またフランスとドイツの駐日大使館も日本を非難しています。
あれれ?
EUもドイツもフランスも「多様な価値観」や「寛容」を尊重するんじゃなかったんですか?
ええ、EU諸国が死刑を廃止した事は知っています。
それがEUの価値観で、EU諸国民の意思なら日本人はそれを尊重します。
だから「EU諸国は死刑を復活しろ!!」なんて言う気は全くありません。
しかし日本人の圧倒的多数は死刑制度を支持しています。
だから日本国内での死刑制度を廃止する気は全くありません。
そもそも凶悪犯にどのような刑事罰を科すかなどと言うのは、それぞれの国の文化や歴史、また現実の社会状況に深くかかわる問題です。
そして純然たる内政問題です。
だから他国の文化や伝統、他国の主権を尊重すれば、他国の刑事罰に関して安易に非難とか抗議をするべきではありません。
ところがそれをやってしまうのがヨーロッパ人の哀しいところです。
連中は自分の正義は絶対正義、だから自分が正しいと思ってやることは人に押し付けずにはいられないのです。
それで昔は宗教戦争なんて物をやりました。
カソリック教会の権威を認めるか?
認めないか?
しかしこんな完全に内面の問題を、他人がどうこう言っても判断不能ですから、一度揉めはじめると切りがないのです。
それでも連中はトコトンこれに拘ってもめ続けて、挙句に人口が減るほどの殺し合いになりました。
で散々殺し合った結果、連中がたどりついたのが「宗教の自由」です。
つまり宗教みたいな内面の問題で揉めるのは止めよう。
そんなことで揉めたら最後の一人まで殺し合う事になるから。
そしてこのトコトンお節介精神への戒めとしてたどり着いたのが「個人主義」です。
しかし哀しいかなこうして血みどろの宗教戦争の結果「宗教の自由」や「個人主義」にたどり着いても、トコトンお節介精神そのモノは治らないのです。
ヨーロッパが近代化して強力な軍事力を持つようになると、今度はホワイトオブリージなどと言う物を発明してしまいましました。
つまり「我々白人は近代化した優れた人間だから、その義務として遅れた有色人種を教育してやらねばらない。」と言うのです。
ええ、近代以降ヨーロッパ諸国が優れた社会制度や科学技術を作り上げて人類を進歩させたことは事実だと思いますよ。
でもさ、頼まれてもいないのに他人にそれを押し付けるって、マジにお節介そのモノじゃないですか?
そして独善と差別意識そのモノじゃないですか?
そこで連中も植民地を喪ってからは、それを反省し始めたのです。
すると今度は差別を絶対悪として「多様な価値観の尊重」とか「寛容」とかを一枚看板にするようになりました。
ところが哀しいかな、それでも連中のトコトンお節介精神そのモノは治らないのです。
だから何かあると直ぐにそのトコトンお節介精神を発揮します。
日本に対する死刑反対声明など典型でしょう?
君達は死刑制度は犯罪の抑止にならないと言うけどさ、日本は殺人始め全ての犯罪について君達の国より一桁少ないんだよね。
日本の治安が良い事は、君達の国から日本に来た人達、観光客から仕事で長期滞在する人達皆認めているでしょう?
そういう明明白白な事実を無視して、上から目線で「死刑を廃止しろ!!」と言うのって、人種差別じゃない?
合理的で現実的な発想をするのなら、日本の治安の良さを見て、日本の制度に学ぶべきじゃない?
日本だけじゃないよ、日本以外で死刑制度を続けている国には皆それぞれの事情があるんだよ。
例えば治安が崩壊寸前だったり、貧しくて刑務所を管理する予算も出せないような国だってあるんだよ。
君達そういう国にまで「死刑を止めろ!」って言ってるよね?
死刑制度の廃止なんて現実にできそうもない国にまで、そんなことを言うって、唯の苛めじゃないの?
そういう苛めって人道的なの?
しかも世界一の死刑大国、商売の都合で中国には何にも言えないって何?
そういうさもしい人道主義に共感する人間は、日弁連みたいな君達と同類のさもしい偽善者だけだよ。
で、こんな連中が「多様な価値観の尊重」とか「寛容」を振り回すのだから、今度は自分達が勝手に決めた「多様な価値観の尊重」や「寛容」を無理矢理他所に押し付けると言う事にしかなりません。
つまり自分達が「難民」を抱え込むと決めたので、「オマイラも抱え込め!」と強制する、自分達が同性婚を認めたら「オマイラも認めろ!」と強制するのです。
いやさ、ポーランドとかハンガリーはオマイラと違って植民地なんか持っていた事もないし、他所の国に自国文化を押し付けた事もないんだよ。
それどころかイスラム教徒のオスマントルコに圧迫された歴史のトラウマがあるんだよ。
しかも経済はとても厳しくて、失業率も貧困率も凄く高いんだよ。
そういう国にイスラム「難民」を受け入れろって、そりゃイジメだよ。
ところがコイツラ、ホントに容赦ないんだよね。
でもこんなに容赦なく東欧諸国を苛めるのは、勝手に難民歓迎をやった国々の政権が、自国内で「何でオレタチだけ難民の面倒を見なきゃならないんだよ!! 拒否している国もあるんだから、オレタチも拒否すれば良かろう。」と言う声を封殺したいからなんだよね。
これって身勝手も良い所だよね?
オマイラは近代以降も同性愛に刑事罰を科して、同性愛者を迫害していたけどね、日本はそんなことした事はないんだよ。
だから同性愛者は昔から、養子縁組をして添い遂げる事もできたし、仲間同士で好き放題乱交しても誰も文句を言わないんだよ。
それなのに何で今更同性婚なんか認めなくちゃならないの?
オマイラ、自分達が同性愛者を迫害していたから、日本も迫害していたって勝手に思ってない?
あのねえ、アジアにもアフリカにも、オマイラみたいに同性愛者を苛めた国はないから。
だからオマイラ以外の国は、今更同性愛者の権利が~~!!なんて騒ぐ必要はないんだよ。
他国にあれこれ言う前に、まず他国の文化を理解する努力しろよ!!
多様な価値観の尊重とか言うなら、まず自分達と違う国の違い価値観を勉強するべきじゃない?
その勉強がイヤならしなくても良いよ。
でもその場合は、自分は無知で他国の事は理解できないと考えて、余計な事は言わない方が良いよ。
ところが余計な事を言わずにいられないのがヨーロッパ人なんですよね。
なんだかなあ・・・・つくづく厄介な性格だと思います。
勿論これが悪い事ばっかりだったわけではありません。
このトコトンお節介は独善と狭量の結果ではあるけれど、それは逆に言えば大変生真面目で正義感が強いと言う事もあるのですから。
だからヨーロッパは大変腐敗や汚職の非常に少ない、大変効率的な政治制度を確立し、豊な国になったのです。
高福祉社会なんて中国みたいに隙あれば脱税し、不正に福祉を食い潰そうとするような国民性では、制度の運営は不能でしょう?
自然科学の論文だって、中国では捏造やデータ改竄が普通になってしまっていると言います。 これでは安心して他人の論文を引用できないので、研究成果を積み上げて、科学を進歩させる事はできないのです。
そういう意味でヨーロッパ人のトコトンお節介精神は、プラス面だって沢山あったのです。
でもね、あんまり他人にお節介ばっかりしていると、結局自分が自滅する事になるんじゃないですか?
宗教戦争の時みたいにね。
ナチス党支配下のドイツみたいにね。
実際今ヨーロッパ諸国がやっているネットの書き込み規制なんか完全にファシズムの言論統制そのモノでしょう?
あれを見ていると、ヒトラーやムッソリーニの台頭した頃は、ああやって言論統制が強まって、ああやってファシズムに突入したのだとしか思えません。
しかし笑えるのは、このファシズムそのモノの言論統制を今のヨーロッパ諸国は、「多様な価値観の尊重」と「寛容」の名目でやっている事です。
こうなるとホントに救いがないですね。
悪い事は言わないから、君達、ホントにもう一度、多様な価値観を尊重するとか、寛容の意味を考え直したら?
寛容と多様な価値観を尊重すると言いながら、自分達の気に入らない言論は取り締まるって、ブラックジョークだよ。
でもブラックジョークが現実になると、ジョークではなく悲劇にしかならないんだよ。
わかってる?