2017-06-22 14:54

ナチスが悪いと言っていれば安心w ナチス式敬礼

 日本のスポーツ大会での選手宣誓のポーズが、ナチみたいなんだそうです。

 運動会の選手宣誓のポーズ、「ナチスを想起させる」? ドイツ出身タレントの指摘で議論広がる

 「右手をあげることを問題にしているわけではなくそれがナチスドイツで行われたベルリンオリンピックが由来でなおかつ選手宣誓のときのポーズに特段のこだわりがないのであれば、他のポーズの方がいいんじゃないかなと思っています」

 実はこれ先日2チャンでもスレが建っていました。
 
 でそこで拾ったのですが、これは嘘です。

6 名前:名無しさん@恐縮です@無断転載は禁止[] 投稿日:2017/06/21(水) 23:51:07.18 ID:8D8jpyL80 [1/3] 
■選手宣誓のポーズのルーツはナチスというのはデマ 

https://anond.hatelabo.jp/20170621080749 

オリンピック憲章(https://goo.gl/kuELtR)規則69付属細則1.12で宣誓は「右手を挙げて、次のように厳粛に宣誓する」と規定されているからね。何もかもナチスのせいにするのは愚か 

馬鹿に騙されたなら恥ww


 歴代オリンピックのポスターの中に1924年のパリオリンピックのポスターがありますが、ここに描かれている選手達は問題のローマ式敬礼をしています。

KlahAcGKotqox_V1488985965_1488985987_20170622135208ccb.jpg 

 ベルリンオリンピックは1936年ですから、実にその12年も前からこのローマ式敬礼のポーズが選手宣誓のポーズとして定着していたことがわかります。

311
 
 それにしてもこの手の人間気持ち悪いですね。

 ヒトラーが悪い!! 
 ナチが悪い!!

 と言って敬礼や卍など、とにかくナチと似た物を攻撃していれば、ファシズムも戦争も虐殺も起きないと思っているのでしょうか?

 こんな事をしていたら正しい歴史を学べなくなって同じ失敗を繰り返すだけではありませんか?

317

 ナチが台頭したのは、1929年の世界恐慌の後のドイツ経済が余りに悲惨だったからです。

 第一次大戦敗戦直後、ドイツ経済はハイパーインフレに見舞われて破綻しました。

 しかし1923年にライヒスバンク委員長に任命されたホーレス・グリーリ・ヒャマル・シャハトは、レンテンマルクの発行で立て直し成長軌道に乗せました。

 けれども1929年、漸く立ち直ったばかりのドイツを今度は世界大恐慌が襲いました。

319

 シャハトは財政出動と金融緩和によってのドイツ経済の立て直しを進言しましたが、時のブリューリング内閣はこれを拒否しました。

 代わりに徹底した均衡財政主義を取り、ひたすら緊縮と増税を繰り返したのです。

 これによりドイツ経済はドンドン悪化して行きました。 そして遂に労働者の3分の1が失業し、中産階級でも家を喪ってテント生活に追い込まれる人が続出しました。

 彼等はホームレスになっても、規律正しく生活したのですが、そのような人々がテント生活でどれほど苦しんだかは想像に難くありません。

322

 その彼等が縋ったのが共産党とナチス党でした。

 だって既存の政党は結局、均衡財政しか頭にないのですから。
 不況下で均衡財政を貫くと言う事は、不況で税収が減れば税率を上げ、支出を減らし、益々不況を深刻化させると言う事にしかならないのです。
 
 このブリューリング内閣に絶望したシャハトは、ナチに協力します。 
 そして知人の銀行家達にナチへの政治資金提供を呼びかけました。

 一方ヒトラーは全面的にシャハトの経済政策を取り入れました。

333

 そこでナチが政権を取った時、シャハトは財務相とライヒスバンク総裁を兼任して、徹底的な財政出動と金融緩和を行います。

 そしてドイツ経済を見事に回復させたのです。(ナチスの知恵に学ぶ) 
 彼はこの成功で「財政の魔術師」とまで呼ばれました。

 失業者もテント生活者もいなくなったばかりか、それまでは労働者階級にとっては手の届かない贅沢だった自家用車や、豪華船の海外旅行、或いはリゾートホテルでの休暇などが可能になってきました。

 この当時世界中がナチス党の成果に驚嘆し、ヒトラーを礼賛したのです。
 
 ベルリンオリンピックが開かれたのもその最中でした。

 これでドイツ国民がヒトラーを支持しなければ嘘です。

335

 勿論、ナチが台頭し始めた時から、ナチに批判的な人々は多数いました。
 しかしその人達は、失業してテント生活に追い込まれていたわけではないのです。

 そこそこ預金のある人間であれば、GDPが半減するほどのデフレも、労働者の3分の1が失業するような不況も極めて快適です。 不動産や美術品は激安になり、使用人はタダ同然で雇え、二束三文で体を売る女性達が街に溢れているのですから。

 しかし妻子を抱えてテント生活を余儀なくされる人々が、こんな人々の言う民主主義の理想論なんかに構っていられるでしょうか?

336

 人間の忍耐力には限りがあるのです。 
 今日明日の生活が成り立たない時は、高邁な理想や、先々の不安なんかどうでも良いのです。

 そしてヒトラーは一気に、今日明日の生活を建て直し、未来への希望を与えてくれたのでした。

 だから人々はナチがユダヤ人を迫害しようが、焚書をようが、ヒトラーを支持したのです。

344
 
 しかしここで考えるのです。

 だったらもしブリューリング内閣が、当時のドイツの既存政党のどれかがシャハトの提言を入れて、シャハトに財政・金融を任せていれば、ナチなんかが出る幕はなかったのではないかと。

 シャハトは学歴も、生まれ育ちのエリート中のエリートで、しかもレンテンマルク発行で破滅的インフレを終息させたと言う大変な功績のある人物です。

 これほどの人なら、名門政党が財政・金融を任せても全く無問題でしょう?

 そしてシャハト自身はナチズムに傾倒していたわけでも、ヒトラーを尊敬したわけでもありませんでした。

 彼は唯、泥沼の不況で苦しみ続ける人々を救う事ができる財政金融政策を実施させてくれる政権を期待したのです。

347

 しかし結局当時の一般知識人からすれば、赤字国債を発行してドンドン財政出動をするなんて事は、絶対許せなかったのです。

 これはドイツだけではありません。 日本でもアメリカでもその他ヨーロッパ諸国も皆そうでした。

 だから政治家達は皆必死に均衡財政を守ろうとして、増税と支出削減を繰り返して、世界中の経済規模が縮小していき、全ての国々が大不況に苦しんだのです。

 そしてより経済が脆弱で、その為国民生活がより悲惨になった国々から、次々とファシズム政権が生まれる事になったのです。

357

 だったらナチスとファシズムの台頭を防ぐのに必要なのは、ヒトラー敬礼を禁止したり、卍を問題したりすることじゃないでしょう?

 それをやり続ければ、確かにナチを名乗る政党だけは出て来ないかもしれません。
 しかしナチと同質・同類だけれど、シンボルマークや敬礼の仕方を変えたファシズム政権が出てくるのは防げません。

 そして防がなければならないのは、ファシズムそのモノでしょう?

 だったらこんな事で馬鹿騒ぎする暇があったら、本当にナチを台頭させたのが何かを学ぶべきです。

 と、言うよりむしろこんな馬鹿騒ぎこそ禁止して、ナチに着いて学ぶべきことは学び、ナチの成功の理由を知り、それを二度とファシズム政党に利用させないようにしなければならないのです。

 ナチが成功した経済政策は、民主主義政権がやらなければならないのです。

359

 しかし現実のドイツも他のヨーロッパ諸国もその反対です。
 
 彼等はヒトラー敬礼や卍狩りには非常に熱心で、ナチの全てを必死に否定します。
 だから殆どの人々が、ナチが財政出動でドイツ経済を救った事について何も考えません。

 代わりにインフレの恐怖だけを刷り込まれて、ドイツは今も執拗な均衡財政主義を貫いています。
 そしてユーロ圏が出来てからは、それをギリシャやスペインなど他国にも強制しているのです。

 ギリシャやスペインなどの失業率は実に悲惨な状況なのに・・・・。

361

 こんな事をしていれば、またナチのような悪魔が湧いてくるでしょうに・・・・・。

 幾らナチを禁止しても、悪魔はまた同じ顔をして出てくるとは限らないのですから。

 それとも連中は「ナチでなければファシズムでも良いじゃないか?」と思っているのでしょうか?

 それともヒョッとして連中は、もう一度悪魔を呼び戻したいのでしょうか?
  1. ヨーロッパ
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コメント

なぜヒットラー政権ではないのか

不思議なのは第二次大戦時の枢軸国を語るときに、ドイツをナチスドイツと呼び、イタリアをファシズムイタリア或はムッソリーニのイタリアと呼び、日本をジャパンと呼ぶことです。そして、日本の新聞・TVでさえ、残虐な日本兵・軍と呼んだりしていますが、残虐なドイツ兵・軍とは呼びません。

言うまでもなく、ナチスは政党の名前であり、ナチスドイツという国家がこの地球上に存在した事実はありません。にも拘らず、欧米が、挙げてナチスドイツと呼ぶのは、そこに何らかの意図があるからだ、と考えることが大事なのではないかと思います。

一方、現在のドイツ国民にとって、ナチスドイツは免罪符であり、ユダヤ人を迫害した他の欧州諸国にとっては責任転嫁先に好都合な対象です。確かに、ドイツは国家を喪失し、戦後新生ドイツとして甦ったので、合理的判断ともいえますが、ヒットラー政権と呼ばないところに、当時のドイツ国民に贖罪感を植え付けておこうとする意図があるのかもしれません。
  1. 2017-06-23 13:46
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  3. chengguang #DibDBv7k
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誰も反省なんかしてないということです。

欧州じゃ結局右も左もきちんと歴史の反省なんかしてないということです。

臭いもの費は蓋をしてそれh見なかったことにすればいい。ナチスは悪なんだからそれと反対のことをやってりゃあいい。1960年代のドイツ人はもう少し気概があったと思うんですねえが…結局米英側がやった阿呆なプロパガンダが毒となってドイツは愚か、西欧社会全体に回ってしまった、というのが実態でしょう。

ケインズなどはナチスの経済政策を最高に評価しおんなじことを英国もやるべきだと公言しました。経済というものは基本政治主義の立場を超えて存在するものですから本来はもっとまともな評価は可能なはずです。現にシャハト氏は戦後も長く活動しました。

小生などは1939年までならばヒトラー氏は欧州最高の政治家だった、と常々思ってます。1930年代のソ連邦の実態を世界が知ってたらどうなったでしょうか。ナチスの犯罪はもはや「政治的に」疑ってはいけない真実らしいのですが東西冷戦が終わっても状況は変わりませんでした。

人権なんたらというものを政治の手段視し続ける限りは駄目でしょう。そして世の中は少数者の人権オンパレードです。これはその殆どが主観的なものでしかありません。こんな事やり続けてテロリズムに勝てるんでしょうか。

時々今ヒトラー氏がいたならテロリズムにどういう手段を取ったかと思うことがあります。おそらくはテロリストの徹底した分離でしょうか。そしてその次にテロリストたちの内部抗争を勃発させ、自滅するのを待つでしょう。
ソ連邦の大粛清は基本連中の自滅ですが、ドイツがかなりそれを引き起こしたはずだというのが小生の見方です。

ロシア人=共産主義者じゃないのと同じようにムスリム=テロリストではありません。
しかし戦前多くの共産主義者が西欧諸国に蔓延り多くの害悪をなしました。

これとの相似形はどう考えたらいいのか、結局、やはり連中が自壊するのを待つしか無いでしょう。西欧社会はソ連邦の支援などという馬鹿をやり40年以上の冷戦をやりました。これと同じ轍を踏むのでしょうか。
  1. 2017-06-23 20:33
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  3. kazk #cPv2SIBE
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歴史修正主義

ナチスを評価する言論は徹底的に非難される一方で、ナチスを実態以上に悪く描くことは、全く問題にされないんですよね。そういうのも「歴史修正主義」だと思うんですが。

私は最近まで「ナチスは人間の脂から石鹸を作っていた」という話は事実だと思っていました。
カンヌ映画祭でグランプリを受賞した「ライフ・イズ・ビューティフル」というイタリア映画の中に、ユダヤ人の子供が「僕たち石鹸にされちゃうんだ。」と言って泣くシーンがあるので、この映画を見てからずっと信じていたんですね。

ライフ・イズ・ビューティフル - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%AB

人間石鹸 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E7%9F%B3%E9%B9%B8

考えてみればイタリアって枢軸国側だし、なにシレっとナチスの被害者に成りすましてるんだよ!ですね。「いかにも」な政治宣伝だけがプロパガンダではないという事ですね。

思えば戦前のドイツって、日本以上に悪者にされてるんですよね。それだけじゃなくて、日本でも欧米でも、フィクションの作品に出てくる「悪の組織」の多くは、ナチスのイメージで描かれているし、「ナチス=絶対悪」という刷り込みは、かなり広く行われていますね。
ナチスなら、いくら叩いても文句を言われることはないから、よけいに叩きやすいんでしょう。
  1. 2017-06-23 21:14
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
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Re: なぜヒットラー政権ではないのか

> 不思議なのは第二次大戦時の枢軸国を語るときに、ドイツをナチスドイツと呼び、イタリアをファシズムイタリア或はムッソリーニのイタリアと呼び、日本をジャパンと呼ぶことです。そして、日本の新聞・TVでさえ、残虐な日本兵・軍と呼んだりしていますが、残虐なドイツ兵・軍とは呼びません。
>
> 言うまでもなく、ナチスは政党の名前であり、ナチスドイツという国家がこの地球上に存在した事実はありません。にも拘らず、欧米が、挙げてナチスドイツと呼ぶのは、そこに何らかの意図があるからだ、と考えることが大事なのではないかと思います。
>
> 一方、現在のドイツ国民にとって、ナチスドイツは免罪符であり、ユダヤ人を迫害した他の欧州諸国にとっては責任転嫁先に好都合な対象です。確かに、ドイツは国家を喪失し、戦後新生ドイツとして甦ったので、合理的判断ともいえますが、ヒットラー政権と呼ばないところに、当時のドイツ国民に贖罪感を植え付けておこうとする意図があるのかもしれません。

 つまり「ナチ」はドイツの戦争責任を背負う形代にされたのです。

 第二次大戦の終結がそのまま冷戦の開始になってしまい、ドイツから賠償も領土も取れなくなった連合国側と、賠償や領土を喪いたくないドイツ側の利害が一致して、全ての罪をナチスに着せる事で、第二次大戦の戦後処理を終わらせたのです。

 東京裁判も同じです。
 
 http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-5736.html

 その結果、ナチスが悪魔化されたのです。 しかし現実にはもう存在しない悪魔なので無問題と言うのが政治としての認識でしょう。
  1. 2017-06-24 11:45
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: 歴史修正主義

> ナチスを評価する言論は徹底的に非難される一方で、ナチスを実態以上に悪く描くことは、全く問題にされないんですよね。そういうのも「歴史修正主義」だと思うんですが。

 全くその通りです。
 
 と言うか歴史って本来研究が進めばそれによって「修正」するべき物じゃないですか? それを悪とするのは、学問の自由に反する話しで、そんな歴史は本来の歴史学ではなくプロパガンダなのです。
>
> 私は最近まで「ナチスは人間の脂から石鹸を作っていた」という話は事実だと思っていました。
> カンヌ映画祭でグランプリを受賞した「ライフ・イズ・ビューティフル」というイタリア映画の中に、ユダヤ人の子供が「僕たち石鹸にされちゃうんだ。」と言って泣くシーンがあるので、この映画を見てからずっと信じていたんですね。
>
> ライフ・イズ・ビューティフル - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%AB
>
> 人間石鹸 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E7%9F%B3%E9%B9%B8
>
> 考えてみればイタリアって枢軸国側だし、なにシレっとナチスの被害者に成りすましてるんだよ!ですね。「いかにも」な政治宣伝だけがプロパガンダではないという事ですね。

 この辺りのイタリアのご都合主義は呆れます。 ある意味上手く立ち回ったとは言えるのですが、しかしそれ故誰からも尊敬されなくなってしまったのです。
>
> 思えば戦前のドイツって、日本以上に悪者にされてるんですよね。それだけじゃなくて、日本でも欧米でも、フィクションの作品に出てくる「悪の組織」の多くは、ナチスのイメージで描かれているし、「ナチス=絶対悪」という刷り込みは、かなり広く行われていますね。
> ナチスなら、いくら叩いても文句を言われることはないから、よけいに叩きやすいんでしょう。

 これは第二次大戦の戦後処理の問題だったと思います。

 http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-5736.html

 東京裁判もニュルンベルグ裁判も同じです。

 そして一旦悪役を決めると何かと便利なのです。 因みにナチ以前の欧米の悪役は、ボルジア家でした。
  1. 2017-06-24 12:29
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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下情に通じたナチス

では「金融の魔術師」と呼ばれたシャハトに経済財政政策の全てを任せるだけの胆力を持った政党や政治勢力があったかといえば、実際には0でした。

それはヒットラーのみがなし得たというか、ヒットラー自身がその分野が苦手科目であったことで、誰かに委る他はなかったことと、しかもヒットラーの圧倒的な権威を背にしてシャハトが専権を振るえたことが大きかったと思います。


経済的な理由から結婚を躊躇っている若いカップルに対しては政府が結婚資金を貸し付けてやり、ただし子供を生めば貸付金は償却されて行き、4人生めば借金がタダになるなど、なんとまあ人間心理に精通していることか。しかも雇用政策では一家の主の雇用を最優先するなど、少子化対策の鏡のような施策を実施していますね。

仰る通り、シャハトはエリート中のエリートですが、その彼に対するナチス党の政策のボトムアップも有効に機能していたのではないかと考えます。これはヒットラー自身が庶民の出で、下情によく通じていたこととも関係があるのではないでしょうか。例えばヒットラーの時代になるとドイツ国防軍は兵卒の端にいたるまで全員皮のブーツを履かせます。一兵卒として第一次大戦に従軍したヒットラーにとってゲートル巻きの兵装がいかにカッコ悪く屈辱的だと思っていたかを伺わせますが、その辺からもナチスはエリートでない、庶民目線に立った政党なのだと思いますね。

豪華客席による海外旅行もまず労働者に毎月の積み立て=貯金を奨励することによってインフレを防ぐ効果もあったとか、一石二鳥、四方に目端の効くシャハトならではのものです。


「前畑ガンバレ」で有名な水泳の前畑選手がオリンピックでベルリンのホテルに泊まった時、先行して送った荷物が行方不明になっていたそうです。日本選手からのクレームを聞いたホテルの荷物係りの叔父さんが答えて曰く、「ドイツにおいて外国選手団の荷物が行方不明になるなどあり得ないことだ。荷物は必ず数時間以内にお届けする」それを「総統にかけて誓う!」と啖呵を切ったそうです。果たして荷物は約束通り届けられたと。

ホテルのしがない荷物係りのオジさんですらドイツ魂を持っていた時代のベルリンの光景を前畑さんが懐かしげに語っておられました。信なくば立たず、シャハトを用いたヒットラーの栄光の瞬間でもありますね。

本当にヒットラーはベルリンオリンピックの次の年あたりに暗殺されるか、病死していたらドイツ中興の祖と呼ばれていたでしょうに。規律正しい働き者のドイツの健全な庶民のためにもしごく残念なことでした。
  1. 2017-06-24 12:36
  2. URL
  3. レッドバロン #-
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Re: 下情に通じたナチス

> では「金融の魔術師」と呼ばれたシャハトに経済財政政策の全てを任せるだけの胆力を持った政党や政治勢力があったかといえば、実際には0でした。
>
> それはヒットラーのみがなし得たというか、ヒットラー自身がその分野が苦手科目であったことで、誰かに委る他はなかったことと、しかもヒットラーの圧倒的な権威を背にしてシャハトが専権を振るえたことが大きかったと思います。
>
>
> 経済的な理由から結婚を躊躇っている若いカップルに対しては政府が結婚資金を貸し付けてやり、ただし子供を生めば貸付金は償却されて行き、4人生めば借金がタダになるなど、なんとまあ人間心理に精通していることか。しかも雇用政策では一家の主の雇用を最優先するなど、少子化対策の鏡のような施策を実施していますね。

 これは現在の日本でも実施して欲しいですね。

 若い夫婦に住宅ローンを低金利で貸し付け、子供が生まれる度に返済額を減額して行き、4人目が生まれた所でゼロにする。

 こういうのをやれば少子化対策として凄く有効だと思うのですけどね。 唯お金を与えるのではなく、夫婦が自助努力をする事を前提にそれを励ますと言うのが理想的です。
>
> 仰る通り、シャハトはエリート中のエリートですが、その彼に対するナチス党の政策のボトムアップも有効に機能していたのではないかと考えます。これはヒットラー自身が庶民の出で、下情によく通じていたこととも関係があるのではないでしょうか。例えばヒットラーの時代になるとドイツ国防軍は兵卒の端にいたるまで全員皮のブーツを履かせます。一兵卒として第一次大戦に従軍したヒットラーにとってゲートル巻きの兵装がいかにカッコ悪く屈辱的だと思っていたかを伺わせますが、その辺からもナチスはエリートでない、庶民目線に立った政党なのだと思いますね。
>
> 豪華客席による海外旅行もまず労働者に毎月の積み立て=貯金を奨励することによってインフレを防ぐ効果もあったとか、一石二鳥、四方に目端の効くシャハトならではのものです。

 ワタシがナチの経済政策を知ったのはレッドバロンさんのおかげですが、本当に見事な政策です。
>
> 「前畑ガンバレ」で有名な水泳の前畑選手がオリンピックでベルリンのホテルに泊まった時、先行して送った荷物が行方不明になっていたそうです。日本選手からのクレームを聞いたホテルの荷物係りの叔父さんが答えて曰く、「ドイツにおいて外国選手団の荷物が行方不明になるなどあり得ないことだ。荷物は必ず数時間以内にお届けする」それを「総統にかけて誓う!」と啖呵を切ったそうです。果たして荷物は約束通り届けられたと。
>
> ホテルのしがない荷物係りのオジさんですらドイツ魂を持っていた時代のベルリンの光景を前畑さんが懐かしげに語っておられました。信なくば立たず、シャハトを用いたヒットラーの栄光の瞬間でもありますね。
>
> 本当にヒットラーはベルリンオリンピックの次の年あたりに暗殺されるか、病死していたらドイツ中興の祖と呼ばれていたでしょうに。規律正しい働き者のドイツの健全な庶民のためにもしごく残念なことでした。

 これは全くその通りです。 ここでヒトラーが死んでいれば、本当に救国の英雄として歴史に残ったでしょう。
  1. 2017-06-24 12:45
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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戦後、西ドイツはナチスの元親衛隊在籍者は犯罪に関与していない下っ端の事務員まで、公職に就けなくしたり、大学入学を禁止したりしましたが、一方でナチス関係者の殆どを社会復帰させました。ナチス関係者を全て追放したら、国家運営が不可能になるので、元親衛隊員に冷や飯を食わせることで、対外的に取り繕ったのでしょう。どうせ他の国もユダヤ人に関しては、何も言えないと高をくくっていたとの計算も働いていたと思います。
こうした表面的、偽善的な非ナチ化は、本当の意味でナチス発生の仕組みから目をそらす結果しかもたらさないと思います。
ヒトラーを単に狂人として扱っても、「それなら、なぜドイツ人は、狂人であるはずのヒトラーを英雄扱いしたのか?」との疑問に対して、明確な説明ができなくなるのです。
ユダヤ人迫害といっても最初は口先だけでしたし、それから嫌がらせ、次第に過激な方向に進んでいきましたが、嫌がらせの段階で止まっていれば、狂人扱いは受けなかったはずです。
リチャード三世や皇帝ネロ、吸血鬼ドラキュラのモデルになったブラド公など、研究が進み、実像が異なっていたこと常識になりつつあります。そろそろ、冷静な目でヒトラーやナチスについて評価してもいいころだと思うのですが、表面的な非ナチ化によってドイツ人の「自分達は非ナチ化に成功した」との思い込みを強化した現状では難しいと思います。
  1. 2017-06-25 13:11
  2. URL
  3. 名無しの権兵衛 #Twc125wM
  4. 編集

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