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2018-01-21 21:32

読書感想文 朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実

 先日「朝鮮出身帳場人が見た慰安婦の真実」を読みました。

 数年前ですが、慰安所で働いていた朝鮮人の日記が発見されたと言うニュースが出ました。
 この本はその日記を韓国人の文化人類学者が、丁寧に読み解いたものです。

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 この日記は朴と言う朝鮮人の物で、1943~44年の物が残っています。 彼はこの期間、シンガポール及びビルマで慰安所の帳場人として働いていました。

 帳場人と言うのは、経理その他事務手続きが仕事で、日記からは彼が慰安所の金銭出納から、慰安婦の就業、廃業などの届け出などの事務全般を行っていたことがわかります。

 朴氏は当時40歳で、高等小学校卒、小学校卒以降こうした事務の仕事をしていたようです。 因みに高等小学校卒と言うのはこの時代、全然低学歴ではありません。
 だからこうした事務職にも普通に就けたのです。

 そして朴氏自身、毎日几帳面に日記をつけるだけあって、なかなかの読書家で、向学心も強く、政治や経済に関心が強いのです。
 
 それで常に新聞やニュース映画などを見てはその感想を日記に書いています。

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 この朴氏がどうして慰安所の帳場人の仕事に就いたかは、わかりません。 今残っている日記は彼がシンガポールに行くところから始まり、その前の部分は欠落しているのです。

 しかし著者崔吉城氏の記述と、この本に紹介されている日記の一部を見る限り、朴氏が余りに普通の勤め人なので驚きます。

 つまり慰安所は軍専用の売春宿ですから、風俗業なのですが、朴氏には風俗業で働くと言う引け目みたいなモノが全然感じられないのです。

 日本人の場合、こうした仕事はやはり堅気の人間する仕事ではないと言う認識があるのか、堅気の人間に対する引け目のようなモノを感じるですが、朴氏には全くそれがなく、むしろ皇軍の為に慰安所を運営する事を誇らしく思っていたようです。

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 だから現地で軍や日本人会が催す式典等には、仲間の朝鮮人や慰安婦共々喜々として参列しています。 その感覚はむしろ清々しいと言えるほどです。
 
 そして日本軍の戦果を喜び、皇室を崇拝して、新年には宮城を遥拝して、皇室の弥栄を祈っているのです。

 この本の題名が「朝鮮出身の帳場人の・・・」になっているのはその為です。
 つまりは少なくともこの日記を書いた当時の朴氏の意識は完全に日本人だからです。

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 但しこの日記はハングル漢字交じり文の朝鮮語で書かれています。
 しかし人名や店の名前などの固有名詞で平仮名や片仮名が使われている場合は、そのまま平仮名や片仮名で記述しています。
 漢文も僅かですが使われています。

 高等小学校卒で日本に留学する等の経験もない朴氏にすれば、母語である朝鮮語こそが、自身の言葉だったのでしょう。

 また朴氏の友人やビジネスで付き合う人達の多くは朝鮮人でした。 そして勿論彼等とは朝鮮語で会話していたようです。

 しかしそれは朴氏やその仲間の朝鮮人達の意識の中では、同郷人としての意識であって、朝鮮民族やまして朝鮮人としての国家意識ではなかったようです。

 だから著者崔氏は表題を「朝鮮人帳場人」とはせず「朝鮮出身の帳場人」としたのです。 「北海道出身の」「大阪出身の」と言うのと同様と意味でしょう。

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 因みに日本が第二次大戦に参戦する前から、東南アジアには多くの日本人が進出して、色々なビジネスをしていました。 そしてこの中には当時日本人だった朝鮮人も大勢いたのです。

 朴氏はこうした朝鮮人との人脈を頼りに、慰安所の帳場人を皮切りに東南アジアで人生を切り拓こうとしたようです。

 つまり当時の朝鮮人達は、現在の韓国人の考えるような日帝に虐げられながら民族独立を夢見る人達ではなかったのです。
 彼等は大日本帝国臣民として、アジア進出の夢に向かって邁進していたのです。

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 それで朴氏は後に慰安所の帳場人の仕事に加えて、現地に造られた戦闘機の部品工場の帳場人の仕事も引き受けたました。
 しかしこれは完全なオーバーワークでした。
 
 元々慰安所の仕事は商売柄、午後2時ごろから始まり深夜まで続くのです。 それで朴氏は朝は遅く起きてゆっくりと日記など書いていたのです。
 
 ところが工場の仕事は早朝から始まり、午後一杯続くのです。 だから二つの仕事を掛け持ち可能なのですが、これでは体が持ちません。

 その為朴氏は遂に体を壊してしまい、結局44年に帰国する事になってしまいました。
 これはしかし結果的には大変幸運でした。

 お蔭で彼は日本軍の戦況悪化や終戦の混乱には巻き込まれず、稼いだお金も、この日記帳も全部持って帰る事ができたのです。

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 で、この稼ぎですが、これは大変良かったようです。
 それで彼は家族には十二分な仕送りし、将来に備えて結構な貯金もしながら、シンガポールでは次々と洋服や靴を誂え、高価な時計を買い、その上自動車まで買い込んでいます。

 因みにこの人実は妻が二人いました。 これが不倫とかそういう感じではなく、双方の家族にとって立派な父であり夫であったようです。 

 この二人目の妻との間には、娘と息子がいたのですが、その娘は彼がシンガポール滞在中、16歳で病死しました。
 彼はこれを非常に悲しみ、シンガポールに居たために娘を看取ってやれなかった事を、大変嘆いています。

 この娘は女学生だったのですが、しかし朴氏がシンガポールに出発する前から病気になっていました。
 国保等が無い時代ですから、病人を抱えると医療費が大変なのです。 彼としてはこの娘の為にも、稼ぎのよう慰安所の帳場人の仕事を選んだのかもしません。

 このように日記から見る限り、朴氏は勤勉で有能で、向上心が強く、家族を愛し、そして「祖国日本」を愛し、天皇陛下を敬う人だったのです。

 この日記を通してみる朴氏は在特会の会員であるワタシから見ても、好意の持てる人柄です。

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 ところで肝心の慰安婦は?
 そして慰安婦問題の焦点である強制連行の有無は?
 
 この日記が発見されたときには、左翼の人達は強制連行を証明する重要な資料であると期待したのです。

 しかしまずこの日記には慰安婦がどのようにして彼の慰安所に来て働くようになったかは、全く書かれていません。
 
 それで強制連行説を取る人達は、日記の欠落した部分に書かれているだと言っています。

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 一方彼の日記には慰安婦が廃業する話が何度も出てきます。

 つまり前借を返し、更に十分稼いだ慰安婦の中には、仕事を辞めて朝鮮に帰国する人達も相当いたのです。

 そのような場合、慰安婦の廃業届を出し、また彼女達の為に帰国に必要な手続きや船の手配をしてやるのも、帳場人である朴氏の仕事でした。

 また彼は慰安婦が稼いだお金を、故郷に送金したり、貯金したりする為の手続きも代行してやっています。
 
 慰安婦の多くは小学校も満足に出ていない人達なので、こうした手続きを自分でやるのは大変でしょう。 だから帳場人の朴氏が変わりにやるのです。

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 それにしても莫大なお金を稼ぎ、それを貯金したり故郷に送金したりする。

 自分の意思で廃業すると、ちゃんと雇用者側が帰国の手続きをして、船のチケットまで手配してくれる。

 こうした条件で働いている人達を、それでも強制連行されてきた考える事ができるって凄いですよね?

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 しかし廃業して帰国する慰安婦の為に、役所を幾つも回る朴氏を見ていると、それにしても随分と親切だと思います。

 でもこれは、逆に言えば雇用者側が慰安婦の為に、こうした手続きをちゃんとしなければならないように日本軍が「関与」していたと言う事でしょう。

 またこの煩瑣な手続きの数々や、日記に見る朴氏と日本軍との折衝の記録、また朴氏の移動その他に常に日本軍が便宜を図っている事からも、日本軍と慰安所の関係がわかります。
 
 慰安所自体は完全に民間資本ですが、しかし軍として必要な施設なので、軍も何くれとなく面倒を見ているのです。

 この関係は今自衛隊の駐屯地内で営業するコンビニ始め、様々の商店と似たようなモノだと思います。

 また米軍の前線基地内の兵士の為の商業施設や、その従業員達との関係も同様でしょう。

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 それにしてもこの朴氏の日記に描かれる慰安所の姿は、ワタシが昔、両親が買った「オール読物」や「小説新潮」などで読んだ小説の中に出てくる慰安所そのままです。

 要するに普通の売春宿が、戦地に行き軍専用で営業しているのです。 但し軍としては名誉の為にも、慰安婦の虐待や搾取が行われないように厳しく監視監督していました。

 だから戦地での営業と言う危険はあっても、慰安婦の待遇は日本本土や朝鮮半島の売春婦よりははるかに良く、また稼ぎも良かったのです。

 日本本土もまた朝鮮など当時日本領だった地域では、合法的な売春宿、つまり公娼の管理監督は地元の警察や自治体の仕事でした。 
 しかし戦場では自治体も警察もありません。

 だから軍が代行するしかないのです。
 そしてもし軍が代行しなければ、慰安婦への搾取や虐待は業者の恣にされてしまいます。

 なるほど軍が売春宿である慰安所に関与するのは、体裁の良い事ではありません。 しかし慰安婦の人権を守る為には、極めて現実的で人道的な対応です。

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 勿論、慰安婦になった人達は喜んで慰安婦になったわけではありません。 皆、貧しさ故、また冷酷な親族の為に、泣く泣く慰安婦になったのです。

 しかしそれは当時の売春婦全てに共通する事で、慰安婦が特別だったわけではありません。

 そして今も韓国には前借で売春を強要されている女性達が沢山いるのです。
 この女性達に比べれば、日本軍慰安婦は遥かに恵まれていました。

 賭けても良いけど、今韓国で日本軍慰安婦と同等の条件で自衛隊慰安婦を募集したら、面接担当者がぶっ倒れる程の応募者が集まるでしょう。

 それを全く虚偽による強制連行の捏造で、日本と日本人の名誉、そして何より朴氏のような朝鮮人の存在をネグレクトした朝日新聞と左翼の罪は計り知れません。

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コメント

崔吉城 教授

この人は、日本人の女性と結婚して、ずっと日本で暮らしているようですね。
ウィキペディアには「元韓国人」と書いてあるので、帰化もしているようです。

崔吉城 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%94%E5%90%89%E5%9F%8E

日韓を生きる 夫婦が書くエッセイ - 崔吉城 (著),‎ 菅原幸子 (著) : honto本の通販ストア
https://honto.jp/netstore/pd-book_03110856.html
>季節、住まい、健康、日韓関係、教育、アイランド旅行、研究生活、信仰など、
>韓国出身の夫と秋田出身の妻が、さまざまなテーマで綴った文章を収録。

朝鮮半島出身で、こういう事を自由に研究・発表できるのは、この人が韓国人・朝鮮人社会と
縁が切れているからでしょう。
しかし10年前には、まだ「朝鮮人は強制連行された」という前提で研究をしていたようです。

樺太朝鮮人の悲劇 ― サハリン朝鮮人の現在 (Academic series new Asia) 単行本 – 2007/5 崔吉城 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4804207708/

ノンフィクション作家の林えいだい氏 - 崔吉城との対話
http://blog.goo.ne.jp/dgpyc081/e/049b169958ad44dcc05f4eff65d88055
>私が広島大学在職の時、主要な研究テーマはサハリンであった。
>戦前強制動員されてサハリンに定着した「朝鮮人」への調査であった。
  1. 2018-01-24 20:55
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

Re: 崔吉城 教授

> この人は、日本人の女性と結婚して、ずっと日本で暮らしているようですね。
> ウィキペディアには「元韓国人」と書いてあるので、帰化もしているようです。
>
> 崔吉城 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%94%E5%90%89%E5%9F%8E
>
> 日韓を生きる 夫婦が書くエッセイ - 崔吉城 (著),‎ 菅原幸子 (著) : honto本の通販ストア
> https://honto.jp/netstore/pd-book_03110856.html
> >季節、住まい、健康、日韓関係、教育、アイランド旅行、研究生活、信仰など、
> >韓国出身の夫と秋田出身の妻が、さまざまなテーマで綴った文章を収録。
>
> 朝鮮半島出身で、こういう事を自由に研究・発表できるのは、この人が韓国人・朝鮮人社会と
> 縁が切れているからでしょう。
> しかし10年前には、まだ「朝鮮人は強制連行された」という前提で研究をしていたようです。
>
> 樺太朝鮮人の悲劇 ― サハリン朝鮮人の現在 (Academic series new Asia) 単行本 – 2007/5 崔吉城 (著)
> https://www.amazon.co.jp/dp/4804207708/
>
> ノンフィクション作家の林えいだい氏 - 崔吉城との対話
> http://blog.goo.ne.jp/dgpyc081/e/049b169958ad44dcc05f4eff65d88055
> >私が広島大学在職の時、主要な研究テーマはサハリンであった。
> >戦前強制動員されてサハリンに定着した「朝鮮人」への調査であった。

 なるほどね。
 このインチキキャンペーンに関わっていたのですね。

 ワタシが朝鮮人の言う事をオカシイと思い始めたのは、このサハリン残留朝鮮人の話辺りからです。

 実は岩波の広辞林が在日コリアンについて、「強制連行されてきて、資産の持ち出し制限等で帰国できなかった人達」なんて書いているんですよね。

 強制連行されて強制労働をさせられた人間が、資産の持ち出し制限に引っかかるほどの資産を作るって??

 ユダヤ人がアウシュビッツで財産作るみたいな話でしょう?

 でも在日コリアンの話だと平気で書く人達がいるんですよね。

  1. 2018-01-25 12:01
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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