2017-07-26 14:08

ローマ皇帝マクシミヌス・トラクス 加計騒動で思い出す

  昨日買い物に出た時に、唐突にローマ皇帝マクシミヌス・トラクスの事を思い出しました。

 ローマ皇帝マクシミヌス・トラクスはAD2世紀末、ローマの辺境に生まれました。 両親は共に蛮族でした。

 しかしローマ軍に志願して兵士と働くようになると、抜群の才能を示し、セプティミウス・セウェルス帝に見いだされた事を皮切りに順調に軍歴を重ねました。
 
 彼は心身共に抜群に強壮で、しかも兵士達には絶大な人望がありました。

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 当時ローマの辺境ではゲルマン人の侵攻が常態化しており、ローマ国境周辺全体がベトナム戦争のような状況になっていました。
 
 その為皇帝は対ゲルマン防衛の指揮の為、辺境に貼りついて離れないられない状態になっていました。

 またローマ市民権を持った兵士だけによる正規軍だけでは兵力が足りず、国境周辺の蛮族出身の補充兵士も多数ローマ軍に加わっていました。

 こうした蛮族出身者も一定期間ローマ軍で戦えばローマ市民権を得られました。 マクシミヌス・トラクスの父親もこうした補充兵だったのでしょう。

 だからマクシミヌスは出自は蛮族でも、ローマ市民権があり、ローマ正規軍に入る事ができたのです。
 マクシミヌス同様、蛮族出身のローマ市民は、当時のローマの正規軍に多数いました。

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 このような中、AD235年、マインツで対ゲルマン防衛の前線指揮をしていた、時の皇帝アレクサンデル・セウェルスが暗殺されました。

 すると兵士達はただちにマクシミヌス・トラクスを皇帝に推挙しました。
 そしてこれを元老院も追認しました。 
 
 なぜなら前線で戦う軍隊にとって、指揮官の不在は、極めて危険です。 だから指揮官が死ねば一刻も早く替りの指揮官が必要なのです。

 そしてこの時、兵士達にとって最も信頼できる指揮官と思えたのがマクシミヌス・トラクスだったのです。 そこで彼等はマクシミヌスを皇帝に推挙したのです。

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 こうして皇帝となったマクシミヌスはこれまで対ゲルマン防衛政策を一転させます。 それまでの防戦一辺倒を止めて、積極的に敵地に入り込み、徹底的に攻撃するようになったのです。

 そしてこの作戦はマクシミヌスの抜群の軍事的才能により大成功しました。

 首都ローマには続々と戦勝の報せが届きます。
 
 ローマ軍のこのような華々しい戦果を聞かなくなって半世紀も経った後の快挙でした。

 後の歴史家は書いています。
 このままマクシミヌスが戦い続ければ、ローマ帝国と蛮族の力関係は激変し、ゲルマンの脅威を一層する事も可能だっただろうと。

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 このような連戦連勝の大戦果には、ローマの元老院と市民は熱狂するはず・・・・。
 
 しかし現実は違いました。

 ローマの元老院はマクシミヌス・トラクスに対する嫌悪と不満を募らせていくのです。

 で、何が不満?
 
 マクシミヌスは蛮族の生まれで辺境に育った卑賤の身で、教養もありません。
 
 塩野七生さんによると彼が元老院に送った報告書などを読んでも、いかにも無教養丸出し文書なのだそうです。

 門地を誇り教養に溢れた元老院議員達は、こんな人間が皇帝として自分達の上に立つのが我慢できなくなってきたのです。

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 そしてマクシミヌスが戦費増額の為の増税を要求した時、遂にこの不満が爆発します。

 こうした中アフリカ属州総督ゴルディアヌスが反乱を起こすと、元老院は直ちに彼とその息子を皇帝に推挙し、マクシミヌスを国家の敵と決議したのです。
 
 この事態に驚いたマクシミヌスはゴルディアヌスと戦うべく、対ゲルマン戦線を離れ首都ローマに向かいました。 そしてゴルディアヌスを倒しました。

 しかし元老院は別な皇帝を立ててマクシミヌスに対抗しました。

 このような状況でマクシミヌスに着いてきた兵士達は動揺し、結局マクシミヌスは彼等に殺害されてしまいました。

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 これで元老院はマクシミヌスを葬る事に成功したのですが、問題はその後です。

 マクシミヌスを殺害して元老院に従った兵士達は、直ぐに元老院が推挙していた皇帝の無能に気付いてに憤り、これを殺害してしまいます。
 そして兵士達は元老院に新しい皇帝を選ぶように要求しました。

 そこで元老院が選んだのは当時13歳のゴルディアヌス3世でした。
 
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 エッ? この国難に13歳のガキが皇帝に?
 何で元老院がちゃんとした大人を皇帝に推挙しないの?
 ガキに皇帝が務まるの?

 でもね、元老院議員は皆皇帝になるのイヤなんだよね。
 ハリウッド史観では、皇帝になりたいと言う野心に燃えた人間達が大勢いて、彼等が血みどろの権力闘争を続けたと言う事になっているけど、現実にはそう言う人間は殆どいないのよ。
 
 だって皇帝って暗殺とか多くて危険すぎるし、何よりこれに先立つ100年程の間、皇帝は殆ど国境に貼りついて蛮族との戦線を指揮しなくちゃならくなっているの。

 だから皇帝に成ったらローマでの快適な生活は諦めなくちゃならないの。 
 そして戦死と暗殺のリスク覚悟で、辺境で戦い続けなくちゃならないの。

 皇帝ってあんまり割の良い商売じゃないんだよね。

 だから皇帝には不満は言うけど、自分が皇帝になるのなんか絶対にイヤ!!と言うのが元老院議員の本心なの。

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 皇帝が後継者を決めないまま急死したような場合は、新しい皇帝はマクシミヌス・トラクスの即位のように前線の兵士達が勝手に推挙するか、元老院が自分達の中から新しい皇帝を選出する事になります。
 
 しかし上記のような有様ですから、元老院に皇帝選出のお鉢が回ってくると議員同士で「貴方どうぞ。」「イエイエ、ワタクシのような浅学菲才にはとてもとても・・・・。 貴方こそどうぞ。」と麗しい譲り合いの精神を発揮する事になります。

 だから前皇帝に息子や兄弟など男性の近親者がいる場合は、子供でも何でもいいからソイツに押し付けちゃう事になります。
 それがいない場合は、最高齢の元老院議員に押し付けます。

 それで未成年の皇帝とか、超高齢の皇帝とかが結構でてくるのです。

 マクシミヌス・トラクス帝が殺害された後も、散々この手のスッタモンダを続けて、ローマの政治と防衛はボロボロになりました。 その間にマクシミヌスが残した戦果も喪われていきました。

 イヤ、君達こんな馬鹿げたスッタモンダをするぐらいなら何でマクシミヌスを降ろしたの?

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 教養がない?
 生まれ育ちが悪い?

 そんなこと我慢しろよ!!

 そもそも皇帝の最大の仕事はローマの防衛なんだよ。 だから生まれ育ちの良い皇帝が欲しかったら、君達元老院議員が若い時から積極的に軍務に就いて、軍人として能力を養うべきだろう?

 それがイヤで、辺境の防衛を全部蛮族出身の兵士達に任せちゃっている以上、生まれ育ちが良くて教養があって、軍務の精通して兵士達の人望のある人材なんか生まれるわけはないんだよ。

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 勿論歴史上にはユリウス・カエサルみたいに抜群の知性と教養に溢れ、名門出身で、しかも軍事的能力は最高と言う人だっていました。

 しかし彼だって青年時代から長期の軍務経験があるのです。 いかに天才カエサルと雖も、何の経験もなしに優れた指揮官になれたわけではないのです。

 元々共和政時代からローマでは政治の最大の課題は、国防でした。 だから執政官始め重要な公職に就くには、軍務経験が絶対必要な条件だったのです。

 その為、元老院階級に生まれたら、青年時代に一度は軍務に就くのが常識でした。

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 けれども時代が下がるにつれてこれが段々うやむやになって行きました。

 そして遂には元老院階級の人間が軍務に就くことは禁止されてしまいます。
 
 これは後にローマ帝国滅亡の要因の一つとされるのですが、明確な理由は示されていません。 でも何となくわかります。

 辺境で厳しい軍務を続ける兵士達にしてみれば、履歴書に軍務経験を書きたいだけの為にローマから来る坊ちゃんなんか迷惑。
 そしてそもそも元老院階級の若者にすれば、軍務なんかホントは大嫌い。

 これで双方の利害が一致するのです。

 こうなるともうユリウス・カエサルのように生まれ育ちが良くて、教養のある軍人なんて出てくるわけもないのです。

 そして前線で皇帝が急死した時に、次に皇帝になるのはマクシミヌス・トラクスのような辺境生まれの叩き上げの軍人しかいなくなるのです。

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 それでも感情的には出自が悪く教養のない人間が皇帝になるのは我慢できない。  
 だからと言って、自分達が皇帝として軍を指揮する能力は全くない。 それを養う努力をする意思もない。

 自分にはできない、やる気もない事でも、人のやる事には文句を言いたいのは、人情の常だから仕方ありません。

 しかし元老院議員と言う重職にありながら、それでホントに有能な皇帝の抹殺までやってしまうのではどうしようもありません。

 けれども結局、元老院もローマ市民達もこれを反省する事もなかったのです。

 ゲルマン人相手にマクシミヌスのような戦果を挙げる皇帝は二度と現れませんでした。

 こうしてマクシミヌスの戦果が喪われた後、ゲルマンの脅威は更に深刻化し、ローマは衰亡の一途をたどる事になります。

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 塩野七生さんの「ローマ人の物語」は五賢帝時代以降は、帝国崩壊の無残な物語になって行きます。

 で、何で無残かといえば、結局こういうローマ人の堕落の話だから無残なのです。
 実につまらない理由で、自分で自分のチャンスを潰していくのです。

 マクシミヌスの出自が悪く教養がなくても、これほどの大戦果を挙げなければ、元老院議員達も彼等の自尊心を刺激する事はなかったでしょう。

 しかし愚劣な自尊心を国益に優先してしまう。 そして彼等の中には、仲間にそれを自制させようとする人間はいなかったのです。

 五賢帝時代以降のローマ帝国はにこのように弛緩し堕落した国家になっていたと言う事でしょう。

 支配階級がこんな人達ばっかりになっては、滅亡に向かうのは仕方ありません。

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 で、何でこんな話を思い出したかと言うと、ワタシがこの数日連続で加計騒動をエントリーしていたからでしょう。

 マスゴミや反安倍野党、そして自民党の一部までが安倍おろしに狂奔するのは、憲法改正反対など理由は色々あると思います。

 しかしあの愚劣なイチャモンその物のカケ・モリ騒動をみていると、彼等を動かしている物の本質は、実はこのマクシミヌスを降ろした元老院議員達と同じで物はないかと思えて仕方ないからです。

 
  1. 古本
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コメント

藤原かずえ‏
@kazue_fgeewara
ひるおび伊藤聡子氏
「『記憶がない』という言葉が出てきたら、国民は嘘と思ってしまう」

しばしば、コメンテイターが個人の思い込みを語るとき、一人称単数に代えて「私達」「国民」といった一人称複数の主語を用います。これは【preacher's we】という同調促進のテクニックです。
https://twitter.com/kazue_fgeewara/status/890177737997955072

ひるおび伊藤聡子氏
「多分、話はあったと思う。お友達なんだから。思いも多分受けとめたと思う。その上で加計学園ってこういう学校だし、『作るべき』と思ったら『思った』とはっきり言った方がよかった。」

これこそ「加計ありきの不透明な決め方」と言うのではないでしょうか(笑)
ワイドショーの救いようがない最大の不条理は、論理を所持していない低次元なコメンテイターが、報道対象となっている当事者の内心を全知全能の神のように見透かした上で、上から目線で穴だらけのグダグダな対案を出しては、当事者を徹底的に小バカにすると同時にその倫理を徹底的に中傷することです。

【衝撃】あなたも影響される?同調圧力に関する社会実験に世界が震えた!皆と違っていても自分一人だけ正しい答えを選べるか?摩訶ちゃんねる
https://www.youtube.com/watch?v=JNnJkASBln4

※日本が民主主義の国であるのは良い事だと思いますが、民主主義は衆愚政治に陥る可能性も有ります。
  1. 2017-07-27 13:08
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

いつもながら、深い洞察ですねえ。

民進党には東大法~官僚出身が多く、安倍政権は、総理の成蹊、副総理麻生さんの学習院、官房長官菅さんの法政と、入試が易しい学校ではないものの、第二列の大学卒が大幹部。
気に入らないのでしょうねえ。
でも、そういう深層心理があるとしたら、自分たちのボスである多重国籍女も同レベルの青学卒なんですけどね(笑)
  1. 2017-07-27 13:16
  2. URL
  3. 二郎 #-
  4. 編集

こんにちは
以前もネコちゃんの写真を見てお邪魔しましたが、以前の名前を忘れてしまったのですみません。

安倍さんの場合、あの高い支持率に安心しきってたんでしょう。モリもカケも実質的にはたいした瑕疵ではないのですが、あれだけマスコミに騒がれると一般人にとって無視することは難しいです。支持率なんて蜃気楼のようなものですね

ローマ人の物語を読み込まれていらっしゃいますね。私は五賢帝以降はどうも読むのが辛くて。共和制期や帝国初期とは同じローマ人だろうかと思うくらい劣化してますね。

それにしても思うのですが、なぜローマ皇帝は皇帝業と軍の司令官を兼業しないといけなかったんでしょうか。皇帝の下に優秀な軍司令長官を任命すれば良かったのに。なんで皇帝が常に前線に必要なんだっていう。
伝統的に血統より能力主義だったからといえばそのとおりですが、普通に考えてなかなか両立できない能力ですよねえ
  1. 2017-07-27 14:51
  2. URL
  3. ふるぐら #-
  4. 編集

映画「グラディエーター」

・マクシミヌスとは
映画『グラディエーター』(原題:Gladiator)2000年に公開されたアメリカ合衆国の歴史映画。
の主人公ローマ軍将軍マキシマス・デシマス・メレディウスのモデルなんでしょうか。
ストーリーは殆ど似ています。

>ゲルマン人相手にマクシミヌスのような戦果を挙げる皇帝は二度と現れませんでした。
だとすると、グラディエータのマキシマス=マクシミヌスその人だと思えます。

・それにしても、地方自治体と民間が獣医大学を自発的に作って獣医を養成し社会に送り出すことが日本政府として、絶対に阻止しなければならない社会への弊害が在るのでしょうか?
今までに公表されている理由は素人の私にも理由に成らない物ばかりだと思います。
意味のない文書が在る無いよりも新設の私立の獣医科大学がどんなに日本に害悪を及ぼすと想定するのか文科省に説明して頂いたら良いのにと思うのです。

・ローマの敵はゲルマンでその敵に敢然と立ち向かうマキシマウスに対し、マキシマウスに護られている筈のローマの元老院はゲルマンではなくマキシマウスを唯一の敵としてるのですから、
日本のマスコミ、民進党、ネトウヨと叫ぶ人達はこぞって元老院みたいなもの、猫さんの言いたいことは判ります。よ。
  1. 2017-07-27 21:16
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

途中から何を言いたいのかが分かったが、

マキシミヌス皇帝と安倍首相を比較するのは
ピントが外れている。皇帝はローマ市民のために
戦って勝ったが、安倍首相は日本国民のために
戦ったのだろうか、或いは勝利しつつあるのだろうか。
安倍首相のやっていることは1パーセントのための政治。
一般庶民が将来に希望を持って働ける世の中になって
いるだろうか。勿論なってはいない。

政府が支出を増やさないものだから、限られたパイを
国民同士で奪い合いしなければならない。地方交付金
にしても大学交付金にしても政府のお眼鏡にかなった
提案を出さないと基本的には減額される。農協は
著しく影響力を削減され、大農法農家でなければ
将来的な存続はおぼつかなくなる。安倍政権が
力を入れているTPPにしても、成立すれば弱小資本は
あっという間に淘汰される仕組みになる。

このように一般国民から見て自分たちのための政府だと
思えなくなっているからデマゴーグ新聞や放送に
やすやすと引っかかって批判の声が出ているわけだ。

安倍外交とて、うまくいったといえるのか。
これまでの日本の貢献が安倍外交の下支えに
なってきているのに、それを安倍首相の手柄だと
短絡的に考えるのは可笑しいだろう。

そして、いまだにデフレを脱却できない状況で
アベノミクスを評価するのだろうか。
日銀総裁でさえ、金融だけではデフレ脱却はできないと
白旗を上げているのに、PBを旗印とする内閣が
成功するのだろうか。

世の中、右か左か、リベラルか保守かのレッテル張りの
足元で一般庶民の生活はちっとも楽にならない。
栄えるのはパチンコばかりだ。
  1. 2017-07-27 22:22
  2. URL
  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
  4. 編集

なるほどな

こんにちは。

このエントリの趣旨とはチト関係ないのですが、こちらに寄せられた多くの方のコメントを拝読し、「ルサンチマンの格好のサンプルがいたわい」「こりゃ、そのまんまだわ」と納得したもので・・

そして、次の引用文の・・・

【理想主義者は、しばしば、味方の現実主義者よりも、敵の理想主義者を愛するものです。】
塩野七生著『海の都の物語 1』の中から第三話 第四次十字軍より抜粋引用。


・・に、見事に当てはまる方をコメントを拝見していて目にした感じがしました。
  1. 2017-07-27 23:45
  2. URL
  3. 裏の桜 #-
  4. 編集

こんにちは。
確かに東大派閥の陰謀説もあり得るのかなと思います。
安倍首相が嫌われる理由がわからない。
確かに貧困層に手厚い加護をしたり中韓におもねる政治をしたり辺野古移設を中止すれば声だけデカい正体不明の市民団体や朝日の機嫌は取れるのでしょうがそれって民主党政権で失敗して日本が崖っぷちに立たされたことは記憶に新しいことです。
安倍恐怖政治
安倍独裁政治
安倍をたたっ切ってやる
安倍政治を許さない
みんな抽象的で具体性がないのです、一般市民と自負する私から見ても何が悪いのかよくわからないのです。
むしろ経済政策にしろ外交にしろよくやってるように思えます、確かに不満層は確かに存在するでしょう、だからと言ってポピュリズムに走れば民主党政権のように日本の体力をじわじわと蝕みあと一年政権が続いていたら弱者ガー、とか言ってられない状況になっていたと思います。
人の足を引っ張り引きずり降ろして降板させることは政治の質を下げることになります。
政策を競い合って安倍総理を超える人間、党が登場すれば自然と安倍首相は降板しますよ。
  1. 2017-07-28 08:51
  2. URL
  3. kazusa #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 藤原かずえ‏
> @kazue_fgeewara
> ひるおび伊藤聡子氏
> 「『記憶がない』という言葉が出てきたら、国民は嘘と思ってしまう」
>
> しばしば、コメンテイターが個人の思い込みを語るとき、一人称単数に代えて「私達」「国民」といった一人称複数の主語を用います。これは【preacher's we】という同調促進のテクニックです。
> https://twitter.com/kazue_fgeewara/status/890177737997955072
>
> ひるおび伊藤聡子氏
> 「多分、話はあったと思う。お友達なんだから。思いも多分受けとめたと思う。その上で加計学園ってこういう学校だし、『作るべき』と思ったら『思った』とはっきり言った方がよかった。」
>
> これこそ「加計ありきの不透明な決め方」と言うのではないでしょうか(笑)
> ワイドショーの救いようがない最大の不条理は、論理を所持していない低次元なコメンテイターが、報道対象となっている当事者の内心を全知全能の神のように見透かした上で、上から目線で穴だらけのグダグダな対案を出しては、当事者を徹底的に小バカにすると同時にその倫理を徹底的に中傷することです。
>
> 【衝撃】あなたも影響される?同調圧力に関する社会実験に世界が震えた!皆と違っていても自分一人だけ正しい答えを選べるか?摩訶ちゃんねる
> https://www.youtube.com/watch?v=JNnJkASBln4
>
> ※日本が民主主義の国であるのは良い事だと思いますが、民主主義は衆愚政治に陥る可能性も有ります。

 衆が愚になると民主主義は衆愚制になります。
 
 そして衆を愚にしようと扇動するデマゴークは常に存在しました。

 しかし近代民主主義の問題HA、それがマスコミと言う形で、産業として成り立っている事です。
 
  1. 2017-07-28 10:40
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> いつもながら、深い洞察ですねえ。
>
> 民進党には東大法~官僚出身が多く、安倍政権は、総理の成蹊、副総理麻生さんの学習院、官房長官菅さんの法政と、入試が易しい学校ではないものの、第二列の大学卒が大幹部。
> 気に入らないのでしょうねえ。
> でも、そういう深層心理があるとしたら、自分たちのボスである多重国籍女も同レベルの青学卒なんですけどね(笑)

 誰か替りの人間がいて降ろすなら取りあえず一定の合理性はあるのです。

 しかしマクシミヌス降ろしもそうですが、代わりの宛てなんかないのです。 でもとにかく他人が手柄を立てるのを見ていると面白くない。

 こういう理由で現政権を降ろそうとするから愚劣なのです。

 ワタシはそれでマクシミヌスの話を思い出したのです。
  1. 2017-07-28 10:44
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> こんにちは
> 以前もネコちゃんの写真を見てお邪魔しましたが、以前の名前を忘れてしまったのですみません。

 ネコの名前は「よも」です。
>
> 安倍さんの場合、あの高い支持率に安心しきってたんでしょう。モリもカケも実質的にはたいした瑕疵ではないのですが、あれだけマスコミに騒がれると一般人にとって無視することは難しいです。支持率なんて蜃気楼のようなものですね

 本来そういうモノでしょう。 だって鳩山由紀夫だって就任時の支持率は7割以上だったのです。

> ローマ人の物語を読み込まれていらっしゃいますね。私は五賢帝以降はどうも読むのが辛くて。共和制期や帝国初期とは同じローマ人だろうかと思うくらい劣化してますね。

 そうなのです。 ローマ帝国の衰亡って結局ローマ人の劣化なのです。

> それにしても思うのですが、なぜローマ皇帝は皇帝業と軍の司令官を兼業しないといけなかったんでしょうか。皇帝の下に優秀な軍司令長官を任命すれば良かったのに。なんで皇帝が常に前線に必要なんだっていう。
> 伝統的に血統より能力主義だったからといえばそのとおりですが、普通に考えてなかなか両立できない能力ですよねえ。

 これはローマだけでではなく、古代ギリシャでも、また後のヨーロッパでも同様ですが、政治=国防です。
 
 経済政策など内政は完全なオマケなのです。 小さな政府と言う時、出てくるのが警察国家ですが、しかし中世ぐらいまでは警察さへ国家の仕事とも言えず、国防の為にこそ政府があり国家があると言う感覚です。

 そしてローマの皇帝インペラトールと言うのは、元来ローマが侵略を受けた時に、軍を率いて戦う為の役職で、その為に全権がインペラトールに集中しているのです。

 この原則はローマの理念の根幹に関わる物なので、絶対に変える事は不可能だったでしょう。

 以前ローマの皇帝についてエントリーしていますのでよろしかったらどうぞ。

 エンペラーとカイザーと皇帝
 http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-5521.html
 
  1. 2017-07-28 11:01
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 映画「グラディエーター」

> ・マクシミヌスとは
> 映画『グラディエーター』(原題:Gladiator)2000年に公開されたアメリカ合衆国の歴史映画。
> の主人公ローマ軍将軍マキシマス・デシマス・メレディウスのモデルなんでしょうか。
> ストーリーは殆ど似ています。
>
> >ゲルマン人相手にマクシミヌスのような戦果を挙げる皇帝は二度と現れませんでした。
> だとすると、グラディエータのマキシマス=マクシミヌスその人だと思えます。

 ワタシも映画「グラデュエーター」を見た時、マクシミヌス帝を思い出したのですが、しかし名前が似ているだけで、全く違う話しでしょう。

 「グラデュエーター」は哲人皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の末期ですからね。 それに主人公は帝位にはついていないのです。
>
> ・それにしても、地方自治体と民間が獣医大学を自発的に作って獣医を養成し社会に送り出すことが日本政府として、絶対に阻止しなければならない社会への弊害が在るのでしょうか?
> 今までに公表されている理由は素人の私にも理由に成らない物ばかりだと思います。
> 意味のない文書が在る無いよりも新設の私立の獣医科大学がどんなに日本に害悪を及ぼすと想定するのか文科省に説明して頂いたら良いのにと思うのです。
>
> ・ローマの敵はゲルマンでその敵に敢然と立ち向かうマキシマウスに対し、マキシマウスに護られている筈のローマの元老院はゲルマンではなくマキシマウスを唯一の敵としてるのですから、
> 日本のマスコミ、民進党、ネトウヨと叫ぶ人達はこぞって元老院みたいなもの、猫さんの言いたいことは判ります。よ。

 有難う御座います。

 これは人間の心理だけれど、本当に危険な敵よりも、目の前の小さな対立に囚われてしまうのですね。

 個人で言うと、親とか配偶者とか職場の上司や同僚との対立を、何よりも深刻にとらえてしまう感覚でしょう。
  1. 2017-07-28 11:19
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 途中から何を言いたいのかが分かったが、

> マキシミヌス皇帝と安倍首相を比較するのは
> ピントが外れている。皇帝はローマ市民のために
> 戦って勝ったが、安倍首相は日本国民のために
> 戦ったのだろうか、或いは勝利しつつあるのだろうか。
> 安倍首相のやっていることは1パーセントのための政治。
> 一般庶民が将来に希望を持って働ける世の中になって
> いるだろうか。勿論なってはいない。
>
> 政府が支出を増やさないものだから、限られたパイを
> 国民同士で奪い合いしなければならない。地方交付金
> にしても大学交付金にしても政府のお眼鏡にかなった
> 提案を出さないと基本的には減額される。農協は
> 著しく影響力を削減され、大農法農家でなければ
> 将来的な存続はおぼつかなくなる。安倍政権が
> 力を入れているTPPにしても、成立すれば弱小資本は
> あっという間に淘汰される仕組みになる。
>
> このように一般国民から見て自分たちのための政府だと
> 思えなくなっているからデマゴーグ新聞や放送に
> やすやすと引っかかって批判の声が出ているわけだ。
>
> 安倍外交とて、うまくいったといえるのか。
> これまでの日本の貢献が安倍外交の下支えに
> なってきているのに、それを安倍首相の手柄だと
> 短絡的に考えるのは可笑しいだろう。
>
> そして、いまだにデフレを脱却できない状況で
> アベノミクスを評価するのだろうか。
> 日銀総裁でさえ、金融だけではデフレ脱却はできないと
> 白旗を上げているのに、PBを旗印とする内閣が
> 成功するのだろうか。
>
> 世の中、右か左か、リベラルか保守かのレッテル張りの
> 足元で一般庶民の生活はちっとも楽にならない。
> 栄えるのはパチンコばかりだ。

 安倍政権になってからパチンコへの締め付けは厳しくなり、パチンコの売り上げは10兆円を割っています。 嘗ては30兆産業だったのですけどね。

 ちびさんってきっと、食べる物がなくて、皆が「おにぎりをわけあって我慢して頑張って行こう」と言っている時でも、「こんな粗末な物は食えない。 オレはビフテキが食いたい。」と言って頑張る方なんですよね。
  1. 2017-07-28 11:23
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: なるほどな

> こんにちは。
>
> このエントリの趣旨とはチト関係ないのですが、こちらに寄せられた多くの方のコメントを拝読し、「ルサンチマンの格好のサンプルがいたわい」「こりゃ、そのまんまだわ」と納得したもので・・
>
> そして、次の引用文の・・・
>
> 【理想主義者は、しばしば、味方の現実主義者よりも、敵の理想主義者を愛するものです。】
> 塩野七生著『海の都の物語 1』の中から第三話 第四次十字軍より抜粋引用。
>
>
> ・・に、見事に当てはまる方をコメントを拝見していて目にした感じがしました。

 思うに理想主義に生きる人達は、実は理想を掲げ語る事が目的で、現実を理想に近づける事はどうでも良いのではないかと思うのです。

 だから自分達の理想が半分実現する為に幾ばくかの妥協をするぐらいなら、全部打ち壊せ!!と言う事になるんですよね。

 作品に少しでも疵があると打ち壊してしまう陶芸家をテレビで見ましたが、あれを思い出します。
 
 芸術家ならそれは大変良い事です。

 しかし政治でそれは余りに非現実的だと思うのです。

 左翼なんかは社会主義と言うそもそも100%実現不能な理想を追っていたので、唯の馬鹿と言う感覚しかなかったのですが、一分の保守を見ていると、こういう理想主義者の本質が凄く明確にわかってきました。
  1. 2017-07-28 11:33
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> こんにちは。
> 確かに東大派閥の陰謀説もあり得るのかなと思います。
> 安倍首相が嫌われる理由がわからない。
> 確かに貧困層に手厚い加護をしたり中韓におもねる政治をしたり辺野古移設を中止すれば声だけデカい正体不明の市民団体や朝日の機嫌は取れるのでしょうがそれって民主党政権で失敗して日本が崖っぷちに立たされたことは記憶に新しいことです。
> 安倍恐怖政治
> 安倍独裁政治
> 安倍をたたっ切ってやる
> 安倍政治を許さない
> みんな抽象的で具体性がないのです、一般市民と自負する私から見ても何が悪いのかよくわからないのです。
> むしろ経済政策にしろ外交にしろよくやってるように思えます、確かに不満層は確かに存在するでしょう、だからと言ってポピュリズムに走れば民主党政権のように日本の体力をじわじわと蝕みあと一年政権が続いていたら弱者ガー、とか言ってられない状況になっていたと思います。
> 人の足を引っ張り引きずり降ろして降板させることは政治の質を下げることになります。
> 政策を競い合って安倍総理を超える人間、党が登場すれば自然と安倍首相は降板しますよ。

 だからワタシもマクシミヌス降ろしを思い出したのです。
 つまり別に大した原因はないのです。

 マクシミヌス帝が元老院の上に立つと言っても、彼は辺境で戦っているわけで、その戦いも簡単に終わるわけではなかったのです。
 だから彼がローマに来て元老院にあれこれ命令するわけでもないのです。

 だったらここは一番元老院が頑張って戦費調達ぐらいすれば良かったのです。 それでゲルマンの脅威が減れは100%儲けものなのです。

 でもその我慢が出来なかったのです。 
 
 そういう愚かしさを自制できないのが人間なのかもしれません。
  1. 2017-07-28 11:41
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  3. よもぎねこ #-
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確かに類似性が

ローマ皇帝マクシミヌス・トラクスの事とよく似ている状況だ、という指摘はなるほどと思います。
国家にとって何が重要か、誰がそれに対処できるのか、という観点を忘れ、好き嫌いやくだらない事柄などで判断する状況は類似性があります。

本題から外れますが、
この皇帝は、並外れた体格で防衛に奔走した人ですネ。
私がこの人が好感を持つのは、セヴェルス帝への恩義を貫いていたことです。
セヴェルス帝の息子のカラカラ帝が暗殺されると自ら引退し、その後セヴェルス帝のゆかりの皇帝が出ると、また兵役に志願しています。
純情で素朴な武士だったのではないかと思います。

ご指摘のようにここまで安倍おろしに狂奔するのは、このままだと憲法改正などサヨクのご本尊まで、踏み込まれるのではないかという不安だと思います。
それにしても国の大事を忘れたドンチャン騒ぎに、国民が惑わされていることに呆れます。
  1. 2017-07-29 12:43
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  3. 道草人 #-
  4. 編集

Re: 確かに類似性が

> ローマ皇帝マクシミヌス・トラクスの事とよく似ている状況だ、という指摘はなるほどと思います。
> 国家にとって何が重要か、誰がそれに対処できるのか、という観点を忘れ、好き嫌いやくだらない事柄などで判断する状況は類似性があります。
>
> 本題から外れますが、
> この皇帝は、並外れた体格で防衛に奔走した人ですネ。
> 私がこの人が好感を持つのは、セヴェルス帝への恩義を貫いていたことです。
> セヴェルス帝の息子のカラカラ帝が暗殺されると自ら引退し、その後セヴェルス帝のゆかりの皇帝が出ると、また兵役に志願しています。
> 純情で素朴な武士だったのではないかと思います。

 そうですね。 こういう面があるので兵士の人望も絶大だったのでしょう。

 因みにトランプにもこの手の良い話がチラホラあって、なるほど彼に人望があるわけだと思うのです。
>
> ご指摘のようにここまで安倍おろしに狂奔するのは、このままだと憲法改正などサヨクのご本尊まで、踏み込まれるのではないかという不安だと思います。
> それにしても国の大事を忘れたドンチャン騒ぎに、国民が惑わされていることに呆れます。

 民主党政権ができた時など思い出すと、本来支持率なんてこんなモノじゃないかと思います。
 
 そしてこれが民主主義の怖さでしょう。
  1. 2017-07-30 09:35
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  3. よもぎねこ #-
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