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2017-08-31 13:40

ヒトラーヒステリーと思考停止

 麻生さんがまたヒトラーの件で叩かれています。

 「ヒトラー評価と受け取られかねない大失言」 民進党幹部が麻生太郎氏の発言を批判

 ワタシは毎度、毎度この手の反ヒトラーヒステリーを見る度に凄い違和感を感じます。

 そもそも彼等は何の為に、こんな事でヒステリーを起こすのでしょうか?

 誰かが講演でヒトラーを持ち出す度に、ヒトラー敬礼やナチスのシンボルを使う人間が出る度に、ヒステリーを起こしていれば、ファシズムは復活しないと言うのでしょうか?

 こんな事をしていて本当に歴史が学べるのでしょうか?

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 ヒトラーの問題はヒトラーとナチスの悪事や、ヒトラーが極悪人だったと言う事はありません。

 この極悪人が当時の世界で最も民主的と言われたワイマール体制下で合法的に政権を取り、そしてドイツ国民の絶大な支持を得た事です。

 そうでなければ、彼もナチスも場末の街宣右翼で終わったのです。

 しかもこの極悪人は、門地門閥もなければ、学歴経歴も至ってお粗末で、金もない帰化人で、その上見栄えまで悪いと言う男でした。

 貴族的な階級社会だったプロシャ帝国なら、こんな男は一生日の目を見る事はなかったでしょう。

 しかしそんな男が、嘗てのドイツの支配者の誰も持てなかったような権限と、ドイツ国民の絶大な支持を得たのです。
 
 それを考える事がヒトラーの問題なのです。
 そしてそれを考えないと、第二のヒトラーの出現は防げません。

064

 特に日本人にとっては、これは重要な問題です。

 なぜなら第一次世界大戦後のドイツは、日本の自称反戦平和主義者達が唱える、二度と戦争を起こさなない為の措置をドイツ人自身で行ったからです。

 その一つは自身で民主的な憲法を制定した事。
 
 そしてもう一つは、君主制を廃止した事です。

 ドイツは第一次世界大戦を皇帝の詔ではなく、民衆の手で終わらせて、皇帝を排除し、ワイマール憲法を制定したのです。

 日本の反戦平和主義者達が言うように「天皇制が戦争の原因」ならば、これでドイツは二度と戦争を行わなかったはずではありませんか?

 しかし現実には、何処の馬の骨ともわからないルンペン同様の男を総督として祀り上げた挙句、この男の意思によって再度大戦争をすることになったのです。

 そして嘗てのドイツの君主達の誰もやらかったような大量虐殺まで行ったのです。

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 この現実を理解するためには「ナチスの知恵に学び」、その知恵にどのように対抗すれば良いかを考えるべきではありませんか?

 ところが現在、自称反戦平和主義者達、自称リベラリスト達は、ナチスの知恵に学んでその再来を阻止しようと提唱する人に対してヒステリーを起こして謝罪と発言撤回に追い込むのです。

 今年6月の日銀原田泰審議員の発言に対する反応などその典型でした。

 日銀の原田審議委員「ヒトラーが正しい財政・金融政策をして悲劇起きた」

 原田審議員は別にヒトラーとナチスの悪事を否定しているわけでもなければ、ましてヒトラーの戦争や虐殺を肯定しているわけでもありません。

 彼はヒトラーが政権を取った時の状況や、ヒトラー政権の金融財政政策を金融のプロとして分析したのです。

 そしてこの政策の成功が復活させて、ヒトラー政権を盤石にして、彼が結果ユダヤ人迫害から始まり第二次世界大戦に至る政策を実行できるようにしてしまったと言うのです。

 これは現在、原田審議員の独説ではなく、多くの歴史学者・経済学者にとって定説となっている話です。

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 このヒトラーの金融政策は、不況下では徹底的な財政出動と金融緩和を行い、民間で冷え込んだ需要は国家が補い、それにより不況を脱出するという物です。
 
 そしてこれは別にヒトラーでなければ行えないはずの物ではありません。
 実際、戦後多くの国が不況の度にある程度行ってきたものです。

 だから第二のヒトラーの出現を防ぎたいなら、この話は出来る限り多くの人が知り、不況下では正しい金融政策を取るようにするべきなのです。

 ところがなぜか自称反戦平和主義者、自称リベラリストは、この話が出ると忽ちヒステリーを起こして、発言者に謝罪と発言撤回を強要するのです。

 これでどうやって一般国民がこの話を理解する事ができるのでしょうか?

 彼等は、ヒトラーを極悪人と言い、ヒトラー敬礼やハーケンクロイツを摘発していさえすれば、第二のヒトラーの出現は防げると信じているのでしょうか?

 ワタシはネオナチよりこの手の思考停止による言論弾圧の方が余程怖いです。

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 今現在、日本だけでなく、欧州でも特にドイツでは、緊縮財政論、均衡財政論が幅を利かせており、失業者がどんな増えようとも「絶対均衡財政!!」と言うのです。

 均衡財政主義は、個人の家計を考えるを国家の財政にそのまま当てはめた話しで、何も考えなくても、そのまま呑みこめるので、こういう事になるのです。

 だから世界大恐慌の時のドイツでも当時のブリューリング内閣が均衡財政主義による徹底的な緊縮財政を行い、それがドイツの不況を際限もなく悪化させたのです。

 そして遂には全労働者の3分の1が失業し、多くの人が家を喪ってテント生活に追い込まれたのです。

 こうした絶望の中で、人々は民主的な政権に失望し、ナチスに縋りつきました。
 そしてナチスは財政出動と金融緩和で、本当にこの絶望から人々を救いだしてしまったのです。

 これではヒトラーとナチスが絶大な支持を得るのは当然ではありませんか?

 テント生活から救い出してくれた人がやる事なら、誰だって大概の事は大目に見てしまいます。

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 こうした歴史を考えれば、第二のヒトラーの出現を防ぐためにこそ、ヒトラーについて学び、彼の政策の中で良い物は民主主義政権が先取りしなければならないのです。

 そしてそれ以前にヒトラーが出現したような状況を作ってはならないのです。

 しかしヒトラーと話しが出る度に、ヒステリーを起こすのでは、これは出来ません。

 北朝鮮のミサイルに「冷静になれ」と言う自称反戦平和主義者・自称リベラリストこそ、歴史を冷静に見るべきなのです。

 結局彼等の根底にあるのは、物事を最初に学校で習ったまま善と悪にわけて、思考を停止して、悪はひたすら悪と非難していれば良いと言う知的怠惰の極致でしょう?

 これでどうやって第二のヒトラーの狡知に対応できるのでしょうか?

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 因みに麻生さんが今回言った事は、歴史的事実です。

 歴史を学べばわかりますが、高邁な理想を抱いて、政治家になった人間が、良い結果を残すとは限りません。

 それどころか大量虐殺や悲惨な戦争を起こしたのは、むしろ高邁な理想に燃えて権力を握った人々です。

 逆に下劣な物欲や性欲を満たす為に権力を握った人間は、確かにロクな事はしないのですが、しかし彼等がやる悪い事は賄賂を沢山取るとか、公金を横領して私腹を肥やす程度で終わるのです。

 そして経済政策について言えば、高邁な理想主義者は皆禁欲主義者であるせいか、至って無残な結果を残しています。

 世界大恐慌の後、ドイツの不況を最悪化させて、ナチス政権出現の下地を作ったブリューリングも、また同様日本の不況を最悪下させた浜口雄幸も、本当に高潔を絵に描いたような人でした。

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 人間は高邁な理想を抱くべきだし、高邁な理想を持つ人は尊敬するべきです。

 しかし現実の政治では、高邁で高潔であることだけで、人を幸せにして社会や国家を救う事はできない。

 これもまた学んでおくべきではありませんか?
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コメント

第4章:日本国憲法はワイマール憲法の丸写し
日本国憲法の作者はユダヤ人である
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_he/a6fhe804.html

※ワイマール憲法によって生じたドイツ人のユダヤ人への怨念がナチスを生み出した。
日本国憲法の九条により李承晩が日本人漁民を殺し、竹島を奪われる事になり、北朝鮮に日本人が拉致されても奪還できない。この事が在特会を含む嫌韓の一因になっている事を大手メディアは一切触れない。
  1. 2017-08-31 15:27
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  3. taigen #-
  4. 編集

こりゃもう完全なやくざの因縁レベル。
ただし、麻生さんは何も悪くはないんだけども、麻生さんが何かの例え話や比喩をすると、高い確率で失言騒動になる。
いい、悪いや主旨を主張、説明しても通じる相手ではないし、すぐに撤回するのなら、もうちょいと気をつけて欲しい。

少なくとも、ヒトラーやナチスの例え話は、もう金輪際やめといた方がいいかも。
  1. 2017-08-31 16:37
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  3. 二郎 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 第4章:日本国憲法はワイマール憲法の丸写し
> 日本国憲法の作者はユダヤ人である
> http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_he/a6fhe804.html
>
> ※ワイマール憲法によって生じたドイツ人のユダヤ人への怨念がナチスを生み出した。
> 日本国憲法の九条により李承晩が日本人漁民を殺し、竹島を奪われる事になり、北朝鮮に日本人が拉致されても奪還できない。この事が在特会を含む嫌韓の一因になっている事を大手メディアは一切触れない。

 ワタシは在特会の会員ですが、嫌韓の原因は在日コリアン自身の言動と在日特権だと思っています。
  1. 2017-09-01 11:01
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> こりゃもう完全なやくざの因縁レベル。
> ただし、麻生さんは何も悪くはないんだけども、麻生さんが何かの例え話や比喩をすると、高い確率で失言騒動になる。
> いい、悪いや主旨を主張、説明しても通じる相手ではないし、すぐに撤回するのなら、もうちょいと気をつけて欲しい。
>
> 少なくとも、ヒトラーやナチスの例え話は、もう金輪際やめといた方がいいかも。

 そうですね。 最初から言いがかりをつけるのが目的ですから、幾ら正論でも通らないのです。

 しかしヒトラーヒステリーを治す為には、誰かがヒトラーに言及し続けるべきです。 そしてヒトラーヒステリーを治さないと第二のヒトラーの出現は防げないのです。
  1. 2017-09-01 11:03
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  3. よもぎねこ #-
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>しかしヒトラーヒステリーを治す為には、誰かがヒトラーに言及し続けるべきです

これ全くその通りの正論だと思います。
ただ、現職の国会議員であり、現与党政府の大幹部である麻生副総理が、返り血をものともせず、その役目を果たすというのは現状得策ではないかと。
麻生さんがどう抗弁し、説明、主張しようとも、メディアは切り取り編集し放題では、もりかけ同様の結果にしかなりません。
それがわかっているからこそ、麻生さんもあっさり撤回したのでしょう。

こういう風潮は、ヒトラーや彼が出現した経緯、政権掌握できた背景等々、客観的な分析ができなくなり、開戦前の内政も、全て評価することさえ許されないという、半島の日本観みたいになってしまって、よろしくないと思いますよネエ。
  1. 2017-09-01 13:43
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  3. 二郎 #-
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今は「チェンバレン外交」の失敗を取り上げる方がいいのでは

 麻生財相の発言は取り立てて騒ぐような失言ではないと思いますが、「動機の正邪に関わりなく結果が悪ければダメだ」ということを説明するのであれば、ヒトラーを持ち出すよりもネビル・チェンバレンを持ち出す方がいいのではないかと思います。チェンバレン元首相の対ヒトラーの外交政策は「欧州戦争の再勃発回避」という、それ自体は好ましいといえそうな動機を有していたものでしたが、結果は明らかに失敗してますね。

 ただ、現在の東アジア情勢でチェンバレンの宥和外交を批判的に論評したら、「戦争を煽っているのか」と明後日の方向を向いた粘着をされるかもしれないですが。現実を見る限り対北外交はもはや宥和策を採る余裕はないと思いますが、マスコミはそんなこと構わず粘着できそうなことならなんでも粘着しますからね。
  1. 2017-09-01 23:14
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  3. 凍え馬 #-
  4. 編集

学校で詳しく習った記憶もなく、自分から本を読んだわけでも無い、私のナチス知識の始まりは、ルキノヴィスコンティやリリアナカヴァー二の映画の陰鬱で美しい描写であったような気がします。その後主にNHKが放送した海外や自前のドキュメンタリーとシンドラーのリスト、ベントの舞台でしょうか。それらからは怖い、酷い、かわいそう、石鹸、ガス室…と断片的なイメージが定着しましたが、ドイツ国民が困窮していたこと、ユダヤ教徒の欧州での立ち位置は学べませんでした。だからなぜドイツ人があんなことをしたのかよく理解できない。これだけの情報ではドイツ人が病的に悪辣な人種であるとしかとりようがない。同じように戦前戦中の日本人は残虐というのも、現在の大人しい国民性と乖離して外国人も理解に苦しむようですね。

モヤっとした理解は不安しか産みません。(余談ですがよくわからない案件を家人や上司に対応させられる時、私はとても不安です。)
こうこうこういう事情でこのことが起きた。研究者なみに詳細に知ることは不可能ですが、その知の片鱗にあずかることは一般人にも可能というか、権利だと思うのですね。ナチス関連のことはこれまでの研究に異論が法律的に、常識的に許されないことには非常に気味の悪い操作を感じます。
テレビで報道番組を見ても新聞を読んでも、このモヤっとした感覚しか得られない。何もわからない。

ちょっと前に非常に呆れたんですが、TBS難民問題を取材し極右が台頭しているのは何故か?とわざわざヨーロッパまで行ってました。怒り気味に喋る極右支持者にちょろっとインタビューし、不満を弱い難民に転化する〜排外主義〜としか言いませんでした。何故難民が忌避されるのかは全く触れないんです。在日問題のように。なんと上滑りな。そんなん日本におってでも10分で書けるわ。。高い金使って何しに行ってんねんと。

片方をことさらに取り上げ、片方を覆い隠すのはもう無理なので、教育界やマスコミ自身の信頼のためにも本当にやめたほうがいいのに不思議と止まらないし、あろうことかポリコレ強化で文化大革命まで始まって。ネットも規制して彼らのいう差別主義者を排除して理想世界がくるのでしょうか。
  1. 2017-09-02 12:17
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  3. こきち #97nXsu5.
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Re: タイトルなし

> >しかしヒトラーヒステリーを治す為には、誰かがヒトラーに言及し続けるべきです
>
> これ全くその通りの正論だと思います。
> ただ、現職の国会議員であり、現与党政府の大幹部である麻生副総理が、返り血をものともせず、その役目を果たすというのは現状得策ではないかと。
> 麻生さんがどう抗弁し、説明、主張しようとも、メディアは切り取り編集し放題では、もりかけ同様の結果にしかなりません。
> それがわかっているからこそ、麻生さんもあっさり撤回したのでしょう。
>
 麻生さんがどういう心算で敢えてヒトラーを引き合いに出すのかはわかりませんが、確かにご自身の政治生命を考えたら要らざる危険は冒すべきではないでしょうね。

> こういう風潮は、ヒトラーや彼が出現した経緯、政権掌握できた背景等々、客観的な分析ができなくなり、開戦前の内政も、全て評価することさえ許されないという、半島の日本観みたいになってしまって、よろしくないと思いますよネエ。

 そうなのです。
 第二ヒトラーの出現を阻止したいなら、こんなタブーは無くして、ヒトラー功罪を率直に議論して、功を学ぶ事で罪を防ぐべきなのですけどね。
  1. 2017-09-02 12:18
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 今は「チェンバレン外交」の失敗を取り上げる方がいいのでは

>  麻生財相の発言は取り立てて騒ぐような失言ではないと思いますが、「動機の正邪に関わりなく結果が悪ければダメだ」ということを説明するのであれば、ヒトラーを持ち出すよりもネビル・チェンバレンを持ち出す方がいいのではないかと思います。チェンバレン元首相の対ヒトラーの外交政策は「欧州戦争の再勃発回避」という、それ自体は好ましいといえそうな動機を有していたものでしたが、結果は明らかに失敗してますね。
>
>  ただ、現在の東アジア情勢でチェンバレンの宥和外交を批判的に論評したら、「戦争を煽っているのか」と明後日の方向を向いた粘着をされるかもしれないですが。現実を見る限り対北外交はもはや宥和策を採る余裕はないと思いますが、マスコミはそんなこと構わず粘着できそうなことならなんでも粘着しますからね。

 外交政策ならチェンバレン、経済政策なら濱口雄幸かブリューリングが良いでしょうね。
 
 彼等を引き合いに出せば、直接ヒトラーの成功に言及しなくても、第二のヒトラーが出現する危険を警告できますから。
  1. 2017-09-02 12:33
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 学校で詳しく習った記憶もなく、自分から本を読んだわけでも無い、私のナチス知識の始まりは、ルキノヴィスコンティやリリアナカヴァー二の映画の陰鬱で美しい描写であったような気がします。その後主にNHKが放送した海外や自前のドキュメンタリーとシンドラーのリスト、ベントの舞台でしょうか。それらからは怖い、酷い、かわいそう、石鹸、ガス室…と断片的なイメージが定着しましたが、ドイツ国民が困窮していたこと、ユダヤ教徒の欧州での立ち位置は学べませんでした。だからなぜドイツ人があんなことをしたのかよく理解できない。これだけの情報ではドイツ人が病的に悪辣な人種であるとしかとりようがない。同じように戦前戦中の日本人は残虐というのも、現在の大人しい国民性と乖離して外国人も理解に苦しむようですね。
>
> モヤっとした理解は不安しか産みません。(余談ですがよくわからない案件を家人や上司に対応させられる時、私はとても不安です。)
> こうこうこういう事情でこのことが起きた。研究者なみに詳細に知ることは不可能ですが、その知の片鱗にあずかることは一般人にも可能というか、権利だと思うのですね。ナチス関連のことはこれまでの研究に異論が法律的に、常識的に許されないことには非常に気味の悪い操作を感じます。
> テレビで報道番組を見ても新聞を読んでも、このモヤっとした感覚しか得られない。何もわからない。
>
> ちょっと前に非常に呆れたんですが、TBS難民問題を取材し極右が台頭しているのは何故か?とわざわざヨーロッパまで行ってました。怒り気味に喋る極右支持者にちょろっとインタビューし、不満を弱い難民に転化する〜排外主義〜としか言いませんでした。何故難民が忌避されるのかは全く触れないんです。在日問題のように。なんと上滑りな。そんなん日本におってでも10分で書けるわ。。高い金使って何しに行ってんねんと。
>
> 片方をことさらに取り上げ、片方を覆い隠すのはもう無理なので、教育界やマスコミ自身の信頼のためにも本当にやめたほうがいいのに不思議と止まらないし、あろうことかポリコレ強化で文化大革命まで始まって。ネットも規制して彼らのいう差別主義者を排除して理想世界がくるのでしょうか。

 ワタシも昔からテレビや新聞のヒトラー報道には凄い違和感があったのです。

 歴史上の人物には皆功罪があって、歴史はその人物の功罪両方を見ないと解らないと言うのが現代人の常識ですが、しかしヒトラーだけは例外なのです。
 
 なぜヒトラーだけが例外なのか?

 まずこれが違和感の根源でした。

 しかもヒトラーと言う男は金正恩と違って世襲で権力を得たわけではなく、世界で最も民主的だったワイマール体制で合法的に権力を得たのです。

 にも拘らず「ヒトラー悪い!」報道だけでは、真実が解るはずもないのです。

 これはワタシの推測ですが、このヒトラー悪い報道を煽っているのは、サイモンウィンターゼル協会など一部の破落戸ユダヤ人団体だけでなく、共産主義者でしょう。

 これは以前取り上げた事のある記事の一部ですが、国連や欧米リベラリストは、ナチスの非難を徹底する事で、共産主義の非を誤魔化したい思惑があるようです。

>長いので全文を翻訳することはしないが、要するにガーディアンのこの論者はバルト三国のいずれもが自国で行われた「ホロコースト」の事実を十分に自国民に「教育」しておらず、また「ナチ協力者」を一人も罰してもいないどころか、むしろ反ナチス派のユダヤ人を法的ハラスメント(legal harrassment)に晒し、共産主義をナチズムと同視するという「キャンペーン」をリードしてさえいるのだと痛烈に批判している。

 http://agora-web.jp/archives/2023753.html
  1. 2017-09-02 12:50
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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よくヒトラーにつけられる枕詞として、「狂人」や「狂気の独裁者」などがあります。しかし、そこで素朴な疑問がでてきます。「狂人」が何故、国民の多くに支持され、忠誠を誓う人達が続出したの?それも、ドイツのように科学や近代啓蒙主義が発達した国においてです。肝心なのはこの点なのです。つまり、ヒトラーを狂人や精神異常者で片付けてしまったら、うまく説明できない部分や矛盾点が出てきてしまうのです。
すきっ腹を抱えていた人達の目には、腹いっぱい食わせるようにしてくれたヒトラーが、光り輝くスーパーヒーローに映ったでしょうし、ユダヤ人迫害も当初は嫌がらせ程度でしたから、支持者がそれほど深刻に考えなかったのも当然です。
ヒトラー=狂人、ナチス=狂人集団という等式で片付ければ、確かに簡単ですが、それではナチズム発生の本質に迫ることはできず、寧ろナチス復活を阻止するためにも、単純な等式で思考停止をさせず、議論が必要だと思うのです。でないと、また別の場所で別の形をしたナチスが復活し、ユダヤ人以外の別の民族が悲劇に見舞われる可能性がありますから。
  1. 2017-09-07 13:21
  2. URL
  3. 名無しの権兵衛 #znQL0f9.
  4. 編集

Re: タイトルなし

> よくヒトラーにつけられる枕詞として、「狂人」や「狂気の独裁者」などがあります。しかし、そこで素朴な疑問がでてきます。「狂人」が何故、国民の多くに支持され、忠誠を誓う人達が続出したの?それも、ドイツのように科学や近代啓蒙主義が発達した国においてです。肝心なのはこの点なのです。つまり、ヒトラーを狂人や精神異常者で片付けてしまったら、うまく説明できない部分や矛盾点が出てきてしまうのです。
> すきっ腹を抱えていた人達の目には、腹いっぱい食わせるようにしてくれたヒトラーが、光り輝くスーパーヒーローに映ったでしょうし、ユダヤ人迫害も当初は嫌がらせ程度でしたから、支持者がそれほど深刻に考えなかったのも当然です。
> ヒトラー=狂人、ナチス=狂人集団という等式で片付ければ、確かに簡単ですが、それではナチズム発生の本質に迫ることはできず、寧ろナチス復活を阻止するためにも、単純な等式で思考停止をさせず、議論が必要だと思うのです。でないと、また別の場所で別の形をしたナチスが復活し、ユダヤ人以外の別の民族が悲劇に見舞われる可能性がありますから。

 全くその通りなのです。

 ワタシはヒトラーの顔が嫌いで、あんな狂気じみた顔の男がなぜ全ドイツ人から絶大な支持を得たのか不思議で仕方なかったのです。

 でも真面目に働いてきた人が、妻子を抱えてテント暮らしに追い込まれれば、正気を保つのは難しいのです。

 ワタシは当時ユダヤ人にもヒトラーを支持した人は多数いると思っています。
 だってユダヤ人だって全てが富裕な銀行家と言うわけじゃないです。

 小さな祖父母の代から小さな商店を営み、それが大恐慌で破綻し、テント暮らしに追い込まれたような人だって少なくないでしょう。

 また普通にドイツに忠誠心を持ち、第一次大戦では従軍した人だって多数いるのです。
 
 そのような人々にすれば、ナチが攻撃するユダヤ人は悪徳銀行家など悪いユダヤ人だけで、自分達、ドイツに忠誠なユダヤ人は救ってくれると信じたでしょう。

 人間って飢える方が死ぬより辛いのです。
  1. 2017-09-07 14:00
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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