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2017-07-22 13:41

プロパガンダの方法 加計問題

>10月21日文書は、いよいよ東京都議選という6月19日にNHK「クローズアップ現代+」で初めて紹介されました。前日にNHKから文書について問い合わせがありましたが、肝心な文書は見せてくれません。だから「文書がどんなものか分かりませんが」と答えたのですが、番組は視聴者の疑惑や疑念が深まるような構成になっていました。

 産経新聞での萩生田官房副長官のインタビュー記事(萩生田光一・官房副長官が「加計文書」の事実を語る 「『正確性欠くメモ』と文科省から謝罪あった」「NHK番組は疑惑が深まる構成」)からです。

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 NHKがこの萩生田文書をいつ手に入れたかはわかりません。
 
 しかし内容について萩生田官房副長官に確認したのは、番組の前日でした。

 これでは萩生田さんが何と答えようとも、番組内容は変更不能です。

 しかも萩生田さんに肝心の文書を見せていないのですから、萩生田さんとしては「文書がどんなものか分かりませんが」としか答えようもないのです。

 当然ですが萩生田さんに関わる文書ですから、本当にNHKが報道機関としてマトモな取材と公正な番組作りを心がけているなら、NHKはこの文書を手に入れたら直ぐに萩生田さんに見せて、内容の真偽を確認するべきでしょう。

 ところがNHKは番組を完全に作り終わってから、内容変更不能な前日になってから萩生田さんに問合せ、しかも「文書がどんなものか分かりません」と言う回答を期待して肝心の文書を見せなかったのです。

 そして「萩生田副官房長官にも取材した」と言うアリバイを作ると共に、誠実な回答は貰えなかったと言う宣伝できるようにしたのです。

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 因みにこの点についてNHKに問い合わせたのですが、NHKでは取材過程や番組制作過程は公表しないとのことでした。

 またついでになぜ閉会中審査の加戸証言を取り上げなかったのかと聞いたら、これについても理由は公表しないのだそうです。

 人間は間違いを犯すし、思想的に全く公正中立などと言う事はあり得ないので、個人的な意見や思い込みで、作った番組が偏向する危険は常にあるのです。

 だからそれを防ぐとしたら、国会関係の報道のような場合は、最低限「なぜA議員の質問を報道したか。 なぜB議員の質問は報道しなかったのか。」と言う事は説明する義務があります。

 しかしNHKはそういう義務は全く感じていないようです。

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 それにしてもこれは今回の加戸学園騒動のプロパガンダの典型です。

 昨日取り上げた文春の議事録モドキもそうですが、出席者全員が内容を承認した公的な議事録のような文書や、本来の当事者の証言は一切無視して、一部の「関係者」の根拠不明の文書だけを元に「怪しい!!」「怪しい!!」「怪しい!!」と煽り続けるのです。

 そして事情を知らない人が「怪しい」と思いそうな話しが一部でもあれば、その時系列や全体の内容は一切関係ありません。

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 この萩生田文書も、2016年10月21日の物です。
 
 これは文科省の5人の課長の間で回された文書で、その内容は今治市が国家戦略特区に決まったのは萩生田官房副長官の圧力だったと言う物です。

 しかし実は2016年1月29日には、今治市を国家戦略特区にすることは既に決定していたのです。

 一月末に既に決定した事を、何でその8か月も後になってから、「決定しろ!」と圧力を掛ける必要があるのか?
 
 しかもそれに先立つ2016年9月にはワーキンググループの会合で、文科死守してきた獣医学部申請を門前払いと言う告示の廃止も決定しているのです。

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 これはつまりワーキンググループの交渉に負けた文科省の官僚達が、「オレタチの意見には根拠がない事を見破られてしまったので交渉で負けた」とは言えないので、勝手に荻生田官房副長官の名前を使って「荻生田官房副長官の圧力だから仕方ない」と言い訳するために書いたのです。

 当然、公表なんかできないし、荻生田さんが知るわけもないのです。

 大きな組織内でならこの手の事は、何処でもある程度やっているのでしょうね。
 だからそれだけなら仕方ありません。

 しかし問題はこう根拠薄弱な文書を引っ張り出しては「疑惑!!」「疑惑!!」「疑惑!!」と煽り続けるプロパガンダ報道です。

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 この加計学園騒動は全部そうなのです。

 最初に出た「首相の御意向」、次がこの「荻生田文書」、そして今度は「文春の議事録モドキ」なのです。

 そういう怪しい物を使って、「怪しい!!」「怪しい!!」「怪しい!!」と煽り続けた挙句に世論調査を行い「国民の77%が政府の説明に納得していない」として更に煽ります。
 
 イヤ、政府はちゃんと説明しているし、文科省の交渉過程もちゃんと公表されています。

 そしてこの交渉に出た当事者達もちゃんと国会で証言しています。

 しかしそれを大手のマスコミが一切報道しなければ、国民の多数は政府がどんな説明をしているすら知らないのです。

 試しに政府の説明に納得していないと言う人に聞いてみたら良いのです。 

 「それでは政府はどんな説明をしたのですか?」と。

  おそらく政府の説明に納得できないと答えた人の9割は、何も答えられないでしょう。

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 それでも怖ろしい事に、本当に信頼性のある公的な議事録や、国会での当事者証言などについて情報を知るべくもない人々は騙されてしまうのです。

 騙されてしまった結果がこれなのです。

 だから過去にはこうしたプロパガンダで幾つもの内閣が倒れています。

 しかしもうこんな事は絶対に止めさせましょう。

 今は北朝鮮のミサイル問題の最中なのです。 そして中国が日本への侵略を始めているのです。

 こんな時に悪質なプロパガンダに負けて、戦後初めて憲法改正を行おうと言う内閣を潰すわけには行きません。

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 オマケ

 山本大臣が京都にも言及も「加計ありき」

 加計学園の獣医学部新設を巡り、山本規制改革担当大臣が、日本獣医師連盟の幹部らとの面会で京都についても言及していたことが連盟幹部の証言で明らかになりました。

 山本大臣は去年11月、日本獣医師連盟の幹部らと面会し、獣医学部の新設について「
放っておくと京都も続く」と話し、四国だけでなく京都についても言及していたことが分かりました。日本獣医師連盟の北村委員長はこれまで、山本大臣は面会で京都に言及していないと説明していましたが、「議事録をちゃんと見ないで話してしまった」と発言を訂正しました。しかし、「この時点ですでに加計ありきだった」と改めて強く主張しています。一方、来週の24日と25日に行われる予算委員会で野党側が北村委員長の参考人招致を求めていて、日本獣医師連盟側も調整しているということです。

 あのインチキ議事録を文春と朝日に渡したのはヤッパリこの北村直人だね。
 でも獣医医師会会長から見捨てられたので、嘘を吐き通せなくなったんだね。

 しかし「放っておくと京都も続く」って何とかその嘘を誤魔化そうとしてるよね。

 そして文春は「議事録を入手した」と報道していたわけだけど文春もチャンと議事録を見ていないで報道してしまったのかい?

 後はコイツのインチキを反安倍野党とマスゴミが煽るかだね。
  1. マスゴミ
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コメント

卑怯なマスコミ

NHKその他テレビ局、朝日、毎日その他新聞社は報道ではなく反安倍結社。GHQの私生児。母を知らない怨念の子供。

『皆様のNHK]のフレーズの猫なで声。やがて野党のNHKになるか、シナ様のNHKになるか。国民のNHKの気はなさそうだし。

それにしても日本のマスコミは反権力が好きすぎて病気。シナ様に異を唱えられるなら見直すが。劉暁波を擁護したマスコミは誰?いないよね。


  1. 2017-07-22 15:56
  2. URL
  3. 相模 #-
  4. 編集

Re: 卑怯なマスコミ

> NHKその他テレビ局、朝日、毎日その他新聞社は報道ではなく反安倍結社。GHQの私生児。母を知らない怨念の子供。
>
> 『皆様のNHK]のフレーズの猫なで声。やがて野党のNHKになるか、シナ様のNHKになるか。国民のNHKの気はなさそうだし。
>
> それにしても日本のマスコミは反権力が好きすぎて病気。シナ様に異を唱えられるなら見直すが。劉暁波を擁護したマスコミは誰?いないよね。

 ホントに酷い話しです。

 この手のデマゴークは民主主義社会に着きものですが、しかし近代民主主義では産業としてデマゴークを行い、その下請けを野党が行う形なので、非常に始末が悪いです。
  1. 2017-07-23 09:52
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

メディアの向かう先

メディアの変質とインターネットの普及とは無関係ではないのかもしれません。

インターネット情報は速報性に特徴があります。そしてその真偽は広範な読者の反応によって裏付けされます。この情報の流れは、出来事の表面をなぞっているものが多いと言えますが、ニュース性としては必要条件を満たしています。

この速報性に、既存メディアは対抗しようとしているのではないでしょうか。

このため、兎に角掴んだ情報をいち早く流す、できれば刺激的情報にして視聴者や読者を惹きつける。そうしないと視聴者や読者が離れていく、という焦燥感を抱いているのだと思います。

その上、インターネットの新聞・雑誌記事は、昨日の情報を有料にして、読者から購読料をとる方式を採用してきています。

この結果何が起きているかと云えば、取材記者の劣化であり、取材能力の低下です。ニュースの裏側を、以前のTVや新聞では解説する番組や記事がありました。今もあることはありますが、中身がない上になぜか必ず現政権の政策や状況を引き合いに出し、その関連性を説明することなく非難して終わる、という体裁をとっています。何度も続けば飽きられる、ということさえ理解できないようです。

TVでなければ、新聞でなければ伝えられないものを再考しない限り、メディアの歪曲や捏造報道は増えていくと思われます。


  1. 2017-07-23 10:37
  2. URL
  3. chengguang #DibDBv7k
  4. 編集

Re: メディアの向かう先

> メディアの変質とインターネットの普及とは無関係ではないのかもしれません。
>
> インターネット情報は速報性に特徴があります。そしてその真偽は広範な読者の反応によって裏付けされます。この情報の流れは、出来事の表面をなぞっているものが多いと言えますが、ニュース性としては必要条件を満たしています。
>
> この速報性に、既存メディアは対抗しようとしているのではないでしょうか。
>
> このため、兎に角掴んだ情報をいち早く流す、できれば刺激的情報にして視聴者や読者を惹きつける。そうしないと視聴者や読者が離れていく、という焦燥感を抱いているのだと思います。
>
> その上、インターネットの新聞・雑誌記事は、昨日の情報を有料にして、読者から購読料をとる方式を採用してきています。
>
> この結果何が起きているかと云えば、取材記者の劣化であり、取材能力の低下です。ニュースの裏側を、以前のTVや新聞では解説する番組や記事がありました。今もあることはありますが、中身がない上になぜか必ず現政権の政策や状況を引き合いに出し、その関連性を説明することなく非難して終わる、という体裁をとっています。何度も続けば飽きられる、ということさえ理解できないようです。
>
> TVでなければ、新聞でなければ伝えられないものを再考しない限り、メディアの歪曲や捏造報道は増えていくと思われます。

 メディアは別に変質していないと思います。

 昔から同じだったのです。 昔からこの手のフェイクニュースを使ってのプロパガンダを繰り返してきたのです。

 慰安婦強制連行捏造など典型なのです。

 むしろ現在より酷かったと思います。 朝日が慰安婦強制連行を捏造した90年代初頭は、出征経験があり慰安婦所に通った人達はまだ60代で多数が生存していました。
 
 だから彼等はこれはオカシイと言い始めたのです。

 しかし当時は一般人がこうした声を挙げる手段がありませんでした。 だからテレビと新聞のやりたい放題でした。

 今ならあそこまでインチキな捏造はできないでしょう。 

 今、メディアの劣化が叫ばれるのは、フェイクニュースを国民が検証して、それを発信する手段を得たからです。 そこでマスコミの嘘がバレるようになり、フェイクニュースはフェイクニュースだとわかるようになったからです。

  1. 2017-07-24 11:30
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  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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