中身が滅茶苦茶だからこそ綺麗ごとに執着するのかもしれませんね。

 アメリカでMe Too騒動の発端になった映画プロデューサーも、政治的には非常にリベラルで、常にヒューマニズムに寄っていたそうですから。
  1. 2018-05-05 22:23
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  3. よもぎねこ #-
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イデオロギーの時代が終わったという事でしょうね

近代民主主義が成長し、先進国の中では「主権在民」「法の下での平等」「三権分立」などが確立され、「男女同権」を始めとして法的な格差は無くなり、弱者救済の為に「社会保障制度」も整備されてこれ以上の平等を求める事は、却って不平等を齎し、「法治主義」に反する事ともなる。

私達先進国の住人は一度立ち止まって、今後の社会の在り方を考える必要が出てきた。「過去の」理想主義に走り「民主主義」を破壊してしまうのか?それとも「民主主義」の原則をを維持しながら、より国民が幸福を追求する社会を求めるのか?

「法の下の平等」を維持しながら全ての人間が幸せを感じる社会の実現はとても難しい。相反する命題が様々に表れてくるからに外ならず、この軋轢が社会不安と「パヨクの暴走」を招いていると思います。

今後の民主主義社会は「イデオロギー」に左右される事無く、民主主義として培ってきた「良識=コモン・センス」を基に社会を構成しながら、一人一人が良識を身に着け、お互いを思いやる社会が望まれるような気がします。

ジョン・レノンの「イマジン」は制作された時点では大きな意味も有った。平和にも少しは貢献した。だが、社会は移り行き、情勢も変化する。人の心も求めるモノも変る。よって近代社会は「変わらない基準」が何かしら必要と為る。イデオロギーが果たした役目は終わり、今後は良識と法によって「より高度な民主主義」の実現を目指したほうが良いとも思います。

https://www.youtube.com/watch?v=pT5Sgi_hm4w

https://www.youtube.com/watch?v=gRf9NdVIlLo

私は、この二つの動画に映っているモノが今後の社会を象徴すると考えています。この安定した混乱と、秩序だったカオスを作り上げているのは、この二つのフェスの主催者だけでなく、ステージ上の演者だけでも無く、この日この場所に集った観衆一人一人がお互いの事を思いやり、事故の無いように気遣い合い、弱者を助け、この場に存在する全ての個人が其々の欲求を満足させながら「良識」を保っています。

その事に依りこの場には「調和」と「優しさ」が「カオス」や「衝動」と同時に存在する奇跡を齎しています。21世紀の民主主義が進むべき未来は此処に存在すると私は信じて疑いません。社会には理想が必要です。アイコンが存在しないと社会は中々一つには纏りません。そして、この先私達民主主義社会は幾つものイデオロギーの残渣を取り除く必要が有ります。よって今の社会に有った、今後の社会を示唆する「理想」を掲げれば良いのです。
  1. 2018-05-06 13:43
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  3. エピ #-
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理想は実現しないから理想。そして理想は人間の数だけ存在するから、理想郷も理想社会も実現しないのです。一人の理想に、民族や宗教、宗派などの利害関係が絡み、組み合わせれば、理想の数は無限大に膨らみます。その中で、どうやって全ての人間を納得し、満足させる理想郷を作るのか?理想主義者は、方法論を示すことができないのです。
個人が、自分が作った理想に浸るのは無害ですが、理想主義者は脳内理想を実現化しようと、動き出し、負担を一般国民に押し付けるのです。
多文化共生だの何のと言いながら、味噌も糞も関係なしに、移民や難民を入れまくったのは、好例、いや悪例でしょう。
日本で移民受け入れや多文化共生を夢見ている人達は、一向に現実が見えない、欧米で起きている移民や難民の問題が、連日連夜テレビや新聞で報じられても、脳内で「なかったこと」にして、理想の実現に邁進するのです。
理想主義者って、阿片中毒者と同じで、思考力や判断力を喪失してしまっているとしか思えないのです。
  1. 2018-05-06 13:57
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  3. 名無しの権兵衛 #X80XlYCI
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理想主義というものを考えるときには小生はどうしても共産主義が頭の中に浮かびます。

共産主義はおそらくは成立します。人間の欲望というものがなくなればね。欲望のない、もしくは完全にコントロールできる目社会というものこそがおそらくはすべての理想主義者が目指したもののはずです。欲望がコントロールできた社会というものはおそらくは発展がない世界です。それに気が付くには人間は成熟が必要なんです。

巷間ウィンストンチャーチルの言葉として伝えられるものに「二十歳前に共産主義に傾倒しない奴は元気が足りない。二十歳過ぎにも共産主義者というのは知恵が足りない」という言葉があります。本当は彼の言葉ではないらしいのですが、これはフランス人のクレマンソーの言葉だとかギゾーが言ったとかどんどんさかのぼれるようです。

さかのぼるとベーコンの言葉であり共産主義ではなくリベラルだといいます。このリベラルというものも理想主義と置き換えられるものだと思ってます。

つまり理想というものを一度は考えねばいけないが、いつまでもそれにとらわれるのはバカだろうということでしょう。

理想というものは決して実現されないのだからそれを目指すのは馬鹿です。
それを知るのが大人というものです。

そしてその理想に少しでも近づけるように努力する、それが当たり前の大人でしょう。

30過ぎて共産党というのは基本馬鹿なのでしょう。
5/3に共産党が護憲を訴えてビラを撒いてました。

小生憲法改正は賛成だと言ってやったら、戦争になるぞと言ってきました。
ほほう、70年前に憲法9条に一番反対したアンタラは戦争がしたかったのかね。
どう説明するんだい、と言ったら黙り込むだけでした。

知恵が足りないのではなく、知恵以前の知識もないようです。こういう御仁は馬鹿以前でしょう。

最近本当に思います、頭のいい馬鹿は本当の馬鹿よりもはるかに迷惑です。
頭のいい馬鹿は自分ならば理想を実現できると考える手合いです。

そういう馬鹿というより基地外が歴史をゆがめてきたということを知るというのが知恵というものなのでしょう。
  1. 2018-05-06 22:56
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  3. kazk #cPv2SIBE
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閾値(しきいち、いきち)という考え方

こんにちは、紹介いただき有難う御座います。

なる程、理想気体から理想とは実現しないことが前提ですか、目の付け所がユニークで感心しました。
所でその理想気体の話ですが、これには閾値(しきいち、いきち)という考え方を持ってこないといけないと思っています。
ここから先は閾値に関してはよもぎねこさんは多分詳しいので省略しますが、私は閾値は日常どこにでも、何にでも存在すると思っていまして、その閾値が平常の範囲に入ってくると例えば「変曲点」などと言ったりします。
この変曲点管理が私がタイで苦労したことですが、今回は省略します。
理想はある意味必要なのですが、その理想論が成り立つ範囲をうまくコントロールせねばいけない。むずかしいですね。そんな事を無視する輩が暴走すると理想論がトンデモナイ暴力に繋がる。共産主義が1億人以上殺したと言われる原因ですね。

それからオノ・ヨーコですが、私はこの人物の存在が良く分からない。巷間ビートルズをつぶした原因はヨーコだと言われますが、多分そうだと思います。
ただオノ・ヨーコは私が尊敬する加瀬英明さんのイトコなので、私のブログではそれ以上書く気にならなかったという事です。甘いですね。
  1. 2018-05-07 09:50
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  3. 短足おじさん二世 #-
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Re: イデオロギーの時代が終わったという事でしょうね

> 近代民主主義が成長し、先進国の中では「主権在民」「法の下での平等」「三権分立」などが確立され、「男女同権」を始めとして法的な格差は無くなり、弱者救済の為に「社会保障制度」も整備されてこれ以上の平等を求める事は、却って不平等を齎し、「法治主義」に反する事ともなる。
>
> 私達先進国の住人は一度立ち止まって、今後の社会の在り方を考える必要が出てきた。「過去の」理想主義に走り「民主主義」を破壊してしまうのか?それとも「民主主義」の原則をを維持しながら、より国民が幸福を追求する社会を求めるのか?
>
> 「法の下の平等」を維持しながら全ての人間が幸せを感じる社会の実現はとても難しい。相反する命題が様々に表れてくるからに外ならず、この軋轢が社会不安と「パヨクの暴走」を招いていると思います。
>
> 今後の民主主義社会は「イデオロギー」に左右される事無く、民主主義として培ってきた「良識=コモン・センス」を基に社会を構成しながら、一人一人が良識を身に着け、お互いを思いやる社会が望まれるような気がします。
>
> ジョン・レノンの「イマジン」は制作された時点では大きな意味も有った。平和にも少しは貢献した。だが、社会は移り行き、情勢も変化する。人の心も求めるモノも変る。よって近代社会は「変わらない基準」が何かしら必要と為る。イデオロギーが果たした役目は終わり、今後は良識と法によって「より高度な民主主義」の実現を目指したほうが良いとも思います。
>
> https://www.youtube.com/watch?v=pT5Sgi_hm4w
>
> https://www.youtube.com/watch?v=gRf9NdVIlLo
>
> 私は、この二つの動画に映っているモノが今後の社会を象徴すると考えています。この安定した混乱と、秩序だったカオスを作り上げているのは、この二つのフェスの主催者だけでなく、ステージ上の演者だけでも無く、この日この場所に集った観衆一人一人がお互いの事を思いやり、事故の無いように気遣い合い、弱者を助け、この場に存在する全ての個人が其々の欲求を満足させながら「良識」を保っています。
>
> その事に依りこの場には「調和」と「優しさ」が「カオス」や「衝動」と同時に存在する奇跡を齎しています。21世紀の民主主義が進むべき未来は此処に存在すると私は信じて疑いません。社会には理想が必要です。アイコンが存在しないと社会は中々一つには纏りません。そして、この先私達民主主義社会は幾つものイデオロギーの残渣を取り除く必要が有ります。よって今の社会に有った、今後の社会を示唆する「理想」を掲げれば良いのです。

 まさにそれに尽きると思います。
 法の下の平等が完全に達成された常態での反差別はまさに、個人の他人を差別するな、平等に扱えと言い出しているのです。

 しかしこれは個人の内面の自由を侵害し人格を侵害します。

 だから平等と人格権のバランスを考えなければならないのです。 ところがその議論なしに反差別が暴走しているのです。

 実現不可能な物を得る為に、現実に得られている物を壊す。

 今、理想主義のリベラリスト達がやっているのはこれなのです。
  1. 2018-05-07 10:27
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 理想は実現しないから理想。そして理想は人間の数だけ存在するから、理想郷も理想社会も実現しないのです。一人の理想に、民族や宗教、宗派などの利害関係が絡み、組み合わせれば、理想の数は無限大に膨らみます。その中で、どうやって全ての人間を納得し、満足させる理想郷を作るのか?理想主義者は、方法論を示すことができないのです。
> 個人が、自分が作った理想に浸るのは無害ですが、理想主義者は脳内理想を実現化しようと、動き出し、負担を一般国民に押し付けるのです。
> 多文化共生だの何のと言いながら、味噌も糞も関係なしに、移民や難民を入れまくったのは、好例、いや悪例でしょう。
> 日本で移民受け入れや多文化共生を夢見ている人達は、一向に現実が見えない、欧米で起きている移民や難民の問題が、連日連夜テレビや新聞で報じられても、脳内で「なかったこと」にして、理想の実現に邁進するのです。
> 理想主義者って、阿片中毒者と同じで、思考力や判断力を喪失してしまっているとしか思えないのです。

 全くその通りです。
 理想を追ってよいのは芸術や学問の世界だけです。

 なぜなら芸術家がいくら自分の理想の芸術を求める事で苦悩しても、破滅しても、それは彼個人の問題ですから、自己責任で済むのです。

 しかし国家や社会に理想を求めるとそうはいきません。
  1. 2018-05-07 10:29
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 理想主義というものを考えるときには小生はどうしても共産主義が頭の中に浮かびます。
>
> 共産主義はおそらくは成立します。人間の欲望というものがなくなればね。欲望のない、もしくは完全にコントロールできる目社会というものこそがおそらくはすべての理想主義者が目指したもののはずです。欲望がコントロールできた社会というものはおそらくは発展がない世界です。それに気が付くには人間は成熟が必要なんです。
>
> 巷間ウィンストンチャーチルの言葉として伝えられるものに「二十歳前に共産主義に傾倒しない奴は元気が足りない。二十歳過ぎにも共産主義者というのは知恵が足りない」という言葉があります。本当は彼の言葉ではないらしいのですが、これはフランス人のクレマンソーの言葉だとかギゾーが言ったとかどんどんさかのぼれるようです。
>
> さかのぼるとベーコンの言葉であり共産主義ではなくリベラルだといいます。このリベラルというものも理想主義と置き換えられるものだと思ってます。
>
> つまり理想というものを一度は考えねばいけないが、いつまでもそれにとらわれるのはバカだろうということでしょう。
>
> 理想というものは決して実現されないのだからそれを目指すのは馬鹿です。
> それを知るのが大人というものです。
>
> そしてその理想に少しでも近づけるように努力する、それが当たり前の大人でしょう。
>
> 30過ぎて共産党というのは基本馬鹿なのでしょう。
> 5/3に共産党が護憲を訴えてビラを撒いてました。
>
> 小生憲法改正は賛成だと言ってやったら、戦争になるぞと言ってきました。
> ほほう、70年前に憲法9条に一番反対したアンタラは戦争がしたかったのかね。
> どう説明するんだい、と言ったら黙り込むだけでした。
>
> 知恵が足りないのではなく、知恵以前の知識もないようです。こういう御仁は馬鹿以前でしょう。
>
> 最近本当に思います、頭のいい馬鹿は本当の馬鹿よりもはるかに迷惑です。
> 頭のいい馬鹿は自分ならば理想を実現できると考える手合いです。
>
> そういう馬鹿というより基地外が歴史をゆがめてきたということを知るというのが知恵というものなのでしょう。

 ワタシは共産主義の言う平等主義を思うといつも不思議なのですが、人間はそもそも他人と平等でいたいとは思っていないではありませんか?

 平等になるべきだとは言います。

 でも本心では自分の方が優位でいたいのが本心でしょう?

 こういう本心は醜いと言えば醜いのですが、しかしこれはこれで人間の本性だから容認するしかないのです。

 そういう人間の現実を無視したうえで、あるべき美し人間を基本とした理想社会を語ったのが共産主義でしょう。

 これでは破綻するのは当然でしょう。

 でも理想主義者の理想主義者たる所以は、まず自分自身の現実を見ない事ですから、救いがありません。
  1. 2018-05-07 10:47
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 閾値(しきいち、いきち)という考え方

> こんにちは、紹介いただき有難う御座います。
>
> なる程、理想気体から理想とは実現しないことが前提ですか、目の付け所がユニークで感心しました。
> 所でその理想気体の話ですが、これには閾値(しきいち、いきち)という考え方を持ってこないといけないと思っています。
> ここから先は閾値に関してはよもぎねこさんは多分詳しいので省略しますが、私は閾値は日常どこにでも、何にでも存在すると思っていまして、その閾値が平常の範囲に入ってくると例えば「変曲点」などと言ったりします。
> この変曲点管理が私がタイで苦労したことですが、今回は省略します。
> 理想はある意味必要なのですが、その理想論が成り立つ範囲をうまくコントロールせねばいけない。むずかしいですね。そんな事を無視する輩が暴走すると理想論がトンデモナイ暴力に繋がる。共産主義が1億人以上殺したと言われる原因ですね。

 実はワタシは閾値というのは知りませんでした。

 しかし実際物理の法則が通用しなくなる、或いは変わる変曲点というの確かに存在するのです。 

 そしてこれが一般社会だと実に日常的にこの変曲点と出くわします。 理想主義者の厄介なところは、この変曲点をあえて無視して変曲点のはるか向こうにまで同じ法則を適用しようという事でしょう。
>
> それからオノ・ヨーコですが、私はこの人物の存在が良く分からない。巷間ビートルズをつぶした原因はヨーコだと言われますが、多分そうだと思います。
> ただオノ・ヨーコは私が尊敬する加瀬英明さんのイトコなので、私のブログではそれ以上書く気にならなかったという事です。甘いですね。

 ワタシはこのオノ・ヨーコという人は全くわかりません。 しかし今回の韓国・北朝鮮の会談を喜んでいたのを見て、あの手の芸能人の浅薄さを改めて痛感しました。

 坂本龍一の反原発も同じですが、この手の人達はきれいごとを言うのが仕事なので、現実を見る意思はないのでしょう。
  1. 2018-05-07 11:29
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  3. よもぎねこ #-
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