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2018-03-31 22:23

魔女裁判とは モリカケに寄せて

 魔女狩りと言うと中世のイメージがありますが、しかし魔女狩りが盛んになったのは、実はルネサンス以降です。

 そもそも魔女とは何だったのか?

 カルロ・ギンズブルグは魔女裁判に提出された魔女の供述調書を読み解きました。 そしてそれを著書「闇の歴史 サバトの解読」の中で解説しています。

 それによると魔女の供述の多くには共通点がありました。 例えば魔女になるのは、袋子、つまり生まれた時に胎盤をかぶっていた人です。 
 また箒に乗って飛び、サバトと言われる魔女の集会に出るなどと言う話です。

 そしてこのような魔女の話は、実は現在もシベリア原住民の中に残るシャーマニズムと共通するというのです。 シベリア原住民のシャーマンに選ばれるのも、袋子であり、その他の呪術もまた魔女の供述と一致するところが多いというのです。

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 そこでギンズブルグは考えるのです。

 中世にはヨーロッパは完全にキリスト教化されていた事になっていますが、しかし実はキリスト教以前の土着宗教がまだ民衆の間には残っていたのだと。
 
 このような土着宗教は、フランスやドイツは勿論、中世の最先端地域であるイタリアにも残っていたというのです。

 これは現在の日本でも、仏教や神道とは別に祈祷師と言われる人達が結構沢山いる事を思えば全然不思議ではありません。

 唯一絶対の神以外の存在を認めないキリスト教世界でも、実は中世まではこうした祈祷師の存在も放置しており、民衆はキリスト教と共になにくれとなくこうした祈祷師に頼っていたのです。

 しかし近世になり人々は、そうした非キリスト教的なもの、原始社会に残滓を排除し純化し始めたのです。

 これが魔女狩りでした。

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 このギンズブルグの「闇の歴史 サバトの解読」は1992年に出版された本で、そのころ結構話題になり、NHKが特集番組で彼にインタビューしました。

 この時ギンズブルグは奇妙なことを言いました。

 私はこの供述調書を読みながら、魔女裁判の裁判官の側に共感を覚えた。 魔女裁判の残虐性を感じながら、一方で自分は知識人として魔女裁判官の側の人間だと思えた。

 と言うのです。

 カルロ・ギンズブルグは実はキリスト教徒ではありません。 彼はユダヤ人です。 勿論、魔女狩りの非人道性は十二分に理解しています。

 それがなぜ魔女裁判官に共感するのか?

 それは彼等が知識階級であり、近世を開こうとした人間たちでもあったからです。 実際、魔女裁判官は皆大変なインテリなのです。 

 ローマ帝国崩壊後、ヨーロッパの知識階級はキリスト教の聖職者が独占してきたのですが、魔女裁判官、それに異端審問官はこうした聖職者の中でもずば抜けた知的エリート層なのです。

 そしてギンズブルグもまたイタリアを代表する大碩学であり、知識人の中の知識人です。

 それでギンズブルグは理念や宗教を超えて、知識人として原始の宗教に生きる人々と対峙した魔女裁判官に共感を覚えたというのです。
 
 大碩学であるギンズブルグは「自分は魔女裁判官側の人間だと思えた」のです。

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 これは知識とか知性とかを考える上で大変示唆に富む話です。 

 思うに知識を得る、学問を学ぶというのは、つまりは特定の理念や観念を脳内にインプットすることです。 
 そして知識人とはそのようにインプットされた観念で物事を考える人々なのです。

 一神教としてのキリスト教の観念を大量にインプットされた魔女裁判官からすれば、得体の知れない原始宗教に生きる人間達は、絶対に許せない存在だったのです。

 だからありとあらゆる拷問を加えた上で、こうした供述を引き出し、彼等を火炙りにしたのです。
 そういう観念の中で生きている人々の目には、魔女とされた人々の苦悩と言う現実は意味がなかったのです。

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 知識のない人間なら、現実しか見る事ができませんから、こうした観念に生きる人間は理解できません。

 また観念をインプットされた人でも、現実は現実としてみて、観念と現実との整合性を常に考える人もいます。

 しかし観念を大量にインプットされいるだけで、現実を見る能力のない人々は、観念に生きて現実を理解できません。
 そうなると魔女裁判をやらかしてしまうのです。

 魔女裁判官に共感を覚えると言ったギンズブルグの言葉、イタリアを代表する大碩学として観念に生きる事の恐ろしさを警告する言葉でもあるのです。

 そして魔女狩りとは、観念の中のキリスト教が、無辜の人々の大量虐殺と言う凡そ非キリスト教的な行為に至った話ではありますが、これが中世ではなく、ルネサンス以降に盛んになったのは、正にルネサンス以降人々が知性や知識に目覚めたからなのです。

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 ルネサンス以降、人々の知的水準は上がり、現実よりも観念に生きる人々が増えていったのです。 

 だから魔女狩り共に異端審問も増えていき、さらには宗教戦争へ突入することになるのです。

 ワタシは今のイスラム世界がこの状況に入りつつあるのではないかと非常に危惧しています。

 しかし観念に生きる人々、そして魔女裁判をやる人々は日本にもいるのです。
 
 先日森友学園騒動についてエントリーをしたら、東大名誉教授の演説を紹介するコメントをくださった方がいます。

 長文ですが、せっかく文字お越ししてくださったので、全部コピペします。

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財務省は14件にも上る決済文章の改竄を行いました。これは何を意味しているのか。安倍政権は今や憲法を語る資格も無い。政権に留まることがひと時も許されない、そういう政権に成り果てたということです。

それは何故か。日本国憲法の66条は「行政権は内閣に属する」と規定しています。67条は「内閣は行政権を行使するについて連帯して国会に責任を負う」と規定しています。69条は「内閣の存続は国会の信任にかかる」と規定しています。つまり内閣は国会に対して誠実に間違いの無い正確な情報を全部提供し、国会の審議に寄与し、国会は国民の権利と福祉を守るために行政の活動を監督チェックし、もし問題があれば、内閣は国会に対して、国会の背後にいる国民の全体に対して連帯して責任を負う。これが憲法が定めた議会制民主主義、議員内閣制の原理です。

この憲法の下で何が起こったか。財務省は14件もの決済文章を改竄し、安倍政権はこれを正しい文章として国会に提出をしました。朝日新聞がスッパ抜くまで、国会は内閣に騙され続けていた訳です。国会どころではありません。国民も同じように騙され続けていました。昨年の衆議院選挙の時に安倍首相は国難突破解散、国民を守り抜く、大仰なスローガンを掲げて森友加計隠しをしました。本当だったんです。国民は騙されたまま衆議院選挙で投票したんです。これは日本の議会制民主主義の根本を揺るがす重大な事態です。

さらに問題なのは、私が特に問題だと思うのは事が発覚した今、安倍政権は何をやろうとしているか。一介の行政官に過ぎない佐川前国税庁長官に全ての責任を押し付けようとしています。皆さん、行政官、霞ヶ関のお役人というのは行政権を執行する内閣の選任と監督の下で内閣の指揮命令に従って行務をするに過ぎません。一行政官である佐川前国税庁長官は内閣の一員では全然ありません。内閣の使用人に過ぎません。

憲法が規定しているのは内閣は国会とその背後にある国民に連帯して責任を負うということを憲法は要求しています。佐川さんが憲法が要求している責任を国会や国民に対してどう背負うことが出来るんですか。1年間に渡って国会と国民を騙し続けた内閣の償いは麻生財務大臣の首を取るということでは全く済みません。内閣が連帯して責任を負う、つまり内閣総辞職以外にはこれを償う道はありません。


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 もしこの改竄が安倍総理の指示で行われたのなら、勿論安倍政権は総辞職するべきです。

 しかし佐川元近畿財務局長の証言を聞く限り、安倍総理もまた官邸の指示もなかったことは明らかです。

 それでも官僚の改竄の責任を総理が取らなければならないというなら、官僚が意図的に不正行為をやればいつでも内閣を潰せる事になります。 これでは内閣の生殺与奪権を官僚が握る事になり、選挙で国民の代表を選ぶという民主主義が全否定されてしまいます。

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 そもそも何で財務局は文書改竄をしてしまったか?
 それは佐川証言や、また現理財局長である太田証言からも明らかですが、野党が連日執拗な質問攻勢をかけて、その答弁書作りに理財局の職員達が満足に睡眠もとれないような状況に追い込まれたからです。

 野党は何でこんな質問攻勢したのか?

 だって魔女裁判に拷問はつきものです。

 魔女なんてこの世にいないのです。
 そして非キリスト教的シャーマニズムを告白したら、魔女と断定されて火刑です。

 だから拷問でもしない限り、被疑者は何も答えません。 しかし一応裁判ですから証言が必要です。 
 そこで被疑者は魔女と判定できる自白をするまで、恐ろしい拷問が続くのです。

 財務局はその拷問の苦痛に耐えかねて、この文書改竄をやってしまったのです。

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 ではなぜこれが魔女裁判なのか?

 魔女裁判は普通、当時の人々にとって不可解な出来事、不幸な出来事が起きた時に、「それは魔女が呪いをかけたからだ」と言う話で始まります。

 そこで魔女とされた人が裁判にかけられるのです。
 
 証拠は必要ありません。
 そして被疑者が魔女であることを否定すると拷問にかけられるのです。

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 一方モリカケはどうでしょうか?

 森友問題は、安倍夫人が森友学園の名誉校長だったから、近畿財務局は国有地を不正に安く売ったはず。

 加計問題は、加計学園の理事長が安倍総理の親友だったから、不正に加計学園の獣医学部が認可されたに違いない。

 野党とマスコミ、そしてその同調者たちは、こうした憶測だけで他に一切証拠もないまま、安倍総理を責め、挙句に財務局の職員達を拷問にかけているのです。
 
 一般の裁判では有罪の証拠を示す義務があるのは検察側です。 検察側が有罪の証拠を出せなければ無罪です。
 それどころか起訴もされません。

 しかし魔女裁判は違います。

 魔女裁判では証拠なしに訴追されて、被疑者が無罪を証明しなければならないのです。 

 こうしてモリカケと魔女裁判を比較すればわかります。
 モリカケは当に魔女裁判で、野党とマスコミ、そしてそれに同調しているこの東大教授等は魔女裁判官そのものなのです。

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 そして魔女裁判は一旦訴追されたら、もう有罪と決まっていました。
 そもそも証拠のない、訴追した側の思い込みだけで、裁判が進むのですから、どんな証拠があろうともそれは全く何の意味もないのです。

 これもれまでのモリカケ騒動と全く同じですね。
 今回の佐川証言でも安倍総理の指示は全否定されたのですが、しかしこの東大教授は何の根拠もなく佐川証言は「嘘」と決めているのです。

 この東大教授の脳内には「権力は悪」「憲法改正は絶対悪」という観念が強くインプットされているのでしょう。
 だから憲法を色々引用しながらも、中学公民で習う憲法38条が綺麗に抜けているのです。

 いやそれ以前に人を単なる憶測だけで証拠もなしに犯罪者扱いしてはイケナイと言う常識も消えているのです。

 これは魔女裁判官の脳内から、「殺すなかれ」と言うキリストの教えが綺麗に抜けたのと同様でしょう。

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 多数の魔女を火刑にしたことで有名だったある魔女裁判官が晩年になって非常に後悔したことがありました。

 それは彼が魔女の子供達をその幼さ故に火刑にせず、鞭打ちだけで釈放してしまったことでした。

 彼はそのことで魔女の種を残したのではないかと後悔しながら死んだのです。

 だからきっとこの教授も臨終の床では、安倍総理を火刑にできなかったことを後悔するのだと思います。
 
 だって魔女裁判官ですから。
  1. 古本
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コメント

いわゆるエリートの人達は自分の考えに酔っている節が多分とあるのでその他の意見に耳を傾けない傾向がないですか?私が学生の立場でこの演説を聞いたら教授であろうと軽蔑すると思います。でもそういう人は普段の生活は至って普通の人で会話していても何の食い違いも起こらない人が大抵です。
でもいざ政治を語ると正義感溢れた政権批判を繰り広げて熱く熱く語りだします。
私の周りにも思い付く人が何人か。。
いずれも学問的偏差値は高いですねぇ。。
優秀な方が間違った教育を受けると誰も止められません。怖いですね。
  1. 2018-04-01 09:28
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  3. aiko #-
  4. 編集

おはようございます。

よもぎねこさんの前々回のブログを読んでも、その東大教授のお話を誇らしげにかかげ、なぜか自らの憲法違反を気付かないのか気にしないのか、政権を批判している方に大変驚きました。

今回の記事で、理由の一端がわかりました。ありがとうございます。
モリカケにかかわらず、高学歴揃いの野党やマスコミのダブスタが理解できなかったのですが、確かに自分の周囲でも学歴が高い方のほうが安倍政権に頭がいいはずなのに、よくわからない理由で批判的でした。

よもぎねこさんの記事は、自分が実世界で理解できないことの説明や理由をきちんと言葉にしてくださるので、いつも感謝しながら拝読しています。
これからもよろしくお願い致します。
  1. 2018-04-01 09:41
  2. URL
  3. キラキラ #-
  4. 編集

スッキリしました

識者なるもののへんな見解に、なんで?こいつら可笑しいんじゃないのと思うことがしばしばですが、

魔女として告発する人、裁く人って、こういうことなんですね。

いつもながら、よもぎねこさんの、地に足のついた囚われない見方、透徹した分かり易い分析で、目から鱗、腑にスットンと落ち、スッキリしました。

極、身近な者に拡散します。悪しからず…。
掛け値なしに、何時も賞嘆しています。
  1. 2018-04-01 11:35
  2. URL
  3. かわた #qFCkdryo
  4. 編集

今世紀に入ってからの政権批判など、安倍政権に限らず、ほとんどこの手の「怪しい」ネタの拡散か、言葉の揚げ足取りや捏造ですね。
森元総理の「神の国」や、愛媛高専船沈没時のゴルフ、第一次安倍政権の年金問題、麻生元総理の読み間違え、そしてモリカケ。
同期間で、本当に犯罪的な問題は、鳩山の沖縄基地移転撤回の大失策、母親からの長年にわたる贈与に対する大脱税、菅直人の外国人からの献金、過激派への寄付、安全かつ無用な原発の操業停止、安全な地域の住民避難など、旧民主党政権に集中しますね。

護憲という総本山の宗旨から外れると、ネタを製造して魔女狩り対象にしちまうわけですが、その手がいつまで続くものか..
  1. 2018-04-01 11:59
  2. URL
  3. 二郎 #-
  4. 編集

魔女狩りと啓蒙主義

魔女狩りの話は、私のような人文系の人間にはメチャメチャ興味深いですね。ふと思ったけど、共産主義にも似たような面がありますよね。

なぜ19世紀から20世紀にかけて、世界中のインテリが共産主義に熱狂したのか。一番大きな理由は、じつは小難しい経済理論なんかよりも「唯物的な世界観」にあるんじゃないかと思うんです。
共産主義では「宗教はアヘン」と呼ぶように、神も、あの世の存在も信じません。そのためオカルトや迷信も一切否定します。これが知識人にバカ受けしたんだと思います。
共産主義革命は、ヨーロッパで最も文明が遅れていたロシアで起きて、その後、世界中に広まっていきましたが、西ヨーロッパ・北米・日本といった先進国では、とうとう起きませんでした。

人間が、この世界で起きている出来事を理解するのに必要なのが「世界観」です。「世界観」はパソコンのOSのようなもので、キリスト教徒は世界の出来事をキリスト教的な世界観で捉え、仏教徒は仏教的な世界観で捉えます。現代人は、いちおう科学的な世界観で世界を捉えるけど、個人差が大きいですね。

おもしろいのは、いつの時代もインテリが率先して新しい世界観を取り入れ、大衆を啓蒙、教育してきたのに、現代ではインテリよりも大衆のほうが先を行っている事です。
左翼リベラル派は、日本の新しい保守層を「ネトウヨ」、欧米の新しい保守層を「オルトライト(Alt Right、オルタナティブ・ライトの略)」と呼んでいますが、ネトウヨやオルトライトは、中世の一般大衆のように無知蒙昧だから保守的なのではありません。
先進国で近代的な教育を受け、左翼やリベラル派の主張も知った上で、左翼リベラル思想は嫌だと拒絶した層がネトウヨやオルトライトです。ようするに「ネトウヨ」や「オルトライト」は「右翼」なのではなくて「反左翼」なわけです。

歴史や比較文化など、人文科学に興味のある人間にとって、今は一番よい時代ですね。昔なら図書館に数週間~数ヶ月通い続けなければ出来なかったような調べものが、今はインターネットのおかげで数分で出来ます。
昔ならお金と時間をかけてフィールドワークをしなければ分からなかったような、外国の文化・行動様式・思考パターンもインターネットですぐに分かります。海外のニュース映像も、ほぼリアルタイムで見ることが出来ます。
それなのに20世紀に書かれた左翼本を頭にインプットしたまま世界観が固まってしまって、アップデートできない人は本当に哀れだと思いますね。
  1. 2018-04-01 14:41
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

Re: タイトルなし

> いわゆるエリートの人達は自分の考えに酔っている節が多分とあるのでその他の意見に耳を傾けない傾向がないですか?私が学生の立場でこの演説を聞いたら教授であろうと軽蔑すると思います。でもそういう人は普段の生活は至って普通の人で会話していても何の食い違いも起こらない人が大抵です。
> でもいざ政治を語ると正義感溢れた政権批判を繰り広げて熱く熱く語りだします。
> 私の周りにも思い付く人が何人か。。
> いずれも学問的偏差値は高いですねぇ。。
> 優秀な方が間違った教育を受けると誰も止められません。怖いですね。

 学業成績が優秀で実際に頭も良いのでしょうが、それゆえにこそ自分に絶大な自信を持ち人の言う事を聞かなくなるのでしょうね。

 それに書物から物事を学ぶ才能と、現実の社会を認識する能力は別物なのですが、それを理解していない場合が多いのだと思います。
  1. 2018-04-01 20:34
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> おはようございます。
>
> よもぎねこさんの前々回のブログを読んでも、その東大教授のお話を誇らしげにかかげ、なぜか自らの憲法違反を気付かないのか気にしないのか、政権を批判している方に大変驚きました。
>
> 今回の記事で、理由の一端がわかりました。ありがとうございます。
> モリカケにかかわらず、高学歴揃いの野党やマスコミのダブスタが理解できなかったのですが、確かに自分の周囲でも学歴が高い方のほうが安倍政権に頭がいいはずなのに、よくわからない理由で批判的でした。
>
> よもぎねこさんの記事は、自分が実世界で理解できないことの説明や理由をきちんと言葉にしてくださるので、いつも感謝しながら拝読しています。
> これからもよろしくお願い致します。

 お恥ずかしいです。
 恐縮です。

 でも楽しんでいただければ嬉しいです。
  1. 2018-04-01 20:36
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: スッキリしました

> 識者なるもののへんな見解に、なんで?こいつら可笑しいんじゃないのと思うことがしばしばですが、
>
> 魔女として告発する人、裁く人って、こういうことなんですね。
>
> いつもながら、よもぎねこさんの、地に足のついた囚われない見方、透徹した分かり易い分析で、目から鱗、腑にスットンと落ち、スッキリしました。
>
> 極、身近な者に拡散します。悪しからず…。
> 掛け値なしに、何時も賞嘆しています。

 恐縮です。
 
 それからよもちゃんから伝言です。
 「同居人はおだてるとすぐに木に登るタイプだから、あまり褒めない方が良いよ」とのことです。
  1. 2018-04-01 20:38
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 今世紀に入ってからの政権批判など、安倍政権に限らず、ほとんどこの手の「怪しい」ネタの拡散か、言葉の揚げ足取りや捏造ですね。
> 森元総理の「神の国」や、愛媛高専船沈没時のゴルフ、第一次安倍政権の年金問題、麻生元総理の読み間違え、そしてモリカケ。
> 同期間で、本当に犯罪的な問題は、鳩山の沖縄基地移転撤回の大失策、母親からの長年にわたる贈与に対する大脱税、菅直人の外国人からの献金、過激派への寄付、安全かつ無用な原発の操業停止、安全な地域の住民避難など、旧民主党政権に集中しますね。
>
> 護憲という総本山の宗旨から外れると、ネタを製造して魔女狩り対象にしちまうわけですが、その手がいつまで続くものか..

 そうですね。
 ホントに今までだって、どうでもよい印象操作だけで倒閣を煽ってきたのですよね。

 その意味では今回のモリカケだって、愚劣な印象操作一本槍です。

 それを思うと絶対にこんな物に振り回されてはならないのです。
  1. 2018-04-01 20:41
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 魔女狩りと啓蒙主義

> 魔女狩りの話は、私のような人文系の人間にはメチャメチャ興味深いですね。ふと思ったけど、共産主義にも似たような面がありますよね。
>
> なぜ19世紀から20世紀にかけて、世界中のインテリが共産主義に熱狂したのか。一番大きな理由は、じつは小難しい経済理論なんかよりも「唯物的な世界観」にあるんじゃないかと思うんです。
> 共産主義では「宗教はアヘン」と呼ぶように、神も、あの世の存在も信じません。そのためオカルトや迷信も一切否定します。これが知識人にバカ受けしたんだと思います。
> 共産主義革命は、ヨーロッパで最も文明が遅れていたロシアで起きて、その後、世界中に広まっていきましたが、西ヨーロッパ・北米・日本といった先進国では、とうとう起きませんでした。

 近世から始まった神殺しの行きつく果てが共産主義ですからね。
 神を全否定できる唯物史観に熱狂するのは当然かもしれません。
>
> 人間が、この世界で起きている出来事を理解するのに必要なのが「世界観」です。「世界観」はパソコンのOSのようなもので、キリスト教徒は世界の出来事をキリスト教的な世界観で捉え、仏教徒は仏教的な世界観で捉えます。現代人は、いちおう科学的な世界観で世界を捉えるけど、個人差が大きいですね。
>
> おもしろいのは、いつの時代もインテリが率先して新しい世界観を取り入れ、大衆を啓蒙、教育してきたのに、現代ではインテリよりも大衆のほうが先を行っている事です。
> 左翼リベラル派は、日本の新しい保守層を「ネトウヨ」、欧米の新しい保守層を「オルトライト(Alt Right、オルタナティブ・ライトの略)」と呼んでいますが、ネトウヨやオルトライトは、中世の一般大衆のように無知蒙昧だから保守的なのではありません。
> 先進国で近代的な教育を受け、左翼やリベラル派の主張も知った上で、左翼リベラル思想は嫌だと拒絶した層がネトウヨやオルトライトです。ようするに「ネトウヨ」や「オルトライト」は「右翼」なのではなくて「反左翼」なわけです。

 思うのですがインテリって結局既存の権威をありがたがる人達ですからね。

 例えば文学など典型ですが、インテリが好きなのは価値の定まった古典文学で、流行作家ではないのです。 
 インテリって現在のベストセラーは低俗と言って侮蔑するのです。 
 
 そして何十年の経った後、評価が確立してから、今度はやたらにありがたがるのです。

 そういうインテリの行動パターンを思うと、インテリって常に時代に遅れる人々だと思いますよ。
>
> 歴史や比較文化など、人文科学に興味のある人間にとって、今は一番よい時代ですね。昔なら図書館に数週間~数ヶ月通い続けなければ出来なかったような調べものが、今はインターネットのおかげで数分で出来ます。
> 昔ならお金と時間をかけてフィールドワークをしなければ分からなかったような、外国の文化・行動様式・思考パターンもインターネットですぐに分かります。海外のニュース映像も、ほぼリアルタイムで見ることが出来ます。
> それなのに20世紀に書かれた左翼本を頭にインプットしたまま世界観が固まってしまって、アップデートできない人は本当に哀れだと思いますね。

 これは全くそう思います。
 
 そもそもワタシなんかがブロブを書けるのはネットのお陰です。 ネットにブログを書く場所が与えらっると言うだけではありません。

 経済データでも書名でも憲法でも、検索するだけで正確な資料が出てくるので、うろ覚えの話をすぐに検証して、文章にできるのです。

 一昔前ならこうした事について正確な知識のない人は、文章を書くなどと言う事が出来なかったのですが、今は誰でもできるのです。

 しかしそうなると正確な知識を暗記していた人々の価値がなくなります。 これはそれを仕事のネタにしてきた人々には結構大変だと思います。
  1. 2018-04-01 20:52
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

観念でゆであがった戦後インテリ

>かんぱち様
>現代ではインテリよりも大衆のほうが先を行っている事です。

私は、3.11事故の後、東京の下町でそれを感じました。
街で普段はリーダー格の高学歴の主婦が狼狽え、新幹線で大阪に移動したり子供に過剰なヨウ素を飲ませたり完全な放射脳になってました。
が、普段馬鹿にされていた下町おばさん主婦達の方が科学的な情報を正確に理解して行動していたのを感心してみていました。
戦後から教育を受けたインテリは観念でゆであがり、知識とか実践が現実から遊離しているのではないかと思うようになっています。
左翼学者、リベラルインテリ老人とネトウヨも似たような感じでしょうね。


  1. 2018-04-01 21:02
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

よもぎねこさん!

初めは、写真に魅せられて覗かせていただいていましたが、最近は、掛け値なしに讃嘆しています。

ギンズブルグの「闇の歴史 サバトの解読」などという本は、読んでみたい気がしますが、ごつい本の様でとても手が出ない。いつの間に読まれたのやら・・・。「もう服従しない」は触発されて読みましたが、見える世界が何かがらりと変わりました。単純ですね!

よもちゃんには、「いい年を取っていますね!人間なら100歳にはとても見えませんよ」と伝えてください。

佳人何とかと言います。ご自愛の上、ますますのご活躍を!
  1. 2018-04-02 08:30
  2. URL
  3. かわた #qFCkdryo
  4. 編集

尋問の技術

日曜日の「そこまで言って委員会」という番組で橋下徹が気になる発言をしていました。「証人喚問での野党の質問の仕方は下手で、刑事訴追の恐れが有りますのでお答えできませんという答えが返ってくるのは当たり前」
「『この人疑わしいな』という雰囲気を出すのが尋問の技術」

え?それって警察が思い込みで捜査し冤罪を作っていると散々弁護士が批判してきたのと同じ構図ではないか?
  1. 2018-04-02 10:31
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

Re: 観念でゆであがった戦後インテリ

> >かんぱち様
> >現代ではインテリよりも大衆のほうが先を行っている事です。
>
> 私は、3.11事故の後、東京の下町でそれを感じました。
> 街で普段はリーダー格の高学歴の主婦が狼狽え、新幹線で大阪に移動したり子供に過剰なヨウ素を飲ませたり完全な放射脳になってました。
> が、普段馬鹿にされていた下町おばさん主婦達の方が科学的な情報を正確に理解して行動していたのを感心してみていました。
> 戦後から教育を受けたインテリは観念でゆであがり、知識とか実践が現実から遊離しているのではないかと思うようになっています。
> 左翼学者、リベラルインテリ老人とネトウヨも似たような感じでしょうね。

 そうですね。

 しかしここで情けないのはこの手のインテリの知力のレベルです。

 本来インテリであればこそ、怪しい放射脳報道に迷わされず、冷静に対応するべきなのに、率先して狼狽しているのです。

 例えば日本癌学会は福島第一原発事故の直後いち早く、この事故が癌の発生率に関係ないことをHPで明言していたし、また広島や長崎やチェルノブイリと状況が全く違う事も、すぐわかるのにタダ放射能とか線量とかいう言葉だけに過剰反応しているのです。

 日本の場合は高校までの理系の教育レベルも高くて、一流大学に入るには、物理や化学でも相当いい成績を取っているはずなのに、これは一体何なのだ?

 ホントに情けなかったです。
  1. 2018-04-02 12:02
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: よもぎねこさん!

> 初めは、写真に魅せられて覗かせていただいていましたが、最近は、掛け値なしに讃嘆しています。

 恐縮です。
>
> ギンズブルグの「闇の歴史 サバトの解読」などという本は、読んでみたい気がしますが、ごつい本の様でとても手が出ない。いつの間に読まれたのやら・・・。「もう服従しない」は触発されて読みましたが、見える世界が何かがらりと変わりました。単純ですね!

 この本は随分高価なので、図書館で借りた方が良いです。
 大碩学の名著で、しかも出版当時は結構話題になっていますから、どこの地域でも市立図書館などには必ずあると思います。

> よもちゃんには、「いい年を取っていますね!人間なら100歳にはとても見えませんよ」と伝えてください。
>
> 佳人何とかと言います。ご自愛の上、ますますのご活躍を!

 有難う御座います。

  1. 2018-04-02 12:05
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 尋問の技術

> 日曜日の「そこまで言って委員会」という番組で橋下徹が気になる発言をしていました。「証人喚問での野党の質問の仕方は下手で、刑事訴追の恐れが有りますのでお答えできませんという答えが返ってくるのは当たり前」
> 「『この人疑わしいな』という雰囲気を出すのが尋問の技術」
>
> え?それって警察が思い込みで捜査し冤罪を作っていると散々弁護士が批判してきたのと同じ構図ではないか?

 モリカケ騒動では橋下徹も含めて、弁護士の人権感覚がよくわかりましたね。

 その意味では貴重な事件です。
  1. 2018-04-02 12:06
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